JPH0329635A - 内視鏡用シース - Google Patents

内視鏡用シース

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JPH0329635A
JPH0329635A JP1163115A JP16311589A JPH0329635A JP H0329635 A JPH0329635 A JP H0329635A JP 1163115 A JP1163115 A JP 1163115A JP 16311589 A JP16311589 A JP 16311589A JP H0329635 A JPH0329635 A JP H0329635A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡の挿入管を被覆する内視鏡用シースに
関するものであり、特に、シース部を空気で脹らませた
状態で内視鏡の挿入管を挿脱するようにした内視鏡用シ
ースに関する。
[従来の技術コ 内視鏡用シースにおいては、シース部内に内視鏡の挿入
管をスムーズに挿脱するために、挿脱の際にはシース部
内に空気を入れて脹らませるようにしたものがある。こ
のような内視鏡用シースにおいては、シース部の基端開
口部に設けられたパッキンを通して、内視鏡の挿入管が
シース部内に挿脱されるようになっており、従来は、パ
ッキンが、シース部の基端開口に固定的に設けられてい
た。
[発明が解決しようとする課!iI] しかし、従来の内視鏡用シースでは、スポンジ等で形成
されているパッキンが固定的に設けられていたので、例
えば第18図に示されるように、内視鏡の挿入管l00
が撓んだ場合、パッキンl0lが挿入管100に押され
て変形したとき、隙間Aができて、そこから空気が外に
漏れてしまうことがあった。また、内視鏡の挿入管10
0に回転力が加わっていない第19図の状態から、挿入
管100を管軸中心に回転した場合には、第20図に示
されるように、パッキン101と挿入管100との間に
隙間Bができ、そこから空気が外に漏れてしまうことが
あった。
そして、このようにシース部内から空気が漏れると、シ
ース部がしぼんでしまい、内視鏡の挿入管がシース部に
引掛って滑らかに挿脱できなくなるばかりか、シース部
を破損してしまう欠点があった。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、シース部
からの空気漏れを起こさずに、内視鏡の挿入管を滑らか
にシース部内に挿脱することができる内視鏡用シースを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] シースは、内視鏡の挿入管に挿脱自在に被覆される気密
性のシース部と、上記シース部を脹らませるために、上
記シース部内に送気をする送気口と、内視鏡の挿入管の
外周面との間を隙間なく密閉した状態で、内視鏡の挿入
管を挿脱することができるように、上記シース部の基端
開口部に設けられたパッキンとを有する内視鏡用シース
において、上記パッキンを上記シース部の径方向平面内
において可動に設けたことを特徴とする。
[作用] シース部は気密性を有しており、内視鏡の挿入管をパッ
キンからシース入口部内に挿入した状態で、送気口から
シース部内に送気することによって、シース部を脹らま
せることができる。
パッキンは内視鏡の挿入管が挿入された状態で、径方向
平面内において可動である。したがって、内視鏡の挿入
管が撓んだ場合や、管軸中心に回転,した場合でも、パ
ッキンはその動きに追随することができる。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第2図は、内視鏡用シースを示し、第3図は、そのシー
スに挿通して用いられる内視鏡を示している。
第3図において、lは、細長い可撓管により形成された
挿入管である。挿入管lの先端には、遠隔操作により屈
曲自在な湾曲部2が形成され、その先端に設けられた先
端チップ3の内部には、対物レンズ4が配置され、その
結像位置にイメージガイドファイバ5の入射端面が配置
されている。
挿入管l、湾曲部2及び先端チップ3の外周面には、第
5図にも示されるようなU字状に凹んだ凹溝1aが、挿
入管lの管軸方向に沿ってまっすぐに連続して形成され
ている。第3図に戻って、6は、挿入管lの基端部に連
結された操作部であり、送気及び送水の制御操作を行な
う送気送水操作弁7、吸引の制御操作を行なう吸引操作
弁8、及び湾曲部2の屈曲操作を遠隔的に行なう湾曲操
作装置(図示せず)などが設けられている。なお、送気
送水操作弁7と吸引操作弁8とはその配置を入れ替えて
もよい。
9は、水が送り込まれる給水チャンネル、IOは、空気
が送り込まれる給気チャンネルである。
これらのチャンネル9,IOの外部端は、公知の送気送
水タンク(図示せず)等に接続されていて、空気及び水
の供給を受ける。そして、これらチャンネル9,IOは
、操作部6内を通り、その先端は、操作部6に露出して
設けられた接続具受け口l3に接続されている。
第2図に示される20はシース部であり、内視鏡の挿入
管lに着脱自在に被覆されて、挿入管lを外部環境から
絶縁することができる。このシース部20は、筒状体2
lと先端支持体22と口元支持体23とによって構成さ
れている。
第1図は、内視鏡の挿入管lが、シース部20内に挿入
された状態を示している。
シース部20の筒状体2lは、例えばシリコンゴムのよ
うに伸縮性のある素材で薄肉円筒状に形成され、その先
端に、例えば透明のスチロール樹脂等のような透明部材
により形成された先端支持体22が気密的に接続されて
いる。そして、口元支持体23の先端部分に筒状体2l
の後端部分がきつく接合されて、筒状体2lと口元支持
体23とが気密的に接続されている。
24は、例えば四フッ化エチレン樹脂で形成されたチャ
ンネル部であり、シース部2・0内に全長にわたって挿
通されている。チャンネル部24は、第5図にも示され
るように、鉗子チャンネルを兼ねる吸引チャンネル24
sと送気チャンネル24a及び送水チャンネル24wを
有しており、内視鏡の挿入管lの凹溝1aに沿うように
配置されている。なお、第5図中、挿入管lの断面の細
部は図示が省略されている。
チャンネル部24の後端側は口元支持体23から後方に
延出して、その延出端部にチャンネル接続具26が接続
されており、第3図に示した接続具受け口l3に着脱自
在に接続することができる。
30は、チャンネル接続具26から、操作部6から離れ
る位置までさらに延びて設けられた吸引チャンネルであ
る。
先端支持体22の内側は、内視鏡の先端チップ3がゆる
く嵌人される程度の大きさに形成されており、先端支持
体22の表面側にはノズル片25が突設されている。第
4図に示されるように、ノズル片25には、先端支持体
22に内視鏡の先端チップ3が嵌入されたときに、先端
チップ3に形成された観察窓の位置する部分に向って、
送気ノズル25aと送水ノズル25wとが開口形成され
ている。
また、ノズル片25には、鉗子口を兼ねる吸引口25s
が前方に向かって開口形成されている。
そして、吸引チャンネル24S1送ネチャンネル24a
及び送水チャンネル24wが各々吸引口25s1、送気
ノズル25a及び送水ノズル25wに連通接続されてい
る。
28は、口元支持体23に突設された鉗子挿入孔であり
、その口元には、例えば中央にマイナス形状のスリット
38aが形成されたゴム製の円盤状の鉗子栓36が嵌め
込まれている。3lは、鉗子栓36を押さえつけるよう
に、口元支持体23に着脱自在に取り付けられたキャッ
プである。
一方、チャンネル部24の側壁には、第7図にも示され
るように、吸引チャンネル24sと鉗子挿入孔28とを
連通ずる孔29が穿設されている。
したがって、鉗子栓36のスリット36aを通じて、鉗
子等の処置具を鉗子挿入孔28に気密的に挿入し、吸引
チャンネル24s内に挿通することができる。
第6図は、第1図の■一■線切断面図であり、第6図及
び第7図には内視鏡の挿入管lは図示が省略されている
チャンネル部24の延出部の先側は、操作部6の側壁に
形成されたチャンネル部誘導溝l4に着脱自在に嵌め込
まれており、延出端部に接続されたチャンネル接続具2
6は、接続具受け口l3に着脱自在に接続されている。
また、吸引チャンネル30は、第3図にも示される操作
部6の側壁に形成された吸引チャンネル誘導溝l5に着
脱自在に嵌め込まれ、操作部6の外に延出して吸引装置
(図示せず)等に接続される。第3図において、l7は
吸引制御ピンであり、ピン支持軸l8を中心に回転する
制御アームl6を介して吸引操作弁8と連動して、吸引
チャンネル30を開閉するものである。
次に第8図と第9図とを参照しつつ、チャンネル接続具
26と接続具受け口l3について説明する。
チャンネル接続具26は、弾性のあるゴム又は合成樹脂
等で形成されており、送気及び送水用の管路26a,2
6wが直角に曲がって形成されている。そして、管路2
6w,26aの外端側には、接続パイプ40.41を介
して、各々送水チャンネル24w及び送気チャンネル2
4aが接続されている。また、送水用管路26wの内端
側の出口部には接続用の筒状部27が突設されている。
26cは、接続具受け口l3に接続する際の抜け止めと
なるクリック用の凸部である。
チャンネル接続具26には、まっすぐに貫通する貫通孔
45が形成されており、その内部に挿通された接続パイ
ブ42によって、チャンネル部24側の吸引チャンネル
24sと、外部の吸引装置と接続される側の吸引チャン
ネル30とが接続されている。
接続具受け口l3は第9図に示されるように、ステンレ
ス鋼などで形成された受け口金50と底口金51とを螺
合して構成されている。
受け口金50は、操作部6のフレーム6lと操作部6の
カバーとの間に固定された支持管60に支持されていて
、外方に向って開口しており、その口元の内壁にはクリ
ック用の凹部50cが形成されている。
底口金51には、接続管59でしきられた内外2重の管
路51w,51aが形成されている。接続管59には、
チャンネル接続具26の筒状部27が接続される。そし
て、管路51w.51aは直角に曲って、接続パイプ5
2,53,を介して、各々給水チャンネル9及び給気チ
ャンネルIOに接続されている。このようにして、内視
鏡の給水及び給気チャンネル9,IOと、シース側の送
水及び送気チャンネル24W,24aとの各チャンネル
の端部は互いに略平行に配置され、それらを接続するた
めの管路がその方向と直交する方向に形成されている。
なお、54,55,56.57及び58はシール用のO
リングである。
第lO図は、チャンネル接続具26と接続具受け口l3
とを接続した状態を示している。この接続は、チャンネ
ル接続具26を矢印Y方向、即ち送気チャンネル24a
1送水チャンネル24w及び給気チャンネルlO、給水
チャンネル9と直角方向に、接続具受け口l3に押し込
むことにより行われる。チャンネル接続具26が弾性を
有するので、その凸部26cと受け口金50の凹部50
Cとがクリック結合し、チャンネル接続具26と接続具
受け口l3とは、着脱自在に接続することができる。
そして、接続状態では、送水用管路51wと26wとが
Oリング56.57によって水密的に接続されて、給水
チャンネル9と送水チャンネル24wとが接続される。
また、送気用管路51aと26aとが気密的に接続され
て、給気チャンネル10と送気チャンネル24aとが接
続される。
第1図にもどり、口元支持体23に内視鏡の挿入管lを
挿入するための構造について説明する。
32は、口元支持体23の基端側に開口する操作部挿入
孔であり、シース部20内に内視鏡の挿入管lを完全に
挿入した状態では、内視鏡の操作部6の端部がゆるく嵌
合する。33は、操作部挿入孔32の奥部に配置される
パッキン部であり、挿入管lをシース部20内に挿脱す
る際に、シース部20内から空気が漏れることを防ぐた
めのものである。
34は、操作部挿入孔32に連通ずる挿入管挿入孔であ
り、筒状部2lにまっすぐに連通している。35は、外
部からシース部内に空気を入れて筒状体を脹らませるた
めの送気口である。
第11図は、パッキン部33の拡大断面図であり、第1
4図はパッキン部33の分解斜視図である。
図中、70は、例えば独立した多数の微小な気泡を有し
た独立気泡スポンジやシリコンゴムなど、気密性が高く
、柔軟で弾性力に富む材料で形成されたパッキンである
。そして、パッキン70には、挿入管lの断面形状より
少し小さい形状寸法の孔7 (Laが穿設されており、
内視鏡の挿入管lの外周を隙間なく密閉することができ
て、引掛かりなく滑らかに挿入管lを挿脱することがで
きる。
7lはパッキン押さえ、72はパッキン受けであり、ど
ちらも硬い材質で形成されて、各々にパッキン70に穿
設された孔より少し大きめの孔7la.72aが穿設さ
れている。パッキン押さえ7lは蓋状に形成され、パッ
キン受け72は筒状に形成されており、パッキン70を
両面から挟んで固着している。また、パッキン受け72
の裏面には、小さな突起72bが突設されている。
73は押さえリング、74はホルダーであり、各々孔7
1a,72aと同程度の直径の円形の孔73a,74a
が穿設されている。ホルダー74に突設された突起74
cは、口元支持体23の孔37に嵌め込まれていて、位
置決め及び回転止めとなっている。
ホルダー74は筒状に形成されており、パッキン70と
パッキン押さえ7l及びパッキン受け72を一体に収納
して、押さえリング73で蓋をされている。そして、押
さえリング73は操作部挿入孔32に接合固定されてい
る。
また、ホルダー74には案内溝74bが形成されており
、パッキン受け72の突起72bはこの案内溝74b内
で移動自在である。したがって、その移動範囲内で、パ
ッキン70はパッキン押さえ7l及びパッキン受け72
と一体に、径方向平面内において可動である。
第12図は、第ll図のxn−xn線断面図であり、内
視鏡の挿入管1が口元支持体23内にまっすぐに挿入さ
れている状態を示している。その状態から挿入管lを回
転させると、第13図に示されるように、挿入管挿入孔
34のU字状の凸部に、内視鏡の挿入管1の凹溝1aが
接触するまで回転し得る。
次に、上記実施例の使用について説明する。
内視鏡の挿入管lを、シース部2oのパッキン部33に
通して、挿入管挿入孔34内に少し挿入した状態にする
と、パッキン70により挿入管lの外周が隙間なく密閉
されて気密になる。そこで、送気口35からシース部2
0内に送気をして筒状体2lを脹らませる。筒状体2l
が脹らんだら、挿入管lをシース部20内にさらに挿入
する。
このとき、第15図に示されるように、挿入管lが撓ん
で挿入されても、パッキン70が径方向に移動するので
パッキン70と挿入管lの間に隙間はできず、シース部
20内から空気が漏れることはない。また、第16図で
示されるように、挿入管1がパッキン70にまっすぐに
挿入されている状態からねじられても、第17図のよう
にパッキン70はそのねじれに応じて回転し、やはりパ
ッキン70と挿入管lの間に隙間はできず、空気は漏れ
ない。
挿入管lが完全に挿入されたら、チャンネル接続具26
を接続具受け口l3に接続することによって、送気チャ
ンネル24aは給気チャンネルlOに接続され、送水チ
ャンネル24wは給水チャンネル9に接続される。また
、チャンネル接続具26の位置より後部の吸引チャンネ
ル30を吸引チャンネル誘導415に嵌め込む。そして
、送気送水操作弁7を操作することによって、先端支持
体22表面に空気及び水を噴きつけることができ、吸引
操作弁8を操作することによって、シース部20の先端
から吸引を行うことができる。また、鉗子挿入孔28か
ら鉗子等の処置具を挿入すれば、吸引チャンネル24s
を通じて生検等の処置を行うことができる。
内視鏡の使用が終了したら、吸引チャンネル30を吸引
チャンネル誘導溝l5から取り外し、さらにチャンネル
接続具26を接続具受け口l3から取り外す。そして、
再び送気口35から送気して筒状体21を脹らませ、内
視鏡の挿入管1をシース部20から抜去する。
なお、パッキン70の孔7.0aの形状は、上記実施例
に限定されるものではなく、内視鏡の挿入部の断面形状
に対応したものであればよい。
[発明の効果] 本発明の内視鏡用シースによれば、内視鏡の挿入管が撓
んだり回転した場合には、その動きに追随してパッキン
が移動することができるので、パッキンと内視鏡の挿入
管との間に隙間が発生しない。したがってシース部内か
らの空気漏れが起こらないので、挿入管を滑らかにシー
ス内部に挿脱することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の部分断面図、第2図はシース
部の外観図、 第3図は内視鏡の外観図、 第4図はシース部の拡大正面図、 第5図は第1図におけるV−V線拡大切断面図、第6図
は第1図におけるVl−VI線切断面図、第7図は第1
図における■−■線切断面図、第8図はチャンネル接続
具の一部を切除して示す底面図、 第9図はチャンネル接続具と接続具受け口の拡大側面断
面図、 第lO図はチャンネル接続具と接続具受け口とを接続し
た状態の拡大側面断面図、 第11図はシース部の部分拡大断面図、第12図はその
xn−xn線切断面図、第13図は使用状態のx■−x
■線切断面図、第14図はパッキン部の分解斜視図、 第15図は使用状態のシース部の部分拡大断面図ミ 第16図はそのXVI−XVI線切断面図、第17図は
使用状態のXVI−XVI線切断面図、第18図ないし
第20図は従来技術の説明図である。 チャンネル、l3・・・接続具受け口、20・・・シー
ス部、21・・・筒状体、24・・・チャンネル部、2
4a・・・送気チャンネル、24w・・・送水チャンネ
ル、24s,30・・・吸引チャンネル、26・・・チ
ャンネル接続具、28・・・鉗子挿入孔、33・・・パ
ッキン部、70・・・パッキン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内視鏡の挿入管に挿脱自在に被覆される気密性のシース
    部と、 上記シース部を脹らませるために、上記シース部内に送
    気をする送気口と、 内視鏡の挿入管の外周面との間を隙間なく密閉した状態
    で、内視鏡の挿入管を挿脱することができるように、上
    記シース部の基端開口部に設けられたパッキンと を有する内視鏡用シースにおいて、 上記パッキンを上記シース部の径方向平面内において可
    動に設けたことを特徴とする内視鏡用シース。
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