JPH0329698B2 - - Google Patents
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- JPH0329698B2 JPH0329698B2 JP25594084A JP25594084A JPH0329698B2 JP H0329698 B2 JPH0329698 B2 JP H0329698B2 JP 25594084 A JP25594084 A JP 25594084A JP 25594084 A JP25594084 A JP 25594084A JP H0329698 B2 JPH0329698 B2 JP H0329698B2
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- JP
- Japan
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- cases
- case
- hand
- pallet
- robot
- Prior art date
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- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G1/00—Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
- B65G1/02—Storage devices
- B65G1/04—Storage devices mechanical
- B65G1/137—Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed
- B65G1/1373—Storage devices mechanical with arrangements or automatic control means for selecting which articles are to be removed for fulfilling orders in warehouses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、物品のパレタイジングに用いられ
るロボツトに関する。
るロボツトに関する。
従来の技術
多品種の物品を各品種ごとに個別のパレツト上
に積み上げておき、個々のパレツト上から所望の
品種を所望個数ずつつかみ上げて、特定の空のパ
レツトへと種々の品種をとり混ぜて積載するパレ
タイジング作業がある。
に積み上げておき、個々のパレツト上から所望の
品種を所望個数ずつつかみ上げて、特定の空のパ
レツトへと種々の品種をとり混ぜて積載するパレ
タイジング作業がある。
そして、このような作業を自動化し、個別のパ
レツト上からの物品のつかみ上げおよび空パレツ
ト上への積み降ろしを正確に行なつて、積載の完
了したパレツト上での積み上げ状態を整然とした
ものになすには産業用ロボツトを用いると好都合
であり、特に物品の形状が、多数段に積層しうる
ように上下で互いに嵌合し合うバケツトのような
特殊形状である場合には、高い位置決めの正確さ
が要請されることから産業用ロボツトを用いなけ
れば実現不可能である。
レツト上からの物品のつかみ上げおよび空パレツ
ト上への積み降ろしを正確に行なつて、積載の完
了したパレツト上での積み上げ状態を整然とした
ものになすには産業用ロボツトを用いると好都合
であり、特に物品の形状が、多数段に積層しうる
ように上下で互いに嵌合し合うバケツトのような
特殊形状である場合には、高い位置決めの正確さ
が要請されることから産業用ロボツトを用いなけ
れば実現不可能である。
ところが、上記のようなパレタイジング作業
を、第6図略示のように、例えば通常の円筒座標
型ロボツト1を用いてトラバース移動させつつ行
えば、確かに個々のパレツト2上からの物品3の
つかみ上げ動作(デパレツト動作)および最終積
上げ用の空パレツト4への積重ね動作(パレタイ
ジング動作)は正確に行われ、物品3は荷崩れ等
なく整然と積上げられていくが、反面1回の搬送
作業での搬送しうる物品個数が高々2〜3個まで
と限られており、しかもつかみ上げた2〜3個の
物品を、そのつどロボツト自身がトラバース移動
して空パレツトへと搬送しなければならないとい
つたことから、時間当たりの処理効率がきわめて
低いという欠点がある。
を、第6図略示のように、例えば通常の円筒座標
型ロボツト1を用いてトラバース移動させつつ行
えば、確かに個々のパレツト2上からの物品3の
つかみ上げ動作(デパレツト動作)および最終積
上げ用の空パレツト4への積重ね動作(パレタイ
ジング動作)は正確に行われ、物品3は荷崩れ等
なく整然と積上げられていくが、反面1回の搬送
作業での搬送しうる物品個数が高々2〜3個まで
と限られており、しかもつかみ上げた2〜3個の
物品を、そのつどロボツト自身がトラバース移動
して空パレツトへと搬送しなければならないとい
つたことから、時間当たりの処理効率がきわめて
低いという欠点がある。
また、その対策としてロボツトのハンド部をい
わゆるダブルハンド以上の多数個(5〜6個以
上)把持可能なハンドに成し、1回の搬送動作で
扱える物品個数を増加しようとしても、その場合
には肝心のデパレツト、パレタイジング動作が円
滑に行えなくなる。つまり、当該多数の把持機能
部に、ある程度粗い位置決め状態で置かれている
多数の物品を同時に良好に把持せしめることが、
ハンドの多数個取り機能を高めるに従つて、急激
な困難になるといつた問題が生じ、ハンドの多数
個取りの機能のみを高めることによつて上記問題
を解決することは困難であり、上記点からハンド
の把持機能としては2〜3個取りが適当であるこ
とが判明した。
わゆるダブルハンド以上の多数個(5〜6個以
上)把持可能なハンドに成し、1回の搬送動作で
扱える物品個数を増加しようとしても、その場合
には肝心のデパレツト、パレタイジング動作が円
滑に行えなくなる。つまり、当該多数の把持機能
部に、ある程度粗い位置決め状態で置かれている
多数の物品を同時に良好に把持せしめることが、
ハンドの多数個取り機能を高めるに従つて、急激
な困難になるといつた問題が生じ、ハンドの多数
個取りの機能のみを高めることによつて上記問題
を解決することは困難であり、上記点からハンド
の把持機能としては2〜3個取りが適当であるこ
とが判明した。
そして、上記のようにハンドを2〜3個取りが
可能なタイプになした場合、確かに1回に搬送可
能な物品個数が増えて効率が高められるのである
が、この場合にも搬送すべき物品個数(例えば10
個)から一度に把持可能な個数(例えば3個)の
整数倍を減算した残りの数(10−3×3=1個)
が端数として生じ、つまり各パレタイジング動作
の最後において、ハンドにより該ハンドで把持可
能な最大個数(例えば3個)よりも少い個数(1
個または2個)の搬送を行う場合が生じ、その点
において未だ完全に効率的なパレタイジング作業
が行えているとは言えない。
可能なタイプになした場合、確かに1回に搬送可
能な物品個数が増えて効率が高められるのである
が、この場合にも搬送すべき物品個数(例えば10
個)から一度に把持可能な個数(例えば3個)の
整数倍を減算した残りの数(10−3×3=1個)
が端数として生じ、つまり各パレタイジング動作
の最後において、ハンドにより該ハンドで把持可
能な最大個数(例えば3個)よりも少い個数(1
個または2個)の搬送を行う場合が生じ、その点
において未だ完全に効率的なパレタイジング作業
が行えているとは言えない。
発明が解決しようとする問題点
この発明は、上述のようなパレタイジング作業
に産業用ロボツト(特に多数個取りが可能なハン
ドを有したロボツト)を用いる場合の、時間当た
りの処理効率が低いといつた問題を解決しようと
するものである。
に産業用ロボツト(特に多数個取りが可能なハン
ドを有したロボツト)を用いる場合の、時間当た
りの処理効率が低いといつた問題を解決しようと
するものである。
問題点を解決するための手段
物品を把持し、つかみ上げおよび積降ろしする
2以上の多数個取りが可能なハンド部を支持する
フレームに、最終積上げ用パレツトの積載台車を
連結して上記フレームに追随して移動せしめ、か
つ、上記積載台車上に物品の仮置台を設けたパレ
タイジング用ロボツトを提案するものである。
2以上の多数個取りが可能なハンド部を支持する
フレームに、最終積上げ用パレツトの積載台車を
連結して上記フレームに追随して移動せしめ、か
つ、上記積載台車上に物品の仮置台を設けたパレ
タイジング用ロボツトを提案するものである。
実施例
まず、第1〜4図に基づいて、適宜の物品(瓶
詰め飲料等)を収納したプラスチツクケースのパ
レタイジングシステムについて説明する。
詰め飲料等)を収納したプラスチツクケースのパ
レタイジングシステムについて説明する。
この例のパレタイジングシステムは、第1図に
おいて平面図示したように、物品を収納した略直
方体形状のプラスチツクケース5を、8カ所(A)(B)
(C)(D)(E)(F)(G)(H)の大パレツト6上から夫々適当個数
ずつ直交座標型ロボツト7によりデパレツトせし
め、後述の移動台車8上の最終積上げ用の小パレ
ツト9上へと種々とり混ぜて積上げせしめていく
システムであり、8カ所(A)(B)〜(H)の各プラスチツ
クケース5内の物品は品種が夫々異つており、こ
の例の直交座標型ロボツト7は図示しない上位の
制御装置により支持された個数ずつ、各位置の大
パレツト6上から小パレツト9上へとケース5を
つかみ持ち上げて移載する。
おいて平面図示したように、物品を収納した略直
方体形状のプラスチツクケース5を、8カ所(A)(B)
(C)(D)(E)(F)(G)(H)の大パレツト6上から夫々適当個数
ずつ直交座標型ロボツト7によりデパレツトせし
め、後述の移動台車8上の最終積上げ用の小パレ
ツト9上へと種々とり混ぜて積上げせしめていく
システムであり、8カ所(A)(B)〜(H)の各プラスチツ
クケース5内の物品は品種が夫々異つており、こ
の例の直交座標型ロボツト7は図示しない上位の
制御装置により支持された個数ずつ、各位置の大
パレツト6上から小パレツト9上へとケース5を
つかみ持ち上げて移載する。
11は上記8カ所の大パレツト6置場に並行に
走行する大パレツト6の搬入出用台車であり該台
車11上への大パレツト6の搬入はフオークリフ
ト等により行い、該台車11上から各位置(A)(B)〜
(H)の大パレツト置場への移載は該台車11上のロ
ーラコンベア12により行われる。各大パレツト
置場上面にはフリーボール13が多数設けられて
いる(第2図)。
走行する大パレツト6の搬入出用台車であり該台
車11上への大パレツト6の搬入はフオークリフ
ト等により行い、該台車11上から各位置(A)(B)〜
(H)の大パレツト置場への移載は該台車11上のロ
ーラコンベア12により行われる。各大パレツト
置場上面にはフリーボール13が多数設けられて
いる(第2図)。
また、14は上記大パレツト6置場の一端に設
けた小パレツト9の搬入搬出ステーシヨンとして
のスラツトコンベアであり、該スラツトコンベア
14への小パレツト9の搬入出はフオークリフト
等により行う。15,16は夫々移動台車8,台
車11のレールである。
けた小パレツト9の搬入搬出ステーシヨンとして
のスラツトコンベアであり、該スラツトコンベア
14への小パレツト9の搬入出はフオークリフト
等により行う。15,16は夫々移動台車8,台
車11のレールである。
以下、上記直交座標型ロボツト7および移動台
車8について詳細に説明する。
車8について詳細に説明する。
すなわち、この例の直交座標型ロボツト7の門
型X軸フレーム17は、大パレツト6の置場に合
わせて可動Y軸フレーム18が長い行程を移動し
うるよう長尺のものになされていて、X軸フレー
ム17上の上下のレール21,22にローラ2
3,24を介して転接支持された該Y軸フレーム
18上に、後述のハンド25,26を支持せしめ
た移動枠27が移動自在に設けてある。28は該
移動枠27のY軸フレーム18上での移動レーレ
である。
型X軸フレーム17は、大パレツト6の置場に合
わせて可動Y軸フレーム18が長い行程を移動し
うるよう長尺のものになされていて、X軸フレー
ム17上の上下のレール21,22にローラ2
3,24を介して転接支持された該Y軸フレーム
18上に、後述のハンド25,26を支持せしめ
た移動枠27が移動自在に設けてある。28は該
移動枠27のY軸フレーム18上での移動レーレ
である。
そして、該移動枠27には2本の昇降アーム3
1,32を支持せしめてあり、該昇降アーム3
1,32下端に夫々前記プラスチツクケース5の
つかみ持ち上げ用のハンド25とダンボール製ボ
ツクスの吸着持ち上げ用のハンド26と取付けて
あつて、取扱う物品が変更になつても、上記ハン
ド25,26を選択的に用いて、いずれの形態の
物品でもパレタイジングしうるようになつてい
る。
1,32を支持せしめてあり、該昇降アーム3
1,32下端に夫々前記プラスチツクケース5の
つかみ持ち上げ用のハンド25とダンボール製ボ
ツクスの吸着持ち上げ用のハンド26と取付けて
あつて、取扱う物品が変更になつても、上記ハン
ド25,26を選択的に用いて、いずれの形態の
物品でもパレタイジングしうるようになつてい
る。
上記ハンド26はバキユームパツド33を有
し、一度に3個のボツクスを吸着持ち上げうるよ
うになつた通常のロボツトハンドであるが、ケー
スつかみ用のハンド25は次のような構造になし
てある。
し、一度に3個のボツクスを吸着持ち上げうるよ
うになつた通常のロボツトハンドであるが、ケー
スつかみ用のハンド25は次のような構造になし
てある。
すなわち、各大パレツト6上のプラスチツクケ
ース5は所定の予め設置された位置および向きで
パレツト6上に載置されているが、その位置精度
は粗い(X、Y軸方向共に±20mm程度)ものであ
つて、上記ハンド25はこの粗い位置決め精度で
積載されたケース5をつかみ上げ、移動後の小パ
レツト9上では所定の正確な位置に積み上げなけ
ればならず、しかもケース5の底面と上面開口は
互いに嵌まり込む形状5aになしてあつて(第3
図)、各パレツト6,9上のケース5は総て上位
のケース5が下位のケース5に嵌合した状態で積
載されなければならず、ハンド25はこの要請を
満足するために、次のような特徴的な構造になし
てある。
ース5は所定の予め設置された位置および向きで
パレツト6上に載置されているが、その位置精度
は粗い(X、Y軸方向共に±20mm程度)ものであ
つて、上記ハンド25はこの粗い位置決め精度で
積載されたケース5をつかみ上げ、移動後の小パ
レツト9上では所定の正確な位置に積み上げなけ
ればならず、しかもケース5の底面と上面開口は
互いに嵌まり込む形状5aになしてあつて(第3
図)、各パレツト6,9上のケース5は総て上位
のケース5が下位のケース5に嵌合した状態で積
載されなければならず、ハンド25はこの要請を
満足するために、次のような特徴的な構造になし
てある。
すなわち、第3,4図示のように、該ハンド2
5はいわゆるダブルハンドになつていて、シリン
ダ34によつて開閉駆動される1対のグリツプ爪
35,36を支持する移動枠37,38と、該移
動枠37,38自体を上記グリツプ爪35,36
の開閉方向とは直交する方向に摺動自在に支持す
る支持枠39とからなり、上記支持枠39に前記
昇降アーム31が連結されている。
5はいわゆるダブルハンドになつていて、シリン
ダ34によつて開閉駆動される1対のグリツプ爪
35,36を支持する移動枠37,38と、該移
動枠37,38自体を上記グリツプ爪35,36
の開閉方向とは直交する方向に摺動自在に支持す
る支持枠39とからなり、上記支持枠39に前記
昇降アーム31が連結されている。
37a,38aは各移動枠37,38の一部を
構成するガイドロツド、39aは支持枠39の一
部を構成するガイドロツドであり、上記ガイドロ
ツド37a,38aの中間部にはストツパ部41
を設けてあり、該ストツパ部41によつてはシリ
ンダ34によりグリツプ爪35,36が閉じる際
の移動端(閉じ幅)が規制されると共に、グリツ
プ爪35,36が開いてケース5を把持した状態
のグリツプ爪35,36、ケース5が一体となつ
た全体が位置決め用シリンダ42により第3図右
方へと移動される際の右行端が規制されるよう
に、つまりハンド25に対するケース5の第3図
右方向位置が規制されるようになつている。
構成するガイドロツド、39aは支持枠39の一
部を構成するガイドロツドであり、上記ガイドロ
ツド37a,38aの中間部にはストツパ部41
を設けてあり、該ストツパ部41によつてはシリ
ンダ34によりグリツプ爪35,36が閉じる際
の移動端(閉じ幅)が規制されると共に、グリツ
プ爪35,36が開いてケース5を把持した状態
のグリツプ爪35,36、ケース5が一体となつ
た全体が位置決め用シリンダ42により第3図右
方へと移動される際の右行端が規制されるよう
に、つまりハンド25に対するケース5の第3図
右方向位置が規制されるようになつている。
つまり、第3図左右方向をX軸方向とするとグ
リツプ爪35,36によつて把持されたケース5
は、そのハンド25に対するX軸方向位置がシリ
ンダ42の引込み動作によるグリツプ爪35基端
部のストツパ部41への当接によつて位置決めさ
れるのである。
リツプ爪35,36によつて把持されたケース5
は、そのハンド25に対するX軸方向位置がシリ
ンダ42の引込み動作によるグリツプ爪35基端
部のストツパ部41への当接によつて位置決めさ
れるのである。
43は各移動枠37,38に突設固定した上記
位置決め用シリンダ42の取付ブラケツトであ
る。
位置決め用シリンダ42の取付ブラケツトであ
る。
また、上記移動枠38と支持枠39間には圧縮
スプリング44が介装してあり、移動枠37と支
持枠39間には第4図左右方向(Y軸方向)に伸
縮するシリンダ45を連結してあつて、該シリン
ダ45が収縮すると、第4図示の状態でケース5
とグリツプ爪35,36、移動枠37,38が一
体となつている全体が第4図右方向へ移動し、移
動枠37に支持されているケース5の内面が支持
枠39から垂設した位置決めブラケツト46に当
接して位置決めされるようになつている。
スプリング44が介装してあり、移動枠37と支
持枠39間には第4図左右方向(Y軸方向)に伸
縮するシリンダ45を連結してあつて、該シリン
ダ45が収縮すると、第4図示の状態でケース5
とグリツプ爪35,36、移動枠37,38が一
体となつている全体が第4図右方向へ移動し、移
動枠37に支持されているケース5の内面が支持
枠39から垂設した位置決めブラケツト46に当
接して位置決めされるようになつている。
47,48は夫々ガイドロツド39aに設けた
フランジ状のストツパ部であり、上記シリンダ4
5およびスプリング44が伸長した際の各移動枠
37,38の第4図左方向位置(Y軸方向位置)
を規制する。
フランジ状のストツパ部であり、上記シリンダ4
5およびスプリング44が伸長した際の各移動枠
37,38の第4図左方向位置(Y軸方向位置)
を規制する。
なお、上記ハンド25は平面視における外形縁
が2つ並べたケース5の外形縁よりも小になるよ
うになつており、所望の把持すべきケース5のま
わりに別のケース5が高く積重ねられて存在する
場合には、ハンド25は該所望の把持すべきケー
ス5の直上位置へと下降接近しうるようになつて
いる。
が2つ並べたケース5の外形縁よりも小になるよ
うになつており、所望の把持すべきケース5のま
わりに別のケース5が高く積重ねられて存在する
場合には、ハンド25は該所望の把持すべきケー
ス5の直上位置へと下降接近しうるようになつて
いる。
なお、上記グリツプ爪35,36により把持さ
れたケース5のハンド25に対するX軸方向位置
決めは、位置決め用シリンダ42の伸長動作によ
つて行つてもよい。
れたケース5のハンド25に対するX軸方向位置
決めは、位置決め用シリンダ42の伸長動作によ
つて行つてもよい。
次に、移動台車8について説明すると、該移動
台車8は、上記ロボツト7のX軸方向レール2
1,22と平行に敷設されたレール15上を走行
自在になされており、その上面は一半部を小パレ
ツト9載置用としてのスラツトコンベア49に、
他半部をケース5またはボツクス等の物品の仮置
台51に構成されている。
台車8は、上記ロボツト7のX軸方向レール2
1,22と平行に敷設されたレール15上を走行
自在になされており、その上面は一半部を小パレ
ツト9載置用としてのスラツトコンベア49に、
他半部をケース5またはボツクス等の物品の仮置
台51に構成されている。
そして、該移動台車8は、この実施例では駆動
装置を有しておらず、側面に形成した凹孔部に、
ロボツトの可動Y軸フレーム18に設けた進退自
在な連結ピン52を突出嵌合されて初めて、該Y
軸フレーム18に付随してレール15上を移動さ
れるようになつており、連結ピン52がY軸フレ
ーム18側に退入して嵌合が外れた状態では、該
台車8はその嵌合が外された位置に停止し続ける
ようになつている。
装置を有しておらず、側面に形成した凹孔部に、
ロボツトの可動Y軸フレーム18に設けた進退自
在な連結ピン52を突出嵌合されて初めて、該Y
軸フレーム18に付随してレール15上を移動さ
れるようになつており、連結ピン52がY軸フレ
ーム18側に退入して嵌合が外れた状態では、該
台車8はその嵌合が外された位置に停止し続ける
ようになつている。
また、台車8側方にはスラツトコンベア49の
入力軸がクラツチ片53として突出してあつて、
該台車8が上記のようにしてY軸フレーム18に
連結されX軸方向最右端にまで連行移動された位
置では(第1図1点鎖線)、上記入力軸クラツチ
片53が床上に設けた回転出力軸としてのクラツ
チ片54に噛み合い、この状態で初めて台車8上
のスラツトコンベア49が回転走行されるように
なつている。
入力軸がクラツチ片53として突出してあつて、
該台車8が上記のようにしてY軸フレーム18に
連結されX軸方向最右端にまで連行移動された位
置では(第1図1点鎖線)、上記入力軸クラツチ
片53が床上に設けた回転出力軸としてのクラツ
チ片54に噛み合い、この状態で初めて台車8上
のスラツトコンベア49が回転走行されるように
なつている。
55は車輪、56は連結ピン52の進退用のシ
リンダである。
リンダである。
なお、上記仮置台51上へのケース5の載置位
置は、第1図は鎖線図示したように、小パレツト
9への載置位置同様8分割されており、当該シス
テムにおいて取扱い頻度の高い上位4品種のケー
ス5(例えば(A)(B)(C)(D)位置の大パレツト6上のケ
ース)が優先して該仮置台51上の所定の載置区
画51a,51b,51c,51dに仮置きさ
れ、残りの取扱い頻度の低い4品種のケース5
(例えば(E)(F)(G)(H)位置の大パレツト6上のケース)
は、大パレツト6置場の第1図上最左端に設けら
れた固定仮置台57上に仮置きされるようになつ
ている。
置は、第1図は鎖線図示したように、小パレツト
9への載置位置同様8分割されており、当該シス
テムにおいて取扱い頻度の高い上位4品種のケー
ス5(例えば(A)(B)(C)(D)位置の大パレツト6上のケ
ース)が優先して該仮置台51上の所定の載置区
画51a,51b,51c,51dに仮置きさ
れ、残りの取扱い頻度の低い4品種のケース5
(例えば(E)(F)(G)(H)位置の大パレツト6上のケース)
は、大パレツト6置場の第1図上最左端に設けら
れた固定仮置台57上に仮置きされるようになつ
ている。
また、上記固定仮置台57上へのケース5の載
置位置も、第1図鎖線図示のように8分割されて
各品種は特定の載置区画57e,57f,57
g,57hに載置されるようになつているが、該
仮置台51固定仮置台57上の各品種ごとのケー
スの有無は、夫々の台51,57上に設けたマイ
クロスイツチ、光電スイツチ等の検出器(図示せ
ず)によつて検出される。
置位置も、第1図鎖線図示のように8分割されて
各品種は特定の載置区画57e,57f,57
g,57hに載置されるようになつているが、該
仮置台51固定仮置台57上の各品種ごとのケー
スの有無は、夫々の台51,57上に設けたマイ
クロスイツチ、光電スイツチ等の検出器(図示せ
ず)によつて検出される。
次に、上記パレタイジングシステムにおける動
作を説明する。
作を説明する。
すなわち、まずシステムの運転に先立つては、
前記搬出入用台車11を用いて、各位置(A)(B)〜(H)
の大パレツト置場に夫々の品種のケーツ5を多量
に積載した大パレツト6を搬入載置しておく。
前記搬出入用台車11を用いて、各位置(A)(B)〜(H)
の大パレツト置場に夫々の品種のケーツ5を多量
に積載した大パレツト6を搬入載置しておく。
この際、当該システムにおいて取扱う頻度の高
い順に従つて第1図右側から左側へと順に搬入し
ておけば、Y軸フレーム18、つまりロボツトハ
ンド25,26の移動距離を短縮できる。
い順に従つて第1図右側から左側へと順に搬入し
ておけば、Y軸フレーム18、つまりロボツトハ
ンド25,26の移動距離を短縮できる。
上記のようにして搬入した各位置の大パレツト
6上のケース5内の品種を以下、夫々の位置(A)(B)
〜(H)に合わせて、A品種、B品種…H品種とす
る。
6上のケース5内の品種を以下、夫々の位置(A)(B)
〜(H)に合わせて、A品種、B品種…H品種とす
る。
また、移動台車8のスラツトコンベア49上に
も前記スラツトコンベア14を用いて小パレツト
9を搬入しておく。
も前記スラツトコンベア14を用いて小パレツト
9を搬入しておく。
すなわち、Y軸フレーム18に連結した状態の
移動台車8を第1図鎖線位置にまで移動してクラ
ツチ片53,54同士を噛合しておいた上で該台
車8上のスラツトコンベア49と搬入出ステーシ
ヨンとしてのスラツトコンベア14を同時に駆動
し、スラツトコンベア14上の空の小パレツト9
を台車8上に搬入しておくのである(第1図鎖
線)。
移動台車8を第1図鎖線位置にまで移動してクラ
ツチ片53,54同士を噛合しておいた上で該台
車8上のスラツトコンベア49と搬入出ステーシ
ヨンとしてのスラツトコンベア14を同時に駆動
し、スラツトコンベア14上の空の小パレツト9
を台車8上に搬入しておくのである(第1図鎖
線)。
以上の初期状態を準備しておいた上で、上記直
交座標型ロボツト7を上位の制御装置によりプロ
グラムに従つて動作せしめるのであるが、このロ
ボツト7の動作指令には、Y軸フレーム18と移
動台車8と連結および連結解除指令(つまり、ピ
ン52の進退タイミングの指令)も含まれてお
り、移動台車8の移動はロボツト7によるケース
5のパレタイジング動作と完全に同調して行われ
る。
交座標型ロボツト7を上位の制御装置によりプロ
グラムに従つて動作せしめるのであるが、このロ
ボツト7の動作指令には、Y軸フレーム18と移
動台車8と連結および連結解除指令(つまり、ピ
ン52の進退タイミングの指令)も含まれてお
り、移動台車8の移動はロボツト7によるケース
5のパレタイジング動作と完全に同調して行われ
る。
すなわち、例えば、A品種を15ケース、B品種
を8ケース、C品種を9ケース、小パレツト9上
へ積み込む場合には、移動台車8を連結した状態
でY軸フレーム18をまず(A)位置にまで移動し、
当該位置で一旦連結を外し移動台車8を停止状態
になした上で、Y軸フレーム18、昇降アーム3
1および前記ハンド25を動作させて(A)位置の大
パレツト6上から14個のケース5をつかみ上げて
小パレツト9上へと移載する(もちろん、2個ず
つ7回に分けて行う)。
を8ケース、C品種を9ケース、小パレツト9上
へ積み込む場合には、移動台車8を連結した状態
でY軸フレーム18をまず(A)位置にまで移動し、
当該位置で一旦連結を外し移動台車8を停止状態
になした上で、Y軸フレーム18、昇降アーム3
1および前記ハンド25を動作させて(A)位置の大
パレツト6上から14個のケース5をつかみ上げて
小パレツト9上へと移載する(もちろん、2個ず
つ7回に分けて行う)。
以上14ケースのA品種の積込みが終了したなら
ば、次にY軸フレーム18と移動台車8とを再連
結し、移動台車8を(B)位置に持たらした上再び連
結解除して移動台車8を今度は(B)位置に停止せし
める。そして、上記同様にY軸フレーム18、昇
降アーム31およびハンド25とを動作させて(B)
位置の大パレツト6上から8個のケース5を小パ
レツト9上へと移載する。
ば、次にY軸フレーム18と移動台車8とを再連
結し、移動台車8を(B)位置に持たらした上再び連
結解除して移動台車8を今度は(B)位置に停止せし
める。そして、上記同様にY軸フレーム18、昇
降アーム31およびハンド25とを動作させて(B)
位置の大パレツト6上から8個のケース5を小パ
レツト9上へと移載する。
さらに、次に同様にして移動台車8を(C)位置に
持たらした上、(C)位置の大パレツト6上から8個
のケース5を小パレツト9上へと移載する。
持たらした上、(C)位置の大パレツト6上から8個
のケース5を小パレツト9上へと移載する。
上記操作で各品種についての積込みケース数の
端数以外の大部分の積込みは終了するが、次に端
数(つまり、この例のロボツトハンド25の場
合、ダブルハンドであるので、端数は常に1個と
なる)の処理を次のようにして行う。
端数以外の大部分の積込みは終了するが、次に端
数(つまり、この例のロボツトハンド25の場
合、ダブルハンドであるので、端数は常に1個と
なる)の処理を次のようにして行う。
すなわち、上記C品種の端数以外のケース数の
積込みが終了した後に、同じく(C)位置において、
ハンド25により2個のケース5をつかみ上げ、
つかんだケース5のいずれか1個を仮置台51の
所定の載置区画51cに載置し、残りのつかんだ
ままのケース5を既に積み上げられている小パレ
ツト9上のケース5上に積み上げるのであり、次
にY軸フレーム18の移動台車8とを連結して(A)
位置に持たらし、当該位置でも同様に、ハンド2
5により2個のケース5をつかみ上げ、つかんだ
ケース5のいずれか1個を仮置台51の所定の載
置区画51aに載置し、残りのつかんだままのケ
ース5を小パレツト9上に積み上げて端数処理が
終了するのである。
積込みが終了した後に、同じく(C)位置において、
ハンド25により2個のケース5をつかみ上げ、
つかんだケース5のいずれか1個を仮置台51の
所定の載置区画51cに載置し、残りのつかんだ
ままのケース5を既に積み上げられている小パレ
ツト9上のケース5上に積み上げるのであり、次
にY軸フレーム18の移動台車8とを連結して(A)
位置に持たらし、当該位置でも同様に、ハンド2
5により2個のケース5をつかみ上げ、つかんだ
ケース5のいずれか1個を仮置台51の所定の載
置区画51aに載置し、残りのつかんだままのケ
ース5を小パレツト9上に積み上げて端数処理が
終了するのである。
以上の操作で小パレツト9上には予定通りA品
種15ケース、B品種8ケース、C品種9ケースが
積込まれ、仮置台51上にはA品種とC品種のケ
ースが1個ずつ仮置きされた状態となつている
が、この状態で小パレツト9上は満杯となるの
で、移動台車8を第1図右端のスラツトコンベア
14位置まで移動し、前述の通りクラツチ片5
3,54同士を噛合してスラツトコンベア14を
駆動し、該満杯の小パレツト9を搬出する。
種15ケース、B品種8ケース、C品種9ケースが
積込まれ、仮置台51上にはA品種とC品種のケ
ースが1個ずつ仮置きされた状態となつている
が、この状態で小パレツト9上は満杯となるの
で、移動台車8を第1図右端のスラツトコンベア
14位置まで移動し、前述の通りクラツチ片5
3,54同士を噛合してスラツトコンベア14を
駆動し、該満杯の小パレツト9を搬出する。
なお、上記ハンド25によるケース5のつかみ
上げ(デパレツト動作)および小パレツト9上へ
の載置動作(パレタイジング動作)はハンド25
の構造が前述の通りの位置決め機能を有したもの
になつているので、大パレツト6上でのケース位
置が粗い位置決め状態であつても良好につかみ上
げられ、しかも小パレツト9上へは所定の正確な
位置に載置されて、ケース5底面の嵌め込み部5
aの嵌合も良好に行われる(後に詳述する)。
上げ(デパレツト動作)および小パレツト9上へ
の載置動作(パレタイジング動作)はハンド25
の構造が前述の通りの位置決め機能を有したもの
になつているので、大パレツト6上でのケース位
置が粗い位置決め状態であつても良好につかみ上
げられ、しかも小パレツト9上へは所定の正確な
位置に載置されて、ケース5底面の嵌め込み部5
aの嵌合も良好に行われる(後に詳述する)。
そして、さらに次の小パレツト9を移動台車8
上に搬入した上、今度はA品種を15ケース、B品
種を9ケース、C品種を8ケース該小パレツト9
上へ積み込むとすると、端数以外の大部分の積込
みは上記と同様の操作によりなされるが、端数の
積込み操作が、上記前回のパレタイジング作業に
よつて仮置台51上に残つているケース5を利用
して次のようにして行われる。
上に搬入した上、今度はA品種を15ケース、B品
種を9ケース、C品種を8ケース該小パレツト9
上へ積み込むとすると、端数以外の大部分の積込
みは上記と同様の操作によりなされるが、端数の
積込み操作が、上記前回のパレタイジング作業に
よつて仮置台51上に残つているケース5を利用
して次のようにして行われる。
すなわち、前回と同様の手順によりA品種14ケ
ース、B品種8ケース、C品種8ケースは、端数
処理に先立つて積込まれ、当該操作が終了した
後、A品種とB品種を1ケースずつ積込まねばな
らないのであるが、そのためにまず(B)位置に移動
台車8を移動停止し、ハンド25によつてB品種
のケース5を2個つかみ上げ、そのうち、いずれ
か一方のケース5は仮置台51上のB品種用の載
置区画51bに載置し、他方のB品種のケース5
はつかんだままで、空いたグリツプ爪35,36
により仮置台51上のA品種のケース5をつかみ
上げるのであり、このようにしてハンド25にA
品種とB品種との異つた品種のケース51個ずつ
を同時に把持したまま、それを小パレツト9上へ
と移送し一括して載置するのである。つまり、こ
こで新たな(A)位置への移動が省略される。
ース、B品種8ケース、C品種8ケースは、端数
処理に先立つて積込まれ、当該操作が終了した
後、A品種とB品種を1ケースずつ積込まねばな
らないのであるが、そのためにまず(B)位置に移動
台車8を移動停止し、ハンド25によつてB品種
のケース5を2個つかみ上げ、そのうち、いずれ
か一方のケース5は仮置台51上のB品種用の載
置区画51bに載置し、他方のB品種のケース5
はつかんだままで、空いたグリツプ爪35,36
により仮置台51上のA品種のケース5をつかみ
上げるのであり、このようにしてハンド25にA
品種とB品種との異つた品種のケース51個ずつ
を同時に把持したまま、それを小パレツト9上へ
と移送し一括して載置するのである。つまり、こ
こで新たな(A)位置への移動が省略される。
したがつて、仮置台51上にはB品種及びC品
種のケース5が残り、該B品種及びC品種のケー
ス5も以後のパレタイジング作業において利用さ
れ、ハンド25の新たな(C)位置への移動行程が省
略される。
種のケース5が残り、該B品種及びC品種のケー
ス5も以後のパレタイジング作業において利用さ
れ、ハンド25の新たな(C)位置への移動行程が省
略される。
なお、仮置台51上の各載置区画51a,51
b,51c,51dのケース有無は前述の通りマ
イクロスイツチ等により検出されるが、各載置区
画51a,51b,51c,51dは、夫々ケー
ス52個分の面積を充当しているため、つまり載
置したケース5の側方には少くともケース1個分
のゆとり空間が生じるため、例えば上述の端数処
理操作のように、一方のグリツプ爪35,36に
ケース5を把持したままの状態で仮置台51上の
他のケース5をつかみ動作せしめることができ
る。固定仮置台57についても同様である。
b,51c,51dのケース有無は前述の通りマ
イクロスイツチ等により検出されるが、各載置区
画51a,51b,51c,51dは、夫々ケー
ス52個分の面積を充当しているため、つまり載
置したケース5の側方には少くともケース1個分
のゆとり空間が生じるため、例えば上述の端数処
理操作のように、一方のグリツプ爪35,36に
ケース5を把持したままの状態で仮置台51上の
他のケース5をつかみ動作せしめることができ
る。固定仮置台57についても同様である。
また、上記操作例では(A)(B)(C)位置の各大パレツ
ト6からのみケース5をデパレツト動作したが、
他の位置の大パレツト6かデパレツトする場合も
同様であり、この例のシステムでは(E)(F)(G)(H)位置
の大パレツト6から端数処理のためのデパレツト
動作を行う場合に、前記固定仮置台57を利用し
て、該仮置台57上に各品種(E、F、G、H)
のケース5を仮置きするようになつているが、大
パレツト6の種類が少い場合には、つまり、品種
が少い場合には上記固定仮置台57を設ける必要
がなく、大パレツト6(品種)の種類が多い場合
にも、上記移動台車8上の仮置台51面積を大に
なせば、総ての大パレツト6からの品種を該移動
台車8上に仮置きすることができる。
ト6からのみケース5をデパレツト動作したが、
他の位置の大パレツト6かデパレツトする場合も
同様であり、この例のシステムでは(E)(F)(G)(H)位置
の大パレツト6から端数処理のためのデパレツト
動作を行う場合に、前記固定仮置台57を利用し
て、該仮置台57上に各品種(E、F、G、H)
のケース5を仮置きするようになつているが、大
パレツト6の種類が少い場合には、つまり、品種
が少い場合には上記固定仮置台57を設ける必要
がなく、大パレツト6(品種)の種類が多い場合
にも、上記移動台車8上の仮置台51面積を大に
なせば、総ての大パレツト6からの品種を該移動
台車8上に仮置きすることができる。
次に、前記ハンド25によるケース5のつかみ
上げ動作(デパレツト動作)および小パレツト9
上への載置動作(パレタイジング動作)を説明し
ておく。
上げ動作(デパレツト動作)および小パレツト9
上への載置動作(パレタイジング動作)を説明し
ておく。
すなわち、前述の通り、各プラスチツクケース
5は±20mm程度の位置決め精度で大パレツト6上
に積載され、かつその上面と底面同士が互いに嵌
合し上つた状態になつているので、前記ハンド2
5は、まず最初グリツプ爪35,36を閉じ、各
移動枠37,38は夫々第4図左端に当接した状
態で下降し、グリツプ爪35,36先端を、ケー
ス5内に差し入れ、その後シリンダ34に低圧圧
油を給送してグリツプ爪35,36を低圧にて開
作動し、ケース5の取手孔部5bに係合せしめ
る。
5は±20mm程度の位置決め精度で大パレツト6上
に積載され、かつその上面と底面同士が互いに嵌
合し上つた状態になつているので、前記ハンド2
5は、まず最初グリツプ爪35,36を閉じ、各
移動枠37,38は夫々第4図左端に当接した状
態で下降し、グリツプ爪35,36先端を、ケー
ス5内に差し入れ、その後シリンダ34に低圧圧
油を給送してグリツプ爪35,36を低圧にて開
作動し、ケース5の取手孔部5bに係合せしめ
る。
このグリツプ爪35,36のケース5への係合
時、グリツプ爪35,36の水平面内での移動
(X、Y軸両方向への移動)は、夫々ガイドロツ
ド37a,38a,39aによつて移動自在に保
たれているので(この時点では位置決め用シリン
ダ42,45は自由に伸縮する)、ケース5の位
置が正規の位置からずれていても、ケース5の位
置に合わせるようにグリツプ爪35,36が開
き、ケース5に無理な力を及ぼすことがなく、ケ
ース5が下位のケース5と嵌合していても支障な
く、つかみ上げが行われる(この例の場合、取手
孔部5bがY軸方向に広幅なので、Y軸方向につ
いては問題ない)。
時、グリツプ爪35,36の水平面内での移動
(X、Y軸両方向への移動)は、夫々ガイドロツ
ド37a,38a,39aによつて移動自在に保
たれているので(この時点では位置決め用シリン
ダ42,45は自由に伸縮する)、ケース5の位
置が正規の位置からずれていても、ケース5の位
置に合わせるようにグリツプ爪35,36が開
き、ケース5に無理な力を及ぼすことがなく、ケ
ース5が下位のケース5と嵌合していても支障な
く、つかみ上げが行われる(この例の場合、取手
孔部5bがY軸方向に広幅なので、Y軸方向につ
いては問題ない)。
そして、上記のようにグリツプ爪35,36が
低圧にて開き係合している状態でハンド25を上
昇し、ケース5を持ち上げると、ケース自重によ
つてグリツプ爪35,36先端の返り部が取手孔
部5bの上面に確実に係合した状態となり、この
時点でシリンダ34への給送圧を高圧に切換える
と共に、前記位置決め用シリンダ42,45を収
縮して前述の通りケース5をX、Y軸方向におい
て位置決めする。
低圧にて開き係合している状態でハンド25を上
昇し、ケース5を持ち上げると、ケース自重によ
つてグリツプ爪35,36先端の返り部が取手孔
部5bの上面に確実に係合した状態となり、この
時点でシリンダ34への給送圧を高圧に切換える
と共に、前記位置決め用シリンダ42,45を収
縮して前述の通りケース5をX、Y軸方向におい
て位置決めする。
以上のようにして、つかみ上げられたケース5
のハンド25に対する位置決めが行われ、該位置
決めがなされることによつて次の小パレツト9上
あるいは仮置台51,57上への積み込みは正確
に設定位置通り行われ、上下のケース5同士での
嵌合も円滑になされて積み上げられていく。
のハンド25に対する位置決めが行われ、該位置
決めがなされることによつて次の小パレツト9上
あるいは仮置台51,57上への積み込みは正確
に設定位置通り行われ、上下のケース5同士での
嵌合も円滑になされて積み上げられていく。
また、上記動作説明はハンド25によるプラス
チツクケース5のパレタイジングにおけるもので
あつたが、前記ハンド26によつて、各大パレツ
ト6上に多数積まれたダンボール製ボツクス小パ
レツト9上へパレタイジングする場合も同様の動
作で仮置台51,57を利用した効率的に行われ
る。
チツクケース5のパレタイジングにおけるもので
あつたが、前記ハンド26によつて、各大パレツ
ト6上に多数積まれたダンボール製ボツクス小パ
レツト9上へパレタイジングする場合も同様の動
作で仮置台51,57を利用した効率的に行われ
る。
以上のシステム例では産業用ロボツトとして直
交座標型ロボツトを用い、ハンド25,26の可
動Y軸フレーム18に小パレツト積載用の移動台
車8を連結していたので、台車8連結時にはハン
ド25,26は小パレツト9に対し、Y、Z軸方
向の2方向にしか移動し得ず、したがつてケース
5移載時には該台車8とY軸フレーム18の連結
を外す操作が必要であつたが、直交座標型ロボツ
ト7に換えて例えばトラバース装置を有した円筒
座標型ロボツトを用い、上記連結外し操作が不要
な次のようなシステムを構成することができる。
交座標型ロボツトを用い、ハンド25,26の可
動Y軸フレーム18に小パレツト積載用の移動台
車8を連結していたので、台車8連結時にはハン
ド25,26は小パレツト9に対し、Y、Z軸方
向の2方向にしか移動し得ず、したがつてケース
5移載時には該台車8とY軸フレーム18の連結
を外す操作が必要であつたが、直交座標型ロボツ
ト7に換えて例えばトラバース装置を有した円筒
座標型ロボツトを用い、上記連結外し操作が不要
な次のようなシステムを構成することができる。
すなわち、第5図に示したように、台車型のト
ラバース装置61に搭載した円筒座標型ロボツト
62のトラバース経路63に沿つて、大パレツト
6置場および移動台車64の移動路65を敷設し
たもので、該移動台車64上には前述の例と同様
に小パレツト移載用のコンベア66仮置台67を
設け、移動台車64とロボツトのトラバース装置
61間の連結は、適宜シリンダによつて進退され
るピン68が他側の凹孔部に嵌入することによつ
てなされるようになつている。
ラバース装置61に搭載した円筒座標型ロボツト
62のトラバース経路63に沿つて、大パレツト
6置場および移動台車64の移動路65を敷設し
たもので、該移動台車64上には前述の例と同様
に小パレツト移載用のコンベア66仮置台67を
設け、移動台車64とロボツトのトラバース装置
61間の連結は、適宜シリンダによつて進退され
るピン68が他側の凹孔部に嵌入することによつ
てなされるようになつている。
該ロボツト62による大パレツト6からの物品
5のデパレツト動作および小パレツト9上へのパ
レタイジング動作は前述の例とほぼ同様の順序で
行われるが、上記台車64とトラバース装置61
とが連結された状態でもこのロボツト62のハン
ド(ダブルハンド)69は3次元の移動が可能で
あるので、ハンド69の移動可能範囲内に上記コ
ンベア66,仮置台67を設置しておけば、物品
5移載時にも連結を外さず行うことができる。
5のデパレツト動作および小パレツト9上へのパ
レタイジング動作は前述の例とほぼ同様の順序で
行われるが、上記台車64とトラバース装置61
とが連結された状態でもこのロボツト62のハン
ド(ダブルハンド)69は3次元の移動が可能で
あるので、ハンド69の移動可能範囲内に上記コ
ンベア66,仮置台67を設置しておけば、物品
5移載時にも連結を外さず行うことができる。
71,72は、夫々前述の例と同様のコンベア
66への入力軸および床上に設けた出力軸であ
る。
66への入力軸および床上に設けた出力軸であ
る。
発明の効果
以上の説明で明らかなように、この発明に係る
ロボツトによれば、最終積上げ用パレツトの積載
台車がハンド部に付随して移動するので、産業用
ロボツトを用いて冒述したようなパレタイジング
作業を高い処理高率で行い得、しかも処理効率を
さらに高めるためにロボツトハンドをダブルハン
ド以上の多数個取りが可能なハンドになした場合
にも、仮置台を設けてあるので当該ハンドによつ
て一括して大パレツト上からつかみ上げてきた物
品を端数に応じて適宜該仮置台上に仮載置してお
くことができ、当該仮置台上の仮置物品を利用す
ることによつて、さらに処理効率を高めることが
できる。
ロボツトによれば、最終積上げ用パレツトの積載
台車がハンド部に付随して移動するので、産業用
ロボツトを用いて冒述したようなパレタイジング
作業を高い処理高率で行い得、しかも処理効率を
さらに高めるためにロボツトハンドをダブルハン
ド以上の多数個取りが可能なハンドになした場合
にも、仮置台を設けてあるので当該ハンドによつ
て一括して大パレツト上からつかみ上げてきた物
品を端数に応じて適宜該仮置台上に仮載置してお
くことができ、当該仮置台上の仮置物品を利用す
ることによつて、さらに処理効率を高めることが
できる。
第1〜4図は直交座標型ロボツトを用いたパレ
タイジング用ロボツトの例であり、第1図は全体
平面図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図はロボツトハンドの側面図、第4図は同正面
図、第5図は円筒座標型ロボツトを用いたパレタ
イジングシステムの平面図、第6図は従来におけ
るパレタイジング方法を示す説明略図である。 5……プラスチツクケース(物品)、6……大
パレツト、7……直交座標型ロボツト、8……移
動台車、9……小パレツト(最終積上げ用パレツ
ト)、18……可動Y軸フレーム、25,26…
…ロボツトハンド、51……仮置台、52……連
結ピン。
タイジング用ロボツトの例であり、第1図は全体
平面図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図はロボツトハンドの側面図、第4図は同正面
図、第5図は円筒座標型ロボツトを用いたパレタ
イジングシステムの平面図、第6図は従来におけ
るパレタイジング方法を示す説明略図である。 5……プラスチツクケース(物品)、6……大
パレツト、7……直交座標型ロボツト、8……移
動台車、9……小パレツト(最終積上げ用パレツ
ト)、18……可動Y軸フレーム、25,26…
…ロボツトハンド、51……仮置台、52……連
結ピン。
Claims (1)
- 1 物品を把持し、つかみ上げ及び積降ろしする
2以上の多数個取りが可能なハンド部と、該ハン
ド部を支持し、物品の配置方向に移動するフレー
ムとを有するロボツトにおいて、上記フレームに
最終積上げ用パレツトの積載台車を連結し、該最
終積上げ用パレツトの積載台車を上記フレームに
追随して移動せしめ、上記積載台車上に物品の仮
置台を設けたことを特徴とする物品パレタイジン
グ用ロボツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25594084A JPS61136827A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 物品パレタイジング用ロボツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25594084A JPS61136827A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 物品パレタイジング用ロボツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61136827A JPS61136827A (ja) | 1986-06-24 |
JPH0329698B2 true JPH0329698B2 (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=17285683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25594084A Granted JPS61136827A (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 | 物品パレタイジング用ロボツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61136827A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07117856A (ja) * | 1993-10-22 | 1995-05-09 | Mitsubishi Electric Corp | 自動荷積み装置及び自動荷積み方法 |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP25594084A patent/JPS61136827A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61136827A (ja) | 1986-06-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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