JPH032837A - 光導電型液晶ライトバルブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、光導電型液晶ライトバルブに関し、特にレン
チキュラーレンズを含むスクリーンを備えた投写型ディ
スプレイに用いられる光導電型液晶ライトバルブに関す
る。

背景技術 この種の液晶ライトバルブにおいては、第４図に示すよ
うに、液晶層１１の両面には液晶配向膜１２．１３が配
され、この液晶層１１と光導電層１４とが光反射層１５
を挟んで積層され、この液晶層１１及び光導電層１４の
外側には一対の透明電極１６．１７が配され、これらが
ガラス基板１８．１９によって封止された構造となって
おり、一対の透明電極１６．１７間に交流駆動電圧が印
加されている。

かかる構造の光導電型液晶ライトパルプ１において、書
込み光が照射されない状態での光導電層１４のインピー
ダンスを液晶層１１のインピーダンスよりも十分に大き
い値に設定しておくことにより、駆動電圧は主に光導電
層１４に印加されることになる。そして、書込み光が照
射されると、光が照射された部分の光導電層１４のイン
ピーダンスが低下し、駆動電圧が主に液晶層１１の対応
する部分に印加されるようになって液晶層１１に像が書
き込まれることになる。

この光導電型液晶ライトバルブ１を用いた投写型ディス
プレイの原理図を第５図に示す。本図において、光導電
型液晶ライトバルブ１には２次元スキャナ、高輝度ＣＲ
Ｔ　（陰極線管）或いはＥＬ（エレクトロルミネセント
）素子等の書込み手段２から発せられる書込み光によっ
て像が書き込まれる。一方、光源３から発せられた光が
偏光ビームスプリッタ４に入射し、その入射光のうちＳ
偏光成分は偏光ビームスプリッタ４で進行方向が直角に
曲げられて読出し光として光導電型液晶ライトバルブ１
に入射する。

ここで、光導電型液晶ライトバルブ１の液晶層１１に像
が描かれていると、光導電型液晶ライトバルブ１で反射
された反射光中には液晶層の像の濃淡に応じて局部的に
Ｐ偏光成分が含まれるようになる。そして、この反射光
中のＰ偏光成分のみが偏光ビームスプリッタ４をそのま
ま通過することにより、このＰ偏光成分によって投写レ
ンズ系５を介して例えば透過式スクリーン６上に像が投
写されるのである。透過式スクリーン６としては、レン
チキュラーレンズ（図示せず）を含むものが一般的に知
られている。

ところで、光導電型液晶ライトバルブ１において、より
作製し易くかつ入射角度依存性がなく、しかも反射能の
高い光反射層１５を得る目的で、この光反射層１５を、
第６図に示す如く水平、垂直走査方向において一定ピッ
チｐで規則的に配列された画素単位の複数の微小金属片
（膜）２０Ｃを含む構造とした構成のものがある（特開
昭６２−４０４３０号公報参照）。

このように、画素単位で配列された微小金属片２０Ｃを
含む光反射層１５を有する光導電型液晶ライトバルブ１
を用いた場合、複数の微小金属片２０Ｃが水平、垂直走
査方向において一定ピッチｐで配列されていることによ
り、スクリーン６に拡大投写した際に微小金属片の影が
スクリーン６上にパターンとして投写されるため、スク
リーン６上のレンチキュラーレンズの縦縞パターンとの
干渉によっていわゆるモアレ縞を発生することがある。

このモアレ縞はスクリーン６上の画質を著しく低下させ
る原因となる。

発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたものであって、簡
単な構成によりモアレ縞の発生を抑制し得るようにした
光導電型液晶ライトバルブを提供することを目的とする
。

本発明による光導電型液晶ライトバルブは、レンチキュ
ラーレンズを含むスクリーンを備えた投写型ディスプレ
イに用いられる液晶ライトパルプであって、光反射層が
水平、垂直走査方向において規則的に配列された複数の
金属片を含んでおり、これら複数の金属片が、水平、垂
直走査方向における配列ピッチを１）Ｈ１ｐＶｓ各方向
の幅をＷ）−１゜ｗＶとするとき、 ｗＨ＜ｐＨ＜２ｗＨ，ｗｖ／２＜ｐＶ＜ｗＶなる条件を
満足するように、垂直走査方向において１列おきにｐ　
）−１／　２だけ水平走査方向にずれて配列された構成
となっている。

実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す断面図であり、図中第
４図と同等部分には同一符号が付されている。図におい
て、基本的な構造は第４図のそれと同様であるが、本発
明においては、光反射層１５を構成する画素単位の複数
の金属片の配列に特徴を有している。すなわち、複数の
金属片２ＯＡは、ＡΩ等の金属の蒸着等によって形成さ
れる複数の金属膜によって構成され、第２図に示すよう
に、水平、垂直走査方向における配列ピッチをｐＨｌｐ
ｖ、各方向の幅をＷＨ，ＷＶとするとき、ＷＨ＜ｐＨ＜
２ｗＨ，ｗＶ／２＜ｐＶ＜ｗＶなる条件を満足するよう
に、垂直走査方向において１列おきにｐ　Ｈ／　２だけ
水平走査方向にずれて配列されている。なお、第１図に
おいて、２１は接着剤である。

このような配列構成とすることにより、スクリーン６に
拡大投写した場合、微、小金属片２ＯＡの影がスクリー
ン６上に投写されてもそのパターンは垂直走査方向に対
して角度θだけ傾斜することになるため、スクリーン６
上のレンチキュラーレンズの縦縞パターンと干渉するこ
とはなく、よってモアレ縞が発生しにくくなる。

なお、複数の金属片２０Ｂを例えば第３図に示す如き横
長の形状、すなわち水平走査方向の幅ｗＨが垂直走査方
向の幅ｗＶよりも大なる形状とすることにより、２次元
スキャナを用いてレーザビームによる書込みを行なう場
合などは、１つの画素をレーザビームがスキャンしてい
る時間が増加することになるため、電荷保持効果を増大
できることになる。

発明の詳細 な説明したように、本発明による光導電型液晶ライトバ
ルブにおいては、光反射層の複数の金属片が、水平、垂
直走査方向における配列ピッチをＩ）８．　１）Ｖ、各
方向の幅をｗＨ，ｗＶとするとき、ＷＨ＜ｐｌ−１＜２
Ｗ＋−１，ＷＶ／２＜Ｉ）Ｖ＜ＷＶなる条件を満足する
ように、垂直走査方向において１列おきに１）　）４　
／　２だけ水平走査方向にずれて配列された構成となっ
ているので、レンチキュラーレンズを含むスクリーンを
備えた投写型ディスプレイに用いた場合において、金属
片の影がスクリーン上に投写されてもそのパターンがス
クリーン上のレンチキュラーレンズの縦縞パターンと干
渉することはなく、よって複数の金属片の配列パターン
を変更するのみの簡単な構成によってモアレ縞の発生を
抑制できることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光導電型液晶ライトバルブの構造
を示す断面図、第２図は第１図における光反射層の複数
の微小金属片の配列パターンの一例を示す平面図、第３
図は微小金属片の配列パターンの他の例を示す平面図、
第４図は先導電型液晶ライトバルブの基本構造を示す断
面図、第５図は投写型ディスプレイの原理図、第６図は
光反射層の複数の微小金属片の配列パターンの従来例を
示す平面図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・光導電型液晶ライトバルブ４・・・・・
・偏光ビームスプリッタ ６・・・・・・スクリーン　　　　１１・・・・・・液
晶層１４・・・、・・・光導電層　　　　　１５・・・
・・・光反射層１６．１７・・・・・・透明電極 ２ＯＡ、２０Ｂ、２０Ｃ・・・・・・微小金属片莫、１
図 尾２図 出願人　　　パイオニア株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）レンチキュラーレンズを含むスクリーンを備えた
   投写型ディスプレイにおいて、光反射層を挟んで光導電
   層と積層された液晶層に前記スクリーンに投写されるべ
   き画像が書き込まれる光導電型液晶ライトバルブであっ
   て、 前記光反射層は水平、垂直走査方向において規則的に配
   列された複数の金属片を含み、 前記複数の金属片は、水平、垂直走査方向における配列
   ピッチをｐ＿Ｈ、ｐ＿Ｖ、各方向の幅をｗ＿Ｈ、ｗ＿Ｖ
   とするとき、 ｗ＿Ｈ＜ｐ＿Ｈ＜２ｗ＿Ｈ、ｗ＿Ｖ／２＜ｐ＿Ｖ＜ｗ＿
   Ｖなる条件を満足するように、垂直走査方向において１
   列おきにｐ＿Ｈ／２だけ水平走査方向にずれて配列され
   ていることを特徴とする光導電型液晶ライトバルブ。
2. （２）前記複数の金属片の各々は、水平走査方向の幅ｗ
   ＿Ｈが垂直走査方向の幅ｗ＿Ｖよりも大となるように形
   成されていることを特徴とする請求項１記載の光導電型
   液晶ライトバルブ。