JPH0329695B2 - - Google Patents
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- JPH0329695B2 JPH0329695B2 JP59247394A JP24739484A JPH0329695B2 JP H0329695 B2 JPH0329695 B2 JP H0329695B2 JP 59247394 A JP59247394 A JP 59247394A JP 24739484 A JP24739484 A JP 24739484A JP H0329695 B2 JPH0329695 B2 JP H0329695B2
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- tensile
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
- B65G17/12—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface comprising a series of individual load-carriers fixed, or normally fixed, relative to traction element
- B65G17/126—Bucket elevators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2201/00—Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65G2201/06—Articles and bulk
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、スチールコードなど複数本の抗張力
芯体をベルト長手方向に埋設した抗張力芯体入り
エンドレスベルトの製造方法に関する。
芯体をベルト長手方向に埋設した抗張力芯体入り
エンドレスベルトの製造方法に関する。
従来、スチールコードなど複数本の抗張力芯体
をベルト長手方向に埋設した抗張力芯体入りエン
ドレスベルトは、まず、一旦、有端の抗張力芯体
入りベルトを作成しておいてから、これを必要長
さ分だけ裁断してその両端部を常法によりエンド
レス加工(たとえば、両端の接合箇所の芯体を剥
き出して、両端から芯体を入れ子式に組み合わせ
てから、接着用未加硫ゴムを介してカバーゴム層
を貼着する)するか、もしくは、所定間隔をおい
た一対の支持ロール間に一本の連続した抗張力芯
体をコイル状に巻いたものにその両面からカバー
ゴム層を被覆する方法により製造していた。
をベルト長手方向に埋設した抗張力芯体入りエン
ドレスベルトは、まず、一旦、有端の抗張力芯体
入りベルトを作成しておいてから、これを必要長
さ分だけ裁断してその両端部を常法によりエンド
レス加工(たとえば、両端の接合箇所の芯体を剥
き出して、両端から芯体を入れ子式に組み合わせ
てから、接着用未加硫ゴムを介してカバーゴム層
を貼着する)するか、もしくは、所定間隔をおい
た一対の支持ロール間に一本の連続した抗張力芯
体をコイル状に巻いたものにその両面からカバー
ゴム層を被覆する方法により製造していた。
上述の方法により製造されたもののうち、前者
のものによれば、芯体の接合部が同一幅方向に並
列して存在しているので、必然的に接合部の屈曲
強度が低下する傾向にあり、ベルト使用中の屈曲
疲労などによりエンドレス加工部分がすつぽりと
抜けてしまうなどしてベルト切断事故などを発生
するおそれがある。一方、後者のものによれば、
たとえば、ベルトの表面に一定間隔をおいて幅方
向に横桟などの係止片をボルトなどで取り付ける
必要がある場合、抗張力芯体の配列一間隔分だけ
全体的に斜行することになるので、横桟などの係
止片を取付けていくと、取付開始部と取付終端部
とで係止片は抗張力芯体の一間隔分だけずれを生
じ、全体として直線的に整列した取付ができず、
不都合を来すおそれがある。また、この場合に
は、抗張力芯体はコイル状に連続しているので必
然的にS撚りか、Z撚りのいずれか一種の撚りの
ものしか使用できない結果となり、したがつて、
撚りの反発性による、ねじれ応力がかかり、歪の
あるベルトとなりがちであつた。そして、この点
を解消するためにS撚りとZ撚りのものを対に
し、それぞれ若干の間隔を開けて上記と同様、コ
イル巻きにすると、内部歪の発生は回避できるも
のの、抗張力芯体の上述のずれが一層顕著とな
り、係止片と直線的に整列した取付は依然として
難しかつた。
のものによれば、芯体の接合部が同一幅方向に並
列して存在しているので、必然的に接合部の屈曲
強度が低下する傾向にあり、ベルト使用中の屈曲
疲労などによりエンドレス加工部分がすつぽりと
抜けてしまうなどしてベルト切断事故などを発生
するおそれがある。一方、後者のものによれば、
たとえば、ベルトの表面に一定間隔をおいて幅方
向に横桟などの係止片をボルトなどで取り付ける
必要がある場合、抗張力芯体の配列一間隔分だけ
全体的に斜行することになるので、横桟などの係
止片を取付けていくと、取付開始部と取付終端部
とで係止片は抗張力芯体の一間隔分だけずれを生
じ、全体として直線的に整列した取付ができず、
不都合を来すおそれがある。また、この場合に
は、抗張力芯体はコイル状に連続しているので必
然的にS撚りか、Z撚りのいずれか一種の撚りの
ものしか使用できない結果となり、したがつて、
撚りの反発性による、ねじれ応力がかかり、歪の
あるベルトとなりがちであつた。そして、この点
を解消するためにS撚りとZ撚りのものを対に
し、それぞれ若干の間隔を開けて上記と同様、コ
イル巻きにすると、内部歪の発生は回避できるも
のの、抗張力芯体の上述のずれが一層顕著とな
り、係止片と直線的に整列した取付は依然として
難しかつた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもの
であつて、その目的は、どの部分でも屈曲強度な
ど強度的に均質で、しかも抗張力芯体をベルト全
周にわたつて直線的に整列させたことにより、ベ
ルト使用時の切断事故などのおそれがなく、ベル
ト表面上への係止片など付属品の取付にも不都合
のないようにした抗張力芯体入りエンドレスベル
トの製造方法を提供することにある。
であつて、その目的は、どの部分でも屈曲強度な
ど強度的に均質で、しかも抗張力芯体をベルト全
周にわたつて直線的に整列させたことにより、ベ
ルト使用時の切断事故などのおそれがなく、ベル
ト表面上への係止片など付属品の取付にも不都合
のないようにした抗張力芯体入りエンドレスベル
トの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の要旨は、所
定間隔をおいて配設した一対の支持ロール間に抗
張力芯体を懸架して、その両端を接合することに
より複数本のエンドレス芯体を形成し、前記支持
ロール上でエンドレス芯体を適当長さずつ移動し
て該エンドレス芯体の接合部を全周にわたり分散
させて同一幅方向に存在しないようにしてから、
該エンドレス芯体の両面へ常法によりカバーゴム
層を設けることを特徴とする抗張力芯体入りエン
ドレスベルトの製造方法にある。
定間隔をおいて配設した一対の支持ロール間に抗
張力芯体を懸架して、その両端を接合することに
より複数本のエンドレス芯体を形成し、前記支持
ロール上でエンドレス芯体を適当長さずつ移動し
て該エンドレス芯体の接合部を全周にわたり分散
させて同一幅方向に存在しないようにしてから、
該エンドレス芯体の両面へ常法によりカバーゴム
層を設けることを特徴とする抗張力芯体入りエン
ドレスベルトの製造方法にある。
つぎに、本発明の実施例を添付図面について説
明する。
明する。
第1図は、本発明に係る方法によつて製造した
抗張力芯体入りエンドレスベルトの一部切欠平面
図、第2図および第3図は、本発明に係る抗張力
芯体入りエンドレスベルトの製造方法における抗
張力芯体の接合法を示す説明図、第4図は抗張力
芯体の接合手段を示す説明図であつて、同図aは
ろう接手段によるもの、同図bは融接手段による
もの、同図cはスリーブなど機械的接合手段によ
るもの、同図dは接着など化学的接合手段による
ものを、それぞれ説明したものである。
抗張力芯体入りエンドレスベルトの一部切欠平面
図、第2図および第3図は、本発明に係る抗張力
芯体入りエンドレスベルトの製造方法における抗
張力芯体の接合法を示す説明図、第4図は抗張力
芯体の接合手段を示す説明図であつて、同図aは
ろう接手段によるもの、同図bは融接手段による
もの、同図cはスリーブなど機械的接合手段によ
るもの、同図dは接着など化学的接合手段による
ものを、それぞれ説明したものである。
第1図において、1は抗張力芯体であり、たと
えば、スチールコード、ステンレスコード、カー
ボンフアイバーコードあるいは芳香族ポリアミド
製コードなどその最終用途に応じて適宜、選択す
る。2は抗張力芯体の接合部である。この接合部
は、隣接する接合部が相互、離隔して存在し(好
ましくは均等長さをおいて離隔している)、同一
軸方向に複数の接合部が存在しないようにベルト
の周長で分散している。
えば、スチールコード、ステンレスコード、カー
ボンフアイバーコードあるいは芳香族ポリアミド
製コードなどその最終用途に応じて適宜、選択す
る。2は抗張力芯体の接合部である。この接合部
は、隣接する接合部が相互、離隔して存在し(好
ましくは均等長さをおいて離隔している)、同一
軸方向に複数の接合部が存在しないようにベルト
の周長で分散している。
また、この抗張力芯体は、好ましくは隣接する
抗張力芯体はS撚りのものと、Z撚りのものとが
交互に配列されている。さらに、3はカバーゴム
層である。
抗張力芯体はS撚りのものと、Z撚りのものとが
交互に配列されている。さらに、3はカバーゴム
層である。
なお、上記において抗張力芯体と両端部の接合
手段としては、第4図に示したように、ろう接手
段(第4図a参照)のように抗張力芯体1の両端
部(同図イ)をろう付け7により接合したもの
(同図ロ)、あるいは融接手段(第4図b参照)な
ど治金的接合のように抗張力芯体1と両端部の熔
断部(同図イ)を融着8したもの(同図ロ)、ス
リーブ9などによる機械的接合によるもの(第4
図c参照)ゴム又は合成樹脂10などで接着した
科学的接合によるもの(第4図d参照)などどの
ような手段でもよいが、使用する抗張力芯体の材
質の損傷を来さないものを適宜、選択する必要が
ある。
手段としては、第4図に示したように、ろう接手
段(第4図a参照)のように抗張力芯体1の両端
部(同図イ)をろう付け7により接合したもの
(同図ロ)、あるいは融接手段(第4図b参照)な
ど治金的接合のように抗張力芯体1と両端部の熔
断部(同図イ)を融着8したもの(同図ロ)、ス
リーブ9などによる機械的接合によるもの(第4
図c参照)ゴム又は合成樹脂10などで接着した
科学的接合によるもの(第4図d参照)などどの
ような手段でもよいが、使用する抗張力芯体の材
質の損傷を来さないものを適宜、選択する必要が
ある。
かくのごとく本発明により製造された抗張力芯
体入りエンドレスベルトは構成されており、その
製造方法の一例示せば、次のとおりである。
体入りエンドレスベルトは構成されており、その
製造方法の一例示せば、次のとおりである。
第2図を参照して説明する。まず、所定長さの
抗張力芯体1を所定間隔をおいた一対の支持ロー
ル4,4′(一方のロールが駆動ロールで、他方
のロールが従動ロールとなる)間に懸架してテー
ブル5上に設置した治具6を用いて長さを調整
し、その両端を熔接など前述第4図に示すような
適宜接合手段によつて接合することにより複数本
のエンドレス芯体を形成し、第3図に示すよう
に、支持ロール上でエンドレス芯体を適当長さず
つ移動して該エンドレス芯体の接合部を全周にわ
たつて分散させ、同一軸方向に複数の接合部が存
在しないようにする。
抗張力芯体1を所定間隔をおいた一対の支持ロー
ル4,4′(一方のロールが駆動ロールで、他方
のロールが従動ロールとなる)間に懸架してテー
ブル5上に設置した治具6を用いて長さを調整
し、その両端を熔接など前述第4図に示すような
適宜接合手段によつて接合することにより複数本
のエンドレス芯体を形成し、第3図に示すよう
に、支持ロール上でエンドレス芯体を適当長さず
つ移動して該エンドレス芯体の接合部を全周にわ
たつて分散させ、同一軸方向に複数の接合部が存
在しないようにする。
ついで、これらのエンドレス芯体に適度のテン
シヨンをかけて常套手段によつて接着用未加硫ゴ
ムを介してカバーゴムを積層する。最後に、常法
による加硫手段(通常、段プレスを使用)でもつ
てベルトを加硫し、カバーゴムと抗張力芯体とを
完全に接着せしめることにより、所望のベルトが
得られる。
シヨンをかけて常套手段によつて接着用未加硫ゴ
ムを介してカバーゴムを積層する。最後に、常法
による加硫手段(通常、段プレスを使用)でもつ
てベルトを加硫し、カバーゴムと抗張力芯体とを
完全に接着せしめることにより、所望のベルトが
得られる。
つぎに、本発明に係る方法によつて製造した抗
張力芯体入りエンドレスベルトの屈曲疲労性につ
いての実験について説明する。
張力芯体入りエンドレスベルトの屈曲疲労性につ
いての実験について説明する。
(実験)
本発明に係る製造方法により、スチールコード
の構成が7本×7本×0.37mmで、直径が3.5mmφ
で、埋没間隔が9.0mmピツチで、打ち込み本数が
15本のベルト仕様で、ベルトサイズが150mm幅×
9000mm長さのエンドレスベルトを作成し、一方、
本発明に係る方法によつて製造したものと同仕様
同寸法の従来品(有端ベルトを作製し、あとから
エンドレス加工したもの)について、常法によ
り、同一条件で屈曲疲労性の実験を行つた。その
結果、第5図に示すグラフから明らかなように、
従来品ではエンドレス加工部の強度の低下(疲
労)が大きく、屈曲回数400万回以上になると、
ベルト強度≦50%になつて接合部がすつぽり抜け
るおそれがあるのに対し、本発明に係る方法によ
つて製造したものでは、屈曲回数500万回でもエ
ンドレス加工部のベルト強度の低下はほとんど認
められず、きわめて優れた耐屈曲疲労性を有する
ことが分かつた。
の構成が7本×7本×0.37mmで、直径が3.5mmφ
で、埋没間隔が9.0mmピツチで、打ち込み本数が
15本のベルト仕様で、ベルトサイズが150mm幅×
9000mm長さのエンドレスベルトを作成し、一方、
本発明に係る方法によつて製造したものと同仕様
同寸法の従来品(有端ベルトを作製し、あとから
エンドレス加工したもの)について、常法によ
り、同一条件で屈曲疲労性の実験を行つた。その
結果、第5図に示すグラフから明らかなように、
従来品ではエンドレス加工部の強度の低下(疲
労)が大きく、屈曲回数400万回以上になると、
ベルト強度≦50%になつて接合部がすつぽり抜け
るおそれがあるのに対し、本発明に係る方法によ
つて製造したものでは、屈曲回数500万回でもエ
ンドレス加工部のベルト強度の低下はほとんど認
められず、きわめて優れた耐屈曲疲労性を有する
ことが分かつた。
本発明は上記のように構成されているので、以
下の効果を奏する。
下の効果を奏する。
(1) 本発明に係る抗張力芯体入りエンドレスベル
トの製造方法によれば、一対の支持ロール間の
間隔を任意に設定することにより、これに懸架
する抗張力芯体の長さは短尺ものでも長尺のも
のでも任意であり、加硫機として段プレスを利
用することにより、長尺の抗張力芯体入りエン
ドレスベルトを製造することが可能である。
トの製造方法によれば、一対の支持ロール間の
間隔を任意に設定することにより、これに懸架
する抗張力芯体の長さは短尺ものでも長尺のも
のでも任意であり、加硫機として段プレスを利
用することにより、長尺の抗張力芯体入りエン
ドレスベルトを製造することが可能である。
(2) さらに、上記のように、長尺の抗張力芯体入
りエンドレスベルトの製造が可能であり、しか
も、その加硫がバツチ式の加硫缶ではなく、連
続式の段プレスにより行えるから、製造能率が
向上し、製造コストも安くなることができる。
りエンドレスベルトの製造が可能であり、しか
も、その加硫がバツチ式の加硫缶ではなく、連
続式の段プレスにより行えるから、製造能率が
向上し、製造コストも安くなることができる。
また、本発明に係る方法によつて製造された抗
張力芯体入りエンドレスベルトは、以下のような
特徴を有する。
張力芯体入りエンドレスベルトは、以下のような
特徴を有する。
(a) 本発明に係る方法によつて製造された抗張力
芯体入りエンドレスベルトは、その中に埋設さ
れている複数本の抗張力芯体がエンドレス状
で、その接合部が各々芯体全周にわたつて分散
しており、同一幅方向に存在しないので、接合
部における屈曲強度など他の部分と比べると強
度的に劣る箇所がベルト全体に分散される結果
となり、従来のようにベルトの特定箇所での強
度低下がありえはいので、使用中のベルトの折
損などのおそれが解消する。
芯体入りエンドレスベルトは、その中に埋設さ
れている複数本の抗張力芯体がエンドレス状
で、その接合部が各々芯体全周にわたつて分散
しており、同一幅方向に存在しないので、接合
部における屈曲強度など他の部分と比べると強
度的に劣る箇所がベルト全体に分散される結果
となり、従来のようにベルトの特定箇所での強
度低下がありえはいので、使用中のベルトの折
損などのおそれが解消する。
(b) また、本発明に係る方法によつて製造された
抗張力芯体入りエンドレスベルトは、その中に
埋設されている芯体は1本毎に独立したもので
あるので、S撚りとZ撚りのものとを交互に配
列させることが可能であり、この交互配列によ
り、撚りの反発性がお互いに相殺され、加硫時
に歪の発生がなく、走行性も良好である。
抗張力芯体入りエンドレスベルトは、その中に
埋設されている芯体は1本毎に独立したもので
あるので、S撚りとZ撚りのものとを交互に配
列させることが可能であり、この交互配列によ
り、撚りの反発性がお互いに相殺され、加硫時
に歪の発生がなく、走行性も良好である。
(c) さらに、本発明に係る方法によつて製造され
た抗張力芯体入りエンドレスベルトにおける芯
体は前述のように1本毎に独立したエンドレス
状であるので、配列本数、配列ピツチ(間隔)
を任意に設定でき、しかもベルト全周にわたつ
て抗張力芯体を直線的に配設せしめることがで
きる。
た抗張力芯体入りエンドレスベルトにおける芯
体は前述のように1本毎に独立したエンドレス
状であるので、配列本数、配列ピツチ(間隔)
を任意に設定でき、しかもベルト全周にわたつ
て抗張力芯体を直線的に配設せしめることがで
きる。
(d) したがつて、抗張力芯体相互の間隔の平行し
た直線的確保により、ベルト上に適宜間隔をお
いて取り付ける係止片などの付属品の取付もベ
ルト全周にわたつて直線的に整列した取付が可
能となる。
た直線的確保により、ベルト上に適宜間隔をお
いて取り付ける係止片などの付属品の取付もベ
ルト全周にわたつて直線的に整列した取付が可
能となる。
このように、本発明に係る方法によつて製造さ
れた抗張力芯体入りエンドレスベルトによれば、
上述のような効果を期待できることから、伝導ベ
ルトや運搬ベルト全般に広い用途があり、そのほ
か、特殊用途としては、本発明に係る方法によつ
て製造されたベルトに孔開け加工を施して運搬物
を水切り搬送するベルト(この場合には、抗張力
芯体がベルトの長手方向に直線的かつ各芯体の間
隔は適宜選択できることから、直線的に整列した
孔の穿設が可能であるので、自動孔開け加工が可
能となるメリツトがある)、また、スプロケツト
等に組み合わせて駆動するベルト(この場合に
は、スロケツトの歯が嵌合する孔をベルトに穿設
するに際し、孔を直線的にスプロケツトの歯のピ
ツチに対応させて等間隔に設けることが可能とな
るメリツトがある)、さらに、ベルトの幅方向に
バケツトあるいは横桟など付属品をボルト止めし
た傾斜もしくは垂直搬送用ベルト(この場合に
は、ベルトに直線的にボルト穿設用の孔を設ける
ことができるメリツトがある)、計量機用搬送ベ
ルト(この場合には、ベルトにおける抗張力芯体
の接合部がベルト全周において分散していて、ベ
ルトの厚み差、重量差が各箇所でほとんどないの
で、計量誤差をなくするメリツトがある)として
利用できる。
れた抗張力芯体入りエンドレスベルトによれば、
上述のような効果を期待できることから、伝導ベ
ルトや運搬ベルト全般に広い用途があり、そのほ
か、特殊用途としては、本発明に係る方法によつ
て製造されたベルトに孔開け加工を施して運搬物
を水切り搬送するベルト(この場合には、抗張力
芯体がベルトの長手方向に直線的かつ各芯体の間
隔は適宜選択できることから、直線的に整列した
孔の穿設が可能であるので、自動孔開け加工が可
能となるメリツトがある)、また、スプロケツト
等に組み合わせて駆動するベルト(この場合に
は、スロケツトの歯が嵌合する孔をベルトに穿設
するに際し、孔を直線的にスプロケツトの歯のピ
ツチに対応させて等間隔に設けることが可能とな
るメリツトがある)、さらに、ベルトの幅方向に
バケツトあるいは横桟など付属品をボルト止めし
た傾斜もしくは垂直搬送用ベルト(この場合に
は、ベルトに直線的にボルト穿設用の孔を設ける
ことができるメリツトがある)、計量機用搬送ベ
ルト(この場合には、ベルトにおける抗張力芯体
の接合部がベルト全周において分散していて、ベ
ルトの厚み差、重量差が各箇所でほとんどないの
で、計量誤差をなくするメリツトがある)として
利用できる。
第1図は本発明に係る方法によつて製造された
抗張力芯体入りエンドレスベルトの一部切欠平面
図、第2図および第3図は本発明に係る抗張力芯
体入りエンドレスベルトの製造方法における抗張
力芯体の接合法を示す説明図、第4図は抗張力芯
体の接合手段を示す説明図であつて、同図aはろ
う接手段によるもの(同図イは接合前、同図ロは
接合後の状態を示す)、同図bは融接手段による
もの(同図イは接合前、同図ロは接合後の状態を
示す)、同図cはスリーブなど機械的接合手段に
よるもの、同図dは接着など化学的接合手段によ
るものをそれぞれ説明したものである。第5図は
本発明に係る方法によつて製造された抗張力芯体
入りエンドレスベルトと従来品(有端ベルトを作
製し、あとからエンドレス加工したもの)の屈曲
疲労性を対比した実験結果を示すグラフである。 1……抗張力芯体、2……接合部、3……カバ
ーゴム層、4,4′……支持ロール、5……テー
ブル、6……治具、7……ろう付け、8……融
着、9……スリーブ、10……ゴム又は合成樹
脂。
抗張力芯体入りエンドレスベルトの一部切欠平面
図、第2図および第3図は本発明に係る抗張力芯
体入りエンドレスベルトの製造方法における抗張
力芯体の接合法を示す説明図、第4図は抗張力芯
体の接合手段を示す説明図であつて、同図aはろ
う接手段によるもの(同図イは接合前、同図ロは
接合後の状態を示す)、同図bは融接手段による
もの(同図イは接合前、同図ロは接合後の状態を
示す)、同図cはスリーブなど機械的接合手段に
よるもの、同図dは接着など化学的接合手段によ
るものをそれぞれ説明したものである。第5図は
本発明に係る方法によつて製造された抗張力芯体
入りエンドレスベルトと従来品(有端ベルトを作
製し、あとからエンドレス加工したもの)の屈曲
疲労性を対比した実験結果を示すグラフである。 1……抗張力芯体、2……接合部、3……カバ
ーゴム層、4,4′……支持ロール、5……テー
ブル、6……治具、7……ろう付け、8……融
着、9……スリーブ、10……ゴム又は合成樹
脂。
Claims (1)
- 1 所定間隔をおいて配設した一対の支持ロール
間に抗張力芯体を懸架して、その両端を接合する
ことにより複数本のエンドレス芯体を形成し、前
記支持ロール上でエンドレス芯体を適当長さずつ
移動して該エンドレス芯体の接合部を全周にわた
り分散させて同一幅方向に存在しないようにして
から、該エンドレス芯体の両面へ常法によりカバ
ーゴム層を設けることを特徴とする抗張力芯体入
りエンドレスベルトの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24739484A JPS61124410A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | 抗張力芯体入りエンドレスベルトの製造方法 |
US06/798,625 US4648856A (en) | 1984-11-21 | 1985-11-15 | Endless belt with tension cords and method of making such a belt |
DE8585308414T DE3573460D1 (en) | 1984-11-21 | 1985-11-19 | Endless belt with tension cords and method of making such a belt |
EP85308414A EP0182650B1 (en) | 1984-11-21 | 1985-11-19 | Endless belt with tension cords and method of making such a belt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24739484A JPS61124410A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | 抗張力芯体入りエンドレスベルトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124410A JPS61124410A (ja) | 1986-06-12 |
JPH0329695B2 true JPH0329695B2 (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=17162773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24739484A Granted JPS61124410A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | 抗張力芯体入りエンドレスベルトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61124410A (ja) |
-
1984
- 1984-11-21 JP JP24739484A patent/JPS61124410A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61124410A (ja) | 1986-06-12 |
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