JPH03285848A - カーボンコーティングファイバの製造方法 - Google Patents

カーボンコーティングファイバの製造方法

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JPH03285848A
JPH03285848A JP2087796A JP8779690A JPH03285848A JP H03285848 A JPH03285848 A JP H03285848A JP 2087796 A JP2087796 A JP 2087796A JP 8779690 A JP8779690 A JP 8779690A JP H03285848 A JPH03285848 A JP H03285848A
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JP
Japan
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fiber
furnace
carbon coating
carbon
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP2087796A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kurosawa
芳宣 黒沢
Toshihide Tokunaga
徳永 利秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、[産業上の利用分野] 本発明はカーボンコーティングファイバの製造方法に係
り、特にファイバの強度性を高めたものに関する。
[従来の技術] 一般に、次の理由からファイバにカーボンコーティング
を施すことが行われている。カーボンコーティングファ
イバの初期強度は、カーボンコーティングを施さない通
常のファイバに比べ、20〜30%劣る。しかし、カー
ボン膜が水分をファイバ表面に透過させないので、その
後の疲労による強度劣化が極めて小さい。因に、ファイ
バ強度の疲労の目安となる環境定数口は通常ファイバで
は約20であるが、カーボンコーチインクファイバでは
n=150〜300にもなる。また、カーボンコーティ
ングは水分と同様、水素ガスも透過しないので、水素吸
収によるロス増もほとんどない。このようなファイバ強
度および伝送特性の長期信頼性を向上させるためにカー
ホンコーティングか行われる。
第2図は、上述したカーボンコーティングファイバを製
作するための従来のカーボンコーティング用線引ライン
を示す。
同図において、2はプリフォーム1を加熱して紡糸する
線引炉、3は線引炉2て紡糸されたファイバを予熱して
カーボンコーティングに必要な温度にまで高めるファイ
バ予備加熱部、4はファイバにカーボンをコーティング
するカーボンコーティング炉、5はカーボンコーティン
グの上に更に被覆(リコート)するための被覆材を蓄え
たコーティングダイス、6はコーティングされた被覆材
をファ・イバに固着させる硬化炉、7は光ファイバ8に
加えられる水平方向の力を垂直方向に切り替えるターン
ブーりである。 ところで、図示するように、上記した
カーボンコーティング用線引ラインでは、線引炉2の下
口部に対してカーボンコーティング類4の上口部となる
ファイバ予備加熱部3が、数cmないし数mの距離りを
隔てて設置されていた。そのため1000℃近い温度の
線引炉2を出て、−旦常温もしくは数100°Cまで冷
却されたファイバが、ファイバ予備加熱部3およびカー
ボンコーティング炉4内で再加熱されてカーボンコーテ
ィングされていた。
[発明が解決しようとする課題〕 上述したように、従来のカーボンコーティング用線引ラ
インでは、カーボンコーティング類の上流側に設置した
予備加熱部に侵入する前のファイバが外気にさらされる
ので、線引炉で高温になったファイバ温度は一旦冷却さ
れて常温ないし数100℃近くに落ちる。そしてファイ
バ予備加熱部を経てカーボンコーティング炉内で再び1
000°C前後に加熱されるか、この再加熱過程でファ
イバ強度の劣化が生じてしまう。カーボンコーティング
を施さない通常のファイバは約6 k g f / c
m!の破断強度を持つが、このように1000℃前後に
再加熱されるカーボンコーティングファイバでは2〜3
kgf/cm”に劣化してしまう。
本発明の目的は、過冷却過程をなくすことによって、前
記した従来技術の欠点であるファイバの強度劣化を解消
し、高強度なカーボンコーティングファイバを安定に製
造することが可能なカーボンコーティングファイバの製
造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のカーボンコーティングファイバの製造方法は、
プリフォームを線引炉内で紡糸してからカーボンコーテ
ィングを完了するまでの間、紡糸されたファイバ温度を
カーボンコーティングに必要な温度より下げないように
したのもである。
ファイバ温度をカーボンコーティングに必要な温度より
下げないようにするためには、線引炉内部の高温部から
カーホンコーティング炉内温度を保持したまま、あるい
は徐々に低下させてカーホンコーティング炉内温度とな
るようにしてからカーホンコーティング炉内に導くよう
にする。
具体的には、カーボンコーティング炉ifE入前のファ
イバ予備加熱を線引炉内の高温部(T=1200″C以
上)から行なう等により、線引直後からカーボンコーテ
ィング完了までの区間で、ファイバを冷却させたり温度
上昇を与えないようにする。
ファイバ予備加熱温度は、カーボンコーティング炉内温
度と同等かこれより若干高い温度(+1〜+100℃)
に設定する必要がある。
また、線引き後のファイバ温度がカーボンコーティング
温度以下に保温できるのであれば、予備加熱は行わなく
てもよい。
なお、カーボンコーティング類には、熱CvD方式、熱
源に高周波を用いるプラズマCVD方式、あるいはスパ
ッタリング方式等が含まれる。
[作用コ ブリフオームを線引炉内で紡糸してからカーボンコーテ
ィングを完了するまでの間、紡糸されたファイバ温度を
カーボンコーティングに必要な温度より下げないように
すると、ファイバは1000°C前後でカーボンコーテ
ィング炉内に侵入する。
従って、過冷却過程がなくなるので、過冷却過程に起因
するファイバ強度の劣化が生じない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図を用いて説明する。
第1図は本発明のカーボンコーティングファイバの製造
方法を実施するためのカーボンコーティングファイバ線
引ラインの一例を示す。
2はプリフォーム1を加熱して溶融状態にすることによ
りプリフォーム1を紡糸する線引炉、3はカーボンコー
ティング類の上口部に付設され、線引炉2で紡糸された
ファイバをカーボンコーティングする前に必要な温度に
予熱するファイバ予備加熱炉部3である。
4は予備加熱部3と一体的に形成され、外部からカーボ
ン原料を供給することにより、ficVD方式、プラズ
マCVD方式、スパンタリング方式等によって、ファイ
バにカーボンをコーティングしてファイバの強度および
伝送特性の長期信頼性を向上させるカーボンコーティン
グ類である。
5はカーボンコーティングの上に更に被覆するためのプ
ラスチックまたはシリコーン等の被覆材を蓄えたコーテ
ィングダイス、6はコーティングされた被覆材をUV(
紫外線)または加熱により硬化してファイバに固着させ
る硬化炉である。
7は線引炉2から一気に垂直方向に線引きするために光
ファイバ8−に加えられる水平方向の力を垂直方向に切
り替えるターンプーリである。
このような構成において、特に、カーボンコーティング
類4の上流側にあるファイバ予備加熱部3を線引炉2内
に挿入設置する。このようにファイバ予備加熱部3が線
引炉2内に設置されると、カーボンコーティング類4の
侵入前のファイバ予備加熱が、線引炉2内の高温部(T
=1200°C以上)から行われるため、線引直後のフ
ァイバを、線引炉2内に設置された予備加熱部3により
約1200 ’Cに保持しただままカーボンコーティン
グ炉内に進入させることができる。このため、線引きか
らカーボンコーティング完了までの区間で、ファイバが
冷却されたり、温度上昇が与えられたりすることがなく
なる。
従って、カーボンコーティング類7の予備加熱部3に要
求される機能は、常温ないしloo’c近くに低下した
温度を1000℃近くまで昇温するという機能ではなく
、単に線引炉2内の高温部の温度(1200℃)を維持
するか、またはカーボンコーティング温度に必要な温度
(1000°C)以下にならないように保温するかの何
れかの機能を発揮すればよい。しかも、ファイバ予備加
熱温度は、カーボンコーティング炉内温度と同等かこれ
より若干高い温度(+1〜+100℃)に設定するだけ
で足りるので、ファイバ予備加熱部3に要求される機構
も簡素化できる。
なお、ファイバはカーボンコート後UVもしくはシリコ
ーン等でリコートされて光ファイバ8として巻き取られ
る。
本線引ライン上の各位置でのファイバ温度は第1図に示
す通り、線引後ではファイバはわずかに冷却もしくは一
定保持の熱履歴を受けるのみで、温度が室温まで冷却さ
れてしまう冷却過程は存在しない。従って、温度低下に
もとづくファイバの強度劣化が解消される。
以上述べたように本実施例によれば、ファイバ予備加熱
部を線引炉内に設置したので、線引直後からカーボンコ
ーティング完了時までの開、ファイバ温度の過冷却過程
が存在しないため、ファイバの強度劣化が生じない。
また、ファイバ予備加熱部の挿入設置により、カーボン
コーティング前の裸ファイバの状態で外気にさらされな
いので、外気中に存在するダストの付着を防止できる。
さらに、予備加熱部進入時のファイバ温度が高いため予
備加熱長を短くでき、また高速線引に有利である。
なお、上記実施例では、予備加熱部を必要としているが
、これはファイバ強度の劣化要因とはならないので、省
略することか可能である。即ち、ファイバ強度の劣化要
因は、あくまでも線引き炉から出たファイバが一旦室温
まで冷却されてしまうことである。確かにカーボンコー
ティング炉進入時の予備加熱の有無はカーボンの堆積効
率には影響する。従って、予備加熱部はあった方が望ま
しいが、本発明の意図している強度劣化には無関係だか
らである。
また、上記実施例では、線引炉2とカーボンコーティン
グ類4とが別体式であるが、線引炉2を改造することに
より一体化が可能である。一体化を行なえばファイバ予
備加熱部を支障なく省略することができ、本ラインをさ
らに簡素化することが可能である。
第3図に、このよな一体化した線引・カーボンコーティ
ング類の概略を示す。線引炉32の下口部とカーボンコ
ーティング類34の上口部とを連結して、この連結部か
ら原料ガスを流し込むようにしたものである。この線引
・カーボンコーティング炉を運転する上で重要なのは、
線弓炉32の内圧P1とカーボンコーティング炉34の
内圧P2とが、常時Pi>P2を保持することである。
pt≦P2状態になると゛カーホン原料が線引炉32内
に進入し線引に悪影響を及ぼすからである。
[発明の効果] 本発明によれば、プリフォームを線引炉内で紡糸してか
らカーボンコーティングを完了するまでの間、紡糸され
たファイバ温度をカーボンコーティングに必要な温度よ
り下げないようにして、冷却過程を省略することによっ
て、ファイバの強度劣化を解消し、高強度なカーボンコ
ーティングファイバを安定に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施したカーボンコーティング用
線引ラインと、各位置でのファイバ温度の一例を示す説
明図、第2図は従来のカーボンコーティング用線引ライ
ンと各位置でのファイバ温度を示す説明図、第3図は他
の実施例を示す線引・カーボンコーティング炉の構成図
である。 lはプリフォーム、2は線引炉、3はファイバ予備加熱
部、4はカーボンコーティング炉、5はコーティングダ
イス、6は硬化炉、7はターンプーリ、8は光ファイバ
 32は線引炉、34はカーボンコーティング炉である
。 7r(A”温度を示した本実施例による線引i47第7
図 7T(A”温度を示した従来例による線引ライン第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  プリフォームを線引炉内で紡糸してからカーボンコー
    ティングを完了するまでの間、紡糸されたファイバ温度
    をカーボンコーティングに必要な温度より下げないよう
    にしたことを特徴とするカーボンコーティングファイバ
    の製造方法。
JP2087796A 1990-04-02 1990-04-02 カーボンコーティングファイバの製造方法 Pending JPH03285848A (ja)

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JP2087796A JPH03285848A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 カーボンコーティングファイバの製造方法

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575945A (en) * 1978-11-24 1980-06-07 Yokogawa Hewlett Packard Ltd Optical fiber coating method
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