JPH03289626A - 電気光学装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液晶デイスプレィ、エレクトロミネッセンスプ
レイ等の電気光学装置に関する。詳しくは透明電極引回
し部の設置に関する。

［従来の技術］ 従来、行電極と列電極のマトリクス配置により表示する
電気光学装置の引回し部に関して、特開昭６２−２０５
３２０号公報にある様に、リタデーションの均一性を出
す為に、引回しに対応した部分に表示に関与しない電極
群を設けたり、特開昭６２−２２７１２６号公報にある
様に、多層電極にして引回しを容易にする等の工夫がな
されている。

［発明が解決しようとする課題１ しかし、前述の従来技術では、信号の入力古注の容易化
や、セル厚の均−性等からの考慮がなされてはいるが、
引回し部の抵抗値のバラツキについては考慮されていな
い為、引回し抵抗により、画素に印加されるべき駆動波
形になまりが生じ、液晶層に実際にかかる実効電圧がバ
ラツキ、行又は列電極ごとに実効電圧ムラ、つまり、点
灯時のａ淡コントラストムラという問題を有している。

かかる問題は、より大面積、大容量化し、時分割駆動時
のデユーティ数が増加する場合より顕著となり表示品位
の低下という大きな問題を生じる。

そこで、本発明はこの様な問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、表示レベルの均一な高画質の電
気光学装置を提供する事にある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の電気光学装置は、１）行、列各々の透明電極が
形成された一対の基板間に液晶を挟持し、前記、行、列
各々の透明電極の引回し部の長さ（２）、巾（ｄ）の割
算値（ｆｆ／ｄ）を一定の範囲内に設定する事を特徴と
する。

２）前記（ｎ／ｄ）の値が　５〈（β／ｄ）＜１０００
以内に設定する事を特徴とする。

［作　用］ 本発明の上記構成によれば、引回し部の抵抗を長さ（ｌ
）と巾（ｄ）の割算（ｌ／ｄ）により規定する事により
、引回し部の面抵抗をＲ（Ω／口）とすると引回し部抵
抗Ｒｍが ■より■の関係となる 以上の関係より一定の範囲内につねに押さえられ抵抗の
バラツキが小さくなるという作用が生じる。

［実　施　例１ 以下、本発明を実施例に基づき、より具体的に説明する
。本発明の基本的な考え方を示すレイアウト図を第１図
に示す。引回し部ｌと、表示用電極部２、信号入力用の
端子部３のレイアウトにおいて、引回し部１の長さ（１
２）と巾（ｄ）を各々の引回し部ｌの長さにより、−が
一定の範囲になる様に、長さに応じて巾を変える。　　
（ｌ．／ｄ）の値は５から３００の間に入る様に設定し
、且つ、透明電極のフォトプロセス等を利用した時のパ
ターン間ショートの発生率を押さえる為に、パターン間
ギャップ４を、各々のパターニング精度に合わせて、最
低限度を設定しておくと、工程マージンも広がりより効
率よく引回し部ｌの均一性と精度を制御する事が出来る
。（ｎ／ｄ）の値については、前記パターン間ギャップ
４との相間はあるが、より均一性を上げ引回し部１の低
抵抗化を図る、もしくは、引回し部１の長さを狭くし、
パターンの効率取りを図る為には、より望ましくは、５
０＜　（ｆｆ／ｄ）＜４００（７）範囲が良い。コノ（
Ｉ；！／ｄ）については引回し部１のレイアウトにより
、５＜　（ｆ２／ｄ）＜１０００の範囲で任意に設定出
来る事は言うまでもない。第２図、第３図は比較の為、
本発明のルールに従わない方法でのレイアウトについて
示した図である。第２図は、表示用電極部２と、端子部
３のパターンの角同士を結線した場合（以下方法Ａ）第
３図は、表示用電極部２と端子部３の中央を結ぶライン
を中心に一定巾（ｄ′）で引回し部ｌを形成した場合（
以下方法Ｂ）を示す。

〔実施例１１ 実施例１として、第１図、第２図、第３図で各々示して
いる引回し部ｌの長さ２を変え、その時の引回し部１の
抵抗値を測定した。この時、面抵抗は２０Ω／口の酸化
インジウム−酸化スズを用い、表示用電極部２の巾を３
００μ、パターンギャップ３０μ、端子部３の巾を１２
５μ、パターンギャップ１２５μ、表示用電極部２と、
端子部の間の距離（Ｌ）を１３ｍｍと設定してパターン
を形成した。この時、引回し部ｌのパターン間ギャップ
４は３０μ以下にならない様に（ｎ／ｄ）の値を各々の
ラインで設定した。各方法による弓回し部１の抵抗値を
表１にまとめる。尚、方法Ｂのライン巾は、６０ＬＬと
した。これは、本実施例と同じく引回し部１のパターン
間ギャップ４を３０μ以上確保出来る様にする為である
。

表１．引回し部抵抗値 ℃、ｄは単位（ｍｍ）、ｄ’　＝０．０６ｍｍ表２の結
果を見ても明らかな様に、本実施例の方法に従うと、引
回し部ｌの抵抗値バラツキが非常に小さい事が分かる。

又、方法Ａ、Ｂではどちらも、引回し部１の長さが減る
に従い、抵抗値が均一に減少する傾向がある事が分かる
。特に方法Ｂでは、引回し部１の巾（ｄ′）の設定値に
より抵抗値が変わり、引回し部ｌのパターンギャップ４
の確保の問題もあるが、抵抗値が高めになる事ち分かる
。

次にガラス基板に以上述べて来た内容、パターンレイア
ウトにて行電極を第４図に示す１６０本のブロックを形
成し、実際に電気光学装置を形成して効果を確認したの
で説明する。なお、電気光学装置としては、液晶パネル
を用いた液晶表示装置を用いた。本実施例においては、
対向する列電極の影響を無視出来る様にする為、巾３０
０μ、ギャップ３０μのストライプ状とし端子部まで形
成した。表２に抵抗値の変化を示す、尚、表示用電極２
と端子部３の角度（θ）は、ＮＯ，１ラインで、５４０
として設定した。Ｌは、同じ＜１３ｍｍとする。尚、面
抵抗は実測した所２０Ω／口であった。

表　２　　引回し部抵抗値 （幅６０μ） 第５図を用いて説明する。前記行、列各々の電極を形成
したガラス基板４．５を、電極がマトリクス状になる様
に組合わせ、シール材６、ギャップ材７を介してセル厚
６．Ｏｕ、左ねじれ角２００°になる様に配向層８をラ
ビングし、液晶９を充填して液晶表示装置を作成した。

該液晶表示装置の行、列各々の端子群にラバーコネクタ
を介して１／４００デユーテイ相当の実効電圧で、７０
Ｈ２にてスタティック波形を印加し、ポジネガモード各
々で観察した所、本発明の方法は、ハーフ点灯、最適コ
ントラスト点灯時共に表示のムラは発明されなかった。

しかし、方法Ａ、方法Ｂでは、ラインＮＯ，１が暗くラ
インＮ０１１６０になるに従い、徐々に明るくなる傾向
がはっきり見えた６そこでポジモードでラインＮｏ、１
とラインＮ０．１６０の同じ列電極ライン上でフォトマ
ル透過率をモニターしながら、同じ透過率になる時の電
圧比をデジタルマルチメーターにより測定した所要３の
様になり、明らかに本発明による均一化の効果が確認さ
れた。

表３　　電圧比 尚、本実施例においては、比較を容易にする為に、パタ
ーン中、長さは均一にして確認したが、パターン中、長
さの設定や、パターン間ギャップの設定に何ら制限され
るものではなく、本発明のルールに従って、引回し部の
レイアウトを設定すれば同様の効果が得られる事は言う
までちない。

又、ライン数や、デユーティ数が大きくなる程、本発明
のルールに従った方法の効果は顕著になる。

尚、上記実施例では液晶パネルにおける電極に適用した
例を述べたが、他のエレクトロルミネッセンスパネルや
エレクトロクロミックパネル等に６適用できるものであ
る。

［発明の効果］ 以上述べてきた様に、本発明によれば、引回し部の抵抗
を均一に設定出来、表示時のコントラストムラのない高
品質の電気光学装置を提供出来ると共に、抵抗の均一化
の為に、引回しを複雑に屈曲させたり巾をラインごとに
異なる率で絞り込む等する事なく、一定のルールで容易
にパターン設計が出来、効率化が図れるという効果も生
じ、パターン形成時のギャップも確保出来る為、パター
ン間ショートのない、加工性の良い引回し部を形成出来
るという効果も生じる。本発明により、今後より容量化
、高デユーテイ化する電気光学装置の画質の向上をより
容易に図れ、特にカラー表示させる電気光学装置では、
よりパターンルールが白黒の３倍と細密になるが本発明
を適応すれば、画質の均一性を容易に提供出来るという
効果も生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的な考え方を示すレイアウト図。 第２図は方法Ａのレイアウトを示す図。 第３図は方法Ｂのレイアウトを示す図。 第４図は本発明の実施例１で示したパターンレイアウト
を示す図。 第５図は本発明の電気光学装置の一実施例の断面図。 １　・　・　・　・　・ ２　・　・　・　・　・ ３　・　・　・　・　・ ４、５　・　・　・ ６　・　・　・　・　・ ７　・　・　・　・　・ ８　・　・　・　　　・ ９　・　・　・　・　・ 引回し部 表示用電極部 端子部 ガラス基板 シール材 ギャップ材 配向層 液晶 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）行、列各々の透明電極が形成された一対の基板間に
   液晶が挟持されてなる電気光学装置において、前記行、
   列各々の透明電極の表示部と信号入力用端子部を結ぶ引
   回し部の長さ（ｌ）、巾（ｄ）の割算値（ｌ／ｄ）を一
   定範囲内に設定する事を特徴とする電気光学装置。 ２）前記引回し部の長さ（ｌ）、巾（ｄ）の値を５＜（
   ｌ／ｄ）＜１０００ の範囲内で一定になる様設定する事を特徴とする請求項
   １記載の電気光学装置。