JPH0330402Y2 - - Google Patents

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JPH0330402Y2
JPH0330402Y2 JP7853986U JP7853986U JPH0330402Y2 JP H0330402 Y2 JPH0330402 Y2 JP H0330402Y2 JP 7853986 U JP7853986 U JP 7853986U JP 7853986 U JP7853986 U JP 7853986U JP H0330402 Y2 JPH0330402 Y2 JP H0330402Y2
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JP
Japan
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wood
grooves
reinforcing
bricks
wooden
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JP7853986U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般道路の歩道、公園内の道路、又
駐車場等の舗装等に使用される木レンガの補強造
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来木レンガは単に樹木より切断加工されるの
で特に補強が加えられることはなかつた。
なお本件出願人は、いまだ公知とはなつていな
いが、これに関係する技術について実用新案登録
出願している(実開昭62−172703号)。それは、
木レンガ本体の周側にベルト部材を巻付けた木レ
ンガである。これは直接木レンガそのものを補強
せず、外部より木レンガを保持する構成である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の木レンガは上記のように特に補強をする
ことがなかつたので、外力により、外周、特に角
部より木目に沿つて剥離脱落することがあつた。
より詳しく述べると、上記のような補強されて
いない木レンガは、運搬中の乱暴な取扱い又は歩
道等への設置後歩行者や車両から加えられる衝撃
等により、場合により、周側から、特に角部から
木目に沿つて割れることがある。
即ち木材は木目の内側と外側との結合が若干弱
いため、木レンガに於いても、特に木目による結
合面の短い周側部、なかでも特に短いことが多い
角部が衝撃に弱く木目に沿つて分離し易い。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の構成の要旨とするところは、 木レンガの表面に、木目と交差する多数の溝を
形成し、それらの溝に補強剤を注入した木レンガ
の補強構造である。
上記木レンガは種別が限定されない。樹種、寸
法等は問わない。
上記溝は、上記のように、木レンガの表面に構
成する。木目との関係を考慮してより多く交差す
るように構成するのが良い。たとえば樹木を輪切
りにして構成した木レンガでは、溝は、上面に、
中心から放射状に、又は縦横に形成して、木目と
多数ケ所で交差させるようにする。上記の溝の深
さは、概ね1〜2mm程度が適当である。
また上記の溝の途中には適当な間隔で他の部分
より若干深い深部を構成しておくのが好ましい。
ところで上記の溝は種々の方法で形成すること
ができる。たとえば多数のノミ状刃物を連設した
器具により順次縦方向及び横方向に溝を形成する
ことができる。または、場合によりのこぎりを利
用して形成することもできる。
上記補強剤としては、適当な木工用接着剤を採
用することができる。またその補強剤に着色剤を
混入して木レンガの着色を同時に行なうことがで
きる。
〔作用〕
本考案は、このように構成したので、強度的に
充分強化された点を除いては、当然一般の木レン
ガと変ることなく使用することができる。
したがつて一般道路の舗装用に、駐車場の舗装
用に、又は公園内の道路の舗装用等に一般の木レ
ンガと変ることなく使用することができる。
そうして一般の木レンガより相当に強化されて
いるので、かなり大きな外力が加わつても木目に
沿つた割れ等が生じることもなく長寿命になるも
のである。
たとえばこの木レンガを歩道の舗装用として用
いた場合には、敷設後、その上を多数の歩行者が
歩いて、長期に亘つて多少強い外力が加わること
になるが、それにも拘らず、木レンガは、割れや
剥離を生じることがなくなる。
これは上記木レンガの表面に木目と交差する多
数の溝を形成し、これらの溝に補強剤を充填し、
各木目の内外の結合を補強したからである。一般
に木目の内外の結合は強くないが、上記のように
構成したので、木目を境界として木レンガが裂け
たり、割れたりすることは充分防止できるに至つ
たものである。
更に上記溝の途中には定間隔で深部を構成して
あり、深部にはより多くの補強剤が充填され木レ
ンガとの結合が強化されているので、溝の途中の
補強剤が一部剥離した場合等にも、その剥離はそ
の両側の深部までにとどまり、他までは広がらな
い。しかしてそのようなことが生じることがあつ
ても全体としての補強効果は充分に保持されるも
のである。
また補強剤に着色剤を混合して溝に充填した場
合には、その着色効果は、長く失われない。即
ち、歩行等により木レンガの表面が摩耗しても、
溝の深さ分の摩耗が生じるまでは、溝中に着色剤
が残留していることになるからである。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の一実施例を説明す
る。
第1図及び第2図に示したように、木レンガ1
の上面に縦横に補強溝2,2…を形成する。各補
強溝2,2…には定間隔で深部3,3…を構成す
る。上記補強溝2,2…の深さは1.5mmとし、深
部3,3…の深さは5mmに構成した。各補強溝
2,2…の相互の間隔は5mmとした。また上記深
部3,3…は、第2図に示したように、10mm間隔
に配置した。
更に上記補強溝2,2…には、着色料を混合し
た木工用接着剤4を充填する。
ここで対象とした木レンガ1は第1図に示した
ように、樹木を輪切りにして直方体状に構成した
ものである。
この実施例では、以上のように構成したので、
強度的に強化されたが、通常の使用に於いては当
然一般の木レンガと変るところはない。
ここでは上記木レンガ1を駐車場の舗装として
使用した。これらの木レンガ1の敷設は、従来の
木レンガと同様に行なうことができることは言う
までもない。
そうして敷設後は、木レンガ1,1…上面を人
や自動車が移動し又は自動車が駐車して木レンガ
1,1…にしばしば強い外力が加わることがあ
る。しかしこれらの木レンガ1,1…は充分強化
されているので、木目5,5…の部分から割れた
り、分離したりすることはない。即ち、木レンガ
1,1…の上面には木目5,5…と交差させるべ
く縦横に補強溝2,2…が形成され、これらに接
着剤4が充填されているため、木目5,5…の内
外の結合が補強されているからである。更に補強
溝2,2…には定間隔で深部3が形成されている
ので、接着剤4はこの部分ではより深く充填され
結合が強固になるので、浅い他の部分の接着剤4
が切断しあるいは浮いた場合にも、その部分のみ
の分離(両側の深部3,3の間の分離)にとどま
りその両側は影響を受けない。即ち全体が剥離し
てしまうようなことはなく、補強効果は殆ど損な
われない。
またこの例では、接着剤4に着色剤を混合した
ので、その着色効果は、長く失われない。即ち、
歩行等により木レンガ1,1…の表面が摩耗して
きても、補強溝2,2…の深さ分まで摩耗するま
で、着色剤が残るからである。
次に第3図に示した他の実施例について簡単に
説明する。これは木レンガ11の上面に補強溝1
2,12…を放射状に形成したものである。各補
強溝12,12…相互の間隔は木レンガ11の外
周に近づくほど広くなつてしまうので、外周に近
いところでは間に補強溝22,22…を追加形成
する。この補強溝12,12…,22,22…に
は、定間隔で深部(図示しない)を形成する。そ
うして補強溝12,12…,22,22…には、
当然深部も含めて、木工用接着剤を充填する。
この例ではこのように構成したが、上記補強溝
12,12…,22,22…は、木目15,15
…と交差しているので、補強溝12,12…,2
2,22…に充填した接着剤により補強され、前
記実施例と同様な効果を有する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、木レンガの充分な補強効果を
得られる。着色した場合には、その着色効果が表
面の若干の摩耗によつても消滅しない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したもので、第1図
は一実施例の木レンガの概略斜視図、第2図はそ
の木レンガの部分拡大断面図、第3図は他の実施
例の木レンガの概略平面図である。 1,11……木レンガ、2,12,22……補
強溝、3……深部、4……木工用接着剤、5,1
5……木目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 木レンガの表面に、木目と交差する多数の溝
    を形成し、それらの溝に補強剤を注入したこと
    を特徴とする木レンガの補強構造。 2 上記溝中に深部を点在させたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の木レン
    ガの補強構造。 3 上記補強剤に着色剤を混入したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の木レ
    ンガの補強構造。
JP7853986U 1986-05-24 1986-05-24 Expired JPH0330402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7853986U JPH0330402Y2 (ja) 1986-05-24 1986-05-24

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JP7853986U JPH0330402Y2 (ja) 1986-05-24 1986-05-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62190702U JPS62190702U (ja) 1987-12-04
JPH0330402Y2 true JPH0330402Y2 (ja) 1991-06-27

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