JPH03284753A - 光重合性記録材料 - Google Patents

光重合性記録材料

Info

Publication number
JPH03284753A
JPH03284753A JP8622090A JP8622090A JPH03284753A JP H03284753 A JPH03284753 A JP H03284753A JP 8622090 A JP8622090 A JP 8622090A JP 8622090 A JP8622090 A JP 8622090A JP H03284753 A JPH03284753 A JP H03284753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
photopolymerizable recording
denotes
weight
binder resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8622090A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Morimitsu
守満 美紀
Takao Taguchi
貴雄 田口
Hiromitsu Ito
浩光 伊藤
Ryoichi Iino
良一 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP8622090A priority Critical patent/JPH03284753A/ja
Publication of JPH03284753A publication Critical patent/JPH03284753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、各種活性光線に対して高い感度を持ち、しか
も解像性、保存安定性に優れた光重合性記録材料に関す
るものである。
この光重合性記録材料は、フォトレジスト、平版及び凸
版印刷版、レリーフ型の作製、光学的複製、写真などに
、広範囲に使用できる。
〈従来の技術〉 従来、不飽和二重結合を有する化合物に活性光線を照射
して、不飽和二重結合を有する化合物を重合させて硬化
させ、その後、未重合部分を適当な溶液にで除去、現像
して、画像等の記録を行う光重合性記録材料については
、(a)エチレン系不飽和化合物と有機ハロゲン化合物
からなる光ラジカル重合タイプとしては、特開昭54−
74887号公報特開昭55〜50001号公報等に、
■)オキシラン、オキセタン、チイタン又はチエタン環
含有化合物とオニウム塩からなる光カチオン重合タイプ
としては、米国特許3,708,296号公報、米国特
許3,835,002号公報、特公昭52−14277
号公報、特開昭51−56885号公報等に、(C)ビ
ニルエーテル基を有する化合物と有機ハロゲン化合物か
らなる光カチオン重合タイプとしては、米国特許3.5
15.552号公報等に記載されている。
しかしながら、これらの技術によって得られるものは、
光重合性記録材料の硬化の感度が低いので、記録画像形
成時の露光に長時間を要すること、さらに、この長時間
露光による活性光線の発熱によって、光重合性記録材料
の皮膜の変形や変質などが起きやすいという問題があっ
た。
また、近年、情報産業などの発達により、活性光線の走
査露光によって画像を形成する方法が検討されている。
この新しい露光方法に対応していくためには、用いる活
性光線に対して高感度、すなわち、光重合開始能力が高
い光重合性記録材料であることが要求されており、特開
昭58−19315号公報、特開昭59−208541
号公報、特開昭61−9621号公報、特開昭62−1
61802号公報等に、光重合開始剤についていくつか
の提案が為されているが、光重合開始能力が高い光重合
性記録材料としては、実用に耐えるものはまだ得られて
いない。
これは、光重合反応の場として、さらに露光後の現像過
程に、大きな影響を与えているバインダー樹脂の作用が
、かなり重要であるにもかかわらず、これまでほとんど
検討が為されていないためである。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明が解決しようとする課題は、各種の活性光線ム二
対して高い感度を持ち、しかも解像性、保存安定性の優
れた光重合性記録材料を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、光重合開始剤と、エチレン系多官能モノマー
と、バインダー樹脂とを主成分とする光重合性記録材料
において、バインダー樹脂として、前記一般式(1)で
表される高分子化合物を使用することによって、各種の
活性光線に対して高い感度を持ち、しかも解像性、保存
安定性の優れた光重合性記録材料を提供するものである
本発明の、光重合性記録材料のバインダー樹脂として使
用される高分子化合物については、前記一般式(1)で
表される、繰返し構造単位を有する平均分子量が1〜5
0万程度の高分子化合物である。
前記一般式(1)のX:Y:Zは任意であるが、Xの比
率は20%以上、Zの比率は10%以上が好ましい。す
なわち、Xの比率が20%以下であると、光重合感度の
低下をひきおこし、記録画像形成時の膜強度が弱い。ま
た、Zの比率が10%以下であると、本発明の光重合性
記録材料の特長でもある、後述の現像工程における酸性
水溶液への溶解性が低くなり、この高分子化合物の効果
が活かされない。
本発明の光重合開始剤としては、カルボニル化合物、有
機硫黄化合物、過酸化物、レドックス系化合物、アゾ並
びにジアゾ化合物、ハロゲン化合物などの、従来公知の
ものが使用できる。
カルボニル化合物の例としては、ベンゾイン、ヘンジイ
ンメチルエーテル、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン
、4.4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、
アンスラキノン、2−t−ブチルアンスラキノン、3−
クロルベンズアンスラキノン、ジアセチル、2−ベンゾ
インメチレン−3−メチル−β−ナフトチアゾリン、5
−クロル−3−エチル−2−p−メトキシベンゾイルメ
チレンベンゾチアゾリンの使用が好ましい。
有機硫黄化合物の例としては、ジーn−プチルジサルフ
ァイド、ジベンジルジサルファイド、2−メルカプトベ
ンズチアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、
チオフェノールの使用が好ましい。
過酸化物の例としては、ジ−t−ブチルパーオキサイド
、テトラ−1−ブチルパーオキサイド、過酸化ベンゾイ
ル、メチルエチルケトンパーオキサイの使用が好ましい
レドックス化合物は、過酸化物と還元剤の組合せから成
るもので、第一鉄イオンと過硫化イオン、第二鉄イオン
と過酸化物の使用が好ましい。
アゾ及びジアゾ化合物の例としては、α−α・−アゾビ
スイソブチロニトリル、p−アミノジフェニルアミンの
ジアゾニウム塩の使用が好ましい。
ハロゲン化合物の例としては、クロルメチルナフチルク
ロライド、クロルアセトン、ナフタレンスルホニルクロ
ライド、トリス(トリクロロメチル)−5−1−リアジ
ンの使用が好ましい。
本発明の光重合開始剤は、エチレン系多官能モノマー1
00重量部に対して、1〜50重量部、好ましくは2〜
25重量部の範囲で使用できる。
光重合開始剤が1重量部よりも少ないと、重合反応が速
やかに起こり難くなり、50重量部よりも多いと、熱重
合が進みやすく保存安定性が悪くなる。
また、本発明の光重合開始剤は、単独でも使用できるが
、必要であれば、画像露光する活性光線の波長域に増感
作用を持つような色素と組合せても使用できる。特に、
近年は低出力の可視光レーザーを利用して、ビーム走査
により画像を形成。
記録する方法が検討されている。
可視光域に吸収波長を持ち、前述の光重合開始剤と組合
わせて使用できる増感色素としては、クマリン系、ビリ
リウム系、チオピリリウム系、シアニン系、チオシアニ
ン系、キサンチン系、チオキサンチン系、キノン系、芳
香族ニトロ化合物などがある。
光重合開始剤と組合わせて使用する増感色素は、エチレ
ン系多官能モノマー100重量部に対して、1〜30重
量部、好ましくは2〜10重量部の範囲で使用できる。
増感色素が1重量部よりも少ないと、その増感作用が目
だたない。逆に、30重量部よりも多いと、光重合性記
録材料表面層での活性光線の吸収が多すぎて、かえって
感度を低下させる。
本発明のエチレン系多官能モノマーとしては、活性光線
の照射により、光重合が可能な不飽和二重結合を分子内
に1個以上を有するエチレン系多官能モノマーであり、
アクリル酸エステル類及びメタクリル酸エステル類、ア
クリルアミド類及びメタクリルアミド類、アリル化合物
、ビニルエーテル化合物、ビニルエステル類、スチレン
化合物などを、単独又は2種類以上混合して、使用する
ことが出来る。
アクリル酸エステル類及びメタクリル酸エステル類の例
としては、多価アルコールのポリアクリレート類及びポ
リメタクリレート類がある。この多価アルコールの例と
しては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレンオキ
サイド、ポリブチレンオキサイド、ポリシクロヘキセン
オキサイド、ポリスチレンオキサイド、ポリプロピレン
オキサイド、ポリスチレンオキサイド、ポリオキセタン
、ポリテトラヒドロフラン、シクロヘキサンジオール、
キシリレンジオール、ジー(β−ヒドロキシエトキシ)
ヘンゼン、グリセリン、ジグリセリン、ネオペンチルグ
リコール、トリメチロールプロパン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、ソルビタン、ソルビトール、ブタンジオール、ブタ
ントリオール、プロパンジオール、ペンクンジオール、
ヘキサンジオール、オクタンジオール、ヘプタンジオー
ル、ドデカンジオール、メゾエリスリトール等があり、
入手の容易な、エチレングリコールジアクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールジメタクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタアクリレート、グリセリントリアクリレート
、ジグリセリンジメタクリレート、1.3−プロパンジ
オールジアクリレート、1.2.4−ブタントリオール
トリメタクリレート、1.4−シクロヘキサンジオール
ジアクリレート、1.5−ベンタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールアクリレート、エチレン
オキサイドを付加したトリメチロールプロパンのトリア
クリル酸エステルの使用が好ましい。
アクリルアミド類及びメタクリルアミド類の例としては
、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリ
ルアミドのほか、エチレンジアミン、ジアミノプロパン
、ジアミノブタン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメ
チレン、ビス(2−アミノプロピル)アミン、ジエチレ
ントリアミンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オク
タメチレンジアミン、並びに異種原子により中断された
ポリアミン及び環を有するポリアミン[例えば、フェニ
レンジアミン、キシリレンジアミン、β−(4−アミノ
フェニル)エチルアミン、ジアミノベンゾインクアシッ
ド、ジアミノトルエン、ジアミノアントラキノン、ジア
ミノフルオレイン等]のポリアクリルアミド及びポリメ
タクリルアミドの使用が好ましい。
アリル化合物の例としては、フタル酸、テレフタル酸、
セバシン酸、アジピン酸、ゲルタール酸、マロン酸等の
ジカルボン酸のジアリルエステル、アントラキノンジス
ルホン酸、ベンゼンジスルホン酸、2.5−ジヒドロキ
−p−ベンゼンジスルホン酸、ジヒドロキシナフタレン
ジスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸等のジスルホン
酸のジアリルエステル、及びジアリルアミドの使用が好
ましい。
ビニルエーテル化合物の例としては、前記多価アルコー
ルのポリビニルエーテルがあり、エチレングリコールジ
ビニルエーテル、1.3.5− )ジ−β−ビニロキシ
エトキシベンゼン、グリセロールトリビニルエーテルの
使用が好ましい。
ビニルエステル類の例としては、ジビニルサクシネート
、ジビニルアジペート、ジビニルフタレート、ジビニル
ベンゼン−1,3−ジスルホネートの使用が好ましい。
スチレン化合物の例としては、ジビニルベンゼン、p−
アリルスチレン、p−イソプロペンスチレンの使用が好
ましい。
また、本発明のエチレン系多官能モノマーとしては、N
−β−ヒドロキシエチル−β−(メタクリルアミド)エ
チルアクリレート、N、N’−ビス(β−メタクリロキ
シエチル)アクリルアミド、アリルメタクリレート等の
ような、異なった付加重合性の不飽和結合を2個以上有
する化合物も、好適に使用できる。さらに、少なくとも
2つの水酸基を有するポリオール化合物と少な(とも2
つのイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合
物とを反応させた化合物と、少なくとも1つの水酸基を
有する化合物と少なくとも1つのエチレン性不飽和基を
有する化合物とを反応させた多官能化合物も、好適に使
用できる。
これらのエチレン系多官能モノマーは、単独又は2種以
上混合して用いることが可能であり、前記一般式(1)
で表される高分子化合物100重量部に対して、10〜
500重量部、好ましくは50〜200重量部の範囲で
使用できる。
本発明の光重合性記録材料には、必要に応じて、熱重合
禁止剤を添加することが望ましい。熱重合禁止剤として
は、ヒドロキノン、アルキル又はアリル置換ヒドロキノ
ン、p−メトキシフェノール、塩化第一銅、t−ブチル
カテコール、クロラニル、β−ナフトール、ナフチルア
ミン、ピリジン、ニトロヘンゼン、p−)ルイジン、有
機銅、サリチル酸メチル等が使用できる。これらの熱重
合禁止剤は、エチレン系多官能モノマー100重量部に
対して、0.01〜1重量部の範囲で添加するのが好ま
しい。
本発明の光重合性記録材料は、前述の光重合開始側と、
エチレン系多官能モノマーと、バインダー樹脂として使
用される高分子化合物と、増感色素及び熱重合禁止剤と
を、一般に広く用いられている有機溶剤に溶解または分
散して、光重合性記録材料の塗布液として、適当な基材
上に、適宜な方法で塗布、乾燥して、光重合性記録材料
層を設けるのが一般的である。
前述の基材としては、光重合性記録材料の使用目的に応
じて、樹脂フィルム、紙、木材、金属板、ガラス板等の
種々の基材が使用できる。例えば、プリント配線用のレ
ジストとして用いる場合には、金属薄膜が設けられた樹
脂基板が、印刷版用の感光性樹脂として用いるる場合に
は、陽極酸化されたアルミニウム板や樹脂フィルムが使
用される。
前述の、基材上に設けられた光重合性記録材料層には、
透過原稿を通して又はコンピューター等のデジタル信号
から直接ビーム走査して、活性光線を画像状に露光した
後に、適当な現像液で未露光部を溶出、現像して、基材
上に光重合硬化した記録画像を得るものである。
前述の現像液としては、有機溶剤、有機溶剤を含有した
酸性水溶液、酸性水溶液等が用いられるが、本発明の、
バインダー樹脂として使用される高分子化合物の効果を
活かすためには、pH値が6以下の酸性水溶液の使用が
好ましい。
〈作用〉 本発明の光重合性記録材料においては、バインダー樹脂
として使用される前記一般式(1)で表される高分子化
合物の、下記の作用によって、各種の活性光線に対して
高い感度を持ち、しかも解像性、保存安定性の優れた、
光重合性記録材料を提供できるものである。
すなわち、(a)基材上に光重合性記録材料層を設ける
過程において、光重合開始剤、増感色素、エチレン系多
官能モノマー、熱重合禁止剤等との高G1相溶性を持つ
こと、(b)活性光線の露光過程において、エチレン系
多官能モノマーとの水素結合等の相互作用によって、光
重合反応及び硬化膜形成を促進すること、(C)酸性水
溶液等による溶出、現像過程において、硬化部分と未硬
化部分との溶解性の差を助長することである。
〈実施例1〉 バインダー樹脂として、下記構造式(1)で表される繰
返し構造単位を有する、分子量約10万の高分子化合物
100重量部と、エチレン系多官能モノマーとしてトリ
メチロールプロパントリアクリレート100重量部とを
、メチルエチルケトン1100重量部に均一に溶解させ
た。次に、この溶液に、光重合開始剤としてジフェニル
ヨードニウムへキサフルオロフォスフェート20重量部
と、増感色素として4.4−(ビスジエチルアミノ)ベ
ンゾフェノン5重量部と、熱重合禁止剤としてヒドロキ
ノン1重量部とを添加し、均一になるまで攪拌して、光
重合性記録材料の塗布液とした。
構造式(1):実施例1の高分子化合物[X:Y:Z=
1:1:1  ] 次に、この光重合性記録材料の塗布液を、ワイヤーバー
を用いて、乾燥膜厚が約2μmになるようにPETフィ
ルムに塗布し、通常の乾燥器で70°Cで2分間乾燥さ
せて、光重合性記録材料層を設けた。
また、この光重合性記録材料層の上には、空気を遮断す
るために、オーバーコート層を設けた。
このオーバーコート層は5%ポリビニルアルコル水溶液
(10%のイソプロピルアルコール含有)を、ワイヤー
バーを用いて、乾燥膜厚が約2μmになるように光重合
性記録材料層上に塗布し、通常の乾燥器で70°Cで1
5分間乾燥させて、本実施例の光重合性記録材料とした
本実施例の、光重合性記録材料の感度は、この光重合性
記録材料に、コダック社製ステップタブレントとネガテ
ストパターンマスクとを密着させて、超高圧水銀灯から
、東芝製ガラスフィルターUVD36−Aを用いて36
6nmの光を取り出し、積算光量が10 mJ/cm”
になるように画像露光を行った後に、0.1%塩酸水溶
液(pH2)を用いて溶出、現像を行い、画像部分の硬
化段数から、光重合性記録材料の硬化に要した光量(感
度)を、計算によって求めた。その結果は3 mJ/c
m2であった。
また、ネガテストパターンについては、2.5μmの細
線迄再現しており、解像性も良好であった。
〈比較例1〉 実施例1の光重合性記録材料と比較をするために、上記
構造式(1)の、実施例1の高分子化合物に変えて、従
来公知のバインダー樹脂である、メチルメタクリレート
と、2−エチルへキシルアクリレートと、メタクリル酸
との共重合体(重合比2:1:1平均分子量4万)を使
用して、現像液を0.1%水酸化ナトリウム水溶液に変
えた以外は、実施例1と全く同じ材料1条件、方法で、
光重合性記録材料層を設けて、実施例1と全く同し方法
で露光。
現像を行い、比較例1の光重合性記録材料の感度を求め
た。その結果は10 mJ/cm2であった。
〈比較例2〉 実施例1の光重合性記録材料と比較をするために、上記
構造式(1)の、実施例1の高分子化合物に変えて、従
来公知のバインダー樹脂である、バイロン200(東洋
紡製ポリエステル平均分子量1.8万)を使用して、現
像液を醋酸セロソルブに変えた以外は、実施例1と全く
同じ材料1条件、方法で、光重合性記録材料層を設けて
、実施例1と全く同じ方法で露光、現像を行い、比較例
2の光重合性記録材料の感度を求めた。その結果は14
mJ/c+11”であった。
〈比較例3〉 実施例1の光重合性記録材料と比較をするために、上記
構造式(1)の、実施例1の高分子化合物に変えて、従
来公知のバインダー樹脂である、エスレック6000E
P(デンカ製ブチラール平均分子量14万)を使用して
、現像液をメタノールとトルエンの等量混合溶剤に変え
た以外は、実施例1と全く同じ材料1条件、方法で、光
重合性記録材料層を設けて、実施例1と全く同じ方法で
露光。
現像を行い、比較例3の光重合性記録材料の感度を求め
た。その結果は5 mJ/cm”であった。
〈実施例2〉 バインダー樹脂として、下記構造式(2)で表される繰
返し構造単位を有する、分子量約6万の高分子化合物1
00重量部と、エチレン系多官能上ツマ−としてペンタ
エリスリトールトリアクリシト150重量部とを、メチ
ルエチルケトン1500重量部に均一に溶解させた0次
に、この溶液に、光重合開始剤としてジ−t−ブチルシ
バ−オキシイソフタレート20重量部と、増感色素とし
て3−アセチル−7−ジニチルアミノクマリン10重量
部と、熱重合禁止剤としてクロラニル1重量部とを添加
し、均一になるまで攪拌して、光重合性記録材料の塗布
液とした。
構造式(2):実施例2の高分子化合物[X:Y:Z=
1:3: 10  ] 次に、この光重合性記録材料の塗布液を、スピンナーを
用いて、乾燥膜厚が約3μmになるようにアルミニウム
板上に塗布し、通常の乾燥器で70°Cで2分間乾燥さ
せて、光重合性記録材料層を設けた。
また、この光重合性記録材料層の上には、空気を遮断す
るために、オーバーコート層を設けた。
このオーバーコート層は5%ポリビニルアルコール水溶
液(10%のイソプロピルアルコール含有)を、ワイヤ
ーバーを用いて、乾燥膜厚が約2μmになるように光重
合性記録材料層上に塗布し、通常の乾燥器で70°Cで
15分間乾燥させて、本実施例の光重合性記録材料とし
た。
本実施例の、光重合性記録材料の感度は、この光重合性
記録材料に、コダック社製ステップタブレットとネガテ
ストパターンマスクとを密着させて、キセノン灯から、
UVカットフィルター及び東芝製ガラスフィルターKL
−47を用いて488nmの光を取り出し、積算光量が
5 mJ/cm”になるように画像露光を行った後に、
1%クエン酸水溶液(p H3)を用いて溶出、現像を
行い、画像部分の硬化段数から、光重合性記録材料の硬
化に要した光量(感度)を、計算によって求めた。その
結果は0.3 mJ/cm2であった。
また、ネガテストパターンについては、2.5μmの細
線迄再現しており、解像性も良好であった。
さらに、本実施例の光重合性記録材料に、IWの空冷ア
ルゴンレーザーを用いて、積算光量が0゜5 mJ/c
m”になるように画像走査露光を行った後に、前述の1
%クエン酸水溶液(pH3)を用いて溶出。
現像を行ったところ、前述と同様に、2.5μmの細線
まで再現しており、感度、解像性とも良好であった。
なお、この光重合性記録材料を、冷暗所に3力月間保存
した後に、前述と全く同様に露光、現像を行なったとこ
ろ、感度、解像性とも全く変化がなく、保存安定性も高
いことが判明した。
〈比較例4〉 実施例2の光重合性記録材料と比較をするために、上記
構造式(2)の、実施例2の高分子化合物に変えて、従
来公知のバインダー樹脂である、ポリビニルピロリドン
(平均分子量36万)を使用して、現像液を水に変えた
以外は、実施例2と全く同じ材料1条件、方法で、光重
合性記録材料層を設けて、実施例2と全く同じ方法で露
光、現像を行い、比較例4の光重合性記録材料の感度を
求めた。
その結果は0.9 mJ/cm”であり、硬化膜の溶解
がみられた。
〈比較例5〉 実施例2の光重合性記録材料と比較をするために、上記
構造式(2)の、実施例2の高分子化合物に変えて、従
来公知のバインダー樹脂である、AQナイロンA−70
(東し製水溶性ナイロン平均分子量2〜3万)を使用し
て、現像液を水に変えた以外は、実施例2と全く同じ材
料5条件、方法で、光重合性記録材料層を設けて、実施
例2と全く同し方法で露光、現像を行い、比較例5の光
重合性記録材料の感度を求めた。その結果は1.5 m
J/cm2でった。
〈比較例6〉 実施例2の光重合性記録材料と比較をするために、上記
構造式(2)の、実施例2の高分子化合物に変えて、従
来公知のバインダー樹脂である、ヒドロキシプロピルセ
ルローズ(平均分子量11〜15万)を使用して、現像
液を0.05%水酸化ナトリウム水溶液に変えた以外は
、実施例2と全く同じ材料9条件、方法で、光重合性記
録材料層を設けて、実施例2と全く同じ方法で露光、現
像を行い、比較例6の光重合性記録材料の感度を求めた
その結果は3.1 mJ/cm2であり、コントラスト
が低かった。
〈効果〉 以上、実施例で明らかなように、本発明の光重合性記録
材料は、各種の活性光線に対して、極めて高い感度を示
し、しかも解像性や保存安定性の高い、実用的な光重合
性記録材料である。特に、今まで困難であった、低出力
のアルゴンレーザ等による走査露光に、十分対応しうる
レーザー記録材料であり、例えば、レーザーダイレクト
製版、プリント配線基板、光ディスク、光メモリ−レー
ザーリソグラフィー等の、広い用途が期待される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)光重合開始剤と、エチレン系多官能モノマーと、バ
    インダー樹脂とを主成分とする光重合性記録材料におい
    て、バインダー樹脂として、下記一般式(1)で表され
    る高分子化合物を使用することを特徴とする光重合性記
    録材料。 一般式(1);高分子化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1はC_mH_2_n_+_1(n=0〜
    3)、R^2はH又はCO−CH_3、mは1〜3、X
    :Y:Zは任意である。]
JP8622090A 1990-03-31 1990-03-31 光重合性記録材料 Pending JPH03284753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8622090A JPH03284753A (ja) 1990-03-31 1990-03-31 光重合性記録材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8622090A JPH03284753A (ja) 1990-03-31 1990-03-31 光重合性記録材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03284753A true JPH03284753A (ja) 1991-12-16

Family

ID=13880699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8622090A Pending JPH03284753A (ja) 1990-03-31 1990-03-31 光重合性記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03284753A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014089466A (ja) * 2008-03-27 2014-05-15 Fujifilm Corp 平版印刷版原版及びこれを用いた平版印刷版の作製方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014089466A (ja) * 2008-03-27 2014-05-15 Fujifilm Corp 平版印刷版原版及びこれを用いた平版印刷版の作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2773847B2 (ja) 赤外線感受性層を使用するレリーフ画像を製造するための方法及び要素
KR960016468B1 (ko) 중합성 화합물
JP2579637B2 (ja) 感光性記録素子
JPH02127404A (ja) 光重合性混合物及びそれから製造された記録材料
JP2839974B2 (ja) 厚膜感光性印刷版用光重合性組成物及びそれを用いた厚膜感光性印刷版の製造方法
US4816379A (en) Production of relief plates and printing plates by a positive-working method
JPS60247638A (ja) 感光性記録材料
JPH04239505A (ja) 光重合性組成物
US6664025B2 (en) Visible radiation sensitive composition
US4239609A (en) Photopolymerizable coating and recording materials containing a photoinitiator and an organic halogen compound
JPH08240908A (ja) 感光性樹脂組成物、それを用いた感光性平版印刷版、および平版印刷用版材の製造方法
US4058398A (en) Image recording material and method for forming an image using the same
JPH03179447A (ja) 感光性組成物及びこれを使用するフォトレジスト及び印刷版体の製造方法
JP2005070767A (ja) 感光性転写シート
JPS61156116A (ja) 感光記録素子
JP2826329B2 (ja) 光重合性組成物
JPH03284753A (ja) 光重合性記録材料
JPH05241340A (ja) 光重合性組成物
JP2004302049A (ja) 感光性樹脂組成物
JPS6049892B2 (ja) 光重合性組成物
JP2005070765A (ja) 感光性転写シート
JPS60202437A (ja) 感光性像形成性組成物
JPH0536581A (ja) 光重合性組成物
JP2679193B2 (ja) 光重合性組成物
JP2726072B2 (ja) 光重合性組成物