JPH03284612A - チロシナーゼ活性抑制剤、抗酸化剤 - Google Patents

チロシナーゼ活性抑制剤、抗酸化剤

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JPH03284612A
JPH03284612A JP8673790A JP8673790A JPH03284612A JP H03284612 A JPH03284612 A JP H03284612A JP 8673790 A JP8673790 A JP 8673790A JP 8673790 A JP8673790 A JP 8673790A JP H03284612 A JPH03284612 A JP H03284612A
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柴田 久夫
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箕笹 裕介
Kyoko Matsui
恭子 松井
Hisao Uehara
上原 久生
Hiroshi Tanaka
弘 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、チロシナーゼ活性抑制剤、抗酸化剤および
抗菌剤に関するものである。
〈従来の技術および発明の背景〉 肌(皮膚)の黒化には色素のメラニンが深く関与してい
るものと考えられている。すなわち、紫外線等の外的刺
激を受けてメラニンが肌の皮膚組織で生産され、そのた
めに肌の黒化が促進され、シミ・ソバカス・色黒などの
症状が引き起こされるものと考えられている。
肌の美白の作用機序としてい(つかが挙げられるが、そ
の一つとしてメラニンの生成に関与するチロシナーゼ(
酵素)の活性化を抑制することが提唱されている。
従来、チロシナーゼの活性を抑制し得る公知の物質とし
てグルタチオンが育効であるとされている。しかし、こ
のグルタチオンは、湿性の条件下では酸化され易く、か
つ変色・変臭などを誘発し易いため、特に化粧料に配合
する成分としては致命的な問題があった。また、生薬(
天然物)中、たとえば防風、浜防風およびツクリタケ(
Agaricus  bisporous  )にもチ
ロシナーゼ活性抑制効果を有する物質の存在が知られて
いる。(特公昭59−48804号) これら天然物中に存在する公知のチロシナーゼ活性抑制
物質はいずれも刺激性が少ないという利点があるが、反
面そのチロシナーゼ活性抑制率が低く、しかも量産に適
しないという諸問題がある、それゆえ、チロシナーゼ活
性抑制率が高く、化学的安定性・保存性・安全性のある
物質で量産のできるものの開発が要望されていた。
発明者等は、上記諸要請に基づき、天然物由来のチロシ
ナーゼ活性抑制物質の検索・研究を進め、先ずニンギョ
ウタケ、ショウゲンジ、ホンシメジ、ウスムラサキハツ
、ウスムラサキホウキタケおよびマイタケの各子実体か
ら水または/および有機溶剤により抽出される抽出物中
に優れたチロシナーゼ活性抑制効果を有する物質が存在
することを見出して第1の発明を完成した。(特開平2
49710号)そして、発明者等は、さらに研究を進め
て前記ニンギョウタケの抽出物に含まれるチロシナーゼ
活性抑制効果を有する物質を単離・精製し、かつ当該チ
ロシナーゼ活性抑制効果を有する有効物質の化学構造(
有効物質が「5−ファルネシル−6メチル一レゾルシノ
ール/別名:ネオグリフォリン、または2−ファルネシ
ル−オルシノール、または国際命名法による化合物色:
E、E−5メチル−4−(3,7,11−)ツメチル−
2,6,10−ドデカトリエニル)−1,3−ベンゼン
ジオール1であること)を明らかにすることにより新た
な第2の発明を完成して、天然物中に存在する有効物質
の化学釣合成による質的安定・チロシナーゼ活性抑制率
の実質的向上および有効物質の安定的な量産・供給を可
能にする途を拓いた。(特願平1−247726号)〈
発明が解決しようとする問題点〉 この発明は、発明者等による一連の前記諸発明をさらに
一歩前進させ、前記ネオグリフォリンの類似化合物とも
いうべきrオルシノール誘導体1の数種類を化学的合成
方法により得て、それぞれの有効な生理活性、すなわち
チロシナーゼ活性抑制効果、抗酸化効果、抗菌効果など
を確認することにより完成されたものであり、化粧料・
医薬品・食料品に利用できる優れた有効物質を提供する
ことを目的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、この発明では、■−一般式
A〕■型化合物および一般式(B)In型化合物  Hs CH3 [A)n型化合物 (B)n型化合物 〔式中、R1およびR7は一般式〔C〕で表わされる基
であって、RIはn=0.1゜2.4で示される基、R
2はn=o、1.2゜3.4で示される基〕で表わされ
る化合物群から選択される化合物の1種または2種以上
を含有することを特徴とするチロシナーゼ活性抑制剤。
■−一般式A)n型化合物および一般式(B)In型化
合物 CHl  Hs CH。
CH8 Z (A)1型化合物    CB) I[型化合物〔式中
、RoおよびR2は一般式〔C〕z (A)n型化合物    (B)In型化合物〔式中、
R,およびR2は一般式EC)で表わされる基であって
、R8はn=o、1゜2.3.4で示される基、R2は
n=0.1゜2.3.4で示される基〕で表わされる化
合物群から選択される化合物の1種または2種以上を含
有することを特徴とする抗酸化剤。
■−一般式A)n型化合物および一般式(B:lIn型
化合物 で表わされる基であって、R3はn=124で示される
基、R2はn=1.2.4で示される基〕で表わされる
化合物群から選択される化合物の1種または2種以上を
含有することを特徴とする抗菌剤。
をそれぞれ構成することとした。
この発明にかかる前記オルシノール誘導体において、R
,、R,の各置換基を具体的に記述すると、n−00場
合: 水素原子ニーH n−1の場合ニ ブレニル基: (以下「P基」と略記する)n=2の場
合: n=3の場合: n−4の場合: ゲラニルゲラニル基: (以下rGG基」と略記する) をそれぞれ示すこととなる。
したがって、前記一般式(A)n型化合物および一般式
CB)n型化合物において、R1およびR2に前記プレ
ニル基、ゲラニル基、ファルネシル基、ゲラニルゲラニ
ル基を置換して化学的合成方法により調製された各種オ
ルシノール誘導体は(A)n型化合物に関しては、 ■R1がプレニル基であるn型化合物(2−プレニル−
オルシノール)、 ■R1がゲラニル基であるn型化合物(2−ゲラニル−
オルシノール)、 ■R1がファルネシル基であるn型化合物(2−ファル
ネシル−オルシノール)、 ■R3がゲラニルゲラニル基であるn型化合物(2−ゲ
ラニルゲラニル−オルシノール)、(B)Ifn型化合
物関しては、 ■R2がプレニル基であるn型化合物で4−プレニル−
オルシノール)、 ■R2がゲラニル基であるn型化合物(4−ゲラニル−
オルシノール)、 ■R2がファルネシル基であるn型化合物(4ファルネ
シル−オルシノール)、 ■R2がゲラニルゲラニル基であるn型化合物(4−ゲ
ラニルゲラニル−オルシノール)、の■〜■の各種オル
シノール誘導体をそれぞれ得ることになる。なお、n=
oの場合、つまりR1=R,=H(水素原子)の場合、
いうまでもなくn型化合物およびn型化合物はオルシノ
ールである。
i)各種オルシノール誘導体の合成方法:この発明にか
かる各種オルシノール誘導体の化学的合成は、公知の方
法つまりJ、  Marquet等の方法(文献: C
hemistry  Letters  1981+ 
p173〜176)により行う。すなわち、オルシノー
ル(2モル)とプレニルアルコール類〔=テルペンアル
コール類:たとえば、プレノール、ゲラニオール、ファ
ルネソール、ゲラニルゲラニオール〕(1モル)とをそ
れぞれの割合で混合溶解し、これに0.7モルの割合で
縮合剤(たとえば、無水塩化コバルト/CoC1z )
を加え、約60′c〜70″C3約2時間加熱反応させ
る。この化学的合成方法により、オルシノールの各種誘
導体・前記CADI型化合物および〔B)In型化合物
の混合物ならびに未反応物等が得られる。なお、合成に
使用する初発原料である前記オルシノール(市販品)お
よび各種プレニルアルコール類(市販品)の純度につい
ては、ガスクロマトグラフィー(GLC)によりその純
度を測定し、可能な限り高純度のものを使用する。
前記合成反応式を化学式で示すと次のとおりである。
〔本頁以下余白] CH5 (n=1〜4) (A)I型化合物 (BEII型化合物 反応終了後、室温まで冷却し、これに約50倍容のジエ
チルエーテルを加えて目的とするI型化合物および■型
化合物をジエチルエーテル相に溶かす。このジエチルエ
ーテル相を約2容の水で数回洗浄した後、無水硫酸すh
 IJウム(約5g)を加えて脱水する。次いでジエチ
ルエーテルを留去し、粗反応生成物を得る。なお、各種
合成生成物の収率は、粗反応生成物の高速液体クロマト
グラフィー(HPLC)またはガスクロマトグラフィー
(GLC)の分析結果より求める。
ii)この発明にかかる目的とする各種オルシノール誘
導体(合成生成物)の単離・精製方法二目的とする各種
合成生成物の単離・生成には、順相および逆相の高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)を組み合わせて目的
とする合成化合物に該当する保持時間(Rt値:文献に
基づ<Rt値)をメルクマルとして、目的化合物を分取
する。そして、この単離精製された目的の化合物は、ガ
スクロマトグラフィー(GLC)によりその純度を測定
する。
合成にかかる各種オルシノール誘導体の同定・hE’2
には(a)赤外線吸収スペクトル(IR)、(b)紫1
i’lスペクトル(tJV)、(C)マススペクトル(
MS)、(d)薄層クロマトグラフィー(TLC)、(
e)ガスクロマトグラフィー(GLC)およびげ)プロ
トン核磁気共鳴スペクトル(’H−NMR)によりおこ
なう。
山)この発明にかかる各種オルシノール誘導体(合成′
!#)の生理活性の測定。
供試試料には、前記合成および単離・精製後の各種化合
物(各種オルシノール誘導体)を使用する。
(a、)この発明にかかる各種オルシノール誘導体のチ
ロシナーゼ活性抑制効果の測定方法。
各種オルシノール誘導体のチロシナーゼ活性抑制効果の
測定には、ドーパクロム(メラニンの前駆物質)の生成
量を測定する公知の方法に基づき測定する。
すなわち、オルシノールおよび各種オルシノール誘導体
を適当な希釈溶剤(たとえば、エタノール/1,3−ブ
チレングリコール(以下[1,3BGJという)/蒸留
水=50/30/70の混合溶液)を用いて適当な濃度
、たとえば約0.1〜10%等の濃度であって+ 47
5nmにおける吸光度が適当な値を示す範囲の濃度、に
希釈調整したものを「測定用供試試料溶液」とする。試
験管に、L−チロンン溶液(濃度:  0.3mg/ 
ml)  I mlと、マノキルベイン緩衝液(門cI
vain  BufferSolution ) (p
H6,8) 1 mlとをそれぞれ入れておき、これら
の各試験管に前記オルシノール誘導体を溶解した各種測
定用供試試料溶液またはブランクテスト (陰性対照)
の希釈溶剤(エタノール/1,3−ブチレングリコール
/蒸留水=50/30/70の混合溶液)をそれぞれO
,M加え、これを37°Cの恒温水槽中で10分間イン
キユヘートする。
前記インキュベートしたものにチロシナーゼ溶液(濃度
=III1g/rd・マツキルベイン緩衝液)を0.1
d加えて、よく攪拌し直ちに475nmにおける吸光度
を経時的に測定する。(各測定時点での吸光度値として
、チロシナーゼ溶液添加直後の吸光度に対しては添字。
を、添加後X分インキュベート経過後の吸光度値に対し
ては添字Xをそれぞれ付して示す)各吸光度値を次の■
弐に代入してチロシナーゼ活性抑制率を算出する。なお
、この発明における各種オルシノール誘導体のチロシナ
ーゼ活性抑制率の算出には、反応液投入後10分後の吸
光度を使用する。
チロシナーゼ活性抑制率(%) 二の発明にかかる各種オルシノール誘導体のチロシナー
ゼ活性抑制効果を比較検討するに際しては、チロシナー
ゼ活性を50%抑制するのに必要な供試料の量をモル濃
度(M)で示すこととし、これを仮にIDs。とじて表
わす。そして、前記IDs。値は次の■弐により算出し
た。なお、前記ID5゜値を0式により算出するに際し
て、算出IDs。の誤差をできるだけ小さくするために
、Csの濃度(M)はIDs。値濃度(M)に近似した
Cs1度(M)を試行選定し、当該rlDs。の近似C
s1i度1におけるチロシナーゼ活性抑制率(T I 
)を測定するのが肝要である。
x Aχ 0式 ニブランク溶液の0分後における吸光度値ニブランク溶
液のX分後における吸光度値:試験溶液の0分後におけ
る吸光度値 :試験溶液のX分後における吸光度値 1Ds。:供試試料のチロシナーゼ活性50%抑制濃度
(単位:モル=M) C8:測定に供した供試試料の濃度(単位:モル=M) TI=測定にかかるチロシナーゼ活性抑制率(単位二%
)〔つまり、前記測定に供した供試料の濃度Cs (M
)におけるチロシナーゼ活性抑制率〕 第9表は、オルシノールおよびこの発明にかかる各種オ
ルシノール誘導体のチロシナーゼ活性抑制効果(ID5
゜)の比較表である。第9表は、オルシノールおよびこ
の発明にかかるいずれのオルシノール誘導体も、104
〜104モル(M)単位でチロシナーゼ活性50%抑制
効果を示すことを示唆している。そして、−船釣には同
一置換基の誘導体について比較検討すれば、■型化合物
よりも工型化合物の方が優れたチロシナーゼ活性抑制効
果を有することをも同時に示唆している。特に、置換基
におけるnの値が小さい程チロシナーゼ活性抑制効果の
差が大きい。(つまり、プレニル基〉ゲラニル基〉ファ
ルネシル基〉ゲラニルゲラニル基) (b)この発明にかかる各種オルシノール誘導体の抗酸
化効果(抗酸化力価)の測定方法。
各種オルシノール誘導体の抗酸化効果(抗酸化力価)の
測定は、公知のロダン鉄性に基づき測定する。すなわち
、標準的な被酸化試料としてリノール酸を使用する。そ
して、チオシアン酸アンモニウム試薬と、酸化されたリ
ノール酸と、塩化第一鉄試薬とを反応させて赤色を呈す
るロダン鉄を生成せしめ、500nmにおける吸光度を
測定することにより、このロダン鉄の生成量(赤色色素
)を定量測定する。したがって、被酸化試料のリノール
酸が酸化される程高い吸光度を示し、よって、前記各種
オルシノール誘導体が有する抗酸化作用に基づき前記被
酸化試料(リノール酸)の酸化が抑制されると、生成ロ
ダン鉄による吸光度が低い値を示すこととなる。なお、
この測定における陰性対照(ブランク)にはエタノール
を、陽性対照には0.01%α−トコフェロール(エタ
ノール希釈液)ヲ使用する。そして、塩化第一鉄試薬を
加えて3分後の500nmにおける吸光度を測定する。
その後、各試料溶液の経時的抗酸化効果(力価)を計測
するために、各測定試料液は38°Cに保ち、24時間
毎に波長500nmにおける吸光度を経時的に測定する
第10表は、オルシノール、この発明にかかる各種オル
シノール誘導体および陽性対照(いずれも濃度: 0.
01%)の抗酸化効果(力価)の測定結果示す。第10
表は、測定濃度0.01%という低濃度において、優れ
た抗酸化効果(力価)を奏することを示唆している。同
一置換基の各種誘導体を比較した場合、■型化合物の方
が■型化合物よりも優れた抗酸化作用を有していること
を示唆している。そして、I型化合物について共通した
作用・効果としては、24時間〜48時間において特に
優れた抗酸化作用・効果を有することを示唆している。
また、従来の公知の抗酸化側としてその効果が一般的に
是認されているα−トコフェロールと比較した場合、置
換基がプレニル基またはファルネシル基の■型化合物に
ついては特に顕著な抗酸化効果(力価)を奏することが
示唆されている。
(C)この発明にかかる各種オルシノール誘導体の抗菌
効果の測定方法。
オルシノールおよびこの発明にかかる各種オルシノール
誘導体の抗菌効果の測定は、公知のペーパーディスク法
により測定する。供試菌株としては、この発明にかかる
各種オルシノール誘導体の食料品・医薬品(内服薬)へ
の応用・利用を考慮して、菌体外毒素生産菌の黄色ブド
ウ球菌(スタフィロコッカス・オーレウス/5taph
ylococcus   aureus  )に対する
抗菌効果を測定する。一方、この発明にかかる各種オル
シノール誘導体の化粧料・医薬品(外用薬)等への応用
・利用を考慮して、■細菌由来のリパーゼ等の酵素を生
産して皮脂の成分である中性脂質が加水分解されて遊離
の脂肪酸ができ。
この脂肪酸により皮膚に炎症を起こすと考えられている
点、さらに■細菌が各種毒素・酵素を菌体外に生産し、
ニキビ病巣部に関与していると考えられている点等々、
このような■■の諸問題を考慮して、その代表的な細菌
(プロピオニバクテリウム・アクネス/Propion
ibacteriumacnes  )に対する抗菌効
果を測定する。
第11表は、前記黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス
・オーレウス)に対する抗菌効果試験の測定結果例を示
す。第12表は、前記プロピオニバクテリウム・アクネ
スに対する抗菌効果試験の測定結果例を示す。第11表
および第12表は、いずれも、この発明にかかる各種オ
ルシノール誘導体は0.01%〜0.5%という濃度に
おいても、優れた抗菌作用・効果を奏することを示唆し
ている。特に、C−I型化合物およびG−■型化合物の
誘導体はプロピオニバクテリウム・アクネス(Prop
ionibacterium  acnes  )に対
する抗菌効果が顕著であることを示唆している。
く作用〉 この発明にかかる各種オルシノール誘導体(8種類)は
、いずれも優れた生理活性、すなわち(a)チロシナー
ゼ活性抑制作用、(b)抗酸化作用および(C)抗菌作
用を有することが認められる。また、オルシノールにつ
いては、前記チロシナーゼ活性抑制作用および抗酸化作
用が認められる。
〈実施例〉 ■〕化学的合成方法による、この発明にががる各種オル
シノール誘導体の調製例 i)置換基(R,およびR2)が、プレニル基(n−1
)である[A)I型化合物および(B)■型化合物の調
製例。
(a)合成原料: ・プレノール(prenol ) (3−o+ethyl−2−buten−1−ol )
(C,H,、O:  分子量(MW) −86,13市
販品/純度=99.3以上) ・オルシノール(orcinol ) (3,5−dihydroxytoluene )(C
,H,O□ :    MW=124.14市販品/純
度=95.0%以上) (b)合成方法: オルシノール2.5g(0,02M)とプレノール0.
9g(0,01M) とをナス型フラスコに秤りとり、
これに無水塩化コバル)  (CoC1z) 0.9g
を加え、還流冷却器を付し、時々攪拌しなから70°C
,2時間加熱した。
反応後、これを冷却したのち、ジエチルエーテル100
−を加えて反応物を溶かし、これを濾過してコバルト化
合物と分けた。
ジエチルエーテル相は、50!!!1の水で数回洗浄し
た後、無水硫酸ナトリウム5g加えて脱水した。その後
、エチルエーテルを留去し、粗反応生成物(未反応物も
含む)を約3.2gを得た。
この粗反応生成物中、I型化合物〔2−プレニル−オル
シノール(以下rP−1型化合物」という)〕が約20
.4%、■型化合物〔4−プレニル−オルシノール(以
下r p −n 型(t、l+」という)〕が約6.6
%含まれていた。
(C) P −1型化合物およびP−1型化合物の単離
・精製: ■順相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による
単離・精製。
・カラム条件: Shi+na−pack PREP−3IL、 2.0
cmφX 25cm、液相:イソブロビルアルコール/
n−ヘキサン=5/95.流速: 9.Od/min、
  U V : 220nm )■−1分画→P−1型
化合物:Rt=13分前後■−2分画→P−II型化合
物: Rt=11分前後■逆相高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)による単離・精製。
前記■−1分画および■−2分画を集め、溶剤を留去し
た後、それぞれ逆相高速液体クロマトグラフィー()(
PLC)によりさらに精製・単離した。
・カラム条件: Shima−pack PREP−003,2,0cm
φX25cm、(液相:メタノール/水=65/35)
士酢酸0.1%1流速:  9.Oml/min、  
UV:  220nm  )■−1分画→P−1型化合
物:Rt=17分前後■−2分画→P−I[型化合物:
Rt=33分前後前記■−1分画および■−2分画を分
取し、これに3倍容の水を加え、Z容のジクロロメタン
により3回抽出し、脱水し、溶剤を留去しP−1型化合
物およびP−1)型化合物をそれぞれ得た。なお、前記
p−1型化合物の純度は99.4%以上、P−[[型化
合物の純度は99.1%以上であった。また、粗反応生
成物1gよりP−1型化合物を114+ng、 P−1
7型化合物を55mg得た。
ii)置換基(R,およびRz )が、ゲラニル基(n
=2)である(A)I型化合物および(B)■型化合物
の調製例。
(a)合成原料: ・ゲラニオール(Geraniol  )(trans
−3,7−dimethyl−2+6−octadie
n−1−ol )(C,、H,BO:  分子量(MW
) =154.24市版品/純度=98.5以上) ・オルシノール(orcinol ) (3,5−dihydroxytoluene )(C
20,02:   MW=124.14市販品/純度−
95,0%以上) (ロ)合成方法: オルシノール2.5g(0,02M)とゲラニオール1
.6g(0,01M)  とをナス型フラスコに秤りと
り、これに無水塩化コバル)  (COC]Z) 0−
9gを加え、還流冷却器を付し、時々攪拌しながら70
’C。
2時間加熱した。
反応後、これを冷却したのち、ジエチルエーテル10帽
を加えて反応物を溶かし、これを濾過してコバルト化合
物と分けた。
ジエチルエーテル相は、50dの水で数回洗浄した後、
無水硫酸ナトリウム5g加えて脱水した。その後、エチ
ルエーテルを留去し、粗反応生成物(未反応物も含む)
を約3.9gを得た。
この粗反応生成物中、■型化合物〔2−ゲラニル−オル
シノール(以下rG−1型化合物」という)〕が約22
.6%、■型化合物〔4−ゲラニル−オルシノール(以
下rG−n型化合物」という)〕が約13.0%含まれ
ていた。
(c)G−1型化合物およびc−m型化合物の単離・精
製: ■順相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による
単離・精製。
・カラム条件: Shima−pack PI?EP−5IL、 2.0
craφX25cm、液相:n−ヘキサン/イソプロパ
ツール=9515 。
流速: 9.Od/min、  U V : 220n
m  )■−1分画=+G−■型化合物:Rt=18分
前後■−2分画=+G −II型化合物: Rt=14
分前後■逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
による単離・精製。
前記■−1分画および■−2分画を集め、溶剤を留去し
た後、それぞれ逆相高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)によりさらに精製・単離した。
・カラム条件: Shi+l1a−pack PREP−00S、 2.
0cIIlφX25cm、液相:メタノール/水=85
/15.流速:  9.0m/+nin、  U V 
: 220nm  )■−1分画→G−I型化合物:R
t=16分前後■−2分画→c−n型化合物:Rt=1
2分前後前記■−1分画および■−2分画を分取し、こ
れに3倍容の水を加え、2容のジクロロメタンにより3
回抽出し、脱水し、溶剤を留去しC−I型化合物および
G−II型化合物をそれぞれ得た。なお、前記c−1型
化合物の純度は97.9%以上、c−n型化合物の純度
は99.7%以上であった。また、粗反応生成物1gよ
りG−I型化合物を155mg、 G −II型化合物
を88mg得た。
1ii)置換基(R1およびR2)が、ファルネシル基
(n=3)である〔A〕 1型化合物および〔B)I[
型化合物の調製例。
(a)合成原料: ・ファルネシル基 (Farnesol  )(E+E
−3+7−dimethyl−2+6−octadie
n4−ol )(C+ s Ht −0:  分子量(
MW) =222.37市販品/純度=99.5以上) ・オルシノール(orcinol ) (3,5−dihydroxytoluene )(C
,H,O,:   MW=124.14市販品/純度=
95.0%以上) 0))合成方法ニ オ/、1/シノール2.5g(0,02M)とファルネ
ソール2.2g(0,OIM)  とをナス型フラスコ
に秤りとり、これに無水塩化コバルト(coCI□) 
0.9gを加え、還流冷却器を付し、時々攪拌しながら
70°C12時間加熱した。
反応後、これを冷却したのち、ジエチルエーテル100
dを加えて反応物を溶かし、これを濾過してコバルト化
合物と分けた。
ジエチルエーテル相は、50−の水で数回洗浄した後、
無水硫酸ナトリウム5g加えて脱水した。その後、エチ
ルエーテルを留去し、粗反応生成物(未反応物も含む)
を約4.4gを得た。
この粗反応生成物中、■型化合物〔2−ファルネシル−
オルシノール(以下rF−r型化合物」という)]が約
21.0%、■型化合物(4−ファルネシル−オルシノ
ール(以下rF−II型化合物」という)〕が約9.5
%含まれていた(c) F −’t4型化合物およびF
−II型化合物の単離・精製: ■順相高速液体クロマトグラフィー(HPLCによる単
離・精製。
・カラム条件; Shima−pack PREP−5IL、 2.0c
IIlφX25cm、液相:n−ヘキサン/イソプロパ
ツール=9515 。
流速: 9.Od/min、  U V : 220n
m  )■−1分画→F−1型化合物:Rt=15分前
後■−2分画====>F−In型化合物:Rt=9分
前後分前後高逆相高速液体クロマトグラフィーLC)に
よる単離・精製。
前記■−1分画および■−2分画を集め、溶剤を留去し
た後、それぞれ逆相高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)によりさらに精製・単離した。
・カラム条件: Shima−pack PREP−ODS+ 2.0c
nφX 25cm、液相:メタノール/水=90/10
 、流速:  9.Od/win  UV : 220
nm  )■−1分画=+F−I型化合物:Rt=22
分前後■−2分画=+F−II型化合物:Rt=15分
前後前記■−1分画および■−2分画を分取し、これに
3倍容の水を加え、%容のジクロロメタンにより3回抽
出し、脱水し、溶剤を留去しF−n型化合物およびF−
II型化合物をそれぞれ得た。なお、前記F−1型化合
物の純度は99.5%以上、F−n型化合物の純度は9
9.3%以上であった。また、粗反応生成物1gよりF
−n型化合物を122mg、 F −II型化合物を5
8o+g得た。
なお、ここで合成されたオルシノールのファルネシル誘
導体つまりF−n型化合物およびF−n型化合物は、い
ずれも天然物にンギョウタケなど)に存在する化合物〔
ネオグリフォリン(=F−I型化合物)およびグリフォ
リン(F−n型化合物)〕であることが各種化合物同定
・確認データ(赤外線スペクトル、紫外nスペクトル、
マススペクトル、TLC,NMRなどの諸データ)より
判明した。
iv)置換基(R,およびR2)が、ゲラニルゲラニル
M(n=4)である(A)n型化合物およびCB)II
型化合物の調製例。
(a)合成原料: ・ゲラニルゲラニオール(Gerany1gerani
o! )(E、E、E−3,7,11,15−tetr
amethyl−2,6,10+14−pentade
catetraen−1−ol )(Cz。Hs40:
  分子量(MW) =290.49市販品/純度=9
8.8以上) ・オルシノール(orcinol ) (3,5−dihydroxytoluene )(C
’r Hs O□ :   MW=124.14市販品
/純度=95.0%以上) (b)合成方法: オルシノール2.48g(0,02M)とゲラニルゲラ
ニオール2.90g(0,OIM)とをナス型フラスコ
に秤りとり、これに無水塩化コバルト (CoC1z)
 0.9gを加え、還流冷却器を付し、時々攪拌しなか
ら70°C,2時間加熱した。
反応後、これを冷却したのち、ジエチルエーテル100
1dを加えて反応物を溶かし、これを濾過してコバルト
化合物と分けた。
エチルエーテル層は、50戚の水で数回洗浄した後、無
水硫酸ナトリウム5g加えて脱水した。その後、エチル
エーテルを留去し、粗反応生成物(未反応物も含む)を
約5.2gを得た。
この粗反応生成物中、n型化合物[2−ゲラニルゲラニ
ル−オルシノール(以下rcc−r型化合物」という)
〕が約21.2%、■型化合物〔4−ゲラニルゲラニル
−オルシノール(以下rcc−n型化合物」という)〕
が約15.6%含まれていた。
(c)CG−1型化合物およびcc−n型化合物の単離
・精製: ■順相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による
単離・精製。
・カラム条件: Shima−pack PREP−3IL、 2.0c
nφX 25cm、液相:イソブ口ピルアルコール/n
−ヘキサン=5/95.流速: 9.Od/win、 
 U V : 220nm  )■−1分画→GO−I
型化合物: Rt=15分前後■−2分画=+G G 
−If型化合物:Rt=9分前後分前後高逆相高速液体
クロマトグラフィーLC’)による単離・精製。
前記■−1分画および■−2分画を集め、溶剤を留去し
た後、それぞれ逆相高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)によりさらに精製・単離した。
・カラム条件: Shima−pack PREP−ODS、 2.0c
+++$ X25CD+、液相:メタノール/水=95
15  、流速: 9.0rIIl/akin、  U
 V : 220nm  )■−1分画→GG−I型化
合物:Rt=22分前後■−2分画→GG−n型化合物
:Rt=16分前後前記■−1分画および■−2分画を
分取し、これに3倍容の水を加え、A容のジクロロメタ
ンにより3回抽出し、脱水し、溶剤を留去しGG−1型
化合物およびcc−n型化合物をそれぞれ得た。なお、
前記CG−I型化合物の純度は99.7%以上、cc−
n型化合物の純度は98.9%以上であった。また、粗
反応生成物1gよりcc−r型化合物を145B、 C
G −n型化合物を110ng得た。
二の実施例において合成した各種オルシノール誘導体(
単離・精製後の各化合物)の各種同定・確認データは第
1表ないし第8表に示すとおりである。
第1表は、この実施例において合成した各種オルシノー
ル誘導体(単離・精製後)の各種性状を示す比較表であ
る。第2表は、この実施例において合成した各種オルシ
ノール誘導体(単離・精製後)のガスクロマトグラフィ
ー(GLC)の同定・確認結果例である。この第2表の
結果より、各種オルシノール誘導体は、高純度で単離・
精製されていることが立証される。第3表は、この実施
例において合成した各種オルシノール誘導体の薄層クロ
マトグラフィー(TLC)結果の比較表である。第3表
よりいずれも単一のスポットのみを得ており、単離・精
製されていることが立証されている。第4表は、この実
施例において合成した各種オルシノール誘導体の紫外線
吸収スペクトル(UVスペクトル)結果の比較表であり
、各種イし金物の極大吸収波長およびモル吸光係数の比
較表である。第5表は、この実施例において合成した各
種オルシノール誘導体の赤外線吸収スペクトル(IRス
ペクトル)の各特徴的吸収波長を示す比較表である。な
お、合成にかかる各種オルシノール誘導体の赤外線吸収
スペクトル(IRスペクトル)の図を第1図〜第8図に
示した。第6表しよ、この実施例において合成した各種
オルシノール誘導体の分子イオンビークの理論値と実測
値結果との比較表であり、この表から目的物が合成・単
離・精製されていることが立証される。第7表番よ、こ
の実施例において合成した各種オルシノール誘導体のマ
ススペクトル(MS)における各フラグメントの比強度
を表である。この第7表により、各種オルシノール誘導
体の各フラグメントを解析すると、目的とする各種オル
シノール誘導体が得られ、単離・精製されていることが
立証されている。第8表は、この実施例において合成さ
れた各種オルシノール誘導体の’H−NMRの結果例の
比較表である。第8表の結果によれば、この発明の実施
例で合成・単離・精製された各種オルシノール誘導体の
IH−NMRスペクトルは目的とする各化合物の化学構
造に一致した値を示しており、目的の各種オルシノール
誘導体が確実に合成され、単離・精製されていることが
立証されている。なお、合成にかかる各種オルシノール
誘導体の’H−NMRのスペクトル回を第9圀〜第16
図に示した。
[本頁以下余白] 第1表:実施例において合成された各種オルシノール誘
導体(単離・精mの同定・確認結果例[その1] 第2表:実施例において合成された各種オルシノール誘
導体(単離・精製瀕の同定・確認結果例Cその2) 〜ガスクロマトグラフィー結果例〜 (本頁以下余白) 第3表:実施例において合成された各種オルシノール誘
導体(単離・精製後)の同定・確認結果例〔その3〕〜
薄層クロマトグラフィー結果例〜 第4表:実施例において合成された各種オルシノール誘
導体(単離・精製後)の同定・確認結果例〔その4)〜
紫外線吸収スペクトル結果例: 極大吸収波長およびモル吸光係数〜 薄層クロマトグラフィー(TLC)条件:(1)薄層担
体ニジリカゲル70プレート、ワコー(和光純薬味製、
RM) (2)展開溶剤コヘンゼン/酢酸エチル=3/1(3溌
色剤:10%硫酸エタノーノ叶劉夜[木頁以下余白] 第5表:実施例において合成された各種オルシノール誘
導体(単離・精製□□□の同第6表:実施例において合
成された各種オルシノール誘導体(単離・精鼎勿の同定
・確認結果例[その5] 定・確認結果例〔その6〕 〜赤外線吸収スペクトル結果例=IR結果例〜〜マスス
ペクトルの分子イオンビークの結果例および計算値との
比較〜C本頁以下余白〕 ■]この発明にかかる各種オルシノール誘導体の各種生
理活性の測定試験。
A)供試料: 後述の(i)チロシナーゼ活性抑制効果測定試験、(i
i)抗酸化効果試験および(ij)抗菌効果試験の各種
試験の供試料として、オルシノールおよび前記実施例I
で合成され、精製・単離された各種オルシノール誘導体
(8種類)、すなわち前記、 ■P−1型化合物、 ■P−II型化合物、■G−I型
化合物、 ■c−n型化合物、■F−I型化合物、 ■
F−II型化合物、■CG−r型化合物、■GG−11
r型化合物をそれぞれ使用した。
i)各種オルシノール誘導体のチロシナーゼ活性抑制効
果測定試験。
(a)供試料等の測定用溶液の調製。
前記供試料(前記■〜■)およびオルシノールをエタノ
ール/L3−ブチレングリコール/水”’50/30/
70 (v/v)を希釈液として適当な濃度(たとえば
、約0.1%〜10%等の濃度であって、475nmに
おける吸光度が適当な値を示す範囲の濃度)に希釈して
調製する。
(b)測定方法 試験管にそれぞれL−チロシン溶液(濃度:0.3 m
g/d) 1 raと、マ・ンキルベイン緩衝液(Mc
lvain  Buffer  5olution )
 (pH6,8)1dとをいれておき、こられの各試験
管に前記(a)で調製した各供試料の測定用溶液および
ブランク(陰性対照)用の希釈溶液(エタノール/1,
3−ブチレングリコール/水=50/30/70 (v
/v))をそれぞれO1撹加え、これを37°Cの恒温
水槽中で10分間インキュベートする。
前記インキュベートしたものにチロシナーゼ溶液(1度
:lo+g/m・マツキルベイン緩衝液)を0.ld加
えて、よ(攪拌し直ちに475na+における吸光度を
経時的に測定する。
(各測定時点での吸光度値として、チロシナ−ゼ溶液添
加直後の吸光度に対しては添字。
を、添加後X分インキュベート経過後の吸光度値に対し
ては添字χをそれぞれ付して示す)各吸光度値を次の0
式に代入してチロシナーゼ活性抑制率を算出する。なお
、この発明における各種オルシノール誘導体のチロシナ
ーゼ活性抑制率の算出には、反応液投入後10分後(x
 =IO)の吸光度を使用する。なお、この吸光度値は
ドーパクロム(メラニンの前駆物質)の生成料により測
定されるものである。
チロシナーゼ活性抑制率(%) (B+。−B、) 0式 Bo ニブランク溶液の0分後における吸光度値B、。
ニブランク溶液の10分後における吸光度値へ〇 :試
験溶液の0分後における吸光度値A1゜:試験溶液の1
0分後における吸光度値二の発明にかかる各種オルシノ
ール誘導体のチロシナーゼ活性抑制効果を比較検討する
に際しては、チロシナーゼ活性を50%抑制するのに必
要な供試試料の量をモル濃度(M)で示すこととし、こ
れを仮にID、。とじて表わす。そして、前記ID、。
値は次の■式により算出した。なお、ID、。値の測定
に際しては、10.。値の誤差を最小とするため、各測
定用供試料の濃度(Cs)を可能なかぎりチロシナーゼ
活性抑制率が50%に近い濃度となるように選定してお
こなった。
ID、。:チロシナーゼ活性を50%抑制するのに必要
な濃度(単位二モル=M) Cs:測定ムこ供した供試試料の濃度(単位:モル=M
) TI:測定にかがるチロシナーゼ活性抑制率(単位二%
) (C)試験結果 この発明にかかる各種オルシノール誘導体及びオルシノ
ールのIDs。を第9表に示した。
[本頁以下余白〕 第9表:この発明にかかる各種オルシノール誘導体及び
オルシノールのチロシナーゼ活性50%抑制率比較結果
例。
〔本頁以下余白〕
第9表は、オルシノールおよびこの発明にかかる各種オ
ルシノール誘導体のチロシナーゼ活性抑制効果(ID5
゜)の比較表である。第9表は、オルシノールおよびこ
の発明にかかるいずれのオルシノール誘導体も、104
〜10−5モル(M)単位でチロシナーゼ活性50%抑
制効果を示すことを示唆している。そして、−船釣には
同一置換基の誘導体について比較検討すれば、■型化合
物よりもI型化合物の方がすぐれたチロシナーゼ活性抑
制効果を有することをも同時に示唆している。特に、置
換基におけるnの値が小さい程チロシナーゼ活性抑制作
用の差が大きい。(つまり、プレニル基〉ゲラニル基〉
ファルネシル基〉ゲラニルゲラニル基)。
ii)各種オルシノール誘導体の抗酸化効果測定試験。
 (rロダン鉄性Jによる) (a)供試料および陽性対照等の測定用溶液の調製:前
記供試料(前記■〜■)およびオルシノールをエタノー
ルで希釈し、0.01%濃度の各測定用溶液を調製した
。なお、陽性対照としてα−トコフェロールの0.01
%溶液を使用、陰性対照(ブランク)としてエタノール
使用した。
Φ)試薬の調製: (1)リノール酸(冷凍保存) (2)0.1?Iリン酸緩衝液: (A液) 0.IM KHzPO4、 (B液) 0.1M NazHPO4・12HzO1前
記(A液):(B液)=4:6に混合し、pH7,0に
調整した液を調製する。
(3)30%ロダンアンモニウム液: チオシアン酸アンモニウムを30%(W/W)水溶液と
なるように調製する。
(4)2X10−2月塩化第−鉄(3,5%HCI)水
溶液:2 Xl0−”M塩化第一鉄・5水塩を濃塩酸1
0dに溶かし、90dの水で希釈して調製する。
(C)ロダン鉄性の試料の調製: (1)リノール酸0.8413gを30mのエタノール
に熔解して調製する。
(2)前記(C)(1)のリノール酸エタノール液に前
記(b)(1)の0.1Mリン酸緩衝液を加えて全量1
50戚としたものを8周製する。
(3)前記(C) (2)の調製液IMと、前記(a)
の各種供試料の測定用溶液2雌と、前記ら)(1)の0
.1Mリン酸緩衝液8Idとを混ぜる。
(d)ロダン鉄性: (1)前記(C) (3)の試料液0.1dに、75%
エタノール4.7mi!および前記(b) (3)の3
0%ロダンアンモニウム液0.1mを加えた。
(2)前記(b)(4)の2X10−”M塩化第一鉄(
3,5%FICI)水溶液0.1mを前記(d)(1)
の混合液に加えて、3分後の波長λ−500nmにおけ
る吸光度を測定した。
(3)前記((6)(2)の反応液は38°Cに保ち、
24時間毎経時的に波長λ= 500nraにおける吸
光度を測定した。
(4)陽性対照としては、前記各種オルシノール誘導体
の測定用溶液の代わりに、0.01%α−トコフェロー
ル(エタノール溶液)について同様に吸光度の測定をし
た。
また、陰性対照としては、エタノールについて同様に吸
光度の測定をした。
第10表は、オルシノール、この発明にかかる各種オル
シノール誘導体、陽性対照(α−トコフェロール)およ
び陰性対照(ブランク−エタノール)についての抗酸化
効果の測定結果の一例を示すものである。
[本頁以下余白] 第10表:この発明にかかる各種オルシノール誘導体の
抗酸化効果の測定結果例。
(表中の各数字は、波長:λ=500nm  における
吸光度値を示す。)〔重置以下余白] 第10表は、オルシノールおよびこの発明にかかる各種
オルシノール誘導体(濃度: 0.01%)の抗酸化効
果(力価)の測定結果示す。第10表は、測定濃度0.
01%という低濃度において、優れた抗酸化効果(力価
)を奏することを示唆している。同一置換基の各種誘導
体を比較した場合、■型化合物の方が■型化合物よりも
優れた抗酸化作用を有していることを示唆している。
そして、I型化合物について共通した作用・効果として
は、24時間〜48時間において特に優れた抗酸化作用
・効果を有することを示唆している。また、従来の公知
の抗酸化剤としてその効果が一般的に是認されているα
−トコフェロールと比較した場合、置換基がプレニル基
またはファルネシル基のI型化合物については特に顕著
な抗酸化効果(力価)を奏することを示唆している。
in)各種オルシノール誘導体の抗菌効果測定試験実施
例。 (rペーパーディスク法」による)(a)供試菌
株: (1)スタフィロコッカス・オーレウス(Staphy
lococcus  aureus  ): この発明
にかかる各種オルシノール誘導体の食品・医薬品(内服
薬)への応用・利用を考慮して菌体外に毒素・酵素を生
産するこの黄色ぶどう球菌を選んだ。
(2)プロピオニバクテリウム・アクネス(Propi
onibacterium  acnes  ):この
発明にかかる各種オルシノール誘導体の化粧料・医薬品
(外用薬)への応用・利用を考慮して、ニキビ等の皮膚
病巣部に関与していると考えられている代表的微生物と
してこの菌株を選んだ。
[有])使用培地: (1)スタフィロコッカス・オーレウスの培養に関して
は、SCD培地(日本製薬株式会社製)を使用した。
(2)プロピオニバクテリウム・アクネスの培養に関し
ては、CAM培地(日水製薬株式会社製)を使用した。
なお、寒天平板をつくる場合には、寒天の含量を1.5
%とした。
(C)測定用各種供試料: 供試料としては、この発明の前記合成にかかる各種オル
シノール誘導体(前記■〜■の8種類)とオルシノール
とを使用し、これらの各供試料をDMSO(ジメチルス
ルホキシド〕で所定の濃度に溶解したものを使用した。
溶解濃度としては 0.01%、0.025%、0.0
5%、0.1%の4種または0.5%の1種の濃度につ
いて測定した。
(d)菌株の前培養: (1)スタフィロコッカス・オーレウスは、SCD液体
培地で28°C124時間好気培養をしたものを使用し
た。
(2)プロピオニバクテリウム・アクネスはCAM液体
培地で37°C,3日間嫌気培養をしたものを使用した
(e)平板培地への供試菌株の混釈: 前記(d)で前培養した菌液(菌体数:約1.0×10
b個/d)は、それぞれスタフィロコッカス・オーレウ
スの菌液0.LdをSCD寒天培地20dに、プロピオ
ニバクテリウム・アクネスの菌液0.1iをCAM寒天
培地20dに加え、混釈して平板寒天培地をつくった。
(f)測定用各種供試料の添加: スタフィロコッカス・オーレウスに関しては15mmφ
のペーパーディスクを、一方、プロピオニバクテリウム
・アクネスに関しては直径6朋φのペーパーディスクを
使用し、それぞれのペーパーディスクに前記測定用各種
供試料を浸した後、前記供試菌株を混釈した前記各平板
培地上に前記各種供試料を含浸したペーパーディスクを
接着させた。
(g)抗菌効果測定のための培養: スタフィロコッカス・オーレウスに関しては37°C1
好気条件下で3日間培養し、一方、プロピオニバクテリ
ウム・アクネスに関しては37°C9嫌気条件下で3日
間培養し、それぞれ前記培養後、阻止円の直径を測定し
た。
第11表は、この発明にかかる各種オルシノール誘導体
およびオルシノールのスタフィロコッカス・オーレウス
に対する抗菌効果の試験結果例を示す。一方、第12表
は、この発明にかかる各種オルシノール誘導体およびオ
ルシノールのプロピオニバクテリウム・アクネスに対す
る抗菌効果の試験結果例を示す。
〔重置以下余白〕
第1I表二二の発明にかかる各種オルシノール誘導体お
よびオルシノールのスタフィロコッカス・オーレウスに
対する抗菌効果の試験結果fjIL第1罎:この発明に
かかる各種オルシノール誘導体およびオルシノールのプ
ロピオニバクテリウム・アクネスに対す注1−ペーパー
ディスクの直径=1シ藺φである。
注2=表中の単位は、抗菌作用による阻止円の直径 闘
φを示す。
注3二表中、−の記号は抗菌効果が認められなかったこ
とを示す。
注4:尚、溶解溶剤として使用したDMSOに…范廼効
果は認められなかった。
注1:ベーバーディスクは直径=6mmφである。
注2=表中の単位は、抗菌効果による阻止円の直径 m
mφを示す。
注3二表中、−の記号は、抗菌作用が認められなったこ
とを示す。
注4二尚、溶解溶剤jとして使用したDMSOには抗菌
効果は認められなかった。
第11表は、前記黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス
・オーレウス)に対する抗菌効果試験の測定結果例を示
す。第12表は、前記プロピオニバクテリウム・アクネ
スに対する抗菌効果試験の測定結果例を示す。第11表
および第12表は、いずれも、この発明にかかる各種オ
ルシノール誘導体は0.01%〜0.5%という濃度に
おいても、優れた抗菌作用・効果を奏することを示唆し
ている。特に、G−1型化合物およびG−n型化合物の
誘導体はプロピオニバクテリウム・アクネス(Prop
ionibacterium  acnes  )に対
する抗菌効果が顕著であることを示唆している。
〈効果〉 この発明にかかる各種オルシノール誘導体(8種類)お
よびオルシノールは、いずれも優れた(1)チロシナー
ゼ活性抑制作用、(2)抗酸化作用を有しており、また
この発明にかかる各種オルシノール誘導体は(3)抗菌
作用を有しているので、(a)チロシナーゼ活性抑制作
用に基づき、これらを配合した化粧料等には優れた肌の
美白作用・効果を有する。
0))抗酸化作用に基づき、これらを配合した各種製品
の酸化防止を達成ができる。しかも後述(C)のように
、この発明にかかる各種オルシノール誘導体は食料品・
化粧料・医薬品(内服薬および外用薬)等々に広く適用
でき、その利用・応用範囲が極めて広い。
(C)抗菌作用に基づき、これらを食料品・医薬品(内
服薬)等に配合することにより食料品の防腐や食中毒の
防止を図ることができ、食品衛生上すぐれた抗菌剤とな
り得る。また、化粧料・医薬品(外用薬)等に配合する
ことにより、皮膚微生物等の繁殖防止を図ることができ
、皮膚衛生上すぐれた抗菌剤にもなり得る。
(d)前記(a)〜(C)記載のすぐれた作用を有する
この発明にかかる各種オルシノール誘導体は、化学的合
成方法により高純度で得ることができるので、各種利用
目的に応じて合目的的に利用・応用でき、しかも不純物
が混在しないため安全で、品質が一定で、さらに量産・
安定供給できるという産業上極めて優れた利点がある。
等々、この発明の目的を達成する顕著な効果を奏するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、P−n型化合物のTRスペクトル図、第2図
は、P−n型化合物のTRスペクトル図、第3図は、G
−n型化合物のTRスペクトル図、第4図は、G−n型
化合物のTRスペクトル図、第5図は、F−1型化合物
のTRスペクトル図、第6図は、F−In型化合物のT
Rスペクトル図、第7図は、GG−n型化合物のTRス
ペクトル図、 第8図は、cc−n型化合物のTRスペクトル図、 第9図は、P−1型化合物のIH−NMRスペクトル図
、 第10図は、P−n型化合物の’H−NMRスペクトル
図、 第11図は、G−n型化合物の’H−NMRスペクトル
図、 第12図は、c−n型化合物の’H−NMRスペクトル
図、 第13図は、F−1型化合物の’H−NMRスペクトル
図、 第14図は、F−n型化合物の’H−NMRスペクトル
図、 第15図は、GG−1型化合物の’H−NMRスペクト
ル図、 第16図は、GG−In型化合物の’H−NMRスペク
トル図 をそれぞれ示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔A〕 I 型化合物および一般式〔B〕II
    型化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼〔A〕 I 型化合物
    ▲数式、化学式、表等があります▼〔B〕II型化合物〔
    式中、R_1およびR_2は一般式〔C〕▲数式、化学
    式、表等があります▼〔C〕 で表わされる基であって、R_1はn=0、1、2、4
    で示される基、R_2はn=0、1、2、3、4で示さ
    れる基〕で表わされる化合物群から選択される化合物の
    1種または2種以上を含有することを特徴とするチロシ
    ナーゼ活性抑制剤。
  2. (2)一般式〔A〕 I 型化合物および一般式〔B〕II
    型化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼〔A〕 I 型化合物
    ▲数式、化学式、表等があります▼〔B〕II型化合物〔
    式中、R_1およびR_2は一般式〔C〕▲数式、化学
    式、表等があります▼〔C〕 で表わされる基であって、R_1はn=0、1、2、3
    、4で示される基、R_2はn=0、1、2、3、4で
    示される基〕で表わされる化合物群から選択される化合
    物の1種または2種以上を含有することを特徴とする抗
    酸化剤。
  3. (3)一般式〔A〕 I 型化合物および一般式〔B〕II
    型化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼〔A〕 I 型化合物
    ▲数式、化学式、表等があります▼〔B〕II型化合物〔
    式中、R_1およびR_2は一般式〔C〕▲数式、化学
    式、表等があります▼〔C〕 で表わされる基であって、R_1はn=1、2、4で示
    される基、R_2はn=1、2、4で示される基〕で表
    わされる化合物群から選択される化合物の1種または2
    種以上を含有することを特徴とする抗菌剤。
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