JPH03286735A - 複数イベント記録型心電計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、心電図データを得る心電計に関し、特に携帯
型心電計に有効であり、更には多誘導複数イベント型の
心電計を提供する。

〈従来技術〉 心電計としては、例えばホルタ−心電計があり、生体か
ら検出された心電信号を心電図データとして２４時間連
続動作してアナログ記録テープに記録できるようになっ
ている。心電図データを必要とする患者としては、例え
ば発作頻度の低い安静時狭心症患者かいるか、このよう
な患者に対しては毎日その記録テープを取り替える必要
があり、また、記録テープも多量に用意しなければなら
ない問題点が有った。

このような問題点を解決するものとして、出願人は発作
時に被検者等がイベントキー操作を行うことによって発
作時前後の心電図データを記録（記憶）し保持する携帯
型の心電計を例えば特開平ｌ−２３８８２９号、特願平
１−１２３５６３号にて提案している。

この心電計においても主治医の診断を仰ぐために心電図
を表示装置以外にＸＴレコーダ等の記録計によりチャー
ト紙上に再現させる必要が有る。

また多誘導型の心電計において第１１図に示すように複
数チャネルの心電図をチャネル識別信号と共に同時にチ
ャート紙上に記録するものがあった。

〈発明が解決しようとする課題〉 上述した従来の心電計においては、心電図記録において
、複数チャネルの心電図を同時に記録するために心電計
に複数の出力端子を備える必要があった。

しかしながら、携帯型の心電計では、消費電力及び装置
のコンパクト化の点で上記出力端子は出来るだけ少ない
方が望ましい。

本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたものであって
、心電図測定で得られ記憶保持する多誘導複数イベント
の必要な心電図データを識別データと共にシリアル出力
する簡易型の心電計を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、上述の目的を達成するために、心電計を、生
体からの心電信号を検出する複数の検出手段と、前記心
電信号を複数にわたって選択的に記憶することを指示す
る記憶指示手段と、前記記憶指示手段の指示ごとに前記
心電信号を順次記憶する複数に区画された記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した心電信号を順次読出し再生する
ことを指示する再生指示手段と、前記再生指示手段によ
り前記記憶手段の少なくとも１つの区画を選択して心電
信号を読出し単一の出力端子に順次出力する再生制御手
段と、前記再生制御手段によって選択された区画の心電
信号に対応する識別情報と校正波形信号を発生し心電信
号出力の前段または後段に出力するように制御する制御
手段とを備える構成とした。

〈作用〉 上記構成の本発明によれば、複数イベントの必要な心電
図データと共にイベントの識別情報を単一の出力端子よ
り得られ記録することできる。

〈実施例〉 以下、図面によって本発明の実施例について詳細に説明
する。

第１図は心電計の全体構成を示すプロｌり図である。

図において、１は心電計本体であり、被検者の身体に張
り付は心電図を検出する２チヤンネルのシート電極１４
ａ、１４ｂとＸＴレコーダ等の記録器でなる出カニニッ
ト１３を接続する。

２ａ、２ｂは、シート電極１４ａ、１４ｂからの心電図
信号を増幅する心電増幅器であり、増幅した心電図信号
をアナログ−デジタル変換をするＡ／Ｄコンバータ３ａ
、３ｂに供給する。Ａ／Ｄフンバータ３ａ、３ｂは予め
決められた一定周期のサンプリング信号（例えば２５０
Ｈｚ）でサンプリングを行いデジタルデータに変換して
心電波形データとして出力する。心電波形データはパス
ラインを介してＣＰＵ６に供給する。５は測定した心電
図を第９図に示すように表示する成品表示装置４を駆動
する表示駆動回路である。７は各種モードキーを備えた
キーボードであり、１１０ボート１０を介してパスライ
ンに接続する。キーボード７には心電図測定を開始する
測定開始キー７３、被検者が身体に異常を感じたときそ
の時の前後の心電波形データを記憶保持することを指示
するイベントキー７ｂ、イベントキー７ｂの操作によっ
て記憶保持した心電波形テークを表示装置４及び出カニ
ニットｌ　３に再現することを指示する再生キー７ｃ、
再生時に複数記憶保持している心電波形データのうちの
１つを選択するイベンＦｇ択キー７ｄ（本例では３種類
のイベントを記憶保持する）、及び再生時に２チヤンネ
ルのうちの１つを選択するチャンネル選択キー７ｅを設
けている。

８は制御プログラム等を記憶しているＲ　ＯＭ、９はイ
ベント及びチャンネル毎に区画されたＩＩの心電波形テ
ークエリア、表示データエリア及びワークエリア等で構
成されたＲＡＭであり、心電波形テークエリアは詳細に
は第２図に示す。

第２図において、９０はアドレス管理エリアで、イベン
ト１乃至イベント３の心７ｉ４波形データを記憶するバ
ッファ１乃至６の先頭アドレスを記憶しており各イベン
トはそれぞれ２チヤンネルの心電波形データを構成して
いる。

これらの心電波形データは１つのバッファ内において先
頭アドレスよりバッファの最大アドレスまで順次格納さ
れ、最大アドレスを越えると再び先頭アドレスよりオー
バライドされ、イベントキー７ｂ操作時の心電波形デー
タが一連のデータ列の略中央に位置されるようにイベン
トキー７ｂｔ４作後一定時間記憶動作を続行される。

再び第１図に戻り、１１は心電波形データとその識別デ
ータを出カニニット１３に出力するためのデジタル−ア
ナログコンバータ（Ｄ／Ａコンバータ）であり、この両
データを時間軸に対する電圧振幅としたアナログ信号と
して出力する。識別データは第８図に示すように紙上に
記録されたアナログ信号の心電図を観察する際に時間幅
および振幅値の基準となる校正矩形波形８０と、この校
正矩形波形８０と組み合わせてイベント種別とチャネル
種別を識別するパルス８１でなり、パルス８１の数によ
り、イベント１．２、及び３を表現し、また校正矩形波
形８０の数によってチャネル１及び２を表現している。

なお本例はイベント数３、チャネル数２としたが更に増
加させることも可能である。

Ｄ／Ａコンバータ１１からの心電図信号は出力回路Ｊ２
で増幅され出カニニット１３に供給する。

ここで重要なことは、Ｄ／Ａコンバータ１１及び出力回
路■２は単一の出力であり心電図信号か７リアルに出力
されることである。

次に第３図乃至第７図に従って本発明の心電計の具体的
な動作について説明する。

本装置に電源を投入すると第３図乃至第７図のフローチ
ャートに従って以下の動作を実行する。

電源が投入されると装置は初期状態となりキーボード７
のキー人力の待機状態となる。この状態１こおいて測定
開始キー７ａか操作されると第３図を実行して２チヤネ
ルのシー）電極１４　ａ、　　１４　ｂから得られた心
電図信号を心電波形データに変換してＲＡＭ９の心電波
形データエリアに順次記憶する。第３図及び第４図にお
いて、イベントキー７ｂの操作回数を保持するカウンタ
ＮをＮ　−１にセットする（ステップｎ１）。即ちイベ
ント１の記憶を設定する。（イベントキー７ｂの操作回
数によってイベントｌ、２及び３を決定する）カウンタ
Ｎの値に基づき心電波形データエリアのバッファ】、２
若しくはバッファ３．４あるいはバッファ５．６の格納
先を決定しアドレス管理エリア９０にバッファの先頭ア
ドレスを格納する（ステップｎ２）。その後第４図に従
って／−ト電極１４、ａ（ＣＨＩ）か与の心電図信号を
Ａ／Ｄコノハータ３ａに供給して更に予め決められたサ
ンプリング信号でサンプリングを行いテジタルテータで
なる心Ｔｉ波形データを読み込み（ステップｎ１０）上
記て決定されたバッファｌ　（またはバッファ３もしく
は５）の先頭アドレスよりオフセットされたアドレス位
置に格納する（ステップｎ１１）。

更に／−ト電極１４ｂ　（ＣＨ２）からの心電図信号も
上記同様にバッファ２（またはバッファ４もしくは６）
に格納する（ステップｎ１２、ｎ１３）。その後アドレ
スカウンタを更新して（ステップｎ１４）、バッファサ
イズを越えたかを判定しくステップｎ１５）、越えてお
れば、アドレスカウンタをリセットして再び第３図に戻
る（ステップｎ１６）。イベントキー７ｂが操作される
まで上記動作を繰り返し実行する。この動作にまり心電
波形データが決定されたバッファに順次記憶され、バッ
ファサイズを超過すると再ひそバッファの先頭よりオー
バライドされる。

イベントキー７ｂを操作する（ステップｎ４）とアドレ
ス管理エリア９０のバッファに対応するエリアに現アド
レスカウンタ値を格納する（ステップｎ５）。引き続き
先の記憶動作と同し動作（第４図ステップｎｌＯ〜ステ
ップｎ１６）を１時間繰り返し実行する（ステ、ブｎ７
）。ここて、を時間は１つのバッファの記憶容量の略半
分に相当する時間でなる。

この動作によりイベントキー操作時の心電波形データが
バッファに記憶する一連の心Ｔｉ波形データ群の略中央
部分に位置されて記憶される。この１つのイベントの記
憶が終了すると次のイベントの記憶動作を実行するため
にカウンタＮをカウントアツプする（ステップｎ９）。

またカウンタＮが３になると（ステップｎ８）測定モー
ドを完了して初期状態に復帰する。

上記心電波形データを出カニニット１３で再現する場合
は再生率−７ｃを操作することによって第５図乃至第７
図の動作を実行する。

第５図においてイベント選択キー７ｄとチャネル選択キ
ー７ｅの操作によって再生するイベント種別及びチャネ
ル種別を選択する（ステップｎ１７）。このイベントは
カウンタＮ、チャネルはカウンタＭに保持される。選択
されたイベント及びチャネルの識別信号及び校正矩形波
形を発生する（ステップｎ１８）ために第７図を実行す
る。第７図においてまず振幅零の波形を出力するために
Ｄ／Ａコンバータ１１にＯｍＶに相当するデジタル値を
供給しくステップｎ２７）、さらに５００ｍ５期間ウェ
イト処理を行う（ステップｎ２８）。

このことによりウェイト期間中ＱｍＶが出力され結果的
に直線として記録される。その後カウンタＮをＮ−１を
行い（ステップｎ２９）、この結果に基づいてまずイベ
ント種別に合わせた数の識別信号の発生を決定する。こ
の識別信号はカウンタＮがＯであれば出力されない（ス
テ、ブｎ３０）。

すなわちイベント１の出力であることを現す。カウンタ
Ｎが１若しくは２であれば、Ｄ／Ａコンバータ１１に１
ｍＶに相当するデジタル値を供給しくステップｎ３１）
、更に５ｍｓ期間のウェイト処理を行う（ステップｎ３
２）。その後Ｄ／Ａフンバータ１１にＯｍＶに相当する
デンタル値を供給しくステップｎ３３）　、４５ｍ５の
ウェイト処理を実行する（ステップｎ３４）。この結果
１ｍＶの振幅期間５ｒｎｓと振幅零の直線期間４５ｍ５
としてｇ２録される。カウンタＮが２すなわちイベント
３であれば上記動作を繰り返される（ステップｎ３５）
。

カウンタＮがＯてあれば（ステ・７ブｎ３０）、引き続
きカウンタＭに基づいてチャネル種別に合わせた数の校
正矩形波形の発生を決定する（ステツー７’ｎ　３６）
　、この校正矩形波形はＤ／Ａコンバータ１１に１ｍＶ
に相当するデジタル値を供給しくステップｎ３７）、更
に１００ｍ５期間のウェイト処理を行う（ステップｎ３
８）。つづいてＱｍＶテンタル値の供給（ステップｎ３
９）と１００ｍ５のウェイト処理を実行する（ステップ
ｎ４０）。

カウンタＭが２、即ちチャネル２であれば上記動作を再
び実行する（ステップｎ４１、ｎ４２）。

これらの結果第８図に示す識別信号と校正矩形波形の組
み合わせが出カニニット１３にて再現され、イベントと
チャネルが識別され、更に校正矩形波形によって以降出
力される心電図波形の振幅値と時間の観測か可能となる
。

再び第５図に戻り、先に設定されたイベントへとチャネ
ルＭに基づきアドレス管理エリア９０より対応する心電
波形データエ＋７アのバッファのアドレス即ちバッファ
に記憶する最も古い心電波形データのアドレスを選択す
る（ステップｎ１９）。

第６図に従って対応のバッファ内データを読出しそのデ
ジタルデータをＤ／Ａコンバータ１１に供給する（ステ
ップｎ２２）。Ｄ／Ａフンバータ１１からアナログ信号
でなる心電図信号か順次／リアルに出力され出カニニッ
ト１３にて記録される（ステップｎ２３）。

この動作をバッファ内のテークすへて読み出されるまで
繰り返され（ステップｎ２１）、この結果上述したイベ
ントキー操作時の心７４　波形テークか一連の心電図記
録の略中夫に再現されその前後の心電図も観測できるこ
ととなり、この心電図の前段にイベント及び校正波形か
再現され観測が容易となる。第１０図にこの記録例を示
す。

上記の実施例においては、出カニニットとしてＸＴレコ
ータとしたかＣＲＴティスプレィ、液晶ティスプレィ等
てあってもよい。さらに識別信号として校正波形と併用
したか別の識別信号を発生させてもよい。さらに識別信
号と校正波形信号は心電波形データの前段に挿入して出
力するようにしたが、後段に追加して出力してもよい。

〈発明の効果〉 本発明によれば、必要とする心電図のみ記憶保持され単
一の心電図出力端子で複数イベントと多種チャネルの心
電図記録か可能となり、携帯型のコンパクトの心電計を
実現できる。さらに心電図波形と共に簡単な識別波形を
出力することでイベント、チャネルの識別が可能であり
、心電図観測が容易となる。

さらに必要とする心電図の記録が可能でありチャート紙
の整理が誤り無く簡単に行うことができる。

７、キーボード　　８．ＲＯＭ　　９．ＲＡＭｔｏ、１
１０ボート　１１．Ｄ／Ａコンバータ１２　出力回路　
　１３．出カニニット１４ａ、１４ｂ　　シート’１４
極

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、生体からの心電信号を検出する複数の検出手段と、
   前記心電信号を複数にわたって選択的に記憶することを
   指示する記憶指示手段と、前記記憶指示手段の指示ごと
   に前記心電信号を順次記憶する複数に区画された記憶手
   段と、前記記憶手段に記憶した心電信号を順次読出し再
   生することを指示する再生指示手段と、前記再生指示手
   段により前記記憶手段の少なくとも１つの区画を選択し
   て心電信号を読出し単一の出力端子に順次出力する再生
   制御手段と、前記再生制御手段によって選択された区画
   の心電信号に対応する識別情報と校正波形信号を発生し
   心電信号出力の前段または後段に出力するように制御す
   る制御手段とを備えてなる複数イベント記録型心電計。