JPH03281803A - 吸込式排土装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１例えばトンネル内に堆積した土砂。

ヘドロ、異物等をトンネル外へ搬送して、トンネル内を
清掃する際に使用する吸込式排土装置に関するものであ
る。

（従来の技術） トンネル内１例えば下水道、導水路、放水及び取水路等
の底部に溜まる土砂、ヘドロ、異物等をトンネル外へ搬
送して、トンネル内を清掃する際には、吸込用ポンプを
坑内へ入れて、同吸込用ポンプの吸引ホースを手で持っ
て坑外へ延ばした後。

吸込用ポンプを作動して、土砂、ヘドロ、異物を吸込用
ポンプ→吸込ホースを経て坑外へ排出するか、土砂、ヘ
ドロ、異物をスコップにより掬って。

バケツに入れ、これを手で持って、坑外へ取り出すよう
にしている。

（発明が解決しようとする課題） 前記坑内は、滑り易く、そのため、吸引ホースを手で持
って坑外へ延ばす際、或いは砂、ヘドロ。

異物を入れたバケツを手で持って、取り出す際には、非
常に危険である。またこれらの作業を人手に依存してお
り、能率が非常に悪い。

また吸込ポンプを利用して、砂、ヘドロ、異物を坑外へ
排出する場合、砂、ヘドロ、異物の中から吸込搬送不能
な土砂等を選別する作業を行っておらず、この吸込搬送
不能な土砂等が吸込ホースの吸込口や吸込ホースの途中
に食い込んで、吸込搬送不能になるという問題があった
。

本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、坑内清掃時の危険を解消できる。作業
能率を向上できる。さらに吸込搬送不能な土砂等の吸込
口や排出管への食い込みを防止できる吸込式排出装置を
提供しようとする点にある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために１本発明の吸込式排土装置
は、液体と粉粒体との混合物中から吸込搬送不能な土砂
等を取り除くバケットと、同バケットを起伏可能に支持
する吸込管と、同吸込管を進退可能に支持する中空の先
端アームと、同先端アームを旋回と起伏と前後進とを可
能に支持する搬送台車と、同搬送台車に取イ」けた吸込
搬送不能な土砂を収納するための収納ケースと、上記先
端アームに接続した吸込用ポンプと、同吸込用ポンプか
ら後方へ延びた排出管とを具えている。

（作用） 本発明の吸込式排出装置は前記のように構成されており
、吸込管を後退させで、これを先端アーム内に退没させ
５次いでバケットの旋回と起伏と前後進とを適宜行って
、液体と粉粒体との混合物中から吸込搬送不能な土砂等
を掬い上げ、搬送装置本体の収納ケースへ入れて、これ
を吸込搬送可能な土砂等から選別し２１次いで吸込管を
前進させて、これの先端部を先端ア・−ムから突出させ
る一方、吸込用ポンプを起動し、吸込管の旋回と起伏と
前後進とを適宜行って、吸込可能な土砂等を吸込管→先
端アーム→吸込用ポンプ→排出管を経て後方へ搬送する
。

（実施例） 次に本発明の吸込式排土装置を第１図乃至第６図に示す
一実施例により説明すると、第１図の（１）が搬送台車
で、同搬送台車（１）は５図示を省略したが、走行駆動
装置と操舵装置とを具えている。また（２）が同搬送台
車（１）上に立設した旋回用支柱、（３）が同旋回用支
柱（２）により旋回可能に支持された円筒状の旋回体、
（４）が上記旋回用支柱（２）の上端部に固定した押さ
え板、第２図の（２０）が上記旋回体（３）に固定した
ブラケット、　（２１）が上記旋回用支柱（２）に固定
したブケラッｌ−、（２２）がこれらブラケット（２０
）　（２１）の間に介装した旋回用ジヤツキで、同旋回
用ジヤツキ（２２）の伸縮作動により、上記旋回体（３
）が上記旋回用支柱（２）を中心に旋回するようになっ
ている。また（５）が同旋回体（３）に起伏可能に枢支
した第１アーム外筒。

（７）が同第１アーム外筒（５）内に前後進可能に嵌挿
した第１アーム内筒、（６）が上記第１アーム外筒（５
）と上記旋回体（３）との間に介装した起伏用ジヤツキ
、（８）が上記第１アーム外筒（５）と上記第１アーム
内筒（７）との間に介装した前後進用ジヤツキで、上記
起伏用ジヤツキ（６）を伸縮方向に作動して、上記第１
アーム外筒（５）及び上記第１アーム内筒（７）を第１
アーム外筒（５）の後端部を中心に起伏させるようにな
っている。また上記前後進用ジヤツキ（８）を伸縮方向
に作動して、上記第１アーム内筒（７）を前後進させる
ようになっている。

また（９）が上記第１アーム内筒（７）の先端部に起伏
可能に枢支した先端アーム外筒、　（１０）が同先端ア
ーム外筒（９）内に前後進可能に嵌挿した吸込管で、こ
の吸込管（１０）の先端部は、先細り状にして。

吸引搬送不能な堆積物を吸い込まないようにしている。

また（１１）が上記先端アーム外筒（９）と上記第１ア
ーム内筒（７）との間に介装した起伏用ジヤツキで、同
起伏用ジヤツキ（１１）を伸縮方向に作動して、先端ア
ーム外筒（９）及び吸込管（１０）を先端アーム外筒（
９）の中間部を中心に起伏させるようになっている。ま
た第１．３，４，５．６図の（１３）がバケツｌ−、（
１３ｂ）が同バケット（１３）を上記吸込管（１０）に
枢支するピン、　（９ａ）が上記先端アーム外筒（９）
に取付けたブラケット、　（１０ａ）が上記吸込管（１
０）に取付けたブラケット（１４）がこれらブラケット
（９ａ）　（１０ａ）の間に介装した吸込管スライド用
ジヤツキで、同吸込管スライド用ジヤツキ（１４）を伸
縮方向に作動して、吸込管（１０）を前後進させるよう
になっている。また（１６）がバラケト用ジヤツキ、　
（１３ａ）が同バケット用ジヤツキ（１３）のビストン
ロッドを上記バケット（１３）に枢支するビン。

（９ｂ）が同バケット用ジヤツキ（１３）の後端部を上
記先端アーム外筒（９）に枢支するピンで、バケット用
ジヤツキ（１３）を伸縮方向に作動して、バケット（１
３）をピン（１３ｂ）を中心に起伏させるようになって
いる。また第６図の（１３ｃ）が同バケット（１３）に
設けた多数の小孔で、同各小孔（１３ｃ）は、吸込搬送
不能な土砂等（２３ａ）よりも小さい。そのため。

このバケツ）　（１３）は、吸込嵌挿可能な土砂等（２
３）は掬い取れないが、吸込搬送不能な土砂等（２３ａ
）は掬い取れる。また第１図の（１５）が同バケット（
１３）の近くの搬送台車（１）前部に取付けた吸込搬送
不能な土砂等（２３ａ）の収納ケースで、この収納ケー
ス（１５）の底部は、ヘドロ等の水切りのために金網等
により作られている。また（１７）が同搬送台車（１）
の後部上に取付けた吸込用ポンプ、　（１８）が同吸込
用ポンプ（１７）と上記先端アーム外筒（９）の後端部
とを接続する可撓な吸込排出管、　（１９）が上記吸込
用ポンプ（１７）から後方へ延びた可撓な排出管である
。

次に前記第１図乃至第６図に示す吸込式排土装置の作用
を説明する。吸込管スライド用ジヤツキ（１４）を縮み
方向に作動し、吸込管（１０）を後退させて、先端アー
ム外筒（９）内に位置させる（第３図参照）。次いで■
旋回用ジヤツキ（２２）を伸縮方向に作動して、旋回体
（３）を旋回用支柱（２）を中心に旋回させ、■起伏用
ジヤツキ（６）を伸縮方向に作動して、第１アーム外筒
（５）と第１アーム内筒（７）とを第１アーム外筒（５
）の後端部を中心に起伏させ、■起伏用ジヤツキ（１１
）を伸縮方向に作動して、先端アーム外筒（９）と吸込
管（１０）とを先端アーム外筒（９）の中間部を中心に
起伏させ、■バケット用ジヤツキ（１６）を伸縮方向に
作動して、バケット（１３）をビン（１３ｂ）を中心に
起伏させることにより、坑内に堆積した土砂等のうち、
吸込搬送不能な土砂等（２３ａ）を掬い上げて、収納ケ
ース（１５）内へ投入し、坑内の吸込搬送可能な土砂等
（２３）と吸込搬送不能な堆積物（２３ａ）とに選別し
て。

吸込搬送可能な土砂等（２３）を坑内に残す。そして成
る量の選別を終わったら、吸込管スライド用ジヤツキ（
１４）を伸長方向に作動し、吸込管（１０）を前進させ
て、先端アーム外筒（９）内から突出させ（第１．２．
５図参照）。次いで吸込用ポンプ（１７）を起動し９次
いで上記の要領で旋回と起伏と前後進とを適宜に行って
１選別後の吸込搬送可能な土砂等（２３）を吸引管（１
０）→先端アーム外筒（９）→吸込排出管（１８）→吸
込ポンプ（１７）→排出管（１９）を経て坑外へ搬送す
る。

（発明の効果） 本発明の吸込式排土装置は前記のように吸込管を後退さ
せて、これを先端アーム内に退没させ。

次いでバケットの旋回と起伏と前後進とを適宜行って、
液体と粉粒体との混合物中から吸込搬送不能な土砂等を
掬い上げ、搬送装置本体の収納ケースへ入れて、これを
吸込搬送可能な土砂等から選別し１次いで吸込管を前進
させて、これの先端部を先端アームから突出させる一方
、吸込用ポンプを起動し、吸込管の旋回と起伏と前後進
とを適宜行って、吸込可能な土砂等を吸込管→先端アー
ム→吸込用ポンプ→排出管を経て後方へ搬送するので、
前記従来の作業、即ち、吸込ホースを手で持って坑外へ
延ばす作業や砂、ヘドロ、異物等を入れたバケツを手で
持って、取り出す作業を不要にできて、滑り易い坑内清
掃時の危険を解消できる。

また上記のように吸込搬送不能な土砂等の選別。

及び選別後の吸込可能な堆積物の後方への搬送を自動的
に行うので５作業能率を向上できる。

また吸込搬送不能な土砂等をバケットにより予め取り除
くので、吸込搬送不能な土砂等の吸込口や排出管への食
い込みを防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる吸込式排土装置の一実施例を示
す側面図、第２図はその平面図、第３図はバケット及び
吸込管の詳細を示す側面図、第４図はその平面図、第５
図は吸込管の突出状態を示す側面図、第６図はバケット
の正面図である。 （１）・・・搬送台車、（９）・・・先端アーム、　（
１０）・・・吸込管、　（１３）・・・バケツ！−、（
１７）　　・吸込用ポンプ、　（１９）　　・・・排出
管、　（２３）・・・吸込搬送可能な土砂等の堆積物、
　（２３ａ）・・・吸込搬送不能な土砂等の堆積物。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　液体と粉粒体との混合物中から吸込搬送不能な土砂等
   を取り除くバケットと、同バケットを起伏可能に支持す
   る吸込管と、同吸込管を進退可能に支持する中空の先端
   アームと、同先端アームを旋回と起伏と前後進とを可能
   に支持する搬送台車と、同搬送台車に取付けた吸込搬送
   不能な土砂を収納するための収納ケースと、上記先端ア
   ームに接続した吸込用ポンプと、同吸込用ポンプから後
   方へ延びた排出管とを具えていることを特徴とした吸込
   式排土装置。