JPH033101Y2 - - Google Patents

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JPH033101Y2
JPH033101Y2 JP1494085U JP1494085U JPH033101Y2 JP H033101 Y2 JPH033101 Y2 JP H033101Y2 JP 1494085 U JP1494085 U JP 1494085U JP 1494085 U JP1494085 U JP 1494085U JP H033101 Y2 JPH033101 Y2 JP H033101Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキヤブオーバ型トラツクのキヤビン
取付構造に係り、特に、キヤビンとデツキとが車
両前後方向に分離され、これらキヤビンとデツキ
とがキヤビンマウント及びデツキマウントを介し
フレームに取付けられてなるキヤブオーバ型トラ
ツクのキヤビン取付構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般にトラツクのキヤビンは、悪路走行時等の
シヤシフレームの変位をキヤビンに直接伝えない
ように、又、走行時の、路面の凹凸、タイヤのア
ンバランス、エンジンや駆動系の回転部の不釣合
等による振動や、シヤシフレームの振動を減少さ
せるように、防振ゴムやスプリング等でなるキヤ
ビンマウントを介してシヤシフレームに架装して
いる。
即ち、第5図に示されるように、キヤブオーバ
型トラツクのキヤビン1はフレーム2にキヤブマ
ウント3を介してボルトナツトによりキヤビン1
のフロント側とリヤ側とにおける左右2個所の計
4点で取付けられている。又、デツキ4はフレー
ム2にデツキマウント5とデツキ高さ調整用スペ
ーサー6とを介してボルトナツトにより取付けら
れている。
しかしながら、このようなキヤブオーバ型トラ
ツク(特に小型トラツク)においても、第6図に
示すように、そのフレーム2には、キヤビン1と
デツキ4との間を節としたフレーム2の曲げ振動
が生じるという問題点を有する。従つて、このフ
レーム2の曲げ振動により、キヤビン1のピツチ
ング振動が発生し、小型トラツクにおける乗り心
地をかなり悪くするという問題点を有する。
これに対し、フレームの曲げ振動を小さくすべ
く、フレーム単体の剛性を高くすると、フレーム
の重量増加及びコスト上昇に繋がるという問題点
を有する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、構成簡素としてキヤビンのピツチ
ング振動を効率良く抑えると共に、フレームの剛
性を向上してキヤビンとデツキとの間を節とする
フレームの曲げ振動を小さくし、これによりキヤ
ビンのピツチング振動をも更に小さくして、乗り
心地を向上することができるキヤブオーバ型トラ
ツクのキヤビン取付構造を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、キヤビンとデツキとが車両前後方
向に分離され、これらキヤビンとデツキとがキヤ
ビンマウント及びデツキマウントを介しフレーム
に取付けられてなるキヤブオーバ型トラツクのキ
ヤビン取付構造において、前記キヤビンマウント
のうちのリヤキヤビンマウント近傍のキヤビン
と、前記フレーム及びデツキのうち少なくともフ
レームのキヤビンとデツキとの中間部分とを、連
結棒及び該連結棒の端部と前記キヤビンならびに
前記フレーム及びデツキの少くともフレームとの
間に介在されるゴム状弾性体からなるブツシユを
含む連結部材により、連結してなることにより上
記目的を達成するものである。
又、この考案は、前記ブツシユを、キヤビンと
前記フレーム及デツキのうち少なくともフレーム
とに固着される車両幅方向に配置された連結ピン
に回動自在に嵌入されるカラーの外周を覆うゴム
状弾性体からなり、前記連結棒は、該ブツシユの
外周を把持し、連結棒本体の端部が固着される把
持部を備えるよう構成することにより上記目的を
達成するものである。
又、この考案は、前記連結棒を、分岐部を備
え、該分岐部の端部は前記デツキに取付けられた
取付ブラケツトに、車両幅方向で取付けられる連
結ピンにより枢着されてなるよう構成することに
より上記目的を達成するものである。
〔作用〕
この考案において、フレームの曲げ振動の最も
振幅の小さい節部分、即ち、フレームのキヤビン
とデツキとの中間部分と、キヤビンとを連結する
ことにより、キヤビンのピツチング振動を効率よ
く抑えることができると共に、フレームの剛性を
向上してキヤビンとデツキとの間を節とするフレ
ームの曲げ振動をも小さくすることができるよう
になる。この結果、キヤビンのピツチング振動を
小さくすることができその乗り心地を向上するこ
とができるようになる。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1実施例は、第1図乃至第3図に示されるよ
うに、キヤビン10とデツキ12とが車両前後方
向に分離され、これらキヤビン10とデツキ12
とがキヤビンマウント14及びデツキマウント1
6を介しフレーム18に取付けられてなるキヤブ
オーバ型トラツクのキヤビン取付構造において、
前記キヤビンマウント14のうちのリヤキヤビン
マウント14近傍のキヤビン10と、前記フレー
ム18のキヤビン10とデツキ12との中間部分
18Aとを、連結棒26及び該連結棒26の端部
と前記フレーム18との間に介在されるゴム状弾
性体からなるブツシユ27を含む連結部材20に
より、連結して構成したものである。
前記ブツシユ27は、キヤビン10と前記フレ
ーム18とに固着される車両幅方向に配置された
連結ピン24に回動自在に嵌入されるカラー28
の外周を覆うゴム状弾性体30からなり、前記連
結棒26は、該ブツシユ27の外周を把持し、連
結棒本体26Aの端部が固着される把持部32を
備えてなるものである。
図中の符号22は取付ブラケツトを示し、該取
付ブラケツト22は連結棒26をキヤビン10及
びフレーム18に、車両前後方向での鉛直面内で
回動自在となるよう連結ピン24により枢着する
ものであり、リベツト34等でキヤビン10又は
フレーム18に固定される。
前記キヤビンマウント14は、キヤビン側マウ
ント本体36下面と、フレーム側マウント本体3
8上面との間に配設されるゴム状弾性体40と、
フレーム側マウント本体38下面に配設される下
部ゴム状弾性体42と、これらゴム状弾性体4
0,42を挿通してキヤビン側マウント本体36
とフレーム側マウント本体38等を連結するボル
ト44及びナツト46でなる締結部材48とで構
成される。
又、デツキマウント12もキヤビンマウント1
4とほほ同様に構成され、図中の符号50はゴム
状弾性体、52はデツキ高さ調整用スペーサー、
54は締結部材を示す。
この第1実施例の場合は、リヤキヤビンマウン
ト14近傍のキヤビン10とフレーム18のキヤ
ビン10とデツキ12との中間部分18Aとを連
結部材20により連結することにより、フレーム
18の曲げ振動の最も振幅の小さい節部分とキヤ
ビン10とが連結され、キヤビン10のピツチン
グ振動を振幅の小さい節部分で減衰でき、キヤビ
ン10のピツチング振動を効率良く抑えることが
できる。更には、従来のリヤキヤビンマウント1
4のみで連結されるキヤビン取付構造と相違し、
フレーム18の剛性を構成簡素として向上するこ
とができる。しかも、フレーム単体にリーンホー
スメントを付加したり、その断面構造を改良した
りして、フレーム単体の剛性を単に向上させるも
のと相違し、フレーム単体の重量増加及び製造コ
スト上昇等を招くことが少ない。このフレーム1
8の剛性向上により、フレーム18の曲げ振動を
小さくすることができ、この結果、キヤビン10
のピツチング振動を小さくすることができ、乗り
心地を向上することができるようになる。
又、連結部材20は、連結棒26及び該連結棒
26の端部と前記フレーム18との間に介在され
るゴム状弾性体30からなるブツシユ27とで構
成することにより、該連結棒26でなる連結部材
20を介してフレーム18からキヤビン10に伝
達されるフレーム18の振動をゴム状弾性体30
により減衰することができる。従つて、連結部材
20によりフレーム18の剛性向上を図つても、
この連結部材20によりフレーム18からキヤビ
ン10に伝達されるフレーム18の振動を小さく
することができる。
又、前記ブツシユ27は、キヤビン10と前記
フレーム18とに固着される車両幅方向に配置さ
れた連結ピン24に回動自在に嵌入されるカラー
28の外周を覆うゴム状弾性体30で構成され、
前記連結棒26は、該ブツシユ27の外周を把持
し、連結棒本体26Aの端部が固着される把持部
32で構成されることにより、連結部材20の取
付けを容易に行えるものとし、しかも、車両幅方
向で取付けられる連結ピン24により端部が枢着
されることで、車両前後方向における鉛直面内で
連結棒26が前記連結ピン24を中心として回動
自在とされることにより、フレーム18の振動の
うち、特にキヤビン10とデツキ12との間を節
とするフレーム18の曲げ振動を効率良く小さく
することができる。
第2実施例は、第4図に示されるように、連結
棒46を、第1実施例における連結棒26に分岐
部46を設けて、該分岐部48を備えた三又状に
構成したものである。この分岐部48の端部は、
デツキ12に取付けられた取付ブラケツト42に
ブツシユ27を介して、車両幅方向で取付けられ
る連結ピン44により枢着されるよう構成され
る。
連結棒46のそれぞれの端部は、前記第1実施
例における連結棒26の端部と同様に構成される
ものであり、その説明は省略する。
この第2実施例によれば、連結部材40は、キ
ヤビン10とフレーム18とを連結するのみでな
く、キヤビン10及びフレーム18とデツキ12
とを連結することができる。従つて、第1実施例
の連結部材20と比較し、フレーム18の剛性を
より一層向上することができるようになる。この
結果、キヤビン10とデツキ12との間を節とす
るフレーム18の曲げ振動を更に一層小さくする
ことができ、これにより、キヤビン10のピツチ
ング振動を小さくでき、その乗り心地を向上する
ことができるようになる。
なお、第2実施例における連結棒46の分岐部
48は、キヤビン10とフレーム18とを連結す
る連結棒本体46Aの中央部に設けたものである
が、この分岐部48の形成位置はこれに限定され
ることなく、その取付けスペースに応じてキヤビ
ン10側あるいはフレーム18側の取付ブラケツ
ト42近傍の連結棒本体46A上に形成するよう
にしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は上記のように構成したので、キヤビ
ンのピツチング振動を効率良く抑えると共に、フ
レームの剛性を重量増加及び製造コスト上昇を招
くことなく構成簡素にして向上して、キヤビンと
デツキとの間を節としたフレームの曲げ振動を小
さくし、これにより、キヤビンのピツチング振動
を更に小さくして、乗り心地を向上させることが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るキヤブオーバ型トラツ
クのキヤビン取付構造の第1実施例を示す要部側
面図、第2図は同実施例における連結部材の連結
棒端部を示す平面図、第3図は第2図における
−線断面図、第4図は第2実施例の要部側面
図、第5図は従来のキヤビン取付構造の要部を示
す側面図、第6図は従来のキヤビン取付構造によ
り生じたフレームの曲げ振動モードを示す線図で
ある。 10……キヤビン、12……デツキ、14……
キヤビンマウント、16……デツキマウント、1
8……フレーム20、40……連結部材、22,
42……取付ブラケツト、24,44……連結ピ
ン、26,46……連結棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キヤビンとデツキとが車両前後方向に分離さ
    れ、これらキヤビンとデツキとがキヤビンマウ
    ント及びデツキマウントを介しフレームに取付
    けられてなるキヤブオーバ型トラツクのキヤビ
    ン取付構造において、前記キヤビンマウントの
    うちのリヤキヤビンマウント近傍のキヤビン
    と、前記フレーム及びデツキのうち少なくとも
    フレームのキヤビンとデツキとの中間部分と
    を、連結棒及び該連結棒の端部と前記キヤビン
    ならびに前記フレーム及びデツキの少くともフ
    レームとの間に介在されるゴム状弾性体からな
    るブツシユを含む連結部材により、連結してな
    ることを特徴とするキヤブオーバ型トラツクの
    キヤビン取付構造。 (2) 前記ブツシユは、キヤビンと前記フレーム及
    びデツキのうち少なくともフレームとに固着さ
    れる車両幅方向に配置された連結ピンに回動自
    在に嵌入されるカラーの外周を覆うゴム状弾性
    体からなり、前記連結棒は、該ブツシユの外周
    を把持し、連結棒本体の端部が固着される把持
    部を備えてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載ののキヤブオーバ型トラツクのキヤビン取
    付構造。 (3) 前記連結棒は、分岐部を備え、該分岐部の端
    部は前記デツキに車両幅方向で取付けられる連
    結ピンによりデツキに枢着されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載のキヤブ
    オーバ型トラツクのキヤビン取付構造。
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