JPH03296796A - 遠隔制御表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は大型表示装置の表示内容を遠隔操作により指示
し得る遠隔制御表示装置に関する。

（従来の技術） 生産管理システムにより計画された作業日程計画や、作
業者配置計画、負荷の山積み（日・週・月などの作業周
期ごとの作業量の集積）などの計画管理データ、さらに
は、製造工程における作業進捗状況や、負荷の山崩しく
各単位にまたがる作業量の平均化）状態、部品の入荷状
況などをパーソナルコンビ二一夕のモニター画面上に表
示し、メニュー画面からマウスまたはキーボードなどの
入力装置を介して表示させたい画面すなわち要求画面を
選択し表示させることは従来すでに行われている。とこ
ろがパーソナルコンピュータのモニター画面はせいぜい
１４〜２０インチ（３５，６〜５０．８ｃｍ）程度の大
きさしか持っておらず、遠方から表示内容を判読するこ
とはほとんど不可能である。

さらに、パーソナルコンピュータのモニター画面による
方式では、製造ラインの管理者や監督者が要求する管理
データや作業進捗状況などをモニター画面上に選択的に
表示させたい場合、モニター画面を制御するパーソナル
コンピュータ本体と操作端末であるキーボードまたはマ
ウスとはケーブルで接続されており、操作者は操作端末
の所まで近付いてそれを操作しなければならない。

さらにまた、パーソナルコンピュータの表示装置に代わ
る大型表示装置として、ＬＥＤ　（発光ダイオード）モ
ジュールを複数個配置するかＣＨＤ管（カラー高輝度放
電管）を配置した大型スクリーンにパーソナルコンピュ
ータを組合わせた大型画面表示装置も実現されている。

しかし、この大型画面表示装置では、表示画面の制御を
パーソナルコンピュータに接続されたキーボードからの
指示によって行っているので、操作者の操作上、上記と
同様の不都合がある。

（発明が解決しようとする３題） 以上述べた従来の表示装置においては、直接指示を出し
て表示画面を選択するという点からは、パーソナルコン
ピュータのモニター画面によるのが便利であるが、これ
は画面が小さすぎて遠方から表示内容を判読することは
ほとんど不可能である。また大型画面そのものは実現さ
れているが、その場合、表示内容の判読は容易であるが
、遠方から画面に対して直接指示を出して要求画面を表
示させることはできない。

そこで本発明は、遠方からの指示により要求画面を容易
に表示することができる遠隔制御表示装置を提供するこ
とを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、選択的に発光制御
される多数の表示素子をマトリックス状に配置すると共
に、表示素子による表示内容に関する指示を受けるため
の多数の受光素子を表示素子相互間の隙間に配置してな
る表示モジュールを複数個組合わせて構成された遠隔制
御表示装置を構成したものである。

さらに本発明は、選択的に発光制御される多数の表示素
子をマトリックス状に配置すると共に、多数の受光素子
を表示素子相互間の隙間に配置してなる表示モジュール
を複数個組合わせて構成された大型表示装置と、この大
型表示装置の画面表示に必要なデータを保存しているデ
ータ保存ファイルと、大型表示装置にレーザ光信号を照
射して表示画面の内容を指示する遠隔指示装置と、受光
素子により受信されたレーザ光信号に基づき遠隔指示装
置からの指示内容を解析する入力データ解析手段と、こ
の入力データ解析手段によって解析された指示内容に基
づき大型表示装置に表示させるべき画面のデータをデー
タ保存ファイルの中かう検索スるデータ検索手段と、こ
のデータ検索手段によって検索された画面データの中か
ら画面表示に必要なデータを選択する表示データ作成手
段と、この表示データ作成手段によって作成された表示
データに基づいて大型表示装置に画面表示を行わせる表
示データ解析手段とを備えた遠隔制御表示装置を構成し
たものである。

（作　用） 本発明によれば、選択的に発光制御される多数の表示素
子をマトリックス状に配置することによって大型画面表
示装置を構成し、さらに表示素子相互間の隙間に受光素
子を配置することによって遠隔指示袋！（リモートコン
トロール）からの可視光による指示を受信して表示内容
を変えることか可能になり、ここに大型表示装置の持つ
大型表示の利点と、パーソナルコンピュータのモニター
画面による指示操作上の利点とを併せ持たせることがで
きる。

本発明によれば、さらに、遠隔指示装置から可視光の形
で表示に関する指示命令を操作者が目で確認しながら大
型表示装置上に照射すると、それは受光素子によって受
信され、さらに入力データ解析手段によって解析され、
指示内容が判断される。その判断結果に従ってデータ保
存ファイルの中から必要な画面データが検索され、それ
によって得られた画面データに基づいて大型表示装置の
表示素子を選択的に発光制御し、所望の大型表示を行わ
せることができる。

（実施例） 以下、本発明による遠隔制御表示装置の実施例について
説明する。

第１図は本発明による遠隔制御表示装置の一実施例を示
すものである。第１図の遠隔制御表示装置は、操作者の
操作に従ってパルスレーザ光を発射しうる遠隔指示装置
（リモートコントロール）１０と、パルスレーザ光を介
して伝達された遠隔指示装置１０からの指示に従って画
面表示を行う大型表示装置２０と、遠隔指示装置１０か
らのパルスレーザ光による指示内容を解析し、その解析
内容に従って表示画面データを作成するデータ処理部３
０と、このデータ処理部３０に付設され、大型表示装置
２０の画面表示に必要なデータを保存しているデータ保
存ファイル４０とからなっている。データ処理部３０は
マイクロコンピュータのソフトウェアによって構成され
る。

第２図は遠隔指示装置１０の外観を示すものである。こ
の遠隔指示装置１０は操作者が手に持つことができるよ
うな寸法と重量を持っており、その前面にレーザ光発光
部１１が設けられ、上面に電源入／切ボタン１２、テン
キー１６、実行ボタン１７、後退選択ボタン１８、前進
選択ボタン１９、メニュー画面選択ボタンＩＡ、および
指示取消ボタンＩＢが設けられている。

第３図は遠隔指示装置１０を機能的に示したものである
。この遠隔指示装置１０は、電源入／切ボタン１２によ
る電源入／切の機能、レーザ発光装置１３によるレーザ
発光機能、パルス発信装置１４によるパルス信号発信機
能、および指示パルス選択ボタン１５による指示パルス
選択機能を持っている。指示パルス選択ボタン１５には
、テンキー１６、実行ボタン１７、後退選択ボタン１８
、前進選択ボタン１９、メニュー画面選択ボタンＬＡ、
指示取消ボタンＩＢ、および必要に応じてユーザーが任
意に設けるオプションボタン１Ｃが付属している。後退
選択ボタン１８および前進選択ボタン１９はテンキー１
６と併用することにより、テンキー１６によって指示さ
れた分だけ画面をスキップさせて表示させることができ
る。指示取消ボタンＩＢは、各種選択ボタンにより指示
された指示や命令を取り消したり、実行中の処理に割込
みをかけて処理を中止させたりするのに用いられる。

第４図は大型表示装置２０の構成を示すものである。大
型表示装置２０は複数個の表示モジュール２１を組み合
わせて構成される。すなわち、大型表示装置２０は必要
に応じて高さ方向・横方向にそれぞれ数個から数十個の
表示モジニール２１を並置して構成される。図示の例の
場合、表示モジニール２１を高さ方向に２個、横方向に
３個並置し、都合６個の表示モジュール２１を用いて大
型表示装置２０が構成されている。個々の表示モジュー
ル２１は、マトリックス状に配置された多数の表示素子
２２と、表示素子２２相互間の隙間に配置された多数の
受光素子２３とからなっている。表示素子２２としては
ＣＨＤ管（カラー高輝度放電管）またはＬＥＤ　（発光
ダイオード）を用いることができる。また、受光素子２
３としてはホトダイオードを用いることができる。表示
素子２２の配列間隔はグラフィック表示が可能な程度と
し、受光素子２３の配列間隔は遠隔指示装置１０からの
レーザ光線が容易に受光できる程度とし、表示画面上の
どこででも受光可能なように適当な間隔とすればよく、
それは必ずしも表示素子２２と同一間隔とする必要はな
い。表示画面は多数の表示素子２２を選択的に発光させ
ることによって構成される。

第５図に示すように、受光素子２３は遠隔指示装置１０
からのパルスレーザ光を受信するための素子である。受
光素子２３によって受信された光信号は入出力インター
フェース２４を介してデータ処理部３０でデータ処理さ
れ、画面表示に係わる画面データを再び入出力インター
フェース２４を介して表示素子２２に表示させる。入出
力インターフェース２４は、受光素子２３によって受信
された光信号をＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄコンバータ２４１
と、このＡ／Ｄコンバータ２４１によってＡ／Ｄ変換さ
れたディジタル信号をデータ解析する入力データ解析部
２４２と、データ処理部３０からの表示データを解析す
る表示データ解析部２４３とからなっている。多数の表
示素子２２を含んで表示回路２２０が構成され、多数の
受光素子２３を含んで受光回路２３０が構成される（第
１図参照）。

第１図に示すようにデータ処理部３０は、画面表示に必
要な種々のデータを保存しているデータ保存ファイル４
０を有し、入出力インターフェース２４からの入力信号
を解析し、どのような表示画面および表示データを作成
するのかを判断する人力処理部３１と、この入力処理部
３１での判断結果に従い該当データをデータ保存ファイ
ル４０に保存されている画面データの中から検索しメン
テナンスするデータ検索部３２と、このデータ検索部３
２によって検索された画面データに基づいて表示画面を
作成する表示データ作成部３３とからなっている。入力
処理部３１、データ検索部３２、および表示データ作成
部３３はマイクロコンピュータのソフトウェアによって
実現される。

なお、本発明の大型表示装置２０をオーバーへッドブロ
ジェクタ（ＯＨＰ）としての画面表示のために用いる場
合など、事前に準備できる画面データは入出力インター
フェース２４で予め画面イメージデータを作成しておけ
ば、実使用時、高速での画面表示切換えが可能である。

画面データはさらに表示素子回路用信号に変換され、表
示素子２２が選択的に発光制御され、表示画面が作成さ
れる。

上記実施例によれば大型表示装置２０に画面表示された
メニューに離れた場所から遠隔指示装置１０からレーザ
光線を照射し、選択ボタンを操作して操作者の要求を指
示することができ、それにより所望の画面を大型表示装
置２０に表示させることができる。その場合、遠隔指示
装置１１０から発射されるレーザ光の周波数を個々の遠
隔指示装置ごとに異ならせておくか、選択信号の発射前
に遠隔指示装置固有のコード信号を送信できるようにし
ておくと共に、それに対応させて受信側で予め登録され
た特定の周波数のみに応答可能にするか、予め登録され
たコードが送信されてきたときのみ応答可能にすること
によって、特定の操作者しか操作できないようにするこ
とができる。また、周波数ないしコードを識別して操作
者を特定した上で複数の操作者からの操作指示に応答で
きるようにすることもできる。

表示画面を事前に作成し、それをＲＡＭディスクに登録
しておけば、任意の画面を高速度に表示することもでき
、従来のＯＨＰに代わるものとして各種発表会などにお
ける説明用画面の表示装置として簡易に用いることかで
きる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、適当数の表示モジュ
ールを組み合わせて任意の大きさの大型表示装置を構成
することができ、しかもその表示内容を遠隔操作により
任意に選択することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による遠隔制御表示装置の全体構成の一
実施例を示すブロック図、第２図は第１、図における遠
隔指示装置の斜視図、第３図は第２図の遠隔指示装置の
機能を示す機能ブロック図、第４図は第１図の大型表示
装置の正面図、第５図は第１図における表示モジュール
の内部機能を示す図である。 １０・・・遠隔指示装置、２０・・・大型表示装置、２
１・・・表示ブロック、２２・・・表示素子、２２０・
・・表示回路、２３・・・受光素子、２３０・・・受光
回路、２４・・・人出力インターフェース、３０・・・
データ処理部、３１・・・入力処理部、３２・・・デー
タ検索部、３３・・・表示データ作成部、４０・・・デ
ータ保存ファイル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、選択的に発光制御される多数の表示素子をマトリッ
   クス状に配置すると共に、前記表示素子による表示内容
   に関する指示を受けるための多数の受光素子を前記表示
   素子相互間の隙間に配置してなる表示モジュールを複数
   個組合わせて構成された遠隔制御表示装置。 ２、選択的に発光制御される多数の表示素子をマトリッ
   クス状に配置すると共に、多数の受光素子を前記表示素
   子相互間の隙間に配置してなる表示モジュールを複数個
   組合わせて構成された大型表示装置と、この大型表示装
   置の画面表示に必要なデータを保存しているデータ保存
   ファイルと、前記大型表示装置にレーザ光信号を照射し
   て表示画面の内容を指示する遠隔指示装置と、前記受光
   素子により受信されたレーザ光信号に基づき前記遠隔指
   示装置からの指示内容を解析する入力データ解析手段と
   、この入力データ解析手段によって解析された指示内容
   に基づき前記大型表示装置に表示させるべき画面のデー
   タを前記データ保存ファイルの中から検索するデータ検
   索手段と、このデータ検索手段によって検索された画面
   データの中から画面表示に必要なデータを選択する表示
   データ作成手段と、この表示データ作成手段によって作
   成された表示データに基づいて前記大型表示装置に画面
   表示を行う表示データ解析手段とを備えた遠隔制御表示
   装置。