JPH03291568A - 抗ミトコンドリアm↓2抗体の検出用試薬及び測定法 - Google Patents

抗ミトコンドリアm↓2抗体の検出用試薬及び測定法

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JPH03291568A
JPH03291568A JP9359890A JP9359890A JPH03291568A JP H03291568 A JPH03291568 A JP H03291568A JP 9359890 A JP9359890 A JP 9359890A JP 9359890 A JP9359890 A JP 9359890A JP H03291568 A JPH03291568 A JP H03291568A
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mitochondrial
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antigen
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JP9359890A
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Susumu Suzuki
進 鈴木
Katsuyuki Tamai
克之 玉井
Tamio Kobayashi
小林 民雄
Masako Ikeda
雅子 池田
Mitsuko Kozono
小園 光子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
驚胆少亘酌 [産業上の利用分野] 本発明(よ原発性胆汁性肝硬変患者に特異的に出現する
抗ミトコンドリアM2抗体の検出用試薬及びその検出用
試薬を用いた抗ミトコンドリアM2抗体の測定法に関す
る。 [従来の技術] ヒトおよびラットの胃壁細胞、腎尿細管細胞、甲状腺上
皮細胞の各細胞質に特異蛍光を示す抗体が、原発性胆汁
性肝硬変(以下、PBCという)患者血清に高率に見ら
れることが、ウォーカーらによって初めて報告された(
Lancet I 、827,1965)。後に、この
抗体はミトコンドリアに対する抗体であることが判明し
、PBC患者以外の患者においても出現することが明か
となった。バーブら(飄疾患群別に抗ミトコンドリア抗
体を数種類の亜型に分類し、対応抗原の生化学的分析を
行ってきた(Springer Sem1n Immu
nopathol、、3,355.1980)。 その内のM2抗体[1PBCに特異的なミトコンドリア
抗体亜型といわ札近年で]よ その抗体を特異的に検出
する方法が開発されている(Hepat。 Iogy、 2.1.1982)。 その検出方法は臨床現場にて次のようにして実施されて
いる。まず、試薬として、抗ミトコンドリアM2抗体を
高濃度で有する患者血清(非検査対象)より抗ミトコン
ドリアM2抗体を精製する。 この抗ミトコンドリアM2抗体の一部を一次抗体として
、マイクロプレート等の不溶性支持体上に所定量を担持
させる。更1:、抗ミトコンドリアM2抗体の一部を酵
素等で標識し所定量の二次抗体とする。次に、上記不溶
性支持体上に抗原としてラット肝臓またはウシ心筋から
得られる粗ミトコンドリア画分を反応させる。この不溶
性支持体に対して、検体としての患者血清と上記二次抗
体とを混合状態で添加する。このことにより、不溶性支
持体上の一次抗体に対して検体と二次抗体との間で競合
反応を行わせる。二次抗体はその量が既知であることか
ら、不溶性支持体上に結合した二次抗体の量をその標識
に基づいて測定すれ(ヱ測定量と実際の添加量との差か
ら二次抗体の反応の阻害度がわかる。この阻害度(よ検
体中の抗体量に対応しているので、その阻害度から患者
血清中の抗ミトコンドリアM2抗体量(濃度)が決定で
きることになる。 [発明が解決しようとする課題] しかし、この様な方法では試薬として高濃度の抗ミトコ
ンドリアM2抗体を有する患者血清が必要であり、臨床
現場で(よ そのような血清を直ちに入手し難い場合が
ある。従って、一部の病院等でしか実行できず、広く臨
床現場で抗ミトコンドリアM2抗体を容易に定量測定で
きるとはいえなかった。 本発明は上記課題を解決し、広く臨床現場で容易に抗ミ
トコンドリアM2抗体を定量測定できる試薬および測定
法を提供することを目的とする。 登豊り構處 [課題を解決するための手段及び作用]第1発明の抗ミ
トコンドリアM2抗体の検出用試薬(よ 免疫学的に抗ミトコンドリアM2抗体を検出する測定法
に用いられる試薬であって、精製したミトコンドリア間
2抗原を不溶性支持体に直接結合せしめてなることを特
徴とする。 第2発明の測定法(よ 免疫学的に抗ミトコンドリアM2抗体を検出する測定法
であって、 第1発明の検出用試薬に対し検体を反応せしめた後、検
体に含まれる抗ミトコンドリアM2抗体に特異的に反応
する抗体に標識をしたものを二次抗体として反応させ、
反応した二次抗体の標識量に基づいて検体に含まれる抗
ミトコンドリアM2抗体量を検出することを特徴とする
。 第3発明の測定法は、 免疫学的に抗ミトコンドリアM2抗体を検出する測定法
であって、 第1発明の検出用試薬に対し、検体とともに既知量の抗
ミトコンドリアM2抗体を含む基準試薬を競合反応させ
た後、検体に含まれる抗ミトコンドリアM2抗体に特異
的に反応する抗体に標識をしたものを二次抗体として反
応させ、反応した二次抗体の標識量に基づいて検体に含
まれる抗ミトコンドリアM2抗体量を検出することを特
徴とする。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 抗ミトコンドリアM2抗体の検出用試薬に用いられる精
製したミトコンドリア間2抗原(よ動物から得られる。 特に、ラット肝臓またはウシ心筋がミトコンドリア間2
抗原を多量に含むので好ましい。これらの材料に含まれ
るミトコンドリア間2抗原の抽出および精製(友−船釣
に知られている各種の方法が用いられる。例えば大量迅
速に精製するに(よ クリストファースタンレイらの方
法(Biochem、J、、 191.147.198
0)により行う。この方法で精製されたミトコンドリア
間2抗原は純度が高く、測定に際して高い特異性が得ら
れる。例え(′L ウシ心筋から上記方法でミトコンド
リア間2抗原を精製すると、ミトコンドリア間2抗原の
1種であるウシ心筋ビルベートデハイドロゲナーゼ(P
DH)が得られる。尚、Gershrinらにより、ミ
トコンドリア間2抗原(友 ピルベートデハイドロゲナ
ーゼ(pyruvate dehydrogenase
:PDH)およびブランチドケトアシッドデハイドロゲ
ナーゼ(branched ketoacid hyd
rogenase: BCKD)であることが証明され
ている(Journalof 1mmunol−、in
 press、1988)。 精製されたミトコンドリア間2抗原が結合される不溶性
支持体として1社例え1ヱ ポリスチレン樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、シリコン樹脂、ナイロン樹脂等のプラ
スチックや、ガラスといった水に不溶の物質が該当する
。この不溶性支持体の形態(よ例えばスティック、ビー
ズ、マイクロプレートあるいは試験管状のものが挙げら
れる。この不溶性支持体への担持は単なる物理吸着でも
よく、化学的な結合でもよい。直接結合すると(友ミト
コンドリアM2抗原に対する抗体を介さずに結合される
ことを意味する。 二次抗体として(よ例え1fS  標識された抗ヒトイ
ムノグロブリン抗体等の、抗ミトコンドリアM2抗体に
特異的に反応する抗体が用いられる。標識は酵素標敷 
ア“イソトープ標識等、一般に用いられている標識が使
用できる。酵素標識の場合の酵素として(よ ペルオキ
シダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、マイクロペルオ
キシダーゼ、キモトリプシノーゲン、プロカルボキシペ
プチダーゼ、グリセルアルデヒド−3リン酸脱水素酵素
、アミラーゼ、ホスホリラーゼ、D−ナーゼ、P−ナー
ゼ等を挙げることができる。 上記抗ヒトイムノグロブリン抗体として(友 精製ヒト
イムノグロブリンγ鎖、α鎖あるいはμ鎖表免疫源とし
て、公知の方法によりポリクロナール抗体またはモノク
ロナール抗体として得られる抗ヒトイムノグロブリン抗
体が挙げられる。上記ヒトイムノグロブリンγ鎖、α鎖
あるいはμ鎖に特異的な抗体を用いれ(i抗ミトコンド
リアM2抗体に、対するイムノグロブリンのクラス別測
定が可能となる。 第3発明における、抗ミトコンドリアM2抗体を含む基
準試薬として(友通常の方法で、予め動物にミトコンド
リア間2抗原で免疫して作られた抗ミトコンドリアM2
抗体を用いることが出来る。 例え(ヱ マウス、ウサギ、ラット、ヒツジ、ヤギ等の
動物にミトコンドリア間2抗原を免疫し、ポリクロナー
ル抗体あるいはモノクロナール抗体として作製する。 上述のように構成されている第1発明の検出用試薬(友
 ミトコンドリア間2抗原を不溶性支持体に直接結合せ
しめてなることから、試薬としての高濃度の抗ミトコン
ドリアM2抗体を有する患者血清が不要となる。また、
このことにより、第1発明の検出用試薬表用いた第2発
明および第3発明の測定法は臨床現場にても容易に抗ミ
トコンドリアM2抗体量を検出することができる。 [実施例] 以下、本発明を、その好適な実施例により更に詳細に説
明する。 まず試薬の作製について説明する。 [1]ミトコンドリアM2抗原の 制 大量迅速精製(よ おおむねクリストファースタンレイ
らの方法に準じて行った。即ち、ウシ心筋250gに対
して500mlの0. 3重量%トライトンX−100
、0,1mMジシオスレイトールを含む50mMM0P
s緩衝液(pH7,0)とともにPotter−Elv
ehjem型ホモジナイザーで破砕し、10000Gで
20分間遠心し、上清を集ぬた。 この上清に35重量%ポリエチレングリコール水溶液を
0.12容量加え、撹拌後、25000Gで10分間遠
心し、得られた沈澱を400m1の上記MOPS緩衝液
に懸濁させた更に、25000Gにて遠心後、その上清
を最終濃度13mM塩化マグネシウム、1重量%トライ
トンX−100、50m1i!リン酸緩衝溶液に調製し
、再度35重量%ポリエチレングリコール水溶液を0.
12容量加え、得られた沈澱を100m1上記MOPS
緩衝液に懸濁させた。4000Gにて1時間遠心後、そ
の上清を最終濃度13mM塩化マグネシウム、1重量%
トライトンX−100、50mMリン酸緩衝液に調製し
たその後、酢酸にて0口5゜7に調製し、4℃で一晩放
置した後、25000Gで10分間遠心し、35重量%
ポリエチレングリコール水溶液を0.14容量加え、得
られた沈澱を20m1の50mMリン酸緩衝液(pH7
,0)で溶解した更に、精製度を上げるためゲル(商品
名:セファロースCL−2B)を用いてゲル濾過を行い
、PDH(ピルベートデハイドロゲナゼ)酵素活性を測
定し、精製ミトコンドリアM2抗原を得た [2]ミトコンドリアM 抗原に対するウサギポリクロ
ナール抗 の作J ■免疫用抗原の調製 [11で精製されたミトコンドリア間2抗原を免疫源と
して使用しム精製ミトコンドリアM2抗原の純度につい
ては公知の5DS−PAGE法により確認した ■[1]で得られたミトコンドリア間2抗原(タンパク
濃度1 mg/ml) 0. 1 mlと等量のフロイ
ント完全アジュバントを混合、乳化させた後、日本産ウ
サギ(メス3kg)の皮下に1週間毎に免疫を繰り返し
て行った免疫開始より6週間後に 耳朶静脈より1羽当
り50mlの血清を採取し、抗血清を得た更にこの抗血
清に等量の飽和硫安を加え、IgGを含む画分を沈澱さ
せ、抗血清量の半量の10mMリン酸ナトリウム緩衝液
(9口8゜0)および26mM塩化ナトリウムで溶解せ
しめた後、同緩衝液で一晩透析を行った同緩衝液で平衡
化したDEAEセルロースカラム(抗血清10m1当り
30m1の容量を使用した)に展開し、6倍カラム容量
の固液で、同カラムに未吸着画分であるIgGを分取し
た。このIgG画分(よ更に減圧下透析チューブ中で、
タンパク濃度20mg/m1に濃縮しら [3]酵素 識抗 (二次抗 )の作制■免疫用抗原の
調製 公知の方法により、ヒト血清より精製されたヒトγ鎖を
免疫源として使用しL精製ヒトγ鎖の純度については、
公知の5DS−PAGE法により確認しら ■抗体の作製 上記■で精製されたヒトγ鎖を、上記[2]−■と同じ
方法でウサギに免疫し、ウサギ抗ヒトγ鎖抗体を作製し
、IgG画分を調製した ■酵素標識抗体の調製 上記■で得たIgG画分を0.1M酢酸緩衝液(pH4
,2)に透析し、タンパク濃度をそれぞれ5mg/ml
、10mg/mlとなるように調製した後、総タンパク
量の3重量%のペプシンを加えて、37℃で一晩撹拌し
て反応を行っf−42Mトリス塩酸緩衝液(pH8,0
)を適量加えて反応を停止させた後、0.2M塩化ナト
リウムを含有する0、1Mリン酸緩衝液(p口6.5)
で平衡化したウルトロゲルAcA44 (LKB社)カ
ラム(2、OX60cm)でゲル濾過を行い、F (a
b’) 2画分それぞれ2. 5mgおよび15mg’
ffl得た。 スフシミジル4−(N−マレイミドメチル)−シクロヘ
キサン−1−カルボキシレート[Succimi dy
 l 4−(N−ma Ie im i dometh
y l )−c yc l ohexa n−1−ca
 rb。 xylate:Zieben Chemical Co
、、Ltd、]を用いたヒンジ法(J、 1mmuno
assay、 Vol、4.209.1983)に従い
、POD [Horseradish peroxid
ase:シグマ社製]を、上記で得たウサギ抗ヒトγ鎖
のウサギIgG/Fab’ に3日基を介して結合させ
て、酵素標識した次抗体を得た。
【実施例]】不溶化担 への固 化による試 の住8 [1]で精製されたミトコンドリア間2抗原を生理食塩
水にて濃度が20μg 7m lのM2抗原溶液に調製
する。E L I S A (Enzyme Link
ed Immun。 5orbent As5ay)  専用96穴マイクロ
プレート(例:米国Dynatech社1mmulon
 2)の各−穴につき100μmずつ、上記ミトコンド
リア間2抗原溶液を分注し、室温にて12〜18時間静
置し、ミトコンドリアM2抗原分子をマイクロプレート
壁面に吸着させる。反応後、ミトコンドリア間2抗原溶
液を取り除き、 10mMリン酸ナトリウム緩衝液(9
日7.4)にて洗浄後、緩衝液を除く。 次にマイクロプレート壁面の内 ミトコンドリアM2抗
原分子が吸着しなかった部分をBSA (bovine
 serum albumin)で被覆する。即ち、5
重量%のBSAを含む 100mMリン酸ナトリウム緩
衝液(pロア、4)を−穴につき350μmずつ分注し
、室温にて12〜18時間静置する。こうしてマイクロ
プレート型試薬が完成する。 尚、このBSAによる被覆(よ二次抗体等がマイクロプ
レート壁面に吸着されないようにして、測定系の定量性
が損なわれるのを防止するためである。
【実施例2] 次に、実施例1にて作製したマイクロプレート型試薬を
用いた測定法について説明する。 (1)往生□週製 検体の調製法は以下の通りである。血清等の検体をPB
S (希釈用食塩水)で1001倍に希釈し、検体とす
る。また、検体中の抗ミド=ンドリアM2抗体の含有量
が多く、本測定系の検出上限を越える場合(上上記PB
Sで検体を測定範囲内に入るように希釈し、その希釈検
体の定量値に希釈倍数を乗じて検体中の抗ミトコンドリ
アM2抗体の濃度とする。 実施例]にて作製したマイクロプレート型試薬中のブロ
ック用緩衝液(B S A)を取り除いた後、10mM
リン酸ナトリウム緩衝液で3回洗浄し、同緩衝液をよく
取り除き、 (1)で調製した検体を一穴に100μm
ずつ分注する。同時に抗ミトコンドリアM2抗体の含有
量が既知の基準検体最高濃度より5管、 (1)で使用
したPBSにて倍々希釈(Xl、X2.X4.X8.X
16)L、−穴に100μmずつ分注する。同時に同P
BSのみを100μm分注し、盲検とする。以上の反応
系を室温にて1時間静置する。反応終了後、 10mM
リン酸ナトリウム緩衝液(pロア、4)で3回洗浄後、
同緩衝液舎よく取り除く。 [3]で調製したPODで標識した抗ヒトγ鎖・ウサギ
ポリクロナール抗体を0. 1重量%BSA、0.15
MNaClを添加した 10mMリン酸ナトリウム緩衝
液(0日8.0)にて250〜1000倍に希釈し、 
(2)で抗原抗体反応させたマイクロプレートに一穴に
つき100μmずつ分注し、室温にて1時間静置後、 
10−リン酸ナトリウム緩衝液(pロア、4)にて3回
洗浄後、同緩衝液をよく取り除く。 (4)装色見応 オルトフェニレンジアミン(シグマ社製)を0゜1Mク
エン酸リす酸ナトリウム緩衝J(p)−15゜1)にて
1mg/mlの濃度に溶解し、 (3)でペルオキシダ
ーゼ標識ポリクロナール抗体で処理したマイクロプレー
トへ −穴につき100μmずっ分注し、室温にて]0
〜20分間静置後、2N−硫酸を一穴につき100μm
ずつ分注し、p目を下げることによりペルオキシダーゼ
の酵素活性を停止させる。 こうしてマイクロプレートの各式に生じた発色の程度(
よ吸光度計(東ソー社製MPR−A4)にて波長492
nmでの吸光度を測定することにより検出する。この吸
光度から検体中の抗ミトコンドリアM2抗体の濃度が判
る。吸光度から濃度を求めるには、次に示すごとく検量
線を作成して求める。 (5)検  の作成および検 の− 抗ミトコンドリアM2抗体の含有量既知の検体(9検体
)に対して、上記マイクロプレー1・型試薬を用いた検
出を行い、吸光度表測定した。その結果を第1表に示す
。 この表の濃度と片対数グラフの対数側に、吸光度を正規
側にプロットすると第1図に示すような検量線が完成す
る。 第1表 第2表 【実測例】 上述の試薬及び測定方法により、実際に正常人、PBC
患者、PBC以外の肝臓疾患患者および膠原病患者の血
清を測定した結果を第2表に示す。 第2表からも判るように抗ミトコンドリアM2抗体の含
有量が特異的に多いPBC患者において測定値が顕著な
高濃度を示すことが判る。 従って、本実施例の試薬を用い、本実施例の測定方法を
実施すれ(戴臨床現場でも容易に抗ミトコンドリアM2
抗体を測定でき、PBC患者の発見が迅速に出来る。 【実施例3] 実施例2の測定(1001倍の希釈)では本測定系の検
出上限を越えてしまう検体5例を、PBSで1001倍
に希釈すると同時1:、競合反応させるために[2]で
作成された既知量のウサギポリクロナール抗体10μm
を各検体に添加する。これを検体として実施例2に準じ
て測定を行ったその結果を第3表に示す。第3表には上
記ウサギポリクロナール抗体を添加しない場合(実施例
2による測定)にて正確に測定するために必要な希釈倍
数を示しら 第3表 第3表からも判るように実施例3の方法によれば、患者
血清を大量の希釈剤を必要とせず、容易な希釈作業で迅
速に結果を得ることができる。 上述のごとく、本実施例の試薬を用い、本実施例の測定
方法を実施すれ(f−、実施例2と同様の効果が得られ
るとともに、希釈作業が簡素化でき、希釈剤も節約でき
る。 以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得
ることは勿論である。 発明の効果 以上詳述したように、本発明の抗ミトコンドリアM2抗
体の検出用試薬及び測定法(よ試薬としての特別な患者
の血清を要せず、広く臨床現場で容易に抗ミトコンドリ
アM2抗体を測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸光度から濃度を求めるための検量線のグラフ
を表す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 免疫学的に抗ミトコンドリアM_2抗体を検出する
    測定法に用いられる試薬であつて、精製したミトコンド
    リアM_2抗原を不溶性支持体に直接結合せしめてなる
    ことを特徴とする抗ミトコンドリアM_2抗体の検出用
    試薬。 2 ミトコンドリアM_2抗原がウシ心筋ピルベートデ
    ハイドロゲナーゼであることを特徴とする請求項1記載
    の抗ミトコンドリアM_2抗体の検出用試薬。 3 免疫学的に抗ミトコンドリアM_2抗体を検出する
    測定法であって、請求項1記載の検出用試薬に対し検体
    を反応せしめた後、検体に含まれる抗ミトコンドリアM
    _2抗体に特異的に反応する抗体に標識をしたものを二
    次抗体として反応させ、反応した二次抗体の標識量に基
    づいて検体に含まれる抗ミトコンドリアM_2抗体量を
    検出することを特徴とする抗ミトコンドリアM_2抗体
    の測定法。 4 免疫学的に抗ミトコンドリアM_2抗体を検出する
    測定法であって、請求項1記載の検出用試薬に対し、検
    体とともに既知量の抗ミトコンドリアM_2抗体を含む
    基準試薬を競合反応させた後、検体に含まれる抗ミトコ
    ンドリアM_2抗体に特異的に反応する抗体に標識をし
    たものを二次抗体として反応させ、反応した二次抗体の
    標識量に基づいて検体に含まれる抗ミトコンドリアM_
    2抗体量を検出することを特徴とする抗ミトコンドリア
    M_2抗体の測定法。
JP9359890A 1990-04-09 1990-04-09 抗ミトコンドリアm↓2抗体の検出用試薬及び測定法 Pending JPH03291568A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011057475A1 (zh) * 2009-11-12 2011-05-19 上海科新生物技术股份有限公司 胶体金层析法肝病检测试纸及其制备方法
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