JPH0330762B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0330762B2 JPH0330762B2 JP56140373A JP14037381A JPH0330762B2 JP H0330762 B2 JPH0330762 B2 JP H0330762B2 JP 56140373 A JP56140373 A JP 56140373A JP 14037381 A JP14037381 A JP 14037381A JP H0330762 B2 JPH0330762 B2 JP H0330762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- low
- water supply
- boiler
- supply line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 73
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 13
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 claims description 13
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 238000010025 steaming Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は混圧型廃熱回収ボイラに係り、高
圧、低圧ボイラの各ドラムの相互干渉がなく、か
つ給水ポンプのキヤビテーシヨンを防止できる混
圧型廃熱回収ボイラに関する。
圧、低圧ボイラの各ドラムの相互干渉がなく、か
つ給水ポンプのキヤビテーシヨンを防止できる混
圧型廃熱回収ボイラに関する。
ガスタービン発電により生じた排ガスを始めと
して各種排ガスの熱を回収する方法として排ガス
流中に廃熱ボイラを配置して熱回収を行なうが、
この場合、熱回収効率を高めるため高圧ボイラと
低圧ボイラとを併設した混圧型ボイラを設置する
ことがある。第1図は従来の混圧型ボイラの一例
を示す。図において、脱気器1の貯水は低圧給水
ポンプ2により主給水ライン15を経て低圧節炭
器3において昇温した後低圧ドラム4に供給され
る。
して各種排ガスの熱を回収する方法として排ガス
流中に廃熱ボイラを配置して熱回収を行なうが、
この場合、熱回収効率を高めるため高圧ボイラと
低圧ボイラとを併設した混圧型ボイラを設置する
ことがある。第1図は従来の混圧型ボイラの一例
を示す。図において、脱気器1の貯水は低圧給水
ポンプ2により主給水ライン15を経て低圧節炭
器3において昇温した後低圧ドラム4に供給され
る。
低圧ドラム4内の缶水は降水管5および蒸発器
6を循環し、発生した蒸気はドラム4から低圧蒸
気S1として低圧タービン等所定の機器に送られ
る。一方降水管5を下降した缶水の一部は高圧給
水ライン16、高圧給水ポンプ7、高圧節炭器8
を経て高圧ドラム9に至る。高圧ボイラ9内の缶
水も低圧ボイラ4内の缶水と同様降水管10、蒸
発器11を循環し、発生した蒸気は高圧ドラム
9、過熱器12を経て高圧蒸気S2として高圧ター
ビン等の機器に供給される。
6を循環し、発生した蒸気はドラム4から低圧蒸
気S1として低圧タービン等所定の機器に送られ
る。一方降水管5を下降した缶水の一部は高圧給
水ライン16、高圧給水ポンプ7、高圧節炭器8
を経て高圧ドラム9に至る。高圧ボイラ9内の缶
水も低圧ボイラ4内の缶水と同様降水管10、蒸
発器11を循環し、発生した蒸気は高圧ドラム
9、過熱器12を経て高圧蒸気S2として高圧ター
ビン等の機器に供給される。
この様な給水系統を有する混圧型廃熱回収ボイ
ラにあつては、高圧ボイラ9と低圧ボイラ4が連
通状態となつているため高圧ボイラ9のレベル変
動が生じると低圧ドラム4の缶水取り出し量が変
化し、低圧ドラム4のレベル変動となつて現れ
る。すなわち両ドラムに相互干渉が発生して両ド
ラムのレベルを一定に保持することが非常に困難
となる。低圧ドラム4のレベルは低圧タービンに
対する蒸気供給量に加えて高圧ドラム9に対する
給水供給量の両方の因子の影響を受けるので、特
に負荷変動時には相互干渉が非常に大きくなる。
ラにあつては、高圧ボイラ9と低圧ボイラ4が連
通状態となつているため高圧ボイラ9のレベル変
動が生じると低圧ドラム4の缶水取り出し量が変
化し、低圧ドラム4のレベル変動となつて現れ
る。すなわち両ドラムに相互干渉が発生して両ド
ラムのレベルを一定に保持することが非常に困難
となる。低圧ドラム4のレベルは低圧タービンに
対する蒸気供給量に加えて高圧ドラム9に対する
給水供給量の両方の因子の影響を受けるので、特
に負荷変動時には相互干渉が非常に大きくなる。
このため点線で示す如く、低圧節炭器3の出口
と高圧給水ライン16とバイパスライン17で接
続して低圧節炭器3を出た給水を低圧ドラム4を
バスパスさせる方法も試みられた。しかしこの方
法の場合には低圧節炭器3においてスチーミング
が生じると高圧給水ポンプ7においてキヤビテー
シヨンを生じ、ポンプの損傷、高圧給水の供給不
安定等の問題を生じることになる。
と高圧給水ライン16とバイパスライン17で接
続して低圧節炭器3を出た給水を低圧ドラム4を
バスパスさせる方法も試みられた。しかしこの方
法の場合には低圧節炭器3においてスチーミング
が生じると高圧給水ポンプ7においてキヤビテー
シヨンを生じ、ポンプの損傷、高圧給水の供給不
安定等の問題を生じることになる。
この発明の目的は上述した問題点を除去し、高
圧、低圧の各ドラムの相互干渉がなく、しかもポ
ンプのキヤビテーシヨンを生じることのない混圧
型廃熱回収ボイラを提供することにある。
圧、低圧の各ドラムの相互干渉がなく、しかもポ
ンプのキヤビテーシヨンを生じることのない混圧
型廃熱回収ボイラを提供することにある。
要するにこの発明は、低圧ボイラと高圧ボイラ
とから成る混圧型廃熱回収ボイラにおいて、低圧
ボイラドラムへの主給水ラインに低圧給水ポン
プ、低圧節炭器を順に配置し、前記低圧給水ポン
プと低圧節炭器との間の主給水管路より分岐する
高圧給水ラインに流量調節弁、高圧給水ポンプを
配置して高圧ボイラドラムに接続することを特徴
とする混圧型廃熱回収ボイラである。
とから成る混圧型廃熱回収ボイラにおいて、低圧
ボイラドラムへの主給水ラインに低圧給水ポン
プ、低圧節炭器を順に配置し、前記低圧給水ポン
プと低圧節炭器との間の主給水管路より分岐する
高圧給水ラインに流量調節弁、高圧給水ポンプを
配置して高圧ボイラドラムに接続することを特徴
とする混圧型廃熱回収ボイラである。
以下この発明の実施例を図面により説明する。
第2図において、高圧給水ライン16は低圧節
炭器3の入口側、つまり主給水ライン15に接続
している。なお図示の場合にはこの高圧給水ライ
ン16は低圧給水ポンプ2の下流側において接続
している。18は給水温度調整ラインであつて低
圧ボイラの降水管5と高圧給水ライン16とを接
続する。
炭器3の入口側、つまり主給水ライン15に接続
している。なお図示の場合にはこの高圧給水ライ
ン16は低圧給水ポンプ2の下流側において接続
している。18は給水温度調整ラインであつて低
圧ボイラの降水管5と高圧給水ライン16とを接
続する。
この装置において、脱気器1内の給水は主給水
ライン15、低圧給水ポンプ2を経て一部は低圧
節炭器3に流入し、他の一部は低圧節炭器3の入
口側において高圧給水ライン16に流入する。こ
のうち低圧節炭器3に流入した給水は低圧ドラム
4に至り、降水管5および蒸発器6を循環し、発
生した低圧蒸気S1は低圧タービン等に供給され
る。
ライン15、低圧給水ポンプ2を経て一部は低圧
節炭器3に流入し、他の一部は低圧節炭器3の入
口側において高圧給水ライン16に流入する。こ
のうち低圧節炭器3に流入した給水は低圧ドラム
4に至り、降水管5および蒸発器6を循環し、発
生した低圧蒸気S1は低圧タービン等に供給され
る。
一方高圧給水ラインン16に流入した給水は流
量制御弁14により流量制御され高圧給水ポンプ
7を経て高圧節炭器8に流入する。この場合低圧
給水ポンプ2により給送される給水が高圧給水ポ
ンプ6の押込圧力となつてさらに高圧給水ポンプ
で昇圧されることになり、高圧給水ポンプの負荷
を減少させることができる。また流量調整弁13
を調整することにより高圧給水ライン16内の給
水に低圧ドラム内の缶水を一部混入させることに
より高圧ボイラに供給する給水の温度を調整する
ようにしてもよい。なお、ボイラ設置条件によつ
ては高圧給水ライン16の取出口を低圧給水ポン
プ2の上流側としてもよい。
量制御弁14により流量制御され高圧給水ポンプ
7を経て高圧節炭器8に流入する。この場合低圧
給水ポンプ2により給送される給水が高圧給水ポ
ンプ6の押込圧力となつてさらに高圧給水ポンプ
で昇圧されることになり、高圧給水ポンプの負荷
を減少させることができる。また流量調整弁13
を調整することにより高圧給水ライン16内の給
水に低圧ドラム内の缶水を一部混入させることに
より高圧ボイラに供給する給水の温度を調整する
ようにしてもよい。なお、ボイラ設置条件によつ
ては高圧給水ライン16の取出口を低圧給水ポン
プ2の上流側としてもよい。
高圧給水ポンプ7を出た給水は高圧節炭器8を
経て高圧ドラム9に至り、降水管10、蒸発器1
1を循環することにより蒸気を発生し、発生した
蒸気は過熱器12を経て高圧蒸気Sとして高圧タ
ービン等に供給される。つまりこの混圧型廃熱回
収ボイラにおいては低圧ボイラおよび高圧ボイラ
に対して各々独立して給水の供給が行われること
になる。
経て高圧ドラム9に至り、降水管10、蒸発器1
1を循環することにより蒸気を発生し、発生した
蒸気は過熱器12を経て高圧蒸気Sとして高圧タ
ービン等に供給される。つまりこの混圧型廃熱回
収ボイラにおいては低圧ボイラおよび高圧ボイラ
に対して各々独立して給水の供給が行われること
になる。
この発明を実施することにより、高圧、低圧の
ボイラに対して各々独立して給水が供給されるた
め、高圧ドラムと低圧ドラムとの水位の相互干渉
が生ぜず、かつ高圧給水ポンプのキヤビテーシヨ
ンも生じない。また低圧給水ポンプ2と高圧給水
ポンプ7が直列に位置しているので高圧給水ポン
プ7の動力は節減され、高圧給水ラインの温度調
節が可能となる。
ボイラに対して各々独立して給水が供給されるた
め、高圧ドラムと低圧ドラムとの水位の相互干渉
が生ぜず、かつ高圧給水ポンプのキヤビテーシヨ
ンも生じない。また低圧給水ポンプ2と高圧給水
ポンプ7が直列に位置しているので高圧給水ポン
プ7の動力は節減され、高圧給水ラインの温度調
節が可能となる。
第1図は従来の混圧型廃熱回収ボイラの系統
図、第2図はこの発明に係る混圧型廃熱回収ボイ
ラの系統図である。 3……低圧節炭器、4……低圧ドラム、5……
降水管、8……高圧節炭器、9……高圧ドラム、
15……主給水ライン、16……高圧給水ライ
ン、18……給水温度調整ライン。
図、第2図はこの発明に係る混圧型廃熱回収ボイ
ラの系統図である。 3……低圧節炭器、4……低圧ドラム、5……
降水管、8……高圧節炭器、9……高圧ドラム、
15……主給水ライン、16……高圧給水ライ
ン、18……給水温度調整ライン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 低圧ボイラと高圧ボイラとから成る混圧型廃
熱回収ボイラにおいて、低圧ボイラドラムへの主
給水ラインに低圧給水ポンプ、低圧節炭器を順に
配置し、前記低圧給水ポンプと低圧節炭器との間
の主給水管路より分岐する高圧給水ラインに流量
調節弁、高圧給水ポンプを配置して高圧ボイラド
ラムに接続することを特徴とする混圧型廃熱回収
ボイラ。 2 低圧ボイラの缶水を前記高圧給水ラインに供
給するラインを設け、この高圧給水ラインの給水
温度調整をする弁をこの給水ラインに設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の混圧型
廃熱回収ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56140373A JPS5843303A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 混圧型廃熱回収ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56140373A JPS5843303A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 混圧型廃熱回収ボイラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5843303A JPS5843303A (ja) | 1983-03-14 |
JPH0330762B2 true JPH0330762B2 (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=15267309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56140373A Granted JPS5843303A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 混圧型廃熱回収ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4585533B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2010-11-24 | 三菱重工業株式会社 | プロペラncデータの作成装置と作成方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6430007U (ja) * | 1987-08-17 | 1989-02-23 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5784903A (en) * | 1980-11-14 | 1982-05-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Exhaust gas heat recovery steam generator |
-
1981
- 1981-09-08 JP JP56140373A patent/JPS5843303A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5784903A (en) * | 1980-11-14 | 1982-05-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Exhaust gas heat recovery steam generator |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4585533B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2010-11-24 | 三菱重工業株式会社 | プロペラncデータの作成装置と作成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5843303A (ja) | 1983-03-14 |
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