JPH03285035A - 耐マイグレーション性に優れた高強度銅合金 - Google Patents

耐マイグレーション性に優れた高強度銅合金

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JPH03285035A
JPH03285035A JP8671890A JP8671890A JPH03285035A JP H03285035 A JPH03285035 A JP H03285035A JP 8671890 A JP8671890 A JP 8671890A JP 8671890 A JP8671890 A JP 8671890A JP H03285035 A JPH03285035 A JP H03285035A
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JP
Japan
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weight
migration resistance
less
copper alloy
high strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP8671890A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Oyama
大山 好正
Masato Asai
真人 浅井
Tatsuhiko Eguchi
立彦 江口
Shigeo Shinozaki
篠崎 重雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコネクターなどの電気電子機器部品などに使用
するのに好適な耐マイグレーション性に侵れた高強度銅
合金に関するものである。
(従来の技術とその課題〕 従来電気電子機器用コネクターにはSn2〜8重量%(
以下%と略)のりん青銅、黄銅合金やヘリリウノ、銅が
広く用いられている。これらの内りん青銅はメス端子用
材料を中心に広く用いられ°Cおり、成形加工性、バネ
性に優れた材料であるが、近年Da、に進行中の電気電
子1a器の小型化によるファインピ・7チ化による導体
間距Hの狭小化も相まって、水分の存在する環境(高温
高湿度環境など)におけるマイグレーション現象を起こ
しやすい問題が発生している。さらには高強度を有する
S n含有量が4%以上のりん青銅ではことに導電率が
低く、ジュール熱によって引き起ごされる発熱がコネク
ターなどの小型化、薄肉化の大きな障害ともなっている
一方7/3黄銅等の黄銅合金は耐マイグレーション性に
は優れるもののバネ性の点で不十分であり、部材の強度
不足の点で使用が制限される。
又ヘリリウム銅はバネ性などにきわめて優れているもの
の材料コストが高い点でやはり使用される範囲が制限さ
れる。
前記マイグレーション現象とは水分の存在する環境にお
いて、電界のかかった相対する一対の導体間にリーク電
流が生じて、当該導体が電解腐食する現象である。この
マイグレーション現象によるリーク電流が大きくなると
、発熱により電気電子機器部品が異常昇温し、火災など
の事故につながる可能性もある。従ってりん青銅などは
水分の関与する可能性のある環境において使用する半導
体部品、コネクター、開閉機部品、プリント配線板など
の電子電気部品などの場合には信顛性が低いという問題
があった。
これらの課題に対して近年主としてZnを添加した耐マ
イグレーション性を有する銅合金が材料が開発されてい
る。(特開昭62−116744.62−116745
.62−136539.62−146231.6249
9741 、62247141 、62−250137
等)これらの銅合金はいずれもCuにZnを添加するこ
とにより従来の銅合金に比べて耐マイグレーション性が
改善されている。しかしこの程度の改善では電気電子機
器を取り巻く環境の劣化によるマイグレーションを十分
に防ぐことはできずさらなる改善が強く求められている
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記の点に鑑み鋭意検討された結果なされたも
のであり、その目的とするところは、耐マイグレーショ
ン性に優れており、かつ強度が良好な銅合金を従供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明における第1の発明は、Ti0.1重量%以上1
.0重量%以下、Ni0.3重量%以上2.5重量%以
下、Sn1.0重量%以上3.0重量%以下をである。
又第2の発明は、Ti0.1重量%以上1.0重量%以
下、Ni0.3重置%以上2.5重量%以下、Sn1.
0重量%以上3.0重置%以下、ZnO15重量%以上
IO重景%以下を含み残部がCu及(作用) Cuに合金元素としでTiaNiを同時に添加すると耐
マイグレーション性は向上する。この効果はCuにZn
を添加した場合に比べても一段と大きくなる。Tiの含
有量を011%以上1.0%以下と限定した理由は、T
iがNiとの共存下においての耐マイグレーション性を
向上させるものではあるが、0.1%未満ではその効果
が不十分であり、1.0%を超えるとその効果が飽和し
てしまうためだけでなく、ことに溶解鋳造がきわめて鉗
しくなるため、製造コストが上昇するからである。
Niの含有量を0.3%以上2.5%以下としたのはT
iとの共存下においての耐マイグレーション性を向上さ
せるものではあるが、0.3%未満ではその効果が不十
分であり、2.5%を超えるとその効果が飽和する他、
導電率の低下が著しく、使用時のジュール熱による発熱
が大きくなるからである。
Znの含有蓋を0.5%以上10%以下と限定した理由
は、Znは耐マイグレーション性を向上させる添加元素
であり、Ti、Niとの共存においてさらに耐マイグレ
ーション性を向上さゼるものではあるが、0.5%未満
ではTi、Niが共存しても耐マイグレーション性をさ
らに向上させる効果がネト分であり、10%を超えると
導電率の低下が大きくなると共に応力腐食割れ感受性も
大きく信転性が低下する。
Snの含有量を1.0%以上3.0%以下と限定した理
由は、SnはTi、Niとの共存において強度を向上さ
せる効果があるものの1.0%未満では1゛コ、Niが
共存しても強度を向上させる効果が不十分であり、3%
を超えると導電率の低下が大きくなるためである。
なお、Fe、Cr、Co、Zr、Mg、Mn。
Y、Ag、ANXPb、P、In、  ミツシュメタル
などの元素は合計0.5%以下含有しても耐マイグレー
ションを低下させることがなく、その添加は許容される
以上述べたように本発明合金は、耐マイグレーション性
に優れていると共に、導電性、強度も良好なため、半導
体部品、コネクター、端子、開閉機部品、プリント配線
板などの電気電子機器部品やブスバーなどの機構部品な
ど隣接する導体間でのマイグレーション現象並びに通電
時の発熱が問題となる各種部品用材料として広範な用途
を有するものである。
C実施例J 次に本発明の一実施例について説明する。
第1表に示す組成の銅合金を熔解鋳造し、熱間圧延後、
冷間圧延と焼鈍を繰り返して厚さ0.4I(最終加工率
40%)の板材を製造した。
この板材を用い、15XIOX5C膳の大きさの樹脂モ
ールドタイプの電気接続箱の中に回路長I’m、厚さ0
.4m、幅2■の各種ブスバーを設置して耐マイグレー
ション性を測定した。試験は25°C1相対湿度90%
の雰囲気で行い、総電流25Aを1000時間通電した
時のリーク電流を測定した。
又これらの供試材について導電率を測定し、引張試験に
おいて引張強さを測定した。その結果を第1表に併記し
た。
第1表から明らかなように、本発明側合金No、 1〜
13はいずれもリーク電流0.3A以下で耐マイグレー
ション性が良好であり、又引張強さ60 kg / m
4、l電率も30%以上であって、優れた強度・導電性
を有している。
一方Ti、Ni量の少ない比較例合金No、14.15
はリーク電流が大きく、耐マイグレーション性が劣って
いる。Zn量が少ない比較例合金NO2OはZn量の多
い本発明側合金に比較してリーク電流の減少量が少なく
、Ti、Niとの共存における耐マイグレーション性の
改良効果が少ない。Sn量の少ないk16は強度の点で
劣っている。又Ti、Ni、Sn、Zn量の多い比較例
合金No、 + 7 、1819、21は強度・耐マイ
グレーション性は良好であるが、R1t性が劣っている
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明合金は耐マイグレーション
性に優れていると共に、強度・導電性も良好であり、電
子電気機器部品などの小型化、高機能化が可能となる等
工業上顕著な効果を奏するものである。
特約出願人 古河電気工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)Ti0.1重量%以上1.0重量%以下、Ni0.
    3重量%以上2.5重量%以下、Sn1.0重量%以上
    3.0重量%以下を含み残部がCu及び不可避不純物か
    らなることを特徴とする耐マイグレーション性に優れた
    高強度銅合金。 2)Ti0.1重量%以上1.0重量%以下、Ni0.
    3重量%以上2.5重量%以下、Sn1.0重量%以上
    3.0重量%以下、Zn0.5重量%以上10重量%以
    下を含み残部がCu及び不可避不純物からなることを特
    徴とする耐マイグレーション性に優れた高強度銅合金。
JP8671890A 1990-03-31 1990-03-31 耐マイグレーション性に優れた高強度銅合金 Pending JPH03285035A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818991B1 (en) * 1999-06-01 2004-11-16 Nec Electronics Corporation Copper-alloy interconnection layer
JP2006336068A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 電気電子機器用銅合金

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US6818991B1 (en) * 1999-06-01 2004-11-16 Nec Electronics Corporation Copper-alloy interconnection layer
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