JPH03291261A - ω−アミノ−フェニルアルカノニトリル誘導体 - Google Patents

ω−アミノ−フェニルアルカノニトリル誘導体

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JPH03291261A
JPH03291261A JP2404832A JP40483290A JPH03291261A JP H03291261 A JPH03291261 A JP H03291261A JP 2404832 A JP2404832 A JP 2404832A JP 40483290 A JP40483290 A JP 40483290A JP H03291261 A JPH03291261 A JP H03291261A
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alkyl
hydride
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radical
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JP2404832A
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Claude L Gillet
クロード エル.ギレット
Philippe R Bovy
フィリップ アール.ボビー
Hugo Gorissen
ユーゴ ゴリソン
Michel P Snyers
ミシェル ピー.スナイエル
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GD Searle LLC
Original Assignee
GD Searle LLC
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/01Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C255/32Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms having cyano groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton containing at least one six-membered aromatic ring
    • C07C255/42Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms having cyano groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton containing at least one six-membered aromatic ring the carbon skeleton being further substituted by singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms
    • C07C255/43Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms having cyano groups bound to acyclic carbon atoms of a carbon skeleton containing at least one six-membered aromatic ring the carbon skeleton being further substituted by singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms the carbon skeleton being further substituted by singly-bound oxygen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

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  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の背景】
[0001] カルシウムチャンネル拮抗剤化合物は、心臓血管疾患の
処置に利用されることが知られている。これらの化合物
は、カルシウムイオンが原形質膜チャンネルを通って流
入することを止めることにより、平滑筋および心筋の収
縮を阻害する。 そのような化合物に基づく薬剤は、不整脈、梗塞、狭心
症および高血圧症を含む各種の心臓血管疾患の処置に広
く利用される。そのような薬剤の例は、ベラパミル、ニ
フェデイピンおよびジルチアゼムである。 [0002] ベラパミルおよび関連類似物質は、アミノ基がジアルキ
ル化されている5−アミノ−2−フェニルバレロニトリ
ル部分の存在により構造的に特徴付けされる。 そのような化合物はさらに、アミノ基に置換基としてフ
ェニルエチル断片が存在することにより特徴付けされる
。そのような「ベラパミル型」の化合物の例は、ガロパ
ミル、チアパミル、ファリパミル、アニパミルおよびデ
スメトキシベラパミルである。 [0003] 他のバレロニトリル誘導体もまた記述されている。例え
ば、5−(ジブチルアミノ)−2−フェニルバレロニト
リルの合成が報告されている[F、 F、 B11ck
sら、J、 Org、 Chem、   26.182
6、(1961)〕。一連の日本国特許(JA特許03
3118.1975;JA特許033703.1973
)は、心臓血管拡張阻害活性をもつバレロニトリル誘導
体について記述している。 [0004] ベラパミル様化合物は、カルシウムチャンネル阻害活性
とは別の特性で評価された。例えば、化合物(S)−二
モパミルはカルシウムチャンネル阻害活性はもちろん血
管および服の両者のセロトニン−2(5−HT2)受容
体で拮抗剤として作用することが発見された[F、V、
DeFeudis 、 DN&P、2(2)、113−
114(1989年3月)〕。 [0005]
【発明の説明】
高血圧症および狭心症、ある型の不整脈および微小循環
系機能障害のような関連の病気のような心臓血管疾患に
苦しむ、または、にかかりやすい哺乳類の処置は、治療
学的に効果的な量の化学式■により定義されるω−アミ
ノ−α−フェニルアルカノニトリル化合物またはその製
薬的に許容される塩の類から選択される化合物を哺乳類
に投与することにより供給される。 [0006] 式中、R1、R2およびR3それぞれは独立に、ヒドリ
ド、ヒドロキシル、アルキル、ハロ、アルコキシ、アル
キルチオおよびアルキルスルフィニルから選択される。 式中、R4は3から約6個の炭素原子をもつ直鎖状、分
岐状または環状アルキルラジカルである。RおよびR6
のそれぞれは独立に、ヒドリド、直鎖状または分岐状ア
ルキルまたは3から約12個の炭素原子のアルケニルラ
ジカルから選択される。このアルキルまたはアルケニル
ラジカルはフェニルラジカルで置換され、前記フェニル
ラジカルはさらに、ヒドロキシル、アルキル、アルケニ
ル、ハロ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アミノ
カルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルア
ミノカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキ
ルカルボニルアルケニル、アルキルチオ、アルキルスル
フィニルおよびアルキルスルフォニルから選択される1
個またはそれより多い基により置換される。式中、mは
3から5の両者を含む中から選択される数字である。R
5およびR前記アルキル置換は前記フェニルアルキルの
フェニル環のオルト位に付くことはできないという条件
をもつ。 [0007] 好ましい化合物族は以下のような化学式Iの化合物また
はその製薬的に許容される塩からなる。式中、RSRお
よびR3はそれぞれ独立に、ヒドリド、ヒドロキシル、
アルキル、ハロ、アルコキシ、アルキルチオおよびアル
キルスルフィニルから選択される。R4は3から約6個
の炭素原子をもつ直鎖状、分岐状または環状アルキルラ
ジカルである。RおよびR6のそれぞれは独立に、ヒド
リド、3から約12個の炭素原子の直鎖状または分岐状
のアルキルまたはアルケニルラジカルから選択される。 このアルキルまたはアルケニルラジカルはフェニルラジ
カルで置換されてもよく、さらに前記フェニルラジカル
は、ヒドロキシル、アルキル、アルケニル、ハロ、アル
コキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルおよびア
ルキルスルフォニルから選択される1個またはそれより
多い基により置換されてもよい。式中、mは3から5、
両者を含めた中から選択される数字である。RまたはR
のいずれかがヒドリドまたはベンジルである場合、R5
およびR6の他方はメチルではないという条件、さらに
R5およびR6が同時にヒドリド、メチル、エチル、n
−プロピルおよびイソプロピルから選択されないという
条件、およびRおよびR6の1個がアルキル置換基によ
り置換されたフェニルアルキルである場合、前記アルキ
ル置換基は前記フェニルアルキルのフェニル環のオルト
位には付くことができないという条件をもつ。 [0008] さらに好ましい化合物族は以下のような化学式■の化合
物またはその製薬的に許容される塩からなる。式中、R
1、R2およびR3はそれぞれ独立に、ヒドリド、ヒド
ロキシル、アルキル、ハロ、アルコキシおよびアルキル
チオから選択される。Rは3から約6個の炭素原子をも
つ直鎖状、分岐状または環状アルキルラジカルである。 RおよびRのそれぞれは独立に、ヒドリド、3から約1
2個の炭素原子の直鎖状または分岐状のアルキルまたは
アルケニルラジカルから選択される。このアルキルまた
はアルケニルラジカルはフェニルラジカルで置換されて
よく、さらに前記フェニルラジカルは、ヒドロキシル、
アルキル、アルケニル、ハロ、アルコキシおよびアルキ
ルチオから選択される1個またはそれより多い基により
置換されてよい。式中、mは3から5、両者を含めた中
から選択される数字である。RまたはR6のいずれかが
ヒドリドまたはベンジルである場合、RおよびR6の一
方はメチルではないという条件、さらにR5およびR6
が同時にヒドリド、メチル、エチル、n−プロピルおよ
びイソプロピルから選択されないという条件、およびR
およびR6の1個がアルキル置換基により置換されなフ
ェニルアルキルである場合、前記アルキル置換基は前記
フェニルアルキルのフェニル環のオルト位には付くこと
ができないという条件をもつ。 [0009] 高度に好ましい化合物の請求は、以下のような化学式■
に化合物またはその製薬的に許容される塩からなる。式
中、RRおよびR3はそれぞれ独立に、1ゝ  2 ヒドリド、ヒドロキシル、アルキル、ハロおよびアルコ
キシから選択される。R4は3から約5個の炭素原子を
もつ直鎖状、分岐状または環状アルキルラジカルである
。RおよびR6のそれぞれは独立に、ヒドリド、3から
約10個の炭素原子の直鎖状または分岐状のアルキルま
たはアルケニルラジカルから選択される。このアルキル
またはアルケニルラジカルはフェニルラジカルで置換さ
れてよくさらに前記フェニルラジカルは、ヒドロキシル
、アルキル、アルケニル、ハロおよびアコキシから選択
される1個またはそれより多い基により置換されてよい
。式中、mは3から5、両者を含めた中から選択される
数字である。R5またはR6のいずれかがヒドリドまた
はベンジルである場合、R5およびR6の処方はメチル
ではないという条件、さらにRおよびR6が同時にヒド
リド、メチル、エチル、n−プロピルおよびイソプロピ
ルから選択されないという条件、およびRおよびR6の
1個がアルキル置換基により置換されたフェニルアルキ
ルである場合、前記アルキル置換基は前記フェニルアル
キルのフェニル環のオルト位には付くことができないと
いう条件をもつ。 [0010] さらに高度に好ましい以下のような化学式1の化合物ま
たはその製薬的に許容される塩からなる。式中、Rおよ
びR2のそれぞれは独立に、低級アルコキシもつ直鎖状
または分岐状アルキルラジカルである。R5およびR6
のそれぞれは独立に、3から約10個の炭素原子の直鎖
状または分岐状のアルキルラジカルから選択される。こ
のアルキルラジカルはフェニルラジカルで置換される。 式中、mは3から5、両者を含めた中から選択される数
字である。RまたはR6のいずれかがベンジルである場
合、RおよびR6の他方はメチルではないという条件、
さらにRおよびR6が同時にメチル、エチル、n−プロ
ピルおよびイソプ0ピルから選択されないという条件を
もつ。 [0011] 本発明の化合物は、アミノ基に直鎖または分岐状アルキ
ル鎖が存在し、このアルキル鎖が少なくとも3個の炭素
の直鎖をもつことにより特徴付けされるω−アミノ−α
−フェニルアルカノニトリルの新規誘導体である。これ
らの化合物は強力な抗力ルシウム性を示し、ベラパミル
自身よりも低い毒性をもつ。さらに、ベラパミルに対す
る結合以上に発明が化合物のセロトニン受容体に対する
結合の予想されない促進が得られた。それ故、カルシウ
ム拮抗作用を兼ね備える側面をもつ化学式1の化合物は
、5HT2受容体に対する拮抗作用を増加し、低毒性は
より優れた治療効用の抗高血圧剤を供給する。 [0012] 「ヒドリド」という用語は、例えばヒドロカルビルまた
はメチレンを形成するために炭素原子と結合する、また
はヒドロキシル基を形成するために酸素原子と結合する
単一の水素原子(H)を示す。「アルキル」という用語
がそれだけで、または「ハロアルキル」、「アラルキル
」および「ヒドロキシルアルキル」のように他の用語の
中で使用される場合、「アルキル」という用語は1から
約20個の炭素原子をもつ直鎖状または分岐状ラジカル
を表わす。好ましいアルキルラジカルは1から約10個
の炭素原子をもつ「低級アルキル」ラジカルである。こ
の例にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル
、n−ブチル、5ec−ブチルイソブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、
1−メチルヘキシル、n−ヘプチル、2−エチルヘプチ
ル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル等が含まれ
る。「シクロアルキル」および「環状アルキル」と原子
をもつラジカルを表わす。「アルキルシクロアルキル」
は、アルキル基、好ましくは低級アルキル基で置換され
た、4から約9個の環状炭素原子をもつ環状アルキルを
意味する。「ハロアルキル」という用語は、炭素原子の
いずれか1個またはそれ以上が1個またはそれより多い
、好ましくはブロモ、クロロおよびフルオロから選択さ
れるハロ基で置換されているラジカルを表わす。特異的
に「ハロアルキル」という用語で表わされるものは、モ
ノハロアルキル、ジハロアルキルおよびポリハロアルキ
ル基である。例えば、モノハロアルキル基は基の内部に
ブロモ、クロロまたはフルオロ原子のいずれかをもつ。 ジハロアルキルおよびポリハロアルキル基は、2個また
はそれより多い同一のハロ基で置換される、または異な
るハロ基の組合せをもつ。例えば、ジハロアルキル基は
ジブロモメチル基のような2個のブロモ原子、またはジ
クロロメチル基のような2個のクロロ原子またはブロモ
クロロメチル基のような1個のブロモ原子および1個の
クロロ原子をもつ。ポリハロアルキルの例は、トリフル
オロメチル、2,2.2−)リフルオロエチル、過フル
オロエチルおよび2,2,3.3−テトラフルオロプロ
ピル基である。「アリール」という用語は、フェニル、
ビフェニルおよびナフチルのような芳香族ラジカルを表
わす。「アラルキル」という用語は、ベンジル、ジフェ
ニルメチルおよびトリフェニルメチルのようなアリール
に置換されたアルキルラジカルを表わす。「ベンジル」
および「フェニルメチル」という用語は交換可能である
。「アルコキシ」という用語は、メトキシ、エトキシ、
イソプロポキシおよびブトキシのように、1から約10
個の炭素原子のアルキル部分をもつラジカルを含む直鎖
状または分岐状オキシを表わす。「アルキルチオ」とい
う用語は、メチチオ基のように、2価の硫黄原子に付い
た、1から約10個の炭素原子をもつ直鎖状または分岐
状アルキル基を含むラジカルを表わす。「アリロキシ」
および「アリールチオ」はそれぞれ、ラジカルが核に付
いている酸素または硫黄原子をもつアリール基を示し、
その例はフェノキシおよびフェニルチオである。 単独で、または他の用語と連結して使用される「スルフ
ィニル」および「スルフォニル」という用語はそれぞれ
、2価うジカルSOおよびSO2を示す。単独でまたは
アシロキシのように用語中で使用される「アシル」とい
う用語は、有機酸からヒドロキシを除去した後に残る残
基により供給されるラジカルを示し、そのようなラジカ
ルの例はアセチルおよびベンゾイルのような低級アルカ
ノイルである。「アルケニル」という用語は、2から約
20個の炭素原子、好ましくは3から約10個の炭素原
子をもち、少なくとも1個の炭素−炭素の二重結合を合
む直鎖状または分岐状ラジカルを表わす。「アルコキシ
アルキル」という用語は、メトキシメチル基のように、
それぞれが、オキシを含むラジカルにより分けられた1
から約10個の炭素原子をもつ2個のアルキル部分から
なる直鎖状または分岐状ラジカルを表わす。「アルコキ
シ」または「アルコキシアルキル」ラジカルはさらに、
ハロアルコキシまたはハロアルコキシアルキル基を供給
するために、フルオロ、クロロまたはプロそのような1
個またはそれより多いハロ原子で置換されうる。 [0013] 発明の化合物のこの分類の中に、酸付加塩および塩基付
加塩を含む、化学式Iの化合物の製薬的に許容される塩
が含まれる。「製薬的に許容される塩」という用語は、
アルカリ金属塩および遊離酸または遊離塩基の付加塩を
形成するために通常使用される「薬理学的に許容される
塩」を含む。もし製薬的に承認されるならば、塩の性質
は重要ではない。化学式■の化合物の適当な製薬的に許
容される酸添加塩は、無機酸または有機酸から調製され
る。そのような無機酸の例は、塩酸、ホウ酸、ヨウ酸、
硝酸、炭酸、硫酸およびリン酸である。適当な有機酸は
、脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族、アル脂肪族、ヘテロ
シクロ族、カルボキシおよびスルホン族の有機酸から選
択され、その例は蟻酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸
、ゲルコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸
、クエン酸、アスコルビン酸、グルクロン酸、マレイン
酸、フマール酸、ピルビン酸、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸、安息香酸、アンスラニル酸、p−ヒドロキシ安
息香酸、サリチル酸、フェニル酢酸、マンデル酸、エン
ボニック(パモイック) embonic(pam。 ic)酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、2−
ヒドロキシェタンスルホン酸、パントテン酸、ベンゼン
スルホン酸、トルエンスルホン酸、スルファニル酸メジ
リック(mesylic)酸、シクロへキシルアミノス
ルホン酸、ステアリン酸、アルギン酸、β−ヒドロキシ
ブチル酸、マロン酸、ガラフタル酸およびガラクツロン
酸である。化学式Iの適当な製薬的に許容される塩基添
加塩は、カルシウムリチウム、マグネシウム、カリウム
、ナトリウムおよび亜鉛からつくられる金属塩またはN
、 N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカ
イン、コリンジェタノールアミン、エチレンジアミン、
メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカイン
からつくられる有機塩を含む。これら全ての塩は、化学
式1の相当する化合物から通常の方法により、例えば適
当な酸または塩基を化学式Iの化合物と反応させること
により調製される。 [0014] 化学式■の化合物は、原形質膜チャンネルを通るカルシ
ウムイオンの流れを止めることにより、平滑筋および心
筋の収縮を阻害することが発見された。それ故化学式I
の化合物は、高血圧症患者に対して、治療学的に効果的
な量の化学式■の化合物を投与することによる高血圧症
の処置に関する方法に治療学的に有効である。「高血圧
症患者」という語句は、これに関連して、高血圧症の効
果に苦しむ、またはそのような高血圧症を阻害する、ま
たはコントロールするための処置を行なわない場合に、
高血圧状態になりやすい哺乳動物患者を意味する。 [0015] 発明の化合物は、多くの良く知られた担体または希釈剤
のいすかれにより、製薬的に許容される投与形態に調製
される。化合物は薬理学的に承認され、適当な水和形態
で使用される製薬的に許容される酸添加塩を用いて調製
される。調製された化合物は、錠剤、カプセル、丸薬、
粉末または顆粒のような経口投与形態で投与される。化
合物はまた、製薬技術では知られている形態を用いて筋
肉内に投与される。一般に、好ましい投与形態は経口で
ある。治療学的に効果があるが、無毒である量の化合物
が、哺乳動物の高血圧の処置に用いられる。化学式1の
化合物を用いた高血圧症を防ぐ、または処置するための
投薬管理は、年齢、体重、患者の性別および健康状態、
高血圧症のつらさ、投与経路および用いた特定の化合物
を含む各種の要因の考慮の上に選択される。活性化合物
の投薬は通常、1kgあたり約0.5から約100mg
(体重に対する活性化合物)の範囲で、好ましくは1k
gあたり約1.0から約20mgの範囲で、経口または
注射により与えられる[0016]
【一般的合成手順】
化学式1の化合物は、以下の一般的手順にしたがって合
成される。ここで、R1、R2、R3、R4、R5およ
びR6の置換パターンで示されたそれぞれの式は以前に
定義した通りであり1.R7は1個又はそれより少ない
炭素原子をもつR6の値をもち、Xはハロである。 [0017] 発明の化合物は、ω−置換フェニルアルカノニトリルI
IIを得るために、フェニルアセトニトリル誘導体II
を構造R4X、式中Xは好ましくはブロモまたはクロロ
のようなハロである、の反応物と反応させ(段階1)、
−膜構造Iの化合物を得るために、これを−膜構造X(
CH2)mNR5R6の化合物と反応させることにより
合成される。 [0018] 段階lおよび3は、ベンゼン、トルエンおよびテトラヒ
ドロフランのような中性溶媒またはアンモニア中でナト
リウムアミドまたは水素化ナトリウムのような強塩基の
存在下で、最高に行われる。発明の化合物はまた、構造
IVの化合物を得式中Xは上記と同一の値をもつ、と反
応させ(段階2)、一般構造工を得るために、これを2
次アミンR5R6NHと反応させる(段階4)ことによ
り合成される。段階2は段階1および3ですでに述べら
れている実験条件で、最高に行われる。段階4は、ベン
ゼンおよびトルエンのような中性溶媒または溶媒なしで
、ジイソプロピルエチルアミンのような塩基存在下で、
最高に行われる。 [0019] 発明の化合物はまた、構造Vの化合物を得るために、化
合物IVを1次アミンR5NH2と反応させ(段階5)
、一般構造工の化合物を与えるために、これをアルデヒ
ド(RCHO)または酸(R7C○○H)と反応させる
ことにより(段階6)合成される。段階5は段階4と同
一条件で行われる。段階6はテトラヒドロフランまたは
トルエンのような中性溶媒中で、ホウ化水素ナトリウム
または水素のような還元剤とともに最高に行われる。 [0020] 以下の例は、化学式Iの化合物の調製方法の詳細な記述
である。これらの詳細な調製は、発明の一部を形成する
上述の一般的な合成手順の範囲にあり、およびこれを例
示するものである。これらの例は、具体的目的だけのた
めに表されており、発明の範囲を限定するつもりはない
。別に示さない限り、全ての値は重量である。 [0021]
【例#1】 5−〔(n−オクチル)メチルアミノ〕−2−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−イソプロピル−バレロニ
トリル(化合物#1)手順A 窒素環境下、250m17ラスコ中で、オクタノ酸25
.2g (0,175mol)  THF70ml、5
−(メチルアミ/)−2−(3,4−ジメトキシ7 x
−71/)−2−イソプロピルバレロニトリル2.3g
および酢酸ナトリウム0.6gの混合物が、攪拌しなか
ら50から55℃で加熱され、1.5g (0,038
mol)のホウ素水素化ナトリウムがいくつかに分けて
添加された。混合物は50から55℃で、20時間攪拌
された。冷却後、100mgの水が添加され、氷浴中で
冷却された溶液は固形NaOHの添加により塩基性にさ
れた。混合物はEt20で抽出され、その後有機層が2
N  HCIで抽出された(4回)。合わせた水層は固
形NaOHで塩基性にされ、Et20で抽出された。抽
出物を水および飽和Nacl溶液で洗浄し、油を与える
まで行った。これをSiO2カラムのクロマトグラフィ
にかけた。CHOH/CHCl3 (5:95)での溶
出液から無色の油として0.8gの化合物#1が得られ
た。C25H4゜N202の分析値、計算上以下Ana
1. calcd、 という:C74,58、Hlo、
51、N6.96:実際、C74、HIo、72、N6
.98゜ [0022] 手順B Dean−3tark水分離機につけた2 50mlの
フラスコ中で、5−(メチルアミノ)−2−(3,4−
ジメトキシフェニル)−2−イソプロピルバレロニトリ
ル4゜2g (0,0145mol )、n−オクトア
ルデヒド2g (0,0159mol )および100
m1のトルエンの混合物は連続的に水分を除去しながら
、2時間還流下で加熱された。溶媒濃縮後、黄色の油性
残留物は300m1のE t OHおよび1mlのAc
OHで希釈され、50mgのPtO2存在下、初期圧力
1900mbarで、Parr機で2時間水素処理され
た。触媒除去後、溶液を減圧濃縮し、黄色の油7.1g
を得た。油を2回熱ペンタンを用いて洗浄し、SiOカ
ラムにかけた。CH30H/CHCl3 (5:95)
を用いた溶出液から無色の油として1.7gの化合物#
1を得た。C25H42N2o2のAnal、calc
d、  :C74,53、Hlo、51N6.96;実
際には、C74,03、HIo、63、HIo、63、
N7゜13゜ HNMR(CDC13)δ0.79 (
3H,d、CH3イソプロピル)  δ0.87 (3
HS t、CH−CH) 、δ1.18 (3H,d、
CH3イソプロピル)、δ1 、 25 (10H,r
n、 CH2内部鎖)、δ1.25−1゜90 (6H
,m、 CH他) 、2 、07 (3HSs、 CH
3N)、δ2.21(5HSrn、CH2N、CHイソ
プロピル)、δ3.88 (6H,s、0CH3)、δ
6.82−6.91 (3H,m、芳香族)。 [0023]
【例#2】 5−〔(4−フェニルブチル)メチルアミノ)−2−(
3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプロピルバレ
ロニトリル(化合物#2)窒素環境下、250m1フラ
スコ中で、4−フェニルブタン酸41g (0,25m
ol ) 、THF 70ml、5−(メチルアミノ)
−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプロ
ピルバレロニトリル3.3gおよび酢酸ナトリウム82
0mgの混合物は、攪拌しながら、50から55℃で加
熱され、2.1g (0,55mol )のNaBH4
がいくつかに分けられて添加された。冷却後、100m
1の水が添加され、氷浴中で冷却された溶液は固形Na
OHを添加することにより塩基性にされた。混合物はE
t20で抽出された。抽出物は水および飽和NaC1溶
液で洗浄され、黄色の油を与えるまで行われた。この油
のイソプロパツールに溶解され、オキザロ酸のイソプロ
パツール溶液で処理され、融点116から117℃の白
色粉末として、化合物#2のオキザロ塩2.1gが得ら
れた。C2゜H38N3)δ0.79 (3H,d、C
H3イソプロピル)、δ0.87 (3H,t、CH−
CHL δ1.18 (3H,d、CH3イソプロピル
)、δ1.25 (14H,m、CH内部鏡)、δ7.
25 1 、90 (6H,rn、 CH2他)、2、
07 (3H,s、 CH−N) 、δ2.21 (5
HSrn、 CH2N、 CHイソプロピル)、δ3.
88 (6HS s、0CH3) 、δ6.82−6.
91 (3H,m、芳香族)。 [0024] 以下の化合物#2から8は、一般的合成手順に述べられ
ている方法および例#1および#2に述べられている方
法を用いて合成された。化合物の分析データは表1に報
告されている。 [0025] 化合物# 35−〔5−(フェニルペンチル)メチルアミノ)−2
−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプロピル
バレロニトリル45−(5−(フェニルペンチル)メチ
ルアミノ)−2−(3,4−シロ63− 特開平3−291261 (1g) メトキシフェニル)−2−イソプロピルバレロニトリル
5− 〔(n−オクチル)ベンジルアミノ、]−2−(
3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプロピルバレ
ロニトリル5− 〔(n−デシル)メチルアミノ〕−2
−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプロピル
バレロニトリル5−(” (4−(3,4−ジメトキシ
フェニルブチル)メチルアミノ−(’2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−イソプロピルバレロニトリル 5− 〔(3−(3,4−ジメトキシフェニルプロピル
)メチルアミノ(”2− (3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−イソプロピルバレロニトリル
【表1】 [0026]
【生物学的データ】
本発明のカルシウムチャンネル阻害剤は、血管拡張を誘
導し、血管収縮、低心拍および心筋収縮を妨げ、いくつ
かの壓の不整脈、程度の低い高血圧を妨げ、心筋虚血か
ら保護し、心筋梗塞の程度を減少させ、可能ならば大脳
無酸素症および虚血から保護することが予想されよう。 α1−アドレナリン受容体の阻害様の性質が共存するこ
とはこれらの分子の治療学的可能性を付加する。発明の
化合物は、七ロト合わせもつ。また、発明のいくつかの
化合物はさらに、α1−アドレナリン受容体親和性を有
する。 [0027] 表2は発明の8個の化合物で得られた生物学的データを
含む。受容体に対する結合実験は、表3に述べられた実
験条件で行なわれた。3H−ニトレンジピンは異なる濃
度で拮抗の後、発明の化合物の遅いCa2+f−ヤンネ
ル結合部位に対する親和性を決定するための選択の放射
性リガンドである。発明の全ての化合物は遅いチャンネ
ルCa2+結合部位と相互作用するこの結合の研究で発
見された。 化合物#1、#2、#3および#7は、非特異的基底線
に達しない明かな拮抗曲線を示すことにより、遅いCa
2++ヤンネル結合部位と相互作用する。対照的に、化
合物#3、#5、#6および#8は非特異的レベルに達
する明かな拮抗曲線をもつ結合様式を示す。この試験管
内の生化学試験の後、発明の化合物は単離された器官に
対するCa2+拮抗剤の性質について試験された。用い
た方法はM Spedding(Nauyn−3chm
iedeberg口s   Arch、  Pharm
acol、、3 1 8 、  2 3 4−2 4 
0 、  1 982)から更新されたもので、以下の
ように要約される。雄ラットの大動脈環が調製され、酸
素処理されたクレブス溶液に37℃で保持された。収縮
は試験化合物の有無で、40mMK  により誘導され
た。それぞれの試験化合物は少なくとも2回試験された
、1 mcMで少なくとも50%K 応答を阻害するそ
れぞれの化合物に対して、同一試料について約25.5
0および75%阻害を与える濃度を試験することにより
、I C50が決定された。K により誘導されたそれ
ぞれの応答%で表わされる。(pIc50からの)■C
5oの値は濃度の対数に対する%応答をプロットするこ
とにより算出される。 [0028] 表2に示されているように、化合物#1および#2は比
較的低濃度で、40mMK+により誘導される収縮を阻
害する。50%収縮を阻害する濃度は、それぞれ200
nMおよび60nMである。収縮の位相および持続は同
様に阻害された。Ca訃拮抗剤の性質は、イヌ潅流後肢
モデルでの血管拡張の評価により確定された。 発明の化合物の末梢血管拡張活性が、麻酔されたイヌで
、大腿部動脈の循環で測定された。この手順で、大腿部
動脈(それにつながる血管側枝)は大動脈から取った一
定流速の血液で潅流された。大腿部動脈で測定された潅
流圧は潅流される領域の抵抗の関数で変化した。希釈溶
媒中での試験化合物は直接的に30mcg/kgの投薬
量で系の中に注射された。一定に保持された血液循環速
度で、血管拡張は、標準として考えられるパパベリンの
作用と比較した潅流圧の減少により測定された。血管拡
張活性は以下のように評価された。 Q     :   10mmHgより小さい減少。 +    :  パパベリン活性の173゜十+:  
 パパペリン活性の273゜十十+:   パパベリン
と等しい活性(即ち、30から40mmHg)″。 +十十十:   パパベリンよりも高い活性。 化合物#1および#2はパパベリンより高い活性がある
ことが発見された。 [0029] 発明の化合物の生物学的活性は、自然高血圧症ラットを
用いて生体内で評価された。この試験で、抗高血圧症活
性は麻酔された自然高血圧症ラットに対して経口投与に
より試験された。そこで収縮動脈圧は、プレチスモグラ
フ法により正中尾骨動脈で測定された[J、 Roba
、 G、Lambelin、 A、F、De 5cha
epdryver、Arch、 Int。 Pharmacodyn、、  200. 182 (
1972) ) 。動脈圧は、試験化合物まタハ偽薬(
1%トラガカントガム粘液) 60mg/kgを経口投
与後、2時間から3時間直前まで30分毎に測定された
。収縮期圧180から220mmHgのラットだけが使
用された。それぞれの化合物は2頭のラットで試験され
た。抗高血圧症効果は以下のように評価された。 0      :   10mmHgより低い減少。 +    :  10から20mmHgの減少。 十十    :   20から30mmHgの減少。 ++十    :   30から40mmHgの減少。 十十+十:    40mmHgより高い減少。 化合物#1および#2はこのモデルで、収縮血圧を40
mmHg以上低下させることにより、最大抗高血圧症効
果を誘導することが発見された。 [0030] 発明の化合物は、放射性リガンドして3H−ケタンセリ
ンを用い、表3に要約された手順を用いて、ラットの前
頭皮質試料の受容体結合について試験された。 これらの結合についての研究は、5HT2セロトニン受
容体の部分母集団の特異性を示した。実験条件は表3に
要約されている。化合物#1から4および#6から8は
、5HT2受容体に対して化合物ベラパミルより高い親
和性をもつことが発見された。 [00313 化合物#2、#7および#8は、ラット前脳細胞膜試料
で3H−WB 4101結合により同定されたα1−ア
ドレナリン受容体への親和性を示すことが発見された。 この結合の実験条件は表3に要約されている。 [0032] 化合物#1、#2、#3、#4および#7は、急性毒性
について試験された。 急性毒性はマウスへ試験化合物を経口投与した後、測定
された。試験化合物が1%トラガカントガム粘液に懸濁
され、投薬あたり1グル一プ3頭の雄々ウスに対して胃
内管により投与された。死亡数は15日を過ぎて記録さ
れた。表2のLD5oの結果は、公表された方法(Li
tchfieldとWilcoxon、 J、Phar
macol、Ex 、The。 96.99.1949)にしたがって計算され、マウス
の体重1kgあたりの試験化合物mgで表わされた。全
ての試験された化合物は、300mg/kg以上のしD
5゜値を示すことが発見され、それ故、これはベラパミ
ルよりも2から3倍毒性が低特開平3−2912f;1
(23) [0033] 結論として、発明の化合物のいくつかは、Ca2+fヤ
ンネル受容体への高親和性を有することが示された。そ
のような化合物は、試験管内におけるCa2+−T−ン
トリーのために、動脈試料の収縮を拮抗することができ
、イヌおよび抗高血圧症ラットでの動脈内投与の後に潜
在的な血管拡張活性を示した。試験管内および生体内で
、血管収縮活性なしての5HT  およびα1−受容体
へのそのような高親相性は、それ故、これらの受容体で
の拮抗効果を示唆するものである。さらに、3H−ピリ
ルアミンの標識されたヒスタミンH1受容体結合部位へ
の親和性がないことは[S、 J、Hillら、Br1
t、 J、 Pharmacol、  68. 687
 (1980) 、l 、全選択的であることを示して
いる。発明の化合物のCa2+f−ヤンネル阻害活性に
加えて、5HT  およびα1−阻害活性の組合せは、
高血圧および類似の心臓血管疾患の処置に有利であるこ
を示している。 [0034] 数)はI Cso値を用いて、ChengとPruso
ffの式に従って計算された。
【数1】 Csa + O 特異的結合を50%阻害する薬剤濃度(IC5o)は、
図表を用いて推定される。このアッセイに使用した3H
−リガンド濃度(C)は表3にあげられている。 [0035] 本発明は特定の具体例について述べられているが、これ
らの具体例の詳細は限定されるわけではない。各種の同
等のもの、変化および修飾が、本発明の精神および眺望
から離れることなしになされ、そのような等価の具体例
は本発明の一部であることが理解される。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学式 I の化合物またはその製薬的に許
    容される塩。 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R_1、R_2およびR_3はそれぞれ独立に、
    ヒドリド、ヒドロキシル、アルキル、ハロ、アルコキシ
    アルキルチオおよびアルキルスルフィニルから選択され
    る。式中、R_4は3から約6個の炭素原子をもつ直鎖
    状、分岐状または環状アルキルラジカルである。式中、
    R_5およびR_6のそれぞれは独立に、ヒドリド、3
    から約12個の炭素原子の直鎖状または分岐状のアルキ
    ルまたはアルケニルラジカルから選択される。このアル
    キルまたはアルケニルはフェニルラジカルで置換されて
    よく、さらに前記フェニルラジカルは、ヒドロキシル、
    アルキル、アルケニル、ハロ、アルコキシ、アルコキシ
    カルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボ
    ニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニ
    ルアルキル、アルキルカルボニルアルケニル、アルキル
    チオ、アルキルスルフィニルおよびアルキルスルフォニ
    ルから選択される1個またはそれより多い基により置換
    されてよい。式中、mは3から5、両者を含めた中から
    選択される数字である。R_5およびR_6の1個がア
    ルキル置換基により置換されたフェニルアルキルである
    場合、前記アルキル置換は前記フェニルアルキルのフェ
    ニル環のオルト位には付くことができないという条件を
    もつ。
  2. 【請求項2】以下のような請求項1に記載の化合物また
    はその製薬的に許容される塩。式中、R_1、R_2お
    よびR_3はそれぞれ独立に、ヒドリド、ヒドロキシル
    、アルキル、ハロ、アルコキシ、アルキルチオおよびア
    ルキルスルフイニルから選択される。R_4は3から約
    6個の炭素原子をもつ直鎖状、分岐状または環状アルキ
    ルラジカルである。R_5およびR_6のそれぞれは独
    立に、ヒドリド、3から約12個の炭素原子の直鎖状ま
    たは分岐状のアルキルまたはアルケニルラジカルから選
    択される。このアルキルまたはアルケニルラジカルはフ
    ェニルラジカルで置換されてよく、さらに前記フェニル
    ラジカルは、ヒドロキシル、アルキル、アルケニル、ハ
    ロ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル
    およびアルキルスルフォニルから選択される1個または
    それより多い基により置換されてよい。式中、mは3か
    ら5、両者を含めた中から選択される数字である。R_
    5またはR_6のいずれかがヒドリドまたはベンジルで
    ある場合、R_5およびR_6の一方はメチルではない
    という条件、さらにR_5およびR_6が同時にヒドリ
    ド、メチル、エチル、n−プロピルおよびイソプロピル
    から選択されないという条件、およびR_5およびR_
    6の1個がアルキル置換基により置換されたフェニルア
    ルキルである場合、前記アルキル置換基は前記フェニル
    アルキルのフェニル環のオルト位には付くことができな
    いという条件をもつ。
  3. 【請求項3】以下のような請求項2に記載の化合物また
    はその製薬的に許容される塩。式中、R_1、R_2お
    よびR_3はそれぞれ独立に、ヒドリド、ヒドロキシル
    、アルキル、ハロ、アルコキシおよびアルキルチオから
    選択される。R4は3から約6個の炭素原子をもつ直鎖
    状、分岐状または環状アルキルラジカルである。R_5
    およびR_6のそれぞれは独立に、ヒドリド、3から約
    12個の炭素原子の直鎖状または分岐状のアルキルまた
    はアルケニルラジカルから選択される。 このアルキルまたはアルケニルラジカルはフェニルラジ
    カルで置換されてよく、さらに前記フェニルラジカルは
    、ヒドロキシル、アルキル、アルケニル、ハロ、アルコ
    キシおよびアルキルチオから選択される1個またはそれ
    より多い基により置換されてよい。式中、mは3から5
    、両者を含めた中から選択される数字である。R_5ま
    たはR_6のいずれかがヒドリドまたはベンジルである
    場合、R_5およびR_6の他方はメチルではないとい
    う条件、さらにR_5およびR_6が同時にヒドリド、
    メチル、エチル、n−プロピルおよびイソプロピルから
    選択されないという条件、およびR_5およびR_6の
    1個がアルキル置換基により置換されたフェニルアルキ
    ルである場合、前記アルキル置換基は前記フェニルアル
    キルのフェニル環のオルト位には付くことができないと
    いう条件をもつ。
  4. 【請求項4】以下のような請求項3に記載の化合物およ
    びその製薬的に許容される塩。式中、R_1、R_2お
    よびR_3はそれぞれ独立に、ヒドリド、ヒドロキシル
    、アルキル、ハロおよびアルコキシから選択される。R
    _4は3から約5個の炭素原子をもつ直鎖状、分岐状ま
    たは環状アルキルラジカルである。R_5およびR_6
    のそれぞれは独立に、ヒドリド、3から約10個の炭素
    原子の直鎖状または分岐状のアルキルまたはアルケニル
    ラジカルから選択される。このアルキルまたはアルケニ
    ルはフェニルラジカルで置換されてよく、さらに前記フ
    ェニルラジカルは、ヒドロキシル、アルキル、アルケニ
    ル、ハロおよびアルコキシから選択される1個またはそ
    れより多い基により置換されてよい。式中、mは3から
    5、両者を含めた中から選択される数字である。R_5
    またはR_6のいずれかがヒドリドまたはベンジルであ
    る場合、R_5およびR_6の他方はメチルではないと
    いう条件、さらにR_5およびR_6が同時にヒドリド
    、メチル、エチル、n−プロピルおよびイソプロピルか
    ら選択されないという条件、およびR_5およびR_6
    の1個がアルキル置換基により置換されたフェニルアル
    キルである場合、前記アルキル置換基は前記フェニルア
    ルキルのフェニル環のオルト位には付くことができない
    という条件をもつ。
  5. 【請求項5】以下のような請求項4に記載の化合物また
    はその製薬的に許容される塩。式中、R_1およびR_
    2のそれぞれは独立に、低級アルコキシから選択される
    。式中のR_3はヒドリドである。R_4は3から4個
    の炭素原子をもつ直鎖状または分岐状アルキルラジカル
    である。R_5およびR_6のそれぞれは独立に、3か
    ら約10個の炭素原子の直鎖状または分岐状のアルキル
    ラジカルから選択される。このアルキルラジカルはフェ
    ニルラジカルで置換されていてよい。式中、mは3から
    5、両者を含めた中から選択される数字である。R_5
    またはR_6のいずれかがベンジルである場合、R_5
    およびR_6の他方はメチルではないという条件、さら
    にR_5およびR_6が同時にメチル、エチル、n−プ
    ロピルおよびイソプロピルから選択されないという条件
    をもつ。
  6. 【請求項6】5−〔(n−オクチル)メチルアミノール
    〕−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプ
    ロピルバレロニトリルであるところの請求項5に記載の
    化合物またはその製薬的に許容される塩。
  7. 【請求項7】5−〔(4−フェニルブチル)メチルアミ
    ノ〕−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イル
    プロピルバレロニトリルであるところの請求項5に記載
    の化合物またはその製薬的に許容される塩。
  8. 【請求項8】5−〔5−(フェニルペンチル)メチルア
    ミノ〕−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イ
    ソプロピルバレロニトリルであるところの請求項5に記
    載の化合物またはその製薬的に許容される塩。
  9. 【請求項9】5−〔5−(フェニルペンチル)メチルア
    ミノ〕−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イ
    ソプロピルバレロニトリルであるところの請求項5に記
    載の化合物またはその製薬的に許容される塩。
  10. 【請求項10】5−〔(n−オクチル)ベンジルアミノ
    〕−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプ
    ロピルバレロニトリルであるところの請求項5に記載の
    化合物またはその製薬的に許容される塩。
  11. 【請求項11】5−〔(n−デシル)メチルアミノ〕−
    2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−イソプロピ
    ルバレロニトリルであるところの請求項5に記載の化合
    物またはその製薬的に許容される塩。
  12. 【請求項12】5−〔(4−(3,4−ジメトキシフェ
    ニルブチル)メチルアミノ〕−2−(3,4−ジメトキ
    シフェニル)−2−イソプロピルバレロニトリルである
    ところの請求項5に記載の化合物またはその製薬的に許
    容される塩。
  13. 【請求項13】5−〔(3−(3,4−ジメトキシフェ
    ニルプロピル)メチルアミノ〕−2−(3、4−ジメト
    キシフェニル)−2−イソプロピルバレロニトリルであ
    るところの請求項5に記載の化合物またはその製薬的に
    許容される塩。
  14. 【請求項14】治療学的に効果的な量のカルシウムチャ
    ンネル阻害剤および製薬的に許容される担体または希釈
    剤からなる製薬剤で、前記カルシウムチャンネル阻害剤
    は請求項1および請求項2から13のいずれかで定義さ
    れた化学式 I の化合物族から選択される製薬剤。
  15. 【請求項15】高血圧症を処置するための治療方法で、
    前記方法は高血圧症患者に対して、治療学的に効果的な
    量の請求項1および請求項2から13までのいずれかで
    定義された化学式 I の化合物を投与することからなる
    方法。
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