JPH03296623A - 送風機の風量測定装置 - Google Patents

送風機の風量測定装置

Info

Publication number
JPH03296623A
JPH03296623A JP9951290A JP9951290A JPH03296623A JP H03296623 A JPH03296623 A JP H03296623A JP 9951290 A JP9951290 A JP 9951290A JP 9951290 A JP9951290 A JP 9951290A JP H03296623 A JPH03296623 A JP H03296623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
static pressure
main body
air volume
damper
airflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9951290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2805654B2 (ja
Inventor
Takashi Mochida
持田 貴志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9951290A priority Critical patent/JP2805654B2/ja
Publication of JPH03296623A publication Critical patent/JPH03296623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2805654B2 publication Critical patent/JP2805654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明送風機の風量測定装置の詳細を以下の項目に従っ
て説明する。
A、産業上の利用分野 B0発明の概要 C1背景技術 り0発明が解決しようとする課題 E0課題を解決するための手段 F、実施例[第1図乃至第7図] a、構造[第1図乃至第3図] a−10本体部[第1図乃至第3図] a−1−a、外観[第1図] a−1−b、内部構造[第2図、第 3図] a−2,制御部[第1図] b1回路構成[第4図、第5図] b−11本体部[第4図] b−2制御部[第4図、第5図コ C1本体部に関する通気抵抗の測定[第6図、第7図] d、ROMテーブルの作成 e、f@量測定[第7図] 11作用、用途 G0発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規な送風機の風量測定装置に関する。詳しく
は、小型かつ軽量な構造で、送風機の風量を簡易に測定
することができる新規な送風機の風量測定装置を提供し
ようとするものである。
(B、発明の概要) 本発明送風機の風量測定装置は、測定対象とされる送風
機が取付けられる本体部と、本体部に形成された通気孔
の開口面積をダンパーによって変えることで通気抵抗を
可変する通気抵抗可変機構と、ダンパーの位置に対応し
た信号を発生させる位置情報発生手段と、本体部内の静
圧を測定する静圧測定手段を設けると共に、本体部の通
気抵抗に関して予め測定されているデータに基づいて通
気孔の開口面積及び静圧に関するデータと風量値に関す
るデータとを対応付けて2己憶し、位置情報発生手段及
び静圧測定手段からの信号を受けたときに、該信号に対
応した風量値データを出力する風量算出手段を設けたも
のであり、本体部に関する通気抵抗を予め測定しておき
、その測定結果に基づいて送風機の風量−静圧特性を簡
易に知ることができるようにし、装置の小型、軽量化並
びに測定の迅速化を実現可能にしたものである。
(C,背景技術) 電子機器等においては、その内部の電子部品が発生する
熱を筐体外部に放出して換気冷却するためのファンが設
けられる場合が多い。
このファンの特性に関する評価項目としてファンの駆動
子−タに印加する電圧値や電流値、ファンの回転速度、
騒音値、最大静圧、そして風量−静圧特性曲線(以下、
rQ−P特性曲線」と言う。)が挙げられ、これらの項
目がファンの選定にあたって一応の目安とされる。
(D、発明が解決しようとする課題) ところで、ファンの風量Qの測定にあたっては、ダブル
チャンバ一方式等によるかなり犬がかりな装置が用いら
れ、風量測定を小型かつ軽量化された装置で簡単に行な
うことができないという問題がある。
(E、課題を解決するための手段) そこで、本発明送風機の風量測定装置は、上記した課題
を解決するために、測定対象とされる送風機が取付けら
れる本体部と、該本体部に形成された通気孔の開口面積
をダンパーによって変えることで通気抵抗を可変する通
気抵抗可変機構と、ダンパーの位置に対応した信号を発
生させる位置情報発生手段と、本体部内の静圧を測定す
る静圧測定手段と、本体部の通気抵抗に関して予め測定
されているデータに基づいて通気孔の開口面積及び静圧
に関するデータと風量値に関するデータとを対応付けて
記憶し、位置情報発生手段及び静圧測定手段からの信号
を受けたときに、該信号に対応した風量値データを出力
する風量算出手段とを設けたものである。
従って、本発明によれば、本体部に関する通気抵抗特性
を予め測定して、その測定結果、つまり通気孔の開口面
積及び静圧と風量との関係を風量算出手段に与えておき
、測定時には、位置情報発生手段及び静圧測定手段から
の信号に対応する風量値を求めるようにしているので、
本体部の通気抵抗特性に係るデータを既知情報として利
用することができ、ファンの動作点における風量を簡単
に知ることができ、装置の小型化や軽量化を図ることが
できる。
(F、実施例)[第1図乃至第7図〕 以下に、本発明送風機の風量測定装置の詳細な図示した
実施例に従って説明する。
(a 構造)[第1図乃至第3図] 1は風量測定装置であり、本体部2と制御部3とからな
る。
(a−1,本体部)[第1図乃至第3図](a−1−a
、外観)[第1図] 4は筐体であり、箱状に形成されており、その−の側板
4aの中央より稍一端寄りの位置に、測定対象となる軸
流ファン5をナツト止めによって取り付けることができ
るようになっている。尚、以下では上記側板4aを前面
板とし、第1図において該前面板4aに関して左方へ向
う方向を左側とし、右方へ向う方向を右側とし、向きを
示すときはこの方向によるものとする。
6はコンデンサマイクロホンであり、軸流ファン5の騒
音レベルを測定するために、該軸流ファンの左側方に位
置して前面板4aに取り付けられている。
7.7′は給iiE端子であり、軸流ファン5への電力
供給のために前面板4aに設けられている。
8は右側板4bに取り付けられた静圧測定用タップであ
り、静圧を測定するために、筐体4内における空気の流
れ方向に対して垂直となるように設けられており、チュ
ーブ部材9を介して制御部3の後述する圧カドランスデ
ューサに接続される。
(a−1−b、内部構造)[第2図、第3図]10は仕
切板であり、筐体4内において右側板4b及び左側板4
cに略平行に、かつ、右側板4bとの間隔の方が左側板
4cとの間隔より長くなるように配置されており、筐体
4内の空間11は、この仕切板10によって左右2つの
部分空間11a、llbに分けられている。
12はフィンヒータであり、上記した右側の部分空間1
1a内において筐体4の底板4eに取り付けられており
、制御部3からの信号によってヒータ容量の切替えがな
され、熱負荷の程度を変えることができるようになって
いる。
13は通気孔であり、前面板4aに形成されており、該
通気孔13を覆うように前記軸流ファン5が取り付けら
れるようになっている。
14は光センサーであり、軸流ファン5のファンインベ
ラに予め貼り付けられた図示しない反射テープに対向し
た位置に配置されており、ファンの回転数を検出するた
めに設けられている。
15は吸入口となる通気孔であり、筐体4の背面板4d
のうち通気孔13に対応した位置に、略横倒正三角形状
に形成されている。そして、該通気孔15は、四角形状
のダンパー16の摺動により、その開口面積を可変する
ことで、本体部2の通気抵抗を変えることができるよう
になっている。つまり、ダンパー16の上縁及び下縁が
筐体4内の図示しない受片に支持されると共に、該ダン
パー16の中央に固着された連結ナツト16aが、水平
に延びるボールネジ17に螺合されている。そして、こ
のボールネジ17がモータ18によって回転されること
によってダンパー16が水平方向に移動され、その右側
縁16bと該右側縁16bに平行な通気孔15の8辺k
に対向した頂点Aとの間の間隔(これをh(mm)とす
る。)を変更することができるようになっている。
19はダンパー16の位置を検出するための位置検出部
であり、例えば、ダンパー16の下縁に設けられた被検
出片19aと、筐体4の底板4eに所定の間隔をおいて
設けられたフォトインタラプタ等の検出器19b、19
b、  ・・・とから構成されている。
つまり、モータ18によるダンパー16の移動に伴って
被検出片19aが検出器19b、19b1 ・・・のど
れかをよぎったことでダンパー16の開度りが検出され
ることになる。
20.20’はリミットセンサーであり、通気孔15の
最大開口時と閉塞時にそれぞれ対応したダンパー16の
位置を各々検出するために設けられており、例えば、フ
ォトインタラプタが用いられる。
21は温度センサーであり、サーミスタ等が用いられ、
フィンヒータ12の近くに設けられている。
22は回路基板であり、部分空間11b内に配置されて
おり、フィンヒータ12への通電回路やモータ18の駆
動回路等が設けられ、該回路基板22の左側縁部に設け
られたコネクタ23が筐体4の左側板4Cに形成された
挿通孔から外方に臨むように位置されている。
しかして、軸流ファン5が回転すると、第2図に示すよ
うに、通気孔15から外気が筐体4内に取り入れられ、
部分空間11aには同図に矢印Bで示すような空気の流
れが生じ、通気孔13及び軸流ファン5を通して再び筐
体4外に放出される。
(a−2,制御部)[’1lE1図] 24は箱形をした外筐であり、その前面パネル24aに
は各種のインジケータやスイッチ類が設けられている。
即ち、前面パネル24aの上段部には右から左へ順に、
軸流ファンへの給電を行なうための作動スイッチ25.
フィンヒータ12のヒータ容量切替スイッチ26.26
、・・・、温度表示器27、ファンの回転数表示器28
やその直下に風量表示器29が設けられている。また、
前面パネル24aの中段部には右から左にかけて、軸流
ファン5に加える電圧値を切替えるための電源電圧切替
スイッチ30a、電源電圧調整用スライドボリューム3
0b1ノイズスペクトラムを表示するノイズレベルイン
ジケータ31、軸流ファン5に加えられている電圧値を
表示する電圧表示器32が設けられ、最下段部には右か
ら左にかけて、マイク入力端子33、ダンパー16によ
り通気孔15の開口面積を可変するための開閉スイッチ
34.34′、静圧表示器35、軸流ファン5に流れる
電流を表示する電流表示器36が設けられている。尚、
マイク入力端子33にはコンデンサマイクロホン6から
の信号が接続コード37を介して入力される。
38はコネクタケーブルであり、そのコネクタ部38a
が本体部2のコネクタ23に接続されることによって、
これを介して本体部2の各部への給電や、本体部2と制
御部3との間の信号のやりとりが行なわれる。
(b、回路構成)[第4図、第5図コ 次に、本体部2及び制御部3の回路構成について説明す
る。
(b−t、本体部)[第4図] 39はモータ駆動回路であり、制御部3の後述する制御
回路の信号を受けてモータ18を正転又は逆転させるた
めに設けられている。
40はヒータ駆動回路であり、制御部3の制御回路から
の指令信号に応じてフィンヒータ12の発熱抵抗体12
 a s  12 a s  12 aへの通電を選択
的に行なうために設けられている。
尚、光センサ−14、リミットセンサー20.20′、
温度センサー21の出力信号はコネクタ23及びコネク
タケーブル38を介して制御部3の所定の回路部に送出
され、また、制御部3から給電端子7.7′や各部への
電源電圧の供給が行なわれるようになっている。
(b−2,制御部)[第4図、第5図]41は圧カドラ
ンスデューサであり、その検出用タップがチューブ部材
9を介して静圧測定用タップ8に接続されており、本体
部2の部分空間11aに関する静圧を測り、これを電気
信号に変換して静圧表示器35や後述する制御回路に送
出するようになっている。
42は制御回路であり、前面パネル24aに設けられた
各種スイッチからの信号や、本体部2のリミットセンサ
ー20.20’からの信号等を受けて、モータ駆動回路
39やヒータ駆動回路40に制御信号を送っ゛たり、給
電端子7.7′への給電制御を行なうようになっている
即ち、開閉スイッチ34.34′の一方34が押圧され
ると、制御回路42は、これを受けてモータ駆動回路3
9に指令信号を送出し、モータ18を正転させてダンパ
ー16を移動させ通気孔15の開口面積が増大するよう
に制御し、他方のスイッチ34′が押圧されると、モー
タ16を逆転させ、通気孔15が閉じられる方向にダン
パー16を移動させる。
そして、制御回路42は、ダンパー16の開度り及びそ
のときの静圧に対応した風量を求めて、これを風量表示
器29によって表示させるようになっている。即ち、本
体部2に関する通気抵抗特性が予め測定されており、こ
れに基づいて開度り及び静圧Pと風量Qとを1対1にし
て対応させることによって作成されるテーブルが制御回
路42内に用意されている。即ち、制御回路42は位置
検出部19や圧カドランスデューサ41からの信号を受
けて風量値Qを求めることができるようになっている。
第5図は制御回路42による風量算出に関する回路構成
例を示している。
42aはエンコーダであり、位置検出部19からの信号
が入力されると、これを2進化し、後述するメモリに対
するアドレスデータとするために設けられている。
42bはA/Dコンバータであり、圧カドランスデュー
サ41から送られてくる信号をディジタル化するもので
あり、これが後述するメモリへのアドレスデータとして
用いられるようになってる。
42cはROM等のメモリであり、上記エンコーダ42
aやA/Dコンバータ42bからの信号によフてアドレ
ス指定がなされると、これに応じて風量値に関するデー
タをD/Aコンバータ42dに送出するようになってい
る。
例えば、エンコーダ42aの出力する開度りについての
データをアドレスの上位ビットに割り当ててシステムイ
ンピーダンス曲線(つまり、本体部2の通気抵抗特性を
示すグラフ曲線)の選択に使用し、A/Dコンバータ4
2bの出力する静圧Pに係るデータを下位ビットに割り
当てるようにすると、この時の風量値Qが求められる。
そして、D/Aコンバータ42dは風量値に関するディ
ジタルデータをアナログ値に変換してこれを、風量表示
器29に送出するものであり、これによって、風量値の
リアルタイム表示を簡単に(つまり、CPU等の演算手
段の手を借りることなく)行なうことができるようにな
っている。
また、制御回路42は、ヒータ容量切替スイッチ26.
26、・・・のいづれかが押圧されると、これに応じて
ヒータ駆動回路40に所定の制御信号を送出し、フィン
ヒータ12の発熱抵抗体12a、12a、  ・・・の
うち所定のものを選択して通電したり、温度センサー2
1からの信号が温度表示器27に送られて空間11a内
の温度が異常に上昇していることがわかると、該温度表
示器27が制御回路42に警告信号を発し、制御回路4
2がこれを受けて、フィンヒータ12への通電を停止す
るようになっている。
さらに、軸流ファン5への給電制御に関しては、制御回
路42の機能の一部を、第4図に示すようにスイッチの
記号として表わすと、電源電圧切替スイッチ30aに連
動して相反的に開閉される切替接点42e、42fの一
方42eにスイッチング電源回路43の出力する所定電
圧が加えられ、他方42fにはスイッチング電源回路4
3の出力電圧が可変電圧供給回路44を介して加えられ
るようになっており、前記した電源電圧調整用スライド
ボリューム30bによって軸流ファン5に与える電圧値
を所望の値に設定することができるようになっている。
そして、これら切替接点42e、42fによって選択さ
れた電源電圧は、作動スイッチ25に連動した接点45
を介して給電端子7.7′に送られると共に、この時の
ファンの電圧や電流が各々電圧表示器32、電流表示器
36によって検出されて表示される。
46はF/Vコンバータであり、本体部2の光センサ−
14から送られてくる周波数信号を電圧に変換してこれ
を回転数表示器28に送出するようになっている。
47はバンドパスフィルタ及び表示ドライブ回路であり
、コンデンサマイクロホン6による検出信号がアンプ4
8を介して送られてくると、所定の周波数帯域成分に分
解して、これらをその駆動信号としてノイズレベルイン
ジケータ31に送出するようになっている。
49は電源回路であり、プラグ付コード50からトラン
ス51を介して送られてくる交流電圧を直流化してノイ
ズレベルインジケータ31やバンドパスフィルタ及び表
示ドライブ回路47へ電源電圧の供給を行なうために設
けられている。尚、プラグ付コード50からの交流電圧
はスイッチング電源回路43にも入力されて、ここで所
定の直流電圧が得られ、制御部3の各部への電源電圧の
供給がなされると共に、コネクタケーブル38を介して
本体部2の各部への電源の供給がなされる。
(c、本体部に関する通気抵抗の測定)[第6図、第7
図] 制御回路42のメモリ42C内に設けられるテーブルの
作成にあたっては、先ず、本体部2に関するシステムイ
ンピーダンス曲線の測定が必要である。
この測定にあたっては、例えば、第6図に概略的に示す
ダブルチャンバ一方式の測定装置52が用いられる。
該測定装置52は、ノズル53が形成された仕切板54
によって分割された2つのチャンバー55A、55Bを
有しており、各々のチャンバー55A、55Bには整流
格子56.56が設けられている。
そして、一方のチャンバー55Aには吸込口57が形成
されており、他方のチャンバー55Bには補助ファン5
8が設けられている。
尚、補助ファン58とチャンバー55Bとを連結するダ
クトにはダンパー59が設けられている。
60は風量測定用圧カドランスデューサであり、チャン
バー55Aと55Bとの差圧から風量を求めるために設
けられている。
61は静圧測定用圧カドランスデューサであり、一方の
検出タップが大気圧に開放され、他方の検出タップがチ
ューブを介して本体部2の静圧測定用タップ8に接続さ
れている。
しかして、軸流ファン5を取り外した状態の本体部2を
、その通気孔13が吸込口57につき合わされた状態で
設置し、補助ファン58の回転数を可変することで風量
を調整することによって、その時々における風量値Q(
風量測定用圧カドランスデューサの示す差圧から計算に
よって算出する。)と静圧Pとの関係、つまり、システ
ムインピーダンス曲線が求められる。
この曲線は一般にP=に−Q’  (但し、Kは定数)
という理論式で表わされるが、この定数には本体部2の
ダンパー16を移動させること、即ち、開度りを変える
ことによって変化する。
第7図は測定結果の一例を示すもので、横軸に風量Qを
m 3 /ωin単位で表し、縦軸に静圧PをmmAQ
単位で表わしたものである。
システムインピーダンス曲線62+  (i=1〜6)
は、開度りを添字iの値が大きくなるに従つて増大させ
て行った場合を示しており、開度りが大きくなるにつれ
て、定数Kが小さくなって行くことが判る。
(d、ROMテーブルの作成) 以上のようにして、本体部2に関するシステムインピー
ダンス曲線が求められると、次にこれをテーブル化する
作業が行なわれる。
即ち、上記した複数のシステムインピーダンス曲線は、
ダンパー16の開度りの如何に対応しているので、特定
の曲線における静圧Pと風量Qとを1対1に対応付けれ
ば良い。
即ち、配列(h、p)からQへの写像と考え、前述した
ように開度り及び静圧Pをアドレスデータとしてその時
々の風量Qをメモリ42cに記憶させれば良い。
尚、上記した測定装置52を使う代わりに特性が既に知
られているファンを本体部2に取り付けて静圧Pの測定
を行なうようにすれば、精度は劣るがより簡単にシステ
ムインピーダンス曲線を求ぬることもできる。
(e、風量測定)[第7図コ しかして、送風機の風量測定装置1による軸流ファン5
の風量測定は以下のようになされる。
先ず、測定対象となる軸流ファン5が本体部2に取付け
られた状態で、これに加える電圧値を電源電圧切替スイ
ッ30aや電源電圧調整用スライドボリューム30bで
設定して作動スイッチ25を押圧すると、軸流ファン5
が回転し、その時の回転数や電圧値、電流値が表示され
る。
そして、開閉スイッチ34又は34′を操作すると、ダ
ンパー16の被検出片19aが検出器19b、19b、
  ・・・の一つによって検出される特定の位置迄段階
的に移動される。
この時ダンパー16の位置に関する情報が検出器19b
から制御回路42のエンコーダ42aに送られると共に
、圧カドランスデューサ41による静圧に関する情報が
制御回路42のA/Dコンバータ42bに送出される。
よって、メモリ42cにあってはこれらの情報をもとに
アドレス指定がなされ、指定されたアドレスに予め記憶
されている風量Qに関するデータが読み出され、これが
D/A変換された後風量表示器29に送られ表示される
今仮りに、未知の軸流ファン5が第7図に示すようなQ
−P特性曲線63を有するものとすると、Q−P特性曲
線63とシステムインピーダンス曲線62.どの交点が
動作点となる。
システムインピーダンス曲線621に関するデータは予
めメモリ42c内にテーブル化されているので、曲線6
24を例にした時、静圧P=2.1 (Ii1mA+ 
)であったとすると、動作点は点Mであり、このときの
風量はQ = 0.58(m’/m1n)という事にな
る。
そして、ヒータ容量切替スイッチ26.26、・によっ
て発熱量を可変したり、ダンパー16の開度りを可変し
て本体部2の通気抵抗を可変することで、ファンが実際
に使用される状況を模擬的に実現することかできこのと
きの各種の特性評価量(風量、静圧、電流、電圧、回転
数等)を知ることができる。
(f、作用、用途) しかして、上記した風量測定装置1によれば、ダンパー
16の摺動によって通気孔15の開度りを変えていった
ときの、システムインピーダンス曲線に関する測定を予
め行ない、データをメモリ42c内にテーブル化してお
き、特性未知のファンを本体部2に取り付けて動作させ
たときにダンパー16の開度り及び静圧Pから、これに
対応する風量値Qを求めるようにしているので、ファン
の動作点における風量値を簡易な方法で知ることができ
る。
そして、この風量測定装置1は、例えば、設計時におけ
るファンの選定に際して使用したり、あるいは異なるフ
ァンの特性を比較したり、ファンの生産ラインにおける
チエッカ−等として用いることができる。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明送風
機の風量測定装置は、測定対象とされる送風機が取付け
られる本体部を有し、該送風機の風量に関する測定結果
を表示する送風機の風量測定装置てあって、本体部に形
成された通気孔の開口面積をダンパーによって変えるこ
とで通気抵抗を可変する通気抵抗可変機構と、ダンパー
の位置に対応した信号を発生させる位置情報発生手段と
、本体部内の静圧を測定する静圧測定手段と、本体部の
通気抵抗に間して予め測定されているデータに基づいて
通気孔の開口面積及び静圧に関するデータと風量値に関
するデータとを対応付けて記憶し、位置情報発生手段及
び静圧測定手段からの信号を受けたときに、該信号に対
応した風量値データを出力する風量算出手段とを設けた
ことを特徴とする。
従って、本発明によれば、本体部に関する通気抵抗特性
を予め測定して、その測定結果、つまり通気孔の開口面
積及び静圧と風量との関係を風量算出手段に与えておぎ
、測定時には、位置情報発生手段及び静圧測定手段から
の信号に対応する風量値を求めるようにしているので、
本体部の通気抵抗特性に係るデータを既知情報として利
用することができ、ファンの動作点における風量を簡単
に知ることができ、装置の小型化や軽量化を図ることが
できる。
尚、前記した実施例においては通気抵抗可変機構として
、本体部に形成された三角形状の通気孔をダンパーによ
って開閉するようなものを示したが、本発明送風機の風
量測定装置の技術的範囲が、このようなものにのみ限定
されて解釈される訳ではなく、通気孔の形状や開口面積
の可変機構等については種々の態様が考えられ、また、
ダンパーに関する位置検出の方法としては、モータの回
転をロータリーエンコーダで検出したり、あるいは、モ
ータとしてステッピングモータを使用する場合(開ルー
プ制@)には、これに与える制御信号を位置情報として
利用するようにしても良い。
そして、前記した実施例では本体部の通気抵抗特性に関
するデータをメモリによってテーブル化する方法のみを
示したが、これに限らずテーブル補間法を用いたり、シ
ステムインピーダンス曲線を折線近似式やスプライン近
似式等によって与えておく等、本発明の趣旨を逸脱しな
い限りにおける態様での実施が可能であり、それらは本
発明の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明送風機の風量測定装置の実施
の一例を示しており、第1図は装置の外観を示す斜視図
、第2図及び第3図は本体部を示し、l@2図は概略水
平断面図、篤3図は第2図のIII −III線に沿う
拡大断面図、第4図はブロック図、第5図は要部の回路
ブロック図、第6図は本体部のシステムインピーダンス
の測定についてその概要を示す図、第7図は測定例を示
すグラフ図である。 符号の説明 1・・・送風機の風量測定装置、 2・・・本体部、 5・・・送風機、 15・・・通気孔、  16・・・ダンパー16a、1
7.18・・・通気抵抗可変機構、19・・・位置情報
発生手段、 41・・・静圧測定手段、 42.42C・・・風量算出手段 16(7,1718 通気抵抗可変機構 第 ? 図 0     4 〜      寸 (′ 19 イ装置・l′j11報臂生手段 要部の回路ブ′口、2.り図 木イ本部 6ダ ンバー 測定の概要を示す図 箪6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 測定対象とされる送風機が取付けられる本体部を有し、
    該送風機の風量に関する測定結果を表示する送風機の風
    量測定装置であって、 本体部に形成された通気孔の開口面積をダンパーによっ
    て変えることで通気抵抗を可変する通気抵抗可変機構と
    、 ダンパーの位置に対応した信号を発生させる位置情報発
    生手段と、 本体部内の静圧を測定する静圧測定手段と、本体部の通
    気抵抗に関して予め測定されているデータに基づいて通
    気孔の開口面積及び静圧に関するデータと風量値に関す
    るデータとを対応付けて記憶し、位置情報発生手段及び
    静圧測定手段からの信号を受けたときに、該信号に対応
    した風量値データを出力する風量算出手段とを設けたこ
    とを特徴とする送風機の風量測定装置
JP9951290A 1990-04-16 1990-04-16 送風機の風量測定装置 Expired - Fee Related JP2805654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9951290A JP2805654B2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 送風機の風量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9951290A JP2805654B2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 送風機の風量測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03296623A true JPH03296623A (ja) 1991-12-27
JP2805654B2 JP2805654B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=14249309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9951290A Expired - Fee Related JP2805654B2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 送風機の風量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2805654B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040570A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 山洋電気株式会社 測定装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224466A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Tsukasa Sokken Co Ltd 可変断面積オリフィスを備えた流量計
JP6498087B2 (ja) * 2015-09-09 2019-04-10 山洋電気株式会社 測定装置
JP6251315B2 (ja) * 2016-05-12 2017-12-20 株式会社芝田技研 風量計測装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040570A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 山洋電気株式会社 測定装置
EP3133299B1 (en) * 2015-08-20 2019-11-20 Sanyo Denki Co., Ltd. Measurement device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2805654B2 (ja) 1998-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4599895A (en) Method and apparatus for measuring fluid flow
KR940007465A (ko) 온도 제어장치 및 그 방법
US20050218351A1 (en) Meter capable of measuring ambient dust concentration
JPH03296623A (ja) 送風機の風量測定装置
US20210123821A1 (en) Temperature calibrator with advanced functionality
US4911021A (en) Air sampling apparatus
US2368912A (en) Measuring instrument
JPH0326935A (ja) 送風機の特性評価装置
JP3050250U (ja) 配管に取り付ける流体計測器
WO1987001443A1 (en) Portable measuring device provided with an instant gas flow rate reading
CN211374926U (zh) 一种汽车空调执行器检测装置
JPH0356822Y2 (ja)
KR0125709B1 (ko) 전자렌지의 온도조절장치 및 조리제어방법
CA1301483C (en) Portable measuring device provided with an instant gas flow rate reading
CN210071729U (zh) 一种铂薄膜电阻阻值与温度关系测试仪
CN213398417U (zh) 传感器装置
CN214703815U (zh) 一种用于数据中心的负载测试装置
CN216433464U (zh) 一种智能风洞测控系统
CN115389780B (zh) 风洞测试设备的使用方法
CN209070093U (zh) 接地导通电阻测试仪校准装置
CN207742181U (zh) 便携式空气质量检测仪
CN2200849Y (zh) 大气要素演示实验仪
JPH0632596Y2 (ja) 差圧検出器
JP3326298B2 (ja) ドラフトチャンバーにおける排気制御装置
CN116242961A (zh) 高精度气体测量系统

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees