JPH03287591A - シリコーン系桂皮酸誘導体の製造法 - Google Patents

シリコーン系桂皮酸誘導体の製造法

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JPH03287591A
JPH03287591A JP8644090A JP8644090A JPH03287591A JP H03287591 A JPH03287591 A JP H03287591A JP 8644090 A JP8644090 A JP 8644090A JP 8644090 A JP8644090 A JP 8644090A JP H03287591 A JPH03287591 A JP H03287591A
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JP
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siloxane
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silicone
cinnamic acid
toluene
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JP8644090A
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Masashi Yoshida
正志 吉田
Kenichi Umishio
健一 海塩
Keiichi Uehara
計一 植原
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリコーン系桂皮酸誘導体の製造法に関する
さらに、詳しくは、シリコーン油に溶解し、耐水および
耐油性に優れ、かっUV−B領域の波長の紫外線吸収特
性を有するシリコーン系桂皮酸誘導体の製造法に関する
ものである。
C従来の技術〕 紫外線はさまざまな変化を皮膚にもたらすことが知られ
ている。皮膚科学的には作用波長を400−320nm
の長波長紫外線、320−290nmの中波長紫外線お
よび290nm以下の短波長紫外線に分類し、夫#UV
−ASUV−BおよびUV−Cと呼ンテいる。
通常、人間が暴露される紫外線の大部分は太陽光線であ
るが、地上に届く紫外線はUV−AおよびUV−Bで、
UV−Cはオゾン層において吸収されて地上には殆ど達
しない。地上にまで達する紫外線のなかで、UV−Bは
、ある一定量以上の光量が皮膚に照射されると紅斑や水
痘を形威し、またメラニン形成が亢進され、色素沈着を
生ずる等の変化をもたらす。
従って、UV−Bから皮膚を保護することは、皮膚の老
化促進を予防し、シミ、ソバカスの発生や増悪を防ぐ意
味において極めて重要であり、これまでに、種々のUV
−B吸収剤が開発されてきた。
既存のUV−B吸収剤としては、PABA@導体、桂皮
酸誘導体、サリチル酸誘導体、カンファー誘導体、ウロ
カニン酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体及び複素環誘導
体が知られている。
一方、外用剤基剤には、低分子量のジメチルポリシロキ
サンなどのシリコーン系基剤が広く使用されている。こ
れはシリコーン系基剤のもつ伸びの良さ、さっばり感、
べとつかない等の使用性および汗や水と流れにくいなど
の機能性に優れている点によるところが大きい。
しかしながら、既存のUV−B吸収剤は、シリコーン系
基剤に対する相溶性が著しく低い。
したがって、シリコーン系基剤の外用剤に配合するには
、油性基剤をさらに添加しなければならず、前述のシリ
コーン系基剤の有用性が十分に発揮できないという欠点
があった。
一方、紫外線吸収能をもつシリコーンの特許として、特
公昭44−29866、特開昭60−58991および
特開昭60−108431がみられる。しかしながら、
これらの化学構造は無置換の桂皮酸を基本骨格とするも
のであり、UV−C側に吸収極大波長を持ちUV−B領
域には殆ど吸収を有しない。
かかる事情から、シリコーン油に溶解し、耐水及び耐油
性に優れ、かつUV−B領域の波長を十・分に防禦する
紫外線吸収剤の開発が強く望まれていた。
本発明者らは、シリコーン油に溶解し、耐水及び耐油性
に優れかつ適切なUV−B波長領域を有する紫外線吸収
剤を得ることを目的に鋭意研究した結果、本発明に係る
シリコーン系桂皮酸誘導体が上述の性質を満足する化合
物であることを見い出し特許出願した[出願番号 昭和
63年特許願第168838号]。
〔発明が解決しようとする問題点〕
われわれが先きに出願した特願昭63−168838号
明細書ではシリコーン系桂皮酸誘導体は紫外線吸収剤お
よび皮膚外用剤として有用であり、分子中に二重結合を
有する桂皮酸誘導体と分子中にケイ素と結合した水素原
子をもつシロキサンとのヒドロシリル化反応により合成
され得るものである。
この際塩化白金酸を触媒として用いる。
上記塩化白金酸を用いるヒドロシリル化反応では反応転
化率が低くその結果として反応収率及び精製の点で必ず
しも満足できるものではなかった。
本発明者らは上記事情に鑑み鋭意検討した結果ビニルシ
ロキサン白金触媒を用いてヒドロシリル化反応を行なう
ことにより反応転化率100%でかつ副生成物も少なく
、目的化合物を金塩にない高収率で合成精製し得る方法
を見出し、本発明を完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、 一般式(I) R’ m SiOl5−t+7を単位及びR’ m S
iO+4−111/!単位を有するシロキサン とを、有機溶媒中で、ビニルシロキサン白金触媒の存在
下に反応させることを特徴とする一般式(n) (I) で表される桂皮酸エステルと、 で表される単位を少なくとも1個もつシロキサン類であ
って、前記シロキサン中に存在しうる他の単位が、一般
式0 +4−111/! SiR”。
で表されることを特徴とするシリコーン系桂皮酸誘導体
の製造法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体は、一般式(II)
で表される単位と、 一般式014−Ill/! SiR”+mで表される単
位から構成されるものであり、一般式(n)に定義した
R1の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、フェニル基
、トリメチルシロキシ基等があげられるが、原料の入手
しやすさ等の理由からメチル基または・その一部がフェ
ニル基であること、又はトリメチルシロキシ基であるこ
とが好ましい。nは、R1の置換数を表す。
R1の例としては、例えば、 −CHgCHt−9−CHtCH*CHx−9−CHI
CHCH2−、−CCH*CH2−9CHs   (C
Hs)i −C)I2CHxCH−、−CHtC)ItCHtCH
2−、−C)lzCt(zOCHzCH2−CH。
ヘキシレン、シクロヘキシレン、デシレン基等があげら
れるが、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、さら
にヒドロシリル化反応の副反応が比(以下余白) 較的少ないこと等から特に、−CH5CHaCH−。
1 Hg が好ましい。
Xの例としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、イソ
プロポキシ基等があげられる。いずれも、シリコーン系
基剤に対する溶解性かつUV−B吸収波長に顕著な差は
ないが、試薬の入手し易さ等から特にメトキシ基が好ま
しい。aは、Xの置換数を表す。
一般式014−1m1/! SiR”、で表されること
を特徴とするシロキサン単位において、R雪は、メチル
、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、t−ブチル、フェニル基、トリメチルシロキシ基等
があげられるが、原料の入手しやすさ等の理由からメチ
ル基またはその一部がフェニル基であること、又はトリ
メチルシロキシ基であることが好ましい。mは、R1の
置換数である。
本発明で用いる一般式(I)のエステルは、対応する置
換桂皮酸誘導体を常法により酸クロリドとした後、アミ
ン存在下、オレフィン性不飽和結合を有する一価のアル
コールと反応させることによって得られるものである。
反応溶媒としては通常の有機溶媒が使用できるが、なか
でもトルエン、ベンゼンおよびキシレンなどの芳香族系
有機溶媒が好ましく、反応温度は高温でおこなうが、な
かでも還流温度が良い。
反応に用いるアルコールによって、−紋穴(1)中のY
は異なるが、少なくとも2個の炭素原子を有し、かつオ
レフィン性不飽和結合を有する一価の炭化水素基(複素
原子Oを有するものを含む)である。例えば、直鎖の炭
化水素基として、CHs”CH−、CHs”CHCfb
−、CHt”CHCHsCH*−9CH1CH−CH*
CH*CI(*−、CHg”CH−CHIOCHICH
I−等、分枝の炭化水素基としてCH−CH−CH(M
e )−。
CHlCH−C(Me)*−、CHg”C)I−CH(
Et) −CHg”CHC(Et)g−、CHs”CH
CHgCH(Me)−。
CHg”CHCH(Me)−Cut−、CHg”C(M
e)CHs−9等があげられ、末端に二重結合を有する
ものがある。
また、MeCH:CH−、MeCH=CHCHt−、(
Me)sc=cH−。
(Me)*C”CHCHs−、MeCH=CHCHg−
、MeCH*CH=CI(−等の内部に二重結合を有す
るもの及び CH1=CH−Cl−CHg−、C)It”C(Me)
CH:CHg−。
MeCH=CH−CH:CHt−等の二重結合を2個有
するものも挙げられるが、エステル化反応とヒドロシリ
ル化反応の反応の優位性及びこれらのエステルより誘導
されるシリコーン系桂皮酸誘導体の安定性(光安定性を
含む)等から末端に二重結合を1個有するエステルが望
ましい。
このようにして得られる一般式(I)のエステルをシロ
キサンとヒドロシリル化反応させることによって、本発
明のシリコーン系桂皮酸誘導体が得られるが、用いるシ
ロキサンは少なくとも1個の5i−Hを有する有機珪素
化合物であり、― R’n5iO+s−t+ /1単位およびR”m5i0
14−m1/l単位を有するシロキサンとして表される
ものである。
例えば、(CIBtO)sSiH,(MesSiO)s
MeSiH。
(MesSiO)ssi)!、 (MesO3i)Me
PhSiHl(MesO3i)EtMeSiH,(Me
sO3i)EtPhSiH。
、 H(Me)*SiO3j(Me)tO3iS103
j(等が挙げられるが、ヒドロシリル化反応の優位性、
シラン、シロキサンの入手のしやすさ及びシリコーン系
基剤に対する溶解性などから1.1.1.3.5.5.
5−ヘプタメチルトリシロキサンが好ましい。しかし、
本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体が製造できればこれ
に限定されるものではない。
反応溶媒としては通常の有機溶媒が使用できるが、なか
でもトルエン、ベンゼンおよびキシレンなどの芳香族系
有機溶媒が好ましく反応温度は高温度でおこなうが、な
かでも還流温度が良い。
ヒドロシリル化の触媒は、ビニルシロキサン白金触媒化
学式[Pt [(CH1=CI()SiMe! ) 1
0! )を用いることを特徴とする。
本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体は、目的に応じて、
−紋穴(1)のエステル及び上記のシロキサンを種々選
択することにより、低分子量のものから、高分子量のも
のまで製造でき、性状は、室温において液体のものから
樹脂状の固体のものまで含まれる。
〔実施例〕
以下、実施例を示し、本発明の詳細な説明する。
立並I 以下、本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体の新規な合成
例およびその物理化学的性質をあげて本発明をさらに詳
細に説明する。
まず、ビニルシロキサン白金触媒の合成法について述べ
る。
市販の塩化白金酸5gに水0°6gを注ぎ、室温下で2
時間かくはんしたのちジメチルビニルシロキサン(Me
*ViSi)*050.Ogを添加し、50−60℃で
4時間加熱かくはんした。反応系にNaHCOs5. 
Ogを添加し中和したのち、口過し口演を取り出した。
橙色のビニルシロキサン白金触媒 (Pt 1(CHm”CH)SiMes ) * Os
)を得た。
本合成法は、文献organometallics、 
6、191(1987)を参考にして行なった。
合成例1 3、4.5−トリメトキシ桂皮酸11.94 g 、塩
化チオニル11m1をベンゼン8〇−中で3時間還流温
度で攪拌し、酸クロリドとしたのち、脱−溶媒後、7.
20 gの1−ブテン−3−オールを含むトルエン80
−を加え、反応系を水浴中で冷却し5.25gのトリエ
チルアミンを含むトルエン40−をゆっくり添加し1時
間攪拌した。さらLこ、室温下で1日攪拌した。
濾過し、トルエン層を水で洗浄し水を除去後、トルエン
を溶媒としシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
3.4.5− )リメトキシ桂皮酸エステル10.93
 g(74,6%)を得た。
GC−MS   M” 292 NMR(CDCIg)7.60(IH,d(J=15.
77Hz))、 6.36(LH,d(J=16.14
Hz ))、 6.74(2H,s )、 5.92(
IH,m)、 5.49(IH,m)。
5、29(IH,d(J=17.60Hz))、 5.
15(IH,d(J=10.64H2))。
3、85(9H,s)、、1.38(3H,d(J=6
.60Hz))。
合成例2 合成例1で得られたエステル29.32 gとシロキサ
ン(1,1,1,3,5,5,5−Heptameth
yltrisiloxane。
以下MHMと略す) 22.3gをトルエン5o−に注
ぎ、さらに0.5mo1%のビニルシロキサン白金触媒
を添加し還流温度で2時間攪拌しヒドロシリル化反応を
おこなった。トルエンを溶媒とし、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより生成物を単離し、オイル状の本
発明のシリコーン系桂皮酸誘導体を、41.50g (
80,5%)得た。
このものは下記の分析値によって同定した。
物質名 〔3−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル−1−
メチルプロピル) −3,4,5−)リメトキシシンナ
メート GC−MS   M”514 NMR(CDCIs )7.59(IH,d(J=16
.13H2))、 6.35(IH,d(J:15、7
7Hz ))、 6.75(2H,s)、 4.95(
IH,q )、 3.86(9H,S )。
1、65(2H,m)、 1.29(3H,d (J=
6.23Hz ))、 0.54(2H,m)。
0、11(18H,s)、 0.09(3H,s)。
合成例3 ベンゼンを溶媒とした他は、合成例2に準じてヒドロシ
リル化反応を行った。同様に精製し、生成物を42.5
4g (82,5%)得た。
合成例4 キシレンを溶媒とした他は、合成例2に準じてヒドロシ
リル化反応を行った。同様に精製し、生成物を43.9
7 g (85,3%)得た。
合成例5 3.4−ジメトキシ桂皮酸10.48g、塩化チオニル
11−をベンゼン20〇−中で2時間還流温度で攪拌し
、酸クロリドとしたのち、脱溶媒後、3.63 gの1
−ブテン−3−オールを含むトルエン80−を加え、反
応系を水浴中で冷却し、5.10gのトリエチルアミン
を含むトルエン40−をゆっくり添加し1時間攪拌した
。さらに、室温で1日攪拌した。濾過し、トルエン層を
水で洗浄し水を除去後、トルエンを溶媒としてシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより3.4−ジメトキシ
桂皮酸エステル6.886g(52,2%)を得た。
GC−MS   M”262 NMR(CDCIs )7.63(IH,d(J”15
.62Hz ))、 6.32 、’ LH,d=(J
=15、62Hz))、 6.85(IH,d(J=8
.30Hz)、 7.05(18,s)、 7.10(
IH,d(J=8.30Hz))、 5°92(1)1
. m)、 5.50(IH,m)、 5.30(IH
,d(J=17.09Hz))、 5.16(IH,d
(J=10.75Hz))、 3.90(6H,s)、
 1.29(3H,d(J=6.83Hz))。
合成例6 合成例5で得たエステル26.32 gとシロキサン(
MHM) 22.30 gをトルエン50−に注ぎ、さ
らにビニルシロキサン白金触媒を0.5mo1%添加し
還流温度で2時間攪拌しヒドロシリル化反応をおこなっ
た。トルエンを溶媒とし、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより生成物を単離し、オイル状の38.90
 g (80,0%)のシリコーン系桂皮酸誘導体を得
た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
物質名 〔3−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル−1−
メチルプロピル)−3,4−ジメトキシシンナメート (以下余白) GC−MS  M”  484 NMR(CDCIs)7.63(LH,d(J=15.
62Hz))、 6°32(IH,d=(J=15、6
2H2))、 6.85(IH,d(J=8.30Hz
)、 7.05(Il、 s )、 7.10(lH,
d(J=8.30H2))、 4.95(IH,Q)、
 3.90(6H,S )、 1.65(2H,m)、
 1.29(3H,d(J=6.83Hz))、 0.
54(2H,m)、 0.11 (18H,s)、 0
.09(3H,s)。
合成例7 3、4.5−)リメトキシ桂皮酸24.1550 g 
、塩化チオニル22−をベンゼン16〇−中で4時間還
流温度で攪拌し、酸クロリドとした後、脱溶媒後、5.
8550 gアリルアルコールを含むトルエン160−
を加え、反応系を水浴中で冷却し、10.111gのト
リエチルアミンを含むトルエン80dをゆっくり添加し
12時間攪拌した。濾過し、トルエ〉・層を水で洗浄し
水を除去後、トルエンを溶媒としシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより3.4.5−トリメトキシ桂皮酸
エステル20.3039g (72,0%)を得た。融
点67、0−68.2℃の白色結晶であり、MS(M”
 278 )であった。
合成例8 合成例7で得られたエステル56.10gとシロキサン
(MHM) 44.80 gをベンゼン100 ml!
に注ぎ、さらに0.5mo1%のビニルシロキサン白金
触媒を添加し還流温度で2時間攪拌しヒドロシリル化反
応をおこなった。トルエンを溶媒とし、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより生成物を単離し、オイル状
の本発明のシリコーン誘導体を81.93 g (81
,2%)得た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
〔3−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルプロピ
ル) −3,4,5−トリメトキシシンナメート0  
   0S iMe s GC−MS  M”  500 、 ’H−NMR(CDCIs )7.55(IH,d
(J=16.12)1z))、 6.31(IH,d(
J=15.63Hz))、 6.70(2)1. s)
、 4.11(2H,t )、 3.82(SH,s>
、1.65(2H,m)、0.51(2H,t)、0.
06(18H,s)。
合成例9 合成例7で得られたエステル50.00 gとシロキサ
ン)ISi(O3iMes)s 55.00gをベンゼ
ン100−に注ぎ、サラに0.5mo1%のビニルシロ
キサン白金触媒を添加し還流温度で2時間攪拌し、ヒド
ロシリル化反応をおこなった。トルエンを溶媒とし、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより生成物を単離
し、オイル状の本発明のシリコーン誘導体を104.0
7g (83,3%)得た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
〔3−トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル)
 −3,4,5−)リメトキシシンナメートSiMem GC−MS  M”  574 ’H−NMR(CDCIs)7.61(IH,d(J=
15.87Hz))、6.36(IH,d(J=15.
87Hz))、 6.77(28,s)、 4.17(
2H,t )+ 3.90(9H,s>、 1.74(
2H,m)、 0.53(2H,t )、 0.13(
18H,s)。
合成例10 3、4.5−トリメトキシ桂皮酸11.960 g1塩
化チオニル11−をベンゼン8〇−中で3時間還流温度
で攪拌し、酸クロリドとした後、脱溶媒後、3.640
gの1−ブテン−4−オールを含むトルエン80紀を加
え、反応系を水浴中で冷却し、5.340gのトリエチ
ルアミンを含むトルエン40m1をゆっくり添加し24
時間攪拌した。濾過し、トルエン層を水で洗浄し、水を
除去後、トルエンを溶媒としシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより3.4−5− )リメトキシ桂皮酸エ
ステル10.0342g (68,4%)を得た。
融点61.8−63.8℃の白色結晶であり、GC−M
S  (M” 292 )であった。
合成例11 合成例10で得られたエステル29.30 gとシロキ
サン(MHM)22.29gをベンゼン100 mlに
注ぎ、さらに0.5mo1%のビニルシロキサン白金触
媒を添加し還流温度で2時間攪拌し、ヒドロシリル化反
応をおこなった。トルエンを溶媒とし、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより生成物を単離し、オイル状
の本発明のシリコーン誘導体を41.39g (80,
1%)得た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
〔3−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルブチル
〕−3,4,5−トリメトキシシンナメートGC−MS
  M”  514 ’H−NMR(CDCIs )7.59(IH,d(J
=15.62H2))、 6.35(IH,d(J=1
6. IIH2))、 6.74<2H,s )、 4
.21(2H,t)、 3.87(9H,s)、 1.
75(2H,m)、 1.47(2H,m)、 0.5
1 (2H,m)、 0.10(18H。
s)、 0.01(3H,s)。
合成例12 合成例11に準じ、シロキサンH8I(O3iMes)
sを用い、ヒドロシリル化反応をおこなった。シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーによりオイル状の本発明の
シリコーン誘導体を得た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
[3−トリス(トリメチルシロキシ)シリルブチル] 
−3,4,5−トリメトキシシンナメートGC−MS 
 M”  588 ’H−NMR(CDC1i )7.59(IH,d(J
=15.62H2))、 6.35(IH,d(J=1
6.11Hz))、 6.74(2H,s )、 4.
21 (2H,t )、 3.87(9H,s)、 1
.75(2H,m)、 1.47(2H,m)、 0.
51 (2H,m)、 0.10(278゜S) 合成例13 合成例6に準じ、同一のエステルでシロキサンH3i(
O3iMes)sを用い、ヒドロシリル化反応をおこな
った。シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりオイ
ル状の本発明のシリコーン誘導体を得た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
〈3−トリス(トリメチルシロキシ)シリル−1−メチ
ルプロピル〕−3,4−ジメトキシシンナメートυ GC−MS  M”  558 ’H−NMR(CDCIs )7.63(II(、d(
J15.62H2))、 6.32(lH,d(J= 
15.62)1z ))、 6.85(IH,d(J 
=8.30Hz ))、 7.05(LH,s )7、
10(IH,d(J=8.30Hz ))、 4.95
((LH,q )、 3.90(6H,s )。
1、65(2H,m)、 1.29(3H,d(J=6
.83Hz))、 0.54(2H,m)。
0.10(27H,s)。
合成例14 3、4.5− )リメトキシ桂皮酸23.912 g、
塩化チオニル22−をベンゼン700−中で2時間還流
温度で攪拌し、酸クロリドとした後、脱溶媒後、10、
332 gのエチレングリコールモノアリルエーテル(
CH1CHCHtOCHtCH*OH)を含むトルエン
160−を加え、反応系を水浴中で冷却し、10.23
3 gのトリエチルアミンを含むトルエン80−をゆっ
くり添加し24時間攪拌した。濾過し、トルエン層を水
で洗浄し、水を除去後、トルエンを溶媒としシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより3.4.5− )リメ
トキシ桂皮酸エステル23.189 g (71,7%
)を得た。このエステルはオイル状である。
GC−MS  M”322 ’H−NMR(CDCIs )7.62(IH,d(J
:15.63H2))、 6.39(18,d(J=1
6.12Hz ))、 6.76(2H,s )、 5
.92(IH,m)、 5.31 (IH,d(J=1
7.09Hz))、 5.21(1B、 d(J=10
.74Hz))、 4.37(2H,t)、 4.06
(2H,d(J=5.37Hz ))、 3.88(9
H,s)、 3.72(2H,t )合成例15 合成例14で得られたエステル(3,2329g)を用
いシロキサンM HM (2,2896g )でトルエ
ン溶媒中(50d)2時間還流し0.5mo1%のビニ
ルシロキサン白金触媒を用いヒドロシリル化反応をおこ
なった。シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりオ
イル状の本発明のシリコーン誘導体を4.647g (
85,0%)得た。
このものは、下記の分析値によって同定した。
GC−MS 44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [Yは少なくとも2個の炭素原子を有し、かつオレフィ
    ン性不飽和結合を有する一価の炭化水素基(複素原子0
    を有するものを含む)、Xはアルコキシ基、aは2ある
    いは3を表す]で表される桂皮酸エステルと、 ▲数式、化学式、表等があります▼単位及びR^3_m
    SiO_(_4_−_m_)_/_2単位を有するシロ
    キサン [R^1、R^3は炭素数1〜4のアルキル基又はフェ
    ニル基又はトリメチルシロキシ基、n、mは0〜3の整
    数を表す。] とを、有機溶媒中で、ビニルシロキサン白金触媒の存在
    下に反応させることを特徴とする 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) R^1は炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基又は
    トリメチルシロキシ基、R^2は少なくとも2個の炭素
    原子を有する二価の炭化水素基(複素原子Oを有するも
    のを含む)、Xはアルコキシ基、nは0〜3の整数、a
    は2又は3の整数を表す。 で表される単位を少なくとも1個もつシロキサ類であっ
    て、前記シロキサン中に存在しうる他の単位が、一般式
    O_(_4_−_m_)_/_2SiR^3_mR^3
    は炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基又はトリメ
    チルシロキシ基、mは0〜3の整数を表す。 で表されることを特徴とするシリコーン系桂皮酸誘導体
    の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2756288A1 (fr) * 1996-11-28 1998-05-29 Oreal Nouveaux derives de filtres silicies sur leur partie ester, compositions cosmetiques photoprotectrices les contenant et utilisations

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2756288A1 (fr) * 1996-11-28 1998-05-29 Oreal Nouveaux derives de filtres silicies sur leur partie ester, compositions cosmetiques photoprotectrices les contenant et utilisations
EP0845466A1 (fr) * 1996-11-28 1998-06-03 L'oreal Nouveaux dérivés de filtres siliciés sur leur partie ester, compositions cosmétiques photoprotectrices les contenant et utilisations

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