JPH03285249A

JPH03285249A - 偏平型蛍光ランプ装置

Info

Publication number: JPH03285249A
Application number: JP8703990A
Authority: JP
Inventors: Itsuko Hozumi; 穂積　いつ子
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1990-03-30
Filing date: 1990-03-30
Publication date: 1991-12-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はバルブ横断面が偏平形状の偏平型蛍光ランプを
組み込む偏平型蛍光ランプ装置に係り、特に、偏平バル
ブの放電路を曲げる曲げ部を改良した偏平型蛍光ランプ
装置に関する。

（従来の技術）従来、この種の偏平型蛍光ランプ装置の一例としては第
４図（Ａ）の一部平面図および第４図（Ｂ）の右側面図
に示すように構成されたものがある。

これは例えば２本のＵ字状偏平型蛍光ランプ１゜１を図
中上下一対の止め具２，２により反射器３内に並設して
おり、これら偏平型蛍光ランプ１゜１の直射光および反
射器３からの反射光により図示しない被照明体を照明す
るようになっている。

各偏平型蛍光ランプ１は例えば２本の偏平横断面を有す
る直管状のガラスバルブＩａ、ｌａの軸方向一端部を例
えばバーナ吹き破り等により形成する連通部１ｂを介し
て一体に連接し、これらバルブｌａ、ｌａ内の放電路を
通る放電をＵ字状に曲げる曲げ部１ｃを形成している。

また、偏平型蛍光ランプ１はその軸方向両端部に２本一
対の電極（図示せず）をそれぞれ封止しており、バルブ
ｌａ、ｌａのほぼ全内周面に蛍光膜を被着すると共に、
バルブｌａ、ｌａ内に水銀と希ガスを封入している。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来の偏平型蛍光ランプ１で
は第５図に示すように、バルブＩａ。

１ａ内を通る放電４が、その曲げ部１ｃではその内周部
側を通って最短経路を通る。

したがって、この曲げ部１ｃの外端部１ｄの図中網線で
示す部分のＵＶ（紫外線）強度が低下し、低輝度の暗部
が形成され、外観上の美観を害する上に、ランプ全体の
輝度効率を低下させるという課題がある。

また、偏平型蛍光ランプ１の各バルブ１ａ、１ａの横断
面は例えば第６図で示すように長円形の偏平形状に形成
されているので、長径ａ側に加わる応力Ｃａの方が短径
す側に加わる応力ｃｂよりも第７図に示すように大きい
ので、長径ａ側の機械的強度が低い。

第７図はバルブ１ａ内の内径の長径ａを７０ｍ１＋１短
径すを２０鵬、偏平率（ｂ／ａ）を０．２８６、内厚ｔ
を２園としたときに、バルブ１ａの応力がＣａ＞＞Ｃｂ
になることを示している。

このために、第４図（Ａ）、　　（Ｂ）に示すように一
対の止め具２，２により強度の弱いバルブ１ａ、ｌａの
長径ａ側の円弧状コーナ部を保持させ、反射器３に固定
する場合に、この長径ａのコーナ部を破損させるおそれ
が高く、収率が悪いという課題がある。

そこで本発明は前記事情を考慮してなされたもので、そ
の目的は放電路曲げ部の外周側の暗部の輝度を高めてラ
ンプ全体の輝度効率の向上を図ることができる偏平型蛍
光ランプ装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、放電路の曲げ部を内周側に通る放電を、磁石
の磁界により曲げ部外周側へ偏位させ、曲げ部外周側の
輝度向上を図ったものであり、次のように構成される。

すなわち本発明は、放電路を規制する偏平バルブに、前
記放電路を曲げる曲げ部を形成する偏平型蛍光ランプを
有する偏平型蛍光ランプ装置において、前記放電路の曲
げ部に、この曲げ部を通る放電をその外周側に偏位させ
る磁界を印加する磁石を設けたことを特徴とする。

（作用）放電路曲げ部を通る放電は磁石からの磁界の電磁作用に
より曲げ部外周側に偏位させられる。

したがって、放電路曲げ部の外周側のＵＶ（紫外線）強
度が向上して輝度が高まり、ランプ全体の輝度効率が向
上する。

（実施例）以下本発明の実施例を第１図〜第３図に基づいて説明す
る。

第３図は本発明の一実施例の全体構成を一部縦断面で示
す正面図であり、図において、偏平型蛍光ランプ装置１
１は例えば複数本のＵ字状で交流点灯の偏平型蛍光ラン
プ１２．１２を有底偏平角筒状で導体より成る反射器１
３内に収容し、固定している。

各偏平型蛍光ランプ１２は第２図（Ａ）、　　（Ｂ）に
示すように横断面形状が例えば長円形の偏平形状で直管
型のガラス製バルブ１４の２本をほぼ平行に並設し、こ
れらの一端部の対向面同士をバーナ吹き破り等の連通部
１４ａにより一体に結合しており、この連通部１４ａ周
りは各バルブ１４゜１４内の放電路をＵ字状に曲げる曲
げ部１５に形成されている。

各偏平型蛍光ランプ１２はその軸方向両端部に２本一対
の電極１６．１６を気密に封止し、バルブ１４．１４の
ほぼ全内周面には蛍光体膜１７を被着しており、また、
バルブ１４．１４内には水銀と希ガスとを封入している
。

そして、前記電極１６．１６を封止するバルブ１４．１
４の電極封止端部の外周には角筒状の口金１８を外嵌固
着し、４本の口金ビン１９，１．９・・・には４本の電
極１６・・・を電気的に接続し、各口金ビン１９・・・
を介して各電極１６・・・を通電するようになっている
。

また、各偏平型蛍光ランプ１３．１３の曲げ部１５．１
５外周にも、口金１８とほぼ同形で透明体より成るエン
ドキャップ２０を外嵌固着し、曲げ部１５外周面を被覆
して強度の向上を図っている。

そして、エンドキャップ２０および口金１８の底面には
その内端部にて帯板状の第１、第２の磁石２１．２２を
ほぼ全長に亘って埋設しており、その外面が口金１８お
よびエンドキャップ２０の各底面とほぼ面一となるよう
に外部に露出されている。

これら第１、第２の磁石２１．２２は第３図に示すよう
に反射器１３内に各偏平型蛍光ランプ１２が収容された
際に、この導体製反射器１３の内底面に磁気吸着力によ
り吸着することにより、各偏平型蛍光ランプ１２を反射
器１３内に固定するようになっている。

したがって、第４図（Ａ）、　　（Ｂ）で示す従来の保
持具２．２のように強度の低いバルブ１４゜１４の長径
ａ部側コーナ部を保持しないので、バルブ１４の破損を
防止することができる。

また、第２の磁石２２は第１図にも示すように偏平型蛍
光ランプ１２の連通部１４ａ上に配置されており、電磁
石により構成されている。

また、この電磁石２２は一対の電極１６．１６に印加さ
れる交流電圧に同期して通電され、バルブ１３の曲げ部
１５を通る放電２３に、常に曲げ部外周側へ偏位するよ
うに磁界を印加させるようになっている。

したがって、電磁石２２はバルブ１４の連通部１４ａ周
りを通る放電２３に所要の磁界を与え、放電２３の電界
との電磁作用により、この放電２３を曲げ部１５の外周
側へ常に交流電源に同期して偏位させ、図中−点鎖線で
示す外側の放電経路を通すようになっている。

その結果、放電２３が偏平型蛍光ランプ１２の曲げ部１
５を通る際は曲げ部外周側へ大きく偏位しながら通るの
で、曲げ部１５の外周部のＵＶ強度が高くなって、ここ
での輝度を高めることができる。

次に本実施例の作用を説明する。

各口金ピン１９・・・に所要の交流電圧を印加すると、
各偏平型蛍光ランプ１２の各電極１６・・・間で放電が
発生し、この放電がバルブ１３内の水銀原子に衝突して
紫外線が発生し、この紫外線が蛍光体膜１７を励起して
発光し、点灯する。

この点灯時に各偏平型蛍光ランプ１２の曲げ部１５を通
る放電２３にはその交流電源に同期する交流電流が通電
される電磁石２２により放電２３の電界に同期する交流
磁界が印加される。

このために、放電２３は、磁界との電磁作用により、曲
げ部１５において、その外周側へ曲げようとする電磁力
を受けて、曲げ部１５の外周側を通る。

したがって、この曲げ部１５の外周部側のＵＶ強度が高
くなって輝度が高くなり、透明のエンドキャップ２０を
透過して放射される。

したがって本実施例によれば、電磁石２２の磁界により
、各偏平型蛍光ランプ１２の曲げ部１５を通る放電２３
が常に曲げ部１５の外周側を通るので、曲げ部１５の外
周部の輝度を高め、ランプ全体の輝度効率を高めること
ができる。

また、第１、第２の磁石２１．２２を反射器１３の内底
上に吸着させることにより偏平型蛍光ランプ１２を反射
器１３内に固定するので、機械的強度の弱いバルブ１４
の長径ａ側端部を従来の保持具２，２等により保持せず
に、偏平型蛍光ランプ】２を反射器１３内に固定するこ
とができるので、バルブ１４の破損を防止し、収率を高
めることができる。

なお、本発明では、偏平蛍光ランプ１２を直流点灯させ
る場合には、その曲げ部１５を通る放電を常にその外周
側へ偏位させる磁界を与えるように、電磁石２２を永久
磁石に置換してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、磁石の磁界により偏平型
蛍光ランプの曲げ部を通る放電をその外周側に偏位させ
るので、この曲げ部のＵＶ強度を高めて輝度を高めるこ
とができ、ランプ全体の輝度効率を高めることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る偏平型蛍光ランプ装置の一実施例
の要部拡大底面図、第２図（Ａ）は偏平型蛍光ランプの
底面図、第２図ＣＢ）は同図（Ａ）の右側面図、第３図
は第２図（Ａ）、（Ｂ）で示す偏平型蛍光ランプを組み
込んだ本実施例の全体構成を一部断面で示す正面図、第
４図（Ａ）は従来の偏平型蛍光ランプ装置の一部平面図
、第４図（Ｂ）は同図（Ａ）の右側面図、第５図は第４
図（Ａ）の一部拡大図、第６図は第４図で示す偏平型蛍
光ランプのバルブの縦断面図、第７図は第６図で示すバ
ルブの偏平率と応力との関係を示すグラフである。１１・・・偏平型蛍光ランプ装置、１２・・・偏平型蛍
光ランプ、１３・・・バルブ、１４・・・連通部、１５
・・・曲げ部、１８・・・口金、２０・・・エンドキャ
ップ、２１・・・第１の磁石、２２・０．第２の磁石。

Claims

【特許請求の範囲】

放電路を規制する偏平バルブに、前記放電路を曲げる曲
げ部を形成する偏平型蛍光ランプを有する偏平型蛍光ラ
ンプ装置において、前記放電路の曲げ部に、この曲げ部
を通る放電をその外周側に偏位させる磁界を印加する磁
石を設けたことを特徴とする偏平型蛍光ランプ装置。