JPH0732931B2 - 金型識別装置を備えたツ−リングタワ− - Google Patents

金型識別装置を備えたツ−リングタワ−

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JPH0732931B2
JPH0732931B2 JP30892286A JP30892286A JPH0732931B2 JP H0732931 B2 JPH0732931 B2 JP H0732931B2 JP 30892286 A JP30892286 A JP 30892286A JP 30892286 A JP30892286 A JP 30892286A JP H0732931 B2 JPH0732931 B2 JP H0732931B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、金型識別装置を備えたツーリングタワーに
関する。
(従来の技術) 金型を使用する各種工作機械、特にパンチプレスにおい
ては、金型を収納した管理するツーリングタワーが必要
とされ、金型ラックと称し単に金型を収納するだけの棚
状のものから、例えばステーション番号又は金型番号を
キー入力すれば所定の金型を自動的に取り出すことが可
能な自動装置まで各種のものが使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これら従来よりツーリングタワーでは、
自動的なものにあっても、金型取付用のステーション番
号に取付金型の番号を対応させてテーブルデータで管理
するだけのものであったため、次のような問題点が残っ
ていた。
金型交換が手動で行われ、かつ金型番号の入力を誤
ったような場合には、前記テーブルデータは誤って記憶
され、該金型がタワー内で行方不明となってしまう。
テーブルデータが誤っている場合には、ロボット等
が誤って別の金型を取り出してしまうことがあり、当該
金型を取り付けた機械(例えばタレットパンチプレス)
に支障を来たすことになる。
従来のツーリングタワーでは、所定のステーション
に取付けられている金型を確認したい場合、ステーショ
ン番号に対応して金型番号がそのまま表示されるので、
その真偽を問うため確認作業が必要となる。
そこで、この発明は、これら問題点を改善し、テーブル
データの信頼性を高め、取付け金型を容易に確認するこ
とができ、金該管理を確実に行えるツーリングタワーを
提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの発明では、ツーリングタワ
ーを、複数の金型取付ステーションを備えたタワー本体
に、前記各ステーションに取付けられた金型端面を撮像
することにより該ステーションに取付けている金型の形
状を認識し該ステーションに取付けられている金型が所
定のものであるか否かの識別を行う金型識別装置を設
け、前記各ステーションの番号と各ステーションに取付
けられた金型番号を対応させて記憶するテーブルデータ
の正誤を判別しつつ金型管理を行う金型管理手段を備え
て構成した。
(作用) この発明では、金型識別装置で金型形状に認識し、所定
のステーションに所定の金型が取付けられているか否か
を判定する。
従って、テーブルデータは金型識別装置で管理され、誤
ったテーブルデータがそのまま使用される恐れがない。
又、金型識別装置は取付金型の形状認識を行うので、こ
れを出力させて所定ステーションの金型の形状を知るこ
とができる。
(実施例) 第1図はこの発明をタレットパンチプレスの金型交換シ
ステムに適用したシステム概要図である。
図示のように、タレットパンチプレス1にはNC装置3が
接続され、該NC装置3には、金型管理用の制御装置5を
介して金型交換用のロボット7及ツーリングタワー9が
接続されている。
タレットパンチプレス1は、上タレット11と下タレット
13とを有している。上タレット11は円周上に複数の上金
型(パンチ)を装着可能の複数のパンチ装着部を備えて
成る。又、下タレット13は、前記上タレット11に対し、
前記パンチと対を為して使用される下金型(ダイ)を装
着可能の複数のダイ装着部を備えて成る。
上タレット11及び下タレット13はパンチ及びダイを図右
方向に位置する加工部(パンチセンター)に提供すべく
同期して回転されるようになっている。
前記加工部の上方位置にはストライカ15が設けられてい
る。ストライカ15は、所定のタイミングで迅速に降下さ
れ、前記パンチ11の頭部を押圧することにより、前記パ
ンチと前記ダイとの間で、図示しないワークピースWの
所定位置に所定の穴明け加工を施すものである。
前記タレット11,13の右方に位置するクランプ装置17
は、図示しない板状のワークピースの一端を把持し、該
ワークピースの所定位置を前記加工部に位置せしめるも
のである。このために、該クランプ装置17はXY平面内を
移動するキャリッジ19に固定され、該キャリッジ19は、
タレットパンチプレス1に接続されたNC装置3で駆動さ
るようになっている。
NC装置3は、図示しないX軸及びY軸駆動用のサーボモ
ータを介して前記キャリッジ19を駆動制御すると共に、
前記加工部に所定の金型が来るよう、タレット11,13の
回転を制御する。
NC装置3の操作面には、各種指令やデータを入力するた
めの複数のキー装置3aが備えられていると共に、CRT3b
が設けられている。
金型管理用の制御装置5は、操作面にキー装置5a及びCR
T5aを備えている。制御装置5は、前記NC装置3からの
金型交換指令により、又はオペレータによるキー装置5a
のキー操作に基いて、ロボット7及びツーリングタワー
9を制御すると共に、CRT5bに適宜の表示を行う。制御
装置5の制御の内容は第10図以下で詳述する。
ロボット7は、ハンド7aを有しており、金型管理用の制
御装置5の指令により、ツーリングタワー9から所定の
金型を取り出して、これを前記タレット11,13に提供
し、又、前記タレット11,13から不要となった金型を取
り出して、これをツーリングタワー9に収納する。
ツーリングタワー9は金型識別装置21を備えている。
第2図及び第3図に詳述するように、ツーリングタワー
9は、それぞれ複数の金型装着用のステーションを備え
た多段のタレット23(23a,23b,23c,23d,23e,23f)を軸2
5上に複数段に備えて構成されている。上から数えて奇
数段のタレット23a,23c,23eはパンチ27を収納するため
のタレットであり、偶数段のタレット23b,23d,23fは、
パンチ27に対応するダイ29を収納するためのタレットで
ある。パンチ27を収納するステーションにはパンチ2の
端面を下からのぞくことが可能な孔31が設けてある。パ
ンチ27及びダイ29をそれぞれ収納するタレット間の間隔
d(第4図参照)は2〜5cm程度である。
前記軸25の下端にはギヤ25aが設けられ、該ギヤ25aは、
チェーン33を介してモータM1で所望の方向に所望の量だ
け回転駆動されるようになっている。
一方、ツーリングタワー9の一側方には、2本のねじ柱
35が回転可能に設けられ、各柱35にはナット部材37が設
けられ、両ナット部材37は第4図に詳細に示すように、
断面が溝形の案内部材39を介して相互に結合され、該案
内部材39は前記金型識別装置21をタレット半径方向に移
動可能の態様で案内するよう構成されている。該金型識
別装置21のタレット半径方向への移動は、該金型識別装
置21に備えたラック41にピニオン43を噛合させ、該ピニ
オン43を前記案内部材39に取付けたモータM3で回転させ
ることによって行われるものである。
第4図に示すように、金型識別装置21の検出部21a内の
検出素子は基台21bに対し、パルスモータM4によって駆
動されるボールねじ21cにより、タレット半径方向に駆
動制御されるようになっている。
上記構成により、タレット23はモータM1によって回転さ
れ、所定のタレット23の所定ステーション位置を前記ロ
ボット7の位置、又は、前記金型識別装置21の位置へ回
転移動させることが可能である。
又、金型識別装置21は前記モータM3の駆動によってピニ
オン43を回転させ、第2図及び第3図に示した位置又
は、検出部21aをタレット23の外方へ位置させた位置へ
移動させることが可能である。
更に、前記モータM2を駆動することにより、ねじ柱35を
回転させ、金型識別装置21を所定のタレット高さに位置
変更可能である。ただし、金型識別装置21の高さは、本
例では、偶奇タレットの中間位置になるよう制御される
ものである。
第5図は金型識別装置21の拡大正面断面図、第6図は金
型識別装置21の平面図である。
検出部21aには、ツーリングタワー9のタレット側23に
向けてレール45が取付けられている。レール間の平面に
は通孔55が形成されるようになっている。
前記通孔45内には、前記レール43に案内されるファイバ
支持体47が、前記ボールねじ21cの先端に固着されてい
る。
ファイバ支持体47のタレット側23の面には、端面をパン
チ27及びダイ29の端面に向けて振り分けたファイバ群49
の先端部51が固定されている。
ファイバ群49は、第7図にモデルで示すように、補強布
53を中心として上下各3列に振り分けたファイバ列49a,
49b,49c及び49d,49e,59fで構成されている。各ファイバ
列は、50μ〜100μ程度の光ファイバを整然と配列して
構成されている。本例では、相隣り合う列の各光ファイ
バは他の例のものに対し千鳥配列となるよう配列されて
いる。中心列に位置する光ファイバ49b,49eはパンチ側
及びダイ側の受光用ファイバ列で、他のものはパンチ及
びダイ側の投光用のファイバ列である。
ファイバ群のうち、投光用のファイバ列の他端にはレー
ザ光源55が配設されている。受光用の各ファイバ列55a,
55cの他端57には第8図で示すカメラ69が配設されてい
る。
上記構成において、ファイバ支持体47は、パルスモータ
M4への指令信号を適切にすることにより基板21aに対
し、第6図において左右に進退自在であり、0.1mm以下
の単位で細かく制御可能である。
そこで、今、検出部21aを、例えば第3図に示した所定
タレットの所定ステーション位置へ位置せしめ、ファイ
バ群59の先端部51を第4図に示した各金型27,29の外周
位置に位置せしめた状態から、次の〜の要領で動作
させることにより、金型認識をすることが可能である。
第7図において、光源55をオンとする。
第5図及び第6図において、ファイバ群59の先端51
をパルスモータM4の駆動によってタレット23a,23b側に
押し進める。
すると、第7図に示した投光用ファイバ列49a,49c,
及び49e,49fよりレーザ光が直上及び真下に発射され、
これらレーザ光の反射光が受光用ファイバ列49b及び49e
に返される。
そこで、受光用ファイバ列49b,49eの他端(検出
端)57側で、第6図以下に示す処理を施すことにより、
パンチ27及びダイ29の画像を得ることが可能である。
及びの処理は、モータM1,M2,M3の駆動によっ
てタレット23の回転位置及び金型識別装置21の高さ調節
をすることにより、任意のステーションについて行われ
得る。
第8図は上記金型識別装置21の信号処理回路を示すブロ
ック図である。
図示のように、処理回路は、撮像指令部59と、これに接
続される同期信号発生回路61及び光源55の電源回路63と
を有している。
撮像指令部59は、第1図に示した金型管理用の制御装置
5内に構成されるものである。
撮像指令が出力された場合には、電源回路63は光源55を
点灯し、投光ファイバー49a,49c及び49d,49fに所定光量
のレーザ光を出力させ、先端部51から上面及び下面に向
けて連続して平行光線を発射させる。
同期信号発生回路61は、内部に時計を有し、1msec〜10m
sec単位で所定周期の同期信号SSを出力する。
前記同期信号発生回路71には、スキャン回路63と、パル
スモータ駆動回路65とが接続されている。
パルスモータ駆動回路65は、前記パルスモータM4と接続
され、前記同期信号SSを受けて、前記ファイバ支持体47
を0.05〜0.2mm程度の所定ピッチでタレット内側に向け
て移動させる。
一方、前記スキャン回路63は、リニアCCD67を備えたカ
メラ69と接続されている。カメラ67は前記受光ファイバ
49b(39e)の検出端57を撮像するよう、検出端57に対し
所定の間隔を開けて配設されている。
カメラ69は、一直線上に配設された検出端57の各光ファ
イバーから出力される光量を、前記同期信号SSに基いて
所定タイミングで撮像する。瞬間的な撮像信号では、第
9図(a)に示すように、リニアCCD67上に、受光用フ
ァイバ49b,49eの現在位置に対応する金型(パンチ及び
ダイ)端面の前記ファイバ支持体47の進行方向と直交す
る方向(以下、この線方向をx方向と称す)上の線状の
像が得られ、カメラ69からこの像を現す信号S1が出力さ
れる。信号S1は、パンチ27の端面と金型ホルダとの間及
び、ダイ29の端面と端縁との間に電位変化を有する電圧
信号である。低電位部分は、レーザ光の反射が少なかっ
たこと、即ち、空洞部分や、金型の傾斜部分であること
を意味している。
前記カメラ69には、微分回路71が接続されている。微分
回路71は、前記信号S1をx軸上で微分し、第9図(b)
に示すように、低電位部分の両端位置の傾斜部分を強調
し、微分信号S2を出力する。
微分回路71には、判別回路73が接続され、該回路73には
輪郭強調処理回路75が接続されている。判別回路73は、
第9図(b)に示すようにプラス(+)及び(−)側に
2レベルの比較電位Vth1,Vth2を有し、両電位Vth1、Vth
2で前記微分電位S2を比較し、交点x1,x2,x3,x4を検
出する。輪郭強調処理部85は、検出された位置x1,x2
x3,x4を線分化処理等行って強調する。
前記輪郭処理部75には、演算回路77及びウィンドウ処理
回路79が接続されている。演算回路77には、前記CRT5b
と接続される表示駆動回路81が接続されている。表示駆
動回路81は、前記ウィンドゥ処理回路79及び前記同期信
号発生回路61と接続されている。
演算回路77は前記位置x1,x2,x3,x4をx軸及びファイ
バ支持体47の移動方向に対応させて金型形状の表示のた
めの信号を形成すべく、中心側の2値x2,x3を金型断面
位置として演算するものである。
ウィンドゥ処理部79は、ウィンドゥ処理を施すべく、座
標の拡大処理を施すものである。
表示駆動回路81は、前記同期信号SSに、前記演算回路77
の検出演算信号x2,x3を入力し、これに座標処理を施し
て、CRT5bに金型の端面形状を表示するものである。
第10図は金型管理用制御装置5の内部構成を示すブロッ
ク図である。
金型管理用制御装置5は、内部に金型管理部83を有して
いる。該管理部83は、前記NC装置3と前記キー群5aと、
前記金型識別装置21の信号処理回路と接続されている。
又、制御装置5は、前記金型管理部83と接続される金型
データ記憶部85、タワー制御部87、ロボット制御部89を
有している。
金型管理データ記憶部85は、ツーリングタワー9のステ
ーション番号TTSiに対応して、当該ステーションに設定
されている金型番号Tiをテーブルデータとして記憶する
ものである。又、併せて、全金型に対し各金型の形状を
示す形状データをも有している。
金型管理部83の行う処理は次の通りである。
キー群5aからの金型設定信号SETSに対しては、前記テー
ブルデータを更新する。
キー群5aからの表示指令DSに対しては、前記テーブルデ
ータの全部又は一部を指令に応じてCRT5aに表示する。
又、所定ステーションTTSiに取付けられている金型形状
を前記金型識別装置21によって撮像した上で表示させる
こともできる。
NC装置3からの金型交換指令TCSに対しては、まず、タ
レットパンチプレス1の所定のステーションMTSiから所
定の金型を取り出すようロボット制御部89に指令する。
ロボット制御部89は、タレットパンチプレス1の所定の
ステーションMTSiから金型を取り出すよう前記ロボット
7を制御する。ロボット7は、取り出した金型をツーリ
ングタワー9の所定のステーションTTSiに格納する。こ
のために、タワー制御部87が所定タイミングで作動さ
れ、ツーリングタワー9の軸25を空のステーションTTSi
信号が取り出し口に来るようにモータM1を駆動する。
一方、これら動作に関連して金型管理装置83は、タレッ
トパンチプレス1が必要とする金型を検索するため、前
記金型管理データ記憶部85のテーブルデータを参照し、
所定の金型がタワーのどのステーションに取り付けられ
ているかを検出する。
そこで、本例では、前記テーブルデータで検索されたス
テーション位置に真に所望の金型が取り付けられている
かを確認するため、前記金型識別装置21に識別指令を出
力する。
金型識別装置21は、該指令に基いて、前記テーブルデー
タで検出されたステーション位置の金型を第8図及び第
9図で示した要領で形状確認し、この形状と、前記形状
データで規定される形状とを照合し、正規の金型である
か否かを識別する。
金型管理部83は、正規の金型であった場合には、タワー
制御部87、ロボット制御部89を介して、当該ステーショ
ンに取り付けられている金型をタレットパンチプレス1
の所定ステーションに取付ける。又、正規の金型でなか
った場合には、CRT5aを介してタワーの所定ステーショ
ンTTSiに正規の金型が取り付けられていないことの警報
を出力する。併せてブザーを鳴らすようにしてもよい。
以上のように本例では、金型交換指令TCSによって金型
識別が行われるので、誤って異種の金型を自動交換して
しまうことがない。
以上の例では、金型識別装置21を金型交換時に動作させ
た例を示したが、タイマを設け、該装置21を所定時間
毎、例えば昼間及び夜間に動作させ、タワー9の全ステ
ーションについて順次金型識別を行い、前記テーブルデ
ータが正しく記載されているか否かを照合し、誤りが有
る部分について報知させるようにしても良い。誤りが報
知された場合には、そのステーションについてのみ確認
し、前記キー群5bを操作して、テーブルデータを正規の
ものに修正すれば良い。
以上の通り、本実施例によれば、線上に配設した光ファ
イバ列を金型端面に合わせて走査することにより金型形
状を確認することができ、認識した金型形状からタワー
9の所定のステーションに取付けられている金型を識別
することができるので、テーブルデータを常時正規のも
のに合わせることができ、ツーリングタワー9の金型管
理を確実に行うことができる。
第11図以下に金型識別装置の他の実施例を示した。
第11図は他の実施例に係る金型識別装置の拡大正面図、
第4図はその平面図である。
本例に示す金型識別装置91は、第5図及び第6図に示す
ものに対し、検出部93の構成が異なっている。
案内部材39のタワーのタレット端には、レール取付板95
が固定され、該レール取付板95には、タレット側23に向
けてガイドレール97が延設されている。ガイドレール97
の上下方向には通孔99が形成され、該通孔99中を2枚の
プリズム取付部材101が前記ガイドレール97に沿ってタ
レット23の半径方向に摺動可能に装着されている。
前記プリズム取付部材101の一方は、前記案内部材39上
に固定されたパルスモータM4によりタレット23の半径方
向に移動されるボールねじ21cの先端が固定され、前記
プリズム取付部材101は、パルスモータM4の駆動によっ
てタレット23に対し接近離反されるようになっている。
前記2枚のプリズム取付板101の間には、2枚のプリズ
ム103.105が、接合されて直方体を成す態様で図示の如
く対称的に取付けられている。両プリズム103,105の上
又は下面の所定の位置にはタレット23方向と直交する方
向に線状のフォトダイオード107,109が取付けられてい
る。
前記レール取付板95と前記パルスモータM4との間にはレ
ーザスキャナ111が前記レール取付板95に対し固定的に
設けられている。レーザスキャナ111は、その内部にレ
ーザ光源111a,反射ミラー7111b,ポリゴンミラー111c,f
θレンズ111dから成る平面走査機構を有している。ポリ
ゴンミラー111cは、図示しないモータによって水平面内
で回転され、反射ミラー111bからのレーザ光をfθレン
ズ111dの入力面に向けて所定周期で走査するものであ
る。fθレンズ111dは、ポリゴンミラー111cから入力さ
れる走査レーザ光をタレット23方向に向きを換え前記通
孔99に向けて一水平面内で照射するものである。このよ
うな平面走査機構はファクシミリ等OA機器に使用されて
いるものと変わるところがない。
前記レーザスキャナ111から照射されたレーザ光LBは、
前記プリズム105の入力面に照射されるよう、前記プリ
ズム取付板101には、適宜レーザ光LBを通過させるため
の通孔が設けられている。
第13図はプリズム103,105の詳細とレーザ光LBの通過経
過を示す正面説明図である。
プリズム105は、入射面105aと、ハーフミラー面105b
と、出力面105cとを有している。プリズム103は、入力
面103aと、全反射面103bと、ハーフミラー面63aとを有
している。
上記構成のプリズム構成において、プリズム105の入力
面105aに入力されたレーザ光LBは、ハーフミラー面105b
で、プリズム103の全反射面103bに向けてのレーザ光LBU
と、プリズム105の出力面105cに向けてのレーザ光LBDと
に分割される。
プリズム105の出力面に向けて照射されたレーザ光LBD
は、ダイ29の端面29aで反射され、プリズム65に対して
所定の位置に配置されたフォトダイオード109で吸収さ
れる。これにより、フォトダイオードは所定の電圧信号
を出力する。端面29a以外の所に照射されたレーザ光LBD
は、フォトダイオード109上に確実に照射されないの
で、この場合、フォトダイオード109の出力電圧は略ゼ
ロである。
一方、プリズム103に入力されたレーザ光LBUは、全反射
面103bで全反射され、一部のレーザ光をパンチ27の端面
47aに向けて出力する。そして、この出力光は端面27aで
反射され、前記同様フォトダイオード107で吸収され
る。この場合もフォトダイオード107は所定の電圧信号
を出力する。
なお、本例では、レーザスキャナ111の出力軸上に一部
のレーザ光が逆流され得るが、この逆流光は、アイソレ
ータを配設することにより適宜除去することができるも
のである。
以上により、第12図において一平面上を走査されるレー
ザ光LBは、ある時刻において各金型端面で反射され又は
反射されず、フォトダイオード107,109から所定の電圧
信号を出力する。
上記構成において、検出部プリズム103,105は、パルス
モータ59への指令信号を適切にすることにより、第2図
において左右に進退自在であり、0.1mm以下の単位で細
かく制御可能である。
そこで、今、プリズム103,105を各金型27,29の外周位置
に位置せしめた状態から、第14図に示した電気回路を動
作させることにより、金型形状の認識を行うことが可能
である。
第14図は、前記パルスモータM1、及び、前記レーザスキ
ャナ111を制御し、前記フォトダイオード107,109からの
電圧信号を取り込んでパンチ27及びダイ29を認識する電
気回路のブロック図である。
図示の如く同期信号発生回路113には、パルスモータ駆
動回路115と、スキャン指令回路117と、電気信号取り込
み回路119とが接続されている。同期信号発生回路113
は、第15図(a)に示すように、所定周波の同期信号SS
を出力する。
パルスモータ駆動回路115は、第15図(b)に示すよう
に、前記同期信号SSに基いて前記プリズム取付部材101
を所定速度で前記タレット23,の内側方向に押し進め
る。
前記スキャン指令回路117は、前記同期信号SSに基い
て、ポリゴンミラー111cを1パルス当り1/nだけ等速で
回転させ(nはポリゴンミラー111c角数)、第15図
(C)に示すように、パンチ27及びダイ29の端面に対す
るレーザ光LBU及びLBDのスポット軌跡LBKを平行に描か
せる。このために、レーザスキャナ111には、ポリゴン
ミラー111cのモータ111mをフィードバック制御する速度
検出部121を備えた駆動回路123が設けられている。又、
温度補償や光量補償を行うための温度検出部125、光量
検出部127、を備えた光源駆動回路119が設けられてい
る。
電気信号取り込み回路119は、前記同期信号SSに基い
て、より微小なタイミングで前記フォトダイオード107,
109から電圧信号を入力し、これをパルス信号に変換し
この微小なタイミングで出力する。
電気信号取り込み回路119には、カウンタ131が接続され
ている。カウンタ131は電気信号取り込み回路119が出力
したパルス信号のパルス数をカウントする。
カウンタ131には画像作画回路133が接続されている。画
像作画回路133は、前記同期信号発生回路113、及び、演
算回路135、ウィンドウ処理回路137が接続されている。
画像作画回路133は、第15図に示した軌跡LBKを通ってパ
ンチ27及びダイ29の端面27a,29aに照射されるレーザ光L
BU,LBDの反射光によるフォトダイオード107,109の出力
に基いて、第15図(c)に示したパンチ27及びダイ29の
形状27b及び29bをメモリ上に作画する。
演算回路95は、形状27b,29bに基いて、パンチ寸法を演
算する。
前記ウィンドウ回路137及び前記演算回路135には表示ド
ライバ139が接続されている。表示ドライバ139は、前記
ウィンドウ回路137を介してCRT5bに金型形状に表示する
と共に、演算回路95から出力された寸法データを表示す
ることが可能である。
本例によれば、レーザ光の走査によって金型形状を検出
し、検出した金型形状からタワー9のタレット23の所定
のステーションに取付けられている金型を前記実施例と
同様の方式で識別することができるので、テーブルデー
タを常時正規のものと合わせることができ、ツーリング
タワー9の金型管理を確実に行うことができる。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、適宜の設計的変更を行うことにより、他の態様でも
実施し得るものである。
[発明の効果] 以上の通り、この発明によれば、ツーリングタワーに金
型識別装置を設けたので、テーブルデータの信頼性を高
め、取付け金型を容易に確認することができ、金型管理
を確実に行える。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも実施例を示し、第1図はツーリングタワ
ーをタレットパンチプレスに適用したシステム概要図、
第2図はツーリングタワーの平面図、第3図は第2図の
III−III断面図、第4図は金型識別装置の一例を金型配
置と共に示す正面図、第5図及び第6図は上記金型識別
装置を拡大して示す正面断面図及び平面図、第7図は上
記金型識別装置に使用されている光ファイバの正面説明
図、第8図は上記金型識別装置の信号処理回路のブロッ
ク図、第9図(a)(b)は上記信号処理回路の作用を
示す説明図、第10図は金型管理用制御装置の構成を示す
ブロック図、第11図及び第12図は金型識別装置の他の実
施例を示す正面図及び平面図、第13図はプリズムの作用
を示す正面説明図、第14図は上記他の実施例に係る金型
識別装置の制御回路を示すブロック図、第15図(a)
(b)(c)は上記制御回路の作用を示す説明図であ
る。 3…NC装置 5…金型管理用の制御装置 9…ツーリングタワー 21,91…金型識別装置 23(23a,23b…23f)…ツーリングタワーのタレット 27…パンチ 29…ダイ 49…ファイバ群 83…金型管理部 85…金型管理データ記憶部 103,105…プリズム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の金型取付ステーションを備えたタワ
    ー本体に、前記各ステーションに取付けられた金型端面
    を撮像することにより該ステーションに取付けられてい
    る金型の形状を認識し該ステーションに取付けられてい
    る金型が所定のものであるか否かの識別を行う金型識別
    装置を設け、前記各ステーションの番号と各ステーショ
    ンに取付けられた金型番号を対応させて記憶するテーブ
    ルデータの正誤を判別しつつ金型管理を行う金型管理手
    段を備えて構成されるツーリングタワー。
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JP4750943B2 (ja) * 2000-12-21 2011-08-17 株式会社アマダ 金型台車
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