JPH03277720A - レール突合せ溶接部の耐疲労破壊特性向上法 - Google Patents

レール突合せ溶接部の耐疲労破壊特性向上法

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JPH03277720A
JPH03277720A JP7740690A JP7740690A JPH03277720A JP H03277720 A JPH03277720 A JP H03277720A JP 7740690 A JP7740690 A JP 7740690A JP 7740690 A JP7740690 A JP 7740690A JP H03277720 A JPH03277720 A JP H03277720A
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JP
Japan
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rail
welding
weld
fatigue failure
reinforcement
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Pending
Application number
JP7740690A
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English (en)
Inventor
Koichi Uchino
耕一 内野
Chikayuki Urashima
浦島 親行
Mutsumi Okazaki
睦 岡崎
Kazuo Sugino
杉野 和男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レール突合せ溶接部の耐疲労破壊特性を向上
する方法に関するものである。
(従来の技術) レールに要求される溶接性は、特開昭59−93837
号公報および特開昭59−93838号公報(レール溶
接部の耐疲労破壊特性向上法)に示されるように耐摩耗
性や耐損傷性と共に、レールの使用上から不可欠な特性
とされている。レールの継目部は、列車の通過による衝
撃や振動による損傷・騒音・乗り心地などの問題から、
最近では溶接によるロングレール化が進められている。
その結果、レールの損傷は減少傾向にあり、快適な乗り
心地が得られるようになった。レールの継目部の溶接法
にはガス圧接・フラッシュ溶接・エンクローズドアーク
溶接など各種溶接法が用いられているが、その溶接部は
、金属鋳造組織の出現によって機械的性質が母材レール
部材に比較して劣化するため熱処理が施され、さらにレ
ールの頭頂部やその近傍に発生した凹凸面やハリは、列
車の振動・騒音などの原因となるため取り除かれている
。このためのレール継目切削機も開発されている。
一方、余盛については、「金属材料、第5巻(1965
) 、第4号、第72〜80頁、レール」の第75頁に
r−−−−−一・・余盛をはつり、グラインダー仕上げ
、後処理をおこなって−−−−−−−−J、[溶接周囲
の余盛(カラー)を極力小さくし、ドイツではすでに“
カラーなし″と称し−−−−−・−・」と記載されてい
るように、一般に余盛止端部から疲労破壊し易くなると
言われている。すなわち、余盛を有するレール溶接継手
部には引張残留応力が内在し、これが外力によって、余
盛止端部に応力が集中する。したがって、これらの重畳
によって、その耐疲労特性が著しく劣化する。
これに対し一般に引張残留応力を除去するために、残留
応力除去焼鈍(SR)を行って耐疲労特性の向上が計ら
れている。しかし、外力による応力集中は依然として残
るため、その特性の向上の程度は小さい。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明者らは、引張応力集中が生じても疲労特性
が向上することが必要であるとの観点から、種々の溶接
施工条件から検討した結果、余盛止端部に圧縮残留応力
を付加させておくと、引張応力が作用してもその圧縮残
留応力骨だけ引張応力が軽減され、耐疲労特性が向上す
ることを知見した。本発明はこのような知見に基づいて
、レール突合せ部の耐疲労特性を向上する方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、軸方向に相対向するレー
ルの脚部に余盛を形成するレール突合せ継手溶接を行っ
た後、溶接終了後または外部から加熱されて表面が50
0°C以上の温度を保有するレール脚部を急冷すること
を特徴とするレール突合せ溶接部の耐疲労破壊特性向上
法にある。
以下、本発明について詳細に説明する。
レール軸方向に適宜な間隙を設けて相対向するレールの
溶接継手部を、裏当金さらに該レール端面に沿った形状
の当金で囲みまたは囲みながら溶接心線を溶加しつつ、
余盛を形成すべきレール脚部からレール腹部を経て、レ
ール頭頂部を溶接する。この場合、溶接継手部近傍は溶
接施工性の点から予熱してもよく、レールの腹部および
頭頂部も必要によっては余盛を設ける溶接法を行っても
よい。このようにして溶接されたレール継手部において
、溶接終了後にまたは外部から加熱されて表面が500
°C以上の温度を保有するレール脚部を急速冷却する。
この時、レール頭頂部も急速冷却すると硬化して、耐摩
耗性の優れたレールを製造することも出来る。
このようにレール脚部を急冷すると、その余盛止端部に
圧縮残留応力が付加され、たとえ列車通過に伴う繰り返
し曲げ応力の引張応力が作用しでも圧縮残留応力骨だけ
引張応力が軽減され、耐疲労特性を向上する効果をもた
らす。この圧縮残留応力は、鋼が高温度で示す熱可塑性
と冷却中に生じるレールの内外層の温度差によって発生
し、冷却中の温度差の大きさに追従して大きくなり、耐
疲労特性の向上には有効である。
本発明においてレール脚部の急冷開始温度を表面温度で
500°C以上に限定した理由は、レールの内外層の温
度差を大ならしめ、しかも、圧縮残留応力も大ならしめ
る温度であるからである。また、その温度は高い程好ま
しい。しかし、一般の炭素鋼レールについでは、A3変
態点以上ではγ相が存在するため急冷によってマルテン
サイト、ベイナイトあるいは高硬質のパーライト組織を
生成せしめ、レール溶接継手部の靭性を損なう問題から
変態直下の冷却が好ましい。また、本発明における急冷
速度の程度については、衝風冷却(表面冷却で50°C
/分)以上の速度が好ましい。
以上のような本発明によれば、レール突合せ溶接部の耐
疲労破壊特性を著しく向上し、鉄道軌道の保守の軽減、
安全性の向上に有効なレールを製造することが出来る。
以下に実施例によって本発明の効果をさらに具体的に説
明する。
表1に本発明の有効性を比較法との対比で示す。
符号A、B、G、Hは、テルミット溶接継手について、
比較法および本発明法の範囲から逸脱した条件を比較と
して示しである。比較材の疲労限が、20kgf/−程
度であるのに対し、本発明により処理した継手のそれは
、25kgf/−以上の値となっている。
また、符号C,D、 E、  F、  I、  J、 
 Kで示すエレクトロスラグ溶接法についても、同様な
結果であり、比較法で示した比較材の疲労限が10〜2
0kgf/−であるのに対して、 本発明による処理 材は、 23〜30kgf/−と著しく向上している。
(発明の効果) 本発明によれば、レールの突合せ溶接部の耐疲労破壊特
性を著しく向上させることが出来るので産業上に碑益す
るところが極めて大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  軸方向に相対向するレールの脚部に余盛を形成するレ
    ール突合せ継手溶接を行った後、溶接終了後または外部
    から加熱されて表面が500℃以上の温度を保有するレ
    ール脚部を急冷することを特徴とするレール突合せ溶接
    部の耐疲労破壊特性向上法。
JP7740690A 1990-03-27 1990-03-27 レール突合せ溶接部の耐疲労破壊特性向上法 Pending JPH03277720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10144983B2 (en) 2011-05-25 2018-12-04 Nippon Steel and Sumitomo Metal Corporation Method of reheating rail weld zone
US10544479B2 (en) 2014-04-08 2020-01-28 Nippon Steel Corporation Heat treatment device, heat treatment method, and rail steel

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JPS5430386A (en) * 1977-08-11 1979-03-06 Caterpillar Tractor Co Method of and device for transmitting data
JPS5993837A (ja) * 1982-11-19 1984-05-30 Nippon Steel Corp レ−ル溶接部の耐疲労破壊特性向上法

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