JPH0331530B2 - - Google Patents

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JPH0331530B2
JPH0331530B2 JP61023590A JP2359086A JPH0331530B2 JP H0331530 B2 JPH0331530 B2 JP H0331530B2 JP 61023590 A JP61023590 A JP 61023590A JP 2359086 A JP2359086 A JP 2359086A JP H0331530 B2 JPH0331530 B2 JP H0331530B2
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guide pin
guide
tube
cylindrical member
cylindrical
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JP61023590A
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Yoshishige Miura
Ichiro Aoki
Keiichi Inaoka
Tatsuo Kunikane
Toyomatsu Okuyama
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として熱交換器の組立てに用いら
れるチユーブ等の円筒部材の挿入装置に関するも
ので、特に被挿入物に形成された挿入孔に円筒部
材を挿入するに際して該円筒部材先端にガイドピ
ンを挿着するガイドピン挿入装置を備えた円筒部
材の挿入装置に係るものである。
〔従来の技術〕
バツフルプレートと管板とを、それらに穿設さ
れたチユーブ挿入孔を直線状に一致させて複数の
タイロツド等で一体に結合して組み立てられたバ
ンドルかごにチユーブを挿入する場合、チユーブ
が途中でつかえず円滑に挿入作業ができるよう
に、そのチユーブの先端にガイド部を先細り状に
したガイドピン(別名、管挿入パイロツト)を挿
着している。このガイドピンの挿着作業は、もつ
ぱら人手によつて行われていたため、非常に手間
を要し能率が悪かつた。
この問題を一部解決する手段として特公昭52−
16582号公報や実公昭53−16681号公報の管挿入装
置が知られている。この管挿入装置は、第20
図、第21図に示す如く支持部材114に支持さ
れた管102の前方にガイドピン103を配置
し、このガイドピン103に接して一定値以上の
外力が加わると、ばね104の力に抗して支点1
05を中心として回動して倒れるストツパ106
を設け、さらに、管102を移動させるとともに
管102を回転させる一組のローラ107を設け
た構成である。そして、駆動装置108により一
組のローラ107を駆動し、管102を熱交換器
本体109の方向に前進させて、ガイドピン10
3の後端103aに進めると、そのガイドピンは
ストツパ106により移動を抑止されるため、管
102はガイドピン103の後端103aを差し
込んでこれを一体に結合する。管102はその後
も一組のローラ107により前進されるためスト
ツパ106に押圧力が作用し、ついにはバネ10
4の力に打ち勝ちストツパ106は倒される。し
たがつて、管102はガイドピン103と共に前
進し、熱交換器本体109の管板110,111
やバツフルプレート112に設けられた挿入孔1
13に挿入されるわけである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の挿入装置は、管10
2を前進させてガイドピン103を挿着する際
に、ガイドピン103の先細り状の先端に当接す
るストツパ106が板状のために該ガイドピン1
03の保持力が充分でなく、ガイドピン103の
形状や配置が不正確であると、管102とガイド
ピン103との衝突の際の衝撃でガイドピン10
3が飛ばされてしまい管102にガイドピン10
3を挿入できないことがある。
また、熱交換器等の挿入孔113に管102が
向かう進路上でガイドピン103を管102に差
し込むために、上記の如き不具合が生じると熱交
換器等の挿入孔113への挿入操作を中止してガ
イドピン103を人手で管102に差し込まなけ
ればならず、熱交換器等の挿入孔113への挿入
操作の能率が低下するという不満がある。
さらに、上記ガイドピン103の配置は、いま
だ人手で行つており、工数的に見ても管102に
ガイドピン103をいちいち人手で差し込むのと
大差なく、能率が上がらないという不満がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、人手の介入をできるだ
け排除した、ガイドピン挿着装置を備えた円筒部
材の挿入装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ガイドピンを正しい姿勢
で的確に円筒部材に挿着することができる、筒状
部材の挿入装置を提供することである。
さらに、本発明の別の目的は、万が一、円筒部
材に対するガイドピンの挿着ミスが生じても、支
持部材に支持された円筒部材を該円筒部材の中心
軸線方向に移動させて被挿入物に形成された挿入
孔に挿入している間に、ガイドピンの挿着ミスを
生じた円筒部材にガイドピンを挿着し直し、円筒
部材の挿入操作を中断することなく継続すること
ができる、円筒部材の挿入装置を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成する本発明の構成を実施例に
対応する図面の符号を付して説明する。
すなわち、本発明は、半径方向に整列させられ
て供給装置13の整列手段65上にほぼ水平に載
せられた熱交換チユーブ等の円筒部材Tを、支持
部材12にほぼ水平に供給し、該支持部材12に
支持された円筒部材Tをその中心軸線方向に移動
させて被挿入物に形成された挿入孔に挿入する円
筒部材の挿入装置において、上記供給装置13に
は、大径部を円筒部材Tの外径とほぼ同一にした
先細り状のガイド部75aの後部に円筒部材T内
に差し込まれる差込み部75bをガイド部75a
と同心状に形成した複数のガイドピン75を、該
ガイドピン75の半径方向に移動自在に保持する
ガイドケース77と、円筒部材Tが上記ガイドケ
ース77の出口位置に来たことを検知する検知手
段86と、上記ガイドケース77の出口位置につ
いた上記整列手段65上の円筒部材Tの中心軸線
にガイドピン75の中心軸線をほぼ一致させてガ
イドピン75を上記ガイドケース77の出口にお
いて保持するガイドピン保持手段78と、該ガイ
ドピン保持手段78に保持されたガイドピン75
のガイド部75aの少なくとも一部を筒部82に
差し入れて該ガイドピン75をその中心軸線方向
に押し動かし該ガイドピン75の差込み部75b
を整列手段65上の円筒部材Tに差し込む差込み
手段83とからなるガイドピン挿着装置76を設
けた構成とした。
〔作用〕
供給装置の整列手段上で半径方向に整列された
円筒部材がガイドケース出口位置に来たことを検
知手段が検知すると、ガイドピン保持手段に保持
されたガイドピンのガイド部の少なくとも一部を
筒部に差し入れて差込み手段がガイドピンをその
中心軸線方向に押し動かし、差込み部を整列手段
上の円筒部材に差し込む。
その際、ガイドピンのガイド部の少なくとも一
部が差込み手段の筒部内に差し入れられる関係か
ら、ガイドピンは姿勢を崩すことなく的確に円筒
部材に挿着されるようになる。
このようにしてガイドピンが挿着された筒状部
材は、供給装置によつて挿入装置の支持部材に供
給支持された後、該円筒部材の中心軸線方向に移
動させられて、被挿入物に形成された挿入孔に挿
入される。
〔実施例〕
第1図ないし第17図は本発明の一実施例を示
すもので、この円筒部材の挿入装置は、フレーム
1と、このフレーム1に上下自在に設けられた昇
降台2と、この昇降台2に横方向に移動自在に設
けられた横移動台3と、この横移動台3に設けら
れたレール4に沿つて移動させられる挿入台車5
と、この挿入台車5に設けられた2個の軸受ブロ
ツク6,7(第4図)に相互に平行に設けられた
2本の押棒8,9と、上記2個の軸受ブロツク
6,7のうち一方の軸受ブロツク6に対して他方
の軸受ブロツク7を移動させる調節手段10と、
上記押棒8,9を周方向に回転させる回転装置1
1(第5図)と、上記押棒8,9の移動面に配設
された支持金具12(支持部材)(第2図)と、
その支持金具12にチユーブ(円筒部材)Tを供
給する供給装置13と、チユーブTと押棒8,9
を案内するノズル14と、ガイドピン挿着装置7
6(第16図)から成る。
上記のフレーム1は、第1図と第2図に示すよ
うに、左右各1対の支柱15,15を基台16に
立設してなる。昇降台2は、上記のように構成さ
れたフレーム1の各支柱15に案内輪17,18
を触れさせ、かつ一端にカウンタウエイト19を
吊り下げたチエーン20の他端に止着されてい
る。上記のチエーン20は、第3図に示すよう
に、昇降用モータ21により伝動機構22を介し
て回転させられるスプロケツトギヤ23に巻き掛
けられており、スプロケツトギヤ23の回転で昇
降台2を上下させる構成とされている。
また横移動台3は、第1図と第2図に示すよう
に、昇降台2上に設けられたレール部材24に車
輪25を関係させるとともに、ねじ軸26に螺合
されて設けられており、横移動用モータ27に伝
動機構28を介して連絡された上記ねじ軸26の
回転で横方向に移動させられるように構成されて
いる。この横移動台3には前記のレール4と支持
金具12及び供給装置13が設けられている。
第4図に示すように、レール4は上方を開口さ
せたチヤンネル部材29の側面にボルトや熔接等
の固定手段によつて固定され、一方のレール4の
内側にはラツク30がレール4と平行に配設され
ている。上記レール4上には、前記挿入台車5
が、走行車輪31をレール4に載せ、かつ前後進
用モータ32(第1図)により回転させられるピ
ニオン33を上記ラツク30に噛み合わせて設け
られ、前後進用モータ32の作動によつてレール
4に沿つて前後に移動する構成とされている。こ
の挿入台車5には、前記軸受ブロツク6,7、押
棒8,9、調節手段10、回転装置11が設けら
れている。
すなわち、上記挿入台車5の下面には、つまみ
34により操作されるねじ部材35(第7図)が
その軸方向をレール4,4の幅方向に直交させて
設けられ、そのねじ部材35には取付部材36
(第4図)をボルト37で固定したナツト部材3
8がねじ部材35に並設された案内棒39に案内
されて螺着されている。そして一方の軸受ブロツ
ク6は挿入台車5の第4図と第7図において左側
の下部にボルト40により直接固定され、また他
方の軸受ブロツク7は、取付部材36の内面に設
けられたガイド板41を該軸受ブロツク7に固着
されている介在部材46の溝42(第8図)に嵌
入させ、かつ取付部材36に穿設された長孔43
にボルト44を挿入して取り付けられている。上
記のねじ部材35は軸受ブロツク7を横方向に移
動させ、また取付部材36は軸受ブロツク7の上
下移動を可能にするものであり、上記軸受ブロツ
ク6,7に軸方向をレール4の長さ方向に揃えて
互いに平行に軸受けされた2本の押棒8,9のピ
ツチ調節手段10を構成している。なお、45
(第4図)は軸受ブロツク7の上下調整を正確に
するためのスペーサである。
また上記一方の押棒8は、挿入台車5の下面に
設けられた回転装置11の駆動歯車47に2個の
自在継手48(第6図)と、回転軸49及び従動
歯車50を介して連絡され、他方の押棒9は、2
個の自在継手51と、外周面にスライド溝52を
刻設した回転軸53、内周面に上記スライド溝5
2に嵌入する滑りキー54を備えた筒部材55、
及び従動歯車56を介して回転装置11の駆動歯
車47に連絡されている。2個の自在継手51は
押棒8,9のピツチ調節に伴う押棒9と従動歯車
56の軸心の狂いを吸収し、また回転軸53と筒
部材55は押棒9と従動歯車56間の距離の変化
を吸収する。従つて、軸受ブロツク7と一緒に押
棒9を横または縦方向に移動させても、回転装置
11の回転は支障なく押棒9に伝達される。な
お、押棒8側の自在継手48は必ずしも必要では
ない。
また、前記チヤンネル部材29の内側には、一
方の押棒8によつて押されるチユーブTを受ける
受け部57と、他方の押棒9によつて押されるチ
ユーブTを受ける受け部58とを有する支持金具
12が、チヤンネル部材29の底面に形成された
透孔59から上下に出没自在に設けられ、シリン
ダ60(第4図)により上下させられるように構
成されている。上記支持金具12の受け部57,
58には、第10図と第11図に示すように、多
数のボール61がその一部分を押え板62の孔6
3から出して回転自在に設けられ、チユーブTの
長さ方向の移動と周方向の回転を円滑にしてい
る。
さらにまた、上記チヤンネル部材29の前端部
(第2図において右端部)には、上記チユーブT
をバンドルかご(図示せず)に向けて送り出すノ
ズル14(第12図、第13図)が回転自在に設
けられている。なお、上記シリンダ60は、挿入
台車5が移動してきてリミツトスイツチ(図示せ
ず)を押すと、縮小して支持金具12を押棒8,
9の移動面から下に退避させ、またチユーブTを
押し終わつた挿入台車5が元に戻ると伸長して支
持金具12を上昇させる構成となつているが、リ
ミツトスイツチ以外のタイマや光電管等の他の連
繋素子を用いることができる。
前記供給装置13は、支持金具12に向けて下
方に傾斜して横移動台3の上に設けられた傾斜部
材(整列手段)65(第14図)の下端に、外周
面にチユーブTの取出し爪66を所定の間隔で突
設した回動板67と、可動腕68が設けられてな
る。回動板67は駆動装置(図示せず)により第
14図で反時計方向に回動させられて、傾斜部材
65の上を転がり際りてきたチユーブTを1本宛
送り出すものであり、可動腕68は回動板67に
よつて送り出されてきたチユーブTを受けてこれ
を支持金具12の各受け部57,58に送り込む
もので、シリンダ69により前後二段に突き出さ
れるようになつている。
上記傾斜部材65の上方には、チユーブTの上
方への浮上りを防止して傾斜部材65と一緒にチ
ユーブTを回動板67の部分に導く案内部材70
が、ボルト71により上下に調節自在に設けら
れ、また傾斜部材65の下端の上記回動板67の
近くには、チユーブストツパ72がその根端部を
中心軸73に枢着されるとともに、自由端の下面
を傾斜部材65に設けられた調節ボルト74の先
端に当接させて設けられている。このチユーブス
トツパ72は、取出し爪66の先端が最下段のチ
ユーブTと次段のチユーブTの間に入るように最
下段のチユーブTの位置を規制するもので、調節
ボルト74によつてチユーブTの大きさに対応で
きる構成となつている。
上記傾斜部材65のチユーブT先端の移動位置
には、第16図と第17図に示すように、ガイド
ピン75の挿着装置76が前記軸受ブロツク7の
ねじ部材35と同様な移動手段(図示せず)によ
つて傾斜部材65の傾斜面に沿つて移動調整可能
に設けられている。この挿着装置76は、大径部
を円筒部材Tの外径とほぼ同一にした先細り状の
ガイド部75aの後部に円筒部材T内に差し込ま
れる差込み部75bをガイド部75aと同心状に
形成したガイドピン75を半径方向に移動自在に
上下に整列させるガイドケース77と、このガイ
ドケース77の下に支え部78を位置させて枢軸
79により上下に回転自在に設けられたホルダア
ーム(ガイドピン保持手段)80と、このホルダ
アーム80を上下に回動させるシリンダ81と、
ホルダアーム80の支え部78に水平に保持され
たガイドピンのガイド部75aを弾性体よりなる
筒部82に差し入れて差込み部75bをチユーブ
T内に差し込むシリンダ(差込み手段)83と、
傾斜部材65上にあるチユーブTがガイドピン7
5を挿入する所定位置に来たことを検知するリミ
ツトスイツチ(検知手段)86とからなる。
なお第1図における84は、横移動台3上に設
けられたレーザ投光器であり、バンドルかごが正
しく組み立てられてその複数のチユーブ挿入孔が
直線状に並んでいるか否かを調べ、また、挿入装
置とバンドルかごの位置関係の適否を調べるため
のものである。また、第6図の符号85は、押棒
8,9の先端に取り付けられたテーパ部材であつ
て、チユーブTに対する押棒8,9の当たりをや
わらげ、かつチユーブT内に挿入されて押棒8,
9の回転力がチユーブTに効率よく伝わるように
ゴム等の柔軟材料により製作されている。
つぎに上記のように構成された本発明の円筒部
材の挿入装置の作用を説明する。
まず、レーザ投光器84からレーザ光をバンド
ルかごに向けて発射し、バンドルかごが正しく組
み立てられ、また挿入装置とバンドルかごとの位
置関係が適正になつていることを確認する。これ
が済んだら、供給装置13の傾斜部材65上にチ
ユーブTを載せるとともに、ガイドケース77に
ガイドピン75をセツトし、昇降台2の上下と横
移動台3の横移動によつてノズル14の位置を最
初にチユーブTを挿入するバンドルかごのチユー
ブ挿入孔の位置に一致させる。
このように準備してからメーンスイツチ(図示
せず)を入れると、シリンダ83が前進してホル
ダアーム80の支え部78に保持されたガイドピ
ン75のガイド部75aを第17図のように筒部
82に差し入れてそのガイドピン75を傾斜部材
65上のチユーブTに挿着する。この際、シリン
ダ81は、シリンダ83が伸長してその筒部82
にガイドピン75の差込み部75bを入れ終わる
とホルダアーム80を下に退避させ、また、シリ
ンダ83が更に伸長して筒部82がホルダーアー
ム80の部分を第17図で左に通過し、ガイドピ
ン75の差込み部75bをチユーブTに差し込ん
だ後、シリンダ83の縮小で筒部82がホルダア
ーム80の部分を右に戻り終わると、直ちにホル
ダアーム80を上昇させて最下段のガイドピン7
5を支え部78に保持させる。ガイドピン75は
そのガイド部75aを筒部82に差し入れている
関係から姿勢を崩すことなく正しい姿勢を保つて
円筒部材Tに的確に挿着される。
なお、ホルダーアーム80の支え部78がガイ
ドピン75のガイド部75aを支える構成とされ
ている場合において、筒部82が第17図で左に
移動してホルダーアーム80に接しないうちに円
筒部材Tに対するガイドピン75の挿着が終わる
場合や、筒部82の外径がガイドピン75の大径
部以下とされていて筒部82が上昇状態の支え部
78の部分を自由に移動できる場合は、シリンダ
81によるホルダーアーム80の下方への退避移
動は不要となる。
上記の作動が終わると、シリンダ69が作動し
て可動腕68を動かし、その先端を支持金具12
の一つの受け部57の上に突き出させる。次い
で、回動板67が所定角度(図のものは、約100
度)回動し、チユーブストツパ72に係止してい
た最下段の1本のチユーブTを取出し爪66で上
に持ち上げてチユーブストツパ72から外し、可
動腕68上に移す。可動腕68上に移されたチユ
ーブTは可動腕68を転がつて支持金具12の受
け部57に落下する。
1本のチユーブTが支持金具12の受け部57
に供給されると、シリンダ69が少し縮小して可
動腕68の先端を支持金具12の他の受け部58
の上に突き出させる。上記同様にして回動板67
が、次のチユーブTを可動腕68の上に移す。な
お、これまでの間に次のチユーブTに対するガイ
ドピン75の挿着は、リミツトスイツチ86が該
チユーブが所定の位置に来たことを検知し、挿着
装置76を作動させて完了している。
上記のようにして2本のチユーブTが支持金具
12の各受け部57,58に供給されると、回転
装置11が作動して押棒8,9を回転させるとと
もに、前後進用モータ32も作動して挿入台車5
をレール4に沿つて移動させる。挿入台車5の前
進移動によつて押棒8,9は、上記2本のチユー
ブTの後端にテーパ部材85を差し込んでチユー
ブTを周方向に回転させ、またチユーブTをバン
ドルかごに向けて押し動かす。支持金具12に支
持されたチユーブTはこのようにしてノズル14
を通りバンドルかごに挿入されるが、この際、支
持金具12は挿入台車5の移動に伴つて順次下降
し挿入台車5の移動を自由にする。回転装置11
は押棒8,9がノズル14を突き抜けてチユーブ
Tをバンドルかごに挿入し終わるまで押棒8,9
を回転させ続ける。チユーブTのバンドルかごへ
の挿入が終わると、前後進用モータ32が逆回転
して挿入台車5を元の状態に戻す。昇降台2と横
移動台3或いはそれらの一方のみを動かしてノズ
ル14を次のチユーブ挿入孔の位置に着け、1回
の挿入サイクルが終了する。
バンドルかごのチユーブ挿入孔のピツチが変わ
つた場合、つまみ34によつてねじ部材35を回
転させて軸受ブロツク7とともに押棒9を横方向
に移動させ、またボルト44を緩めて軸受ブロツ
ク7を上下させスペーサ45を替えてチユーブ挿
入孔のピツチに合わせる一方、支持金具12とノ
ズル14をチユーブ挿入孔のピツチに合つたもの
に付け替える。また管径の異なるチユーブTを挿
入する場合は、支持金具12とノズル14、及び
押棒8,9(あるいはテーパ部材85)を取り替
える他、ボルト71を緩めて供給装置13の案内
部材70を動かし、傾斜部材65と案内部材70
との間隔を調整するとともに、調節ボルト74を
進退させてチユーブストツパ72を中心軸73を
支点に回動させ、最下段の1本のチユーブTが回
動板67の取出し爪66により的確に可動腕68
に移されるように調整する。そして、それに合わ
せて傾斜部材65上の1本のチユーブTの位置に
筒部82等が一致するように、挿着装置76を傾
斜部材65の傾斜に沿つて移動調整する。
第18図と第19図は、本発明の他の実施例を
示すもので、この円筒部材の挿入装置は、フレー
ム1と、このフレーム1に上下自在に設けられた
昇降台2と、この昇降台2に横方向に移動自在に
設けられた横移動台3と、この横移動台3に設け
られたレール4に沿つて移動させられる挿入台車
5と、この挿入台車5の軸受に設けられた押棒
(図示せず)を周方向に回転させる回転装置11
と、上記押棒の移動面に配設された支持金具12
と、その支持金具12にチユーブTを供給する供
給装置13と、チユーブTと押棒を案内するノズ
ル14と、前述のガイドピン挿着装置76(図で
は省略)とから成る。
なお、上記において、挿入台車5は、押棒を2
本有する第1実施例のものと違つて、押棒を1本
しか持たず、また回転装置11により通常の伝動
機構を介して回転させられる構成とされていると
ともに、供給装置13も後述するように第1実施
例のものと多少異なるが、他は形状的に少し異な
るだけで、機能的には全く同一であるので、同一
の参照符号を付して詳しい説明は省略する。
しかして、チユーブTの供給装置13は、チユ
ーブTの支え爪90を有する無端チエーン91を
チユーブ受け台92の一側に備え、油圧リフタ9
3によつて上下させられる上下台94に載せられ
て供給移動用モータ95の作動で上下台94のレ
ール96に沿つて第18図で左右に動かされるよ
うに構成されている。また、支え爪90は、チユ
ーブTを1本宛支持し、スプロケツトギヤ97,
98に掛けられた無端チエーン91の供給用モー
タ99による1ピツチ宛の間欠作動によつてチユ
ーブTを補助レバー100を介して支持金具12
に供給するようになつている。補助レバー100
は、スプロケツトギヤ97を回転自在に軸支した
軸101に取り付けられており、第19図に示す
水平状態で支え爪90からチユーブTを受けた
後、シリンダやモータ等のレバー駆動装置(図示
せず)により第19図において下に回動させられ
てチユーブTを支持金具12上に緩衝的に供給す
る構造となつている。無端チエーン91と補助レ
バー100とは整列手段を構成している。
この例の供給装置13は、リフタ93による上
下台94の上下移動で昇降し、供給駆動用モータ
95によつて左右に動かされて支持金具12の移
動位置に補助レバー100を着け、チユーブTを
支持金具12に供給する。なお、ガイドピン75
の挿着装置76(図示せず)は無端チエーン91
の脇に配設されており、無端チエーン91上の円
筒部材Tにガイドピン75を挿着する。
上記以外の技術事項と他の実施例等について以
下に説明する。
(1) 本挿入装置を構成する各装置の連繋作動は、
通常、前に述べた挿入台車5と支持金具12の
ように、リミツトスイツチやタイマ等の連繋手
段によつて自動的に切り換えられるように構成
される。
(2) チユーブTを回転させる回転装置11は、可
変ボリユーム等を付属していて、その回転速度
を自由に変えられるものが好ましい。
(3) 前後進モータ32も可変速構造で、前進(挿
入)時には、スタート後徐々にスピードを上げ
て一定速度となり、挿入終了の直前にスピード
を低下させてチユーブTの挿入を終わり、早戻
りするような構成が採られるのが普通である。
(4) 挿入台車5によるチユーブTの挿入速度は、
45〜50M/min程度であり、また押棒(チユー
ブT)の回転数は、40〜45rpm程度である。
(5) 第1実施例のものは2本のチユーブTを同時
に挿入する構成となつているが、押棒や受け部
の数を増加して一度に3本以上のチユーブTを
挿入できるようにすることも可能である。
(6) 第1実施例の支持金具12は、供給装置13
の構造に関連して、チユーブTの受け部57,
58を上下二段に配設しているが、複数の受け
部を水平に配設することもできる。
(7) 押棒の後端がチユーブ挿入面に対して少し上
がつた状態にして、チユーブTの後端に押棒の
先端にあるテーパ部材85を差し込んでチユー
ブTを周方向に回転させつつバンドルかごに向
けて押し動かす構成としてもよい。この場合、
支持金具12は出没自在にする必要はないが、
ノズル14は支持金具12と類型の上部が切欠
いた構成にする。
(8) 押棒と支持金具の受け部は上下または横に設
けるだけでなく、上下と横に縦横に複数設ける
こともできる。
(9) 予め異なるピツチを有する受け部列を有する
支持金具を複数チユーブ挿入方向と直交する位
置に出没自在に設け、チユーブ挿入孔のピツチ
が変わつた場合、そのピツチに対応した受け部
列の支持金具を選定するようにしてもよい。
(10) 支持金具12の受け部57,58は、多数の
ボール61を設けず、単なる板状の受け部とし
てもよい。また、ノズル14も必ずしも回転自
在とする必要はない。
(11) 軸受ブロツク7は、スペーサ45や介在部材
46を用いずに、他の軸受ブロツク6と同様
に、ねじ部材(この場合は垂直なねじ部材)に
よつて上下させるように構成することもでき
る。
(12) 挿入台車5の駆動方式は、ラツク・ピニオン
方式となつているが、スクリユー・ナツト方
式、あるいはチユーブ(ワイヤ)方式など、他
の方式でもよい。
(13) 無端チエーン91の支え爪90に対するチ
ユーブTの送り込みを円滑化するために、チユ
ーブ受け台92を揺動装置によつて揺動させる
ように構成する場合もある。
(14) 補助レバー100の作動方式には、回転方
式あるいは回動方式等があるが、いずれでも良
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の円筒部材の挿入
装置は、半径方向に整列させられて供給装置の整
列手段上にほぼ水平に載せられた熱交換チユーブ
等の円筒部材を、支持部材にほぼ水平に供給し、
該支持部材に支持された円筒部材をその中心軸線
方向に移動させて被挿入物に形成された挿入孔に
挿入する円筒部材の挿入装置において、上記供給
装置には、大径部を円筒部材の外径とほぼ同一に
した先細り状のガイド部の後部に円筒部材内に差
し込まれる差込み部をガイド部と同心状に形成し
た複数のガイドピンを、該ガイドピンの半径方向
に移動自在に保持するガイドケースと、円筒部材
が上記ガイドケースの出口位置に来たことを検知
する検知手段と、上記ガイドケースの出口位置に
ついた上記整列手段上の円筒部材の中心軸線にガ
イドピンの中心軸線をほぼ一致させてガイドピン
を上記ガイドケースの出口において保持するガイ
ドピン保持手段と、該ガイドピン保持手段に保持
されたガイドピンのガイド部の少なくとも一部を
筒部に差し入れて該ガイドピンをその中心軸線方
向に押し動かし該ガイドピンの差込み部を整列手
段上の円筒部材に差し込む差込み手段とからなる
ガイドピン挿着装置が設けられた構成とされてい
るので、人手によらずにガイドピンを円筒部材に
自動的に挿着することができる上、姿勢を崩すこ
となくガイドピンを的確に円筒部材に挿着するこ
とができる。しかも、万が一、円筒部材に対する
ガイドピンの挿着ミスが生じても、支持部材に支
持された円筒部材を該円筒部材の中心軸線方向に
移動させて被挿入物に形成された挿入孔に挿入し
ている間に、ガイドピンの挿着ミスを生じた円筒
部材にガイドピンを挿着し直し、円筒部材の挿入
操作を中断することなく継続して能率よく作業を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
本発明に係る円筒部材の挿入装置の正面図、第2
図はフレームの支柱を水平に切断して示した平面
図、第3図は昇降用モータとスプロケツトギヤ等
の関係を示す平面図、第4図はレールと挿入台車
及び支持金具等の関係を示す断面図、第5図は回
転装置と押棒等の関係を示す側面図、第6図は、
同、一部切断の平面図、第7図はねじ部材とナツ
ト部材等の関係を示す断面図、第8図は取付部材
の側面図、第9図は支持金具の正面図、第10図
は支持金具の受け部の正面図、第11図は第10
図の受け部の断面図、第12図はノズルの正面
図、第13図はノズルの断面図、第14図は回動
板と傾斜部材等の関係を示す側面図、第15図は
チユーブストツパの側面図、第16図はガイドピ
ン挿着装置の正面図、第17図は、同、一部切断
の平面図、第18図は本発明の他の実施例を示す
もので、挿入台車と供給装置等の関係を示す正面
図、第19図は無端チエーンと補助レバー、及び
支持金具等の関係を示す正面図である。第20図
は従来の管挿入装置の側面図、第21図は第20
図のストツパの取付け構造等を示す詳細図であ
る。 12……支持金具(支持部材)、13……供給
装置、65……傾斜部材(整列手段)、75……
ガイドピン、75a……ガイド部、75b……差
込み部、76……ガイドピン挿着装置、77……
ガイドケース、80……ホルダーアーム(ガイド
ピン保持手段)、82……筒部、83……シリン
ダ(差込み手段)、86……リミツトスイツチ
(検知手段)、91……無端チエーン(整列手段)、
100……補助レバー(整列手段)、T……チユ
ーブ(円筒部材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半径方向に整列させられて供給装置の整列手
    段上にほぼ水平に載せられた熱交換チユーブ等の
    円筒部材を、支持部材にほぼ水平に供給し、該支
    持部材に支持された円筒部材をその中心軸線方向
    に移動させて被挿入物に形成された挿入孔に挿入
    する円筒部材の挿入装置において、上記供給装置
    には、大径部を円筒部材の外径とほぼ同一にした
    先細り状のガイド部の後部に円筒部材内に差し込
    まれる差込み部をガイド部と同心状に形成した複
    数のガイドピンを、該ガイドピンの半径方向に移
    動自在に保持するガイドケースと、円筒部材が上
    記ガイドケースの出口位置に来たことを検知する
    検知手段と、上記ガイドケースの出口位置につい
    た上記整列手段上の円筒部材の中心軸線にガイド
    ピンの中心軸線をほぼ一致させてガイドピンを上
    記ガイドケースの出口において保持するガイドピ
    ン保持手段と、該ガイドピン保持手段に保持され
    たガイドピンのガイド部の少なくとも一部を筒部
    に差し入れて該ガイドピンをその中心軸線方向に
    押し動かし該ガイドピンの差込み部を整列手段上
    の円筒部材に差し込む差込み手段とからなるガイ
    ドピン挿着装置が設けられたことを特徴とする円
    筒部材の挿入装置。
JP2359086A 1986-02-05 1986-02-05 円筒部材の挿入装置 Granted JPS62183925A (ja)

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JPH0331530B2 true JPH0331530B2 (ja) 1991-05-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619938A (en) * 1979-07-30 1981-02-25 Hitachi Ltd Method and apparatus for inserting pipe into laminated fin
JPS5941817A (ja) * 1982-09-01 1984-03-08 Tdk Corp 高周波用漏れ変圧器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619938A (en) * 1979-07-30 1981-02-25 Hitachi Ltd Method and apparatus for inserting pipe into laminated fin
JPS5941817A (ja) * 1982-09-01 1984-03-08 Tdk Corp 高周波用漏れ変圧器

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