JPH0314795Y2 - - Google Patents

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JPH0314795Y2
JPH0314795Y2 JP12015785U JP12015785U JPH0314795Y2 JP H0314795 Y2 JPH0314795 Y2 JP H0314795Y2 JP 12015785 U JP12015785 U JP 12015785U JP 12015785 U JP12015785 U JP 12015785U JP H0314795 Y2 JPH0314795 Y2 JP H0314795Y2
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JP
Japan
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ferrite core
wound
cooling water
secondary winding
ferrite
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JP12015785U
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は高周波変成器に関する。
B 考案の概要 高周波変成器において、フエライトコアを枠状
に組立ててなるフエライトコアユニツトを冷却水
管及び金属編素線を介して複数個一体に挟持し、
フエライトコアユニツトのコア部に、直列巻とし
た1次巻線と並列巻とした2次巻線を一層ずつ交
互配置として巻装したことにより、結合特性を著
しく向上し、また冷却水管に冷却水を通してフエ
ライトコア鉄損により発生する熱を吸収冷却する
ことによつて高周波高磁束密度における使用を可
能とし、小型の大容量出力トランスを構成できる
ようにしたものである。
C 従来の技術 周波数が30〜500KHzの高周波を用いた加熱装
置により例えば電縫管を製造し、又は他の各種被
加熱部材を加熱処理することは一般に行なわれて
いる。このような工業用加熱設備においては、周
波数変換装置として真空管発振器を用いており、
これにより発生する30KHz〜500KHzの高周波電
流の出力電圧は6KV〜17KVと非常に高い。この
ため、従来真空管式発振器と誘導加熱コイル(誘
導加熱方式の場合)又はコンタクトチツプ(高周
波抵抗方式の場合)の間に第5図に示すような1
次巻線1aと2次巻線1bを同芯配置した空心の
マツチングトランス1を挿入し、その1次巻線1
aを真空管発振器の出力端子に接続し、2次巻線
1bを2次端子1cを介して誘導加熱コイル又は
コンタクトチツプに接続している。
ところで、近年半導体の高周波化に伴つて該半
導体を使用した周波数変換装置により30KHz〜
500KHzの出力電圧を200V〜2000V程度にするこ
とができるようになつた。そして、これだけ1次
電圧が低下すると、マツチングトランスの1次巻
線と2次巻線間の絶縁も楽となりコロナ対策も軽
減される。
D 考案が解決しようとする問題点 反面、1次電圧の低下に伴つてマツチングトラ
ンスのインピーダンスマツチングにもそれなりの
対処が要求される。しかるに、第5図に示した従
来のマツチングトランス1の結合特性は0.6〜
0.85であり、必ずしも満足できるものではなく、
このようにマツチングトランスの結合度が悪いと
無効電力の消費が行なわれ、設備コストの増大や
効率の低下の原因となる。従つて結合特性の向上
が強く要望されている。
本考案は上記の問題点を解決した高周波変成器
を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 本考案は1次巻線と2次巻線を具備してなる高
周波変成器において、フエライトコアを枠状に組
立ててフエライトコアユニツトを成形し、複数の
フエライトコアユニツトを冷却水管及び金属編素
線を介して挟持し、フエライトコアユニツトのコ
ア部に、直列巻とした1次巻線と並列巻とした2
次巻線を一層ずつ交互配置として巻装したことを
特徴とする。
本考案に係る高周波変成器(マツチングトラン
ス)11の基本概念を第1図、第2図にもとづい
て説明する。各図において、11は本考案に係る
高周波変成器、11aはその1次巻線、11bは
2次巻線である。2は1次,2次巻線を巻付ける
フエライトコアユニツトで、これは市販の例えば
25×25×150mmのロツドを第1図Bに符号,,
,,,で示すように6本使用して組立て
た3脚鉄心構造としてある。フエライトコアユニ
ツト2は周波数、容量、電圧に応じて増加させる
もので、図ではフエライトコアユニツト2を3個
配設した例を示している。そして、フエライトコ
アユニツト2を2個以上使用する場合において、
各ユニツト間に鋼管にて形成する冷却水管3を配
設し、該冷却水管3の外周、つまり、フエライト
コアユニツト2と接する側に、該ユニツトとの接
触を良くして熱伝導(冷却)効果を良くするため
銅線を用いてなる金属編素線4を配置している。
また、両サイドに位置するフエライトコアユニツ
ト2の外側においても、冷却水管3とユニツト間
に金属編素線4を配置してフエライトコアユニツ
ト2と冷却水管3との接触状態を良好ならしめて
熱伝達を向上させている。3aは冷却水の入口、
3bは出口である。
なお、第1図Aにおいて5はフエライトコアユ
ニツト間を結合する挟持フレームで、両側の挟持
フレーム5間にボルト6を挿通したうえ、ナツト
7で締付けて固定している。さらに、1次巻線1
1aと2次巻線11bとの配列は第2図に示され
ている。すなわち、1次巻線11aは複数ターン
のシリーズ巻きとし、これに対して2次巻線11
bは1ターン又は複数ターンの並列巻としたう
え、1次巻線11aの各ターン巻線の間に挿入し
ている。このように巻装される1次巻線11aと
2次巻線11bはフエライトコアユニツト2の内
側のフエライトコア,に巻装される。
F 実施例 第3図、第4図は本考案の実施例を示すもので
ある。これについて説明すると、1次巻線11a
と2次巻線11bは各図に示すように3個並設し
たフエライトコアユニツト2の内側のフエライト
コア,に楕円形状に巻装してある。また、第
4図Bから分るように冷却水管は2本に分けてあ
り、一方の冷却水管3はフエライトコアユニツト
2の符号で示すフエライトコアを冷却すべく両
端が折曲つた直線状をなし、冷却水はその一端の
入口3aから入つてフエライトコアを冷却し、
出口3bから流出する。
また、他方の冷却水管3は1本の水管でフエラ
イトコアユニツト2の符号,,,,で
示すフエライトコアを冷却すべく、ジグザグに折
曲げてあり、冷却水はその一端の入口3aから入
つて各フエライトコア部を,,,,,
の順で冷却し、出口3bから流出する。冷却水
管3とフエライトコアユニツト2の間には金属編
素線4は挟持してある。なお、このように冷却水
管3を2本に分けたのはフエライトコアユニツト
2の側面を効率良く冷却するうえで最も合理的な
分配管の一例として形成した例であつて、配管構
造はこれに限定せられるものではない。
G 考案の効果 本考案によると従来の空心トランスと異なり1
次巻線と2次巻線を交互配置とすることができた
ので、結合係数を従来の0.7程度から0.95〜0.99ま
で改善することが可能となつた。また、このよう
に結合係数が0.7から0.95に改善されるとコイル
特性力率25%のものにおけるコンデンサ補償量は
コイルKVA×24倍から8倍に減り大巾に改善で
きる。さらに、コイル効率70%の誘導コイルの場
合、伝送効率は1/3倍に改善することが可能にな
るので、総合効率の改善は59%から66%へと率で
11%改良される。また、本考案は金属編素線を介
した水管内を冷却水を循環させてフエライトコア
の発する熱を外部に放出させ、よつて高周波高磁
束密度における使用を可能としたから自冷又は風
冷等の冷却に較べるとトランスの大きさは1/3〜
1/6と大幅に縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の原理を示す図で、第
図Aは高周波変圧器の正面図、第1図Bは図Aの
Y−Y線断面図、第2図A,Bは1次巻線と2次
巻線の斜視図及び結線図、第3図、第4図は本考
案の実施例で第3図は概略斜視図、第4図Aは正
面図、第4図Bは同図AのX−X線断面図、第5
図は従来の空心トランスの斜視図である。 2…フエライトコアユニツト、3…冷却水管、
4…金属編素線、11…高周波変成器、11a…
1次巻線、11b…2次巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次巻線と2次巻線とを具備してなる高周波変
    成器において、フエライトコアを枠状に組立てて
    フエライトコアユニツトを成形し、複数のフエラ
    イトコアユニツトを冷却水管及び金属編素線を介
    して挟持し、フエライトコアユニツトのコア部に
    直列巻とした1次巻線と並列巻とした2次巻線を
    一層ずつ交互配置として巻装したことを特徴とす
    る高周波変成器。
JP12015785U 1985-08-05 1985-08-05 Expired JPH0314795Y2 (ja)

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JP12015785U JPH0314795Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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Publication Number Publication Date
JPS6228394U JPS6228394U (ja) 1987-02-20
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Family

ID=31008213

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JP6293563B2 (ja) * 2014-04-18 2018-03-14 新電元工業株式会社 磁性部品

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JPS6228394U (ja) 1987-02-20

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