JPH0330956Y2 - - Google Patents
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- JPH0330956Y2 JPH0330956Y2 JP1982056630U JP5663082U JPH0330956Y2 JP H0330956 Y2 JPH0330956 Y2 JP H0330956Y2 JP 1982056630 U JP1982056630 U JP 1982056630U JP 5663082 U JP5663082 U JP 5663082U JP H0330956 Y2 JPH0330956 Y2 JP H0330956Y2
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- alarm
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- receiver
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
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- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、受信機から引出された線路間に接続
された検出器が火災、盗難等による周囲の物理的
現象の変化を検出したときに、検出器に設けられ
た音響警報器を鳴動させて警報するようにした検
出器の音響警報装置に関する。
された検出器が火災、盗難等による周囲の物理的
現象の変化を検出したときに、検出器に設けられ
た音響警報器を鳴動させて警報するようにした検
出器の音響警報装置に関する。
従来、火災警報設備においては、受信機から引
出された電源兼用信号線路間に並列接続した火災
感知器が火災検出により発報したときには、受信
機側での火災受信に基づいて、ブザー、ベル等の
鳴動により火災警報を行なつている。
出された電源兼用信号線路間に並列接続した火災
感知器が火災検出により発報したときには、受信
機側での火災受信に基づいて、ブザー、ベル等の
鳴動により火災警報を行なつている。
しかし受信機側による火災警報では、火災発生
場所に居る人に警報が聞えない恐れがあるので、
火災感知器にブザー等の音響警報器を設け、火災
を検出した感知器の音響警報器を作動して報知す
るようにした装置が提案されている(特開昭54−
5698)。
場所に居る人に警報が聞えない恐れがあるので、
火災感知器にブザー等の音響警報器を設け、火災
を検出した感知器の音響警報器を作動して報知す
るようにした装置が提案されている(特開昭54−
5698)。
ところが、一般に火災警報設備が設置される建
物は、各階毎に分かれ、しかも各階は間仕切りに
より区画されているため、同じフロア火災が発生
して火災感知器の警報器が鳴動しても回りから聞
えない場合が多く、特にホテル等では各フロアに
設けた複数の部屋がプライバシー尊重のため充分
な防音対策によつて間仕切りされているため、火
災が発生した部屋の感知器が警報音を発しても隣
接した他の部屋に居る人には聞えず、しかも廊下
等に設けた受信機側により作動される非常ベルの
音も聞えず、火災に気付くまでに時間がかかり、
人的被害を大きくする恐れがあつた。
物は、各階毎に分かれ、しかも各階は間仕切りに
より区画されているため、同じフロア火災が発生
して火災感知器の警報器が鳴動しても回りから聞
えない場合が多く、特にホテル等では各フロアに
設けた複数の部屋がプライバシー尊重のため充分
な防音対策によつて間仕切りされているため、火
災が発生した部屋の感知器が警報音を発しても隣
接した他の部屋に居る人には聞えず、しかも廊下
等に設けた受信機側により作動される非常ベルの
音も聞えず、火災に気付くまでに時間がかかり、
人的被害を大きくする恐れがあつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、電源を有する受信機から引出さ
れた線路間に接続される検出器に、検出器が周囲
の物理的現象の変化を検出して発報したときに、
可聴音によつて警報する警報器を備えた検出器の
音響警報装置に於いて、火災時に線路間に接続し
た検出器の音響警報装置を一斉に鳴動するため、
検出器の発報により線路間の電圧が所定値以下に
低下したことを検出したときに、スイツチング素
子の作動で検出器に設けている予備電源から電源
を供給して警報器を鳴動させることにより、上記
問題点を解決することを目的とする。
なされたもので、電源を有する受信機から引出さ
れた線路間に接続される検出器に、検出器が周囲
の物理的現象の変化を検出して発報したときに、
可聴音によつて警報する警報器を備えた検出器の
音響警報装置に於いて、火災時に線路間に接続し
た検出器の音響警報装置を一斉に鳴動するため、
検出器の発報により線路間の電圧が所定値以下に
低下したことを検出したときに、スイツチング素
子の作動で検出器に設けている予備電源から電源
を供給して警報器を鳴動させることにより、上記
問題点を解決することを目的とする。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を火災警報設備を
例にとつて示したブロツク図である。
例にとつて示したブロツク図である。
まず、構成を説明すると、1は電源を有する火
災受信機であり、火災受信機1から引き出された
電源兼用信号線2,2′間に火災にともなう煙、
熱等の物理的現象の変化を検出して発報する火災
検出器3a,3b,……が並列接続され、各火災
検出器3a,3b,……の筐体もしくは近傍に
は、音響警報装置4a,4b,……が設けられて
いる。この音響警報装置4a,4b,……は、4
aに代表して示すように、予備電源5と、音響警
報を発するブザー等の音響警報器6と、予備電源
5よりの電源供給により音響警報器6を鳴動させ
るスイツチング素子7と、電源兼用信号線2,
2′間が火災検出器の発報により所定電圧以下に
低下した時にスイツチング素子7を作動させる電
圧低下検出回路8とで構成されている。
災受信機であり、火災受信機1から引き出された
電源兼用信号線2,2′間に火災にともなう煙、
熱等の物理的現象の変化を検出して発報する火災
検出器3a,3b,……が並列接続され、各火災
検出器3a,3b,……の筐体もしくは近傍に
は、音響警報装置4a,4b,……が設けられて
いる。この音響警報装置4a,4b,……は、4
aに代表して示すように、予備電源5と、音響警
報を発するブザー等の音響警報器6と、予備電源
5よりの電源供給により音響警報器6を鳴動させ
るスイツチング素子7と、電源兼用信号線2,
2′間が火災検出器の発報により所定電圧以下に
低下した時にスイツチング素子7を作動させる電
圧低下検出回路8とで構成されている。
第2図は、第1図に於ける音響警報装置の具体
的な実施例を火災検出器とともに示した回路図で
ある。すなわち、火災検出器3は、電源兼用信号
線2,2′間に接続される端子間に火災検出によ
り接点を閉じる火災検出部9と、発報表示灯Lを
直列接続し、発報表示灯Lには断線故障用の抵抗
R5が並列接続されている。音響警報装置4の電
圧検出回路8は、抵抗R2に直列接続したツエナ
ダイオードZD1と、ツエナダイオードZD1に並列
接続した抵抗R3とR4の直列回路で形成され、ツ
エナダイオードZD1のツエナ電圧、すなわちA点
の電圧をダイオードD2を介してスイツチング素
子7としてのトランジスタTrのエミツタに供給
し、又、A点の電圧を抵抗R3とR4とで分圧した
B点の電圧をトランジスタTrのベースに接続し、
更にトランジスタTrのベースを抵抗R6を介して
火災検出器3の火災検出部9と発報表示灯Lとの
間に接続している。スイツチング素子7となるト
ランジスタTrのコレクタには、音響警報器6と
してのブザーBZが接続される。一方、音響警報
装置4の予備電源5は、再充電可能な蓄電池等で
なるバツテリイ5aとスイツチ接点Sとで構成さ
れ、このスイツチ接点Sは予備電源5を音響警報
装置4に組み入れた時に機械的もしくは磁石等に
より閉じるスイツチ接点として構成されている。
この予備電源5に対しては高抵抗R1を介して受
信機側よりの電源供給により充電するための回路
が設けられ、又、ダイオードD1を介してスイツ
チング素子7としてのトランジスタTrのエミツ
タに接続している。尚、予備電源5としては、再
充電可能なバツテリイ5aのかわりに容量の大き
なコンデンサを接続し、このコンデンサにツエナ
ダイオードを並列接続することで火災受信機より
の電源供給より充電されるコンデンサを予備電源
として用いるようにしても良い。尚、コンデンサ
Cは外来ノイズ等によりトランジスタTrがオン
するのを防止するためのものである。
的な実施例を火災検出器とともに示した回路図で
ある。すなわち、火災検出器3は、電源兼用信号
線2,2′間に接続される端子間に火災検出によ
り接点を閉じる火災検出部9と、発報表示灯Lを
直列接続し、発報表示灯Lには断線故障用の抵抗
R5が並列接続されている。音響警報装置4の電
圧検出回路8は、抵抗R2に直列接続したツエナ
ダイオードZD1と、ツエナダイオードZD1に並列
接続した抵抗R3とR4の直列回路で形成され、ツ
エナダイオードZD1のツエナ電圧、すなわちA点
の電圧をダイオードD2を介してスイツチング素
子7としてのトランジスタTrのエミツタに供給
し、又、A点の電圧を抵抗R3とR4とで分圧した
B点の電圧をトランジスタTrのベースに接続し、
更にトランジスタTrのベースを抵抗R6を介して
火災検出器3の火災検出部9と発報表示灯Lとの
間に接続している。スイツチング素子7となるト
ランジスタTrのコレクタには、音響警報器6と
してのブザーBZが接続される。一方、音響警報
装置4の予備電源5は、再充電可能な蓄電池等で
なるバツテリイ5aとスイツチ接点Sとで構成さ
れ、このスイツチ接点Sは予備電源5を音響警報
装置4に組み入れた時に機械的もしくは磁石等に
より閉じるスイツチ接点として構成されている。
この予備電源5に対しては高抵抗R1を介して受
信機側よりの電源供給により充電するための回路
が設けられ、又、ダイオードD1を介してスイツ
チング素子7としてのトランジスタTrのエミツ
タに接続している。尚、予備電源5としては、再
充電可能なバツテリイ5aのかわりに容量の大き
なコンデンサを接続し、このコンデンサにツエナ
ダイオードを並列接続することで火災受信機より
の電源供給より充電されるコンデンサを予備電源
として用いるようにしても良い。尚、コンデンサ
Cは外来ノイズ等によりトランジスタTrがオン
するのを防止するためのものである。
次に作用を説明する。
まず定常監視状態にあつては、火災感知器3
a,3b,……の接点が開いていることから、電
源兼用信号線2,2′間は火災受信機1よりの電
源電圧に保たれており、第2図に示す音響警報装
置4の電圧検出回路8に於けるツエナダイオード
ZD1は、受信機よりの電源供給により導通してA
点を所定のツエナ電圧に設定してスイツチング素
子7となるトランジスタTrのエミツタ電圧を決
めており、トランジスタTrのベースに抵抗R3,
R4の分圧により供給されるツエナ電圧をトラン
ジスタTrのスレツシヨルドレベル(0.6V)以下
に設定していることからトランジスタTrはオフ
状態を保つている。
a,3b,……の接点が開いていることから、電
源兼用信号線2,2′間は火災受信機1よりの電
源電圧に保たれており、第2図に示す音響警報装
置4の電圧検出回路8に於けるツエナダイオード
ZD1は、受信機よりの電源供給により導通してA
点を所定のツエナ電圧に設定してスイツチング素
子7となるトランジスタTrのエミツタ電圧を決
めており、トランジスタTrのベースに抵抗R3,
R4の分圧により供給されるツエナ電圧をトラン
ジスタTrのスレツシヨルドレベル(0.6V)以下
に設定していることからトランジスタTrはオフ
状態を保つている。
次に第1図の火災検出器3aが火災を検出して
発報したとすると、第2図に示すように火災検出
部9の接点の閉成により電源兼用信号線2,2′
間が低インピーダンスに短絡されて発報電流が流
れ、この発報電流により火災受信機1が火災の受
信動作を行なうとともに、音響警報装置4に於け
るスイツチング素子7としてのトランジスタTr
のベースが火災検出部9の接点の閉成により抵抗
R6を介してマイナ側に接続され、、トランジスタ
Trにベース電流が流れてトランジスタTrがオン
し、予備電源5よりダイオードD1を介して音響
警報器6としてのブザーBZを鳴動して火災発生
場所に音響警報を発する。
発報したとすると、第2図に示すように火災検出
部9の接点の閉成により電源兼用信号線2,2′
間が低インピーダンスに短絡されて発報電流が流
れ、この発報電流により火災受信機1が火災の受
信動作を行なうとともに、音響警報装置4に於け
るスイツチング素子7としてのトランジスタTr
のベースが火災検出部9の接点の閉成により抵抗
R6を介してマイナ側に接続され、、トランジスタ
Trにベース電流が流れてトランジスタTrがオン
し、予備電源5よりダイオードD1を介して音響
警報器6としてのブザーBZを鳴動して火災発生
場所に音響警報を発する。
一方、火災を検出していない他の火災検出器3
bに設けた音響警報装置4bに於いては、火災検
出器3aの発報による電源兼用信号線2,2′間
の電圧が所定値以下に低下したことを検出して音
響警報装置4bを作動させる。
bに設けた音響警報装置4bに於いては、火災検
出器3aの発報による電源兼用信号線2,2′間
の電圧が所定値以下に低下したことを検出して音
響警報装置4bを作動させる。
すなわち、音響警報装置4bの動作を第2図の
回路を用いて説明すると、火災検出部9の接点
は、開放したままであるが、他の火災検出器の発
報により、電源兼用信号線2,2′間の電圧が低
下し、電圧低下検出回路8のツエナダイオード
ZD1に加わるA点の電圧もツエナ電圧以下とな
り、そのため抵抗R3,R4による分圧電圧も低下
し、そのためトランジスタTのエミツタベース間
に加わる電圧がスレツシヨルドレベルを上回つて
トランジスタTrがオンし、予備電源5よりダイ
オードD1を介してトランジスタTrより音響警報
器としてのブザーBZに駆動電流を供給し、これ
によつて火災を検出していない検出器の音響警報
装置に於いても音響警報が発せられる。
回路を用いて説明すると、火災検出部9の接点
は、開放したままであるが、他の火災検出器の発
報により、電源兼用信号線2,2′間の電圧が低
下し、電圧低下検出回路8のツエナダイオード
ZD1に加わるA点の電圧もツエナ電圧以下とな
り、そのため抵抗R3,R4による分圧電圧も低下
し、そのためトランジスタTのエミツタベース間
に加わる電圧がスレツシヨルドレベルを上回つて
トランジスタTrがオンし、予備電源5よりダイ
オードD1を介してトランジスタTrより音響警報
器としてのブザーBZに駆動電流を供給し、これ
によつて火災を検出していない検出器の音響警報
装置に於いても音響警報が発せられる。
ここで一台の火災検出器の非火災報による発報
で他の火災検出器に設けている音響警報装置が一
斉に作動してしまうことを防止するためには、音
響警報装置4a,4b,……の電圧低下検出回路
8が検出出力を生ずるしきい値電圧を火災検出器
が二台発報した時の電源兼用信号線2,2′間の
電圧となるように設定しておくことにより、一台
の火災検出器が発報した時の電圧低下では火災を
検出していない他の火災検出器に於ける音響警報
装置は作動せず、二台以上の火災検出器が発報し
た時に初めて他の火災検出器を一斉に警報作動さ
せ、非火災報による音響警報装置の一斉作動を確
実に防止することができる。勿論、非火災報の少
ない設備に於いては一台の火災検出器の発報で他
の検出器に設けている音響警報装置を一斉に警報
作動させるしきい値電圧設定を行なえばよい。
で他の火災検出器に設けている音響警報装置が一
斉に作動してしまうことを防止するためには、音
響警報装置4a,4b,……の電圧低下検出回路
8が検出出力を生ずるしきい値電圧を火災検出器
が二台発報した時の電源兼用信号線2,2′間の
電圧となるように設定しておくことにより、一台
の火災検出器が発報した時の電圧低下では火災を
検出していない他の火災検出器に於ける音響警報
装置は作動せず、二台以上の火災検出器が発報し
た時に初めて他の火災検出器を一斉に警報作動さ
せ、非火災報による音響警報装置の一斉作動を確
実に防止することができる。勿論、非火災報の少
ない設備に於いては一台の火災検出器の発報で他
の検出器に設けている音響警報装置を一斉に警報
作動させるしきい値電圧設定を行なえばよい。
第3図は、盗難警報設備を例に取つて示した本
考案の他の実施例を示した回路ブロツク図であ
る。
考案の他の実施例を示した回路ブロツク図であ
る。
まず、構成を説明すると、10は盗難受信機で
あり、リレー接点16aを介して電源14より電
源線11,11′を引き出しこの電源線11,1
1′間には超音波センサ、もしくは熱線センサ等
を用いた盗難検出器13a,13b,……が並列
接続され、各盗難検出器13a,13b,……の
それぞれには第1,2図に示した火災警報設備と
同様に音響警報装置4a,4b,……が設けられ
ている。又、盗難受信機10に設けた電源15よ
りは受信リレー16を介して信号線12,12′
が引き出され、この信号線12,12′には盗難
検出器13a,13b,……の移報接点13′a,
13′b,……がループ接続され、定常監視状態
にあつては移報接点13′a,13′b,……のそ
れぞれは図示のように閉じて監視ループを形成し
ており、侵入者の検出もしくは侵入者により電源
線11,11′もしくは信号線12,12′が切断
されたとすると、信号線12,12′のループが
断たれることを受信リレー16の復旧により検出
して盗難警報を行なうようにしており、更に電源
線11,11′間に設けた盗難検出器13a,1
3b,……のいずれかによる盗難検出時に於いて
は、電源線11,11′間の盗難検出による電圧
低下に基づいて音響警報装置4a,4bを一斉作
動して警報させ、一方電源線11,11′が侵入
者により切断された場合にも同様に予備電源を有
する音響警報装置4a,4b,……による電源遮
断の検出により一斉に音響警報を発するようにし
ている。
あり、リレー接点16aを介して電源14より電
源線11,11′を引き出しこの電源線11,1
1′間には超音波センサ、もしくは熱線センサ等
を用いた盗難検出器13a,13b,……が並列
接続され、各盗難検出器13a,13b,……の
それぞれには第1,2図に示した火災警報設備と
同様に音響警報装置4a,4b,……が設けられ
ている。又、盗難受信機10に設けた電源15よ
りは受信リレー16を介して信号線12,12′
が引き出され、この信号線12,12′には盗難
検出器13a,13b,……の移報接点13′a,
13′b,……がループ接続され、定常監視状態
にあつては移報接点13′a,13′b,……のそ
れぞれは図示のように閉じて監視ループを形成し
ており、侵入者の検出もしくは侵入者により電源
線11,11′もしくは信号線12,12′が切断
されたとすると、信号線12,12′のループが
断たれることを受信リレー16の復旧により検出
して盗難警報を行なうようにしており、更に電源
線11,11′間に設けた盗難検出器13a,1
3b,……のいずれかによる盗難検出時に於いて
は、電源線11,11′間の盗難検出による電圧
低下に基づいて音響警報装置4a,4bを一斉作
動して警報させ、一方電源線11,11′が侵入
者により切断された場合にも同様に予備電源を有
する音響警報装置4a,4b,……による電源遮
断の検出により一斉に音響警報を発するようにし
ている。
以上説明してきたように、本考案によれば電源
を有する受信機から引き出された線路間に接続さ
れる検出器に、検出器が周囲の物理的現象の変化
を検出して発報した時に可聴音によつて警報する
音響警報器を設けた検出器の音響警報装置に於い
て、検出器の発報により線路間の電圧が所定値以
下に低下したことを検出した時に、スイツチング
素子の作動で検出器に設けている予備電源から電
源を供給して警報器を鳴動させるようにしたた
め、線路間の電圧低下を検出するしきい値電圧を
警報装置の非火災報の発生状況に応じて、例えば
二台の検出器の発報により線路間の電圧低下を検
出してスイツチング素子の作動により警報器を作
動させるようにしておくことにより、非火災報に
よつて線路に接続している検出器の音響警報装置
が一斉に鳴動してしまうことが確実に防止でき、
勿論、火災検出時には火災発生場所の検出器は勿
論のこと、火災発生場所に隣接した他の場所に設
置している検出器より一斉に音響警報が発せら
れ、ホテルのように防音対策が十分に施された複
数の部屋を間仕切りしている場合にも、各部屋に
対し、速やかに火災の発生を警報することがで
き、これによつて迅速な避難が可能になることか
ら人的被害を最小限にくい止めることができる。
又、火災の延焼により線路が燃えて切れたりもし
くは受信機側が燃えたとしても、各感知器側の予
備電源により音響警報が行なわれるので極めて信
頼性の高い火災警報設備を構成することができ、
又、火災のみならず線路の断線時にも警報を行な
わせることができるので、警報設備の維持管理を
より行ない易くできるという効果も得られる。
を有する受信機から引き出された線路間に接続さ
れる検出器に、検出器が周囲の物理的現象の変化
を検出して発報した時に可聴音によつて警報する
音響警報器を設けた検出器の音響警報装置に於い
て、検出器の発報により線路間の電圧が所定値以
下に低下したことを検出した時に、スイツチング
素子の作動で検出器に設けている予備電源から電
源を供給して警報器を鳴動させるようにしたた
め、線路間の電圧低下を検出するしきい値電圧を
警報装置の非火災報の発生状況に応じて、例えば
二台の検出器の発報により線路間の電圧低下を検
出してスイツチング素子の作動により警報器を作
動させるようにしておくことにより、非火災報に
よつて線路に接続している検出器の音響警報装置
が一斉に鳴動してしまうことが確実に防止でき、
勿論、火災検出時には火災発生場所の検出器は勿
論のこと、火災発生場所に隣接した他の場所に設
置している検出器より一斉に音響警報が発せら
れ、ホテルのように防音対策が十分に施された複
数の部屋を間仕切りしている場合にも、各部屋に
対し、速やかに火災の発生を警報することがで
き、これによつて迅速な避難が可能になることか
ら人的被害を最小限にくい止めることができる。
又、火災の延焼により線路が燃えて切れたりもし
くは受信機側が燃えたとしても、各感知器側の予
備電源により音響警報が行なわれるので極めて信
頼性の高い火災警報設備を構成することができ、
又、火災のみならず線路の断線時にも警報を行な
わせることができるので、警報設備の維持管理を
より行ない易くできるという効果も得られる。
第1図は、本考案の一実施例を示したブロツク
図、第2図は第1図における音響警報装置の具体
的な一実施例を示した回路図、第3図は本考案の
他の実施例を示したブロツク図である。 1……火災受信機、2,2′……電源兼用信号
線、3a,3b……火災検出器、4a,4b……
音響警報装置、5……予備電源、5a……バツテ
リイ、6……音響警報器、7……スイツチング素
子、8……電圧検出回路、9……火災検出部、1
0……盗難受信機、11,11′……電源線、1
2,12′……信号線、13a,13b……盗難
検出器、14,15……電源、16……受信リレ
ー。
図、第2図は第1図における音響警報装置の具体
的な一実施例を示した回路図、第3図は本考案の
他の実施例を示したブロツク図である。 1……火災受信機、2,2′……電源兼用信号
線、3a,3b……火災検出器、4a,4b……
音響警報装置、5……予備電源、5a……バツテ
リイ、6……音響警報器、7……スイツチング素
子、8……電圧検出回路、9……火災検出部、1
0……盗難受信機、11,11′……電源線、1
2,12′……信号線、13a,13b……盗難
検出器、14,15……電源、16……受信リレ
ー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電源を有する受信機から引出された一対の線路
間に複数個接続される検出器に、該検出器が周囲
の物理的現象の変化を検出して発報したときに可
聴音によつて警報する音響警報器を備えた検出器
の音響警報装置に於いて、 前記各検出器には、予備電源と、前記同一線路
間に接続された任意の検出器の発報により線路間
の電圧が所定値以下に低下したことを検出する電
圧低下検出回路と、該電圧低下検出回路の検出出
力により作動して前記予備電源の供給により前記
音響警報器を駆動するスイツチング素子とを設け
たことを特徴とする検出器の音響警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663082U JPS58159094U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 検出器の音響警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663082U JPS58159094U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 検出器の音響警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58159094U JPS58159094U (ja) | 1983-10-24 |
JPH0330956Y2 true JPH0330956Y2 (ja) | 1991-06-28 |
Family
ID=30067146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5663082U Granted JPS58159094U (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 検出器の音響警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58159094U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2816606B2 (ja) * | 1991-03-25 | 1998-10-27 | ニッタン株式会社 | 火災感知ユニット及びこれを用いた火災警報システム |
JP3674785B2 (ja) * | 2002-11-25 | 2005-07-20 | オムロン株式会社 | 警報システムおよび電源供給装置 |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP5663082U patent/JPS58159094U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58159094U (ja) | 1983-10-24 |
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