JPH0328931Y2 - - Google Patents

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JPH0328931Y2
JPH0328931Y2 JP14277885U JP14277885U JPH0328931Y2 JP H0328931 Y2 JPH0328931 Y2 JP H0328931Y2 JP 14277885 U JP14277885 U JP 14277885U JP 14277885 U JP14277885 U JP 14277885U JP H0328931 Y2 JPH0328931 Y2 JP H0328931Y2
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air
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rotating
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は静電塗装装置、更に詳しくは、その回
転軸を空気軸受により支承するようにした回転霧
化静電塗装装置に関する。
〔従来の技術〕 回転霧化静電塗装装置のハウジング内で空気軸
受により回転軸を支承し、この回転軸の外端部に
カツプ状噴霧頭を固定し、回転軸の内端部に回転
駆動用のタービン翼車を固定し、このタービン翼
車に噴出ノズルより圧縮空気を供給して回転軸を
回転させると共に、空気軸受にも圧縮空気を供給
することによつて回転軸を非接触状態で支持する
ようにした回転霧化静電塗装装置は公知である。
この種の回転霧化静電塗装装置の空気軸受は、回
転軸外周面と固定側軸受内周面との間隙を20μ〜
70μm程度に保つように、その間隙に圧縮空気を
供給して空気層を形成し、回転軸を非接触状態に
支承するのである。このように空気軸受は空気層
の中に回転軸を浮かせて回転させるため、もしも
空気軸受に十分な圧縮空気が供給されていない状
態で噴出ノズルよりタービン翼車に圧縮空気を供
給して回転軸を回転させたりすると、回転軸と軸
受の固定側とが食い付き回転不能となる。そのた
めの安全策として、回転軸の回転いかんにかかわ
らず、空気軸受には絶えず圧縮空気を送り続け回
転軸を浮かせた状態に維持しておくのである。
〔考案が解決使用とする問題点〕
上記のように、回転軸の回転如何、すなわち回
転霧化静電塗装装置の作動如何にかかわらず昼休
みの休けい時間やライン嫁動終了後でも絶えず空
気軸受に圧縮空気を供給しつづけることは、圧縮
空気の使用量を著しく増加させるという問題があ
る。
そこで、本考案は、ライン嫁動時には空気軸受
に正常な圧縮空気を供給し、ライン嫁動終了時や
昼の休けい時には、回転軸が回転していないこと
を検知した後、空気軸受への圧縮空気の供給を停
止し、圧縮空気の使用量を低減した回転霧化静電
塗装装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、一端に噴霧頭を取付けた回転
軸を空気軸受により回転可能に支承し、前記噴霧
頭を高速回転させると共に負の高電圧を印加して
塗料を被塗物に静電塗着させる回転霧化静電塗装
装置において、前記回転軸の回転を検出する手段
を設けると共に、該回転軸が回転していないこと
を検出した時前記空気軸受への圧縮空気の供給を
遮断する手段を設けたことを特徴とする回転霧化
静電塗装装置が提供される。
〔作用〕
回転軸が停止している時は空気軸受への圧縮空
気の供給が遮断されるので、圧縮空気の使用量を
大幅に減少することができる。
〔実施例〕
第1図を参照すると、その全体を符号1で示す
回転霧化塗装装置は、ほぼ中空円筒状の金属製前
部ハウジング2と金属製後部ハウジング3などを
具備し、これらのハウジング2,3は図示しない
ボルトによつて相互に強固に結合される。前部ハ
ウジング2内には、中空部分を有する回転軸5が
挿入される。この回転軸5のハウジング2外部の
一端には金属性噴霧頭6がナツト7により固締さ
れる。また、前部ハウジング2の前端部には端板
8が固定され、この端板8上に塗料噴射ノズル9
が取付けられる。この塗料噴射ノズル9は塗料供
給ポンプ10を介して塗料タンク11に連結さ
れ、また塗料噴射ノズル9のノズル口12は噴霧
頭6の円筒状内周壁面に指向される。
前部ハウジング2内には一対のラジアル空気軸
受13,14が配置され、回転軸5はこれらラジ
アル空気軸受13,14によつて非接触状態で回
転可能に支承される。またこれらの各ラジアル軸
受13,14は、その内部に夫々環状空気導入室
15,16を形成しており、ハウジング2の内周
面上には環状空気導入室15の空気導入孔19、
及び環状空気導入室16の空気導入孔20がそれ
ぞれ形成され、空気供給ポンプからなる圧縮空気
源30に連結される。一方、回転軸5の他端には
2枚のデイスクプレートを有するランナー21が
挿入され、このランナー21はタービン翼車22
を介してナツト23により回転軸5に固締され
る。ランナー21の2枚のデイスクプレートの中
間に環状板24が配置され、ランナー21と環状
板24とで非接触型のスラスト空気軸受を構成す
る。尚、環状板24はハウジング2,3に固定さ
れる。
ハウジング3内にはタービンノズルホルダー4
が固定され、このタービンノズルホルダー4とハ
ウジング3間には環状の回転用空気導入室25が
形成される。この回転用空気導入室25は圧縮導
入孔27を介して空気供給ポンプ30に連結され
る。回転用空気導入室25には圧縮空気噴出ノズ
ル26を有し、この噴出ノズル26に対面して、
タービン翼車22のタービンブレード28が配置
される。空気供給ポンプ30から回転用空気導入
室25内に導入された圧縮空気は噴出ノズル26
を介してタービンブレード28に噴出され、ター
ビン翼車22に回転力を与え、回転軸5が高速度
で回転される。
また回転軸5(タービン翼車22)の回転を検
出する装置Aが設けられる。すなわち、後部ハウ
ジング3内にはタービン翼車22の回転を検出す
る光フアイバーセンサー43がブラケツト50に
よつて取付けられており、この光フアイバーセン
サー43は光フアイバーケーブル44で制御装置
45に接続され、その信号の増巾変換などをす
る。回転霧化静電塗装装置1の本体は−60KVから
−90KVの負の高電圧を発生するための高圧発生装
置29に接続される。これにより、ハウジング
2,3には負の高電圧が引加され、更に噴霧頭6
にも負の高電圧が印加される。
空気供給ポンプ30に連結された、主圧縮空気
導管31は、圧縮空気供給導管32,33に分岐
され、一方の圧縮空気供給管32はラジアル空気
軸受13,14の空気導入孔19,20及びスラ
スト空気軸受の空気導入孔34に連結され、他方
の圧縮空気供給導管33はタービンノズルホルダ
ー4の空気導入孔27に連結される。主圧縮空気
供給導管31内には圧縮空気中の水分を蒸発させ
るための空気加熱装置35と圧縮空気圧を設定圧
に維持するレギユレーター37が配置される。更
に加熱装置35の上流と、レギユレーター37の
下流にそれぞれストツプバルブ36,38が配置
される。圧縮空気供給導管32内には、空気軸受
用自動弁39と、空気軸受に必要な圧縮空気の流
量又は圧力を検出する空気軸受用、検出器41が
配置される。圧縮空気供給導管33内には、前記
検出器41によつて導管32の所要空気流量又は
圧力が検出されたときに始めて開弁する回転駆動
用自動弁40と、この自動弁40が開弁し、圧縮
空気がタービンノズルホルダー4へ供給されてい
ることを検出する回転駆動用検出器42が配置さ
れている。
塗装時にはストツプバルブ36,38を開弁さ
せ、次に空気軸受用自動弁39を図示しない押し
ボタン操作により開弁し、ラジアル空気軸受1
3,14及びスラスト空気軸受に圧縮空気が供給
され、ラジアル及びスラスト空気軸受の空気噴出
孔17,18,47,48から圧縮空気が噴出
し、回転軸5を非接触状態で回転可能に支承す
る。その後、ラジアル及びスラスト空気軸受に必
要な圧縮空気が供給されていることを空気軸受用
検出器41で検出し、その信号49を条件として
回転駆動用自動弁40を開弁させる。これによ
り、圧縮空気は噴出ノズル26を介してタービン
ブレード28に噴出され、タービン翼車22に回
転力を与え、回転軸5及び噴霧頭6を高速度で回
転させるのである。この時、塗料噴射ノズル9か
らノズル口12を介して噴霧頭6に塗料が供給さ
れると、噴霧頭6の回転により生じる遠心力によ
つて霧化され、この霧化された塗料は高圧発生装
置29によつて負の高電圧が印加され、正の電位
である被塗装物(図示せず)に塗着するのであ
る。
昼休みの休けい時やライン終了時は、まず、回
転駆動用自動弁40を、図示しない、塗装装置全
体をコントロールする制御装置からの信号により
閉弁とする。この時、回転軸5の回転は徐々に低
下はするが、回転軸5が非接触の空気軸受で支持
されているので、摩擦抵抗が非常に少なく回転軸
5が完全に停止するまでに長時間要することもあ
つて、従来は、前述のように、空気軸受へ圧縮空
気をたえず供給していたのである。しかし、本考
案の実施例では、後部ハウジング3内にタービン
翼車22の回転を検出する光フアイバーセンサー
43がブラケツト50によつて取付られ、光フア
イバーセンサー43の信号は光フアイバケーブル
44を介して制御装置45に入力される。即ち、
回転検出装置Aによつてタービン翼車22、つま
り回転軸5が回転していないことを検出し、この
信号と回転駆動用検出器42で回転駆動用圧縮空
気が遮断されていることを検出した信号とを合せ
た信号46で空気軸受自動弁39を閉弁するので
ある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、回転検出装置Aにより、回転
軸5が回転していないことを検知した信号などを
条件にして自動弁39を閉弁することにより、塗
装装置の非嫁動時は、空気軸受へ圧縮空気を供給
している時間がきわめて短かくなり、圧縮空気の
使用量を大巾に低減出来るのである。また、回転
霧化塗装装置の寿命も長くなり、保全費低減にも
寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転霧化静電塗装装置の
側面断面図である。 2,3……ハウジング、5……回転軸、6……
噴霧頭、13,14……空気軸受、30……圧縮
空気供給源、39……空気軸受用自動弁、40…
…回転駆動用自動弁、22……タービン翼車、2
9……高圧発生装置、A……回転検出装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端に噴霧頭を取付けた回転軸を空気軸受に
    より回転可能に支承し、前記噴霧頭を高速回転
    させると共に負の高電圧を印加して塗料を被塗
    物に静電塗着させる回転霧化静電塗装装置にお
    いて、前記回転軸の回転を検出する手段を設け
    ると共に、該回転軸が回転していないことを検
    出した時前記空気軸受への圧縮空気の供給を遮
    断する手段を設けたことを特徴とする回転霧化
    静電塗装装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記回転軸はタービン翼車を取付けた
    構造のものとし、前記噴霧頭を高速回転させる
    構成は前記タービン翼車に圧縮空気を供給する
    ことにより前記回転軸を回転駆動する構造と
    し、前記回転軸の回転を検出する手段は、前記
    タービン翼車への圧縮空気の供給が遮断されか
    つ前記回転軸が停止している時を前記回転軸が
    回転していないものとして検出する構成である
    装置。
JP14277885U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH0328931Y2 (ja)

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JP14277885U JPH0328931Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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JP14277885U JPH0328931Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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JPS6250745U JPS6250745U (ja) 1987-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2874518B1 (fr) * 2004-08-25 2006-12-22 Sames Technologies Soc Par Act Projecteur rotatif de produit de revetement, installation comprenant un tel projecteur et methode de verification du fonctionnement d'un tel projecteur
JP5178080B2 (ja) * 2007-07-23 2013-04-10 旭サナック株式会社 塗装ガン

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JPS6250745U (ja) 1987-03-30

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