JPH03283512A - 溶接トランス - Google Patents

溶接トランス

Info

Publication number
JPH03283512A
JPH03283512A JP2083325A JP8332590A JPH03283512A JP H03283512 A JPH03283512 A JP H03283512A JP 2083325 A JP2083325 A JP 2083325A JP 8332590 A JP8332590 A JP 8332590A JP H03283512 A JPH03283512 A JP H03283512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary coil
split
insulated conductor
cooling water
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2083325A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Tsujii
元 辻井
Nobuo Kobayashi
信雄 小林
Fumitomo Takano
文朋 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2083325A priority Critical patent/JPH03283512A/ja
Publication of JPH03283512A publication Critical patent/JPH03283512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインバータ式抵抗溶接機等に用いられる高周波
用の溶接トランスに関する。
[従来の技術] 自動車の溶接ライン等においては、周知のように、一般
に抵抗溶接機を備えた溶接ロボットが用いられ、交流電
力を抵抗溶接機の溶接トランスを介して降圧し且つ大電
流化した後に、これを溶接ガンアームを介して該被溶接
物に供給するようにしている。
この種の抵抗溶接機は、その溶接トランスから溶接ガン
アームに大電流を供給するために、特に該溶接トランス
が一般的には大型化し、且つ重量物となり易いが、前記
溶接ロボットの小型化やその作動速度の高速化のために
は、これを小型化および軽量化することが望まれる。
そして、この種の溶接トランスでは、その入出力を高周
波で行わせることにより、そのコアの必要断面積を小さ
くすることができ、ひいては該溶接トランスの小型化お
よび軽量化を図ることができることから、前記抵抗溶接
機とじては、前記交流電力を一旦、直流化した後にスイ
ッチング回路等により高周波交流に変換し、これを溶接
トランスに人力するようにした、所謂、インバータ式抵
抗溶接機が多用されている。
しかしながら、このように溶接トランスに対する入出力
を高周波で行うようにした場合には、そのコアの小型化
および軽量化を図ることはできるものの、その−次コイ
ルおよび二次コイルにおいて、高周波特有の表皮効果が
生じてエネルギ損失が増大し、このことは特に、大電流
が流れる二次コイルにおいて顕著となる。
このため、かかる溶接トランスの両コイル、特に二次コ
イルは、上記表皮効果によるエネルギ損失を低減するた
めにその表面積をあまり小さくすることができず、これ
が二次コイルの小型化および軽量化、ひいては溶接トラ
ンスのより一層の小型化および軽量化の妨げとなってい
た。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はこのような技術に関連してなされたものであり
、高周波の表皮効果を克服することにより一層の小型化
且つ軽量化が図れる溶接トランスを提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、溶接機に用い
られる高周波用溶接トランスにおいて、複数の導線を互
いに絶縁して束ねてなる分割絶縁導線により二次コイル
を構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記分割絶縁導線をこれに螺旋状に巻
装した巻線を介してパイプ体に嵌挿し、該分割絶縁導線
の外周面とパイプ体の内周面との間に前記巻線に沿って
該分割絶縁導線を冷却するための冷却水通路を形成した
ことを特徴とする。
[作用] 前記二次コイルを前記分割絶縁導線により構成したこと
によって、その全表面積が該分割絶縁導線を構成する各
導線の表面積の和となって著しく増大し、従って、該二
次コイルの全断面積を比較的小さくできるという作用を
有する。
さらに、前記分割絶縁導線をこれに巻装した前記巻線を
介して前記パイプ体に嵌挿し、該分割絶縁導線の回りに
パイプ体との間に冷却水通路を形成したことによって、
該分割絶縁導線の外周面が全面にわたって冷却され、二
次コイルの発熱が抑制される。この場合、前記巻線を分
割絶縁導線に螺旋状に巻装したことによって、冷却水が
螺旋状に通流するため、より一層冷却効果が高められ、
且つ該分割絶縁導線を巻いて二次コイルを形成する際に
、その曲げ加工を容易に行い得る。
[実施例] 次に、本発明に係わる溶接トランスについて実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図および第2図はそれぞれ該溶接トランスの一例を
示す概略側面図、および概略平面図、第3図は該溶接ト
ランスの二次コイルの斜視図、第4図は該二次コイルの
横断面図、第5図は該二次コイルの要部の縦断面図であ
る。
第1図および第2図において、参照符号10は一層コイ
ル、12は二次コイルであり、−次コイル10は多数タ
ーンの巻き数、二次コイル12は、例えば、2ターンの
巻き数を有する。
この場合、二次コイル12は、その巻始め端部14、巻
終り端部16および中立部18が導体材料により略プレ
ート形状に形成され、巻始め端部14から中立部18の
一端部にかけての部分と、中立部18の他端部から巻終
り端部16にかけての部分とがそれぞれ後述するように
パイプ体20に挿通された一対の分割絶縁導線22.2
2 (第4図および第5図参照)により構成され、また
、中立部18から、第3図に示すように、センタタップ
端子板24が一体的に導出されている。
各分割絶縁導線22は、第4図に示すように、複数の小
径の導線26を互いに密着させ、さらにこれらをチュー
ブ28により包覆して束ねたものであり、各導線26は
、これを包覆している絶縁皮膜30により互いに絶縁さ
れている。
そして、各分割絶縁導線22は、これに第5図に示すよ
うに、螺旋状に巻装された巻線32とともにパイプ体2
0に同心に内挿されて第3図に示すように、パイプ体2
0とともに屈曲され、二次コイル12の巻始め端部14
から中立部18の一端部にかけての部分と、該中立部1
8の他端部から巻終り端部16にかけての部分とを構成
している。
この場合、該分割絶縁導線22は、例えば、二次コイル
120巻始め端部14に、第5図に示すように、その端
部がパイプ体20とともに嵌挿され、さらに、該パイプ
体20の一端から突出した分割絶縁導線22の各導線2
6が該巻始め端部14にろう付けされて接続されている
そして、これと同様に、中立部18の両端部および巻終
り端部16にも接続され、これによって、2ターン巻き
の二次コイル12が形成されている。
また、第5図に示すように、パイプ体20に各分割絶縁
導線22とともに内挿された巻線32は、該分割絶縁導
線22の外周面およびパイプ体20の内周面に接触して
おり、これらの間に冷却水を流すための冷却水通路34
が該巻線32に沿って螺旋状に形成されている。
この場合、例えば、二次コイル12の巻始め端部14に
は、同図に示すように、上記冷却水通路34に連通ずる
冷却水通路36が穿設されており、これと同様に、前記
巻終り端部16にもこれに嵌挿されたパイプ体20内の
冷却水通路34に連通ずる図示しない冷却水通路が穿設
され、また、前記中立部18の内部にも、その両端部に
嵌挿されたパイプ体20.20内の両冷却水通路34.
34を連通させる冷却水通路(図示せず)が穿設されて
いる。そして、これらの冷却水通路34.34等に、例
えば、巻始め端部14から巻終り端部16にかけて冷却
水を流すことにより各分割絶縁導線22を冷却するよう
にしている。
二次コイル12の巻始め端部14および巻終り端部16
は、第3図に示すように、間隔を存して対向されており
、これらの間には端子板38が介装され、該端子板38
は複数の絶縁ボルト40により二次コイル12の両端部
14.16に固定されている。
この端子板38の両面には、第1図および第2図に示す
ように、円板形状に形成された一対の整流素子42.4
2が一体的に固着されている。この場合、両整流素子4
2.42はそれぞれその外面部を形成する電極ケース4
4を介して二次コイル12の巻始め端部14および巻終
り端部16に接触されて電気的に接続され、該巻始め端
部14および巻終り端部16から端子板38に向かって
のみ通電可能に該巻始め端部14および巻終り端部16
と端子板38とを接続している。
なお、第3図において、参照符号46.48は、それぞ
れ前記センタタップ端子板24および端子板38にこれ
らを冷却するために穿設された冷却水通路である。
次に、かかる構成の溶接トランスの動作を説明する。
この溶接トランスでは、前記−次コイル10に高周波交
流電力を入力すると、二次コイル12の両端部14.1
6間に同周波数の交流起電力が誘起され、この交流起電
力は前記整流素子42.42により直流に変換されて前
記センタタップ端子板24および端子板38間から出力
される。
このとき、二次コイル12の各分割絶縁導線22には高
周波大電流が流れるため、発熱および表皮効果が生じて
エネルギ損失が増大化し易くなるものの、該発熱は前記
パイプ体20内に形成された冷却水通路34に流される
冷却水により抑えられ、この場合、該冷却水は、各分割
絶縁導線22の全周にわたって流されるため、該発熱は
確実に抑制される。
一方、表皮効果については、各分割絶縁導線22を複数
の導線26により構成したことによって、その全表面積
は各導線26の表面積を加算したものとなって著しく増
大しており、従って、該表皮効果によるエネルギ損失が
大幅に低減される。
このように、この溶接トランスでは、二次コイル12の
表面積を分割絶縁導線22により大幅に増大させたこと
によって、該二次コイル12を小型化してその断面積を
小さくしても、表皮効果によるエネルギ損失を低減する
のに十分な表面積を確保することができ、従って、該溶
接トランスの小型化および軽量化を図ることができる。
また、各分割絶縁導線22と前言己パイプ体20との間
に冷却水通路34を形成するために各分割絶縁導線22
に巻装した前記巻線32を螺旋状に巻装したことによっ
て、各分割絶縁導線22を巻線32とともにパイプ体2
0に内挿した状態で、これらを比較的に容易に曲げるこ
とができ、従って、これらから二次コイル12を形成す
る作業を比較的容易に行うことができる。
[発明の効果] 上記の説明から明らかなように、本発明の溶接トランス
によれば、二次コイルを複数の導線を互いに絶縁しつつ
束ねてなる分割絶縁導線により構成し、その全表面積を
大幅に増大させたことによって、高周波における表皮効
果によるエネルギ損失を低減しつつ該二次コイルの断面
積を小さくしてその小型化を図ることができ、従って、
該溶接トランスの小型化および軽量化を図ることができ
る。
さらに、この分割絶縁導線をこれに螺旋状に巻装した巻
線を介してパイプ体に嵌挿し、該分割絶縁導線の外周面
とパイプ体の内周面との間に前記巻線に沿って冷却水通
路を形成したことによって、該分割絶縁導線を全周にわ
たって冷却してその発熱によるエネルギ損失を確実に抑
制することができるとともに、これらを曲げて二次コイ
ルを形成する作業を容易に行うことができる。
また、上記のように溶接トランスを小型化および軽量化
することによって、これを取り付ける溶接ロボットの作
動速度を早めることができ、従って、該溶接ロボットが
据え付けられた溶接ラインのサイクルタイムを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の溶接トランスの
一例の概略側面図および概略平面図、第3図は該溶接ト
ランスの二次コイルの斜視図、 第4図は該二次コイルの横断面図、 第5図は該二次コイルの要部の縦断面図である。 10・・・−次コイル 12・・・二9次コイル 14・・・巻始め端部 16・・・巻終り端部 18・・・中立部 20・・・パイプ体 22・・・分割絶縁導線 24・・・センタタップ端子板 26・・・導線 32・・・巻線 34・・・冷却水通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶接機に用いられる高周波用溶接トランスにおい
    て、複数の導線を互いに絶縁して束ねてなる分割絶縁導
    線により二次コイルを構成したことを特徴とする溶接ト
    ランス。
  2. (2)請求項1記載の溶接トランスにおいて、前記分割
    絶縁導線をこれに螺旋状に巻装した巻線を介してパイプ
    体に嵌挿し、該分割絶縁導線の外周面とパイプ体の内周
    面との間に前記巻線に沿って該分割絶縁導線を冷却する
    ための冷却水通路を形成したことを特徴とする溶接トラ
    ンス。
JP2083325A 1990-03-30 1990-03-30 溶接トランス Pending JPH03283512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2083325A JPH03283512A (ja) 1990-03-30 1990-03-30 溶接トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2083325A JPH03283512A (ja) 1990-03-30 1990-03-30 溶接トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03283512A true JPH03283512A (ja) 1991-12-13

Family

ID=13799276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2083325A Pending JPH03283512A (ja) 1990-03-30 1990-03-30 溶接トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03283512A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI280169B (en) Power source for plasma device
JP5220931B1 (ja) 溶接トランスと溶接トランス組体と溶接装置
WO2010001749A1 (ja) 平面コイル
US5594317A (en) Inductive charger field shaping using nonmagnetic metallic conductors
US20060076329A1 (en) Transformer module for a welder
JPH08280139A (ja) ハイブリッドな渦巻き状/螺旋状の形状の巻線の幾何学的配置を使用した熱の管理
WO1984000638A1 (en) Welding system
CN104937681A (zh) 电感组件的绕组布置和生产电感组件的绕组布置的方法
JP2672238B2 (ja) 溶接機用トランス
JP2001517368A (ja) 変圧器
WO1987005550A1 (en) System of transformers for a welding apparatus
AU774606B2 (en) Power feeding facility and its cable for high-frequency current
JPH0661072A (ja) 薄型トランス及びそれを用いた電源装置
CN106653335A (zh) 一种感应加热便携手持式变压器
JPH03283512A (ja) 溶接トランス
JP5199493B1 (ja) 溶接トランスと溶接装置
JPS58216408A (ja) 変圧器、とくに電気溶接機用降圧器
JP5875892B2 (ja) 高周波加熱用の出力ケーブル
US20190180922A1 (en) Egg-shaped continuous coils for inductive components
JPH0314795Y2 (ja)
JP6365110B2 (ja) コイルユニット
JPH03283511A (ja) 溶接トランス
JP5465061B2 (ja) 直流抵抗溶接機用トランス
JPS612311A (ja) 溶接用高周波変圧器
JPS6376308A (ja) 一回捲コイル