JPH03290201A - 籐むしろ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は藤むしるに関するものである。藤独特の風味と
強靭性が我が国の生活者に受け、古くは平安時代より愛
用されているものである。特に現在から今後にかけて一
般家庭用は勿論、業務用にも籐むしろの需要が増大して
いる中で （イ）、湿度、温度に応じて伸縮する。

（ロ）、切断端部の表皮と肉質部が剥離する。

等々、構造上の問題があり従来から（イ）に対しては応
分のアロワンスが常識、（０）に対しては切断端部に切
り込みを入れ予め用意したかがり用醇皮でかがり編みし
て仕上げるか、テープ又は枠で覆いかくず方法て対応し
ているが専門職人不足の問題、現場施工後の端加工部分
が盛り上がり、実用面て安定性に欠け、抜本的な改良品
、切断部平面突き合わせで簡単に施工出来る商品が望ま
れている本発明は、上記諸問題を解決する目的て藤の細
胞空間部に接着性熱硬化型合成樹脂を含浸して仕上げ、
伸縮防止、表皮と肉質部を強化一体化して所定寸法に合
わせ自由に明断し施工出来る、又、広巾を要する場合、
予め複数の藤むしろを用意し現場に合わせて切断、切断
面を突き合わせて施工すれば平面で安定性の高い形態が
得られる。施工方法は一般的カーペットと同様で専門職
人でなくとも素人で簡単に施工出来るものである。

加工方法として、二重真空プロセスの含浸タンクに予め
用意した所定の藤むしろを入れ密閉した後、タンク内の
前部分空気及び籐むしろ籐ビラの細胞空間からも空気を
抜き取り真空状態にして一定時間保った後、タンク内に
接着性熱硬化型台成樹脂含浸剤を注入充填させ胚細胞空
間部分に浸透させる。その後もタンク内の含浸剤は注入
充填、前部分から加圧、後部分から空気を抜き取る工程
を加えることにより籐むしろ籐ビラ細胞空間部より空気
が抜き取られ、その空間に接着性熱硬化型合成樹脂含浸
液が浸透する。その後タンク内から過剰含浸剤を吸出し
た後、続いてタンク内を真空にし籐むしろ籐ビラに過飽
和の含浸剤を吸い出した後タンクから取り出す。

以上の工程から得た籐むしろの特長は イ）、伸縮率従来０．３％に対し０．０５％以内口）、
藤ビラ表皮の浮き割れは皆無 ハ）、寸法切断はどの箇所でも完全密着て固定、湿、温
に対して変化極小 ホ）、カビ、虫害の発生を抑制 等々、安定性、加工性、耐久性に優れたものである。

又、この方法て含浸液に着色剤を混入した結果、藤細胞
空間部に着色剤が浸透することにより、天然藤本来の光
沢に加えて真に気品のある着色藤が得られた。表面着色
処理では到底得られないものである。従って」二記方法
で好みの必要色は着色剤の選定により対応、自由に着色
加工して得ることが出来た。尚、用途対応として接着性
熱硬化型合成樹脂含浸液に機能性有する成分、例えば難
燃、防虫、抗菌、消臭、芳香、健康イオン、その他等々
適宜条件に合わして混入することにより画期的、機能性
を有する藤むしろが簡単に得られるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は籐むしろ籐ビラの一部拡大断面図、第１図は本
発明籐むしろ籐ビラの一部拡大断面図である。 （＋）　）ＩＩむしろ藤ビラ（１ａ）表皮部（１ｂ）肉
質部（ｌｃ）細胞空間、 （２）とじ紐、（３）接着性熱硬化型合成樹脂。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 籐むしろ現場施工後の伸縮、籐むしろの長さ寸法切断の
   際において籐ビラ端部の表皮の割れ及び浮き外れ等の防
   止と、着色、難燃、抗菌、芳香その他の機能性附加を目
   的として籐むしろ籐ビラの細胞空間部に機能性を附加し
   た接着性熱硬化型合成樹脂液を含浸し強化一体化した籐
   むしろ。