JPH0330690Y2 - - Google Patents

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JPH0330690Y2
JPH0330690Y2 JP9414386U JP9414386U JPH0330690Y2 JP H0330690 Y2 JPH0330690 Y2 JP H0330690Y2 JP 9414386 U JP9414386 U JP 9414386U JP 9414386 U JP9414386 U JP 9414386U JP H0330690 Y2 JPH0330690 Y2 JP H0330690Y2
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oxygen deficiency
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は不完全燃焼防止装置に関し、特に、
赤外線バーナを備えた石油ストーブにおいて、酸
欠状態による不完全燃焼を防止するような不完全
燃焼防止装置の不完全燃焼検知装置に関する。
<従来の技術> 従来の石油ストーブは、燃焼芯に灯油を滲み込
ませ、点火することにより、室内の空気を暖めて
暖房するように構成されている。又、このような
石油ストーブは、転倒させた場合の灯油漏れによ
る火災を防止するために耐震構造になつている。
上述の石油ストーブを、室内の閉め切つた状態
で長時間使用すると、酸欠状態になり、不完全燃
焼を引き起こす。このため、しばしば換気する必
要があるが、換気を怠ると、一酸化炭素による中
毒を起こすおそれがある。また、使用者が燃焼芯
を下げすぎた場合や、換気のために窓などを開い
たときに燃焼芯が強風に吹きさらされると異常燃
焼を起こす危険性がある。
そこで、本出願人は石油ストーブにおける酸欠
状態のような不完全燃焼を防止し得る不完全燃焼
防止装置を別に提案した。以下、その内容を説明
する。
第2図は石油ストーブの外観斜視図であり、第
3図はその要部断面図である。石油ストーブ本体
1は、第2図に示すように、赤外線バーナ2と芯
調節レバー3と正面反射板4とを含む。赤外線検
知器5は正面反射板4の裏側に配置され、この正
面反射板4を介して赤外線バーナ2からの赤外線
を受光する。赤外線検知器5は第3図に示すよう
に、基板6の上に取付けられ、この赤外線検知器
の周囲を覆うように遮光板7が基板6に固定され
ている。この遮光板7は赤外線検知器5に外乱光
が進入するのを防止するとともに、赤外線バーナ
2からの赤外量を一定にしかつ赤外線バーナ2か
らの輻射熱による温度上昇を抑えるものである。
第1図は電器回路図である。赤外線検知器5
は、フオトダイオードを逆バイアスして用いてい
る。このフオトダイオード5は可変抵抗VRに直
列接続され、フオトダイオード5のアノードと可
変抵抗VRの接続点の電圧V1が出力電圧として
導出される。この出力電圧V1は、直流3Vを印
加することにより、赤外線バーナ2が新品のとき
には、O2濃度が20.9%では3.5V得られ、O2濃度
が18%程度から急激に変化し、O2濃度が16.5%で
約1Vまで電圧が下がるように変化する。また、
200時間ないし400時間使用した赤外線バーナ1で
は、O2濃度が17.5%で約1Vに下がる。さらに、
1000時間ないし4500時間使用した赤外線バーナ1
では、O2濃度が18.5%で約1Vになり、4500時間
以上使用してもほとんどこれ以上の差が出ない。
すなわち、コンパレータなどにより、出力電圧V
1と基準電圧を比較すれば酸欠を検知することが
可能となる。
コンパレータにより、酸欠を検知する回路が第
1図に示した例である。第1図において、フオト
ダイオード5と可変抵抗VRとの接続点の電圧V
1をコンパレータ8の比較入力端(+)に与え
る。抵抗R6とR7とによつて電源電圧Vccを分
圧して基準電圧が1Vになるように抵抗R6と7の
抵抗値を選び、抵抗R7に対してコンデンサCを
並列接続する。このコンデンサCは点火時に、赤
外線バーナ2が安定するまで電圧V1が低いため、
その間にコンデンサCによつて基準電圧の電位が
高くなるのを防止する。この基準電圧V2はコン
パレータ8の基準入力端(−)側に与えられ、コ
ンパレータ8の出力は抵抗R8を介してトランジ
スタTr1のベースに接続される、トランジスタ
Tr1のベースと電源ラインとの間に抵抗R9を
接続するとともに、エミツタを電源ラインに接続
する。トランジスタTr1のコレクタは抵抗R1
0およびR11を介して接地するとともに、抵抗
R10とR11の接続点にトランジスタTr2の
ベースを接続する。トランジスタTr2のエミツ
タを接地し、コレクタには消火装置Mを接続す
る。
上述のごとく酸欠の検知回路を構成することに
より、酸欠状態でないときにはフオトダイオード
5の出力電圧V1が基準電圧V2よりも高いた
め、コンパレータ8は、“H”レベル信号をトラ
ンジスタTr1のベースに与える。それによつて、
トランジスタTr1およびTr2が導通しないた
め、消火装置Mは動作しない。酸欠状態になつ
て、フオトダイオード5の出力電圧V1が基準電
圧V2よりも低くなると、コンパレータ8の出力
は“L”レベルとなり、その結果トランジスタ
Tr1およびTr2が導通し、消火装置Mが動作す
る。なお、消火装置Mに代えて、発光ダイオード
を点灯させたりブザーを報知することによつて酸
欠状態を知らせることもできる。
このように、赤外線バーナからの赤外線を検知
する赤外線検知器を設け、この赤外線検知器と基
準レベルとに基づいて、酸欠による赤外線バーナ
の燃焼変化を検知し、酸欠になつたとき、酸欠検
知信号が出力するようにしたので、この酸欠検知
信号により、たとえば警報を報知したり、赤外線
バーナを消火することができる。その結果、石油
ストーブを使用したときに、酸欠になつても事前
に消火でき、また芯の下げすぎによる一酸化炭素
の増量を防止でき、油切れによる悪臭が出る前に
消火させたりすることもでき、不快感を生じるこ
とがない。さらに、換気時に窓を開け、石油スト
ーブが強風にさらされた場合の消火させることも
可能であるので、安全性を高めることができる。
<解決すべき問題点> 上記装置は酸欠を検知できる点で既述の利点を
有するが、点火後バーナ2が赤熱して電圧V1が
1V以上になるまでに、4500時間程度使用したバ
ーナでは4分〜5分かかるため、第1図の回路
中、遅延用コンデンサCとして容量のかなり大き
なものを使用してV2が所定の基準電圧になるま
での時間を延長させる必要がある。そうでなけれ
ば点火と同時にV2>V1となり消火装置Mが働
いてしまうからである。
又、比較用の基準電圧V2は抵抗分圧により得
ているので電源である乾電池の電圧が下がるとV
2も下がり、酸欠の判断基準が変化する。このた
め若干信頼性に欠けるきらいがある。
従つて、本考案の主たる目的は遅延用コンデン
サCの容量を小さくすることである。
又、他の目的は電源電圧が変動しても電圧V2
を一定に保つようにすることである。
<問題点を解決するための手段> 第4図に示すように赤外線検知器5の検知出力
Vaと、予め定める酸欠基準レベルVbよりも低い
誤動作防止レベルVcとを比較する誤動作防止用
コンパレータ9を設ける。このコンパレータ9の
出力を上記酸欠基準レベルVbの設定回路イの酸
欠基準レベル発生点bに供給する。上記検知出力
Vaが上記酸欠基準レベルVbも低いことを検知し
て出力するコンパレータ8を設ける。
<作用> 点火直後におけるバーナ2の赤熱が充分でない
場合、Vc>Vaとなり、誤動作防止用コンパレー
タ9の出力が“L”となる。このためb点の電圧
は電源が供給されているにもかかわらず非常に低
いレベルに保持される。
しかし、バーナ2が充分赤熱してVa>Vcとな
るとコンパレータ9の出力はオープンとなり、b
点の電圧は酸欠基準レベルVbとなる。この時は
Va>Vbであるが酸欠となつて燃焼が不良になる
とVa>Vbとなりコンパレータ8から酸欠信号を
発生する。
<実施例> 第4図において、第1図と同一部分は同一符号
を記し説明を省略する。
Eは乾電池、SW1は点火操作と同時にオンす
る電源スイツチ、9は誤動作防止用コンパレータ
で検知出力Vaが比較入力端(+)に与えられて
いる。抵抗R2,R3、ダイオードD2の直列回路
を上記フオトダイオード5と可変抵抗VRの直列
回路に並列に接続し、抵抗R2と抵抗R3とで約
0.8Vの誤動作防止レベルVcを形成し、上記コン
パレータ9の基準入力端(−)に与える。上記抵
抗R2,R3、ダイオードD2によつて誤動作防止
レベル形成回路ロを構成する。
ダイオードD3,D5は抵抗R61,R71と順次
直列接続されて酸欠基準レベル設定回路イを形成
している。抵抗R61は数百KΩ、抵抗R71は数十
KΩであつて、その接続点bに酸欠基準電圧Vbを
発生する。ダイオードD3,D5は電流が微少で
あるためそれぞれ0.3V〜0.4V程度の定電圧特性
を示す。それ故、回路イにかかる電圧が3.4V〜
2V程度の範囲で変動しても上記ダイオードD3,
D5で約0.6V〜0.8Vの値を得ることができる。
しかも、抵抗R61とR71との比が20:1程度であ
るので、電圧Vbの変動は従来に比して、かなり
小さく押えることができる。上記ダイオードD3
とD5との間には抵抗R12(数KΩ程度)及びダイ
オードD4を介して電流を供給しているが、これ
は温度補償のためである。すなわち、ダイオード
D3,D5にはマイクロオーダーの電流しか流れ
ていないため燃焼熱によつて温度が上昇するとダ
イオード特性が変化するので、少しでも電流を流
して、その影響を緩和する。上記設定回路イの接
続点bには上記コンパレータ9の出力が抵抗R4
を介して供給されている。R5は電圧Vaの最低電
位を補償する抵抗であり、実施例では14mVを補
償する抵抗である。
抵抗R1、ダイオードD1は風などによつて一
瞬バーナ2の赤熱が低下した場合と、酸欠の場合
とを区別して誤動作を防止するために設けられて
いるものでVcをコンパレータ8の出力端に供給
している。
次に、上記回路の動作を第5図の電圧波形を参
照して説明する。
まず使用者が燃焼芯をセツトし点火状態になつ
た時電源スイツチSW1がONし回路に電圧あが
かかる。すると抵抗R2と抵抗R3との分圧点Vcが
約0.8Vになる。この時バーナ2はまだ赤熱して
いないので赤外線フオトダイオード5と可変抵抗
VRとの分圧点の電位Vaが約80mVであるのでコ
ンパレータ9の出力がLとなりコンデンサC1に
チヤージされるのを防いでいる。この時Vbの電
位は14mVであるのでコンパレータ8の出力はH
のままである。2〜3分するとバーナ2が赤熱し
だしVaの電位が上がりVcの電位0.8Vを上回ると
コンパレータ9がH(オープン)となりVbの電位
が徐々に上がる。そしてこのVbは約1Vで安定
し正常な酸欠検知が可能となる。
次に酸素濃度が下がつた場合バーナ2の赤熱が
低下し赤外量も減少するのでVaの電位も下がり
その電位がVbの電位より低くなるとIC2が反転
し、トランジスタTr1がONとなりトランジスタ
Tr2のベースに電圧がかかりTr2もONし消火
装置が動作する。
<効果> 本考案の不完全燃焼検知装置によれば、燃焼が
安定しだすまで遅延動作用コンデンサへのチヤー
ジを防ぐのでそのコンデンサ容量を小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:不完全燃焼検知装置の一例を示す回路
図。第2図:この考案の一実施例が適用される石
油ストーブの外観斜視図。第3図:この考案の一
実施例の要部断面図。第4図:この考案の一実施
例の電気回路図。第5図:Va,Vb,Vcの電圧
と時間の関係を示す波形図。 符号、5:フオトダイオード(赤外線検知器)、
8,9:コンパレータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱せられることによつて赤外線を発散させる赤
    外線バーナを備えた石油ストーブに設けられ、不
    完全燃焼を検知するような不完全燃焼検知装置で
    あつて、上記赤外線バーナの近傍に設けられ、酸
    欠による上記赤外線バーナの燃焼変化を検知する
    ための赤外線検知器、および上記赤外線検知器の
    検知出力と予め定める酸欠基準レベルとを比較
    し、前記赤外線検知器の検知出力が前記基準レベ
    ルよりも低くなつたことに応じて、酸欠検知信号
    を出力するコンパレータを備えた、不完全燃焼検
    知装置において、 上記酸欠基準レベル設定用のレベル設定回路
    に、この基準レベルの上昇を遅延させるコンデン
    サ手段を接続し、 上記酸欠基準レベルよりも低い誤動作防止レベ
    ルを設定する誤動作防止レベル形成回路を設け、 上記誤動作防止レベルと上記赤外線検知器の検
    知出力とを比較して出力する誤動作防止用コンパ
    レータを設け、 この誤動作防止用コンパレータの出力を上記遅
    延用コンデンサの接続部に接続したことを特徴と
    する不完全燃焼検知装置。
JP9414386U 1986-06-19 1986-06-19 Expired JPH0330690Y2 (ja)

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