JPH08194140A - 耐熱光ファイバ心線 - Google Patents

耐熱光ファイバ心線

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JPH08194140A
JPH08194140A JP7005373A JP537395A JPH08194140A JP H08194140 A JPH08194140 A JP H08194140A JP 7005373 A JP7005373 A JP 7005373A JP 537395 A JP537395 A JP 537395A JP H08194140 A JPH08194140 A JP H08194140A
Authority
JP
Japan
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optical fiber
coating
metal
heat
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP7005373A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yagi
健 八木
Takayuki Morikawa
孝行 森川
Kazuaki Yoshida
和昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH08194140A publication Critical patent/JPH08194140A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/106Single coatings
    • C03C25/1061Inorganic coatings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性と強度劣化を引き起こすことのない機
械強度を有する耐熱光ファイバ心線を提供する。 【構成】 コアとクラッドからなる光ファイバ1上にカ
ーボン被覆2を施し、そのカーボン被覆2上に金属被覆
3を施し、更にその金属被覆3表面に金属酸化物被覆4
を形成した。 【効果】 金属酸化物被覆を施すことにより高温による
強度劣化が起こらず、耐熱性が向上した機械強度を有す
る耐熱光ファイバ心線となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性と機械強度を有し
た耐熱光ファイバ心線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバに所定の機械強度を付与して
表面を保護する方法として、一般に線引きした直後の光
ファイバにエポキシアクリレートやウレタンアクリレー
ト等の紫外線硬化樹脂またはナイロン樹脂などを被覆
し、光ファイバ心線としている。この光ファイバ心線に
おいては被覆された樹脂が光ファイバ表面における擦過
傷の発生を防いでいる。しかしながらこの樹脂を被覆し
た光ファイバ心線は、高温の条件下では被覆樹脂が劣化
するため使用することが不可能である。この対策とし
て、線引き直後の光ファイバ表面に緻密なアモルファス
カーボンなどのカーボン被膜を被覆し、更にカーボン被
膜の上にメッキまたはディッピングにより金属被膜を被
覆することが試みられている。このカーボン被膜を被覆
した光ファイバ心線において、カーボン被膜は光ファイ
バと金属被膜との熱膨張差を緩和したり、メッキ液と接
触する際光ファイバが水素や水分を吸収するのを防止し
ている。上述したような構造の光ファイバ心線は、従来
よりも高温での使用が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の光フ
ァイバ表面にカーボン被膜を被覆し、更にカーボン被膜
の上に金属被膜を被覆した光ファイバ心線には次のよう
な問題がある。カーボン被膜上に金属、例えばNiをメッ
キした場合、金属被膜にサブミクロンのピンホールが生
じることがある。この金属被膜にピンホールが存在する
光ファイバ心線を高温で長期間使用すると、そのピンホ
ールを通して雰囲気中の酸素がカーボン被膜に達し、カ
ーボン被膜を酸化させる。その結果、カーボン被覆上の
金属被膜が剥離し、光ファイバ心線の強度劣化を引き起
こす。現在、金属被膜のピンホールは、例えばメッキ時
に付着したゴミ等によって生じる場合もあることはわか
っているが、確かな原因は不明でありこれを完全に除去
することは不可能な状態にある。
【0004】本発明は上記の課題を解決し、耐熱性と強
度劣化を引き起こすことのない機械強度を有する耐熱光
ファイバ心線を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0006】本発明の耐熱光ファイバ心線は、コアとク
ラッドからなる光ファイバ上にカーボン被覆を施し、そ
のカーボン被覆上に金属被覆を施し、更にその金属被覆
表面に金属酸化物被覆を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の耐熱光ファイバ心線は光ファイバにあ
らかじめカーボン被覆および金属被覆を施し、さらにそ
の外側に金属酸化物の薄膜を形成したものである。カー
ボン被膜は光ファイバを線引きすると同時に反応炉に導
入して形成する。カーボン被膜の厚さは300 〜1500Åで
ある。金属被覆の材質としてはNi,Au,Ag,Cu 等が使用さ
れ、メッキ、ディッピングまたは蒸着等で形成する。金
属被覆の厚さは1〜10μmである。金属酸化物被膜はゾ
ルゲル法または蒸着法等で形成することができる。緻密
な被膜を均一に形成するにはゾルゲル法を利用すること
が好ましい。
【0008】ゾルゲル法を利用した方法では、金属の有
機化合物あるいは無機化合物を加水分解して得られるゾ
ルを金属被覆表面に塗布し、加熱して光ファイバの表面
に金属酸化物の薄膜4を形成する。ゾルゲル法の原料と
しては種々の金属アルコキシドを用いることができる。
用いる金属アルコキシドM(OR)n は金属元素MがS
i,Ti,Zr,Al 等、Rがメチル基、エチル基等からなるも
のを選択することができる。また、OR基の一部がアル
キル基、アリール基、有機官能基またはF等で置換され
ていても良い。この金属アルコキシドは、1種類または
2種類以上を混合して使用することもできる。
【0009】ゾルゲル法を利用した被覆方法は、金属ア
ルコキシドに水及びHCl,NH3OH 等の触媒を加え加水分解
ならびに重合反応を起こして調製した金属アルコキシド
のゾル液を塗布し、乾燥、加熱することで金属酸化物被
覆を形成するものである。ゾル液の塗布方法としては、
ディッピング、吹き付けまたは刷毛塗りなどが用いられ
る。
【0010】また、金属酸化物被覆の厚みを大きくした
り、密度を調整するために調製したゾル液にSiO2などの
酸化物微粒子を添加することも可能である。このように
して、金属酸化物薄膜が光ファイバの金属被覆上に形成
されることにより金属被覆のピンホールを塞ぐことが可
能となる。また、形成された金属酸化物、例えばSiO2,T
iO2,ZrO,Al2O3 等は耐熱性に優れているため高温でも劣
化せず、高温でも金属酸化物被覆にピンホールが生じる
ことはない。従って、金属酸化物被覆を施した光ファイ
バ心線は高温においても強度劣化を起こさない。
【0011】さらに、形成される金属酸化物被覆は数μ
mからそれ以下の厚さであるので光ファイバ心線の可撓
性を損なうことはなく、また金属被覆との熱膨張係数の
差による歪みも問題にならない。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)図1は本発明の耐熱光ファイバ心線の一実
施例を示す断面図である。直径125 μmの石英系光ファ
イバ1を線引きすると同時に図示しない反応炉に導入
し、その表面に厚さ約500 Åのアモルファスカーボン被
覆2を施す。このカーボン被覆2の上に更に金属被覆と
して無電解メッキで厚さ約5μmのNi被覆3を施す。一
方、金属アルコキシドとしてテトラエトキシシラン〔Si
(OC2H5)4〕とメチルトリエトキシシラン〔CH3Si(OC
H3)3〕を用い、Si(OC2H5)4を 12.55g (0.5mol)+CH3S
i(OCH3)3を 12.55g (0.5mol)に対してC2H5OHを 37.6g
(6.75mol)、H2Oを 23.5g(10.8mol )、HCl を0.3g
(8.4 ×10-3mol )を混合して、加水分解してゾル液を
調製する。
【0013】このゾル液をNi被覆3を施した光ファイバ
1にディッピングにより塗布して室温で数十分乾燥した
後、180 ℃で20分間加熱した。形成された金属酸化物被
覆4、具体的にはシリカ被膜の厚さは約0.8 μmであっ
た。上記のようにして金属酸化物被覆4を施した耐熱光
ファイバ心線5の破断曲率半径を測定した。その結果破
断曲率半径は5〜6mmであった。この耐熱光ファイバ心
線5を450 ℃で3時間、大気中で加熱した後に再度破断
曲率半径を測定したところ、やはりその値は5〜6mm
で、高温による強度劣化は見られなかった。
【0014】(実施例2)実施例1と同様に、直径125
μmの石英系光ファイバ1の表面に厚さ約500 Åのアモ
ルファスカーボン被覆2と厚さ約5μmのNi被覆3を施
す。一方、これも実施例1と同様にして調製したゾル液
に、粒径0.04μmのシリカ微粒子を添加して超音波で充
分に分散させた。このゾル液をNi被覆3を施した光ファ
イバ1にディッピングにより塗布して室温で数十分乾燥
した後、180 ℃で20分間加熱した。形成された金属酸化
物被覆4、具体的にはシリカ被膜の厚さは約1.2 μmで
あった。上記のようにして金属酸化物被覆4を施した耐
熱光ファイバ心線5の破断曲率半径を測定した。その結
果破断曲率半径は5〜6mmであった。この耐熱光ファイ
バ心線5を450 ℃で3時間、大気中で加熱した後に再度
破断曲率半径を測定したところ、やはりその値は5〜6
mmで、高温による強度劣化は見られなかった。
【0015】(比較例)実施例1、2と同様にしてNi被
覆3を施した光ファイバ1を、実施例1、2と同じ条件
で450 ℃、3時間、大気中で加熱して破断曲率半径を測
定したところ、その破断曲率半径は8〜10mmであり、実
施例1、2で得られたものより強度が劣化していた。
【0016】以上説明したように本発明に係る耐熱光フ
ァイバ心線は、金属酸化物被覆を施すことにより高温に
よる強度劣化が起こらず耐熱性が向上した。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の耐熱光ファ
イバ心線はコアとクラッドからなる光ファイバ上にカー
ボン被覆を施し、そのカーボン被覆上に金属被覆を施
し、更にその金属被覆表面に金属酸化物被覆を形成した
ので、高温による強度劣化が起こらず耐熱性が向上した
機械強度を有する耐熱光ファイバ心線となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐熱光ファイバ心線の一実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 カーボン被覆 3 金属被覆 4 金属酸化物被覆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとクラッドからなる光ファイバ上に
    カーボン被覆を施し、そのカーボン被覆上に金属被覆を
    施し、更にその金属被覆表面に金属酸化物被覆を形成し
    たことを特徴とする耐熱光ファイバ心線。
JP7005373A 1995-01-18 1995-01-18 耐熱光ファイバ心線 Pending JPH08194140A (ja)

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JP7005373A JPH08194140A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 耐熱光ファイバ心線

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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