JPH0330090Y2 - - Google Patents

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JPH0330090Y2
JPH0330090Y2 JP1986190750U JP19075086U JPH0330090Y2 JP H0330090 Y2 JPH0330090 Y2 JP H0330090Y2 JP 1986190750 U JP1986190750 U JP 1986190750U JP 19075086 U JP19075086 U JP 19075086U JP H0330090 Y2 JPH0330090 Y2 JP H0330090Y2
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matrix switch
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voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主に医療機器として用いられる、フ
エイズドアレイ超音波診断装置の受信信号遅延加
算回路に関する。更に詳しくは、探触子エレメン
トの駆動を高周波化したときの、高周波受信信号
の遅延加算を可能にした受信信号遅延加算回路に
関する。
(従来の技術) 第2図は、従来例のフエイズドアレイ超音波診
断装置における送受信部を表わすブロツク図であ
る。第2図において、パルス発生器1は、測定方
向9にビームが偏向するようにパルス電気信号を
発生する。このパルス電気信号は、探触子駆動回
路2を介して、探触子エレメント列3に供給さ
れ、各探触子エレメントから被検体(図示せず)
に超音波ビームが送波される。被検体からの音響
反射波は、探触子エレメント列3により複数の電
気信号として検出される。この受信信号は、受信
増幅器4により増幅された後、電圧電流変換器5
により電流信号に変換され、マトリクススイツチ
6に入力する。マトリクススイツチ6の出力は、
電流バツフア7を介して、アナログデイレイライ
ン8の入力タツプ群8aに入力し、所定の遅延加
算が行われる。アナログデイレイライン8の出力
は増幅された後、画像信号となる。
この様に構成されたフエイズドアレイ超音波診
断装置の送受信部において、マトリクススイツチ
6は、各探触子エレメントからの受信信号に対
し、測定方向9に対応した遅延時間が与えられる
ように開閉制御される。これにより、各信号がア
ナログデイレイライン8の所定の入力タツプに入
力され、遅延加算が行なわれる。
ところで、マトリクススイツチ6は、n本(探
触子エレメント数に対応する数)の入力ライン
と、m本(アナログデイレイライン8の入力タツ
プ数に対応する数)の出力ラインと、m×n個
(m、nは2以上の整数)のアナログスイツチを
有している。そして、マトリクススイツチの1入
出力ラインの等価回路は、第3図に示すようにな
つている。尚、第3図の各符号は、第2図と同一
の意味で用いられている。第3図に示すように、
マトリクススイツチ6の等価回路は、オン抵抗
Ronと、m個の入力容量Ciと、n個の出力容量
Coからなる低域通過フイルターの構成となる
(電圧電流変換器5、電流バツフア7及びアナロ
グデイレイライン8は、理想的な特性を有してい
るものとする)。そして、その遮断周波数cは、
(1)式のようになる(電流バツフア7により、入力
タツプ側のインピーダンスは、マトリクススイツ
チ6のオンスイツチ側より低くなつているため、
nCoは無視できる)。
c=1/2πRon・Ci・m ……(1) (1)式から明らかなように、マトリクススイツチ
の遮断周波数cは、アナログスイツチ数mの増加
に反比例して低下する。即ち、マトリクススイツ
チのクロスポイント数が多くなるに従つて周波数
特性が劣化する。
一方、超音波像の分解能を上げるために、探触
子エレメントの駆動を高周波化させると、受信信
号も高周波化される。この高周波受信信号の位相
を揃えるために、前記遅延加算回路は、遅延時間
をより細かくしなければならない。そのために、
入力信号に与え得るアナログデイレイラインの最
小遅延時間を細かくする。即ち、アナログデイレ
イラインの入力タツプ数を増やし、それに対応し
て、マトリクススイツチの出力ライン数を増加す
る必要がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記のように、マトリクススイツチ
は、出力ライン数が増加すると、即ち、クロスポ
イント数が増加すると、その遮断周波数cが低下
するという欠点を有する。従つて、前記高周波受
信信号は、周波数特性が劣化しているマトリクス
スイツチを通過できなくなるという問題が生じ
る。
よつて、本考案は、以上のような問題点を解消
させ、マトリクススイツチの周波数特性を劣化さ
せずに、そのクロスポイント数を増加させ、探触
子エレメントの駆動を高周波化させたときの高周
波受信信号の遅延加算を可能にしたフエイズドア
レイ超音波診断装置の受信信号遅延加算回路を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案の受信信
号遅延加算回路は、以下のような構成をしてい
る。即ち、探触子エレメントからの複数の受信信
号を電圧電流変換器により電流信号に変換してマ
トリクススイツチに与え、該マトリクススイツチ
の出力信号を、電流バツフアを介してアナログデ
イレイラインの入力タツプ群に与え、所定の遅延
加算を行うフエイズドアレイ超音波診断装置の受
信信号遅延加算回路において、1系統の前記アナ
ログデイレイラインの入力タツプ群に電流バツフ
アを介して接続した前記マトリクススイツチを、
前記入力タツプ群と共に複数グループに分割し、
該マトリクススイツチの各グループの入力側に
各々電圧電流変換器を接続し、各電圧電流変換器
に前記受信信号を並列的に入力することを特徴と
する。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案について詳細に説
明する。
第1図は、本考案の一実施例によるフエイズド
アレイ超音波診断装置における送受信部を示すブ
ロツク図である。尚、第1図において、第2図と
同じ機能を有するものは、第2図と同一の信号を
用いているので、ここでの説明を省略する。
第1図の回路構成において、マトリクススイツ
チの出力ラインはアナログデイレイライン8の入
力タツプ群と共に2つのグループ6a,6bに分
割されている。各々のグループの出力ラインは、
電流バツフア7a及び7bを介して、1系統のア
ナログデイレイライン8の入力タツプ群8aに接
続されている。すなわち、1系統のアナログデイ
レイライン8の入力タツプ群8aは複数グループ
に分割され、そして、入力タツプ群8aと共に分
割されたマトリクススイツチの各グループ6a,
6bにに接続されている。又、マトリクススイツ
チの各々のグループの入力ラインには、電圧電流
変換器5a,5bの出力が与えられている。そし
て、電圧電流変換器5a,5bの各々には、受信
信号が並列的に入力されている。
以上のように構成された受信信号遅延加算回路
においても、測定方向9に対応した所定の遅延加
算を行なう動作は、従来例と同じように行なわれ
る。
ここで、マトリクススイツチの出力ラインを、
2個のグループに分割しているので、(1)式に基づ
く各グループ6a,6bの遮断周波数c′は、(2)
式のようになる。
c′=1/2πRon・Ci・(m/2) =2・c ……(2) (2)式から明らかなように、遮断周波数c′は、
マトリクススイツチの出力ラインの分割個数の増
加に比例して大きくなる。即ち、周波数特性を高
域に伸ばすことができる。
上記の作用効果は、マトリクススイツチの出力
ラインの分割個数が、2、3、4、……s(sは
2以上の整数)と増加しても同様に与えられ、s
個に分割したときの、各グループのマトリクスス
イツチの遮断周波数c′は、(3)式で表わされる。
c′=1/2πRon・Ci・(m/s) =s・c ……(3) 従つて、マトリクススイツチの出力ラインの数
mの増加に対応して、出力ラインの分割個数sを
大きくすることにより、マトリクススイツチの遮
断周波数c′は高くなる(低下しない)。その結
果、探触子エレメントをより高い周波数で振動さ
せた時の高周波受信信号は、マトリクススイツチ
を通過でき、所望の遅延加算が可能となる。
尚、本考案は、上記実施例に限定するものでは
なく、実用新案登録請求の範囲内で種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例においては、マ
トリクススイツチの出力ラインの分割は、等分割
で2個に分割したが、分割は任意の割合に、任意
の分割数で行なうことができる。
(考案の効果) 以上、説明の通り、本考案のフエイズドアレイ
超音波診断装置の受信信号遅延加算回路によれ
ば、マトリクススイツチの入力容量を低く抑え、
遮断周波数を上げることができるという効果が得
られる。
そのため、マトリクススイツチのクロスポイン
ト数を増加させ受信信号に対する遅延時間を細か
く調整することができる。また、超音波像の分解
能向上のため探触子エレメントの駆動を高周波化
させたときにも信号の遅延加算が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例のフエイズドアレ
イ超音波診断装置における送受信部を表わすブロ
ツク図、第2図は、従来例のフエイズドアレイ超
音波診断装置における送受信部を表わすブロツク
図、第3図は、マトリクススイツチの1入出力線
の等価回路図を含む送受信部を表わすブロツク図
である。 1……パルス発生器、2……探触子駆動回路、
3……探触子エレメント列、4……受信増幅器、
5,5a,5b……電圧電流変換器、6,6a,
6b……マトリクススイツチ、7,7a,7b…
…電流バツフア、8……アナログデイレイライ
ン、8a……入力タツプ群、9……測定方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 探触子エレメントからの複数の受信信号を電圧
    電流変換器により電流信号に変換してマトリクス
    スイツチに与え、該マトリクススイツチの出力信
    号を、電流バツフアを介してアナログデイレイラ
    インの入力タツプ群に与え、所定の遅延加算を行
    うフエイズドアレイ超音波診断装置の受信信号遅
    延加算回路において、1系統の前記アナログデイ
    レイラインの入力タツプ群に電流バツフアを介し
    て接続した前記マトリクススイツチを、前記入力
    タツプ群と共に複数グループに分割し、該マトリ
    クススイツチの各グループの入力側に各々電圧電
    流変換器を接続し、各電圧電流変換器に前記受信
    信号を並列的に入力することを特徴とするフエイ
    ズドアレイ超音波診断装置の受信信号遅延加算回
    路。
JP1986190750U 1986-12-11 1986-12-11 Expired JPH0330090Y2 (ja)

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JPS6396808U JPS6396808U (ja) 1988-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62133349A (ja) * 1985-12-02 1987-06-16 シ−メンス、アクチエンゲゼルシヤフト 超音波装置

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