JPH03278477A - 薄膜半導体装置及びこの薄膜半導体装置を用いた光電変換装置 - Google Patents

薄膜半導体装置及びこの薄膜半導体装置を用いた光電変換装置

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JPH03278477A
JPH03278477A JP2078406A JP7840690A JPH03278477A JP H03278477 A JPH03278477 A JP H03278477A JP 2078406 A JP2078406 A JP 2078406A JP 7840690 A JP7840690 A JP 7840690A JP H03278477 A JPH03278477 A JP H03278477A
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photocurrent
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gate
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Masato Yamanobe
山野辺 正人
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、デイスプレー、イメージスキャナなどに用い
られる薄膜半導体装置、特に薄膜トランジスタ及び薄膜
トランジスタ型光センサの大面積化に伴う電気特性の均
−化及び高信頼性に関する。
[従来の技術] 第1図fAl は、従来の薄膜トランジスタ(TFT)
の断面図である。図において、1はゲート電極、2はゲ
ート電極1の上に堆積形成されたゲート絶縁膜、3はチ
ャネル部となる薄膜半導体であり、水素化アモルファス
シリコン(a−3i:H)等で形成されてあり、4及び
5はそれぞれソース及びドレインの金属電極、6は金属
電極4.5に対して、電子に対してはオーミック性、正
孔に対してはブロッキング性となるn4層、7はチャネ
ル部上面の薄膜半導体表面である。
上記構成によりn−チャネルトランジスタとして動作す
る。
第1図(Bl は、第1図fAl に示した構造を持つ
薄膜トランジスタで5チヤネル長を増加し、又プロセス
上の問題点を解決するためにくし歯型の電極構造を持つ
ものの上面図である。
第2図は、第1図に示した薄膜トランジスタの作成工程
を説明するための図である(例えば、特開昭63−91
571゜第2図fAlは薄膜トランジスタを構成する各
部分が層状に形成された状態を示す図である0図におい
て、Gはガラス基板、1はゲート電極となるCrである
。図に示すように各層は次のように形成される。まず、
基板G上にゲート電極1を選択形成する。次に、プラズ
マCVD法等でゲート絶縁膜となるシリコン窒化膜を3
000人、薄膜半導体層3となるa−Si:Hを500
0人、n 4層6を1500人それぞれ連続的に堆積形
成する。更に、ソース電極4及びドレイン電極5となる
A1をスパッタ法等で堆積する。感光性樹脂8を全面に
塗布した後、露光、バターニングする。図(B)は図(
A)に示した工程の後、ソース及びドレイン電極である
A1をバターニングした後の状態を示す図である。図に
おいて、この状態ではそれぞれの電極の上面には感光性
樹脂層8が残っている。この感光性樹脂層をマスクにし
てn0層を所望の深さ(例えば、1800人)にRIE
等の方法によりエツチングし、その後この感光性樹脂を
剥離する。さらに、素子間分離を行い、第1図fA)の
薄膜トランジスタが作成される。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前記第2図で示されるような工程で形成された
薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタ型光センサ(以
下光センサという)大面積基板内で均一な特性を有する
ためには、次のような問題点がある。例えば、n′″層
3のエツチング工程で、RIEを用いた場合、入射イオ
ン等によりn4層3の表面が損傷を受けて電気的特性の
劣化を生じ、更に入射イオンの分布により電気的特性の
均一性が損われる。例えば、閾値電圧は基板内で数Vに
わたる分布を起し、これは特にアクティブマトリクス型
の表示装置においては画像にむらが生じる原因となる。
また、光センサでは、その基本特性である光電流及び暗
電流に工範囲の分布を起し、読み取り画像の大きな劣化
の原因となる。
以上のような欠点を解決するために、薄膜半導体層3の
表面上に有機材料又は無機材料の保護膜を形成すること
が考えられている。ところがこの保護膜を有機材料によ
り形成した場合は、耐湿性等で環境安定性が期待できな
い。一方、保護膜を無機材料により形成した場合は、そ
の形成工程及び形成された保護膜組成に応じて、前述し
たと同様の特性の分布、あるいは望ましくない特性が現
れるようになると考えられる。例えば、手中等は薄膜ト
ランジスタにおいてゲート絶縁膜(SiN。
:H)と薄膜半導体層3 (a−3i :H)のゲート
界面問題として、ゲート絶縁膜2の組成が薄膜半導体3
のバンド状態を大きく左右することを示唆している(J
、Appl、phys、62(5)、p2129〜(1
9g?>及び、J。
Appl、phys、60(12)、P4249〜(1
986))。
本発明は、上記問題点を解決するため、環境安定性を有
し、かつ大面積基板内において均一な特性を有すること
のできる光センサ及びこの光センサを使用した光電変換
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記欠点を解決するために、本発明の光センサは、ソー
ス及びドレイン及びゲートを具備し、チャネル部半導体
領域を受光領域とし、この半導体領域をP型の半導体膜
で保護し、この光センサを具備した光電変換装置は、そ
の光センサのゲートに電圧を印加することにより光電流
の温度特性を改善し、均一化する。
[作用] 受光部であるチャネル部半導体領域をP型の半導体膜で
保護し、ゲートに電圧を印加することにより、基板内で
環境安定性及び電気的特性及び光電流の温度特性を改善
及び均一化する。
[実施例1] 本発明を実施例に基づき図面を参照して説明する。
第3図fAl 、 fBl 、 (C1、to)及び(
Elは本発明の光センサの作成工程を示す図である。
以下に、図に従い順を追ってその作成法について説明す
る。
図fA+ において、まず、絶縁性基板(ガラス基板)
Gにゲート電極1をCrで選択形成する。次に、ゲート
絶縁膜2となる水素化アモルファスシリコン窒化Ml!
 (a−SiNg:H)を3000人、薄膜半導体3と
なる水素化アモルファス5i(a−3i:H)を500
0人、薄膜半導体層3の表面層となる2層9をドーピン
グ材をBH,とじてライトドープし、フェルミレベルが
約0.2eV変位するようにして300〜500人、n
3層6をプラズマCVD法により順次堆積する。
図(B)おいて、ソース電極4及びドレイン電極5とな
るA1をスパッタ法で1μ堆積後、電極バターニング用
の感光性レジスト8を塗布する。
図(C)において、感光性レジスト8を所望の形状にバ
ターニングした後これをマスクとしてソース、ドレイン
電極をウェットエツチングにより形成する。
図(D)において、感光性レジスト8をマスクとしてR
IEによりn′″層6及び2層9を深さ1700人エツ
チングする。この状態において、薄膜半導体層3のギャ
ップ表面にはP層が厚さ100〜300人だけ残る。
図(E)において、所望の形状に感光性レジスト8でバ
ターニングした後、素子間分離なRIEで行う。
以上の工程により、本発明の光センサが作成された。
また、本発明光センサの有効性を明らかにするために、
それぞれ大面積(300mm”)のガラス基板上に約2
0+mピッチで本発明の光センサ及び第2図に示した構
造の従来の光センサを作成した。
第4図は、基板上に作成した光センサの配置状態を示す
図であり、図において+は光センサの位置を示し、又O
は基板中央を、Ao及びAnltA−A′縁線上基板端
の光センサの位置を示す。
光センサの電気的特性は、暗電流1d、閾値電圧Vth
、光電流及び光電流の温度特性で代表される。
第5図は、第4図のA−A′縁線上以下A−A′線上と
いう)の光センサの動作点における暗電流Id及び閾値
電圧V tr+の分布を本発明の光センサ(鎖線fAl
で示す)及び従来の光センサ(実線(Blで示す)につ
いてそれぞれ示した図である。
尚、動作点はゲート電圧0■とする。
図に示すように、本発明の光センサでは、従来の光セン
サと比較して、暗電流Idがやや小さくなり、又分布も
小さくなり改善されていることがわかる。又、暗電流I
dの閾値電圧Lhも分布が小さくなり改善されているこ
とがわかる。
第6図は、A−A′縁線上光センサの動作点(Vg・0
)における常温での光電流及び光電流の温度特性(60
℃と20℃での光電流比)の分布を本発明の光センサ(
鎖線(Alで示す)及び従来の光センサ(実線FB+で
示す)についてそれぞれ示した図である。
図より明らかな様に、本発明の光センサでは、従来の光
センサより光電流及び温度特性の分布は共に小さくなり
、均一性が太き(改善されていることがわかる。尚、従
来の光センサでは、図に示す温度特性は、A−A′縁線
上0.2〜0,9前後の大きな分布を有し、光電流は常
温で10〜30%前後の分布を有している。
第7図FA)は本発明の光センサの閾値電圧近傍での薄
膜半導体層3の基板中央の0点と基板端のAo(又はA
n)点でのエネルギーバンド状態を示す図であり、第7
図CB+は従来の光センサの同様のエネルギーバンド状
態を示す図である。
両図より明らかなように、従来の光センサでは、バンド
は表面付近で空乏化が著しく、分布が大きくなっている
が、本発明の光センサでは、表面付近の空乏化は表面層
として残された100〜300人のP層のため小さ(、
従ってその分布が小さくなっていることがわかる。
第8図は、A−A’縞線上0点及びAo(又はAn)点
での動作点の暗電流Idの高温高温(例えば、温度60
℃湿度90%)yA環境下の放置試験の結果を、本発明
の光センサ(鎖線fAiで示す)及び従来の光センサ(
実線fBl で示す)について示した図である。
図より明らかなように、耐湿性は(Bl−An点、fA
l−Ao (又はAnj点、(Al−0点、(B) −
0点の順に良(なっているが、全体として、特に均一性
においては本発明の光センサの方が優れていることがわ
かる。
第9図fAlは、第8図の試験により想定される放置時
間の経過に伴うAo(又はAn1点でのエネルギーバン
ドの変化を放置初期(実線で示す)及び放置後(破線で
示す)について、本発明の光センサについて示した図で
あり、第9図(Blは、従来の光センサの0点での同様
のエネルギーバンドの変化を示す図である。図から明ら
かなように、従来の光センサではバンドは暗電流Idが
大きく変化する電子蓄積側に変化しているが、本発明の
光センサでは放置後も表面層は空乏性を維持しているこ
とがわかる。
以上のことから耐湿性は、薄膜半導体層3の表面付近の
バンド状態に依存し放置初期のバンド状態のように表面
付近で空乏化していれば放置後も保たれることがわかる
。尚、実施例では表面層をボロン等でライトドープした
例を示したが、ドーピング種を例えばハロゲン化ドーピ
ング種BP、等に変え、又ドーピング量、及び層の厚さ
を変えることにより更に耐質性を改善できることはいう
までもない。
本発明では、P層は予めn′″層6及び薄膜半導体層間
3に設置したが01層6、薄膜半導体層を連続堆積後、
所定の工程を行い、その後薄膜半導体層3表面にボロン
等を注入してもよい。
一方、光電流の温度特性は、光センサのS/N比を決め
る上で重要であるが、第6図で示すように、P層を設け
ることにより基板上で均一化するだけでは十分とはいえ
ない。本発明では、本発明者等が鋭意検当した結果見い
畠した光電流の温度特性のゲートバイアス依存性を応用
して所望の光電流の温度特性を得ることができた。
第10図は、光電流の温度特性のゲートバイアス(ゲー
ト電圧)依存性を示す図である。
図より明らかなように、光電流の温度特性はゲートバイ
アスVgが負から正に変化するとき小から大に太き(変
化し、更に正が大きくなると100%を超え飽和化傾向
の状態となる。従って、動作点を適当な正の値(一般に
0く動作点く■を駒にすることにより温度特性が改善さ
れることがわかる。例えば、動作点をVg= OV (
Vd= 10V) カラVg= I V (Vd=10
V)にすることにより光電流の温度特性が30〜40%
から60〜70%に改善される。尚、Vgを極端に正側
にすると第5図(A)より明らかなように、暗電流Id
も増加し、S/N比が低下するため、Vgをあまり大き
な正の値にすることはできない。
以上述べた様に耐湿性を表面層にP層を設置することで
改善し、又、TFT型センサーの動作点を所望の特性持
に光電流の温特をゲート電位で補正し大面積基板でほぼ
均一な特性を得るのが本発明の主流である。
[実施例2] 第11図は1本発明の光センサ及び本発明の光センサと
同じ工程で作成された薄膜トランジスタからなる駆動回
路を用いて構成された光電変換装置である1次元完全コ
ンタクト型光センサアレイの回路図である。
図において、E1〜E2は本発明の光センサ、C1〜C
9は光センサE1〜E9から出力に対応する電荷を蓄積
する電荷蓄積コンデンサ、T1〜T9は電荷蓄積コンデ
ンサ01〜C9からの電荷出力転送用スイッチングトラ
ンジスタ、Gl〜G9は光センサEl−E9の温度特性
調整用のバイアス印加用ゲート電極である。また、ST
I〜ST9は電荷蓄積コンデンサC1−C9の放電用ス
イッチングトランジスタである。光センサE1〜E9は
、3個で1ブロツクを構成し、3ブロツクで光センサア
レイを構成している。光センサE1〜E9に各々対応し
ているコンデンサ01〜C9、転送用スイッチングトラ
ンジスタT1〜T9、放電用スイッチングトランジスタ
STI〜ST9も同様である。
また光センサE1〜E9の各ブロック内で同一順番を有
する個別電極は、各々転送用スイッチングトランジスタ
T1〜T9を介して共通線の102〜104の一つに接
続されている。
詳細にいえば、各ブロックの第1のスイッチングトラン
ジスタTI、T4.T7が共通線102に、各ブロック
の第2のスイッチングトランジスタT2.T5.T8が
共通線1034.m、そして各ブロックの第3のスイッ
チングトランジスタT3.T6.T9が共通線104に
、それぞれ接続されている。共通線102〜104は、
各々スイッチングトランジスタTl0−712を介して
、アンプ105に接続されている。
転送用スイッチングトランジスタT1〜T9のゲート電
極と放電用スイッチングトランジスタSTI〜ST9の
ゲート電極はブロック毎に共通接続されそれぞれシフト
レジスタ201及び106の並列出力端子に接続されて
いる。したがってシフトレジスタ201及び106のそ
れぞれのシフトタイミングにより電荷蓄積コンデンサ0
1〜C9から出力転送、放電が行われ共通線102〜1
04に順次信号が出力されてゆく。また、共通線102
〜104は、それぞれコンデンサ010〜C12を介し
て設置され、且つスイッチングトランジスタCTI〜C
T3を介して接地されている。
コンデンサCIO〜C12の容量はコンデンサ01〜C
9のそれよりも十分大きく取っておく。
スイッチングトランジスタCTI〜CT3の各ゲート電
極は共通に接続され、端子108に接続されている。す
なわち、端子108にハイレベルが印加されることで、
スイッチングトランジスタCTI〜CT3は同時にオン
状態となり共通線102〜104が接地されるリセット
されることになる。
第12図falは第11図に示した回路図に対応する基
板上の一次元完全コンタクトセンサの部分平面図である
図において、20はマトリクスに形成された配線部、2
1は本発明による光センサ部、22は電荷蓄積コンデン
サ、23aは本発明による薄膜トランジスタを用いた電
荷蓄積コンデンサ22からの出力転送用スイッチングト
ランジスタ、23bは電荷蓄積部22の電荷をリセット
する放電用スイッチングトランジスタ、25は転送用ス
イッチングトランジスタ23aの信号出力を信号処理I
Cに接続する引き出し線、24は転送用スイッチングト
ランジスタ23aによって転送される電荷を蓄積し、読
み出すための負荷コンデンサである。本実施例では光セ
ンサ部21、転送用スイッチングトランジスタ23a及
び放電用スイッチングトランジスタ23bを構成する光
導電性半導体層としてa−Si:H膜が用いられ、絶縁
層としてプラズマCVDによる窒化シリコン膜が用いら
れている。
尚、第12図においては、煩雑さを避けるために、上下
2層の電極配線のみ示し、上記光導電性半導体層及び絶
縁層は図示していない。さらに上層電極配線と光導電性
半導体層との界面には01層が形成され、オーミック接
合が取られている。
第12図tblは光センサ部21の縦断面図である。図
において、31はゲート電極たる下層電極配線、32は
ゲート絶縁層をなす絶縁層、33は光導電性半導体層、
34はドレイン電極たる上層電極配線、35はソース電
極たる上層電極配線、40はポリアミド樹脂からなる保
護層、41は光導電性半導体層表面に設置したP層であ
る。
第12図(c)は転送用スイッチ23a及び放電用スイ
ッチ23bの縦断面図である。図において、32はゲー
ト絶縁層をなす絶縁層、33は光導電性薄膜半導体層、
ソース電極たる上層電極配線、37はゲート電極たる下
層電極配線である。
放電用スイッチングトランジスタ23bのゲート絶縁層
及び光導電性半導体層は前記絶縁層32及び光導電性薄
膜半導体層33と同一層であり、ソース電極は前記下層
電極配線35.ゲート電極は下層電極配線37、ドレイ
ン電極は上層電極配線36である。更に転送用スイッチ
ングトランジスタ23a及び放電用スイッチングトラン
ジスタ23bはポリアミド樹脂の層40で覆われている
。前述した様に、光センサ部、転送用スイッチングトラ
ンジスタ及び放電用スイッチングトランジスタの、上層
電極配線34,35.36と光導電性薄膜半導体層33
との界面には、オーミックコンタクト層が形成されてい
る。
又、保護膜40として、ポリイミド樹脂等を使用したが
、水素化アモルファス窒化膜等を用いてもその組成依存
性の影響は少なかった。
本発明ではソース電極35、ドレイン電極34間実施例
1で述べたようにP層を設置し光導電性半導体層33の
表面を空乏化し、かつ光センサー部21に対しては、実
施例1に示した光電流の温特のゲート電極31の電位依
存を応用し、光電流の温特が60−70%となる様に動
作点を補正する。一方間様の条件でスイッチングトラン
ジスタT1〜T9.ST1〜ST9も作成されるが、実
用的問題はない。
第13図は、本実施例の光電変換装置である一次元完全
コンタクトセンサの基板内での光電流のA−A’縁線上
温度特性の分布を本発明による光センサを用いた場合(
破線(a)で示す)及び従来の光センサを用いた場合(
鎖線fb)で示す)及び本発明の光センサにおいてゲー
ト電圧により補正した場合(実線fcl で示す)につ
いて示した図である。
図に示すように、本発明による光センサを用いた場合は
、従来の光センサを用いた場合に比べて光電流の温度特
性の分布は改善されているが温度特性は悪化している。
しかし、ゲート電圧により補正した場合は、温度特性自
体も改善され、その均一性も保たれることがわかる。
更に、本発明の光センサを使用した一次元完全コンタク
トセンサアレイは、第14図に示すように光センサの上
部に耐摩耗層11を形成してセンサの裏面から光源13
により照明し、原稿16を読み取るレンズレスの完全コ
ンタクトセンサアレイにも使用できる。また、第15図
に示すような等倍結像レンズ12(たとえば、日本板硝
子のセルフォックレンズなど)を用いた完全コンタクト
センサアレイにも使用可能である。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明では、薄膜トランジスター型
光センサーのチャネル部上部の表面に、P層を設置する
ことで、表面層にほぼ均一に空乏化を起すことにより、
耐湿性及び光電流の温度特性が向上し、更に基板内の光
センサの電気特性の分布、特に暗電流、光電流及びその
温度特性に対応してそれぞれの光センサのゲート電圧を
補正することで、光電流の温特分布が、大幅に改善する
という効果がある。
従って大面積基板で製造する工程上の問題点及び信頼性
上の問題点が解決される。また、耐湿性確保のための保
護膜形成工程及び保護膜の組成による影響も低減される
。この結果、保護膜選択の自由度も上がるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(Alは従来の薄膜トランジスタの断面図、fB
lは図fAl に示した薄膜トランジスタ上面図である
。 第2図は第1図に示した従来の薄膜トランジスタの作成
工程を説明するための図、 第3図fA) 、 fBl 、 (C) 、 (Di及
びfElは本発明光センサの作成工程を示す図である。 第4図は基板上に作成した光センサの配置状態を示す図
である。 第5図は第4図のA−A′綿線上光センサの動作点にお
ける暗電流Idの分布及び閾値電圧vthの分布を本発
明の光センサ(鎖線(A))及び従来の光センサ(実線
(B))について示した図である。 第6図はA−A’縁線上光センサの動作点における常温
での光電流の分布及び光電流の温度特性(60℃と20
℃での光電流比)の分布を本発明の光センサ(鎖線(A
))及び従来の光センサ(実線(B))について示した
図である。 第7図+A+ は本発明の光センサの閾値電圧近傍での
薄膜半導体層3の基板中央の0点と基板端のAo(又は
An1点でのエネルギーバンド状態を示す図でありCB
)は従来の光センサの同様のエネルギーバンド状態を示
す図である。 第8図はA−A′綿線上0点及びAo (又はAn1点
での動作点の暗電流Idの高温高温(例えば60℃90
%)!境下での放置試験の結果を本発明の光センサ(鎖
線(A))及び従来の光センサ(実線(B))について
示した図である。 第9図fA] は第8図の試験により想定される放置時
間の経過に伴うAo (又はAn1点でのエネルギーバ
ンドの変化を放置初期(実線)及び放置後(破線)につ
いて、本発明の光センサについて示した図であり、(B
)は従来の光センサの0点での同様のエネルギーバンド
の変化を示す図である。 第10図は光センサの温度特性のゲートバイアス依存性
を示す図である。 第11図は本発明の光センサ及び本発明の光センサと同
じ工程で作成された薄膜トランジスタからなる駆動回路
を用いて構成された光電変換装置である1次元完全コン
タクト型光センサアレイの回路図である。 第12図(A)は第11図に示した回路図に対応する基
板上の一次元完全コンタクトセンサの部分平面図である
。 第13図は、本実施例の光電変換装置である一次元完全
コンタクトセンサの基板内での光電流のA−A’縁線上
温度特性分布を本発明による光センサを用いた場合(鎖
線(A))及び従来の光センサを用いた場合(破線(B
))及び本発明の光センサにおいてゲート電圧により補
正した場合(実線(C))について示した図である。 第14図は本発明のレンズレス完全コンタクトセンサの
一例を示す図である。 第15図は本発明のレンズ付き完全コンタクトセンサの
一例を示す図である。 図において、 G、30・・・ガラス基板、1,31.37・・・ゲー
ト電極、2,32・・・ゲート絶縁膜、3,33・・・
光導電性半導体膜、6・・・n′″層(オーミックコン
タクト層)、4,5,34,35.36・・・上部電極
層、7・・・ 半導体表面、8・・・レジスト、9゜4
1・・・P層、10.40・・・保護層、11・・・耐
摩耗層、12・・・等倍結像レンズ、13・・・光源、
14・・・センサアレイ基板、15・・・筐体、16・
・・原稿、20・・・マトリックス形成された配線部、
21・・・光センサ部、22・・・電荷蓄積部、23a
・・・転送用スイッチ、23b・・・放電用スイッチ、
24・・・負荷コンデンサ、25・・・信号出力の引き
出し線、E1〜E9・・・光センサ、C1−C9・・・
コンデンサ、C10〜CI2・・・コンデンサ、STI
〜ST9・・・放電用スイッチングトランジスタ、T1
〜T9・・・転送用スイッチングトランジスタ、CTI
〜CT3・・・スイッチングトランジスタ、T10〜T
12・・・スイッチングトランジスタ、101・・・バ
イアス電源、105・・・アンプ、102〜104・・
・共通線、108・・・端子、106,107,201
・・・シフトレジスタである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ソース及びドレイン及びゲートを具備し、チャネ
    ル部半導体領域を受光領域とし、この半導体領域をP型
    の半導体膜で保護することを特徴とする薄膜半導体装置
  2. (2)請求項1記載の薄膜半導体装置を具備し、その薄
    膜半導体装置のゲートに電圧を印加することにより光電
    流の温度特性を改善及び均一化することを特徴とする光
    電変換装置。
JP2078406A 1990-03-27 1990-03-27 薄膜半導体装置及びこの薄膜半導体装置を用いた光電変換装置 Pending JPH03278477A (ja)

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JP2078406A JPH03278477A (ja) 1990-03-27 1990-03-27 薄膜半導体装置及びこの薄膜半導体装置を用いた光電変換装置
DE69117785T DE69117785T2 (de) 1990-03-27 1991-03-26 Dünnschicht-Halbleiterbauelement
AT91302658T ATE135496T1 (de) 1990-03-27 1991-03-26 Dünnschicht-halbleiterbauelement
EP91302658A EP0449598B1 (en) 1990-03-27 1991-03-26 Thin film semiconductor device
US08/451,968 US5576555A (en) 1990-03-27 1995-05-26 Thin film semiconductor device
US08/476,026 US5705411A (en) 1990-03-27 1995-06-07 Reactive ion etching to physically etch thin film semiconductor

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199116A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Mitsubishi Electric Corp 薄膜トランジスタ、その製造方法、表示装置、及び半導体装置

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