JPH0331410A - 回収鉄粉の改質方法 - Google Patents

回収鉄粉の改質方法

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JPH0331410A
JPH0331410A JP16365389A JP16365389A JPH0331410A JP H0331410 A JPH0331410 A JP H0331410A JP 16365389 A JP16365389 A JP 16365389A JP 16365389 A JP16365389 A JP 16365389A JP H0331410 A JPH0331410 A JP H0331410A
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JP
Japan
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gas
iron powder
reduction
furnace
recovered iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP16365389A
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English (en)
Inventor
Eiji Ikezaki
英二 池崎
Kimihisa Kishigami
公久 岸上
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は鉄粉の還元処理方法に関し、詳しくは流動炉の
還元ガスの供給とその還元処理に関する。
[従来の技術] 近年粉末冶金あるいは溶接棒用といった鉄粉の応用分野
はますます拡大され、しかも高品質、低コスト化が指向
されている。この粉末冶金用あるいは溶接棒用等の鉄粉
を製造する際に酸化鉄を還元処理しつづいて脱炭処理を
行う方法としてサガ一方式(鉄鋼便覧■1日本鉄鋼協会
編、昭和57年発行、P457〜461)が用いられて
いる。この方式は酸化鉄にコークスと石灰石を充填して
i、ooo℃以上に加熱して還元し海綿鉄を得る。更に
この海綿鉄をトンネルキルン内で脱炭と仕上げ還元が行
われる。
また、前述の文献に記載するように、流動層を用いて9
0%以上の高純度水素ガスを使用して高圧低温還元を行
うかあるいはこれに一部炭化水素(CnHm)を吹き込
み鉄粉や炭材(粉石炭や粉コークス等)の表面に一部炭
素を付着させて、流動層内の凝集を抑制しながら800
〜1000℃の還元処理も行われている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、サガ一方法によって還元するとき、容器
中で酸化鉄粉が高温に加熱されるため、還元後の鉄粉は
凝集して強固なケーキ状となっている。そのため、還元
された鉄粉を解砕する工程が必要とされる。また、還元
中に鉄粉が凝集するため、凝集体の内部に取り込まれた
酸化物、あるいは還元剤としての炭材が残存する。その
酸化物や炭材分を除去する工程も別途必要になる。また
、この方法で生産性を上げるためには、大型の設備が必
要となり、設備コストが大きくなる。
そこでこの欠点を改善するため前述の流動層を用いてい
るが、この流動層は高純度の水素ガスが必要であり、こ
のために処理コストの殆どを水素ガス費用が占め、処理
コストが極めて高くなる。
また、スティッキングを防止するために低温還元が行わ
れるが、低温還元では水素ガスでも高純度で高還元まで
の還元は安定して行われない。
この低温還元による問題点を改善するために高純度水素
ガスに重質油等の炭化水素(Cnl(+)類を吹込んで
800〜1000℃で還元を行っているが、この場合も
前述同様に還元ガスの処理コストは極めて高いものとな
る。また、還元の限界は80%程度までである。
しかも還元ガスに重質油等を添加する設備を要するとと
もに、添加量の制御及び品質の均一性に問題がある等の
欠点を有する。
本発明はこれ等従来法の欠点である還元ガスコストの問
題を高純度水素ガスから低純度水素ガスの利用と還元利
用ガスを一般燃料系へ循環することにより還元ガスコス
トの大幅な低減を図るとともに高還元までスティッキン
グを防止して還元流動炉による均質な高純度鉄粉を製造
する改質方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は鉄粉の流動還元処理における水素の利用率
について種々の研究を重さねた結果、ガス中水素の2〜
lO%であることが判明した。しかもこの水素利用率は
かなり還元ガス中の水素含有率が低くても十分に得られ
本来の流動層における鉄粉還元率が維持できることも判
明した。
また、還元ガス利用効率である水素の消費が少ないため
に利用後は本来の燃料ガスとして活用可能である等をも
知見した。
本発明はこれ等の知見を基になされたもので。
転炉ダストを精整処理した回収鉄粉を、酸化炉で脱炭処
理して後に、又は回収鉄粉を直接に流動炉で還元処理を
行うに際して、燃料用コークス炉ガス管からコークス炉
ガスを分岐して還元流動炉に導入し、該コークス炉ガス
中の水素ガスで回収鉄粉を還元するとともに、該コーク
ス炉ガス中の炭化水素(CnHm)ガスを分解せしめて
回収鉄粉の表面に炭素を析出させて後に、該コークス炉
ガスを燃料用コークス炉ガス管に返送することにある。
ここで燃料用ガスとしてはLNG及び高炉ガス(BFG
)、コークス炉ガス(COG)等があるが、水素ガスを
鉄粉還元に必要量含むと同時にスティッキングを防止す
る炭化水素(CnHm)を含有する必要からコークス炉
ガス(COG)が最適である。このコークス炉ガスは表
1に示すように水素ガスを50〜55%、炭化水素(C
nH+m)ガスを30〜35%、 COガスを6〜8%
含有する。
従ってコークス炉ガス管からコークス炉ガスを分岐して
流動層内に導入することにより、回収鉄粉表    1 の流動とコークス炉ガス(COG)中の水素ガス(50
〜55%)によって回収鉄粉は水素還元される。この際
に該コークス炉ガス中の水素ガスの還元利用率はコーク
ス炉ガス中水素の2〜8%であり、還元後も残存水素は
46〜54%である。
また、500〜800℃にて流動還元する際にコークス
炉ガス中の炭化水素(30〜35%)の内約1%が分解
して鉄粉の表面に炭素を析出し、該炭素の付着によって
、スティッキングのない流動還元が可能になる。
この状態における該コークス炉ガスの消失エネルギーは
発熱量で5%以下であり、十分に燃料として再利用でき
ることから例えばサイクロン、ベンチュリー等による簡
便な除塵を行って後にコークス炉ガス管に返送管を介し
て返送する。また直接、他の燃料として用いても良い。
このようにして還元流動炉にコークス炉ガス管から新し
いガスを導入し、還元後一般燃料に返し、これを循環す
ることで前述の目的が達成できる。
また粉末冶金に適合した鉄粉を得るには酸化流動炉およ
びあるいはその他の脱炭炉を前述の還元流動炉と組み合
わせる。この理由は転炉ダストを精整処理した回収鉄粉
はその表面が平滑で、比表面積が小さく凹凸が少ないた
め、反応性や成形体を作った時の強度が低い。そこで表
面を酸化炉で酸化し、続いて当該還元流動炉で還元する
事で表面層に凹凸を形成し1反応性や成形強度の改善が
可能となる。また溶接棒や粉末冶金用鉄粉の一部には炭
素含有量の低いものが要求される。従って流動還元炉で
析出し、鉄粉に付着、浸炭した炭素を脱炭する必要があ
るものについては次工程で脱炭して炭素レベルのコント
ロールを行う。
[実施例] 本発明による処理フローをOG転炉から回収し磨鉱精製
した回収鉄粉の処理に適用した場合を第1図に示す。
まず、第1図においてはAは酸化流動炉であり。
上方の回収鉄粉供給ホッパー1から回収鉄粉2を供給し
つつ下方からN2ガス及び水蒸気等からなる酸化性ガス
3を送給して流動しつつ酸化処理を行う。この酸化処理
された回収鉄粉2はオーバーフローシュート4から本発
明による還元流動炉Bに供給される。この還元流動炉B
は還元ガスとしてコークス炉ガス管6から分岐したコー
クス炉ガス7をそのままか、あるいは昇圧器(図示せず
)を介して後に熱交換器8を経由して用いる。
このコークス炉ガス7によって還元流動炉B内では水素
ガスによる還元と同時に含有される炭化水素ガス(Cn
Hm)により回収鉄粉の表面に炭素を付着せしめて回収
鉄粉のスティッキングを防止しつつ処理が行われる。こ
の後コークス炉ガス7はダストキャツチャ−5で清浄化
されまた冷却器9により冷却されて、コークス炉ガス管
6の下流域に返送管10を介して返送され一般燃料に使
用される。
また還元処理後の回収鉄粉は脱炭流動炉Cに導入されて
水蒸気、窒素と若干の水素ガス等からなる酸化性ガスに
よって脱炭されて成品ホッパー11に貯留される。この
ように第1図に基づく処理と従来の高純度水素ガスによ
る処理とを比較して表2に示すが末法が下記の点で優れ
ていることがわかる。
還元ガスとしてコークス炉ガス(製鉄所副生ガス)を用
いる事で、還元ガスコストの低減と還元流動層で問題の
スティッキングの防止という点を解決できる。つまりコ
ークス炉ガスは一般に還元ガスとして使われる水素ガス
(アンモニア分解ガスやメタン分解ガス等)に比べてガ
ス単価が安く、さらにコークス炉ガスは本来燃料ガスで
ある事から還元処理後のガスを除塵、冷却程度の処理で
燃料ガスとしての価値をほとんど変えずに利用でき、還
元ガスコストの大幅低減が可能となった。さらにコーク
ス炉ガス中に含有する炭化水素ガス(メタン他)の分解
による析出炭素がスティッキング防止剤として働き、高
還元までの還元流動層処理の安定処理を実現し、高品質
鉄粉の製造を可能とする。
表    2 拳 0,0:良好、  Δ:劣る。
脱炭流動炉Cに供給するガスは水蒸気および水素を1〜
lO%含んだN2等のイナートガスをベースとした混合
ガスである。当該ガスは脱炭処理後はAirを混入し、
酸化力を上げた後、酸化流動炉Aの酸化性ガス3として
利用できる。こうする事により脱炭処理後のガスの顕熱
、潜熱の利用及びN2等のイナートガスの使用量の低減
が可能である。
その他、各炉A、B、Cの排ガスは各々流動炉入ロガス
の予熱等に利用する。(詳細フロー図には示さず) [発明の効果] 以上述べた如く本発明による回収鉄粉の処理法を用いる
ことにより、高純度水素ガスの如き高級な設備を用いる
ことなく簡便な取り扱い設備での流動還元を実現し、し
かも低純度水素ガスの利用と該ガスの燃料系への再循環
を行うことで還元ガスのコスト低減が図れる。
また、還元ガス中の炭化水素(CnHm)ガスによる炭
素析出によってスティッキングを防止した高還元域まで
の流動還元を実現し、品質の向上をも達成する等価れた
処理方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の処理フローの概略を示す図、である。 A二酸化流動炉、 B:還元流動炉、 C:脱炭流動炉
、 1:回収鉄粉供給ホッパー2:回収鉄粉、 5:ダ
ストキャッチャー、 6:コークス炉ガス管、 7:コ
ークス炉ガス、10:返送管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 転炉ダストを精製処理した回収鉄粉を酸化炉で酸化処理
    して後に又は回収鉄粉を直接に還元流動炉で還元処理を
    行うに際して、燃料用コークス炉ガス管からコークス炉
    ガスを分岐して還元流動炉に導入し、該コークス炉ガス
    中の水素ガスで回収鉄粉を還元するとともに、該コーク
    ス炉ガス中の炭化水素(CnHm)ガスを分解せしめて
    回収鉄粉の表面に炭素を析出させて後に、該コークス炉
    ガスを燃料用コークス炉ガス管に返送することを特徴と
    した回収鉄粉の改質方法。
JP16365389A 1989-06-28 1989-06-28 回収鉄粉の改質方法 Pending JPH0331410A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223080A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Toshiba Corp コアシェル型磁性ナノ粒子の製造方法
CN109014234A (zh) * 2018-09-06 2018-12-18 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 微细粒级铁粉的制备方法

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