JPH03297681A

JPH03297681A - 色彩及び質感の複製方法及びその手段

Info

Publication number: JPH03297681A
Application number: JP17719490A
Authority: JP
Inventors: Stefan Lang; ステファン・ラング; Harvey Kalef; ハーベイ・カレフ
Original assignee: Artagraph Reproduction Technology Inc
Current assignee: Artagraph Reproduction Technology Inc
Priority date: 1990-04-12
Filing date: 1990-07-04
Publication date: 1991-12-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はイメージの複製方法及びその手段に関する。特
に、本発明は美術作品の如きイメージを複製する方法及
び手段に関する。

［従来の技術及びその課題］従来から、印刷方法を介して、美術品の如きイメージを
平面的に複製する方法が知られている。

２これらの方法に於いては、元のイメージが板の上に複製
され、これが次に、印刷に回されて、元のイメージの平
面的複製品が作り出される。各種の原色が組み合わされ
て、元のイメージの持つオリジナルの色彩を正確に複製
する。

又、立体イメージを紙及びプラスチックスの如き変形可
能の材料に、エンボッシングを介して、作り出す技術が
知られている。この方法の場合は、芸術家が彫刻又はそ
の他の方法で型にイメージを作り出す。次にこの型がプ
レスの中に置かれ、変形可能の材料に向かって圧迫され
る。その結果、変形可能の材料の表面が、型によって作
り出される輪郭に追随し、立体的表面が作り出される。

以上述べた従来技術は、コントラストの有る色彩を持つ
イメージを平面画面で複製するリソグラフ法であると共
に、エンボス法でちり、後者は立体のイメージを複製は
するが、彩色（カラレーション、　ｃｏｌｏｒａＮｏｎ
）及び微細表現を持っていない。

［課題を解決するための手段及びその作用］本発明は美
術作品の如きイメージを複製する方３法及びその手段を提供し、この場合、この複製イメージ
は色彩と立体的質感（ｔｅｘｔｕｒｅ　％例えば風合い
、手触り）とを合せ持っている。この新規な方法及び手
段によって作られた製品は色彩と共に立体的質感特徴を
持つ各種製品を含み、例えば、カレンダー、メニュ、カ
タログ、挨拶状、包装紙、又は活字と絵の入ったイメー
ジ、又はこれらの複合した物である。

本発明は、１つには、エンボッシング型の形成に関し、
この型は元の立体イメージを立体的に複製するために用
いられる。

本発明は、又１つには、準オリジナルの立体表面の形成
に関し、この表面が上述のエンボッシング型を作り出す
ために用いられる。

本発明の方法は広い適用性を持ち、本発明の詳細な説明
するのに特に有効な適用例は、カンバス上の油絵の如き
質感と色彩を持つ芸術作品をキャリヤー基質の」二に複
製する場合である。この実施例は本発明の主旨によって
考えられる広範なイメージ印刷手段の１つの例示として
説明されるもの４である。

本発明の１つの実施例に於いては、オリジナル・イメー
ジの準オリジナル・プルーフ又はマトリックスがオリジ
ナル・イメージに似た質感描出及び立体特徴を持って作
り出される。次にこの準オリジナル・プルーフ又はマト
リックスを用いて、準オリジナルψプルーフ又はマトリ
ックスの質感をキャリヤー基質に移すことの出来るエン
ボツシング型が作られる。このキャリヤー基質が、オリ
ジナル・イメージの平面的複製を行う写真製版手段を介
して、写真的に予め調製され、次に、このキャリヤー基
質が型によってエンボスされ、オリジナル・イメージの
質感的特徴が複写され、最終製品が色彩及び質感の全て
の特徴を供えているようにする。

以下図面を用いて本発明のその他の特徴を明らかにする
と共に実施例に就いて説明する。

［実施例コ本発明の方法は広範な適用可能性を持つが、本発明の詳
細な説明するのに特に有効な適用例は、５カンバス上の油絵の如き質感と色彩を持つ芸術作品をキ
ャリヤー基質の上に複製する場合である。

この実施例は本発明の主旨によって考えられる広範なイ
メージ製出手段の１つの例示として説明されるものであ
る。

第１及び２図に示す如く、写真製版イメージ手段１０が
オリジナル芸術作品、この場合は油絵１１、を写すため
に設けられる。この写真製版イメージ手段ｌＯが複写す
るために用いられる。

主題のイメージの色彩のバリエーションを複製するため
に、色彩分割がオリジナル芸術作品１１から準備される
。油絵１１の写真が撮られ、カラーのポジティブの透明
画が作られる。４色又は６色又はそれ以上の分類の色彩
分割がオフセット・プレスを用いて準備され、次にエン
ボツシングを行うことの出来る材料の上に印刷される。

本発明に於いては、これに適する材料は紙又は紙をベー
スとした製品及びシート状のプラスチックスである。そ
の１例がｐｖｃコーティングされた厚さ約３００ミクロ
ンのシートで、商品名　６Ｍａｙｆａｉｒの常備品として入手することが出来る。

勿論これ以外の紙で、これと違った表現特性を持ったも
のを使うことも出来る。

油絵の立体彩色イメージ表面を複製するために、マトリ
ックスとして油絵自身を使用することも出来る。しかし
ながら、この代わりに、本方法に於いては、特に、オリ
ジナルの保存を希望する場合、この方法の初期段階に於
いて、第２図に参照符号１２で示す半オリジナル・プル
ーフ又はマトリックスを作ることが出来、これがオリジ
ナルの油絵のブラッシストローク即ち刷毛跡及び又は立
体的特徴を再現する。この半オリジナル・プルーフ又は
マトリックスを作る媒体の選択は複製すべき立体的深さ
の程度によって行われる。例えば、刷毛跡（ｂｒｕｓｈ
ｓｔｒｏｋｅ　、刷毛捌き、タッチ）以外の質感が無い
場合は、クリヤーなＭｙｌａｒ（商品名）又はこれに類
するものを使用することが出来る。

若しカンバスの手触りを希望し、油絵がナイフ又はその
他の道具で作られる顔料の９強度の沈積としての深い盛
上がりを示す場合は、クリヤーな自己　７粘着性のｐＶＣを使用することが出来る。この様な製品
はＤＲＹＴＡＣ又は５ＡＴＩＮＥＸ等の商品名で市販さ
れている。

例えば、半オリジナル・プルーフ又はマトリックスにカ
ンバスの感じを作り出すためには、先ず見本の大きさを
決め、次に、ｐｖｃの２枚のシートを、所望の半オリジ
ナル・プルーフ又はマトリックスよりも４周が大きいサ
イズに切断する。次にこれらのシートがランダムにバー
ホレート即ち穴開けされ、裏打ちが取り除かれ、そして
これらのシートが互いに重ねられる。次に１枚のカンバ
スがこのシートの上に掛けられ、カンバスの質感を十分
に移すことの出来る温度と圧力がこれに掛けられる。本
方法の１つの実施例に於いては、約１２０℃で約１０分
間７０トンの圧力を掛けることによってこれが成功して
いる。次に、マトリックス１２が適当な温度、例えば室
温にまで冷却される。本発明の思想から離れること無く
、これらの値を変更することが出来る。

オリジナルの油絵の刷毛跡を再現するために、８この様にして作られた集合体に油絵が塗られ、好ましく
はアクリル・ベースの物質でコーティングされる。この
様な物質が使われるのは、これらが−膜内に速乾性で、
融通性があり、可撓性で、永続性のある形で使用するこ
とが出来るからである。

更に重要な事は、アクリルが質感を保持し、層状にうま
く重ね上げることが出来、刷毛跡に相当する好ましい質
感とオリジナルの立体的特徴とを作り出すことが出来る
点である。

この様な目的を達成するために、先ず、複製すべきオリ
ジナルの芸術作品が写真製版で印刷される。この印刷は
例えばコーティングされた又はされていない紙の如きキ
ャリヤーの上に行われるか、又はシートの形をしたプラ
スチック材料の上に成されるか、更に場合によっては、
ガラスのような物質の上に成される。パレットナイフを
使って、アクリル・ポリマーのラテックス・エマルジョ
ンで作られた肉付はペーストをオリジナルの刷毛跡の荒
々しい形に形成することが出来る。次にアクリルペイン
トがブラシで塗られ、作品を放置乾燥９する。乾燥したならば、透明なアクリル・フェスで半オ
リジナル・プルーフ又はマトリックスをコーティングす
る。このフェスはイメージ及び希望する最終効果によっ
て、光沢又は艶消し仕上げすることが出来る。

若し重量感の表現を希望するならば、予め大理石の粉と
アクリル塗料とを混合した肉付はペーストを使用する。

この様な組み合わせによって、乾くと平滑になる傾向の
あるアクリルのみによる場合よりも、より一層明瞭に刷
毛跡を作ることが出来る。

半オリジナル・プルーフ又はマトリックスの質感を反復
可能に信頼性を持ってキャリヤーに移すことの出来るエ
ンボッシング型を作るために、真鍮のバッキング・プレ
ート１３が準備され、これが半オリジナル・プルーフ又
はマトリックスと同じ大きさをしている。先ず、アクリ
ル鍍金モジュールがセメントで上記の真鍮板の片面に接
着され、半オリジナルｅプルーフ又はマトリックスの背
面がセメントで上記真鍮板１３の他の一方の面に接着０される。

次の手順は、半オリジナル・プルーフ又はマトリックス
１２の不良導体の面を良導体にすることである。これは
、その表面に銀及び還元剤を吹き付け、半オリジナル・
プルーフ又はマトリックスを完全に覆い、ピンホール又
はその他の欠点が全く無いようにする、ことによって行
われる。その結果、銀の薄い導電性のコーティングの鏡
面仕上げ面が出来、次にこれが洗浄される。

このコーティングの仕方の１つの例に於いては、約２．
５オンスの硝酸銀が約１ガロンの水に混合され、銀及び
還元剤が同時に半オリジナルφプルーフ又はマトリック
スにスプレーされる。出来た銀コーティングの厚さは約
１／１，０００，０００インチである。

本発明の思想の範囲内に於いて別の混合物を使うことが
出来る。

次の手順は、銀コーティングされた半オリジナル・プル
ーフ又はマトリックスを、電気鍍金することで、例えば
ニッケル鍍金が行われる。真鍮板１３１の上の半オリジナル・プルーフ又はマトリックス１２が
先ず導電線１４に接続され、ニッケルの鍍金浴１５の中
に置かれ、導電線１７に接続されたニッケル１Ｂによっ
てニッケル鍍金を行い、次に取り出され、洗浄される。

電解法を用いることによって、ニッケルが集合体の銀鍍
金された面にのみ沈着する。

銀鍍金された半オリジナルΦプルーフ又はマトリックス
を例えば２４０００分の１インチのニッケルでコーティ
ングしたい場合は、浴が、ＵＳガロン当り、約４３．６
オンスのスルファミン酸ニッケル、４．０オンスの硼酸
、及び約３％の抗ピッティング剤からなるスルファミン
酸ニッケルの水溶液で作られる。良好なコーティングを
行うために、好ましくは、約５ボルトで、平方フィート
当り約１８アンベヤ−が掛けられる。この鍍金が約２４
時間行われ、１時間当り約１／１０００インチの鍍金が
行われる。他のニッケルφコーティングを本発明に従っ
て行うことが出来る。

次の手順は、ニッケル・コーティングされた半オリジナ
ルψプルーフ又はマトリックスを銅鍍金２１８でコーティング即ち鍍金することである。再び、ニ
ッケル・コーティングされた半オリジナル・プルーフ又
はマトリックスが銅鍍金浴の中に置かれ、導電線が接続
され、適切な電流が流され、所望の厚さの鍍金層が得ら
れる。

成功した１つの実施例に於いては、半オリジナル・プル
ーフ又はマトリックス１２が、型１８Ａを形成するため
に最小厚さの１／４インチで与えられた。浴が、水１ガ
ロン当り、２６オンスの硫酸銅、９オンスの硫酸、及び
５０　ｐｐｇｍの塩素イオン、とで準備された。この浴
の中に半オリジナル・プルーフ又はマトリックス１２が
置かれ、導電線が接続され、平方フィート当り約８０ア
ンベヤ−の電流が導電線を介して表面に流され、約３／
８から１／２インチのオーダーの鍍金属が得られた。次
に、この板が浴から出され、導電線が外された。

この半オリジナル・プルーフ又はマトリックスが型から
外され、アクリル材料が型１８Ａの質感描出面から除去
される。準オリジナル・プルーフが外されたとき、いか
程の銀が無くなるかは明ら　３かで無いが、その効果は銅及びニッケルで作られた型に
実質的に残っている。クーパー生長（ｃｏｏｐｅｒ　ｇ
ｒｏｗｔｈｓ）が型１８Ａの銅鍍金された面から取り除
かれ、型１８Ａの銅面が厚さ約１／４インチに加工され
、好ましくは平滑にされる。

次に、写真複製品が、印刷に質感を与えるためにエンボ
スされ、オリジナルの質感が写真製版で作られた印刷物
の彩色と一致するようにする。ラッカーをベースとする
ポリマーが保護の目的で表面に加えられる。最終製品を
堅固にするために、例えば発泡ボードの如き裏打ち材の
上に重ねられる。裏打ちの別の方法として、印刷された
シートを、レジンベースの接着材料を使ってチップボー
ドに重ね合わせ、次いでこれをその寸法に切断すること
によって行うことが出来る。

エンボッシングを行う場合、まず雌型１８Ａから雄型１
ｇＢを作り、次にこの型を第２図に参照符号１９で模式
図的に示すプレスの中にセットする方法が考えられる。

次に温度が約１１５から１５５℃の範囲に上げられ、圧
力が適宜の範囲、例えばイ４ンチ当り１トン、にセットされる。この印刷されたシー
トが参照符号１００で示されており、これがエンボス機
械１９の中に入れられ、上記雄雌の型１８ＡＳ１８Ｂの
間で印刷されたシート１００をプレスすることと、公知
のカメラ技術とによって質感が加えられる。

同時に、１枚のホイルが掛けられ、プレスの熱がワック
ス除去剤及びサイジング剤（接着剤、ｓｌｚｉｎｇ　ａ
ｇｅｎｔ）を活性化し、次にこれがホイルのポリマーを
ポリエステルから解き放し、上記サイジングを印刷され
たシート１００に固着させる。次に、質感描出しコーテ
ィングされたシートがプレスから出され、次の新しい物
が連続的方法の中で装入される。

これに適した型の機械はいずれもＢｏｂｓｔ（商品名）
レタープレス・タイプの印刷機械に関係している。この
方法はホイル、熱、刷り、及び速度、を方法の構成要素
として用いる。各種の化学物質が、ウェブ印刷の形で、
ポリエステル又はＭｙｌａｒ（商品名）に用いられ、所
望の特性を　５持ったホイルが作られる。次にこの化学物質、が、エン
ボッシングと、熱と圧力を組み合わせて使用するスタン
ピング・プレスと、によって、上記ホイルを印刷された
基質に移すために適用される。

本発明の方法は各種の特徴を持っている。第３図に示し
、又説明のために用いる実施例に於いて記載されている
如く、これを参照符号２０及び第３図に示す如き芸術作
品を複製するために使用し、それ自身が芸術作品として
の外観及び表現を持つ如くにすることが出来る。

この方法の別の有効な適用分野は第４図に符号３０で示
すカレンダーの製造に関する。このカレンダーは芸術作
品３１と月別のカレンダー３２とを持ち、各月の複合シ
ートから成っている。

別の有効な適用例は第５図に示す挨拶状４０の如き挨拶
状に関するものである。この挨拶状は符号４１で示す絵
と、符号４２で示す印刷又は質感を持つものを持ってい
る。本発明は又特に包装芸術に適応性をもっている。第
６図に、特殊な包装５０が示されており、包装全体に又
は一部に彩色と立体的６質感描出とを持つ点を特徴としている。例えば、第６図
に示す如く、香水又はその他の化粧品を包むために用い
られる包装があり、この包装が円筒形の外側ケースを持
ち、又符号５２で示す蓋と底とを持っている。この包装
の全部又は一部分に色彩及び立体的質感を与えることが
出来る。

第７図に示す物品６０は例えばメニュ・カードであり、
或いはカタログであって、記入して折り畳み、複数ペー
ジのユニットを形成する。図面に示したメニュカード６
０は色々な印刷物の形を取ることが出来、その中に彩色
と立体的質感描出を共に持つイメージを含んでいるのが
好ましい。

第８から２７図に、エンボス型１８Ａを形成するための
第１及び２図に示す方法の実施例が詳細に記されている
。

第８図に示す如く　（第２図も併せ参照）、第１の手順
として、オリジナルのイメージ１１の写真が撮られ、こ
の写真を用いて、イメージ１１の印刷された平面的複写
８０．８２が作られる。この複写イメージ８０．８２は
、例えば上述した色分割法の如き正７規の印刷方法によって作ることが出来る。

図に示す如く、この実施例に於いては、この１双の複写
イメージ８０．８２が互いに隣り合って１枚のキャリヤ
ー８４の上に作られる。この様に１双のイメージを隣接
して作ることによって、制作者が他の一方を参照しなが
ら一方のイメージの作業をすることが出来る。この１双
のイメージ８０．８２はオリジナルイメージ１１と同一
寸法にすることも、拡大又は縮小することも出来るが、
後者が一般的である。

第２の手順として、第９〜１１図に示す如く、オリジナ
ルイメージ１１の表面手触りを転写した立体マトリック
ス即ち準オリジナル・プルーフが作り出される。この目
的で、イメージ１１のオリジナルキャリヤーの質感を転
写したキャリヤー基質１００が作られ、次にオリジナル
イメージの表面を複写した質感表面がこれに掛けられる
。

このために、この実施例に於いては、商品名ＤＲＹＴＡ
Ｃの、圧力に敏感で粘着剤の裏打ちされたドライ・マウ
ンティングのラミネーション−８フィルムの２枚のシート８６（第９図にはその１つのみ
が示されている）が、写真製版で作られた複写イメージ
８０．８２の１つより若干大きい寸法に切断される。例
えば、各シート８６の縁が、複写イメージ８０又は８２
の縁から約１／２インチはみ出るようにする。従って、
例えば複写イメージ８０又は８２が方形であって、１６
×２０インチ四方のものとすると、このラミネーション
Ｏフィルム８６が約１６．５Ｘ２０．５インチ四方のシ
ートに切断される。

ラミネーション・フィルム争シート８６が切断されたな
らば、このシートが、第１０図に示す如く、ローラー９
２によってミシン目を入れられる。このローラーは半径
方向に並ぶ孔開は突起９４を持っている。このローラー
をランダムに回転させ、ラミネーショング・シート８６
にランダムにミシン目を入れ、多数のピンホールを作る
。これらのミシン目は、２枚のラミネーショング・シー
ト８Ｂが後述する如く積まれたとき、この２枚のシート
の間に気泡が出来ないようにするために作られるもので
　９ある。

シート８６に孔開けしたならば、その裏打ち８８が取り
除かれ、シート８Ｂが重ね合わせられ、単一のマトリッ
クス・シート１００を形成する。次に、オリジナルイメ
ージのオリジナルキャリヤーの手触りと同じ手触り即ち
質感がこのマトリックスシート１００に与えられる。

この実施例に於いては、オリジナルイメージのオリジナ
ルキャリヤーは一般的にカンバスである。

しかしながら、その他のオリジナルキャリヤー例えば木
、ガラス等にすることが出来る。カンバスの手触りの複
製は、カンバスの目が目視的にはっきりしているので比
較的容易である。

カンバスの質感を再現するために、マトリックスシート
１００が１枚のカンバス１０２に押し付けられ、暫くそ
のままに保持され、カンバスの１０２の表面手触りがマ
トリックスシート１００の表面に移しとられる。このた
めに、この実施例に於いては第１１図に示す如く、マト
リックスシート１００がドライ・マウンティング・プレ
ス１０３の中でカン０バスシートｌＯ２に押し付けられる。ドライ・マウンテ
ィング・スポンジφマット１０４がドライ・マウンティ
ング・プレス１０３の底板１０６の上に置かれる。次に
、マトリックスシート１００がドライ・マウンティング
・マット１０４の上に置かれる。次に、カンバスのシー
ト同２がマトリックス・シート１００の上に置かれる。

次に、ドライ・マウンティング・プレス１０３の上板１
０８が底板１０８に向かって押し付けられ、マット１０
４、カンバスシート１０２及びその間のマトリックスシ
ート１００を押す。

この上板１０８が好ましくは１１０℃に保持され、マト
リックスシート１００を柔軟にし変形し易くする。次に
、マトリックスシート１００が１平方インチ辺り７０ト
ンの圧力で１０分間圧迫される。

１０分たったならば、上板１０８が、−１０℃に保持さ
れた別の上板１１０と直ちに交換され；マトリックスシ
ー）　１００が１平方インチ辺り７０トンの圧力で１〜
２分間、好ましくは１．５分間、圧迫される。この手順
によって、マトリックスシート１００が冷却され、変形
しにくい状態となり、質感１をそのまま保持することが出来るようになる。

以上によって、マトリックス１００がカンバスの手触り
を持った質感キャリヤーとなり、オリジナルイメージ１
１の立体的特徴を持つレプリカを作るために使用される
。

第１２図に示す如く、質感キャリヤー１００が１双のイ
メージの内の１つ、例えば複製イメージ８０の上に固定
される。質感キャリヤー１００は例えば粘着テープ１１
２によってイメージ８０の上に固定することが出来る。

質感キャリヤー１００が写真複製されたイメージの１つ
の上に固定されたならば、画家がその上にオリジナルイ
メージの刷毛跡１１４を再現し、１枚の準オリジナル・
プルーフを作り出す。この画家は原画の作家の技術を十
分に習得しており、オリジナルの作品を作るとき用いら
れたオリジナルの刷毛捌きを正確に又は少なくとも十分
に作り出すことが出来る人である。従って、このシュン
オリジナル・プルーフを作る場合その画家の技術が非常
に重要である。

　２この画家が混合物を質感キャリヤー１００の上に塗るこ
とによって、オリジナルの刷毛捌きを再現し、準オリジ
ナルを造り上げる。画家はフィルムに移されているイメ
ージ例えばイメージ８０を追って行く。然し、画家はこ
の複製イメージに隣接して置かれているイメージ即ちイ
メージ８２を参考とすることが出来る。これは質感ラミ
ネーティング・キャリヤー１（１０の下のイメージが上
記の混合物で隠されたり、質感キャリヤー１００自体の
反射光によって不明瞭になったりするからである。上述
した如くに用いられる混合物はアクリル・ペイント及び
大理石の粉の混合物を含む。アクリルペイントは伸びが
良く、一方大理石の粉が混合物の本体を提供し、従って
厚い刷毛捌きを描（ことが出来る。

画家がオリジナルイメージ１１の刷毛捌きを再現する場
合、画家は本方法の持つ幾つかの制限を考慮しなければ
ならない。例えば、最終製品が作られる最終エンボッシ
ング工程に於いて、最終製品に与えることの出来るフレ
バス即ちひび割れ等の３深さに制限がある。−膜内に、この深さの範囲は約１／
８インチである。後に説明する好ましい紙は、この深さ
限界を越える所で、引き裂かれる。

従って、画家は、質感キャリヤー１００と刷毛跡表面と
を含む阜オリジナル・プルーフの厚さが１／８インチを
超えるような盛り上がった部分を持つ刷毛捌きの質感を
作ることが無い。

画家がオリジナルの刷毛捌きの再現を完了したならば、
準オリジナル・プルーフの絵の表面にニスのコーティン
グが施される。好ましくは、このニスが市販の絵画用ア
クリル・ニスで、例えば商品名ＧＬＵＭＢＡＣＨＥＲの
ニスである。この準オリジナル・プルーフが次にエンボ
ッシング型１８Ａの製造に用いられる。

エンボッシング型１８Ａの製造方法の実施例が第１４か
ら２５図に示されている。

エンボッシング型１８Ａの好ましい製造方法に於いて、
芸術作品の如きオリジナル・イメージの立体的質感を最
終製品に作り出すために、電気鋳造法が利用される。以
下この電気鋳造を行う好まし４い方法に就いて詳細に説明する。

第１の手順として、第１４．１５図に示す如く、厚さ約
１／８インチの真鍮の電極板２００が準オリジナル・マ
トリックス１００（又は再現すべき質感表面を持つオリ
ジナル・マトリックス）よりも若干大きい寸法に切断さ
れる。例えば、準オリジナル拳マトリックス１００が方
形で、１６．５インチＸ２０．５インチの寸法を持つと
すると、真鍮板も方形で、約１７Ｘ２１インチの寸法を
持つ。この寸法によって本発明が限定されるものでは無
い。

第２の手順に於いて、この真鍮板２００がプレス又はハ
ンマーリングによって変形され、真鍮板２００のその面
に凹みが作られる。好ましくは、約１／８から３／１６
インチ深さの凹みが作られる。

要するに、真鍮板２００が変形して、板２００の中央に
、その板２００の縁２０３に対して約１／８から３／１
６インチの深さの凹みを作る。真鍮板２００の反対側の
面２０４が、当然ながら、凸面になる。

次の手順に於いて、第１７図に示す如く、変形された真
鍮板２００が鍍金モジュール２０８に取り付５けられる。図に示す如く、この−膜内鍍金モジュール２
０８がプレキシガラス（ｐｌｅｘｉｇｌａｓｓ）の方形
の板から成り、その上縁に２つの銅のフック２１０を持
ち、これが鍍金モジュール２０８を適当な電極から離れ
て下げるために用いられる。

真鍮板２００を鍍金モジュール２０８に取り付ける前に
、鍍金モジュール２０ｇの片面が酸の腐食を防ぐために
ストップφオフ・テープ（ｓｔｏｐ−ｏｒｒｔａｐｅ　
）　２１２でコーティングされる。

好ましくは、プレキシガラス・シート２０９が１．５イ
ンチ幅のストップ・オフ・テープで覆われる。

同様に真鍮板２００の凸面側２０４がストップオフテー
プで覆われる。次に、真鍮板２００及び鍍金モジュール
２０８のそれぞれテープを張られた面２０４゜２１１に
接着セメント等の適当な接着剤が塗られる。

この適当な接着剤にはＬＡ　　ＰＡＧＥＳゲル接着セメ
ントが含まれる。

接着セメントが乾くのに約２０分かかる。セメントが乾
いたならば、準オリジナル・マトリック６スｌＯＯ又はオリジナル・マトリックスが真鍮板２００
に同じ接着セメントで固定される。

準オリジナル・マトリックス１００又はオリジナル中マ
トリックスを真鍮板に取り付けるために、準オリジナル
・マトリックス１００又はオリジナル作品の背面即ち絵
の描かれていない方の面が、真鍮板２００の凹面側２０
２と同様に接着セメントで覆われる。次に、準オリジナ
ル・マトリックス１００又はオリジナル作品が真鍮板２
００のほぼ中央になる如くにして置かれる。ローラー（
図示無し）を用いて、準オリジナル・マトリックス１０
０又はオリジナル・マトリックスの表面にローラーを掛
け、接着セメントの中に気泡が全く残らないようにする
。

ローラーを掛けている間に、質感描出の突起が壊れ、又
は小いさなりラックが入り、準オリジナル・マトリック
ス１００又はオリジナル・マトリックスのアクリル・ペ
ンキが露出することがある。

この時は、準オリジナル・マトリックス１００又はオリ
ジナル作品が絵画用アクリル伊ニスで再度二７ス掛けされ、その中のアクリル・ペンキが再封鎖される
。これに適したアクリル・ニスが商品名ＧＲＵＭＢＡＣ
ＨＥＲで作られている。

本発明に於いて、準オリジナル・マトリックスに関連し
て用いられる方法はオリジナル作品に用いられる方法と
同じである。しかしながら、以下に説明する如く、この
準オリジナル・マトリックス又はオリジナル作品は後に
壊されるので、準オリジナル・マトリックスを使用する
方が好ましい。

第１８図に示す如く、準オリジナル・マトリックス１０
０が真鍮板２００に取り付けられたならば、鍍金モジュ
ール２０８が、真鍮板２００及びこれに取り付けられた
準オリジナル・マトリックスｌｏｏと共に、約８から１
２時間夜通し静置される。これによって、接着セメント
が完全に乾燥する。

鍍金モジュール２０８と取り付けられた真鍮板２００及
び準オリジナル・マトリックス１００が約８から１２時
間夜通し静置された後、準オリジナル・マトリックス１
００の電気鍍金のための準備がなされる。そのために、
鍍金モジュール２０８の銅の８フック２１０と準オリジナル・マトリックス１００の鍍
金表面とが電気的に接続される。そのために、第１９図
に示す如く、絶縁された電線２１４が真鍮板２００の横
側に沿って鍍金モジュール２０８の上に置かれる。電線
２１４がそれぞれの銅のフック２１０に取り付けられ、
次にダクトテープ２１６で真鍮板２００の側面に取り付
けられる。次に、テープ２１６及び電線２１４の絶縁が
削られて、銅線２１８が露出される。

電線２１４の取り付けに続いて、鍍金モジュール２０８
がスプレー室の中に置かれ、銀をスプレーし、準オリジ
ナル・マトリックス１００を薄い銀のコーティング２２
４で被覆する。この薄い銀のコーティング２２４の厚さ
は約２−２Ｘ　Ｉ　Ｑ−１３インチである。

このために、第１のスプレーに於いて、第１９図に示す
如く、感光剤２２０が真鍮板２００及び準オリジナル・
マトリックス１００の表面上にシングルノズルのスプレ
ーガン２２２によってスプレーされる。感光剤は塩化錫
塩、自由酸、及びウエッテイング剤を含む。これに適し
た感光剤が商品番号９９３の名でＰｅａｃｏｃｋ　　Ｌａｂ、によって作られ
ている。この感光剤が触媒として作用し、準オリジナル
・マトリックス１００の表面を薄い錫膜で被覆する。

第２のスプレー手順に於いて、第２０図に示す如く、２
ノズルのスプレーガン２２０を用いて、言酸銀の溶液及
び銀還元液が準オリジナル・マトリックス１００の表面
にスプレーされる。このために、第１のノズル２２６Ａ
が銀が懸濁する雷酸銀の溶液２２８を発射する。これに
適した雷酸銀の溶液が、Ｐｅａｃｏｃｋ　　Ｌａｂ、Ｉ
ｎｃ、、フィラデルフィヤ、ペンシルバニア、から商品
番号５−３０で作られており、これが米国特許４，１０
２．７０２号に記載されている。第２のノズル２２８　
Ｂに於いて、上記Ｌａｂ、製造の銀還元液２２９が発射
される。

この商品番号はＲ３０である。

この２つのスプレーノズルの形状によって、ノズル２２
６Ａ及び２２６Ｂからのスプレー２２８及び２２９が収
束し、瞬間的に反応する。このスプレーの反応によって
、銀の鏡面が、上述の如く、準第０リジナル・マトリックス１００の上に形成される。

好ましい方法に於いては、この２つのノズル・スプレー
ガン２２６が準オリジナルーマトリックス１００の表面
から約６インチの所に置かれ、準オリジナル・マトリッ
クス１００にピンホールが無くなるまでスプレーを掛け
る。出来上がった銀の層の厚さは約１から２Ｘ１０−６
インチである。

準オリジナル・マトリックス１００を銀の層で被覆した
後、鍍金モジュール２０８及び取り付けられている準オ
リジナルΦマトリックス１００が、第２１図に示す如く
、ニッケル鍍金浴の中に置かれる。好ましくは、この鍍
金浴が上述の如く塩化物を含まぬスルファミン酸ニッケ
ル溶液を含む。

ニッケル鍍金浴に於いて、準オリジナル・マトリックス
１００及び真鍮板２００がストレスの低い状態で鍍金さ
れる。このために、準オリジナル・マトリックス１００
及び真鍮板２００が２から６×１０３の範囲内のテンサ
イル・ストレスで鍍金される。これを完成するために、
ニッケル鍍金法が２から２．５時間、平方フィート当り
約５　ａｍｐの１割りで行われる。その結果、約１２ａｍｐで鍍金全体が
行われる。

約１／２Ｘ１０−３インチのニッケル層が準オリジナル
・マトリックス１００の銀鍍金面２２４の上に出来るま
で、このゆっくりした鍍金速度が続けられる。次に、こ
の鍍金速度が、２時間間隔で鍍金電流を上げることによ
って、徐々に上げられて行く。次に、鍍金が約８時間続
けられ、遂に鍍金電流が約４８ａｍｐに増加する。この
電流は２時間ごとに５〜６ａｍｐの割りで増加させるこ
とが出来る。

テンサイル・ストレングスを確実に低く保つために、鍍
金モジュール及び出来た電気鋳造品が２時間間隔で検査
され、準オリジナルψマトリックス１００の上にその隅
角部がプルアップ（＋）ｕｌｌ　ｕｐ　）されているか
否かを調べる。若しも隅がプルアップしているならば、
テンサイル・ストレスが高過ぎ、電流が高すぎることを
示す。若しも隅がプルアップするならば、電流を下げ、
ニッケルの十分な形成が行われるようにする。

以上の方法によって鍍金することにより、準第２リジナルφマトリックス１００がニッケル電気鋳造層２
３０で、第２２図に示す如く、約３０Ｘ１０−３インチ
の厚さに覆われる。

ニッケル鍍金に続いて、鍍金モジュール２０８及びそれ
に取り付けられているものが上述した硫酸銅浴の中に置
かれ、真鍮板２００と準オリジナル・マトリックス１０
０とが銅鍍金される。この銅鍍金が約６日間へ平方フィ
ート当り約５０から５５ａ■ｐの電流で行われる。第１
日の後、鍍金モジュール２０８及び取り付けられた電気
鋳造品が引き出され、その上に形成された銅の層２３２
が平滑に成形され、引き続き鍍金を継続して良いか否か
が検査される。

６日間の銅鍍金の後、鍍金モジュール２０８が取り出さ
れ、このとき、電気鋳造された全体的厚さは、第２３図
に示す如く、少なくとも１／４インチなければならない
。その様に出来上がっていたならば、その電気鋳造物を
鍍金モジュール２０８から外すことが出来る。

電気鋳造物を外すために、接続電線２１４が切ら　３れ、真鍮板２００が鍍金モジュール２０８から外される
。次に真鍮板２０８が余剰の鍍金材料を除去するために
トリミングされる。約１／８インチのトリミングが行わ
れる。

次に、電気鋳造品３０４の銅の面２３２が平滑に機械性
上げされ、電気鋳造品の全体厚さが約３７５ＸＩＯ−３
インチ残るようにする。この実施例に於いては、この仕
上げに約１日掛かった。

以前に見出だしたことであるが、この銅の層２３２の露
出面の機械性上げの間に、電気鋳造品の縁に掛かる圧力
がこの品の中心部を外向きに突出させる傾向がある。従
って、上述した如く、真鍮板２００に凹みを持たせ、電
気鋳造品も又僅かに凹んでいるようにする。これによっ
て、この僅かな凹みが電気鋳造品の外向きの突出を防ぐ
。

銅の層２３２の機械加工に引き続き、電気鋳造品の縁が
真鍮板２００の中に僅かにトリミングされる。

これによって、準オリジナル・マトリックスを電気鋳造
品から取り外すことが可能となる。

準オリジナル・マトリックスを電気鋳造品から４取り外すために、真鍮板２００及び準オリジナル・マト
リックス１００がトーチで加熱され、マトリックス１０
０が柔らかくなり、電気鋳造品３０４から取り外せるよ
うにする。次に、真鍮板２００とマトリックス１００と
が電気鋳造品から簡単に外される。

その結果、第２４図に示す如く、残された鋳造品の中に
雌型２４０が出来上がる。

準オリジナル・マトリックス１００の取り外し方法は破
壊的性質を持っているので、若しもオリジナル作品が使
用されていると、これが破壊される。

従って、実施例に於いては、上述した如くオリジナル作
品の複製品を使用する。

第２５図に於いては、出来上がったエンボッシング雌型
２４０が斜視図で示されている。図に示す如く、複写イ
メージ８０．８２のオリジナル寸法が１６Ｘ２０インチ
とすると、出来上がる雌型も又約１６Ｘ２０インチであ
る。更に、この型の厚さは約１／３インチである。但し
、この寸法は近似寸法であって、この寸法に限定される
ものでは無い。

５第２６図に上述の如くにして形成されたエンボッシング
雌型２４０が示されており、これが次に相互補完的雄型
２４２を形成するために使用される。

この両者が第２７図に示す如くに用いられて、イメジ１
１の質量感を持つ表面と同じ質感表面を即ち複製品を作
り出すのに適当する材料をエンボッシングする。

このために、エンボス雌型２４０がＢｏｂｓｔ印刷機の
如きエンボッシング・プレスの中に固定される。次に、
歯科用アクリルの成形材料２４６が繊維質の厚紙２４８
の上に置かれ、この厚紙がプレス２４４の下側の金属基
板２５０の上に置かれる。この厚紙が緩衝面を提供し、
これに対して雌型２４０を押し付けた場合、雌型２４０
の質感表面を損なうことが無いようにする。

歯科用アクリル材料２４６が、未だ固まらない内に、厚
紙２４８の上に置かれるようにする。これと同時に、薄
手の紙２５２、好ましくは厚さ０．５ｍｊｌのＭｙ　ｌ
　ａ　ｒ製プラスチック争フィラー（目１１ｅｒ）　、
が歯科用アクリルの成形材料２４６の６上に置かれる。次に歯科用アクリル材料２４６が雌型２
４０と厚紙２４８との間でプレスされる。

このプレス工程の間に、歯科用アクリル材料２４６が雌
型２４０の全ての隅及び割れ目にくまなく行き渡るよう
にする。歯科用アクリル材料２４６が乾燥したならば、
これが耐久性のある雄型２４２を形成し、その質感表面
が雌型２４０の質感表面と相補い合っている。

歯科用アクリル材料２４６の同化が完了したとき、雌型
２４０が持ち上げられ、薄紙２５２の助けを借りて分離
される。

第２７図に示す如く、雄型２４０と雌型２４２とで最終
製品を作るために、この２つの型２４０．２４２が互い
にぴったりと合うようにして置かれ、エンボス用紙２５
６がその間に置かれる。次に、この２つの型２４０　、
２４２が互いに押し付けられ、エンボス用紙にオリジナ
ル・イメージ１１の質感表面を完全に写し取る。好まし
くは、この用紙を平方インチ当り１トンの圧力でエンボ
ッシングする。

１つの実施例に於いては、使用した用紙が、業７界でＣｏ　ｒｎｗａ　１１コーテツド１／Ｓ（片面コー
ティング）として知られる用紙である。好ましくは紙は
無色で、０．０１２インチの厚さを持っている。この用
紙はＤＯＴＭＡＲＩＮＣ，によって市販されている。

上述した如く、このエンボス材料２５Ｂは又、エンボッ
シングされる前に、−膜内印刷方法を介して、イメージ
の平面的カラー複写（黒と白を含む）が成されている。

従って出来上がった最終製品は彩色（白黒を含む）及び
質感描出を共に持ち、オリジナルイメージ１１の再生品
即ちほぼ正確な複写製品であるが、但し、異なったキャ
リヤー即ちエンボス材料２５６の上に描かれている。こ
れに加えて、ホットスタンプのホイルをエンボス材料２
５６のイメージ表面に用いることが出来る。このホイル
によって画面に色彩のコントラスト及び又は照りを与え
ることが出来る。

以上説明した方法によって、作られたレプリカ・イメー
ジのシュリンケージ即ち収縮問題が全く無いことが判っ
た。これは印刷されたイメージが８別の基質にラミネートされたキャリヤーの上に置かれな
いためである。印刷されたイメージはエンボッシングさ
れたキャリヤーその物なのである。

以上１つの実施例に就いて説明したが、本発明の思想の
範囲内に於いて、これに変形変更を行うことは当該技術
者にとっては容易である。これらの変形変更は全て本発
明の請求項に属するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の方法の各手順を示すフローチャート
、第２図は、上記手順がどの様に行われるかを示す１連の
模式図、第３．４，５，６．及び７図は、本発明によって作るこ
との出来る各種製品の模式図、第８から２７図は、第１
及び２図に示す方法の実施例の詳細説明図、である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）立体的質感を持つ多色イメージを正確に複製する
方法で、この方法が；（ａ）キャリヤー基質にイメージのコピーを写真製版的
に印刷し；（ｂ）表現すべきイメージに対応する立体的マトリック
スを準備し；（ｃ）上記マトリックスを電解用支持板に重ね；（ｄ）
上記マトリックスの形に対応するエンボッシング用雌型
を上記支持板の上に形成し；（ｅ）上記エンボッシング
用雌型と相補い合うエンボッシング用雄型を成形し；（ｆ）上記雄型と上記雌型との間で上記キャリヤーを圧
搾し、オリジナル・イメージの色彩及び立体的質感を持
つコピーを作る；以上の手順を含む、色彩及び質感の複製方法。
（２）上記手順（ｂ）が、透明なプラスチック・ホイル
に質感描出を行い、上記イメージの立体的質感を持った
形状に該当する立体的マトリックスを形成する手順を含
む、請求項１記載の方法。
（３）色彩及び微細な立体的質感描出を持つ視覚的イメ
ージの複製品で；繊維質の紙及びプラスチック・シート・フィルムを含む
ものの中から選ばれたエンボス材料で作られ、その１面
に微細表現を行った多色彩色を持つ絵画印刷を持つキャ
リヤーと；上記視覚的イメージの色彩及び立体的質感を具備する上
記キャリヤーの中のエンボス体と；を含み、これによっ
て上記キャリヤーとそれに固定された印刷とに質感を持
たせ、細部に至るまで正確にイメージを複製する如くに
した、色彩及び質感描出を持つ複製品。
（４）１年の月数に相当するページからなる１帖のタブ
レットで、各上記ページが、細密表現の色彩及び立体的
質感を持つ視覚的イメージの複製部を含み、上記複製部
が、繊維質の紙及びプラスチック・シート・フィルムを
含むものの中から選ばれたエンボス材料で作られ、その
１面に微細表現を行った多色彩色を持つ絵画印刷を持つ
キャリヤーを含む、ものと；上記視覚的イメージの色彩及び立体的質感を具備する上
記キャリヤーの中のエンボス体と；を含み、これによっ
て上記キャリヤーとそれに固定された印刷とに質感を持
たせ、細部に至るまで正確にイメージを複製する如くに
した、カレンダー。
（５）繊維質の紙及びプラスチック・シート・フィルム
を含むものの中から選ばれたエンボス材料で作られ、そ
の１面に微細表現を行った多色彩色を持つ絵画印刷を持
つキャリヤーと；上記視覚的イメージの色彩及び立体的質感を具備する上
記キャリヤーの中のエンボス体と；を含むシート状の部
材からなり、これによって上記キャリヤーとそれに固定
された印刷とに質感を持たせ、細部に至るまで正確にイ
メージを複製する如くにした、挨拶状。
（６）記録され折り畳まれて多数のページ構成要素を形
成するシート状の部材と、色彩と詳細な立体的質感とを
持つ視覚的イメージの複製部を構成する上記ページのう
ちの少なくとも何ページかと、を含み、更に、エンボッ
シング可能の材料で作られ、１面に微細に多色印刷され
た印刷絵画を持つキャリヤーと、上記視覚的イメージの
色彩及び立体的質感を具備する上記キャリヤーの中のエ
ンボス体と、を含み、これによって上記キャリヤーとそれに固定された印刷と
に質感を持たせ、細部に至るまで正確にイメージを複製
する如くにした、印刷物。
（７）オリジナルの芸術作品の準オリジナル・プルーフ
を作り、このプルーフが上記オリジナルの芸術作品と同
じ質感を持つ如くにし、上記準オリジナル・プルーフの質感をある基質に移すこ
との出来る型を作り、上記型によって上記基質をエンボッシングし、上記芸術
作品の複製品を作る、手順を含む、芸術作品と同じ質感を持つ複製品の製作方
法。
（８）上記プルーフがポリビニールクロライドの媒体の
上に作られる、請求項７記載の方法。
（９）上記準オリジナル・プルーフが、オリジナルの芸
術作品の刷毛跡を、それ自身を電解鍍金することの出来
る破壊可能の形で複製する、請求項７記載の方法。
（１０）上記プルーフが、その上にアクリルを掛けてオ
リジナル芸術作品の刷毛跡を再現する如くに用いられる
１つの媒体である、請求項９記載の方法。
（１１）上記型が、上記準オリジナル・プルーフを真鍮
板に取り付け、上記準オリジナル・プルーフを銀で完全
にコーティングし、上記銀でコーティングされた上記準
オリジナル・プルーフをニッケル鍍金の層でコーティン
グし、上記ニッケル鍍金されたものを銅鍍金でコーティ
ングし、上記準オリジナル・プルーフを上記型から外し
、そして、この型を機械仕上げする、請求項７記載の方
法。
（１２）上記銀が還元剤を含む、請求項１１記載の方法
。
（１３）上記銀が、上記準オリジナル・プルーフの表面
に硝酸銀のコーティング液と還元剤とをスプレーするこ
とによってコーティングされる、請求項１２記載の方法
。
（１４）上記銀が約１／１，０００，０００インチの厚
さにコーティングされる、請求項１３記載の方法。
（１５）上記ニッケルが約２４／１０００インチ厚さに
電解的に沈着される、請求項１１記載の方法。
（１６）上記ニッケルが上記の集合体をスルファミン酸
ニッケル水溶液の浴の中に浸漬することによって沈着さ
れる、請求項１５記載の方法。
（１７）上記銅鍍金が約１／４インチの厚さに電解沈着
される、請求項１１記載の方法。
（１８）上記基質がポリ塩化ビニールの彩色されたシー
トである、請求項７記載の方法。
（１９）エンボッシングされる上記基質が堅い裏打ちの
上に装着されたポリビニールクロライドの彩色されたシ
ートである、請求項７記載の方法。
（２０）上記エンボッシングが活字印刷法によって行わ
れる、請求項７記載の方法。
（２１）芸術作品と同じの質感を持つ複製品の製造方法
で、この方法が、オリジナルの芸術作品の準オリジナル
・プルーフを作り、上記準オリジナル・プルーフを真鍮
板の１側に接着することによって型を作り、上記プルー
フを銀でコーティングし、その上にニッケルの層を電解
的に沈着させ、その上に銅の層を電解的に沈着させ、上
記準オリジナル・プルーフを取り外し、上記型をミーリ
ング機械性上げし、そして、上記型によって基質をエン
ボッシングする、手順を含む、芸術作品と同じ質感を持
つ複製品の製造方法
（２２）請求項１の方法によって作られた物品。
（２３）請求項２１の方法によって作られた、芸術作品
と同じ質感を持つ複製品。
（２４）上記物品がカレンダーを含む、請求項２２記載
の物品。
（２５）上記物品がメニュを含む、請求項２２記載の物
品。
（２６）カンバスシートの如き基質に固定されたオリジ
ナル・イメージの表面質感を転写する方法で、基質の表面質感をキャリヤーの表面に転写し、次に、イ
メージの表面質感を上記キャリヤーの表面上に転写する
、手順を含む、基質に固定されたオリジナル・イメージ
の表面質感の転写方法。
（２７）基質表面の質感をキャリヤーの表面に転写する
上記手順が、同一の質感表面を変形可能の材料に押し付
け、上記変形可能の材料が、上記同一の質感表面と相補
い合う表面を持つ如くにする、請求項２６記載の方法。
（２８）基質表面の質感をキャリヤーの表面に転写する
上記手順が、変形可能のプラスチック・シートを準備し、カンバス・
シートを上記変形可能のプラスチック・シートに押し付
け、上記変形可能のプラスチック・シートが上記カンバ
ス・シートと同じ表面手触りを持つ如くにする、手順を含む、請求項２７記載の方法。
（２９）上記カンバス・シート及び上記変形可能のプラ
スチック・シートが乾式転写プレスの中で互いに押し付
けられる、請求項２８記載の方法。
（３０）上記カンバス・シート及び上記変形可能のプラ
スチック・シートが平方インチ当り７０トンの圧力で、
約１０分間、約１１０℃で、互いに押し付けられる、請
求項２９記載の方法。
（３１）基質の中に固定された芸術作品の表面質感を模
写する方法で、その手順が；変形可能のプラスチック・シートを準備し；カンバス・
シートと上記変形可能のプラスチック・シートとを平方
インチ当り７０トンの圧力で、約１０分間、約１１０℃
で、互いに押し付け；アクリル・ペイントと大理石の粉
とを含む混合物を上記変形可能のプラスチック・シート
の上に塗り、上記芸術作品の上記表面質感がその上に模
写される如くにする、手順を含む、芸術作品の表面質感の模写方法。
（３２）芸術作品の基質の表面質感を模写する方法で、
その手順が；変形可能のプラスチック・シートを準備し；上記変形可
能のプラスチック・シートを上記芸術作品と同じ表面質
感を持つ第２の基質にある温度で押し付け、上記表面質
感を上記変形可能のプラスチック・シートに与えるのに
十分な時間保持し；上記変形可能のプラスチック・シートを冷却し、その上
に与えられた上記表面質感を固定する如くにする、手順を含む、芸術作品の基質の表面質感の模写方法。
（３３）上記変形可能のプラスチック・シートを準備す
る手順が、接着剤を背面に持つ乾式転写積層フィルムを
２枚準備し、これらが上記接着剤によって互いに背中合
わせに保持される如くにする手順を含む、請求項３２記
載の方法。
（３４）上記変形可能のプラスチック・シートを準備す
る手順が、更に、上記の如く積層されたフィルムに多数
のピンホールを開け、その間に気泡が形成されることを
防ぐ、手順を含む、請求項３３記載の方法。
（３５）上記変形可能のプラスチック・シート及び上記
基質が乾式転写プレスの中で互いに押し付けられる、請
求項３２記載の方法。
（３６）上記変形可能のプラスチック・シート及び上記
基質が２枚の金属板の間で互いに押し付けられ、上記板
の一方が約１１０℃で約１０分間保持される、請求項３
２記載の方法。
（３７）上記変形可能のプラスチック・シート及び上記
基質が平方インチ当り約７０トンの圧力で互いに押し付
けられる、請求項３２記載の方法。
（３８）上記変形可能のプラスチック・シートが約−１
０℃で約１分間冷却される、請求項３２記載の方法。
（３９）エンボス用型の成形方法で、上記方法が；裏面
と、模写すべき質感表面を持つ表面とを持つキャリヤー
を準備し；電気鍍金モジュールを準備し；凹面を持つ電解用裏打ち板を準備し；上記キャリヤーの上記裏面を上記電解用裏打ち板の上記
凹面に取り付け；上記質感表面を銀の層で覆い；上記キャリヤーをニッケルの層で鍍金し；上記キャリヤーを銅の層で鍍金する；手順を含む、エンボス用型の成形方法。
（４０）上記銅の層が、更に均一な鍍金を行うために、
最初に約１日の沈着を行った後、ミーリング機械加工に
よって平滑にされる、請求項３９記載の方法。
（４１）上記層が、約１／４インチの沈着の後に、ミー
リング機械加工によって２回目の平滑化が行われる、請
求項４０記載の方法。