JPH03294292A - 接着剤として有用なペプチドおよびその製造方法 - Google Patents

接着剤として有用なペプチドおよびその製造方法

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JPH03294292A
JPH03294292A JP2096138A JP9613890A JPH03294292A JP H03294292 A JPH03294292 A JP H03294292A JP 2096138 A JP2096138 A JP 2096138A JP 9613890 A JP9613890 A JP 9613890A JP H03294292 A JPH03294292 A JP H03294292A
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methylpropyl
substituent
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ルイス オー.ブルジオ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は接着剤として有用なペプチドおよびその製造方
法に関る、。
発明の背景 接着剤として有用なペプチドがミチルス(Mytilu
s )属のムラサキガイ(mussels )から、さ
らに詳細に言えば、この種のムラサキガイのボJフェノ
ール系腺(gtand )から得ることかできることは
知られている。この種のデカペプチドは、1986年4
月29日付でνBiteに対し発行された米国特許第4
,585.585号に記載されている。Waiteおよ
び彼の共同研究者達は、このデカペプチドおよびその接
着剤としての使用を次の刊行物に記載している: Bj
ocheIl、 Biophys、 Res。
Co+uun、、96:1554〜1561頁(198
0年)+5cience、2212 :1038〜10
40頁(1981年)  ;J、 Bjol、 Che
w、、 258.2911〜2915頁(1983年)
  ; BiocheIIistry。
24:5010〜5014頁(1985年);」。
Col1p、 Physio1肌156:491〜49
6頁(1986年)   ;  Int、  J、  
Adhesion  and  Adhesives。
&:9〜1.4(1987年);およびJADA、 1
12 + 879頁(1986年)。これらの刊行物に
記載されている接着剤は、水中に沈めた表面を含む、か
なり多くの表面に対し、異常なほど効果的な接着性を示
す。しかしながら、Waiveによって記載された、生
体接着性(bioadheslve )タンパり質の精
製方法は、ムラサキイガイの足からの腺の分離(djs
ection ) 、分画抽出処理および数個のクロマ
トグラフィ工程を包含し、これによって、高純度のポリ
フェノール系タンパク質を得る方法である。
本発明により、ミチルス(Mytilus )属の成る
種のムラサキイガイのフェノール腺(pheno 1g
1and )から、yaiteによって記載されたもの
とは異なっており、ヘプタペプチド反復単位にもとづく
、接着性ペプチドを生成る、ことができることが見い出
された。さらにまた、ムラサキイガイからの、この新規
な接着性ペプチドの抽出は、Waiteによって記載さ
れた方法に比較して、さらに簡単であり、かつまた安価
であり、従って、この方法を商業レベルにまで規模を拡
大る、場合における困難を減少させることができること
が見い出された。
本発明の要旨 従って、本発明は下記の式で示されるペプチドをti供
る、: (式中、置換基Xは、それぞれ独立して、水素原子また
はヒドロキシル基であり、if換基Rは、それぞれメチ
ルエチル、1−メチルプロピルまたは2−メチルプロピ
ル基であり、したがって、n単位のそれぞれのC末端か
ら二番目の基はバリン、イソロイシンまたはロイシンで
あり、そしてnは1〜約1000の整数である)。
本発明はまた、上記式において、置換基Xが、それぞれ
独立して、水素原子またはヒドロキシル基であり、そし
て置換基Rがメチルエチル、1−メチルプロピルまたは
2−メチルプロピル基であり、したがって、各反復単位
のC末端がら二番目の基かバリン、イソロイシンまたは
ロイシンである、反復単位2〜約1000個からなり、
この反復単位の隣接る、2個は、ペプチド結合、オリゴ
ペプチドまたは二官能性ペプチドカップリング剤により
相互に連結している、ペプチドを提供る、。
このヘプタペプチド配列のアミノ酸配列は次のとおりで
ある: r−ALA−GLY−(TYRまたはDOPA)−GL
Y−GLY−(VALまたハL E UまタハILE)
−(LYSまたはHO−LYS)−Jさらにまた、本発
明は接着性タンパク質の製造方法を提供し、この方法は
、 (イ)アウラフミア エチル(AulacoIlya 
ater)、コロミチルス コルス(Choromyt
Hus  chorus)、ミチルス キレンシス(M
ytNus chllensjs )およびベルミチル
ス ブルブラタス(Peru■ytiluspurpu
ratus)よりなる群から選ばれるムラサキイガイの
足からの組織をホモゲナイズし、而して、この均質化は
不活性雰囲気の下で行ない:(ロ)生成したホモゲネー
トから固体相を分離し; (ハ)この固体相を酸溶液中で再びホモゲヅイズし、次
いで生成したホモゲネートから上澄液を分離し; (ニ)この上澄液を水性溶液に対して透析し−次いで (ホ)工程(二〕で生成された非透析フラクションに、
少なくとも1容量のアセトンまたは3容量のエタノール
を添加る、ことによって、このフラクションから接着性
タンパク質を沈殿させる、ことよりなる方法である。工
程(ホ)においては、メタノールまたはその他の溶剤を
使用る、ことができる。上記均質化工程(イ)において
はフェノール腺を予め分離る、必要はない。
発明の詳細な説明 本発明の重合体状ペプチドは、中性または弱塩基性緩衝
剤中でトリプシンで処理る、ことによって、その単量体
状ヘプタペプチド形に解重合させることができる。
このようにして生成されたヘプタペプチドは、Cカラム
における逆相高圧液体クロマトグラフィにより精製る、
ことができ、次いで二官能性試薬、たとえばグルタルア
ルデヒドで処理る、ことにより、または結合性基、たと
えばアミノ酸、オリゴペプチドまたはその他の二官能性
スペーサーを介してカップリングさせることにより結合
させ、接着性重合体を形成る、ことができる。少なくと
も200個のヘプタペプチド単位を含有る、、この生体
接着性ポリフェノール系タンパク質は非常に粘性の溶液
を生じるが、最良の接着性を示す。
般に、この接着性重合体は重合体約10$■/mlを超
えない溶液中で保存る、ことが奨められる。
これは、さらに濃厚な溶液がゲル化る、傾向を示すから
である。また、この溶液は不活性気体、たとえば窒素雰
囲気の下に、または減圧下に保存る、ことが望ましい。
この重合体溶液は、pH3付近の酸溶液中に保持る、か
ぎり、非接着性であり、かつまた安定である。このpl
(は、好ましくは酢酸緩衝液により保持る、。この重合
体溶液を接着剤として使用る、ためには、そのpHをほ
ぼ中性にまで、好ましくは酸溶液にアルカリ性緩衝剤を
添加る、ことによって、上昇させる必要があるだけであ
り、この中性にされた溶液を接着させる表面と相互に接
触させればよい。
本発明の接着性重合体は、たとえば下記の用途に使用る
、ことができる: (a)細胞のベトリ皿またはその他の固体支持体への接
着を達成る、ことができる。
(b)医療および歯医療におけるいくつかの接着用途に
提供る、ことができる。医療用途には、裂けたあるいは
その他の様相で損傷した器管の修復、特に骨折、網膜剥
離および角膜剥離の治癒が含まれる。また、この接着剤
は避妊法として女性の卵管をブロックる、ために使用る
、ことができる。
歯医療用途には、むし歯の治療に、永久閉鎖剤として、
および歯根手術における接着剤としての使用が含まれる
(c)本発明の接着剤は、たとえばELISA検定法に
おいて、抗原または抗体の担体への接着に使用る、こと
ができる。この用途においては、常用のプラスチック担
体壁に、この接着剤を塗布し、次いで抗原または抗体を
接着剤の上に置き、担体に接着させる。
(d)工業的用途にも使用る、ことができる。これらの
用途には、マイクロエレクトロニクス部品のコーティン
グが含まれる。本発明の接着剤は腐蝕防止剤および導電
性接着剤として作用る、。これはこの生体接着剤が導電
性であることによる。
船舶工業において、この接着剤は海洋生物の生育および
腐蝕による汚染を防止る、ために、船体の塗布に使用る
、ことができる。
(e)本発明の接着剤は、工業的バイオリアクターの構
築において、酵素および細菌をガラスピーズまたはその
他のプラスチック担体に不動化る、ことができる。
本発明の好ましいペプチドは、その置換基Xがそれぞれ
ヒドロキシル基であるもの、およびその置換5Rがメチ
ルエチル基であり、したがって、各単位のC末端から二
番目の残基がバリン残基であるものである。
本発明の接着性ペプチドの抽出に好適なムラサキイガイ
は、アウラコミア エチル(Aulacomyaatc
r)である。これは、このムラサキイガイが本発明に記
載のヘプタペプチドが単離されるポリフェノール系タン
パク質を産生ずることが見い出されたからである。さら
にまた、このムラサキイガイは接着性タンパク質を高収
率でもたらす。
Waiteによって記載された方法(上記参照)では、
代表的に、たとえばミチルス エダリス(MyLilu
s edulis)からのムラサキイガイの足またはフ
ェノール腺100個当りで、彼の接着性タンパク質的2
〜3mgが生成されているのに対し、本発明の方法では
、ムラサキイガイの足100個当りで接着性タンパク質
的15mgにのぼる約5倍の塁でアウラコミア エチル
の本発明の接着性タンパク質が生成される。
本発明の方法においては、痕跡量の重金属(たとえば、
使用しなければならない試薬のうちのかなりに、しばし
ば見い出される重金属)の存在でさえも、接着性ペプチ
ドの早過ぎる硬化を生じさせることができる。この問題
を克服る、ために、工程(イ)におけるホモゲネートに
、およびまた。
工程(ニ)における、ホウ酸ナトリウムに対る、透析媒
質中に、キレート剤、たとえばエチレンジアミン四酢酸
を添加る、ことが望ましい。しかしながら、このキレー
ト剤は工程(ホ)における沈殿の前に、透析により除去
し、この沈殿に関与しないようにすべきである。また、
本発明の接着性ペプチドは大気中酸素に対して感受性で
あるので、工程(ハ)における再均質化に使用される溶
液中に、酸素捕獲剤を含有させることが望ましい。この
目的に奨励される捕獲剤は2−メルカプトエタノールで
ある。1回目の均質化に使用される溶液には、ムラサキ
イガイに天然に存在る、、トリプシン様活性体のいずれ
かによる、接着性ペプチドの分解を回避る、ために、ト
リプシン阻害剤を含有させることが望ましい。さらにま
た、ホウ酸ナトリウムに対る、透析に使用される水性溶
液中に界面活性剤を含有させると有利であることが見い
出された。適当な界面活性剤は市販されている。
このような界面活性剤は、rTRITON  X−10
0」の商品名で販売されている。
本発明の方法は、3回の透析工程を包含る、ことができ
る。第1回の透析工程は酢酸の濃度を下げるための冷水
に対る、ものであり、その後0、IMホウ酸ナトリウム
(+その他の成分)に対る、第二回の透析を行なう。こ
の第2回の透析工程は、夾雑る、コラーゲンを沈殿させ
、ポリフェノール系タンパク質を溶液中に残すことから
、重要である。第三回の酢酸に対る、透析工程は、ホウ
酸ナトリウムおよびEDTAの大部分を除去し、かつま
たポリフェノール系タンパク質を含有る、溶液のpHを
低下させる。
本発明のペプチドは、上記記載において、特定のムラサ
キイガイからの抽出によって生成されているが、このよ
うなペプチドはまた、ペプチド合成技術の当業者に周知
の技術を使用して、それらの構成アミノ酸から合成る、
ことができることは勿論のことである。たとえば、単量
体状ヘプタペプチドを固体状態で合成し、次いで所望に
より、このヘプタペプチドを、すでに開示されている重
合技術のいずれかによって重合させる。
次例は本発明の方法の好適態様で使用される試薬、条件
および技術の詳細を例示る、だけの目的で示すものであ
る。
例 アウロコミア エチル(Aulocoa+ya ate
r)種のムラサキイガイをChi 1ean海岸の漁獲
物から入手し、各ムラサキイガイの足をその基部から切
り取り、液状窒素中に移す。この方法で250〜100
0gの足を得る。本発明の方法では、時間がかかり、か
つまた実施が難しい、ムラサキイガイの足からのフェノ
ール腺の分離を予め行なう必要はない。従って、凍結し
た足10g−をdaringブレンダー内において窒素
雰囲気の下に、50 sM Tris−HC1緩衝液(
pH7,5) 、IM  Nacl、25−Mエチレン
ジアミン四酢酸(EDTA) 、51Mエチレングリコ
ール−ビス(β−アミノエチルエーテル)−N、N、N
’ 、N’ −四酢酸(EGTA)、1gMフェニルメ
チルスルホニルクロライド、1gMシアン化カリウムお
よび101 N−エチルマレイミドよりなり、1ml当
り20μgの大豆トリプシン阻lF剤を含有る、溶液1
00m1中で、4℃においてホモゲナイズる、。生成る
、ホモゲネートを3000Gで10分間、遠心処理し、
上澄液は粟る。この遠心分離物を上記した条件と同一の
条件の下であるが、0.9M酢酸、10d2−メルカプ
トエタノールおよび11Mフェニルメチルスルホニル 
フルオライドよりなる溶液l。
0ml中で再均質化る、。生成る、ホモゲネートを4℃
において、10,0OOGで30分間遠心処理し、遠心
分離物は棄て、上澄液(ポリフェノール系タンパク質を
含有る、)だけを採取る、。
この上澄液を冷蒸留水100容量に対して4時間、次い
でTRITON  X−100界面活性剤0.1%およ
び51Mエチレンジアミン四酢酸を含有る、0、1Mホ
ウ酸ナナトリウム溶液pH8,7)100容量に対して
、透析る、。非透析フラクションを5000Gで15分
間遠心処理し、得られた清明な上澄液を、0.9M酢酸
に対して4℃で4時間、再び透析る、。
このようにして得られた非透析フラクションを次いで、
1容量のアセトンと、あるいは3容量のエタノールと混
合し、0.01% TRITONX−100,0,15
M  HCj!、1sMエチレンジアミン四酢酸および
255M  2−メルカプトエタノールを含有る、溶液
を生成る、成分をここに加える。生成した溶液を一20
℃で一夜にわたり放置し、そこから沈殿したポリフェノ
ール系タンパク質を、4℃において、5,0OOGで1
0分間遠心処理る、ことにより分離る、。この遠心分離
物を少量の0.9M酢酸中に溶解し、適量づつ分離し、
窒素雰囲気の下に、プラスティック製管に封入して保存
る、。
さらに精製る、場合には、上記の濃厚フラクションを高
圧液体クロマトグラフィ用のカラムを使用し、ゲル透過
クロマトグラフィ処理る、。このクロマトグラフィはポ
リスチレン多ヒドロキシル化カラム(Shisadzu
製; Shim−Pacx、  S HG −3OW、
  7. 9vx嘗X25C1+m)+こおいて、30
%アセトン、5%酢酸、11Xエチレンジアミン四酢酸
および0.02%セチルトリメチルアンモニウムブロマ
イドを含有る、溶剤混合物を使用し、1m1Z分の流速
で行なう。ジヒドロキシフェニルアラニン(DOPA)
を含有る、フラクションを集め、前記したように、アセ
トンまたはエタノールで沈殿させ、0.9N酢酸に溶解
し、封鎖管内で窒素雰囲気の下に保存る、。
必要に応じて、vaite等により記載された方法(B
lochemistry、   24  :  5 0
 1 0〜5 0 1 4 頁。
1985年)に従い、C−8カラム(Merckからの
Llchrosorb ; 250 am X 4 、
 5 mm)において、0.1%三フッ化酢酸中のアセ
トニトリルの薄い直線の勾配の溶出剤を使用し、逆相ク
ロマトグラフィによって、最終精製を行なう。
このようにして得られたポリフェノール系タンパク質の
構造を決定る、ために、このタンパク質の試料を、%l
ai Leの前記米国特許箱4,585゜585号の例
2に記載の方法(この記載を引用してここに組入れる)
で、トリプシンで消化させる。
この消化により、GLY、ALA、DOPAまたはTY
RおよびLYSまたはHYLの共通アミノ酸組成を有る
、6種のヘプタペプチドの混合物が得られた。さらに、
この生成物中に、アミノ酸VAL、ILEおよびLEυ
が見い出された。これらのペプチドを分解させ、C8カ
ラムで逆相高圧液体クロマトグラフィ処理により精製し
、次いでシークエンサーで分析した。この分析の結果は
、アウラコミア エチル(Aulacogya ate
r)から単離されたポリフェノール系タンパク質から単
離された、このヘプタペプチド混合物が下記の共通構造
を有る、ことを示した; (式中、置換基Xは、それぞれ独立して、水素原子また
はヒドロキシル基であり、置換基Rは、それぞれ、メチ
ルエチル、1−メチルプロピルまたは2−メチルプロピ
ル基であり、従って、このペプチドのC末端から二番目
の基はバリン、イソロイシンまたはロイシンである)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、置換基Xは、それぞれ独立して、水素原子また
    はヒドロキシル基であり、置換基Rは、それぞれメチル
    エチル、1−メチルプロピルまたは2−メチルプロピル
    基であり、従ってn単位のそれぞれのC末端から二番目
    の基はバリン、イソロイシンまたはロイシンであり、そ
    してnは1〜約1000の整数である) で示されるペプチド。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、置換基Xは、それぞれ独立して、水素原子また
    はヒドロキシル基であり、そして置換基Rはメチルエチ
    ル、1−メチルプロピルまたは2−メチルプロピル基で
    あり、従って、このペプチドのC末端から二番目の基は
    バリン、イソロイシンまたはロイシンである) で示されるヘプタペプチド。
  3. (3)置換基Xが、それぞれヒドロキシル基であり、そ
    して置換基Rがメチルエチル基である、請求項2に記載
    のヘプタペプチド。
  4. (4)次式で示される反復単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、置換基Xは、それぞれ独立して、水素原子また
    はヒドロキシル基であり、そして置換基Rは、それぞれ
    メチルエチル、1−メチルプロピルまたは2−メチルプ
    ロピル基であり、従ってこの反復単位のそれぞれのC末
    端から二番目の基はバリン、イソロイシンまたはロイシ
    ンである)の2個〜約1000個よりなり、この反復単
    位の隣接する2個の単位はペプチド結合、オリゴペプチ
    ドまたは二官能性ペプチドカップリング剤により相互に
    連結されている、ペプチド。
  5. (5)二官能性ペプチドカップリング剤がグルタルアル
    デヒドである、請求項4に記載のペプチド。
  6. (6)接着性タンパク質の製造方法であって、 イ)アウラコミアアテル(Aulacomya ate
    r)、コロミチルスコルス(Choromytilus
     chorus)、ミチルスキレンシス(Mytilu
    s chilensis)およびペルミチルスプルプラ
    ツス(Perumytiluspurpuratus)
    よりなる群から選ばれるムラサキイガイ(mussei
    )の足からの組織を、窒素雰囲気の下に、ホモゲナイズ
    し ロ)生成したホモゲネートから固体相を、遠心処理によ
    り分離し、 ハ)この固体相を酸溶液中で再びホモゲナイズし、次い
    で生成したホモゲネートから上澄液を分離し、 ニ)この上澄液をホウ酸ナトリウムの水溶液に対して透
    析し、次いで ホ)工程(ニ)で得られた非透析フラクションに少なく
    とも1容量のアセトンまたは3容量のエタノールを加え
    、このフラクションから接着性タンパク質を沈殿させる
    、 ことを特徴とする製造方法。
  7. (7)工程(ニ)で使用する水溶液が界面活性剤を含有
    する、請求項6に記載の製造方法。
  8. (8)工程(イ)のホモゲネートに、および透析工程(
    ニ)において、キレート剤を添加する、請求項6に記載
    の製造方法。
  9. (9)キレート剤がエチレンジアミン四酢酸である、請
    求項8に記載の製造方法。
  10. (10)使用するムラサキイガイがアウラコミアアテル
    (Aulacomya ater)である、請求項6に
    記載の製造方法。
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