JPH03285046A - 3ピース缶の製造方法 - Google Patents
3ピース缶の製造方法Info
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- JPH03285046A JPH03285046A JP8339190A JP8339190A JPH03285046A JP H03285046 A JPH03285046 A JP H03285046A JP 8339190 A JP8339190 A JP 8339190A JP 8339190 A JP8339190 A JP 8339190A JP H03285046 A JPH03285046 A JP H03285046A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、・3ピース缶用鋼板の発明と3ピース缶の
製造方法の発明に関し、特に、3ピース缶を効率よく製
造することを可能とする3ピース缶用鋼板及び3ピース
缶の製造方法に関する。
製造方法の発明に関し、特に、3ピース缶を効率よく製
造することを可能とする3ピース缶用鋼板及び3ピース
缶の製造方法に関する。
第3図(a)に示す飲料缶、同図(b)に示す18I!
缶(例えば灯油缶)、同図(C)に示すベール缶などの
缶は、構成上から、2ピース缶と3ピース缶に分類でき
る。2ピース缶は錫めっき、クロムめっき。
缶(例えば灯油缶)、同図(C)に示すベール缶などの
缶は、構成上から、2ピース缶と3ピース缶に分類でき
る。2ピース缶は錫めっき、クロムめっき。
化成処理、塗油5などの処理を施した表面処理鋼板に、
プレス加工、 DW I (drawing and
wall ironing)加工、 D RD (d
rawing and redrawing)加工など
の加工を施し、これに蓋を取り付けた2部品からなる缶
である。3ピース缶は表面処理鋼板を円筒状もしくは角
筒状に曲げて端部を接合(11が接合部)して缶胴12
を成形した後、天蓋13と底蓋14を取り付けた3部品
からなる缶である。
プレス加工、 DW I (drawing and
wall ironing)加工、 D RD (d
rawing and redrawing)加工など
の加工を施し、これに蓋を取り付けた2部品からなる缶
である。3ピース缶は表面処理鋼板を円筒状もしくは角
筒状に曲げて端部を接合(11が接合部)して缶胴12
を成形した後、天蓋13と底蓋14を取り付けた3部品
からなる缶である。
天M13を取り外して装着開閉できる缶も、2ピース缶
、3ピース缶の範晴に含まれる。同図tb+の15は把
手、16は注入口を示す。
、3ピース缶の範晴に含まれる。同図tb+の15は把
手、16は注入口を示す。
3ピース缶は2ピース缶と比べて製造工程数が多く製造
コストが高くなるものの、プレス加工。
コストが高くなるものの、プレス加工。
DWI加工などの強加工は行わないため、缶胴12への
美術的印刷が可能となり、ファツション性の点から多用
されている。
美術的印刷が可能となり、ファツション性の点から多用
されている。
第4図に3ピース缶の製造工程を示す。すなわち、厚さ
200〜300mm程度のスラブを熱間圧延により厚さ
2〜41菖の熱延鋼帯とした後、高温で巻き取って自己
焼純させる。次に酸洗して表面の酸化スケールを除去し
てから冷間圧延して厚さ0.1〜0.6mmの冷延鋼帯
とする。ついで箱焼純又は連続焼純を行うことにより、
冷間圧延で形成された圧延組織(繊維状組織)を回復、
再結晶、結晶粒成長へと進め所定の機械的性質を得る。
200〜300mm程度のスラブを熱間圧延により厚さ
2〜41菖の熱延鋼帯とした後、高温で巻き取って自己
焼純させる。次に酸洗して表面の酸化スケールを除去し
てから冷間圧延して厚さ0.1〜0.6mmの冷延鋼帯
とする。ついで箱焼純又は連続焼純を行うことにより、
冷間圧延で形成された圧延組織(繊維状組織)を回復、
再結晶、結晶粒成長へと進め所定の機械的性質を得る。
なお、連続焼純の場合は、耐食性、耐錆性等の向上を目
的として、焼純前にニッケルメッキを施す場合もある。
的として、焼純前にニッケルメッキを施す場合もある。
その後、所定の調質度(Tl〜T6.DR8〜10)を
得るために調質圧延して、表面処理用原板とする。つい
で表面処理されて表面処理鋼帯となった帯板をシャーラ
インにて所定の長さに剪断する。 第5図にその様子を
示す。帯板Sは、その長手方向即ち圧延方向が缶胴の曲
げ方向となるように切断されて切板1を得る。図中2は
この時の切断線であり、Lが切断長さである。
得るために調質圧延して、表面処理用原板とする。つい
で表面処理されて表面処理鋼帯となった帯板をシャーラ
インにて所定の長さに剪断する。 第5図にその様子を
示す。帯板Sは、その長手方向即ち圧延方向が缶胴の曲
げ方向となるように切断されて切板1を得る。図中2は
この時の切断線であり、Lが切断長さである。
このようにして得られた切板1に、塗装ラインにおいで
、缶内面に相当する面に塗装と焼付けを施し、次にもう
一面にも塗装と焼付けを施す。なお、缶外面に相当する
塗装は次の印刷を考慮して白色塗料を塗るのが一般的で
ある。次の多色印刷は、以前には色の種類毎に印刷焼付
けを繰り返していたが、最近では複数の印刷機を連設し
て1パスで印刷と焼付けが行われるようになっている。
、缶内面に相当する面に塗装と焼付けを施し、次にもう
一面にも塗装と焼付けを施す。なお、缶外面に相当する
塗装は次の印刷を考慮して白色塗料を塗るのが一般的で
ある。次の多色印刷は、以前には色の種類毎に印刷焼付
けを繰り返していたが、最近では複数の印刷機を連設し
て1パスで印刷と焼付けが行われるようになっている。
なお、これら塗装印刷は第5図の斜線で示した接合部5
を外して行う。これは後述の接合強度が塗料により低下
するためである。
を外して行う。これは後述の接合強度が塗料により低下
するためである。
次に切trFi1は、スリットカットにより、1缶当り
の大きさのブランクシート6.6にされ、このブランク
シート6を円筒状もしくは角筒状に曲げる。図中3はス
リット線であり、角筒状に曲げ加工する場合の曲げ線を
4で示した。そして、ブランクシート6の長手方向両端
部の接合部5.5を溶接もしくは接着剤により重ね接合
した後、フランジ加乍、必要に応じてネッキング加工3
ビーディング加工を施して天蓋と底蓋を取り付けて仕
上げる。ここで上記ブランキングは天蓋13.底蓋14
を巻き締めにより取付けるために行うもので、その様子
を第6図に示す。同図において17がフランジ部、18
が巻締め部である。また、ネッキング加工、ビーディン
グ加工は缶強度を上げる場合に行うものである。
の大きさのブランクシート6.6にされ、このブランク
シート6を円筒状もしくは角筒状に曲げる。図中3はス
リット線であり、角筒状に曲げ加工する場合の曲げ線を
4で示した。そして、ブランクシート6の長手方向両端
部の接合部5.5を溶接もしくは接着剤により重ね接合
した後、フランジ加乍、必要に応じてネッキング加工3
ビーディング加工を施して天蓋と底蓋を取り付けて仕
上げる。ここで上記ブランキングは天蓋13.底蓋14
を巻き締めにより取付けるために行うもので、その様子
を第6図に示す。同図において17がフランジ部、18
が巻締め部である。また、ネッキング加工、ビーディン
グ加工は缶強度を上げる場合に行うものである。
前述のように3ピース缶の製造工程は複雑でコストアン
プの要因となっていることから、製造工程の連続化、簡
略化が叫ばれている。
プの要因となっていることから、製造工程の連続化、簡
略化が叫ばれている。
その対応策の1つとして、従来の切板状態での塗装を帯
板の状態で塗装してその後切板にする方法が考えられる
。即ち、切板塗装においては、各切板毎かつ表裏2回分
を塗装ラインに通して塗装と焼付けを行う必要がある(
2コート2ベーク・2回塗装2回焼付け)が、帯板の場
合には缶内面に相当する塗装と缶外面に相当する塗装を
連続して施し、次の焼付けは表裏同時に行う(2コート
lベーク)ことが可能となる。そして、この塗装ライン
で、塗装焼付は後の切板切断を行うことにより、工程の
簡略化と連続化が実現できることになる。
板の状態で塗装してその後切板にする方法が考えられる
。即ち、切板塗装においては、各切板毎かつ表裏2回分
を塗装ラインに通して塗装と焼付けを行う必要がある(
2コート2ベーク・2回塗装2回焼付け)が、帯板の場
合には缶内面に相当する塗装と缶外面に相当する塗装を
連続して施し、次の焼付けは表裏同時に行う(2コート
lベーク)ことが可能となる。そして、この塗装ライン
で、塗装焼付は後の切板切断を行うことにより、工程の
簡略化と連続化が実現できることになる。
しかしながら、上記帯板塗装には次のような問題がある
。即ち、第5図に示したように接合部5゜5を外して塗
装しなければならず、この塗装切りの巾は通常6 ++
n程度であり、塗装範囲の制御が非常に困難である。ま
た塗装が可能としても塗装切り部の中心位置(すなわち
前記6mの幅の中心である3鮎の位置)で、高速移動中
の帯板を切断することは困難である。
。即ち、第5図に示したように接合部5゜5を外して塗
装しなければならず、この塗装切りの巾は通常6 ++
n程度であり、塗装範囲の制御が非常に困難である。ま
た塗装が可能としても塗装切り部の中心位置(すなわち
前記6mの幅の中心である3鮎の位置)で、高速移動中
の帯板を切断することは困難である。
このように塗装範囲、切断位置の制御精度が悪いと次の
ようなトラブルにつながる。例えば接合部に塗料が存在
する場合は、これをそのまま溶接すると塗料が燃焼し、
爆飛現象が生じてナゲツトが正常に形成されないばかり
か穴があくことがある。また接着剤を用いて接合しても
充分な接着力が得られない。逆に本来塗装すべきところ
に塗装されない場合には、接合は問題ないが耐錆性、耐
食性等の点で問題となる。
ようなトラブルにつながる。例えば接合部に塗料が存在
する場合は、これをそのまま溶接すると塗料が燃焼し、
爆飛現象が生じてナゲツトが正常に形成されないばかり
か穴があくことがある。また接着剤を用いて接合しても
充分な接着力が得られない。逆に本来塗装すべきところ
に塗装されない場合には、接合は問題ないが耐錆性、耐
食性等の点で問題となる。
この発明は上述した従来技術の課題を解決することを目
的とする。
的とする。
この発明に係る3ピース缶用鋼板は、重量比で、CF
0.004%以下、Si:0.02%以下、Mn:0
゜05〜0.30%、P :0.020%以下、S :
0.020%以下、N :0.0050%以下、A #
:0.02〜0.2%、Nb:0.01%以下を含む
とともに、残部がFe及び不可避的不純物より成り、且
つ10μm以上の長径を有する結晶粒と5μm以上lO
μm未満の長径を有する結晶粒とから構成されるととも
に前記10μm以上の長径を有する結晶粒が面積比で5
0%以上であることを特徴としている。
0.004%以下、Si:0.02%以下、Mn:0
゜05〜0.30%、P :0.020%以下、S :
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とともに、残部がFe及び不可避的不純物より成り、且
つ10μm以上の長径を有する結晶粒と5μm以上lO
μm未満の長径を有する結晶粒とから構成されるととも
に前記10μm以上の長径を有する結晶粒が面積比で5
0%以上であることを特徴としている。
この3ピース缶用鋼板における、前記結晶粒の長径に対
する短径の比を1/1.5〜lとすると好適である。
する短径の比を1/1.5〜lとすると好適である。
また、3ピース缶の製造方法の発明は、重量比でC:
0.004%以下、S i : 0.02%以下、Mn
:0.05〜0.30%、P :0.020%以下、S
:0.020%以下、N :0.0050%以下、A
j!! :0.02〜0.2%、Nb:0.01%以
下を含むとともに、残部がFe及び不可避的不純物より
成る連続鋳造スラブに、常法により熱間圧延、酸洗、冷
間圧延、連続焼純および調質圧延を施し、これにメッキ
、化成処理、塗油などの表面処理を施して帯板を得る。
0.004%以下、S i : 0.02%以下、Mn
:0.05〜0.30%、P :0.020%以下、S
:0.020%以下、N :0.0050%以下、A
j!! :0.02〜0.2%、Nb:0.01%以
下を含むとともに、残部がFe及び不可避的不純物より
成る連続鋳造スラブに、常法により熱間圧延、酸洗、冷
間圧延、連続焼純および調質圧延を施し、これにメッキ
、化成処理、塗油などの表面処理を施して帯板を得る。
次いでこの帯板に、その巾方向両端部の所定巾を外して
、帯板の表裏に塗装を施して焼付し、ついで必要に応じ
て印刷・焼付した後、所定の長さに切断し、更にブラン
キングしてブランキングシートとし、該ブランキングシ
ートを圧延方向とは直角方向に曲げて前記非塗装部を重
ね接合してからブランキングして天蓋と底蓋を取り付け
て仕上げることを特徴をする。
、帯板の表裏に塗装を施して焼付し、ついで必要に応じ
て印刷・焼付した後、所定の長さに切断し、更にブラン
キングしてブランキングシートとし、該ブランキングシ
ートを圧延方向とは直角方向に曲げて前記非塗装部を重
ね接合してからブランキングして天蓋と底蓋を取り付け
て仕上げることを特徴をする。
まず、本発明に至る経緯について述べる。前述した接合
部に関する問題は、曲げ方向を従来の圧延方向と同一の
方向から、圧延方向に対して直角方向に変更することに
より解決できることに想到した。これを第1図に示す。
部に関する問題は、曲げ方向を従来の圧延方向と同一の
方向から、圧延方向に対して直角方向に変更することに
より解決できることに想到した。これを第1図に示す。
従来例を示した前掲第5図と同一の部位には同一記号を
付しである。
付しである。
これにより塗装は帯板lの両端部に位置する接合部5.
5を外して、帯板lの長手方向に連続して施せばよいの
で、前述した塗装に起因する問題は一挙に解決できる。
5を外して、帯板lの長手方向に連続して施せばよいの
で、前述した塗装に起因する問題は一挙に解決できる。
ところが、このようにして得られたブランクシート6を
曲げ加工後、シーム溶接で接合してブランキングを施し
たところ、熱影響部(HAZ)で割れる1度が非常に高
くなることがわかった。そこでこのHAZ割れを無くす
ための検討を行った。
曲げ加工後、シーム溶接で接合してブランキングを施し
たところ、熱影響部(HAZ)で割れる1度が非常に高
くなることがわかった。そこでこのHAZ割れを無くす
ための検討を行った。
缶胴の溶接は通常、中間電極に胴ワイヤーを用いる型式
の、所謂ワイヤーシーム溶接機を用いて前述のように接
合部を重ね溶接する。これにより重ね部は鋼板抵抗によ
り発熱、溶解し、電極輪の加圧力によって接着する。こ
の溶接中の鋼板温度は約900〜1500℃の範囲とな
るように電流。
の、所謂ワイヤーシーム溶接機を用いて前述のように接
合部を重ね溶接する。これにより重ね部は鋼板抵抗によ
り発熱、溶解し、電極輪の加圧力によって接着する。こ
の溶接中の鋼板温度は約900〜1500℃の範囲とな
るように電流。
電圧が制御される。900℃未満では溶接強度が不充分
となり、1500℃超では、スプラッシュが発生するた
めである。このような溶接法により接合した缶胴のHA
Z割れを調査した結果、重ね合わせ部の厚さが大きい程
、HAZ割れの発生顧度が高くなることがわかった。
となり、1500℃超では、スプラッシュが発生するた
めである。このような溶接法により接合した缶胴のHA
Z割れを調査した結果、重ね合わせ部の厚さが大きい程
、HAZ割れの発生顧度が高くなることがわかった。
これは定性的には、第2図のように説明できる。
同図(81は重ね部が厚い場合、同図cb)は薄い場合
を夫々示したもので、ここで7は缶胴、8はナゲ・ノド
、9はブランキング用ダイスであり、円筒状の缶の製造
を例にした。ブランキングの時、重ね合わせ部には引張
力F、F’が生じるが、重ね合わせ部の厚みが大きい程
、引張力は大きくなる(F〉F′)。このため、重ね合
わせ部の厚みが大きい程、HAZ割れが発生しやすくな
ると考えられる。
を夫々示したもので、ここで7は缶胴、8はナゲ・ノド
、9はブランキング用ダイスであり、円筒状の缶の製造
を例にした。ブランキングの時、重ね合わせ部には引張
力F、F’が生じるが、重ね合わせ部の厚みが大きい程
、引張力は大きくなる(F〉F′)。このため、重ね合
わせ部の厚みが大きい程、HAZ割れが発生しやすくな
ると考えられる。
そこで、電極輪の加圧力を大きくすることにより押しつ
ぶして薄くする方法が考えられるが、これにも限界があ
った。即ち、加圧力が過大であると、溶接が進行し終わ
りに近づくに従って、重ね合わせ部の板が互いに逃げて
、必要な重ね幅が得られなくなったり、銅ワイヤーの形
状が悪くなって、正常なナゲツトが連続して得られなく
なるという問題が発生した。なお、電流値を高くして鋼
板温度を上げることも考えられるが、この場合には前述
のようにスプラッシュが発生して、これが缶の内外面に
飛散・付着し、塗装膜や印刷膜を破壊し、耐食性、耐錆
性5美観等を1員なうので実用に供し得ない。
ぶして薄くする方法が考えられるが、これにも限界があ
った。即ち、加圧力が過大であると、溶接が進行し終わ
りに近づくに従って、重ね合わせ部の板が互いに逃げて
、必要な重ね幅が得られなくなったり、銅ワイヤーの形
状が悪くなって、正常なナゲツトが連続して得られなく
なるという問題が発生した。なお、電流値を高くして鋼
板温度を上げることも考えられるが、この場合には前述
のようにスプラッシュが発生して、これが缶の内外面に
飛散・付着し、塗装膜や印刷膜を破壊し、耐食性、耐錆
性5美観等を1員なうので実用に供し得ない。
以上圧延方向に曲げて缶を製造する方法では問題はなか
ったのに対し、圧延方向と直角の方向に曲げて製缶する
方法ではHAZ割れの発生頻度が高くなる点について溶
接方法の改善により解決することを検討したが、非常に
難しく結局解決できなかった。
ったのに対し、圧延方向と直角の方向に曲げて製缶する
方法ではHAZ割れの発生頻度が高くなる点について溶
接方法の改善により解決することを検討したが、非常に
難しく結局解決できなかった。
そこで、次に本発明者らは缶用鋼板の製造工程に対して
検証を加えた。その結果、上記HAZ割れは圧延による
結晶組織の異方性にあることをつきとめた。例えば、低
炭素鋼を用いて調質度T4゜板厚0.32mmに仕上げ
たぷりき厚板を引張試験した結果の例を下表に示す。
検証を加えた。その結果、上記HAZ割れは圧延による
結晶組織の異方性にあることをつきとめた。例えば、低
炭素鋼を用いて調質度T4゜板厚0.32mmに仕上げ
たぷりき厚板を引張試験した結果の例を下表に示す。
第1表
次のことが判明した。即ち、
■ 異方性は調質圧延の影響により表れる。
■ 焼純後の結晶粒径が大きい場合、次工程の調質圧延
の影響をそれほど受けない。
の影響をそれほど受けない。
■ 焼純後の結晶粒径が小さい場合には次工程の調質圧
延の影響を受け、異方性が表れる。
延の影響を受け、異方性が表れる。
■ 調質圧延後の結晶粒は、その長径(圧延方向)と短
径(圧延方向と直角の方向)との比が1.5以内であれ
ば、異方性はそれほど表れない。
径(圧延方向と直角の方向)との比が1.5以内であれ
ば、異方性はそれほど表れない。
■ 調質圧延での圧下率を高くしてDRIOクラスの硬
度に仕上げても、軸径比が1.5以下に仕上がっていれ
ば等方向は維持される。
度に仕上げても、軸径比が1.5以下に仕上がっていれ
ば等方向は維持される。
尚、上記■、■の理由は定かではないが、次のように推
察される。即ち、結晶粒が小さいと硬質となり、調質圧
延時の塑性変形は殆ど圧延方向に限定されるが、結晶粒
が大きい場合には軟質となり、圧延方向と直角の方向に
も塑性変形が住じるためであると考えられる。
察される。即ち、結晶粒が小さいと硬質となり、調質圧
延時の塑性変形は殆ど圧延方向に限定されるが、結晶粒
が大きい場合には軟質となり、圧延方向と直角の方向に
も塑性変形が住じるためであると考えられる。
そこで本発明者らは結晶粒を太き(するためには極端に
C量を少なくした極低炭素鋼を素材とすることに想到し
たのである。
C量を少なくした極低炭素鋼を素材とすることに想到し
たのである。
ところで、工業的に製造される缶用綱板の場合には同一
製造条件であっても結晶粒組織を同一水準に合わせろこ
とは非常に困難であり、また従来はその必要性も殆どな
かった。製造条件が同じでも組織がばらつくのは、鋼の
精錬工程での鋼中成分比率の変動、加熱炉、焼純炉等に
おいて生成する炭化物、酸化物、窒化物、硫化物等の析
出物の大きさ、量および分布状態の変動によるものと考
えられる。
製造条件であっても結晶粒組織を同一水準に合わせろこ
とは非常に困難であり、また従来はその必要性も殆どな
かった。製造条件が同じでも組織がばらつくのは、鋼の
精錬工程での鋼中成分比率の変動、加熱炉、焼純炉等に
おいて生成する炭化物、酸化物、窒化物、硫化物等の析
出物の大きさ、量および分布状態の変動によるものと考
えられる。
これらの中で、炭化物は結晶の核となるため、炭化物が
多く存在すると結晶粒径は小さくなる。
多く存在すると結晶粒径は小さくなる。
−CにC量の少ない領域では鋼中C量によって結晶粒径
が一義的に決まることが知られている。しかしながら、
C量が同しであっても大きな結晶粒の横に小さな結晶粒
が存在する、所謂混粒組織になることがあり、前述のよ
うに小径の結晶粒が存在すると異方性が表れる。混粒M
i織になったりならなかったりすることが工業的製造を
困難にするのである。従って前述したように極端にC量
を滅少させた極低炭素鋼を用いることは、結晶粒を大き
くするばかりか、混粒組織をなくすことからも有効とな
る。
が一義的に決まることが知られている。しかしながら、
C量が同しであっても大きな結晶粒の横に小さな結晶粒
が存在する、所謂混粒組織になることがあり、前述のよ
うに小径の結晶粒が存在すると異方性が表れる。混粒M
i織になったりならなかったりすることが工業的製造を
困難にするのである。従って前述したように極端にC量
を滅少させた極低炭素鋼を用いることは、結晶粒を大き
くするばかりか、混粒組織をなくすことからも有効とな
る。
しかしながら、これだけではまだ不充分である。
即ち炭化物以外の析出物(A I2 N、 Mn0.M
nS等)は結晶粒の成長を阻止したり、その成長方向を
規制したりする作用を有するから、本発明の目的に対し
ては有害となる。これの対策としては、熱処理温度の調
整により析出物を微細化して分散させることも考えられ
るが、この方法では安定して製造することは困難である
ことから、この発明は製造コスト上からも有利となるM
n、S、N等の量を少なくする方法を採った。
nS等)は結晶粒の成長を阻止したり、その成長方向を
規制したりする作用を有するから、本発明の目的に対し
ては有害となる。これの対策としては、熱処理温度の調
整により析出物を微細化して分散させることも考えられ
るが、この方法では安定して製造することは困難である
ことから、この発明は製造コスト上からも有利となるM
n、S、N等の量を少なくする方法を採った。
以上に述べた知見からこの発明に至ったものである。
この発明によれば、結晶粒を大きくしてかつ小さな結晶
粒の混入率も大巾に低減できるため、圧延に起因する異
方性は生じない。従って、3ピース缶の缶胴を製造する
にあたって圧延方向に対して直角の方向に曲げて重ね溶
接し、ブランキングを施しても熱影響部(HAZ)が割
れることはなく、またこれにより帯板塗装が可能となる
から、製造工程の短縮やコストダウン等を達成できる。
粒の混入率も大巾に低減できるため、圧延に起因する異
方性は生じない。従って、3ピース缶の缶胴を製造する
にあたって圧延方向に対して直角の方向に曲げて重ね溶
接し、ブランキングを施しても熱影響部(HAZ)が割
れることはなく、またこれにより帯板塗装が可能となる
から、製造工程の短縮やコストダウン等を達成できる。
そして、これが可能になるのは次の作用の相乗効果であ
ると考えられる。
ると考えられる。
■ 溶接時に熱影響部の結晶粒が粗大化するが、その際
、析出物が粒界に再析出して粒界の強度を低下させてH
AZ割れを誘起させるものの、この発明ではMn、S、
N等を少なくしているので再析出によるHAZ割れを低
減できる。またMn、S等を少なくすることは製造コス
トを安価にするという副次的効果もある。
、析出物が粒界に再析出して粒界の強度を低下させてH
AZ割れを誘起させるものの、この発明ではMn、S、
N等を少なくしているので再析出によるHAZ割れを低
減できる。またMn、S等を少なくすることは製造コス
トを安価にするという副次的効果もある。
■ clを極端に少なくし、また析出物を少なくして結
晶粒を粗大化かつ均一化させるので、降伏点も低くなり
ブランキング時における塑性変形も円滑に行われ、HA
Z割れの鎖度が少なくなる。
晶粒を粗大化かつ均一化させるので、降伏点も低くなり
ブランキング時における塑性変形も円滑に行われ、HA
Z割れの鎖度が少なくなる。
■ HAZ割れを防止するには板厚そのものを薄くして
、溶接時の重ね合わせ部の総板厚を薄くすることが考え
られる。しかし板厚を薄くすることは缶強度を低下させ
ることになる。
、溶接時の重ね合わせ部の総板厚を薄くすることが考え
られる。しかし板厚を薄くすることは缶強度を低下させ
ることになる。
近年、空缶コストを削減するため、板厚を薄くする方向
に進んでいるが、缶強度の低下を防止するために、板厚
に応じて鋼板硬度を高くしている。硬くする方法には、
CMを多くして結晶粒径を小さくする方法と調質圧延で
の圧下率を高くする方法があるが、いずれも異方性を呈
するためこの発明には採用できない。
に進んでいるが、缶強度の低下を防止するために、板厚
に応じて鋼板硬度を高くしている。硬くする方法には、
CMを多くして結晶粒径を小さくする方法と調質圧延で
の圧下率を高くする方法があるが、いずれも異方性を呈
するためこの発明には採用できない。
しかしながら、この発明では、極低炭素鋼を使用してお
り、硬質化のため゛に圧下率を高くしてall質圧延を
行っても何ら問題とはならない。
り、硬質化のため゛に圧下率を高くしてall質圧延を
行っても何ら問題とはならない。
これは高圧下率の調質圧5延により加工硬化しても、溶
接部近傍は、溶接熱により一種の自己焼純が進み、元の
極低炭素鋼特有の軟質性になるためであると考えられる
。従ってブランキングを行ってもHAZ割れは住しない
のである。
接部近傍は、溶接熱により一種の自己焼純が進み、元の
極低炭素鋼特有の軟質性になるためであると考えられる
。従ってブランキングを行ってもHAZ割れは住しない
のである。
次に、成分の限定理由について述べる。
まずC量はこの発明の最も重要な因子であり、結晶粒を
均一に粗大化するためには0.004重量%以下にする
必要がある。
均一に粗大化するためには0.004重量%以下にする
必要がある。
Siはめっき後の耐食性等を低下させるので、0.02
重量%以下とした。
重量%以下とした。
Mnは、熱間圧延脆性化を防ぐために0.05重景%以
上とし、0.30重量%を越えると冷間圧延性が悪くな
りまた析出物も多くなるので0.30重量%以下とする
。
上とし、0.30重量%を越えると冷間圧延性が悪くな
りまた析出物も多くなるので0.30重量%以下とする
。
Pは多く含まれるとめっき後の耐食性等を劣化させるの
で0.020重量%以下とし、Sも同様にめっき後の耐
食性等を劣化させるとともに、熱間圧延脆性を悪くし析
出物も多くなるので0.020重景%以下とした。
で0.020重量%以下とし、Sも同様にめっき後の耐
食性等を劣化させるとともに、熱間圧延脆性を悪くし析
出物も多くなるので0.020重景%以下とした。
Nは多く含まれると延性が悪くなるとともに析出物も多
くなるので0.0050重量%以下とする。
くなるので0.0050重量%以下とする。
AIは、AlキルF鋼を得るために製鋼段階で添加して
いるが、高価なAlを多く添加することは不経済であり
、また、これが少ないと十分脱酸されないので、0.0
2〜0.2重量%とする。
いるが、高価なAlを多く添加することは不経済であり
、また、これが少ないと十分脱酸されないので、0.0
2〜0.2重量%とする。
N、bは連続焼純における再結晶温度を下げる効果を有
するものの炭化物、窒化物を形成するので0.01重量
%以下とした。
するものの炭化物、窒化物を形成するので0.01重量
%以下とした。
また、上記組成とすることにより、前述した結晶粒組織
が得られる。
が得られる。
第2表に示す製造条件で製造した18種類のぶりき鋼板
を用いて、圧延方向に対して直角方向の曲げになるよう
に、塗装、印刷焼付けを施した後、切板に剪断し、外面
部にはさらに印刷及びクリヤー塗装を施した後、中間電
極に銅ワイヤーを使用するワイヤーシーム溶接機を用い
て溶接して181缶の胴に成形し、さらに引き続きグイ
フランシャーでブランキングを行い、フランジ割れ評価
を行った。また、それらフランジ部の溶接板厚も実測し
た。それぞれの結果を第2表に示す。
を用いて、圧延方向に対して直角方向の曲げになるよう
に、塗装、印刷焼付けを施した後、切板に剪断し、外面
部にはさらに印刷及びクリヤー塗装を施した後、中間電
極に銅ワイヤーを使用するワイヤーシーム溶接機を用い
て溶接して181缶の胴に成形し、さらに引き続きグイ
フランシャーでブランキングを行い、フランジ割れ評価
を行った。また、それらフランジ部の溶接板厚も実測し
た。それぞれの結果を第2表に示す。
これらの結果から、この発明にかかる鋼板は比較鋼板に
比して、圧延方向に対する直角方向の曲げを行ってもH
AZ割れが発生せず、帯板塗装化が可能になる優れた鋼
板であることが明らかである。
比して、圧延方向に対する直角方向の曲げを行ってもH
AZ割れが発生せず、帯板塗装化が可能になる優れた鋼
板であることが明らかである。
尚、極低炭素鋼は連続焼純後TI相当に仕上がるので、
調質圧延の圧下率を高めに調整すればTI−T6.DR
8〜DRIOまでの調質度のものが得られるという特長
を有している。
調質圧延の圧下率を高めに調整すればTI−T6.DR
8〜DRIOまでの調質度のものが得られるという特長
を有している。
なお、前記は187!缶で説明しているが、缶径の小さ
い飲料缶においても同じ性能を発揮できることは言うま
でもない。
い飲料缶においても同じ性能を発揮できることは言うま
でもない。
さらに、この発明に関する缶用綱板の成分にTi、v、
B等の元素を添加できるが、これらを添加しなくともよ
いことは勿論である。
B等の元素を添加できるが、これらを添加しなくともよ
いことは勿論である。
また上記実施例ではぶりき鋼板を用いたが、ティンフリ
ー鋼板、複合メッキ鋼板等を用いてもよく、まためっき
を施さずに塗油綱板を用いてもよい。
ー鋼板、複合メッキ鋼板等を用いてもよく、まためっき
を施さずに塗油綱板を用いてもよい。
かくして、従来は、缶胴の折り曲げ、円筒状曲げ方向は
圧延方向であることが全世界を通じて常識であったため
、塗装、印刷の帯板塗装化が難しかったが、この発明に
より圧延方向に対する直角方向の巻きゃ曲げも可能にな
ったことにより、3ピース缶鋼板の帯板塗装化が積極的
に進み合理化が図られ、缶コストが削減できることは明
らかである。
圧延方向であることが全世界を通じて常識であったため
、塗装、印刷の帯板塗装化が難しかったが、この発明に
より圧延方向に対する直角方向の巻きゃ曲げも可能にな
ったことにより、3ピース缶鋼板の帯板塗装化が積極的
に進み合理化が図られ、缶コストが削減できることは明
らかである。
以上説明したように、この発明の3ピース缶用鋼板は、
めっき後の耐食性が維持されるとともに熱間圧延による
脆性化が防止され且つ冷間圧延性が向上するばかりか、
析出物が減少して熱影響部での割れを防止するとともに
充分に脱酸することができる。特に、この発明の3ピー
ス缶用鋼板は結晶粒を大きくし且つ小さな結晶粒の混入
率を大幅に低減しているため、圧延に起因する異方性を
生じないから、缶胴を製造するにあたって圧延方向に対
して直角方向の曲げ重ね溶接し且つブランキングを施し
ても、この理由からも熱影響部に割れを生じることなく
、またこれにより帯板塗装が可能となるから、製造工程
の短縮やコストダウンをはかることができる。
めっき後の耐食性が維持されるとともに熱間圧延による
脆性化が防止され且つ冷間圧延性が向上するばかりか、
析出物が減少して熱影響部での割れを防止するとともに
充分に脱酸することができる。特に、この発明の3ピー
ス缶用鋼板は結晶粒を大きくし且つ小さな結晶粒の混入
率を大幅に低減しているため、圧延に起因する異方性を
生じないから、缶胴を製造するにあたって圧延方向に対
して直角方向の曲げ重ね溶接し且つブランキングを施し
ても、この理由からも熱影響部に割れを生じることなく
、またこれにより帯板塗装が可能となるから、製造工程
の短縮やコストダウンをはかることができる。
また調質圧延後の前記結晶粒の、圧延幅方向の短径に対
する、圧延方向の長径の比を1.5以内にすることによ
って、結晶組織の異方性の露呈をこの点からも防止する
ことができる。
する、圧延方向の長径の比を1.5以内にすることによ
って、結晶組織の異方性の露呈をこの点からも防止する
ことができる。
さらに、この発明の3ピース缶用鋼板の製造方法におい
ては、第1に、鋼板自体に前記のように異方性がないた
め、帯板の幅方向への折り曲げや湾曲が可能となったこ
と、第2に、帯板の幅方向両端部を外して塗装するため
これ以外の部分の塗装は帯板の長手方向に連続して行う
ことができるから作業が容易であること、第3に、切断
位置は非塗装部の位置を考慮することなく所定の寸法ご
とに行えばよいから、切断位置の制御も容易とな・るこ
と、の理由によって、製造工程の短縮及びコストダウン
に貢献できるという効果がある。
ては、第1に、鋼板自体に前記のように異方性がないた
め、帯板の幅方向への折り曲げや湾曲が可能となったこ
と、第2に、帯板の幅方向両端部を外して塗装するため
これ以外の部分の塗装は帯板の長手方向に連続して行う
ことができるから作業が容易であること、第3に、切断
位置は非塗装部の位置を考慮することなく所定の寸法ご
とに行えばよいから、切断位置の制御も容易とな・るこ
と、の理由によって、製造工程の短縮及びコストダウン
に貢献できるという効果がある。
第1図はこの発明の3ピース缶用鋼板の塗装及び切断位
置の説明図、第2図は缶胴溶接部の断面S・・・帯板、
1・・・切板、2・・・切断線、3・・・スリット線、
4・・・曲げ線、5接合部、6・・・ブランクシート。
置の説明図、第2図は缶胴溶接部の断面S・・・帯板、
1・・・切板、2・・・切断線、3・・・スリット線、
4・・・曲げ線、5接合部、6・・・ブランクシート。
Claims (3)
- (1)重量比で、C:0.004%以下、Si:0.0
2%以下、Mn:0.05〜0.30%、P:0.02
0%以下、Si:0.020%以下、N:0.0050
%以下、Al:0.02〜0.2%、Nb:0.01%
以下を含むとともに、残部がFe及び不可避的不純物よ
り成り、且つ10μm以上の長径を有する結晶粒と5μ
m以上10μm未満の長径を有する結晶粒とから構成さ
れるとともに前記10μm以上の長径を有する結晶粒が
面積比で50%以上であることを特徴とする3ピース缶
用鋼板。 - (2)第1請求項記載の3ピース缶用鋼板において、前
記結晶粒の長径に対する短径の比が1/1.5〜1であ
ることを特徴とする3ピース缶用鋼板。 - (3)重量比で、C:0.004%以下、Si:0.0
2%以下、Mn0.05〜0.30%、P:0.020
%以下、S:0.020%以下、N:0.0050%以
下、Al:0.02〜0.2%、Nb:0.01%以下
を含むとともに、残部がFe及び不可避的不純物より成
る連続鋳造スラブに、常法により熱間圧延、酸洗、冷間
圧延、連続焼純および調質圧延を施し、これにメッキ、
化成処理、塗油などの表面処理を施して帯板を得、この
帯板に、その巾方向両端部の所定巾を外して、帯板の表
裏に塗装を施して焼付し、次いで必要に応じて印刷・焼
付した後、所定の長さに切断し、さらにブランキングし
てブランキングシートとし、該ブランキングシートを圧
延方向とは直角方向に曲げて前記非塗装部を重ね接合し
てから、フランジ加工により天蓋と底蓋を取り付けて仕
上げることを特徴とする3ピース缶の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2083391A JPH0747773B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 3ピース缶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2083391A JPH0747773B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 3ピース缶の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03285046A true JPH03285046A (ja) | 1991-12-16 |
JPH0747773B2 JPH0747773B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=13801132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2083391A Expired - Fee Related JPH0747773B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 3ピース缶の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747773B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995004166A1 (fr) * | 1993-07-28 | 1995-02-09 | Nippon Steel Corporation | Tole d'acier pour boites de conserve a resistance elevee a la fissuration par corrosion sous contraintes, et son procede de fabrication |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0247048A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-16 | Kawasaki Steel Corp | フランジ加工性と溶接性に優れた缶用Snめっき極薄鋼板 |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2083391A patent/JPH0747773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0247048A (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-16 | Kawasaki Steel Corp | フランジ加工性と溶接性に優れた缶用Snめっき極薄鋼板 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995004166A1 (fr) * | 1993-07-28 | 1995-02-09 | Nippon Steel Corporation | Tole d'acier pour boites de conserve a resistance elevee a la fissuration par corrosion sous contraintes, et son procede de fabrication |
CN1043904C (zh) * | 1993-07-28 | 1999-06-30 | 新日本制铁株式会社 | 具有强的抗应力腐蚀开裂性能的罐用钢板及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0747773B2 (ja) | 1995-05-24 |
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