JPH0330234A - ブラウン管の補強装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は補強形ブラウン管の補強装置、特にブラウン管
の焼嵌め補強に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ブラウン管はガラスバルブ内部が高眞空に維持
されている関係上、ガラスバルブの破壊に伴う爆縮によ
り、ガラス片が飛舷する危険が生じる。

そのため、第３図に示すように、補強用金属環（以下、
金属環体という）１を加熱により熱膨張させ、ブラウン
管２のパネル外周側面に挿入し、その後、金属環体１を
冷却によって収縮させ、パネル外周側面の全周にわたっ
て強固に焼嵌め、巻締し、強補形ブラウン管を完成する
。

この補強形のブラウン管を製造する補強装置は、通常、
第４図に示すように、金属環体１を装置の所定の位置に
配置する手段３と、次にこれを加熱して所定の寸法に熱
膨張させる手段４と、予め配置されたブラウン管のパネ
ル外周側面に上記金属環体１を挿入する千段５とから構
成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記金属環体ｌは、通常、第３図に示すように、その両
端の接合部１ａを接合金具１ｂを用いて溶接により接合
されている。この接合金具１ｂの厚さは２ｕ程度のもの
であるが、もしこの金属環体ｌを誤って左右を逆にして
補強装置に配置してしまうと、焼嵌、巻締後のブラウン
管は、その金属環体ｌの接合部１ａが左右逆となり、テ
レビジョン装置の精密に設計されたキャビネットに整合
できないという問題が生じる。

また、金属塊体１の接合部１ａが所定の測にあっても、
その位置が正確に設定されていｋい場合にも上記と同様
の問題が生じる。

本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、接合部の位
置が適正な金属環体のみをブラウン管に挿入できるよう
にしたブラウン管の袖強装置を提供することにある。

々お、防爆用金属帯枠を施す方法としては、例えば特公
昭４６−２７６１８号公報等に開示されている。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、金属環体を所定の位置に配置する手段と
、上記金属環体を加熱して所望の寸法に熱膨張させる手
段と、予め配置されたブラウン管のパネル外周側面に上
記熱膨張した金属環体を挿入する手段とを有するブラウ
ン管の補強装置において、上記金属環体な所定の位置に
配置する手段に連接して、上記金属環体の接合部の位置
の良否を識別する手段を設けることによって達或される
。

〔作用〕

上記の手段により、金属環体を熱膨張させ、これをブラ
ウン管のパネル外周側面に挿入するに先立って、金属環
体の接合部の位置を識別することができるので、接合部
の位置が適正な金）ｒＡ環体だけをブラウン管のパネル
外周側面に挿入し、焼嵌めすることかできる。従って、
上記接合部の位置がテレビジョン装置のキャビネットに
整合しｆｇい問題は生じない。

〔実施例〕

以下、本発明による一実施例を第１図および第２図によ
り説明する。なお第３図と同一極成りものは同一符号を
付する。

第１図は、ブラウン管の補強装置の構或を示すブロック
図である。この袖強装置は、金礪環体１を装置の所定の
位憤に配置する手段３と、次にこれを加熱して所望の寸
法に熱膨張させる手段４と、予め配置されたブラウン管
のパネル外周側面に上記熱膨張した金属環体ｌを挿入す
る手段５を有する点、第３図の従来の装置と同一である
が、特に金属環体ｌを所定の位置に配設する手段３に連
接して、上記金城塊体１の接合部１ａの位置の良否を識
別する手段６が設けられている点に特徴がある。

第２図は上記識別手段６の構或を示す。識別手段６は金
属環体１の接合部１ａの位置を検知する計測ｇ７と、こ
の計測部７の出力により、上記接合部１ａの位置の良合
を識別して判定する判定部８と、判定部８の結果を表示
および／または警報する表示部９とからなる。

計測部７は、接触子１０ａ．１１ａの上下動に応じて電
気量に変換して出力するストローク検出部１０１１１を
有し、判定部８は上記検出部１０、１１の出力を比較し
、その比較値から金属環体ｌ配置されると、ストローフ
検出部１０、１１の駆動装置１３が直ちに作動し、上記
接触子１０ａ１１１ａの先端が金属塊体１に当接される
。この時、金！ｊ４環体ｌの接合部１ａが第２図に示す
ような適正な位置にある場合には、接合金具１ｂの淳さ
だげ接触子１０ａ，ｌｌｂのストローフに差が生じまた
、上記接合部１ａが金属環体１の適正々位置にたい場合
には接触子１０ａ，ｌｌａのストローフに差が生じ々い
。

このようにして、ストローク検出部１０、１１は、上記
接触子１０ａ％ｌｌａのストロークに応じた電気量を出
力し、判定部８で上記両検出部１０、ｌ１の出力を比較
し、較差があれは、それが接合金具１ｂの厚さによるも
のか否かを識別し、上記接合部１ａの位置の良否を判定
し、その結果を出力する。

次に、表示ｆｉｌ５９は、上記判定部８の出力を受けて
上記接合部１ａの位置の良否の判定結果を表示し、ある
いは必要な警報１４を発生させる。接合部１ａの位置の
良、す々わち適正な場合にだけ補強装置の前記千段４、
５を動作させ、金属環体１をブラウン管のパネル外周側
面に焼嵌め、巻締させる。また接合部１ａの位置が否、
すなわち不適正た場合には金属環体１を装置から除去す
るよう必要な操作を行う。

なお、金属環体ｌの接合部１ａの位置を検知する計測部
７は、光センサーを用いた非接触変位計、あるいは渦電
流形変位計等の各種の計測装置を利用してもよく、上記
実施例に限定されるものでは々い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明により金属環体の接合部の
位置が常に適正に巻締されたブラウン管だけを製造する
ことができるので、カラーテレビジョン装置のキャビネ
ットとブラウン管との不整合の問題が解消する。また、
上記接合部の位置をその都度検査する人件費、および不
良発生の場合に必要１．再生費等がなくなるので経済的
にも有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の構成を説明するための一実施例の
ブロック図、第２図は本発明装置に使用する識別手段の
構成を示す一実施例の説明図、第３図は補強形ブラウン
管の斜視図、第４図は従来の装置の構成を説明するため
のブロック図である。 ｌ・・・金属環体、　１ａ・・・接合部、　１ｂ・・・
接合金具、　３・・・金属環体を配置する手段、　４・
・・金属環体を熱膨張させる手段、　　５・・・金属環
体を挿入する手段、　　６・・・接合部の位置の良否を
識別する手段、　７・・・計測部、　８・・・判定郁、
　９・・・表示部、　　１０．１１・・・ストローク検
出部、１０ａ，ｌｌａ・・・接触子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、金属環体を所定の位置に配置する手段と、上記金属
   環体を加熱して所望の寸法に熱膨張させる手段と、予め
   配置されたブラウン管のパネル外周側面に上記熱膨張し
   た金属環体を挿入する手段とを有するブラウン管の補強
   装置において、上記金属環体を所定の位置に配置する手
   段に連接して、上記金属環体の接合部の位置の良否を識
   別する手段を設けてなることを特徴とするブラウン管の
   補強装置。