JPH0329808Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばフロントローデイング方式の
カセツト式ビデオテープレコーダの如きカセツト
式記録再生装置に適用するのに最適なカセツト装
着装置であつて、特に、カセツトホルダーの左右
両側部にほゞＬ形のラツクを有する左右一対のラ
ツク板を設け、モータにて駆動されて上記左右一
対のラツクを駆動する左右一対のピニオンを設
け、カセツト挿入口に対向されたカセツト挿入位
置に復動されている上記カセツトホルダー内への
カセツト挿入後に、上記左右一対のピニオンによ
り上記左右一対のラツクを駆動して上記カセツト
ホルダーを水平方向に引き込んだ後垂直方向に下
降させてカセツト装着位置へ往動させ、そのカセ
ツト装着位置への上記カセツトの装着を行うよう
に構成したカセツト装着装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

本考案の出願人が先に出願した先願発明（特願
昭58−188847号）を第３Ａ図〜第４図によつて説
明する。

この先願発明は、フロントローデイング方式の
カセツト式ビデオテープレコーダのカセツト装着
装置であつて、カセツトホルダー１は水平な底面
板２と、その底面板２の左右両側に垂直に固着さ
れた左右一対の側面板３とによつて構成されてい
て、このカセツトホルダー１は上面が開放された
断面コ字状に形成されている。なお両側面板３は
夫々ラツク板を兼用している。この為両側面板３
は底面板２の下方に延出され、その垂直な前端面
から水平な下端面にかけてＬ形のラツク４が形成
されている。また両側面板３の外側にはその前端
上部と後端の上下とに夫々３つのガイドローラ５
が回転自在に取付けられている。

また、カセツトホルダー１の上面を覆うカセツ
ト圧着板７がカセツトホルダー１上に水平に載置
されている。このカセツト圧着板７は大きな水平
板にて構成されていて、その左右両端縁から上方
に直角状に折曲げられた左右一対の側面板８の前
後両端には夫々前後一対の合計４つのガイドロー
ラ９が回転自在に取付けられている。

また、シヤーシ１０上には左右一対の昇降ガイ
ド板１１が垂直状に固着されている。そしてこれ
ら両昇降ガイド板１１には夫々３つのガイド溝１
２が設けられている。なおこれらのガイド溝１２
は前記Ｌ形をなす両ラツク４に対して対称となる
Ｌ形に形成されていて、水平溝１２ａとその後端
に接続された垂直溝１２ｂとを有している。なお
両昇降ガイド板１１の前後両端縁１１ａ，１１ｂ
はこれらの内側に向けて直角状に折曲げられてい
る。また両昇降ガイド板１１の内側に左右一対の
ピニオン１４が回転自在に軸支されていて、シヤ
ーシ１０上に取付けられたモータ１５によつて左
右一対の減速歯車機構１６及びこれらを連動すべ
く両昇降ガイド板１１間に回転自在に架設された
運動軸１７を介して正逆回転駆動されるように構
成されている。

次に、カセツトホルダー１は両昇降ガイド板１
１の間に水平状に配置され、その両側の３つのガ
イドローラ５を３つのガイド溝１２内に係合して
いる。また両ラツク４を両ピニオン１４上に係合
している。またカセツト圧着板７はカセツトホル
ダー１の上部にあつて両昇降ガイド板１１の間に
水平状に配置されている。なおカセツト圧着板７
はその前後両端の４つのガイドローラ９を両昇降
ガイド板１１の前後両端縁１１ａ，１１ｂの内側
に当接されている。従つてこのカセツト圧着板７
は両昇降ガイド板１１間で上下方向にのみ平行移
動出来るように構成されている。

次に、カセツト圧着板７の両側面板８の前後方
向のほゞ中央部位置と後端近傍位置との２箇所に
夫々前後一対、合計４個の係止板１９が夫々（合
計４個）圧着ばね２０を介して結合されている。

即ち、各係止板１９はカセツト圧着板７の各側
面板８に固着された一対のガイドピン２１に一対
の長孔２２を介して上下方向に一定範囲内で摺動
自在に取付けられている。そして一方のガイドピ
ン２１とその下方位置で各係止板１９に設けられ
たばね係止部２３との間に引張ばねにて形成され
た各圧着ばね２０が架設されている。従つて常時
は各圧着ばね２０のばね力によつて各係止板１９
が上方側に摺動附勢されている。そして各係止板
１９ａ，１９ｂの下端にはこれから前方側へ延出
された係止片２４が一体に設けられている。なお
各係止片２４は前記両昇降ガイド板１１の上部側
に配置されている夫々前後一対のガイド溝１２の
水平溝１２ａの下縁に沿つて配置されている。

次に、以上の如く構成された先願発明の動作を
説明する。

先ず、カセツトホルダー１は第３Ａ図に実線で
示すカセツト挿入位置と、第３Ｂ図及び第４図に
実線で示すカセツト装着位置との間で、Ｌ形のガ
イド溝１２による案内作用によつて、Ｌ形の移動
軌跡によつて往復駆動されるように構成されてい
る。またカセツト圧着板７はカセツトホルダー１
に追従して昇降されるように構成されている。但
しカセツトホルダー１がカセツト挿入位置に復動
（上昇）された状態では、そのカセツトホルダー
１によつて押し上げられたカセツト圧着板７が両
昇降ガイド板１１の上端間に水平状に架設されて
固着された前後一対の連結板２５の下面に当接さ
れてそれ以上上方に移動されることがない。

次に、カセツト２７の装着に際しては、先ず第
３Ａ図に示す如く、前面パネル２８に設けられた
カセツト挿入口９からカセツト挿入位置に復動
（上昇）されているカセツトホルダー１内にカセ
ツト２７を矢印ａ方向から水平に挿入する。なお
この際、カセツト２７はカセツトホルダー１の底
面板２とカセツト圧着板７との間の隙間に挿入さ
れる。

次に、以上の如きカセツト２７の挿入の完了が
センサー（図示せず）にて検出されると、モータ
１５が正回転駆動されて、ピニオン１４が第３Ａ
図で矢印ｂ方向に正回転駆動される。するとその
両ピニオン１４により両ラツク４が駆動されて、
ガイドローラ５をガイド溝１２の水平溝１２ａに
沿つて水平に移動させるべく、カセツトホルダー
１が第３Ａ図で実線のカセツト挿入位置から１点
鎖線の引き込み位置まで矢印ｃ方向に水平に引き
込まれる。そしてその時に、上部側に配されてい
る各一対のガイドローラ５が各係止板１９の係止
片２４上に夫々係合される。

次に、引き続きの両ピニオン１４による両ラツ
ク４の駆動によつて、ガイドローラ５をガイド溝
１２の垂直溝１２ｂに沿つて垂直に移動させるべ
く、カセツトホルダー１が上記引き込み位置から
矢印ｄ方向に垂直に下降されて第３Ｂ図及び第４
図で実線のカセツト装着位置へ往動される。

そして、このカセツトホルダー１の垂直な下降
時に、上記各一対のガイドローラ５が各係止片２
４を介して各係止板１９を引き下げる為、４個の
係止板１９を介して４個の圧着ばね２０が同時に
引張られて、その圧着ばね２０のばね力を介して
カセツト圧着板７がカセツトホルダー１と一緒に
矢印ｄ方向に垂直に下降される。

そして、第３Ｂ図及び第４図に実線で示す如
く、カセツトホルダー１がカセツト装着位置へ往
動されて、カセツト２７が複数の位置決めピン３
０上に当接されると、その後のカセツトホルダー
１のオーバーストローク下降により、そのカセツ
ト２７がカセツトホルダー１の底面板２の上方に
所定の隙間Ｈ１だけ相対的に押し上げられる。す
るとこの時に、そのカセツト２７によつてカセツ
ト圧着板７全体が圧着ばね２０に抗して矢印ｅ方
向に押し上げられ、その圧着ばね２０のばね力
（反力）によつてカセツト圧着板７がカセツト２
７の上面を矢印ｄ方向に押圧し、カセツト２７は
複数の位置決めピン３０上に固定される。

そして、このカセツト装着位置へのカセツト２
７の装着により、第４図に示す如く、カセツト２
７内の一対のテープリール３２がそのカセツト装
着位置に設けられている左右一対のリール台３３
上に係合載置される。なおこの際、上記両テープ
リール３２はカセツト２７の下ハーフ３４の上方
に内蔵ばね３５に抗して浮上されて、その内蔵ば
ね３５と上記４個の圧着ばね２０との総合のばね
力によつて両リール台３２上に安定良く固定され
る。

そして、以上の如きカセツト２７の装着の完了
がセンサー（図示せず）によつて検出されると、
モータ１５が停止され、両ピニオン１４の駆動系
中に介在されているウオームギヤ３１によつてモ
ータ１５の逆回転が防止され、カセツトホルダー
１がカセツト装着位置にて固定される。

なお、カセツト２７の排出動作は上述したカセ
ツト装着動作の逆であり、モータ１５の逆回転駆
動によりカセツトホルダー１が第３Ａ図のカセツ
ト挿入位置へ復動されると共に、カセツト圧着板
７が再び上昇位置へ上昇（押し上げ）される。

〔考案が解決しようとする問題点〕

この先願発明によれば、底面板２と左右一対の
側面板３とからなり、上面が開放された断面コ字
状のカセツトホルダー１を用いている関係で、そ
のカセツトホルダー１の剛性が低く、このカセツ
トホルダー１に捩れや撓みが生じ易い。

また４個の圧着ばね２０は、複数の位置決めピ
ン３０上へのカセツト２７の圧着と、両リール台
３３上への両テープリール３２の圧着との機能を
有する必要があつて、これら圧着ばね２０は内蔵
ばね３５の２倍程度のばね力でカセツト２７を圧
着しなければならない。そしてこれらの圧着ばね
２０に充分に強いばね力を働かせる為には、カセ
ツト２７が位置決めピン３０上に当接された後の
カセツトホルダー１のオーバーストローク下降量
を相当に大きくしなければならず、上記隙間Ｈ１
を非常に大きくとる必要がある。

一方、カセツトホルダー１の底面板２の下部に
は両リール台３３を駆動する左右一対のリールモ
ータ３６がシヤーシ１０上に取付けられていて、
カセツト装着位置へ往動されかつオーバーストロ
ーク下降されたカセツトホルダー１の底面板２が
その両リールモータ３６と干渉しないように、そ
の底面板２と両リールモータ３６との間には所定
の隙間（底面板２が撓んだり傾斜したりしても両
リールモータ３６上に当接することがないだけの
隙間）Ｈ２を設けなければならない。

従つて、先願発明では、上記隙間Ｈ１、及びＨ
２を考慮して、シヤーシ１０に対するカセツト２
７の装着高さＨ３を非常に大きくとる必要があつ
て、カセツト装着装置全体の高さ、延いてはビデ
オテープレコーダ全体の高さが非常に高くなつて
しまう欠陥があつた。

本考案は、カセツトホルダーの剛性を高くする
ことが出来る上に、カセツトをカセツト装着位置
へ装着した後のカセツトホルダー自体のオーバー
ストローク下降を殆んど不要にしながら、カセツ
ト装着位置へカセツトを充分に強く圧着すること
が出来るようにするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、前述したカセツト装着装置におい
て、上記カセツトホルダーを上面板と底面板と左
右一対の側面板とを互いに一体に結合させて断面
方形状に形成し、上記左右一対のラツク板を上記
カセツトホルダーの左右一対の側面板に上下方向
にのみ一定範囲内で移動自在に取付け、これら左
右一対のラツク板と左右一対の側面板との間にこ
れらを上下方向に相互に引き寄せる圧着ばねを設
け、上記カセツトホルダーの往動よつて上記カセ
ツトが上記カセツト装着位置へ装着された際に上
記カセツトホルダーを上記カセツトと共に上記カ
セツト装着位置に停止させた後に上記左右一対の
ラツク板のみを上記圧着ばねに抗して垂直方向に
オーバーストローク下降させて上記カセツトホル
ダーの上面板にて上記カセツトを上記カセツト装
着位置へ上方から圧着させるように構成したこと
を特徴とするカセツト装着装置である。

〔作用〕

本考案は、カセツトホルダーが上面板と底面板
と左右一対の側面板とを互いに一体に結合させた
断面方形状をなすから、そのカセツトホルダーの
剛性が高くなる。

またカセツトホルダーと左右一対のラツク板と
を切り離してこれら両者間に圧着ばねを装着させ
たことにより、カセツトがカセツト装着位置へ装
着された際に、カセツトホルダーをカセツトと共
にカセツト装着位置に停止（置き残すこと）させ
て、その後左右一対のラツク板のみをオーバース
トローク下降させるようにして圧着ばねに充分に
強いばね力を働かせることが出来る。従つて、カ
セツトをカセツト装着位置へ装着した後のカセツ
トホルダー自体のオーバーストローク下降は殆ん
ど不要にしながら、カセツト装着位置へカセツト
を充分に強く圧着することが出来る。

〔実施例〕

以下、本考案をフロントローデイング方式のカ
セツト式ビデオテープレコーダに適用したカセツ
ト装着装置の一実施例を第１Ａ図〜第２Ｂ図によ
つて説明する。なお第３Ａ図〜第４図に示した先
願発明と同一構造部には同一の符号を付してその
説明を省略する。

先ず、本考案は、前述したカセツト圧着板７を
用いないものであり、カセツトホルダー４１は上
面板４２と底面板４３と左右一対の側面板４４と
が互いに一体に結合されて断面方形状に形成され
ている。そして両側面板４４が底面板４３の下方
に延出されていて、その側面板４４の下方延長部
４４ａの内側に左右一対のラツク板４５が夫々４
個のガイドピン４６及び長孔４７を介して上下方
向にのみ一定範囲内で移動自在に取付けられてい
る。そして夫々前後一対、合計４個の引張ばねか
らなる圧着ばね４９が各下方延長部４４ａと各ラ
ツク板４５との間に夫々設けられた夫々上下一対
のばね係止ピン５０，５１間に架設されている。
そしてこの４個の圧着ばね４９によりカセツトホ
ルダー４１と両ラツク板４５とが上下から相互に
引き寄せられていて、各下方延長部４４ａの一対
のばね係止ピン５０が各ラツク板４５の上端縁で
あるストツパー４５ａ上に当接されている。なお
両ラツク板４５に前述同様のＬ形をなすラツク５
２が形成されていて、これら両ラツク５２が前記
両ピニオン１４上に係合されている。またカセツ
トホルダー４１の両側面板４４の外側の前後両端
部に夫々前後一対のガイドローラ５３が回転自在
に取付けられており、各ラツク板４５の外側に１
つのガイドローラ５４が回転自在に取付けられて
いる。そしてこれら夫々３つのガイドローラ５
３，５４が前記両昇降ガイド板１１の夫々３つの
ガイド溝１２内に係合されている。

次に、以上の如く構成された本考案のカセツト
装着装置の動作を説明する。

先ず、第１Ａ図及び第１Ｂ図に示す如く、カセ
ツトホルダー４１がカセツト挿入位置へ復動され
ている状態では、４個の圧着ばね４９のばね力に
よつて各ばね係止ピン５０が各ラツク板４５のス
トツパー４５ａ上に圧着されていて、両ラツク板
４５はカセツトホルダー４１と一体になつてい
る。

次に、第１Ａ図に示す如く、前記カセツト２７
がカセツト挿入口２９からカセツトホルダー４１
内に矢印ａ方向から水平に挿入された後、前記モ
ータ１５によつて前記両ピニオン１４が矢印ｂ方
向に回転駆動されると、その両ピニオン１４によ
つて両ラツク５２が駆動されて、両ラツク板４５
と一体にカセツトホルダー４１が実線のカセツト
挿入位置から１点鎖線の引き込み位置まで前述同
様に矢印ｃ方向に水平に引き込まれる。

次に、引き続きの両ピニオン１４による両ラツ
ク５２の駆動によつて、両ラツク板４５と一体に
カセツトホルダー４１が上記引き込み位置から前
述同様に矢印ｄ方向に垂直に下降されて第１Ｂ図
及び第２Ｂ図のカセツト装着位置へ往動される。

そして、第１Ｂ図及び第２Ｂ図に示す如く、カ
セツトホルダー４１がカセツト装着位置へ往動さ
れて、前述同様にカセツト２７が前記複数の位置
決めピン３０上に当接されると、カセツトホルダ
ー４５がカセツト２７とのガタ分の極く僅かな隙
間Ｈ４（１〜２mm）だけ余分に下降して、そのカ
セツトホルダー４１の上面板４２がカセツト２７
の上ハーフ５５の上面に当接されて、そのカセツ
トホルダー４１がカセツト２７と共にカセツト装
着位置に停止される。

次に、引き続きの両ピニオン１４による両ラツ
ク５２の駆動によつて、両ラツク板４５のみが更
に矢印ｄ方向にオーバーストローク下降される。
そして、両ラツク板４５のオーバーストローク下
降によつて４個の圧着ばね４９が充分に強く引張
られて、その強いばね力によつてカセツトホルダ
ー４１が矢印ｄ方向に充分に強く引張られ、その
カセツトホルダー４１の上面板４２によつてカセ
ツト２７が複数の位置決めピン３０上に充分に強
く押圧されて固定される。

以上要するに本考案のカセツト装着装置によれ
ば、カセツト２７がカセツト装着位置へ装着され
た際に、カセツトホルダー４１をカセツト２７と
共にカセツト装着位置に停止（置き残すこと）さ
せて、その後左右一対のラツク板４５のみをオー
バーストローク下降させるようにして圧着ばね４
９に充分に強いばね力を働かせることが出来る。
従つて、カセツト２７をカセツト装着位置へ装着
した後のカセツトホルダー４１自体のオーバース
トローク下降は殆んど不要にしながら、カセツト
装着位置へカセツト２７を充分に強く圧着するこ
とが出来る。

従つて、本考案のカセツト装着装置によれば、
第２Ｂ図に示す如く、前記シヤーシ１０に対する
カセツト２７の装着高さＨ５に関して、先願発明
で説明した前記隙間Ｈ２のみを考慮すれば良く、
先願発明で説明した前記非常に大きな隙間Ｈ１に
ほゞ相当する隙間分（但しガタ分の極く僅かな隙
間Ｈ４は必要）だけ、その装着高さＨ５を先願発
明の装着高さＨ３より低く構成することが出来
る。

なお、カセツト２７の排出動作は上述したカセ
ツト装着動作の逆動作で行われる。

以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。

また本考案は、カセツト式ビデオテープレコー
ダのカセツト装着装置に限定されることなく、各
種のカセツト式記録再生装置や情報処理装置のカ
セツト装着装置に適用可能である。

〔考案の効果〕

本考案は、カセツトホルダーの剛性を高くする
ことが出来るので、カセツトホルダーの捩れや撓
みを少なくして、カセツト装着動作を安定して行
える。しかもカセツトをカセツト装着位置へ装着
した後のカセツトホルダー自体のオーバーストロ
ーク下降を殆んど不要にしながら、圧着ばねに充
分なばね力を働かせて、カセツト装着位置へカセ
ツトを充分に強く圧着することが出来るから、カ
セツトをカセツト装着位置に安定良く装着するこ
とが出来る上に、シヤーシに対するカセツト装着
高さを非常に低くして、カセツト装着装置全体、
延いてはカセツト式記録再生装置全体の高さを非
常に低くすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図〜第２Ｂ図は本考案をカセツト式ビデ
オテープレコーダのカセツト装着装置に適用した
一実施例を示したものであつて、第１Ａ図及び第
１Ｂ図は第２Ａ図Ａ−Ａ線矢視及び第２Ｂ図
Ｂ−Ｂ線矢視での側面図、第２Ａ図及び第２
Ｂ図は第１Ａ図Ａ−Ａ線及び第１Ｂ図Ｂ−
Ｂ線での断面図である。第３Ａ図〜第４図はカ
セツト式ビデオテープレコーダの先願発明を示し
たものであつて、第３Ａ図及び第３Ｂ図は側面
図、第４図は第３Ｂ図−線断面図である。 図面に用いられた符号において、１０……シヤ
ーシ、１１……昇降ガイド板、１４……ピニオ
ン、１５……モータ、２７……カセツト、２９…
…カセツト挿入口、３０……位置決めピン、４１
……カセツトホルダー、４２……上面板、４３…
…底面板、４４……側面板、４５……ラツク板、
４９……圧着ばね、５０……ばね係止ピン、５１
……ばね係止ピンである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カセツトホルダーの左右両側部にほゞＬ形のラ
   ツクを有する左右一対のラツク板を設け、モータ
   にて駆動されて上記左右一対のラツクを駆動する
   左右一対のピニオンを設け、カセツト挿入口に対
   向されたカセツト挿入位置に復動されている上記
   カセツトホルダー内へのカセツト挿入後に、上記
   左右一対のピニオンにより上記左右一対のラツク
   を駆動して上記カセツトホルダーを水平方向に引
   き込んだ後垂直方向に下降させてカセツト装着位
   置へ往動させ、そのカセツト装着位置への上記カ
   セツトの装着を行うように構成したカセツト装着
   装置において、上記カセツトホルダーを上面板と
   底面板と左右一対の側面板とを互いに一体に結合
   させて断面方形状に形成し、上記左右一対のラツ
   ク板を上記カセツトホルダーの左右一対の側面板
   に上下方向にのみ一定範囲内で移動自在に取付
   け、これら左右一対のラツク板と左右一対の側面
   板との間にこれらを上下方向に相互に引き寄せる
   圧着ばねを設け、上記カセツトホルダーの往動に
   よつて上記カセツトが上記カセツト装着位置へ装
   着された際に上記カセツトホルダーを上記カセツ
   トと共に上記カセツト装着位置に停止させた後に
   上記左右一対のラツク板のみを上記圧着ばねに抗
   して垂直方向にオーバーストローク下降させて上
   記カセツトホルダーの上面板にて上記カセツトを
   上記カセツト装着位置へ上方から圧着させるよう
   に構成したことを特徴とするカセツト装着装置。