JPH0330920Y2 - - Google Patents

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JPH0330920Y2
JPH0330920Y2 JP1982047705U JP4770582U JPH0330920Y2 JP H0330920 Y2 JPH0330920 Y2 JP H0330920Y2 JP 1982047705 U JP1982047705 U JP 1982047705U JP 4770582 U JP4770582 U JP 4770582U JP H0330920 Y2 JPH0330920 Y2 JP H0330920Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、図面の黒地の中の白丸の中心点、あ
るいは白地の中の黒丸の中心点等のXY座標値を
自動的に読取るための座標自動読取機に関する。
プリント基板のスルーホールの配置図面2(第
4図参照)を作成し、この図面2の、黒地に白丸
で表わした、スルーホール4の中心点のXY座標
値を座標自動読取機によつて、自動的に読み取
り、この読み取りデータに基いて、数値制御穴あ
け工作機械のための入力テープを作成している。
座標自動読取機の概略を、第1図及び第6図を参
照して説明すると、6はテーブルであり、これの
両側にXレール8,10が固設されている。テー
ブル6は、透明なガラス板によつて載置面を形成
している。
12,14は前記Xレール8,10に移動自在
に取付けられたXカーソルであり、これらにXモ
ータ16,18が固設され、該Xモータ16,1
8のそれぞれの出力軸に固着されたピニオンギア
は、前記Xレール8,10に、その長手方向全長
にわたつて固設されたラツクギア(図示省略)に
噛合している。20は、前記Xカーソル12,1
4に架設されたYレールであり、これにYカーソ
ル22が移動自在に取付けられ、該Yカーソル2
2には、Yモータ24が固設されている。Yモー
タ24の出力軸に固着されたピニオンギアは、Y
レール20にその長手方向全長にわたつて固設さ
れたラツクギア(図示省略)に噛合している。
操作卓28に内蔵されたコントローラ(図示省
略)から、XYモータ駆動指令が、前記XYモー
タ16,18,26に入力されると、Xカーソル
12,14は、Xレール8,10に沿つてX座標
軸方向に移動し、Yカーソル22は、Yレール2
2に沿つて、Y座軸方向に移動しこれによつて、
Yカーソル22をテーブル6上の所望の位置に移
動制御するとができる。
また、操作卓28のパネルにはXYモータ制御
スイツチ群30を設けられ、該スイツチを手動操
作することによつて、XYモータ16,18,2
6を駆動制御し、Yカーソル22をテーブル6上
の所望の位置に移動させることができるように構
成されている。このときの、XYカーソル12,
14,22のXYレール8,10,20に沿つた
移動量は、カウンターによつてカウントされ、操
作卓28のパネルのXY表示部32に、デイジタ
ルに表示される。34は、前記Yカーソル22に
取付けられた読取ヘツドであり、これに市販のラ
インスキヤナカメラ36と、ITVカメラ38が
取付けられている。レンズ系40、ハーフミラー
42、反射器44及び、レンズ系46を介して
ITVカメラ38によつて撮映された、テーブル
6上の像は、操作卓28のパネルに配設されたモ
ニターテレビのブラウン管48に映し出されるよ
うに構成されいる。市販のラインスキヤナカメラ
36の光検出部50は、第6に示す如く、全長2
6mmの幅の中に、略1000個の光検出素子が一列線
状に配列されている。この光検出部50のテーブ
ル6上における光検出範囲は、ラインスキヤナカ
メラ36の前方のレンズ系40によつて10mm長に
縮少される。Yレール20の両端部には第1スト
ツプ面S1とこれより後退した位置に設けられた
第2ストツプ面S2を有するストツパー52,5
4が配設されている。(第2図、第3図参照)X
レール10にも同様に、ストツパー56,58が
配設されている。60,60′,62,62′はX
カーソル14の両端近傍の側面のそれぞれに並列
的に設置された第1リミツトスイツチと第2リミ
ツトスイツチであり、第1リミツトスイツチ6
0,62はXYモータの転を停止させる信号をコ
ントロールに供給し、第2リミツトスイツチ6
0′,62′は、電源を切る作用をしている。6
4,64′,66,66′はYカーソル22の両端
近傍の側面のそれぞれに並列的に設置された第1
リミツトスイツチと第2リミツトスツチであり、
第1リミツトスイツチ64,66はXYモータの
回転を停止させる信号をコントローラに供給し、
第2リミツトスイツチ64′,66′は電源を切る
作用を担当している。上記リミツトスイツチ6
0,60′,62,62′,64,64′,66,
66′とストツパー52,54,56,58は、
XYカーソル12,14,22のXYレール8,
10,20に沿つた移動範囲を規定し、Xカーソ
ル12,14がXレール8,10から外れたり、
あるいはYカーソル22が、Xカーソル12,1
4に激突するのを防止している。ラインスキヤナ
カメラ36のテーブル6上に想定される線上の読
取部68(第5図参照)の長手方向は、本実施例
ではYレール20の長手方向と平行に設定されて
いる。
前記ITVカメラ38の前方に位置して、チヤ
ート板70が配置され、このチヤート板70の指
標72の像がITVカメラ38に入光するように
構成されている。ブラウン管48に映し出された
指標72のうち、縦線72aは、線状読取部68
と一致し、横線72b,72cは、読取部68の
両端に接し、横線72dと縦線72aの交点72
eがJ度ブラウン管48の表示面の略中央に位置
するように設定されるとともに、該交点は、読取
部68の中心に設定されている。前記コントロー
ラは、テーブル6上の読取範囲を規定するデータ
に基いて、読取ヘツド34の図面2上における読
取範囲を設定し、且つ、操作卓28のスイツチに
よるスタート指令によつて、図面2上の読取範囲
の始点P1(第4図参照)から、読取ヘツド34
をX座標軸方向に走査移動させるとともひ、X座
標軸方向の一動作毎に、読取ヘツド34を所定ピ
ツチ即ち10mmY座標軸方向に移動させて、テーブ
ル6上の図面2の読取範囲の全範囲にわたつて、
検出部50を走査させる。
この動作を詳述すると、まず、プリント基板の
原図2をテーブル6に位置決めする。次に、読取
ヘツド34をテーブル6上の原点0,0に復帰移
動させる。尚、このときのカウンターの表示X=
0、Y=0の位置は指標の中心72eが指向する
テーブル6上の一点であり、表示部32の表示は
指標の中心72eを基準としている。次に、読取
ヘツド34を手動スイツチ操作によつてX−Y方
向に移動制御し、ブラウン管48の表示面上の指
標の点72eを、原図2に予め描かれている読取
範囲規定マークP1の中心に合わせ、そのときの
カウンターのXY座標置(X1,Y1)を操作卓2
8のキーボードによつて、コントローラに入力す
る。尚、前記指標の点72fは光検出部50の長
手方向の一端Aに対応している。
次に、読取ヘツド34を手動スイツチによつて
移動制御し、指標の点72eを、原図2の読取範
囲規定マークP2の中心に合わせ、そのときのカ
ウンターのXY座標カウント値(X2,Y2)を
キーボードのキーを操作してコントローラに入力
する。尚、前記指標の点72gは光検出部50の
長手方向の他端Bに対応している。コントローラ
は、前記P1、(X1,Y1)、P2(X2,Y
2)の座標値に基づいて読取ヘツド34のXY座
標軸方向の読取走査範囲を演算記憶する。次に読
取ヘツド34を原点(0,0)に復帰させ、自動
読取スタートボタンを押すと、読取ヘツド34
は、P1方向に移動し、ラインスキヤナカメラ3
6のテーブル6上に想定される読取部68の中心
がP1点に一致する。次に、読取ヘツド34はコ
トローラの指令によつて、Xレール8,10に沿
つて第4図上X座標軸方向に、(X2,−X1)程
移動する。この読取部68の移動にともなつて、
原図2の読取部68によつて走査された部分は、
光検出部50によつてデイジタル信号化される。
読取ヘツド34の(X2−X1)距離のX座標軸
方向の移動が完了すると、読取ヘツド34は、所
定ピツチ即ち10mm程、Yレール20に沿つて第4
図上、上方向に移動し、しかる後に、今度は読取
ヘツド34は(X1−X2)程X座標軸方向に移
動し、次に所定ピツチY座標軸方向にずれた後、
X座標軸方向に(X2−X1)分移動する。この
動作をくり返すことによつて原図2の読取範囲の
全面にわたつてラインスキヤナカメラ36で走査
する。原図の読取走査範囲の全面に且つて読取走
査が完了すると、読取ヘツド34は自動的に停止
する。ラインスキヤナカメラ36の読取データは
順次コントローラに入力され、コントローラの演
算部によつて原図2の黒地に白丸4の中心のXY
座標値が演算され、出力装置に出力される。尚、
図面2の読取範囲用のマークは、2つに限定され
るものではない。
上記自動読取を行う場合において、次の場合が
生じる。即ち、P2のY座標値と、P1のY座標
値の減算値がピツチ値によつて割り切れない場合
には、自動読取の最終走査動作の1回分の手前
で、光検出部50の読取部68の中心とマークP
2との間には、第5図に示す如く、Y座標軸方向
に△yの距離が生じ、この△yの値は、ピツチ値
10mmより小さい。そして、このときの読取部ヘツ
ド34の位置からY座標軸方向に1ピツチ分に相
当する10mmの範囲内にリミツトスイツチ64の投
入点が存在した場合には読取ヘツド34は、自動
読取の最終走査動作に移行することができなくな
る。従つて、今までの原図2の自動読取データの
全てが使用不可能になつてしまい、もう一度、自
動読取動作を行わなくてはならない。このような
ことが生じる原因は、読取ヘツド34を手動スイ
ツチによつて移動制御し、P2点に、指標72の
中心72e点を一致させる読取範囲設定時にはリ
ミツトスイツチ64が投入されず、自動読取駆動
時には、読取部68の中心が読取設定範囲を△Z
程越えると、このときスイツチ64がストツパー
52に衝突してしまう位置にスイツチ64が位置
することに存する。読取範囲設定時に、リミツト
スイツテ64が投入されれば、オペレータは、読
取ヘツド34の読取範囲が設定移動範囲を越えた
ことを知ることができ、原図2の位置を下方向に
ずらして、再度読取範囲を設定し、上記のような
事態を防ぐことができる。
しかしながら、上記の場合には、指標の中点7
2eをP2点に一致させても、リミツトスイツチ
64は投入されず、しかも、自動読取時には読取
ヘツド34は、Y座標軸方向に所定ピツチ毎即ち
10mmごと移動するので、読取ヘツド34が最終走
査動作に移行すると、リミツトスイツチ64は、
ストツパー50のストツパー面に当接し、XYモ
ータ停止指令がコントローラに入力されて、読取
ヘツド34の移動が停止してしまう。
検出部50の読取部68の中心のY座標軸方向
の最終移動位置が、P2点の座標位置Y2に一致
するのは、Y2−Y1の値がピツチ値で割り切れ
るときであり、このよなことは少く、大概は割り
切れない。割り切れないで余りがでるときは、コ
ントローラは、検出部50の読取部68の中心
を、P2のY座標位値Y2より△ZだけY座標軸
方向に突出させることになる。この△Zは、ピツ
値マイナス△Yであるが、読取部68の中心がP
2点から△Z程Y座標軸方向に移動すると、リミ
ツトスイツチ64が投入されることは、認識する
ことができないので、オペレータは誤つたP1,
P2値をコントローラに入力してしまうことにな
る。
本考案は、このような不都合を除去することを
目的とするものであり、リミツトスイツチ64の
投入点の、Y座標軸方向に1ピツチ相当分以上手
前に、もう一つのリミツトスイツチ投入点を設
け、このリミツトスイツチが投入されるとブザー
が鳴つて、読取ヘツド34側のリミツトスイツチ
64がストツパー52にきわめて近づいているこ
とを警告するものであり、このリミツトスイツチ
は、第1図上、符号80で示されている。該リミ
ツトスイツチ80は、ストツパー52のストツパ
ー面に当接すると投入されるように、前記Yカー
ソル22の側面に取付けられている。
尚、上記は、読取ヘツド34を第1図上、Yレ
ール20に沿つて上に向けて、順次ピツチ送りし
た場合の説明であるが、テーブル6の上側に原点
0,0を設定し、読取ヘツド34をYレール20
に沿つて上から下に向けて順次ピツチ送りする場
合も当然考えられ、この場合には、リミツトスイ
ツチ66の前方に上記条件で設けた警報用のリミ
ツトスイツチ80aが上記リミツトスイツチ80
と同様に機能する。また、読取ヘツド34を第1
図上、左から右方向に向けて順次ピツチ送りする
場合には、リミツトスイツチ80bが上記リミツ
トスイツチ80と同様な機能を担当し、反対に読
取ヘツド34を、右から左方向に向けて順次ピー
チ送りする場合には、リミツトスイツチ80cが
上記リミツトスイツチ80と同様な機能を担当す
る。尚、本案の実施に際し、X−Y座標軸上にモ
ータ停止点、電源遮断点及び警報点を設定する手
段は、リミツトスイツチとストツパーの図示する
構成に特に限定されるものでなく、光電スイツ
チ、近接スイツチその他を用いた構成にしてもよ
い。また、指標とともに載置面を映す指標装置
は、ITVカメラとブラウン管の構成に特に限定
されるものではない。リミツトスイツチを静止側
に、ストツパーを移動側に配置し、向に移動する
ようにした構成等種々の改変を行うことができる
ものであり、本案は特に図示する構造に限定され
るものではない。 本考案は上述の如く構成した
ので、ラインスキヤナカメラを支持する読取ヘツ
ドが自動読取動作中、モータ停止点に達して自動
読取動作の続行が不可能となるのを防止すること
ができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は平
面図、第2図はスイツチの側面図、第3図はスト
ツパーの外観図、第4図はプリント基板原図の平
面図、第5図は動作説明図、第6図はヘツドの説
明図、第7図は説明図である。 2……図面、6……テーブル、8、10……X
レール、12,14……Xカーソル、16,18
……Xモータ、20……Yレール、22……Yカ
ーソル、26……Yモータ、28……操作卓、3
4……読取ヘツド、36……ラインスキヤナカメ
ラ、38……ITVカメラ、46,48……ブラ
ウン管、50……光検出部、60,62……リミ
ツトスイツチ、64,66……リミツトスイツ
チ、72……指標。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 読取ヘツド34をテーブル6に対して相対的に
    XY座標軸方向に駆動するコントローラに、テー
    ブル6上の図面の少なくとも2点に表示した読取
    範囲設定用のマークP1、P2のXY座標値を入
    力して、テーブル上に座標読取範囲を設定し、前
    記読取ヘツド34の検出部50の検出範囲にレン
    ズ系40を介して前記テーブル6上の図面の所定
    範囲を結像させ、前記コントローラによつて、前
    記テーブル6に対して読取ヘツド34をモータに
    よつて一方の座標軸方向に往復移動させるととも
    に、該読取ヘツド34を他方の座標軸方向に前記
    検出部50の検出範囲にほぼ相当する所定ピツチ
    づつ順次移動して、前記テーブル6上の図面の座
    標読取範囲を読取ヘツド34の検出部50によつ
    て走査し、前記図面中の黒地の中の白丸の中心点
    あるいは白地の中の黒丸の中心点等のXY座標値
    を自動的に読み取るように成し、前記読取ヘツド
    34の前記テーブル6に対する相対的な移動経路
    の端部に、スイツチを構成要素とするモータ停止
    点を設定し、前記読取ヘツド34が、前記モータ
    停止点に達すると、読取ヘツド34の移動が停止
    するようにした座標自動読取機において、前記読
    取ヘツド34のテーブル6に対する相対的なピツ
    チ送り方向の移動経路の前記モータ停止点の手前
    に少なくとも前記読取ヘツド34のピツチ送りの
    1ピツチ分の距離を離してスイツチを構成要素と
    する警告点を設定し、該警告点に、前記読取ヘツ
    ド34が達すると、警告を発するようにしたこと
    を特徴とする座標自動読取機。
JP1982047705U 1982-03-31 1982-03-31 座標自動読取機 Granted JPS58150153U (ja)

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JPS58150153U JPS58150153U (ja) 1983-10-07
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942966A (ja) * 1972-09-04 1974-04-23
JPS5240840U (ja) * 1975-09-16 1977-03-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337546Y2 (ja) * 1974-11-11 1978-09-12

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