JPH033187A - ブロッホラインメモリデバイス - Google Patents

ブロッホラインメモリデバイス

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Publication number
JPH033187A
JPH033187A JP1138372A JP13837289A JPH033187A JP H033187 A JPH033187 A JP H033187A JP 1138372 A JP1138372 A JP 1138372A JP 13837289 A JP13837289 A JP 13837289A JP H033187 A JPH033187 A JP H033187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
domain
pattern
bloch line
magnetic domain
Prior art date
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Pending
Application number
JP1138372A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Tokita
才明 鴇田
Motoharu Tanaka
元治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH033187A publication Critical patent/JPH033187A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はブロッホラインメモリデバイスに関し、詳しく
は、垂直ブロッホライン対(ビット)の安定化並びに転
送用ポテンシャルウェルの形成を容易に行なわしめるよ
うにしたブロッホラインメモリデバイスに関する。
〔従来技術〕
高密度記憶素子の開発に伴なって、ブロッホラインメモ
リデバイスが記憶容量の膨大さ及び不揮発性であること
から近時注目されている。
ブロッホラインメモリデバイスは、情報記憶部をバブル
ドメインを細長く伸ばしたストライプドメイン周辺磁壁
で構成し、その中に、安定に存在する垂直ブロッホライ
ン対(VBL対)の有無の形で情報を記録させるという
ものである。このブロッホラインメモリデバイスは基本
的には(i)書込み部、(ii)記録転送部、(iii
)読出し部の三要素から成立っている。
ところで記録情報(ブロッホライン)の転送はストライ
プドメイン磁壁土のVBL (ブロッホライン)対を安
定に保持し、かつ、そのVBL対の1ビツトずつを完全
転送できるようにすることが不可欠である。この転送時
の代表的なビットの安定化及び転送の方式としては次の
2つが知られている。即ち、(a)パルスバイアス磁界
を印加する方式及び(b)導体電流による電流磁界を利
用する方式(特開昭61−198498号公報)である
(a)はビット転送を磁気モーメントのジャイロ力を利
用するものであって、(a−1)高保磁力面内磁化膜を
利用する方式(T、5uzuki at、 al、;I
EEE TRAN、 MAGN、、 MAG−22,5
,7841986)、(a−2)イオン注入技術を用い
る方式(Y、 Hidaka; IEEE TRAN、
 MAGN、、 MAG−20,5,11351984
)などが提案されている。前者(a−1)はCoCrな
どの高保磁力面内磁化膜をストライプドメインと垂直に
格子状に配列させ、この面内磁化膜から発生する漏洩磁
界によってVBL対を安定化させる方式であり、後者(
a−2)はストライプドメインと垂直にやはり格子状に
イオン注入を行い、格子を膨らませ、注入・非注入領域
の境界を境として逆歪効果を利用し面内異方性磁界をス
トライプドメイン磁壁に沿って周期的に変化させるもの
である。ここではビット周期に対応したイオン注入領域
と非イオン注入領域とでは磁気異方性を90度異なるよ
うに工夫されている。一方、(b)のビット安定化方式
は細線バタン(コンダクタ)を金合金などの良導体膜で
作り、導体電流磁界を利用するものである。
第4図はブロッホラインメモリの主要部の上方から見た
概略を示している0図中、1はビット(VBL対)安定
化用バタン、2はストライプ状磁区(マイナーループ)
、7はゲート、 8は記録再生部(メジャーライン)で
ある。
第5図は前記(a−1)のストライプドメイン安定化法
を採用したデバイスを横方向から見た図であって、ビッ
ト安定化用パタン1をなす高保磁力膜の磁化は同一方向
に揃えられている。この例にあっては、ストライプドメ
イン磁壁部上の位置rX」に対する磁壁内磁化(プラス
X方向)と漏洩磁界との間のポテンシャルエネルギーE
 (E=○のところがVBL安定部に相当する)の関係
は第6図のように表わされる。
第7図は前記(b)のストライプドメイン安定化法を採
用したデバイスを横方向から見た図であって、コンダク
タ(バターニングにより、形成された導体)6に電流を
流し、それによって生じる電流磁界を利用してビット安
定化を図っている。図中、Φと0とは電流の印加方向を
表わしている。この例にあってのストライプドメイン磁
壁部上の位置rXJに対する磁壁内磁化(プラスX方向
)と漏洩磁界との間のポテンシャルエネルギーEの関係
は第8図のようになる。
しかし前記(a)の磁界駆動方式では、ビット(VBL
対)安定化用バタン1の形状のバラツキに基づくポテン
シャルの不均一性、又はビット(VBL対)安定化用バ
タン1の磁化が同一方向であるために生じるポテンシャ
ルの非対称性などの原因からビットを安定に転送するこ
とが難しいといった欠点を有している。また前記(b)
の電流駆動方式では、電流値を調節することによってポ
テンシャルウェルの深さを制御できると共に、電流印加
方向を一本おきに反転させて対称性のよいポテンシャル
分布を得ることの利点はあるが、この方式は高密度化、
低消費電力化という点で不利がある。
第5図及び第7図において、3は基板、4は磁性膜であ
って、ここではストライプ状磁区(マイナーループ)が
形成されるようになっており、また5は非磁性膜(絶縁
膜)をそれぞれ表わしている。なお、これら第5図及び
第7図のデバイスにおいても、バタン化されていない磁
性膜上に非磁性膜を介してストライプドメインを安定化
させるためのパタン状高磁力膜を設けるなどしてストラ
イプ状磁区を安定化させることも行なわれている。
〔目  的〕 本発明はストライプドメインの安定化及びビットの転送
をストライプ磁区直線部に沿った位置に形成されたスト
ライプ状磁区安定化用パターンのエッヂ部を利用し面内
回転磁界を印加することにより行ない、同時に、ポテン
シャルの不均一性を低減せしめるようにしたブロッホラ
インメモリデバイスを提供するものである。
〔構  成〕
本発明は垂直ブロッホライン対を記憶単位として用いる
ブロッホラインメモリデバイスにおいて、垂直ブロッホ
ライン対を含む磁壁によって周囲が囲まれたストライプ
磁区を安定に保持するストライプ状磁区安定化用バタン
かストライプ状磁区の直線部に沿った部分で周期的な形
状の変化をなして形成されており、磁性膜に平行な面内
回転磁界が印加されると前記バタンの周期的形状をなす
エッヂに沿った部分に磁極が発生し、その磁極と磁壁内
磁化との磁気的相互作用により垂直ブロッホライン対が
安定輸送されるようになっていることを特徴としている
本発明者らはストライプ磁区(マイナーループ)安定化
のために形成されるストライプ磁区安矩化用パタンをス
トライプ磁区直線部に沿ったところで一定の周期的形状
変化をなすように形成せしめ、且つ磁性膜に対して膜面
に平行な磁界(Hin)を一回転させるように印加せし
めることにより、磁極にバタンエッヂ部に沿って一周期
分移動させることができることを確めた。
本発明はこれに基づいてなされたものである。
以下に、本発明を添付の図面に従がいながら更に詳細に
説明する。
第1図はストライプ状磁区2の安定化のために形成され
るストライプ磁区安定化用バタン2゜の形状がストライ
プ状磁区直線部に沿った位置(20a)で周期的な形状
変化をなすように構成されていることを表わしている。
バタン形成はバタン部をグルービングするか、或いはバ
タン部にイオン注入を行なう等の手段が適している。イ
オン注入方式における注入イオンとしてはHo、He、
Ne”などが有効に用いられ、例えばH4を用いた場合
であれば、その注入量はlXl0”/j以上とするのが
望ましい。
このようにして周期的な形状の変化がバタンエッヂ20
8になされている磁性膜に対して膜面に平行な磁界(H
in)が印加される。BLM(ブロッホラインメモリデ
バイス)用の磁性膜は、通常、膜面に垂直方向に磁化容
易軸を有しておりHinによって誘起される面内方向の
磁化成分は非常に小さいが、異方性定数Kuが数千er
g/cC程度である為に膜のエッヂ20aなどではこの
方向に磁化され易くなっている(第2図)。
第2図(a) (b) (c)及び(d)に見られる円
内の矢印は、膜面に平行な面内回転磁界(Hin)の印
加方向を表わしている。また図中の+、−は前記磁界H
inの印加によって磁性膜に誘起される磁極の分布を示
したものである。第2図がら判るとおり、膜面に平行な
磁界(Hin)の印加方向を一回転させるようにすると
、磁極はバタンエッヂ部に沿って一周期分移動すること
になる。
今、このバタンの下部に安定化しているストライプ状磁
区2の磁壁21の内部磁化(磁壁部に矢印で示される)
の様子について考察する。磁壁21内にVBL対22が
存在する時、磁壁内磁化は前述したバタンエッヂ部の磁
極との磁気的相互作用により第3図に示すように、両者
の異なった極性が近接する位置にVBL対は安定化され
、ここがボランシャルウエルとなる。さらに面内磁界が
回転することによりバタンエッヂ部の磁極が順次移動し
、それに伴なってVBL対が転送されることになる。
実際に本発明デバイスを作るには、適当な基板(石英、
ガラス、硬質プラスチックス、GGGなど)上にまずガ
ーネット磁性膜をLPE法、スパッタ法などにより0.
1〜5μm厚に成膜する。
ガーネット磁性膜には(YSFaLuCa)、(FeG
e)s○18、(Y S mTm)、 (F eG e
)s O12などが用いられる。
この磁性膜(単結晶膜)上にレジストを塗布した後、密
着露光技術によりストライプ安定化用バタン部のレジス
トを除去する。バタン幅は磁性膜の磁気特性により決定
される磁気バブル径dと同程度d値とし、またエッヂ部
は周期の2d以上のサインカーブ状とする。
続いて、このバタン部の磁性膜を加熱したすン酸溶液(
約150℃)で除去する。
このようにして作成されたデバイスは、ストライプドメ
インに対して垂直ビット転送の周期に対応するようにパ
タンエッヂが形成されたものとなっている。
従って、本発明デバイスによれば、VBL対(記憶信号
)の安定化及びその転送は、゛面内回転磁界を磁性膜に
対して印加することでストライプ安定化用パタンに生じ
る磁極とストライプ状磁区周辺の磁壁内磁化との磁気的
相互作用によって安定に行なわれる。
本発明においても第4図に見られるように。
マイナーループとしてのストライプドメイン2が平行に
並べられ、このストライプドメイン2の端部にゲート7
を介して記録再生部(メジャーライン)8が接続されて
いる。
〔効  果〕
本発明デバイスによれば、ビット固定用パタンを形成さ
せることなくブロッホライン対安定化のためのポテンシ
ャルウェルが容易に形成されているため、確実なブロッ
ホライン対の駆動が行なわれ情報記憶がなされる。更に
、本発明デバイスによれば、ポテンシャル分布にバラツ
キが殆んどないため、ビット安定化にも適している。
【図面の簡単な説明】
第1図はブロッホラインメモリデバイスの記憶部の概略
説明図である。 第2図及び第3図は本発明デバイスにポテンシャルウェ
ルが形成されていることを説明するための図である。 第4図、第5図、第6図、第7図及び第8図は従来のブ
ロッホラインメモリデバイスを説明するための図である
。 2・・・ストライプ状磁区 20・・・ストライプ磁区安定用パタン(20a・・・
パタンエッヂ) 21・・・ストライプ磁区2の磁壁 22・・・VBL対 馬1図 ′W54図 馬2図 帛3図 馬5図 篤6図 苓7図 鴬8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)垂直ブロッホライン対を記憶単位として用いるブロ
    ッホラインメモリデバイスにおいて、垂直ブロッホライ
    ン対を含む磁壁によって周囲が囲まれたストライプ磁区
    を安定に保持するストライプ状磁区安定化用パタンがス
    トライプ状磁区の直線部に沿った部分で周期的な形状の
    変化をなして形成されており、磁性膜に平行な面内回転
    磁界が印加されると前記パタンの周期的形状をなすエッ
    ヂに沿った部分に磁極が発生し、その磁極と磁壁内磁化
    との磁気的相互作用により垂直ブロッホライン対が安定
    輸送されるようになっていることを特徴とするブロッホ
    ラインメモリデバイス。
JP1138372A 1989-05-31 1989-05-31 ブロッホラインメモリデバイス Pending JPH033187A (ja)

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