JPH0330658A - 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス - Google Patents

褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス

Info

Publication number
JPH0330658A
JPH0330658A JP1165484A JP16548489A JPH0330658A JP H0330658 A JPH0330658 A JP H0330658A JP 1165484 A JP1165484 A JP 1165484A JP 16548489 A JP16548489 A JP 16548489A JP H0330658 A JPH0330658 A JP H0330658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
leaf tobacco
house
brown
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1165484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0578303B2 (ja
Inventor
Yasuhiko Fujisaki
藤崎 康彦
Takao Oshima
大島 隆夫
Toshimitsu Suzuki
利光 鈴木
Chikanori Kawakami
川上 親則
Chitaka Yamauchi
山内 千孝
Ariyuki Ikeda
池田 良行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEOFUIRUTAA KOGYO KK
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
NEOFUIRUTAA KOGYO KK
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEOFUIRUTAA KOGYO KK, Japan Tobacco Inc filed Critical NEOFUIRUTAA KOGYO KK
Priority to JP1165484A priority Critical patent/JPH0330658A/ja
Publication of JPH0330658A publication Critical patent/JPH0330658A/ja
Publication of JPH0578303B2 publication Critical patent/JPH0578303B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、褐色種葉たばこの乾燥に適しており、褐色種
葉たばこの乾燥の際に、急転葉、白ボケ葉及びムレ葉・
腐れ葉の生出を防止できる、褐色種葉たばこ乾燥用被覆
材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウスに関する。
[従来の技術] 褐色種葉たばこは、黄変期、褐変期及び中骨乾燥期の三
つの期間を経て乾燥される。
その乾燥に必要な日数は葉たばこの首位によって異なり
、中葉系で15〜30日、木葉系で30〜40日が必要
とされる。
葉たばこを乾燥させるために、合成樹脂フィルムを被覆
材として用いた葉たばこ乾燥用ハウスが用いられている
一般に、葉たばこ乾燥用ハウスで葉たばこの空気乾燥を
行なう場合、良質な葉たばこを得るためには、褐色種葉
たばこの乾燥に好適な温湿度条件及び光量の範囲を考慮
しながら、乾燥期間中、葉たばこ乾燥用ハウス内の温度
、湿度等を一定の範囲内に管理する必要がある。
しかし、−ffi農業用の合成樹脂フィルムを被覆材と
して用いた場合、晴天時の日中は、ハウス内の温度が急
激に上昇しやすいので、葉たばこが急転となりやすい。
この急転葉を防止するために、低透過率の合成樹脂フィ
ルムを被覆材として用いた葉たばこ乾燥用ハウスが提案
されている。
一方、葉たばこ乾燥用ハウス内の乾燥条件管理のために
、葉たばこ乾燥用ハウス自体に対しても、合成樹脂フィ
ルムの外側を遮光幕で覆うこと、乾燥用ハウス内枠を遮
光幕で覆うこと、及び、ハウスの裾部・妻部・肩部を開
開すること等が行なわれており、このような操作を頻繁
に行なうことで、葉たばこ乾燥用ハウス内の温湿度が3
5℃以下、相対湿度70%以上になるように管理してい
る。
急転葉は、高温低湿(例えば、40℃、50%)条件下
では2〜3時間で生出するため、その生出防止には上記
の対策が不可欠である。
ところで、褐色種葉たばこの内容種の一つであるバーレ
一種を乾燥する際には、暗室が望ましく、葉たばこ乾燥
用ハウス内に、光線、特に紫外線が入り込むと白ボケ葉
が発生する。
このバーレ一種の白ボケ葉を防止するためには、合成樹
脂フィルムの紫外線透過率を5%以下にする必要がある
一方、長期にわたる降雨、曇天条件下では、葉たばこ乾
燥用ハウス内が逆に低温多湿となり、ムレ葉・腐れ葉が
生出しやすい。
そこで、葉たばこ乾燥用ハウス自体に対して、ハウスの
内外を覆う遮光幕を除去し光線を取り入れたり、裾部・
妻部・肩部の開閉等換気を頻繁に行って、葉たばこ乾燥
用ハウス内の温湿度等の条件を一定範囲内に管理する必
要がある。
このムレ葉・腐れ葉は、低温多湿(例えば、20℃、9
5%)条件下では2日間程度で生出するので、その生出
防止には上記の対策を行なうことが不可欠である。
また、風火力などによる装置を利用して、葉たばこ乾燥
用ハウス内を20℃以上、相対湿度85%以下となるよ
うに管理することで、ムレ葉・腐れ葉の生出を防止する
ことができる。
しかしながら、葉たばこ乾燥用ハウスが細円に点在する
場合には、重量物である風火力装置の移動や装置の電源
の確保等にかなりの労力を必要するので、手軽に装置を
使用することができない。
その上、これらの装置によって乾燥ハウス内の温度が上
昇しすぎると、逆に、高温低湿による急転葉の土山条件
を短時間でつくりあげてしまうことになるので、風火力
による装置の操作は、かなり注意して行なう必要がある
以上のように褐色種葉たばこの乾燥には、好適な温湿度
条件及び光量の範囲があり、それを脱しないように葉た
ばこ乾燥用ハウス内の細かい乾燥管理操作を行なってい
るのが実状である。
特に、温度条件よりも湿度条件を保持することが一層む
ずかしく、葉たばこ乾燥用ハウス自体に対して上記した
ような操作を行なう以外にも、乾燥中の葉たばこの連寄
すやこも掛は等の操作が必要となる。
[発明が解決しようとする課題] 上記したような従来技術には、次のような解決すべき課
題が存在している。
第1に、葉たばこ乾燥に適した温湿度等の条件の範囲内
にするため、葉たばこ乾燥用ハウスの妻部、肩部、裾部
の開閉、遮光幕の着脱などの操作を頻繁に行なう必要が
あり、乾燥管理に手間がかかる。
従って、乾燥管理に手間がかからない手段が望まれてい
た。
第2に、乾燥用ハウス自体に対して操作を行なっても、
葉たばこの乾燥の際に、高温低湿による急転葉、紫外線
による白ボケ葉、低温多湿によるムレ葉・腐れ葉などの
品質低下葉が生出することが多い。
例えば、高温低湿を防ぐために、低透過率の合成樹脂フ
ィルムを被覆材として用いた場合には、逆に、低温多湿
によるムレ葉・腐れ葉などが生出しやすくなる。
従って、急転葉、白ボケ葉、ムレ葉・腐れ葉などの品質
低下葉の生出を抑える手段が望まれていた。
特に、晴天時日中においては1葉たばこ乾燥用ハウス内
が高温低湿になりやすく急転葉が生出しやすいので、晴
天時日中における高温低湿条件に葉たばこが遭遇するチ
ャンスを大幅に減少させ、合わせて低温多湿によるムレ
葉・腐れ葉などの生出をも減少させる手段が望まれてい
た。
なお、本出願人は、先に特願昭63−12675号にお
いて、褐色種葉たばこ乾燥用被覆材を提案したが、本発
明は、これに対し、可視光線の透過率をさらに低下させ
ても、被覆材の日射吸収率を高、ぬることによって、ハ
ウス内温度を好適な温度範囲内に維持し、ながら乾燥を
進行させて、急転葉、白ボケ葉の生出をさらに抑えるこ
とができるようにしたしので、前記先願発明を改良した
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用被覆材は、合成樹脂
フィルムの内側に、吸水性樹脂を添着した構造であり、
可視光線透過率が10%未満、日射吸収率が40%〜1
00%である。
該褐色種葉たばこ乾燥用被覆材は、親水性繊維に吸水性
樹脂を混合・担持させた不織布を貼付することにより、
合成樹脂フィルムに吸水性樹脂を添着した構造でもよい
他にも、褐色種葉たばこ乾燥被覆材は、合成樹脂フィル
ムと透湿性フィルムとの間に吸水性樹脂を挟み、合成樹
脂フィルムと透湿性フィルムとを接着することにより、
合成樹脂フィルムに吸水性樹脂を添着した構造でもよい
また、本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用被覆材を用い
、褐色種葉たばこ乾燥用ハウスを作ることもできる。
該褐色種葉たばこ乾燥用ハウスの天井部分である上面部
は、日射吸収率が40〜70%の範囲にある褐色種葉た
ばこ乾燥用被覆材を用いるのが好ましい。
また、褐色種葉たばこ乾燥用ハウスの側面部は、被覆材
表面の入射日射が上面部の1/2〜1/6であるので、
日射吸収率を60〜100%とするのが好ましい。
合成樹脂フィルムと吸水性樹脂は、共にシート状であり
、合成樹脂フィルムを被覆材の外側とし、その内側に吸
水性樹脂が添着されている。
本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用被覆材の合成樹脂フ
ィルムは、例えば、ポリ塩化ビニール・ポリ塩化ビニリ
デン・エチレン−酢ビ共重合体・ポリエチレン・ポリプ
ロピレン・ポリエステル・ポリアミド・ポリメチフレメ
タクレート・ポリカーバネート等の合成樹脂の単独重合
体、または、これら重合体を構成する単量体を成分とす
る共重合体があげられる。
そして、これら合成樹脂の1種を用いて製造した単一フ
ィルムや、又は2種以上の合成樹脂により製造された複
合フィルムを使用することができる。
可視光線透過率は、晴天時日中の急激な温度上昇による
高温低湿を防ぐために、10%未満にする。
なお、可視光線透過率だけを減少すると、褐色種葉たば
こ乾燥用ハウス内に透過される日射熱量が少なくなり、
褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の温度が低くなる。
その結果、乾燥時間の延長及び長期にわたる降雨、曇天
条件下におけるムレ葉・腐れ葉の生出に結びつく可能性
が強くなる。
ところで、被覆材への日射は、可視光線透過率によって
表される褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内への可視光線の
透過日射と、日射反射率によって表される被覆材表面の
反射日射と、日射吸収率によって表される被覆材自身に
より吸収される吸収日射とに分けられる。
ここで、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の温度は、主に
可視光線透過日射量に影響されるが、他にも日射吸収量
にも影響される。
従って、可視光線透過日射率を低くした場合、曇雨天時
・夜間等の低温時に褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の温
度をある程度高温に保つためには、日射吸収率を増やし
てやればよい。
つまり、褐色種葉たばこの乾燥の際、可視光線透過率を
10%未満とした場合には、日射吸収率を40%以上に
高めることで、低温時に吸収日射熱量が褐色種葉たばこ
乾燥用ハウス内に再放出するようになるので、前記問題
点は解消される。
日射吸収率を高めるためには、明度が低い着色剤を合成
樹脂フィルムに混合して、合成樹脂フィルム自体を明度
の低いものとするか、または、明度が低い塗料を、合成
樹脂フィルムの表面に直接塗布してもよい。
なお、合成樹脂フィルムは、光沢がない材料に比べ、日
射反射率がやや高いために、使用する着色剤の明度は7
以下が望ましい。
また、可視光線透過率をほとんどOにする場合には、カ
ーボンブラックあるいは炭化ジルコニウムなどの光を積
極的に熱として吸収する物質を使用してもよい。
アルミ箔粉末を使用する場合、合成樹脂フィルムに蒸着
すると、日射反射率が高くなり、日射吸収率は逆に低く
なるので、製造工程で練込にして日射反射率を低める方
がよい。
可視光線透過率が低いと、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス
内に入り込む光の量が少なくなるので、紫外線による白
ボケ葉の生出をも防止することができる。
なお、必要に応じて、合成樹脂フィルムの製造工程で、
例えば、可塑剤、酸化防止剤、光安定剤、滑剤等の添加
物を加えてもよい。
本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用被覆材に使用される
吸水性樹脂は、分子内に多量の親水性基を持ち、自重の
30〜1000倍もの水分を吸水し、それを保持し、か
つ条件によっては、その水分を放出する性質をもつ高分
子物質である。
該吸水性樹脂には、デンプン系、アクリル系、DVA系
、CMC系等がある。
吸水性樹脂を合成樹脂フィルムの内側に添着させるには
、例えば、接着剤を使用する。
上記接着剤としては、アクリル系樹脂、酢酸ビニル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等
重合体又はそれらの共重合物乃至はそれらのブレンド物
が含まれる。
このように、接着剤を用いて添着させる以外にも、吸水
性樹脂を有機溶剤系ラッカーに混合して、そのラッカー
を合成樹脂フィルムにコートすることによって添着する
こともできる。
その場合、吸水性樹脂の吸放湿能力を阻害しないように
、ラッカー中の樹脂を選択する必要がある。
樹脂としては、ポリビニルアルコール系、アクリル系、
塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸の共重合系、
塩化ビニル−酢酸ビニル−ポリビニルアルコールの共重
合系等が好ましい。
吸水性樹脂を水溶性ラッカーに混合して、合成樹脂フィ
ルムにコートすることもできるが、かなりの水分を吸水
性樹脂が保持しているので、添着後の乾燥工程でかなり
の熱量と時間を必要とするので好ましくない。
さらには、コーティングせずに、−旦、吸水性樹脂を混
合した樹脂をインフレーションし、フィルムにして、そ
のフィルムを合成樹脂フィルムにラミネートすることに
よっても添着することができる。
上記したような手段を用いて、吸水性樹脂を合成樹脂フ
ィルムの内側に添着させる以外にも、さらに好ましくは
、−旦親水性繊維に吸水性樹脂を混合、担持させた不織
布をつくり、その不織布を合成樹脂フィルムの内側に貼
付することにより吸水性樹脂を添着させることができる
このように不織布により吸水性樹脂を添着する場合には
、親水性繊維自体にも吸放湿性がある点で有利であるだ
けでなく、吸水性樹脂の添着量の上限を高め得る点で好
都合である。
この際に使用する親水性繊維としては、パルプ、ポリビ
ニルアルコール、レーヨン、アセテート等の繊維があげ
られる。
また、勿論この不織布が可視光線透過率を減少させる役
割をもはたす。
他にも、合成樹脂フィルムと透湿性フィルムとの間に吸
水性樹脂を挟み、合成樹脂フィルムと透湿性フィルムと
を接着することにより、合成樹脂フィルムに吸水性樹脂
を添着させてもよい。
透湿性フィルムの素材としては、不織布、合成樹脂フィ
ルム、布、紙等を用いることができる。
透湿性フィルムの透湿度は、吸水性樹脂の吸放湿能を阻
害しないために、100g/m”・24hr以上である
必要がある。
不織布・布・紙においては、その製造工程において透湿
度を調節することができる。
製造工程において調節された透湿度が大き過ぎる場合に
は、塩化ビニル・アクリル共重合系ラッカー等のコート
或はポリビニルアルコール(PVA)フィルム等のラミ
ネート加工を全面或は一部に施すことによって、透湿度
を小さくすることができる。
透湿性フィルムとして合成樹脂フィルムを用いる場合に
は、フィルム製造後、そのフィルムにピンホールを穿っ
て透湿度を調節することもできる。
外側の合成樹脂フィルムと内側の透湿性フィルムとは、
通常接着剤を用いて接着される。
接着剤としては、アクリル系樹脂・塩化ビニル・ポリカ
ーボネイト・ポリエステル等重合体、それらの共重合体
又はそれらの混合物が用いられる。
このように、外側の合成樹脂フィルムと内側の透湿性フ
ィルムを、接着剤を用いて接着する以外にも、熱接着性
繊維であるswp (商品名:三井石油化学■製〕、E
A〔商品名;チッソ■製〕メルティ〔商品名;ユニチカ
■製〕等を吸水性樹脂、親水性繊維等と混合して、外側
の合成樹脂フィルムと内側の透湿性フィルムとの間に挟
み、オーブンで加熱し、さらにプレスすることによって
、両フィルムを接着することもできる。
このように合成樹脂フィルムと透湿性フィルムとの間に
吸水性樹脂を保持した場合には、吸水性樹脂の添着量の
上限を高め得る点で好都合である。
また、勿論、この透湿性フィルムが可視光線透過率を減
少させる役割をもはたす。
[作用] 本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用被覆材は、可視光線
透過率が低いので、内側部分への透過日射量が少なく、
光が入り込むのを防ぐことができる。
従って、褐色種葉たばこ乾燥用被覆材の内側部分は、晴
天時日中でも透過日射の影響で昇温することがない。
一方、日射吸収率が高いので、晴天時日中には熱量を蓄
えておくことができ、この蓄えた熱は低温時に放出され
る。
従って、夜間等の低温時には、昇温時に蓄えた熱量を放
出することで、褐色種葉たばこ乾燥用被覆材の内側部分
を保温することができる。
本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用被覆材を用いて常法
により褐色種葉たばこ乾燥用ハウスを構成し、そのハウ
ス内で葉たばこの天日乾燥を行なう。
乾燥の際に、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内に吊り込ま
れた葉たばこから蒸発する水分の一部は、褐色種葉たば
こ乾燥用被覆材の吸水性樹脂に吸水、保持される。
該吸水性樹脂に保持されている水分は、晴天時日中室内
温度が上昇して急転葉土山の原因となる40℃以上の高
温、相対湿度70%以下の低湿条件となろうとする際に
ハウス内に放出される。
このようにして、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の相対
湿度を70%以上に保ち、晴天時日中の低湿条件を抑制
することができる。
本発明被覆材の可視光線透過率が10%未満であるため
に急激な温度上昇による高温低湿をある程度抑制する効
果をもたらし、これに加えて、上記吸水性樹脂の放湿作
用によって、裾開は操作等を行なわなくても、褐色種葉
たばこ乾燥用ハウス内が相対湿度70%以下になること
をほとんど皆無とすることができる。
また、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内に光がほとんど入
り込まないため、白ボケ葉の生出も防止することができ
る。
さらに、長期にわたり降雨が続いた場合には、少ない日
射量を効率的に吸収して蓄えた熱を、褐色種葉たばこ乾
燥用ハウス内に再放出するため、乾燥に好適な温度を確
保することができ、あわせて、吸水性樹脂の吸湿作用に
よって、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の湿度条件をや
や低く抑えることができる。
このように、温度湿度を調節することにより、ムレ葉や
腐れ葉等の生出が防止される。
なお、異常気象等で低温・長雨が続く場合、温度が低い
ために、乾燥される葉たばこの黄変が進まず、収穫され
たままの青色が残り、脱水不足も加わって、青くすみ葉
が生出することがある。
このような場合、アルミ箔粉末を練込んだ合成樹脂を用
いた褐色種葉たばこ乾燥用被覆材を使用すると、アルミ
箔粉末が褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内から長波長の赤
外線となって逃げる熱を反射し、褐色種葉たばこ乾燥用
ハウス外への放熱が抑制される。
そのため、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の昼夜の温度
差が従来より少なくなり、保温効果が認められる。
以上の結果、夜間の温度不足による青色の残りが減少し
、加えて、吸水性樹脂の夜間の吸湿作用により、褐色種
葉たばこ乾燥用ハウス内の湿度条件を低く抑える効果も
加わって脱水不足が解消され、青くすみ葉が減少する。
[実施例] (1)褐色種葉たばこ乾燥用ハウス全体まず、褐色種葉
たばこ乾燥用ハウスについて、第1図の褐色種葉たばこ
乾燥用ハウスの縦断正面図を参照しながら説明する。
該褐色種葉たばこ乾燥用ハウス1は、かまぼこ型に組み
上げた骨組パイプ2に、上面部被覆材3と鍔面部被覆材
4とが組み合わせられている。
図中、5は葉たばこ、6は葉たばこ吊込用の内枠、7は
吊具を示す。
(2)上面部被覆材 ここで、上面部被覆材3として、次に示すような、本発
明の褐色種葉たばこ乾燥用被覆材を使用した。
合成樹脂フィルムとしては、アルミ箔粉末3%(容積比
)を練込んだ厚さ0 、1 mmのポリ塩化ビニール樹
脂フィルムを用いた。
該合成樹脂フィルムの性質は、次に示す通り。
可視光線透過率  0.1% 日射吸収率   45% なお、厚さ0.1el*のポリ塩化ビニール樹脂フィル
ムについて、アルミ箔混合比による可視光線透過率の変
化を調べたところ、次の通りであった。
アルミ箔粉末2.8%(容積比)の場合、可視光線透過
率は5%であり、日射吸収率は48%であった。
アルミ箔粉末2.25%(容積比)の場合、可視光線透
過率は25%であった。
一方、吸水性樹脂としては、親水性繊維である綿状バル
ブに、アクリル系の住友化学工業株式会社製「スミカゲ
ルS−50J(商品名)を、1平方メートルあたり25
g混合させて作った、厚さ1.31の不織布を用いた。
該吸水性樹脂の性質は、次に示す通り。
吸湿特性:温度30℃、相対湿度90%における吸湿特
性を第2図に示す。
放湿特性:温度30℃、相対湿度43%における放湿特
性を第3図に示す。
なお、第2図、第3図共に、横軸は経過時間を表し、縦
軸は一平方メートル当りの水分量をダラム単位で表した
上記した合成樹脂フィルムの内側に、吸水性樹脂を、接
着剤として酢酸ビニルアクリル共重合物を使用して貼り
付け、48平方メートルの本発明の褐色種葉たばこ乾燥
用被覆材を得て、これを褐色種葉たばこ乾燥用ハウス1
の上面部被覆材3として用いた。
(3)鍔面部被覆材 鍔面部被覆材4としてはカーボンブラック4゜5%を練
込んだ厚さ0 、1 i+mのポリ塩化ビニール樹脂フ
ィルムを、40平方メートル用いた。
該ポリ塩化ビニール樹脂フィルムの性質は、可視光線透
過率が0.1%、日射吸収率が80%であった。
(4)試験例 上記の上面部被覆材3と鍔面部被覆材4とを用いて、2
2.5平方メートル(5+++X4.5m) 、高さ2
mのカマボコ型の褐色種葉たばこ乾燥用ハウスをつくり
、これを本発明区とした。
これに対し、可視光線透過率70%・日射吸収率10%
のポリ塩化ビニールフィルムに遮光幕を張り付け、可視
光線透過率20%・日射吸収率20%とした被覆材を用
いて本発明区と同構造の乾燥ハウスをつくり、これを対
照区とした。
そして、本発明区と対照区に、それぞれ、幹刈り収穫し
たバーレ一種たばこ560本(着葉数11枚)を、予め
「粗ら水切り」処理をせずに、そのまま吊り込んで乾燥
させた。
この際、乾燥管理は、本発明区、対照区共、裾開は等の
乾燥管理操作を乾燥終了まで行なわすに乾燥を進行させ
た。
乾燥開始後9日目(葉たばこ乾燥の進行は褐変3割)の
晴天臼に、7時から17時までの褐色種葉たばこ乾燥用
ハウス内の温度及び相対湿度の推移を調査した。
第4図に時間経過による内部の温度変化を、第5図に時
間経過による内部の相対湿度の変化を、それぞれ、外気
温度、外気湿度と共に示す。
第4図から、温度については、本発明区、対照区共に4
0℃以上の高温にならないこと、及び、本発明区は対照
区よりやや低い温度推移を示し、極端な温度差を示さな
いことがわかる。
また、第5図から、相対湿度については、対照区は9時
前から16時過ぎまでの約7時間の間、相対湿度70%
以下になるのに対し、本発明区では一度も70%以下に
はならないことがわかる。
従って、第4図、第5図から、本発明区は、温度と湿度
の条件に適応し、急転葉土山防止にきわめて有効である
ことがわかる。
また、乾燥開始後111日目葉たばこ乾燥の進行は褐変
5割)の暴雨天日に、7時から17時までの褐色種葉た
ばこ乾燥用ハウス内の温度の推移を調査した。
第6図に、時間経過による内部の温度変化を、外気温度
と共に示す。
第6図から明かな通り、8時半以前と16時過ぎ以外は
、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内の温度は20℃以上に
保たれ、温度不足にならなかった。
これは、本発明区が、可視光線透過率がきわめて低いに
もかかわらず、日射吸収率が高く、少ない日射量を効率
的に吸収し、褐色種葉たばこ乾燥用ハウス内に再放出す
るためである。
葉たばこの乾燥を4週間後に終了し、本発明区、対照区
共に、乾燥仕上がり乾葉45.5kgを得た。
該乾葉の品質をそれぞれ調査した結果を、品質低下葉の
土山割合に換算(各重量割合/乾燥葉なばこ全重量)し
て、第1表に示す。
第1表 第1表の結果からも明らかな通り、本発明区は、品質低
下葉の生出が全くみられなかった。
[発明の効果] 本発明によれば、葉たばこの乾燥の際に、白ボケ葉、急
転葉、ムレ葉・腐れ葉、青くすみ葉などの品質低下葉の
生出を有効に防ぐことができる。
又、本発明によれば、従来のように乾燥期間中に品質低
下葉の生出を防ぐために妻・肩・裾部の、乾燥管理操作
を頻繁に行なう必要はなく、手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
第1図二本発明に係る褐色種葉たばこ乾燥用ハウスの縦
断正面図 第2図:吸湿特性を示すグラフ 第3図:放湿特性を示すグラフ 第4図:晴天時日中のハウス内の温度推移を示すグラフ 第5図:晴天時日中のハウス内の相対湿度推移を示すグ
ラフ 第6図:曇雨天時日中のハウス内の温度変化を((J/
m2) 示すグラフ ト・・褐色種葉たばこ乾燥用Aウス 2・・・骨組パイプ  3・・・上面部被覆材4・・・
側面部被覆材 5・・・葉たばこ6・・・内枠    
 7・・・吊具

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂フィルムの内側に、吸水性樹脂を添着した
    構造であり、 可視光線透過率が10%未満、 日射吸収率が40%〜100%であることを特徴とする
    、 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材。 2 親水性繊維に吸水性樹脂を混合・担持させた不織布
    を貼付することにより、合成樹脂フィルムに吸水性樹脂
    を添着した構造であり、可視光線透過率が10%未満、 日射吸収率が40%〜100%であることを特徴とする
    、 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材。 3 合成樹脂フィルムと透湿性フィルムとの間に吸水性
    樹脂を挟み、合成樹脂フィルムと透湿性フィルムとを接
    着することにより、合成樹脂フィルムに吸水性樹脂を添
    着した構造であり、 可視光線透過率が10%未満、 日射吸収率が40%〜100%であることを特徴とする
    、 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材。 4 請求項1〜3のいずれか1項に記載の褐色種葉たば
    こ乾燥用被覆材を用いた、 褐色種葉たばこ乾燥用ハウス。 5 上面部に、日射吸収率が40%〜70%である請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の褐色種葉たばこ乾燥用
    被覆材を用いた、 褐色種葉たばこ乾燥用ハウス。
JP1165484A 1989-06-29 1989-06-29 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス Granted JPH0330658A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1165484A JPH0330658A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1165484A JPH0330658A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0330658A true JPH0330658A (ja) 1991-02-08
JPH0578303B2 JPH0578303B2 (ja) 1993-10-28

Family

ID=15813281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1165484A Granted JPH0330658A (ja) 1989-06-29 1989-06-29 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0330658A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2272110A1 (es) * 2003-11-21 2007-04-16 Maria Teresa Soriano Vallejo Bastidor para la medida de transmisividad a radiacion solar de materiales de proteccion de cultivos.

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110693060A (zh) * 2019-10-17 2020-01-17 刘奕平 一种在遮光环境内用水养熟烟叶的调制方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2272110A1 (es) * 2003-11-21 2007-04-16 Maria Teresa Soriano Vallejo Bastidor para la medida de transmisividad a radiacion solar de materiales de proteccion de cultivos.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0578303B2 (ja) 1993-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69737205T2 (de) Pflanzenbehandlungsstoff und verwendungsverfahren
WO2015020543A1 (en) Woven ground cover materials
DE102013010702C5 (de) Pflanzenbau-Bedachung mit temperaturabhängiger Strahlungstransparenz und Masterblend für deren Herstellung
US20060008639A1 (en) Heat-insulating material for agricultural or horticultural facility
CN108999348B (zh) 一种用于民用建筑阁楼的可调节天窗结构
JPH0330658A (ja) 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材及び褐色種葉たばこ乾燥用ハウス
JP2949161B2 (ja) 野菜類の栽培方法
JP3069776B2 (ja) 遮光資材
JP2002247919A (ja) 植物の栽培方法
JP2755521B2 (ja) 農業用遮光シートおよびその製造方法
JPH01191671A (ja) 褐色種葉たばこ乾燥用被覆材
JP2009209510A (ja) 花粉除去紙およびその製造方法
JP4558460B2 (ja) 光選択透過性農業用不織布被覆材およびそれを用いる植物の栽培方法
JPS6044136B2 (ja) 農業用被覆資材
JPH0578304B2 (ja)
JP2619313B2 (ja) 遮熱用被覆材及びその製造方法
DE3217804A1 (de) Rollo fuer gewaechshaeuser
JPH06225692A (ja) 玉葱、馬鈴薯またはニンニクの乾燥・保存用シートおよびそのシートを用いた乾燥・保存方法
JPS6144840Y2 (ja)
KR830001729B1 (ko) 농업용 피복재
JP2996461B2 (ja) 軟白植物の栽培用資材及びこれを用いた植物育成床
TWM581804U (zh) Shading insulation, agricultural protection net, agricultural protection device and roller blind
JPH04346777A (ja) 乾燥葉たばこの保存用シートおよび乾燥葉たばこの保存用ケース
JP3011845U (ja) 地温調節農業用フィルム
JPH048771Y2 (ja)