JPH03292374A - 表面被覆剤および表面被覆法 - Google Patents

表面被覆剤および表面被覆法

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JPH03292374A
JPH03292374A JP9434890A JP9434890A JPH03292374A JP H03292374 A JPH03292374 A JP H03292374A JP 9434890 A JP9434890 A JP 9434890A JP 9434890 A JP9434890 A JP 9434890A JP H03292374 A JPH03292374 A JP H03292374A
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JP
Japan
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silicone compound
compound
surface coating
silicone
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP9434890A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kono
研二 河野
Shoji Nishihara
昭二 西原
Ichiji Miyata
一司 宮田
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物品の表面保護のための表面被覆剤および表面
被覆法に係わり、さらに詳しくは、その被覆層の耐久性
の改良に関する。
〔従来の技術〕
シリコーン化合物は、優れた潤滑性、腕木性を有するの
で、物品の表面保護のための表面被覆剤として広く用い
られている。しかしながら物品の表向との接着性が弱く
、摩擦などの外的作用によって表面から脱離しやすい。
よって長期にわたって初期のn滑性、腕木性等の性能を
持続させることができなかった。この欠点を補うため、
シリコーン化合物中に各種極性基を導入することが行わ
れている。これにより、シリコーン化合物被膜の所要性
能の持続時間をある程度延ばすことは可能となったが、
用途によってはまだ不十分である。
これは、極性基のみによるシリコーン化合物の被被覆物
への接着力が十分でないためである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、上記従来のシリコーン化合物表面被覆剤の
接着力不足という欠点を解決し、以って耐久性に優れた
表面被覆剤倉提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題点全解決するため、鋭意検討を重ねた結果、シ
リコーン化合物に、アミノ基あるいは水酸基を含有させ
、これとこのアミノ基あるいは水酸基と反応し、シリコ
−/化合物を架橋構造とさせるポリインシアネート化合
物とを併用することにより、耐久性に優れたシリコーン
表面被覆物が得られることを見出し、本発明をなすに至
った。
さらに、特に頻繁に外的作用を受ける場合の耐久性全確
保するためには被覆層を有機溶剤、例えばn−へキサン
で処堆し、溶剤可溶性成分を除去した後、XIII光電
子分光法(以後XPSと表わす)の角度変化法を用いて
測定した被覆層の厚さが20λ以上であることが必要で
ある。
上記被覆層の厚さは、下記方法によって求めた。
即ち、XPSでの光電子脱出深度を一定値とすると、試
料表面を光電子の脱出方向の角度toとした場合、有効
な脱出深度はsinθに比例する。このようにして、試
料表面から表面層を形成している物質の主な構成原子で
ある炭素、酸素、窒素およびケイ素原子からの光電子を
上記の角度θを変えて測定し、前記各原子数r定量分析
し、ケイ素原子の割合が20%となる角度を求め、次式
によって算出したLの値をもって被覆層厚とした。
t=3λsinθ λ: Roberts  らによる光電子の平均自由行
程、θ:ケイ素原子割合が20%となる試料表面と光電
子の脱出方向の角度。
本発明の表面被覆剤の耐久性向上の理由は、明らかでは
ないが次のような理由によると推察している。即ち、併
用したポリイソシアネート化合物の一端が被被覆物表面
とウレタン結合によって強固に固着し、他端がシリコー
ン化合物のアミノ基あるいは水酸基と反応し、これによ
りシリコーン化合物が被被覆物表面に強く接着される、
また、シリコーン化合物自体もポリインクアネート化合
物によって網目を形成し、耐薬品性、耐摩耗性が向上す
るものと考えている。
被覆する表面にインシアネート基と反応する官能基が存
在しない場合には、表面を酸等の処理剤で処理するか、
別の化合物をコーティングする等して表面に官能基を導
入することによって、耐久性を向上させることができる
本発明に用いるアミノ基または水酸基を有するシリコー
ン化合物としては、市販のものを用いることができる。
例えばチッソ社製FM3321゜FM3325.FM4
421.FM4425゜FMO421,FMO425,
FMD421゜FMD 425.あるいはトーン・シリ
コーン社製5F8417,5F8427,5F8428
等が挙げられる。分子量としては500以上のものが好
ましく、さらに好ましいのは3000以上である。この
分子量が500以下では、被覆層厚を20λ以上とする
ことが困難である。
シリコーン化合物と併用するポリイソシアネート化合物
としては、日本ポリウレタン社製コロネートL等が挙げ
られる。
シリコーン化合物とポリインシアネート化合物の混合比
は、アミノ基もしくは水酸基とインシアネート基がモル
比で1:2以上が好ましく、さらに好ましくFil :
 3以上が良い。この比が1:2以下ではゲル化し易く
、被覆される物の表面との接着力が不足することがある
シリコーン化合物の反応基が水酸基の場合、インシアネ
ート化合物との反応が遅いことがある。
急ぐ場合には反応促進用の触媒金加えて奄よい。
%は被覆層1!を潤滑の目的で施す場合には、潤滑効果
全高めるため別途潤滑剤を被覆層中に含有させてもよい
。潤滑剤としては、各種シリコーンオイル、変性シリコ
ーンオイル、脂肪酸、脂肪酸エステル、フッ素系化合物
等が挙げられる。
°また、上記2種の化合物の併用だけでは、被覆層が硬
過ぎる等物性的に問題がある場合には、他のアミノ基含
有化合物、水酸基含有化合物を併用して物性を調節する
。併用する化合物としては、エチレンジアミン、1.4
−ジアミノブタン、pフェニレンジアミン、4.4’−
ジアミノジフェニルメタン、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、1.3−プロパンジオール、1.4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリ(エ
チレンアジペート)ジオール、ポリ(エチレンアジペー
ト)ジオール、ポリ(テトラメチレングリコール)ジオ
ール、ポリ(ε−カブロラクタム)ジオール等がある。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例にもとづき説明する。
実施例1 シリコーン化合物(チッソ社製FM  80部3325
、両末端アミノ基、 fV1n=9.5×103) 多官能性ポリインシアネート(日本 20部ポリウレタ
ン社製、コC1ネートL> トルエン            900部上記組成物
をポリエチレンテレフタレートフィルム上に、塗布厚が
40μmとなるように塗布した後、70°C13日間乾
燥してシリコーン化合物被覆物を得た。。
実施例2 実施例1のシリコ−/化合物FM3325に代えてチッ
ソ社製FMD42 s (片末端ジオール。
Mn = 1.OX 103)を同量用い、触媒として
オクチル酸スズを0.5部添加した以外は実施例と同様
にしてシリコーン化合物被覆物を得た。
実施例3 シリコーン化合物(チッソ社製FM80部3325) シリコーン化合物(信越化学社製  20部KF96) 多官能性ポリインシアネート(日本 20部ポリウレタ
ン社製、コロ*−)L) トルエン             880部上記組成
物を実施例1と同様にポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に塗布、乾燥してシリコーン化合物被覆物を得た
実施例4 シリコーン化合物(チッソ社製FM40部3325) ポリ(ブチレンアジペート)ジオ−40部ル(Mn=5
00) オクチル酸スズ          0.5部多官能性
ポリイソシアネート(日本 20部ポリウレタン社製、
コロネートL) トルエン            900部上記組成物
倉実施例1と同様にポリエチレンテレフタレートフィル
ム上に塗布、乾燥してシリコーン化合物被覆物を得た。
実施例5 実施例1の組成物′It潤滑剤を抽出したあとのフロッ
プ−ディスク上に塗布厚40μmとなるように塗布、7
0°Cで3日間乾燥して、シリコーン化合物被覆フロッ
ピーディスクを作製した。
実施例6 実施例1の組成物をケント紙上に塗布厚40μmとなる
ように塗布後、スチームアイロンを用いて乾燥し、シリ
コーン化合物被覆ケント紙を作製した。
実施例7 実施例1の組成物中Vこ綿布を浸漬後引上げ、これtス
チームアイロンを用いて乾燥し、シリコーン化合物被覆
綿布を作製した。
比較例1 シリコーン化合部(チッソ杜撰FM  100部332
5 ) トルエン             900部上記組成
物を実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレート
フィルム上に塗布乾燥して、シリコーン化合物被覆物を
得た。
比較例2 実施例2において、シリコーン化合物の配合量80部k
loO部とし、多官能性インシアネート化合物を添加し
なかった以外rよ実施例2と同様にして7リコ一ン化合
物被覆物を得た。
比較例3 比較例1の組成物を実施例5と同様にしてフロッピーデ
ィスクに塗布乾燥して、シリコーン化合物被覆フロッピ
ーディスクを作製した。
比較例4 比較例1の組成物を実施例6と同様にしてケント紙上に
塗布乾燥してシリコーン化合物被覆ケント紙を作製した
比較例5 比較例1の組成物を用いて、実施例と同様の操作により
シリコーン化合物被覆綿布を作製した。
上記各実施例および比較例で得たシリコーン化合物被覆
物表面の潤滑性、腕木性およびその性能の耐久性評価を
行った。結果を下表に示す。
なお、fI4渭性はステンレス球による往復摺動試験機
により、垂直荷重20fで測定した1回めの摩擦係数で
、その耐久性は1000回めの摩擦係数で示した。
祝水性は、液滴法により測定した水に対する前進接触角
で、その耐久性は水中に1時間放置後の接触角で示した
表 〔発明の効果〕 以上説明したように、アミノ基を有するシリコーン化合
物と、ポリイソシアネート化合物を併用した表面被覆剤
で処理した表面層は、シリコーン化合物の有する潤滑性
、腕木性を示し、しかもその性能を長期にわたって持続
できる表面被覆層を形成することが明らかである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一級または二級アミノ基または水酸基を有するシ
    リコーン化合物とポリイソシアネート化合物を併用した
    ことを特徴とする表面被覆剤。
  2. (2)請求項(1)記載の表面被覆剤と、潤滑剤とを併
    用したことを特徴とする表面被覆剤。
  3. (3)請求項(1)および(2)記載の表面被覆剤によ
    り、膜厚を20Å以上形成することを特徴とする表面被
    覆法。
JP9434890A 1990-04-10 1990-04-10 表面被覆剤および表面被覆法 Pending JPH03292374A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525560A (ja) * 2003-07-16 2007-09-06 ダウ・コーニング・コーポレイション アミノ官能性シリコーン樹脂含有コーティング組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525560A (ja) * 2003-07-16 2007-09-06 ダウ・コーニング・コーポレイション アミノ官能性シリコーン樹脂含有コーティング組成物

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