JPH03297357A - 乾燥豆腐の製造方法 - Google Patents

乾燥豆腐の製造方法

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JPH03297357A
JPH03297357A JP2098247A JP9824790A JPH03297357A JP H03297357 A JPH03297357 A JP H03297357A JP 2098247 A JP2098247 A JP 2098247A JP 9824790 A JP9824790 A JP 9824790A JP H03297357 A JPH03297357 A JP H03297357A
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JP
Japan
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pts
bean curd
weight
parts
tofu
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Pending
Application number
JP2098247A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Hayakawa
和久 早川
Shinichiro Nakamura
紳一郎 中村
Yasuaki Muto
泰明 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は保存でき電子レンジ煮沸湯戻しにより絹ごし豆
腐状の食感を有する乾燥豆腐の製造方法に関する。
(従来の技術と問題点) 日本古来からのたんばく食品である豆腐は含有水分が多
いことからその保存性がきわめて悪(、包装などで様々
な工夫がなされてはいるものの1力月以上の長期にわた
る保存性には未だ問題がある。
一方この種の食品の保存では凍結もしくは乾燥などの手
法が一般に行われているが、豆腐を凍結すると蛋白質が
凍結変成し層状に組織が変化してしまうために凍結前の
乾燥状態にもどらない。実際に凍豆腐なる食品は豆腐を
凍結乾燥したものとして知られているが、湯戻ししても
凍結前の状態にもどらないことは周知の事実である。 
この凍結変成を起こさない方法として豆乳に澱粉類や糖
類を添加する方法が知られている。(特開昭54−12
2755号、特開昭55−153574号)これらの方
法による乾燥豆腐は凍結乾燥したものでは湯戻しによっ
て豆腐状の食感となるものであるが、絹ごし豆腐のよう
な滑らかな食感でな(むしろ木綿豆腐のような食感を呈
するものである。
特公昭63−64186ではこれらの食感を改良すべく
さらにカゼイン類を添加して改良を試みている。
しかしながら得られる豆腐の形状は1cm1″と小さ(
、これを太き(して湯戻し使用すると戻し途中で崩壊が
起こったりするため日本特有の大型豆腐で料理するスキ
ャキ料理などに使用できない。そこで本発明者は、特願
平1−212420においてメチルセルロースを添加し
て大型の凍結乾燥豆腐を調製して凍結乾燥することで湯
戻し可能で絹ごし食感の豆腐を得る方法を提案した。メ
チルセルロースの水溶液は加熱すると白濁した一定の保
形性を有するゲルを形成し、この−度白濁化したゲルは
冷却されるともとの水溶液にもどるという熱可逆ゲル化
能を有している。メチルセルロース溶液もしくはメチル
セルロース粉を水ととも豆腐類に添加して賦形状態で乾
燥すると水がぬけた部分が孔となった一定形状の乾燥豆
腐が得られる。これに水を適当量添加して電子レンジ等
で数分間湯戻し処理すると処理中に水が乾燥豆腐に浸透
し、乾燥したメチルセルロースが溶は始め、さらに電子
レンジで加熱されるとメチルセルロースは熱ゲル化し豆
腐は熱によって破壊されることなく形が保たれる。さら
にこれを食べる時には口の中で適当な温度となるよう冷
やされて食べられる。この時メチルセルロースのゲルは
通常の溶液状態にもどるため食する時には豆腐はもとの
絹ごし豆腐状のものとして食感を維持して食べることが
できる。しかしながら特願平1−212420記載の方
法で豆腐を製造すると、確かに電子レンジ等で場戻しす
る時に湯が一定時間沸騰していない状態ではメチルセル
ロースの使用あるいはメチルセルロースとサンタンガム
の併用により湯戻し時に崩壊せず絹ごし食感となる凍結
乾燥豆腐は得られるものの、実際の調理の時のように湯
を比較的長い時間沸騰状態にせしめた場合、どうしても
大型の豆腐は煮沸時に生じる泡の作用で崩壊してしまう
ことがあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記問題に鑑み鋭意検討した結果、豆乳及
び/または豆乳粉末中のタンパク質100重量部に対し
メトキシ置換度が25−33%、2%水溶液粘度15c
ps以上ののメチルセルロース1−6重量部、ザンタン
ガム0−5重量部、アルギン酸ソーダ2−3重量部、水
500−800重量部を加え、沸騰するまで加熱した後
15℃以下に冷却し、デルタグルコノラクトン0−2重
量部及び硫酸カルシウム3−6重量部を加えパレットに
充填して加熱凝固させて得られた豆腐を凍結乾燥するこ
とにより、電子レンジ等で煮沸して湯戻ししても絹ごし
豆腐状の食感を呈し、なお(2−3cm角)の大型の形
状としても湯戻し時に崩壊することのない乾燥豆腐がで
きることを見いだし、本発明を完成した。
本発明で使用するアルギン酸ソーダはその強い2価の金
属塩との作用により凝固するものであればいずれ・も使
用できる。また凝固塩としては硫酸カルシウムを使用す
る。一般に豆腐の凝固剤としては、硫酸マグネシウムが
使用されるが、本発明では硫酸カルシウムを限定して用
いる。また豆腐の凝固剤としてデルタグルコノラクトン
を併用することもできる。アルギン酸ソーダの添加量は
豆乳及び/または豆乳粉末中のタンパク質100重量部
に対し2−3重量部とし、また硫酸カルシウムの添加量
は、豆乳及び/または豆乳粉末中のタンパク質100重
量部に対し3−6重量部、またデルタグルコノラクトン
の添加量は0−2重量部とする。豆乳及び/または豆乳
粉末中のタンパク質100重量部に対し、メチルセルロ
ース1−6重量部、アルギン酸ソーダ2−3重量部、ザ
ンタンガム0−5重量部、水500800重量部を加え
、沸騰するまで加熱混合した後 15℃以下に冷却して
デルタグルコノラクトンを0−2重量部及び硫酸カルシ
ウムを3−6重量部加えて混合して、パレット上に充填
して形状を整え加熱凝固させて後凍結乾燥する。各組成
物の量がこの範囲以下であったり、範囲以下であったり
すると凍結乾燥した豆腐は湯戻しした時、絹ごし豆腐状
の食感にならなかったり煮沸して湯戻しするとその形状
が壊れてしまう。
メチルセルロースの中にはメチル基以外にヒドロキシプ
ロピル基、 ヒドロキシエチル基などのヒドロキシアル
キル基をメチル基に加えて小量置換したヒドロキシアル
キルメチルセルロースが知られているが、本発明におい
てはいずれの使用も差し支えない。メチル基およびヒド
ロキシアルキルの置換度としては水に溶解する程度の置
換度を有しておれば概ねその性能をみいだせるので差し
支えないが、水溶解性の良いものとしてメトキシ置換度
25−33%、ヒドロキシアルキル置換度2−15%程
度のものの使用が好ましい。特にメトキシ置換度が33
%を越えると、このセルロースエーテルはメトキシ基の
作用により極めて水に溶けづらくなり湯戻し時にメチル
セルロースが溶解しないため熱ゲル化することなく豆腐
類は四散してしまう。
またこのメチルセルロースの重合度としては2%水溶液
の20℃粘度で15cps以上として表示されるものを
使用する。 15cpsより低いものを使用した場合熱
ケル形成能が幾分弱く、得られた凍結乾燥豆腐は煮沸場
戻しで形状が崩壊する場合がある。
本発明に使用するメチルセルロースは天然の比較的重合
度の高いリンターもしくはウッドパルプを水酸化ナトリ
ウム存在化で処理してアルカリセルロースとした後メチ
レンクロライド、ヨウ化メチル等のエーテル化剤を作用
させ、エーテル化反応により製造されるメチルセルロー
ス及び/またはプロピレンオキサイド、エチレンオキサ
イド等アルキレンオキサイドをメチル基エーテル置換反
応と同時または前後に反応させて得られるヒドロキシア
ルキルメチルセルロースを使用する。メチルセルロース
以外の天然バインダーを始め各種のバインダーを適当な
範囲内で添加することは本発明の効果に差し支えない範
囲であれば特に問題ないが、メチルセルロース及び/ま
たはヒドロキシアルキルメチルセルロース以外のバイン
ダーは熱可逆ゲル化を有してなくメチルセルロース及び
/またはヒドロキシアルキルメチルセルロースは必須成
分となる。特にザンタンガムの使用については、本発明
においては添加量が5重量部を越えると絹ごし状の食感
とならないことがわかっており、メチルセルロースとの
併用においてはO−5重量部とすることが望ましい。か
(して得られた凍結乾燥豆腐は好ましくは一406C以
下に凍結された後真空下で凍結乾燥する。
(実施例) 以下実施例により本発明を説明する。
表1.2に示す原材料を配合し豆乳混合溶液を調製し、
ゆるやかなか(はん下に15分間沸騰するまで加熱し、
約lO℃に冷却しながらかくはんした。
ついで表に示される添加重量部となるようにデルタグル
コノラクトンの6%水溶液および硫酸カルシウム粉また
は硫酸マグネシウム6%水溶液を加えてよく混合し、3
cm角のポリスチレン製のパレット上に充填し90℃に
て15分間温浴下で加熱凝固し、パレットごと協和式真
空凍結乾燥機にて一40’Cで凍結してのち凍結乾燥し
て乾燥豆腐を得た。得られた乾燥豆腐−つを100CC
の水をいれたビーカーにいれ電子レンジ処理して湯戻し
してその形状及び官能試験を行った。600w電子レン
ジで湯戻しする場合、電子線照射時間を調節して一つは
沸騰に至らない(約2分)「未沸騰状態」で湯戻し観察
を行い、もう一つは完全に沸騰した状態「沸騰状態」(
10分)で湯戻しして観察した結果を表1.2に比較例
とともに示した。
使用原料 ・豆腐粉(日本タンパク工業(株)製 「ハイプロトン
」 ・アルギン酸ソーダ  和光純薬試薬−級・ザンタンガ
ム   ケルコ社ケルザン食品用・メチルセルロース (粘度は2%水溶液、20℃での測定値)■)メトキシ
基33%、粘度15cps メチルセルロース 2)メトキシ基25% ヒドロキシプロピル基8% 粘
度100000cps  ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース 3)メトキシ基24%、粘度1500cps メチルセ
ルロース 4)メトキシ基35% 粘度1500cps メチルセ
ルロース 5)メトキシ基28% 粘度6cps メチルセルロー
ス 6)メトキシ基30%  粘度30000cps メチ
ルセルロース ・澱粉    アルファ化澱粉 ・硫酸カルシウム  和光純薬試薬特級・硫酸マグネシ
ウム  和光純薬試薬特級湯戻し時の形状 形状維持・
・・・○ 形状崩壊・・・・× 実施例1〜IO及び比較例1−13から本発明の効果は
明らかである。
(発明の効果) 本発明によれば、保存が可能で沸騰状態で長時間湯戻し
ても形状が崩壊することなく、絹ごし豆腐状の食感を呈
する大型の乾燥豆腐を製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、豆乳及び/または豆乳粉末中のタンパク質100重
    量部に対し、メトキシ置換度が25−33%、2%水溶
    液粘度が15cps以上のメチルセルロース1−6重量
    部、アルギン酸ソーダ2−3重量部、ザンタンガム0−
    5重量部、水500−800重量部を加え、沸騰するま
    で加熱した後、15℃以下に冷却し、デルタグルコノラ
    クトン0−2重量部及び硫酸カルシウム3−6重量部を
    加えパレットに充填して加熱凝固させて得られた豆腐を
    凍結乾燥することを特徴とする乾燥豆腐の製造方法
JP2098247A 1990-04-13 1990-04-13 乾燥豆腐の製造方法 Pending JPH03297357A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1595460A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-16 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Freeze-dried food product

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1595460A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-16 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Freeze-dried food product

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