JPH03292495A - 内面塗膜付被覆断熱管 - Google Patents

内面塗膜付被覆断熱管

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JPH03292495A
JPH03292495A JP9374190A JP9374190A JPH03292495A JP H03292495 A JPH03292495 A JP H03292495A JP 9374190 A JP9374190 A JP 9374190A JP 9374190 A JP9374190 A JP 9374190A JP H03292495 A JPH03292495 A JP H03292495A
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JP
Japan
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tube
coated
acid
heat
rosin skeleton
Prior art date
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Pending
Application number
JP9374190A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nishikawa
勇二 西川
Katsuumi Hosokawa
細川 勝海
Masami Ishimabuse
石間伏 正己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH03292495A publication Critical patent/JPH03292495A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築配管設備等において使用される給湯給水
用断熱管等に関するもので特に耐食性を大巾に改善した
内面塗膜付被覆断熱管に係るものである。
〔従来の技術とその課題〕
金属管特に鋼管は他の配管材等に比して耐食性、加工性
、施工性などが優れるいることから断熱被覆した構造の
ものを含めて建築分野において広く使用されている。
しかしながら一部の特殊な水質や環境では腐食による漏
水、銅イオン溶出を伴う水や衛生器具の着色などの問題
を起すことがあり、耐食性の優れた被覆断熱配管材の出
現が要望されていた。
このような従来の鋼管における問題を解決するために、
本発明者らは、鋼管の内面にエポキシ変性シリコン樹脂
を基材とする塗料を塗布した内面塗膜付被覆断熱管を開
発し、特願平1−62661号として出願した。この内
面塗膜付被覆断熱管は鋼管の有する加工性や施工性を損
なうことなく耐食性を大巾に向上させた。
しかしながら、上記した内面塗膜付被覆断熱管の場合、
長期使用での密着性に不安があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記の問題に鑑み種々検討の結果、金風管、特
に鋼管のもつ加工性、施工性を保持しながら密着性、耐
食性をさらに改善した内面塗膜付被覆断熱管を開発した
ものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、金
属管の内面にエポキシ変性シリコン樹脂を基材とする塗
料中にロジン骨格含有のボ断熱管である。
すなわち本発明は鋼管、アルミニウム管などの金属管の
内面にエポキシ変性シリコン樹脂を基材とする塗料中に
ロジン骨格含有ポリマーを0.5〜10%の範囲に添加
した塗膜を5〜400nの厚さに形成しかつ管表面に断
熱材を被覆することにより、金属管、特に銅管の有する
加工性および施工性を損なうことなく密着性、耐食性を
格段に向上せしめたものである。
しかして本発明においてエポキシ変性シリコン樹脂を基
材とする塗膜の膜厚を5〜400−に限定したのは膜厚
が511mより薄いと均一な膜厚の形成が困難となり、
十分な耐食性が得られないからであり、膜厚が400−
を越えると管が曲げ加工を受けた場合、塗膜表面の応力
が高(なり分子架橋部分が機械的に切断され塗膜表面に
微細なりランクが発生する。クラックが発生すると毛細
現象により水分子が塗膜中に浸透していき銅と接触する
ことになる。このクランクの発生は管が40@(R40
〜50)程度の曲げの場合、400−を越えると発生率
が急激に高くなる。
またエポキシ変性シリコン樹脂を基材とする塗料中にロ
ジンを添加する理由は、ロジンは松の木またはトール油
から得られる天然樹脂の1種であり、樹脂酸と中性物質
から成るものである。樹脂酸は、炭素数20の化合物で
ヒドロフェナンスレン骨格にカルボキシル基(−COO
H基)1個を有する塩基酸からなり、ジテルペン樹脂酸
と呼ばれるグループに属している。また中性物質はエス
テル類で水酸基(−OH基)を有している。すなわちロ
ジンは極性基を多数有しているものである。
一般に金属の表面に塗料を密着させるためには、金属表
面を粗くして表面を活性化し、かつ塗料中に極性基を多
く有しているかどうかで左右される。
上記のロジンは極性基を多数有し、分子数も小さいこと
から金属との相容性が良くなり密着性をさらに改善でき
るものである。
前記のジテルペン樹脂酸から成る混合物とは、例工ばア
ビエチン酸、ネオアビチェン酸、ヒドロアビエチン酸、
ボビマル酸、パラストリン酸、ジヒドロマガチン酸、ピ
マル酸、イソピマル酸、サンダラフピマル酸、レボピマ
ル酸などであり単独もしくは複数を選択して使用できる
ロジン骨格含有のポリマーを添加する量を0.5〜10
%の範囲に限定した理由は、添加量が0.5%よりも少
ないと密着性が向上せず、添加量が10%よりも多いと
ゲル化してしまうからである。そしてエポキシ変性シリ
コン樹脂は上記の添加量の残部であり、エポキシ樹脂5
%〜30%、シリコン樹脂、70%〜95%が好ましい
範囲である。その理由は、給水、給湯用などの銅管に要
求される塗料は、まず銅との密着性が重要で、次に耐久
性、耐熱性(軟ろう温度に対する)であり、シリコン樹
脂のみでは耐熱性は有するものの密着性が劣るからで、
エポキシ樹脂とシリコン樹脂を上記の範囲としたのは、
この範囲外では、銅との密着性または耐熱性のいずれか
が劣るからである。
また断熱材は、特にプラスチック発泡体及びゴム発泡体
に限定するものではないが好ましくはプラスチック発泡
体では、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、
EVA発泡体、EEA発泡体及びゴム発泡体ではウレタ
ン樹脂発泡体、フン素樹脂発泡体を使用する。
〔実施例] 以下に本発明の一実施例について説明する。
市販のエポキシ樹脂塗料30%とシリコン樹脂塗料70
%を所定の範囲に混合し、混合した塗料の中に、ロジン
骨格含有のポリマーを添加した。添加したロジン骨格含
有のポリマーは、荒用化学工業(株)製のスーパーエス
テルA−125(商品名)を使用して5%添加した。さ
らに所定の溶剤を加えて塗料を調合し、これを外径15
.88φ鵬、肉厚0.7mの銅管の内面に塗装し、厚さ
を1〜500uに変えた塗膜を形成した。そして管外面
には、発泡ポリエチレンの断熱材を被覆して内面塗膜付
被覆断熱管を作製した。これを加速試験として沸騰水道
水中に30日間浸漬した。30日間浸漬後にJISK 
54006.15ゴバン目試験に準拠して密着性を評価
した。その結果を第1表に示した。なおゴバン目試験は
100個のます目に対して剥離しない場合は100/1
00である。
第1表から明らかなように本発明のものはロジン、骨格
含有のポリマーを添加していない塗装鋼管と比較して、
はるかに優れた密着性を有することが判る。一方膜厚が
1〜4μであるものは、塗膜にフクレが認められた。ま
た膜厚が50mであるものは、塗膜にフクレ、剥離が認
められた。
〔効果〕
以上に説明したように本発明によれば加工性や施工性を
損なうことなく密着性を大巾に向上させた内面塗膜付被
覆断熱管が得られるもので、工業上顕著な効果を奏する
ものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属管の内面にエポキシ変性シリコン樹脂を基材
    とする塗料中にロジン骨格含有のポリマーを添加した塗
    膜を5〜400μmの厚さに形成し、管外表面に断熱材
    を被覆してなる内面塗膜付被覆断熱管。
  2. (2)ロジン骨格含有のポリマーの組成はジテルペン樹
    脂酸からなる混合物であり、該混合物の添加量は0.5
    〜10%の範囲であることを特徴とする請求項1記載の
    内面塗膜付被覆断熱管。
  3. (3)断熱材がプラスチック発泡体およびゴム発泡体で
    あることを特徴とする請求項1記載の内面塗膜付被覆断
    熱管。
JP9374190A 1990-04-09 1990-04-09 内面塗膜付被覆断熱管 Pending JPH03292495A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111019424A (zh) * 2019-12-04 2020-04-17 北京科技大学 钢结构设备用真空陶瓷微珠隔热防腐涂料及制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111019424A (zh) * 2019-12-04 2020-04-17 北京科技大学 钢结构设备用真空陶瓷微珠隔热防腐涂料及制备方法
CN111019424B (zh) * 2019-12-04 2021-07-23 北京科技大学 钢结构设备用真空陶瓷微珠隔热防腐涂料及制备方法

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