JPH03283209A - 耐屈曲性ケーブルの製造方法 - Google Patents
耐屈曲性ケーブルの製造方法Info
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- JPH03283209A JPH03283209A JP8238590A JP8238590A JPH03283209A JP H03283209 A JPH03283209 A JP H03283209A JP 8238590 A JP8238590 A JP 8238590A JP 8238590 A JP8238590 A JP 8238590A JP H03283209 A JPH03283209 A JP H03283209A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、介在によって線心群が完全に拘束されており
、耐屈曲性か良好なケーブルを製造する方法に関する。
、耐屈曲性か良好なケーブルを製造する方法に関する。
(従来の技術)
一般に、産業機械や電動工具等の移動する機械に使用さ
れるケーブルは、絶えず屈曲、ねじれ、引張り、摩耗な
どの力を受けるため、キャブタイヤシースと呼ばれる強
靭なシースを有している。
れるケーブルは、絶えず屈曲、ねじれ、引張り、摩耗な
どの力を受けるため、キャブタイヤシースと呼ばれる強
靭なシースを有している。
このようなキャブタイヤケーブルのうち13心までの多
心ケーブルは、一般に、第3図および第4図にそれぞれ
示すように、中心にジュート等の介在1を配置し、その
周りに複数の絶縁線心2を一層を形成するように撚合せ
て配置し、さらにその外側にゴムまたはプラスチックの
シース3を設けて構成されている。
心ケーブルは、一般に、第3図および第4図にそれぞれ
示すように、中心にジュート等の介在1を配置し、その
周りに複数の絶縁線心2を一層を形成するように撚合せ
て配置し、さらにその外側にゴムまたはプラスチックの
シース3を設けて構成されている。
そして、かかる従来の多心キャブタイヤケーブルでは、
複数の絶縁線心2の中心に固く詰込まれた介在1によっ
て絶縁線心2の動きが拘束されている。
複数の絶縁線心2の中心に固く詰込まれた介在1によっ
て絶縁線心2の動きが拘束されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながらこのような従来のキャブタイヤケーブルに
おいては、次ぎのような種々の問題がありその改善が望
まれていた。
おいては、次ぎのような種々の問題がありその改善が望
まれていた。
すなわち、介在1としてジュート等が使用されているの
で、どんなに固く集束しても若干の隙間ができるうえに
、繊維質であるため複数の絶縁線心2を内側から完全に
は拘束することができない。
で、どんなに固く集束しても若干の隙間ができるうえに
、繊維質であるため複数の絶縁線心2を内側から完全に
は拘束することができない。
また、絶縁線心2を撚合せた後巻取る際に、引取り装置
の把持力やドラムへ段巻きしたときの上段の押圧力によ
って、ケーブル半成品が断面楕円形に変形しやすい。
の把持力やドラムへ段巻きしたときの上段の押圧力によ
って、ケーブル半成品が断面楕円形に変形しやすい。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、絶縁線心群が中心に配置された介在によって完全に拘
束された耐屈曲性ケーブルの製造方法を提供することを
目的とする。
、絶縁線心群が中心に配置された介在によって完全に拘
束された耐屈曲性ケーブルの製造方法を提供することを
目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明の耐屈曲性ケーブルの製造方法は、生ゴム紐の周
囲に複数本の絶縁線心を撚合せ、これら絶縁線心の収束
力により前記生ゴム紐を加圧変形させて前記絶縁線心群
間に形成される空隙部をこの変形された生ゴム紐によっ
て充填した後、この生ゴム充填物を加熱加硫することを
特徴としている。
囲に複数本の絶縁線心を撚合せ、これら絶縁線心の収束
力により前記生ゴム紐を加圧変形させて前記絶縁線心群
間に形成される空隙部をこの変形された生ゴム紐によっ
て充填した後、この生ゴム充填物を加熱加硫することを
特徴としている。
(作用)
本発明の製造方法においては、まず生ゴム紐を多心絶縁
線心の中心に配置し、その周りに複数本の絶縁線心を、
単一の層を形成するように撚合せる。このとき、周囲か
ら強い収束力を受けた生ゴム紐は、撚合せられた絶縁線
心群の中央の空隙部を充填するように変形する。そして
、このように変形した生ゴム紐によって、絶縁線心群の
中央の空隙部がほぼ完全に充填された後、−回加熱して
充填された生ゴムを加硫した後シースを被覆するか、あ
るいはシースを被覆した後に加熱して充填された生ゴム
を加硫するようにする。
線心の中心に配置し、その周りに複数本の絶縁線心を、
単一の層を形成するように撚合せる。このとき、周囲か
ら強い収束力を受けた生ゴム紐は、撚合せられた絶縁線
心群の中央の空隙部を充填するように変形する。そして
、このように変形した生ゴム紐によって、絶縁線心群の
中央の空隙部がほぼ完全に充填された後、−回加熱して
充填された生ゴムを加硫した後シースを被覆するか、あ
るいはシースを被覆した後に加熱して充填された生ゴム
を加硫するようにする。
こうして加硫され硬化したゴムは、完全に周囲に配置さ
れた絶縁線心を拘束する形状となっているので、耐屈曲
性が良好で変形が生じにくい。
れた絶縁線心を拘束する形状となっているので、耐屈曲
性が良好で変形が生じにくい。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例においては、まず第1図(a)に示すように
、導体上に天然ゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレ
ンゴム、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のゴム、プラ
スチック絶縁体を被覆してなる絶縁線心4の複数本を、
生ゴム紐5の外周に一層を形成するように撚合せる。こ
のとき、生ゴム紐の外径は、撚合せ後の絶縁線心4群の
中央に形成される空隙部の断面積とほぼ等しい断面積と
なるようにする。
、導体上に天然ゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレ
ンゴム、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のゴム、プラ
スチック絶縁体を被覆してなる絶縁線心4の複数本を、
生ゴム紐5の外周に一層を形成するように撚合せる。こ
のとき、生ゴム紐の外径は、撚合せ後の絶縁線心4群の
中央に形成される空隙部の断面積とほぼ等しい断面積と
なるようにする。
そして、生ゴム紐5は撚合わせ装置の撚口を通過する際
、周囲に配置された絶縁線心の収束力により加圧変形し
、第1図(b)に示すように、撚合せられた絶縁線心4
群の中央に生じる空隙部をほぼ完全に充填する。
、周囲に配置された絶縁線心の収束力により加圧変形し
、第1図(b)に示すように、撚合せられた絶縁線心4
群の中央に生じる空隙部をほぼ完全に充填する。
次いで、加熱によりこの充填された生ゴムを加硫し、そ
の上に天然ゴム、クロロプレンゴム、ポリ塩化ビニル等
のシース6を被覆し、必要に応じて再度加熱を行う。
の上に天然ゴム、クロロプレンゴム、ポリ塩化ビニル等
のシース6を被覆し、必要に応じて再度加熱を行う。
こうして得られた充実型ケーブルは、絶縁線心4群の中
央の空隙部が加硫ゴムによって埋められ、これに絶縁線
心4群の全体が拘束されているので、耐屈曲性に優れて
いる。
央の空隙部が加硫ゴムによって埋められ、これに絶縁線
心4群の全体が拘束されているので、耐屈曲性に優れて
いる。
また、絶縁線心4を撚合せた後巻き取る際にも、引取り
装置の把持力やドラムへの段巻きの際の上段の押圧力に
よって、ケーブル半成品が変形することかない。
装置の把持力やドラムへの段巻きの際の上段の押圧力に
よって、ケーブル半成品が変形することかない。
さらに、従来のジュート等の繊維集束物を介在乃至座床
として使用するケーブルの場合には、ジュート1本の太
さやその集束本数等をかなり厳密に選択する必要があり
、集束本数が多い場合には、製造設備の上で制約を受け
ることがあるが、本発明によれば、所定の断面積を有す
る生ゴム紐5を用意するだけでよく、製造設備等の制約
を受けることがない。
として使用するケーブルの場合には、ジュート1本の太
さやその集束本数等をかなり厳密に選択する必要があり
、集束本数が多い場合には、製造設備の上で制約を受け
ることがあるが、本発明によれば、所定の断面積を有す
る生ゴム紐5を用意するだけでよく、製造設備等の制約
を受けることがない。
なお、本発明はこのような実施例に限定されるものでは
なく、例えば鋼線で補強されたキャブタイヤケーブルの
製造にも適用することができる。
なく、例えば鋼線で補強されたキャブタイヤケーブルの
製造にも適用することができる。
すなわち、第2図に示すように、中心に鋼線7等の抗張
力体を配置するとともに、その外周を被包するように生
ゴム紐5を配置し、その周りに実施例と同様に複数本の
絶縁線心4を撚合せる。この撚合わせにより生ゴム紐5
のみを変形させた後、加熱して生ゴムを加硫し、次いで
その上にゴム、プラスチックシース6を設けることによ
って、強度が大きく耐屈曲性の良好なケーブルが得られ
る。
力体を配置するとともに、その外周を被包するように生
ゴム紐5を配置し、その周りに実施例と同様に複数本の
絶縁線心4を撚合せる。この撚合わせにより生ゴム紐5
のみを変形させた後、加熱して生ゴムを加硫し、次いで
その上にゴム、プラスチックシース6を設けることによ
って、強度が大きく耐屈曲性の良好なケーブルが得られ
る。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の製造方法によれば、絶縁
線心の中央の空隙部を加硫ゴムによって完全に埋めるこ
とができる。
線心の中央の空隙部を加硫ゴムによって完全に埋めるこ
とができる。
したがって、絶縁線心群全体が介在である加硫ゴムによ
って完全に拘束され、耐屈曲性の良好な充実型ケーブル
が得られる。
って完全に拘束され、耐屈曲性の良好な充実型ケーブル
が得られる。
また、絶縁線心を撚合せた後の巻き取り工程で、変形を
受けることがないので、外観および特性の良好なケーブ
ルが得られる。
受けることがないので、外観および特性の良好なケーブ
ルが得られる。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための断面図、
第2図は他の実施例を説明するための断面図、第3図お
よび第4図はそれぞれ従来のキャブタイヤケーブルの断
面図である。 4・・・・・・・・・絶縁線心 5・・・・・・・・・生ゴム紐 6・・・・・・・・・シース (a) (b) 第1 図 第2図
第2図は他の実施例を説明するための断面図、第3図お
よび第4図はそれぞれ従来のキャブタイヤケーブルの断
面図である。 4・・・・・・・・・絶縁線心 5・・・・・・・・・生ゴム紐 6・・・・・・・・・シース (a) (b) 第1 図 第2図
Claims (1)
- (1)生ゴム紐の周囲に複数本の絶縁線心を撚合せ、こ
れら絶縁線心の収束力により前記生ゴム紐を加圧変形さ
せて前記絶縁線心群間に形成される空隙部をこの変形さ
れた生ゴム紐によって充填した後、この生ゴム充填物を
加熱加硫することを特徴とする耐屈曲性ケーブルの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8238590A JPH03283209A (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 耐屈曲性ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8238590A JPH03283209A (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 耐屈曲性ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03283209A true JPH03283209A (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=13773117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8238590A Pending JPH03283209A (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 耐屈曲性ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03283209A (ja) |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP8238590A patent/JPH03283209A/ja active Pending
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