JPH0329611A - 誘眠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、誘眠装置に関するもので、更に詳しくは、ベ
ノドおよびその他睡眠装置に配置されて周辺の環境温度
をｉＡ節することにより睡眠状態に早く誘導する誘眠装
置に関するものである．〔従来技術〕 近年、？！［雑化した社会の中で、不安、不満、怒り、
いらいら等の心理的、猜神的なストレスが増大しており
、これらのストレスが不眠症等の原因となってきている
．このようなストレスを解消し睡眠状態に早く誘導し、
熟眠させる方法として、音による刺激や振動による刺激
等の刺激を使用者が心地好いと感じる程度に与えたり、
室内や寝床内の温度や湿度を使用者が心地好いと感じる
程度に適度に調節するのが効果的であるということが知
られている． このような見地から、従来より換気装置や室内空調機な
どにより、室内の温湿度が適当になるように工夫されて
いる． また、頭部に直接接触する装置の別の例として冷却枕な
どが考えられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来の換気装置においては調温性能に難
点があり、室内空１！機においては気流を肌で感しるた
め、睡眠が浅くなったり覚醒するといった問題があった
． また、従来の室内空調機では、スイソチの切替えおよび
空気吹き出し口からの送風音による騒音で、睡眠が妨害
されるという問題があった。

また、冷却枕は、冷え過ぎによる睡眠の浅化や覚醒が生
しるという問題があった． 本発明の誘眠装置は前記従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、気流や騒音の発
生がなく、且つ、人床時、睡眠時および目覚め時のそれ
ぞれに対応して適性温度が得られる誘眠装置を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達戒するための、請求項１にかかるこの発明
は、寝台の頭部側近傍に配置され、内部に潜熱蓄熱材に
て構戒される蓄熱層を有する放熱パネルと、前記蓄熱層
へ熱を供給するための熱源とから構威されてなることを
特徴とする誘眠装置である． 請求項２にかかるこの発明は、前記蓄熱層をそれぞれ融
点の異なる複数の潜熱蓄熱材により構成し、且つ、前記
放熱パネルの厚み方向に潜熱蓄熱材の融点が温度勾配を
持つように層状に配置することを特長とする請求項１に
記載する誘眠装置である。

ここで、蓄熱層の形態としては、潜熱蓄熱時材の染みだ
しを防止する容器に潜熱蓄熱材をそのままもしくは、粒
状物に潜熱蓄熱材を包含させて蓄熱ペレットとしたもの
を封入し、その容器で蓄熱層を形成する方法と、上記蓄
熱ペレットの外表面に蓄熱材染みだしを防止する皮膜を
形威せしめ、熱伝導率のよい物質へ混入する方法がある
．［作用］ 請求項ｌにかかるこの発明の作用は、放熱パネル内の蓄
熱層を構成する潜熱蓄熱材は、予め加熱または、冷却さ
せて、相転移させておくことにより、入床後壁面を通じ
て外気と熱交換し、発熱または、吸熱する． 請求項２にかかるこの発明の作用は、前記蓄熱層が融点
の異なる複数の潜熱蓄熱材により構成され、且つ、前記
放熱パネルの厚み方向に潜熱蓄熱材の融点が温度勾配を
持つように層状に配置されているので、放熱温度を順次
変化させる．なお、人体の頭部は室内温度のセンサーの
役目をするので、人体頭部近傍に快適温度空間を作り出
す放熱面を配置することにより、あたかも室内全体が最
適温度に制御されているという錯覚のような現象を生し
させ、エネルギーのランニングコストが格安となる。

［実施例］ この発明の誘眠装置の実施例について、第１図に基づい
て説明する． 図に示すように、この発明の誘眠装置は、人体ｌ２の頭
部近傍に配置された放熱パネル７と、熱源として、冷却
器４とヒータｌ３とを有し、これに、熱交換器３と、熱
交喚タンク５と、配管１とから構戒されている． 配管１は熱交換タンク５と放熱バネル７とを連結するよ
うに配管されている． 放熱バ不ル７の面内部には、蓄熱のための配管ｌを挟ん
で断熱材６および中継板２が配置され、さらにその下に
蓄熱Ｎ８乃至１１が配置されている． 蓄熱層８乃至１ｌはそれぞれコンクリートの中に潜熱蓄
熱材を混入させた薄層のパネル状物で、それぞれの内部
に包含される潜熱蓄熱材の融点が、放熱パネル７の厚み
方向に温度勾配を持つように配置されている。

ここで、潜熱蓄熱材の使用形態としては、粒状物中に潜
熱蓄熱材を含浸させた後、その粒状物の表面に染みだし
防止皮膜を形威せしめて蓄熱ベレソトとして用いている
（特開昭６２−１８７７８２号公報参照）． 以下、この発明の作動と放熱パネル７の構或の詳細を夏
期の場合を例にして述べる． 冷却器４と熱交換器３とにより冷却された熱交換夕冫ク
５の中で、配管ｌの中のプライアンは冷却され、蓄熱用
の放熱パネル６を通じて蓄熱層８乃至ｌｌが冷却され、
それぞれの内部に包含されている潜熱蓄熱材が相転移（
凝固）して蓄冷される。

ここで蓄熱層８に用いる潜熱蓄熱材としては、人床時に
おける快ａ／！ｉ度より若干低温度である２０ａＣの融
点を有するものが用いられている。

蓄熱層９乃至１１は蓄熱層８に比べ、包含する潜熱蓄熱
材の融点が順次高くなるよう配置され、蓄熱層１ｌにお
いては２６゜Ｃ近辺の融点を有する潜熱蓄熱材を用いら
れている。

なお、放熱パネル７からの輻射効率を高めるため、放熱
パネル７の外面（放熱面）は黒色に塗装されている．　
また、放熱パネル７の両端にカーテンなどを吊るすと周
囲の環境温度の設営により効果的となる。

（発明の効果） 請求項ｌにかかるこの発明の効果は、上記の通り構威さ
れているので、放熱パネル内の蓄熱層を構或する潜熱蓄
熱材は、予め加熱または冷却させて、相転移させておく
ことにより、入床後、放熱パネルを通して外気と熱交換
して、発熱または、吸熱するので、気流と騒音を発生せ
ずに周囲の環境温度を１１節する。

請求項２Ｌこかかるこの発明の効果は、上記効果に加え
て、蓄熱層に含まれる潜熱蓄熱材の融点が放熱パネルの
厚み方向に瓜度勾配を持つように層状に配置されている
ので、放熱温度が順次所定の温度に変化し、入床時、熟
眠時および目覚め時において、それぞれ快適温度となる
ように制御される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の誘眠装置の一実施例の一部破断斜視
図である． １一　配管、２一　　中継板、３一　　熱交換器、４−
冷却器、５−・・熱交換タンク、６一　　断熱材、７・
一放熱パネル、８乃至１１−・一蓄熱層、１２−・人体
、１３・−　ヒータ．

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）寝台の頭部側近傍に配置され、内部に潜熱蓄熱材
   にて構成される蓄熱層を有する放熱パネルと、前記蓄熱
   層へ熱を供給するための熱源とから構成されてなること
   を特徴とする誘眠装置。
2. （２）前記蓄熱層が融点の異なる複数の潜熱蓄熱材によ
   り構成され、且つ、前記放熱パネルの厚み方向に潜熱蓄
   熱材の融点が温度勾配を持つように層状に配置されてい
   ることを特徴とする請求項１に記載する誘眠装置。