JPH0331814A - 干渉型光スイッチ - Google Patents

干渉型光スイッチ

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JPH0331814A
JPH0331814A JP16737689A JP16737689A JPH0331814A JP H0331814 A JPH0331814 A JP H0331814A JP 16737689 A JP16737689 A JP 16737689A JP 16737689 A JP16737689 A JP 16737689A JP H0331814 A JPH0331814 A JP H0331814A
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JP
Japan
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optical waveguide
layer
optical switch
optical
interference type
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Pending
Application number
JP16737689A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Watanabe
和昭 渡辺
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光集積回路あるいは光電子集積回路等の構成
要素として用いられる化合物半導体光導波路に関する。
[従来の技術] 従来の干渉型光スイッチの例を第5図に示す。
GaAs基板(21)11こAlGaAsよりなる下側
クラッド層(22)、高純度GaAsよりなる光導波路
層(23)が順次積層されており、G+1As層の途中
までリッジ状にエツチングを行うことにより光導波路が
形成されている。スイッチングは、光導波路層に直接蒸
着したシーJ7ト半一電極に電圧を印加することによっ
て行う。すなわち、それぞれの電極に異なる電圧を印加
することによって、電極直下の光導波路層の屈折率を個
々に変化させる。この結果、2本に導波路に分かれて導
波されていた光の位相は合流部分でずれ、干渉しあうた
めにスイッチングを行うことができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前述の従来技術の干渉型光スイッチは、m−v
族化合物半導体であるGaAsにより光導波路層が形成
されているため、GaAsのエネルギーギャップに近い
か、あるいはそれより大きい光子エネルギーを有する光
を導波しようとすると吸収損失が大きくなり、伝搬効率
の低下が避けられなかった。
また従来技術では、ダブルへテロ構造をエピタキシャル
成長後、エツチングにより光導波路を形成しているため
、エツチングによる表面やリブ側面の荒れを避けること
ができず、散乱損失による伝搬効率の低下を招いていた
。しかも長い工程を経て光スィッチが形成されるため、
最終的な歩留りは低かった。
そこで本発明はこの様な課題を解決するもので、その目
的とするところは伝搬効率の高い干渉型光スイッチを、
簡略なプロセスで歩留りよく製造するところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の干渉型光スイッチは、1本の光導波路が一部分
で2本に分かれており、分かれている部分の光導波路上
に個々の光導波路層にそれぞれ異なる電圧を印加するこ
とが可能な電極が設けられている干渉型光スイッチにお
いて、該光導波路は基板上に少なくとも■−■族化合物
半導体よりなるクラッド層と、該クラッド層よりも屈折
率が大なるII−VI族化合物半導体よりなる光導波層
を有し、上記各層のうち少なくとも1層は選択エピタキ
シャル成長したことを特徴とする。
[実 施 例] 第1図は、本発明の実施例における干渉型光スイッチの
上面図、及び断面図である。
11はGaAs基板、12はZnSよりなる下側クラ・
ノド層、13はZn5eよりなる光導波路層、14はZ
nSよりなる上側クラッド層である。
Z n S e%Z n Sの屈折率はそれぞれ 2.
34.2.31で、接合に垂直方向にはこの大きな屈折
率段差により有効に光が閉じ込められる。また接合に平
行方向には、屈折率が 2.34の光導波路層を屈折率
 1.4の8102ではさんだ構造になっており、光の
導波路層内への閉じ込めは十分に行われている。15.
16はショットキー電極で、個々の光導波路層に異なる
電圧を印加することによって導波路層の実効屈折率をそ
れぞれ変化させ、合流部分における導波光の位相を上側
の導波路と下側の導波路でずらし、光波のスイッチング
を行う。
本発明の干渉型光スイッチの動作を、第2図を用いて説
明する。ここでは、上側の光導波路層には電圧を印加せ
ず、下側の光導波路層に加える電圧のみを変化させた場
合について説明を行う。第2図(a)は、下側の電極に
も電圧を印加しなかった場合である。2本の光導波路の
導波路層の実効屈折率n1、n2は同じであり、光スィ
ッチの左側から位相の揃った単色光が入射した場合、右
側からは入射光と同じ強度の出射光が得られる。ところ
が、第2図(b)に示すように下側のショットキー電極
に電圧を印加すると、電気光学効果によって電圧印準部
分の実効屈折率が小さくなり、nI>n2となる。この
結果、光スィッチの左側から位相の揃った単色光が入射
した場合、2本の導波路の合流部分においてそれぞれの
光導波路を導波されてきた光波の位相がずれ、双方の光
は干渉しあう。位相のずれがλ/2(λは導波光の波長
)となったとき、左側の導波路から出射する光の強度は
Oとなる。位相のずれがλ/2でない場合でも、出射す
る光の強度は入射光の強度よりも弱くなる。
次に本発明の干渉型光スイッチの製造工程を第3図(a
)〜(c)を用いて説明する。
まず′S GaAs基板(11)を準備し、モノシラン
(S I Ha )を原料とする熱CVD法によって8
102膜を基板上に蒸着する。次いでフォトリソグラフ
ィー工程により光導波路を作成する部分の5I02膜を
除去し、選択成長のためのマスクを形成する。 (第3
図(a)) さらに、上記5102をマスクとして下側クラッド層〈
12)、光導波路層(13)上側クラッド層(14)を
順次エピタキシャル成長する。各層の膜厚は、それぞれ
 1.5μm、1.0μm、0゜3μmとする。原料は
亜鉛ソースとしてジメチル亜鉛(DMZn)、硫黄ソー
スとしてジメチル硫黄(DMS)、セレンソースとして
ジメチルセレン(DMS e)の各有機金属化合物を用
い、有機金属化学気相成長(MOCV D)法により成
長を行う。Zn5eとZnSのへテロ接合は、DMZn
を流したまま、DMSとDMSeの各ガスラインのバル
ブの切り替えを行うことにより形成する。
成長条件は成長圧力 100torr以下、成長温度が
、400℃以上700°C以下、■族原籾と■族原料の
原料供給比が6以下とする。上記の方法により選択成長
を行うと、SiO2膜がマスクとなり、マスク上には何
も付着することなく、マスクのない部分にのみ選択的に
■−■族化合物半導体がエピタキシャル成長する。以上
の様にしてダブルへテロ構造光導波路を選択成長した後
、マスクのSiO2膜を除去し、電圧印加用の電極を仏
前すると、It−VI族化合物半導体よりなる干渉型光
スイッチが完成する。
なお、光導波路層、クラッド層の組合せとして、Zn5
e−ZnS系のみでなく、下の表1の様な絹合せも可能
である。光導波路のエピタキシャル成長は、該当元素の
有機金属化合物を用いたMOCVD法による。
表1 また本実施例では、原料の有機金属化合物として、DM
Z n等のメチル誘導体を用いて説明を行ったが、ジエ
チル亜鉛(DEZn)等のエチル誘導体や、その他のア
ルキル金属化合物の利用も可能である。選択成長のため
のマスクも、5i02に限らず、81gNa等の絶縁膜
が使用可能である。
各層の膜厚としては、本実施例の説明では下側クラッド
層、光導波路層、上側クラッド層、それぞれ 1.5μ
m、  1.0μm、0.3μmとしたが、必ずしも上
記膜厚である必要はなく、下側クラッド層が 1.0μ
以上、光導波路層が 1.5μm以下、上側クラッド層
が0.3μm以下であれば光波は有効に光導波路に閉じ
込められると同時に、高い消光比でスイッチングを行う
ことができる。
なお実施例の説明では下側クラッド層、光導波路層、上
側クラッド層よりなるダブルへテロ構造を有し、かつ界
面に平行方向には光導波路層を5i02ではさむことに
より屈折率段差を得る第4図(a)のような構造の干渉
型光スイッチを用いて説明を行ったが、この他にも第4
図に示す様な構造の導波路構造によっても本発明の干渉
型光スイッチは実現できる。
(b)は上側クラッド層を省略したものである。
(a)の構造の場合、上側クラッド層はクラッド層内で
の電圧降下を最小限に抑えるため、下側クラッド層に比
べ膜厚を薄く設定している。光導波路層に電圧を印加す
る場合、電極は少しでも光導波路層に近い方が効率よく
電圧を印加することができる。第4図(b)の様に、上
側クラッド層を省略すると光導波路層に大きな電圧を印
加すること可能になる。 (C)は光導波路層の側面を
ZnSによって埋め込んだもので、導波路層の側面を5
I02ではさんでいる場合に比べ、工程数は増えるもの
の導波光の1次モードがカットオフとなる導波路幅が大
きくなり、プロセス上のマージンが大きくなる。
本発明の干渉型光スイッチは、光導波路層が大きなエネ
ルギーギャップを有する■−■族化合物半導体により形
成されている。従って従来からあるm−v族化合物半導
体よりなる光導波路よりも導波中の吸収損失が小さく抑
えられる。また導波路構造のエピタキシャル成長後は、
マスクのS+02を除去するだけなので、エツチングあ
るいは拡散等により生じる導波路領域の表面荒れ、膜質
の低下を防ぐことができ、このことは散乱損失の減少に
大きく貢献する。
また、本発明の干渉型光スイッチは、スイッチングを行
う光波の波長によりスイッチング条件が異なる。すなわ
ち、電圧印加により変化した光導波路層の実効屈折率の
値と、屈折率が変化した部分の光導波路層の長さにより
、出射光の強度が決定される。この特徴を利用すると、
波長の異なる2種類以上の光波を同時に導波した場合、
光導波路層に印加する電圧の値を制御することによって
その内のある波長の光波のみを取り出し、選択的にスイ
ッチングすることができる。これは、スイッチングの条
件が導波光のモードには関係しない反射型光スイッチに
はない特徴である。
〔発明の効果] 本発明の干渉型光スイッチは以下のような効果を有する
(])光導波路がエネルギーギャップの大きな■−■族
化合物半導体により形成されるでいるため、導波光の短
波長化が可能となる。またII−VI族化合物半導体の
有するワイド・バンドギャップゆえに、従来と同じ波長
領域の光(1μm帯)を導波した場合でも、光導波路に
おける吸収損失は従来に比べ大幅に低く抑えることがで
きる。本発明の干渉型光スイッチは、600nmという
短波長の光波に対しても極めて低い伝搬損失でスイッチ
ングすることができる。
(2)光導波路を選択成長により形成するので、成長後
エツチング、あるいは拡散等の工程を行う必要がなく、
このことは後工程による膜質の低下、あるいは表面荒れ
を未然に防ぐことができる。特に、導波路府側面はエツ
チングによって形成する場合に比べ平坦な面を得ること
ができ、導波光の散乱損失を小さく抑えることが可能で
ある。
(3)MOCVD法を光導波路の成長手段として用いる
ため、膜厚の制御性、再現性に優れている。
また他の成長方法と比べてウェハの大面積化が可能であ
り、量産化に適している。
(4)本発明の干渉型光スイッチは、スイッチングの際
、導波光のモードによってスイッチングの条件が異なる
。波長の異なる光波を同時に導波した場合、ショットキ
ー電極に印加する電圧を調整することにより、特定の波
長の光波のみをスイッチングすることができる。
(5)工程が極めて簡単かつ短いので、歩留りが向上す
る。特に半導体レーザ等、他のデバイスと同一基板上に
モノリシックアレイとして集積する場合、簡略なプロセ
ス、高い歩留りは必要条件であり、本発明の干渉型光ス
イッチはこの条件を十分満足する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、  (b)は本発明の干渉型光スイッチ
の上面図及び断面図。 第2図(a)、  (b)は本発明の干渉型光スイッチ
の作用を示す図。 第3図(a)〜(c)は本発明の製造工程を示す断面図
。 第4図(a)〜(c)は本発明の他の実施例を示す断面
図。 第5図(a)、  (b)は従来の干渉型光スイッチの
例を示す図。 11−・・GaAs基板 12・・・下側クラッド層 13・・・光導波路層 14・・・上側クラッド層 5.16・・・電圧印加用電極 7・・・5I02膜 8・・・5102マスク ド・・GaAs基板 2・・・下側クラッド層 3・・・光導波路層 4・・・5102M 5・・・電圧印加用IIl!I! 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1本の光導波路が一部分で2本に分かれており、分かれ
    ている部分の光導波路上に個々の光導波路層にそれぞれ
    異なる電圧を印加することが可能な電極が設けられてい
    る干渉型光スイッチにおいて、該光導波路は基板上に少
    なくともII−VI族化合物半導体よりなるクラッド層と、
    該クラッド層よりも屈折率が大なるII−VI族化合物半導
    体よりなる光導波層を有し、上記各層のうち少なくとも
    1層は選択エピタキシャル成長したことを特徴とする干
    渉型光スイッチ。
JP16737689A 1989-06-29 1989-06-29 干渉型光スイッチ Pending JPH0331814A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0526023A2 (en) * 1991-07-10 1993-02-03 Nec Corporation Semiconductor optical guided-wave device and its production method

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