JPH04119947A - 耐熱性光ファイバの製造方法 - Google Patents

耐熱性光ファイバの製造方法

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JPH04119947A
JPH04119947A JP2237677A JP23767790A JPH04119947A JP H04119947 A JPH04119947 A JP H04119947A JP 2237677 A JP2237677 A JP 2237677A JP 23767790 A JP23767790 A JP 23767790A JP H04119947 A JPH04119947 A JP H04119947A
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carbon
furnace
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Toshihide Tokunaga
徳永 利秀
Yoshinobu Kurosawa
黒沢 芳宜
Takeshi Okubo
豪 大窪
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は耐熱性光ファイバの製造方法に係り、特に耐熱
コーティングを改善したものに関する。
[従来の技術] 光ファイバは通信用ばかりでなく、データ処理や計測の
分野に使用されてきている。これらのデータ処理や計測
分野のなかで、特に高温環境下にある測定系、例えば、
溶鉱炉や地熱発電での制御システムには、高温に耐える
耐熱光ファイバの要求が高まっている。この要求に対し
て現状の光ファイバは十分に応えることができない・即
ち、石英ガラスで構成される光ファイバも一般のガラス
と同じく表面に僅がつきやすいので、線引と同時に樹脂
を被覆して保護するようになっている。この光ファイバ
を保護する被覆材には、通常、U■樹脂、シリコーン、
ポリイミドが用いられている。しかしながら、このよう
な被覆材のうち長時間使用可能な温度はポリイミド′で
ようやく2009Cである。
そこで、高温環境下に耐えることができるようにするた
め金属、セラミックス等を被覆した光ファイバが検討さ
れている。しかし、金属を被覆した光ファイバは、耐熱
性にすぐれた金属を使用するとマイクロベント損失を生
しやすく、逆にマイクロベント損失を防止する金属を使
用すると耐熱性に乏しいという傾向にある。例えば、A
I等の金属被覆は500°Cまでの高温に耐えられるが
、熱膨張係数差が大きく光フアイバ表面に傷をつけ強度
が劣化するという欠点がある。
一方、セラミックスは延性に乏しいため曲げに対して極
度に弱く、バーメツチックコーティングのように数10
0〜1000人といった極薄膜の被覆として使われる程
度であった。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように従来技術では、溶鉱炉周辺や地熱発電等
の高温環境下で使用できる耐熱性に優れた低損失の光フ
ァイバを製造することができなかった。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、高
温環境下においても長時間安定な光ファイバを得ること
ができる耐熱性光ファイバの製造方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明の耐熱性光ファイバの製造方法は、プリフォーム
を加熱延伸して得た光ファイバにカーボン被覆を施し、
この上に有機金属ポリマを被覆した後、さらに有機金属
化合物を塗布して熱加水分解するようにしたものである
有機金属ポリマとしてはポリチタノカルボシラン、有機
金属化合物としては(CH2O)4S i 、(C2H
50)4Slまたは、これらを含む混合物が好ましい。
「作用] 被覆工程中、または高温環境下では有機金属ポリマに含
まれる残留メチル基等の分解により水素ガスが発生する
が、加熱延伸し・た光ファイバにカーボン被覆を施すと
、この水素カスの光ファイバへの拡散が防止される。
また、有機金属ポリマは無機物を骨格として側鎖に有機
物が付加されたものであるため、無機物と有機物との中
間の可撓性と耐熱性を保持している。しかし、有機金属
ポリマを光ファイバに被覆しただけでは、その被覆表面
は多孔質状態になっているため被覆層のクラックが発生
しやすい。このため本発明では、さらに光ファイバを有
機金属化合物溶液に通し、この溶液を多孔質内に含浸さ
せて高温の加熱炉を通して熱加水分解させるようにしで
ある。これにより有機金属ポリマ被覆層は多孔質状態か
らガラス状態に変化するためクラックの発生がなくなる
。従って、光ファイバの耐熱性及び強度の大幅な向上が
図れる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明における耐熱性光ファイバの製造方法を
実施する光フアイバ線引ラインの一例を示す。
3は線引炉であり、プリフォーム1を加熱して溶融状態
にすることによりプリフォーム1を紡糸する。4はカー
ボンコーティング類であり、線弓炉3て紡糸された光フ
ァイバ2に外部からカーボン原料を供給することにより
、熱CVD方式、プラズマCVD方式、スパッタリング
方式等によって、カーボンをコーティングしてファイバ
の強度および伝送特性の長期信頼性を向上させる。外部
から供給するカーボン原料はベンゼン十N2である。
5はカーボンコーティングの上に更に被覆するための材
料となる有機金属ポリマであるポリチタノカルボシラン
を蓄えたコーティングダイスである。6はコーティング
された被覆材をU■(紫外線)または加熱により硬化し
てファイバに固着させる硬化炉である。
7は有機金属ポリマ被覆に含浸させるための有機金属化
合物であるテトラメトキシシラン:メタノール:H2C
の混合液を蓄えたコーティングダイスである。8は有機
金属ポリマに含浸させた有機金属化合物を熱加水分解さ
せる加熱炉である。
そして、9は線引炉3から一気に重力方向に線引きする
ために光フアイバ素線10に加えられる水平方向の力を
重力方向に切り替えるターンブーツである。
さて、上記の様な構成の光ファイバ線引炉において、外
径φ30mm、1.3μm帯プリフォームを加熱延伸し
て外径125μmの耐熱性光ファイバを製造する方法に
ついて説明する。
まず、プリフォーム1を線引炉3内で紡糸してからカー
ボンコーティング類4に導き、導かれた光ファイバ2を
高温(約1200°C)のベンゼン十N1ガス雰囲気中
を通過させることで光ファイバ2にカーボンを被覆する
カーボンを被覆された光ファイバ2は、さらにコーティ
ングダイス5を通してポリチタノカルボシラン(充填材
ジルコニア)を塗布された後、600℃の硬化炉に導い
て硬化させる。
次に、ポリチタノカルボシランを硬化させた光ファイバ
をコーティングダイス7を通し、テトラメトキシシラン
:メタノール:H,20=1 : 1 :1の混合液を
NH4OHてpH10に調整して塗布した後、800°
Cの加熱炉8に導いて熱加水分解させ、ターンプーリ9
を介して30m/minの速度でボビンに巻き取る。
このようにしてボビンに巻き取られた被覆光ファイバ素
線10の外径は155μmであった。
この光フアイバ素線の伝送損失は波長1.3μmにおい
て0.36dB/krnてあり、被覆による損失増加は
見られなかった。
ここで、カーボン膜を形成するのは被覆工程中、または
500°C以上の高温環境下ではポリチタノカルボシラ
ンに含まれる残留メチル基等の分解により水素ガスが発
生するが、この水素ガスの光ファイバへの拡散を防ぐた
めである。
また、ポリチタノカルボシランを被覆した後、さらに混
合液を塗布して熱加水分解を行うのは次の理由による。
ポリチタノカルボキシランを光ファイバに被覆した段階
では、その被覆表面は、SEMで確認したところ多孔質
状態になっていることが分かった。この段階上りの被覆
光ファイバをφ1.8Xφ1.4mmの5US(ステン
レス鋼)バイブ内に入れ、600°CX24h r加熱
しパイプに振動を加えると、ポリチタノカルボシラン被
覆層が剥がれるか、またはクラックが発生して光ファイ
バは断線した。
そこで、テトラメトキシシラン溶液を通し、この溶液を
多孔質内に含浸させ高温の加熱炉8を通すことによりガ
ラス状態を形成させ、これによりポリチラノカルボシラ
ン被覆層のクラック発生を防止した。
このようにして製造した被覆光ファイバ素線をφ1.8
Xφ1.4mmのSUSパイプに入れ60°CX100
hr加熱したが、加熱後においても損失増加は0.1d
B/km以下で、また振動に対しても断線はなかった。
従って、本実施例による被覆光ファイバを溶鉱炉周辺や
地熱発電等の高温環境下で使用しても、冷却管なしに十
分耐えることが可能となる。
[発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、カーボン被覆の上に
有機金属ポリマを施し、さらに有機金属化合物の熱加水
分解することにより光ファイバをコーティングしたので
、500°C以上の高温下においても長時間安定な耐熱
性高強度光ファイバを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の耐熱性光ファイバの製造方法を実施す
るための光フアイバ線引炉例を示す概略図である。 1・・・プリフォーム、2・・・ファイバ、3・・・線
引炉、4・・・カーボンコーティング炉、5・・・コー
ティングダイス、6・・・硬化炉、7・・・コーティン
グダイス、8・・・加熱炉、 9・・・ターンプーリ、 O・・・光ファイ バ素線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 プリフォームを加熱延伸して得た光ファイバにカーボン
    被覆を施し、 この上に有機金属ポリマを被覆した後、 さらに有機金属化合物を塗布して熱加水分解を行うよう
    にしたことを特徴とする耐熱性光ファイバの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7205870B2 (en) 2002-11-12 2007-04-17 Omron Corporation Electromagnetic relay

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