JPH03290395A - ガスソース分子線エピタキシャル成長装置 - Google Patents

ガスソース分子線エピタキシャル成長装置

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JPH03290395A
JPH03290395A JP9158890A JP9158890A JPH03290395A JP H03290395 A JPH03290395 A JP H03290395A JP 9158890 A JP9158890 A JP 9158890A JP 9158890 A JP9158890 A JP 9158890A JP H03290395 A JPH03290395 A JP H03290395A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガスソース分子線エピタキシャル成長における
ドーピングに関する。
(従来の技術) ガスソース分子線エピタキシャル成長法ではエピタキシ
ャル成長におけるドーピングは希釈されたガス状のドー
ピング物質を成長中にガスセルから基板に供給すること
でドーピングを行っている。この時従来はドーピング量
は成長中に供給する希釈されたドーピングガスのガス流
量をマスフローコントローラーで変化させることで制御
していた。
(発明が解決しようとする課題) ドーピングガスの流量を制御するマスフローコントロー
ラーはその最大流量の1%程度までの流量制御が可能で
ある。一方ドーピング濃度は成長中に供給するドーピン
グガスの流量に比例する。
従って従来の方法ではドーピング濃度は希釈されたドー
ピングガスの希釈率と、そのマスフローコントローラー
による流量によって決定される。従来の方法ではドーピ
ングガスの希釈率は予め用意したボンベに充填したドー
ピングガスの希釈率によって決定され、−旦ドーピング
ガスポンベをつなぎこんだ後ではドーピングガスの希釈
率は変更できない。しかもその流量はマス70−コント
ローラーの制御範囲である2オーダーでしか制御できな
いため、高々2桁程度のドーピング量制御しかできなか
った。しかし半導体デバイス用のエピタキシャル成長を
行う上ではさらに幅広い範囲でのドーピング量の制御が
要求される。
本発明の目的は以上に述べたように従来のガスドーピン
グ法では不可能な極めて広い範囲でドーピング量を制御
できるガスソース分子線エピタキシャル成長装置を提供
することである。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明ではドーピングガスポンベ、希釈用ガス
ボンベを用意し、それぞれのガスを独立のマスフローコ
ントローラーを通して独自の排気系を持つサブチェンバ
ーに供給し、さらにそのサブチェンバーからマスフロー
コントロラーヲ通してガスセルのドーピングガスを供給
することによって、ドーピングガス流量を極めて広い流
量範囲で制御し、供給する。
(作用) 本発明では100%のドーピングガスとそれを希釈する
ための希釈ガスを独立に準備する。これらのガスはそれ
ぞれマスフローコントローラーを通してサブチェンバー
に供給される。これらのガスはサブチェンバーにおいて
混合される。以下説明を簡単にするためにドーピングガ
スラインのマスフローコントローラーを具体的に最大流
量1secm、希釈ガスラインのマスフローコントロー
ラーを最大流量101005e対応のものとする。サブ
チェンバーにおけるドーピングガスの希釈率はサブチェ
ンバーに供給されるドーピングガスの流量と希釈ガスの
流量の比によって決定される。マスフローコントローラ
ーの制御範囲はその最大流量の1%程度である。一方こ
の方式で制御できるドーピングガスの希釈率は 希釈率= (ドーピングガス流量)/(希釈ガス+ドー
ピングガス流量) で決定される。このとき最大のドーピングガス希釈率は
希釈ガス流量=Oのとき与えられて100%となる。一
方最小のドーピングガス希釈率はドーピングガス流量を
マスフローコントローラーで制御できる最小値に設定し
、希釈ガス流量は最大値に設定した場合に与えられる。
具体的にはドーピングガスラインのマスフローコントロ
ーラーで制御できる最小流量は最大流量1secmの1
%、すなわち0、Olsecmである。また希釈ガスラ
インのマスフローコントローラーの最大流量は1010
05eであるから、このときのドーピングガスの最小の
希釈率は0.0001%である。最大の希釈率100%
と最小の希釈率0.0001%の間に任意の希釈率はド
ーピングガスラインと希釈ガスラインのマスフローコン
トロラーの流量設定によって得ることができる。従って
本発明によればドーピングガスの希釈りっを100%か
ら0.0001%という6桁という極めて広い範囲で変
化させることができる。
実際のドーピング量はドーピングガスの希釈率ではなく
、ガスセルから基板に向かって供給されるドーピングガ
スの流量に比例する。先の方式でサブチェンバーにおい
て希釈したドーピングガスを、サブチェンバーからガス
セルに向かって一定流量で供給すれば極めて広い範囲の
ドーピングガス量変化を実現することができる。このた
めにサブチェンバーには独立の排気機構を設け、サブチ
ェンバーからガスセルへ供給する分以外の余分なガスは
排気することによってサブチェンバーからガスセルに供
給する希釈ガスの流量を一定に保つ。この方式を用いれ
ば大幅なドーピングレンジの変更にも瞬時に対応するこ
とができる。すなわち具体的には初めに希釈ガスを流さ
ずにドーピングガスだけを流して高濃度ドーピングを行
ったあと、ドーピングガスを希釈して低濃度ドーピング
を行う場合には、独立な排気機構を持つサブチェンバー
を使用しない場合には高濃度ドーピング時のドーピング
ガスが残留して低濃度時にメモリー効果が現れてしまう
。これを防ぐためには独立の排気機構を持つサブチェン
バーで常に排気を行い、高濃度ドーピングから低濃度ド
ーピング切り替え時等のドーピングガスの残留ガスを排
気する形で後に残らないようにして時間応答性の良い、
極めて広範囲のドーピング量の変化が可能となる。
(実施例) 以下図面を用いて本発明について説明する。第1図は本
発明の詳細な説明するためのガスソースシリコン分子線
エピタキシャル成長装置の概要説明図である。基板は4
インチn型5i(100)ウェハー1を用いた。この基
板はガスソースシリコン分子線エピタキシャル成長装置
2にロードされる。このシリコン基板に対して超高真空
のシリコン分子線エピタキシャル成長装置内で基板裏側
のヒーター3により900°C110分間の加熱を行う
。このプロセスによって清浄な5i(100)表面が得
られる。表面の清浄さは高速電子銃4と蛍光スクリーン
5で構成される反射高速電子線回折(RHEED)装置
の回折パターンにおいて清浄な5i(100)面に特徴
的な2×1表面超構造が観測されることで確証した。こ
の清浄な表面に対してシリコン成長のソースガスである
ジシラン(Si2H6)6をソースガスセルフから供給
する。ソースガスセルフに供給されるジシランガス流量
はソースガスラインのマスフローコントローラー8によ
って2.0secmに設定した。基板に対してはこのジ
シランソースガスおよびドーピングガスが照射される。
成長中の基板温度は630°Cとした。本実施例ではド
ーピングガスとしてジボラン(B2H6)9を用いボロ
ンドーピングを行った。ドーピングガスの希釈ガスとし
ては成長のソースガスと同じジシラン1゜を用いる。ジ
ボランおよび希釈用ジシランはそれぞれドーピングガス
ラインのマスフローコントローラ11(最大流量1se
cm)および希釈ガスラインのマスフローコントローラ
ー12(最大流量1001005eによって流量を制御
されサブチェンバー13に供給される。サブチェンバー
は独自にターボ分子ポンプ14によって排気される。サ
ブチェンバーの真空度は真空計15によってモニターさ
れる。またサブチェンバーからドーピング用ガスセルへ
の流量はマスフローコントローラー16によって0.1
secmに設定されている。ドーピングガスの希釈率は
サブチェンバーに流入するドーピングガスおよび希釈用
ガスの流量をマスフローコントローラーテ制御すること
によって設定できる。この時には(作用)の項で述べた
ようにジボラン100%からジシラン希釈ジボラン0.
0001%の範囲の希釈ガスをサブチェンバーで作るこ
とができる。このガスは一部はサブチェンバーで排気さ
れ、残りがマスフローコントローラー16によってドー
ピング用ガスセルに供給される。サブチェンバーの真空
度は0.01Torrになるようにターボ分子ポンプ1
4の排気速度は設定されている。なお成長中のガスソー
ス分子線エピタキシャル装置の成長室真空度はI X 
1O−6Torrであった。様々なドーピングガスおよ
び希釈ガスの組み合わせで各1時間の成長を行い、その
ときのドーピング量をホールに測定によって評価した結
果を第2図に示す。図から明らかなように本実施例では
4×1020cm3から3 X 10110l5という
極めて広い範囲のポロンドーピングをガスドーピングで
実現できた。
なお本実施例ではボロンについて述べたが、リン、ヒ素
といったn型不純物でも同様の効果がある。また成長す
る膜もシリコンに限らすGaAs等の化合物半導体でも
よいことは明らがである。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように本発明によれば、ガスソース
分子線エピタキシャル成長において極めて広い範囲での
ガスドーピングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のガスソースシリコン分子線エ
ピタキシャル成長装置の概略図である。第2図は本発明
の実施例で行ったドーピングガスの希釈率とドーピング
濃度の関係を示す図である。 図において1は4インチn型5i(100)ウェハー、
2はガスソースシリコン分子線エピタキシャル成長装置
、3は基板ヒーター、4は反射高速電子線回折用高速電
子銃、5は反射電子線回折パターン観察用蛍光スクリー
ン、6はシリコンエピタキシャル成長のソースガスであ
るジシラン、7はソース用ガスセル、8はソースガスラ
インのマスフローコントローラー、9はジボランガス、
1oはドーピングガス希釈用のジシランガス、11はド
ーピングガスラインのマスフローコントローラー、12
は希釈ガスラインのマスフローコントローラー、13は
サブチェンバー、14はサブチェンバー排気用ターボ分
子ポンブ、15はサブチェンバー用真空計、16はサブ
チェンバーからドーピング用ガスセルまでのライン流量
制御用のマスフローコントローラーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)独立の排気機構を持つサブチェンバーにドーピン
    グガスとその希釈ガスを別々にマスフローコントローラ
    ーを介して導入し、サブチェンバーで混合した希釈ドー
    ピングガスの一部をドーピング用ガスセルに供給するこ
    とを特徴とするガスソース分子線エピタキシャル成長装
    置。
JP9158890A 1990-04-06 1990-04-06 ガスソース分子線エピタキシャル成長装置 Expired - Lifetime JP2643529B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2698288A1 (fr) * 1992-11-20 1994-05-27 Air Liquide Procédé d'alimentation gazeuse notamment en diborane et silane.
US5441893A (en) * 1993-04-06 1995-08-15 Matra Mhs Method for monitoring the boron content of borophosphosilicate

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2698288A1 (fr) * 1992-11-20 1994-05-27 Air Liquide Procédé d'alimentation gazeuse notamment en diborane et silane.
EP0599682A1 (fr) * 1992-11-20 1994-06-01 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Procédé d'alimentation gazeuse notamment en diborane et silane
US5447744A (en) * 1992-11-20 1995-09-05 L'air Liquide Process for supplying a gas, especially of diborane and silane
US5441893A (en) * 1993-04-06 1995-08-15 Matra Mhs Method for monitoring the boron content of borophosphosilicate

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