JPH0328933Y2 - - Google Patents

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JPH0328933Y2
JPH0328933Y2 JP1982029046U JP2904682U JPH0328933Y2 JP H0328933 Y2 JPH0328933 Y2 JP H0328933Y2 JP 1982029046 U JP1982029046 U JP 1982029046U JP 2904682 U JP2904682 U JP 2904682U JP H0328933 Y2 JPH0328933 Y2 JP H0328933Y2
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JP
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nozzle
air inlet
guide plates
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side wall
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JP1982029046U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特にホテル、劇場、食品加工場、農
業、畜産施設等の殺菌、殺虫、脱臭、消毒用とし
て使用される設置型液体噴霧器のノズルの改良に
関するものである。
このような用途の噴霧器の場合、環境を汚さな
いこと、均一な散布ができること、速やかに気化
すること、それに経済的であること等が要求され
るが、従来は、これらの要求に充分に対応するこ
とができなかつた。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
もので、以下本考案の一実施例を図面により詳細
に説明する。
第1図は、本考案ノズル構造の一実施例を示す
全体構造図で、1は噴霧器本体の略密閉された箱
体で、その下側には薬液2−1を入れたタンク2
が置かれ、そのタンクキヤツプ2−2はタンク2
内を常に大気圧に保つ構造になつている。また箱
体の中の左側にモーター3とフアン4、吸入口5
等によつて構成されるブロアーが設置されてい
る。その右側にはタンク2の底付近まで伸び、本
考案にかかわるノズルアツセンブリ8に接続され
た吸上げパイプ6、霧化した薬液2−1の噴出口
7が設置されている。
このノズルアツセンブリ8は第2図、第3図に
示すように吸上パイプ6の先端にノズル8−1が
取付けられ、このノズル8−1の吹出口の外側に
はテーパー部8−1aを有している。その先に複
数のうず巻き(右巻き又は左巻き)羽根8−2a
を有する案内板が、次にベンチユリー8−3aを
有する負圧管8−3が、さらに必要により複数の
うず巻き(左巻き又は右巻き)羽根8−4aを有
する案内板8−4が、最後にオリフイス8−5a
を形成するカバー8−5の順に、そしてほぼ同一
線上に連続して設けられ、これらの各部品はねじ
8−6によつて外箱1に取付けられる。そして案
内板8−2,8−4より外箱1内の加圧空気をノ
ズル内に旋回させて吹き込むようにしたものであ
る。
次に、このように構成された液体噴霧器のノズ
ルアツセンブリ8の作用について述べる。
先ずモーター3によりフアン4が回転すると吸
入口5から空気が導入され、箱体1内の空気圧が
高くなる。そしてノズルアツセンブリ8を介して
噴出口7から勢いよく吹き出す。
その場合、ノズル8−1の先にある案内板8−
2からベンチユリー8−3aを通過する箱体1内
の加圧空気は、その通路が次第に狭められるため
流速が高くなり、その結果ベンチユリー8−3a
内は負圧となる。この負圧によつて吸上げパイプ
6がタンク2内にある薬液2−2を吸い上げ、ノ
ズル8−1から勢いよく噴き出させる。この作用
は内燃機関のキヤブレターに応用され、良く知ら
れているものである。
この時、ベンチユリー8−3a内を通過する加
圧空気は右巻きのうず巻き羽根8−2aによつて
うず流となり、ノズル8−1から噴き出した薬液
2−2を破砕し、微粒子化させる。次に右巻きの
うず巻き羽根8−4aから侵入した加圧空気は次
第に流速を上げ、ベンチユリー8−3a内の先端
部に逆巻きのうず流となつて加わり、この左右の
うず流によつて微粒子化された薬液2−2はさら
に強力に破砕され、霧化されて噴霧薬液11とな
つてカバー8−5から噴出する。勿論この実施例
では案内板8−2a,8−4aを負圧管8−3の
前後に設けたが、前部だけでも薬液2−2の微粒
子化に十分効果がある。
この実施例の様子を第4図の模式図によつて示
す。図の9は右うず巻き羽根8−2aによつて方
向づけられた右うず流の空気、10は左うず巻き
羽根8−4aの作用による左うず流の空気を示
す。すなわち右うず流空気9によつて吸い上げら
れ右巻きにねじられ破砕された薬液2−2は左う
ず流空気10によつて左巻きにねじられるため噴
霧薬液11はさらに破砕される。なお、カバー8
−5に設けられたオリフイス8−5aは噴出口7
の形状で構成されており、このオリフイス8−5
aによつて噴出空気は放射状の乱流となり噴霧薬
液11を広範囲に散布させる作用をする。勿論う
ず巻き羽根の向きを左右取替えても同じである。
以上詳細に説明したように、本考案によるノズ
ル構造はうず巻きのうず流を利用してしているの
で効率的で、かつ強力な液体の霧化を達成でき、
このことによつて均一な散布と速やかな気化によ
る環境保全、薬液の使用量の削減等の効果が得ら
れ、かつその構成部品は樹脂等で簡単に製造でき
るから安価で、その上、可動部分が全く無いので
故障せず、また狭細な液体通路を必要としないの
で高濃度の薬液等でも目詰りをおこさない等保守
点検の面でも大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のノズル構造の一実施例を示す
全体構造図、第2図は同じくノズル構の要部断面
図、第3図は同じくその分解斜視図、第4図は薬
液の流れを示す模式図である。 1……箱体、2……タンク、2−2……薬液、
3……モーター、4……フアン、5……空気吸入
口、6……吸上パイプ、7……噴出口、8……ノ
ズルアツセンブリ、8−1……ノズル、8−1a
……ノズルのテーパー部、8−2,8−4……案
内板、8−2a,8−4a……うず巻羽根、8−
3……負圧管、8−3a……ベンチユリー、8−
5……カバー、8−5a……オリフイス、11…
…噴霧薬液。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 密閉された箱体一方の側壁面に空気吸入口
    を、また該側壁面に対向する他方の側壁面に噴
    出口を有し、前記空気吸入口附近の内側にモー
    ターとフアンとからなるブロアーを取付け、更
    に他方の噴出口附近の内側に下部に設置したタ
    ンクの内部より薬液を吸上げるためのパイプに
    接続されたノズルが設置され、且つ該ノズル先
    端部にベンチユリー機能を有する負圧管が取付
    けられた構造の液体噴霧器において、前記空気
    吸入口5と、その内側に取付けられたモーター
    3とフアン4とからなるブロアー及び前記噴出
    口7附近に位置するノズル8−1の先端部とを
    それぞれ略同一線上に位置して設け、更にノズ
    ルアツセンブリー8側を形成するベンチユリー
    8−3a機能を有する前記負圧管8−3の前端
    部附近及び後端部附近の端周部に設けられ且つ
    互いに逆巻きのうず巻き羽根8−2aと8−4
    aを複数有する案内板8−2と8−4及びその
    最も外側に位置してオリフイス8−5aを形成
    するカバー8−5を、いずれも前記同一線上に
    略軸線を一致して取付け、該案内板により箱体
    1内の加圧空気をノズル内に旋回させて吹き込
    むように構成したことを特徴とする液体噴霧器
    のノズル構造。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、前記案内板8−2及び8−4を、それぞれ
    のうず巻き羽根8−2aと8−4a側とを互に
    反対方向に位置して取付けて構成したことを特
    徴とする液体噴霧器のノズル構造。
JP2904682U 1982-03-02 1982-03-02 液体噴務器のノズル構造 Granted JPS58132561U (ja)

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JPS58132561U JPS58132561U (ja) 1983-09-07
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JP2008229491A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Hamanetsu:Kk オゾン水噴霧装置
JP2014205118A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 シャープ株式会社 機能水生成器

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JPS4839686U (ja) * 1971-09-11 1973-05-17

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